JPH063249B2 - 変速機の前後進切換装置 - Google Patents
変速機の前後進切換装置Info
- Publication number
- JPH063249B2 JPH063249B2 JP60135046A JP13504685A JPH063249B2 JP H063249 B2 JPH063249 B2 JP H063249B2 JP 60135046 A JP60135046 A JP 60135046A JP 13504685 A JP13504685 A JP 13504685A JP H063249 B2 JPH063249 B2 JP H063249B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gear
- shaft
- output shaft
- reverse
- idle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H37/00—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00
- F16H37/02—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings
- F16H37/021—Combinations of mechanical gearings, not provided for in groups F16H1/00 - F16H35/00 comprising essentially only toothed or friction gearings toothed gearing combined with continuous variable friction gearing
Landscapes
- Structure Of Transmissions (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は変速機、特にＶベルト式無段変速装置を備えた
横置き式変速機の前後進切換装置に関するものである。
横置き式変速機の前後進切換装置に関するものである。
従来、この種の変速機の前後進切換装置としては、例え
ば特開昭58-28046号公報に記載のように、出力軸上に前
後進切換機構によって選択的に駆動される前進駆動ギヤ
と後進駆動ギヤとを設け、前進用ギヤは出力軸と平行に
配置したカウンタ軸の前進従動ギヤと噛み合い、後進用
ギヤはアイドル軸に設けたアイドルギヤを介してカウン
タ軸の後進従動ギヤと噛み合うものが一般的である。
ば特開昭58-28046号公報に記載のように、出力軸上に前
後進切換機構によって選択的に駆動される前進駆動ギヤ
と後進駆動ギヤとを設け、前進用ギヤは出力軸と平行に
配置したカウンタ軸の前進従動ギヤと噛み合い、後進用
ギヤはアイドル軸に設けたアイドルギヤを介してカウン
タ軸の後進従動ギヤと噛み合うものが一般的である。
ところで、前進時だけでなく後進時も出力軸とカウンタ
軸との間で大きな減速比が必要となるので、カウンタ軸
の前進従動ギヤおよび後進従動ギヤは大径なギヤを使用
する必要がある。しかしながら、カウンタ軸に大径な２
個のギヤを設けると、ギヤの半径方向の配置スペースが
大きくなり、出力軸系が大型化するという問題がある。
特に、横置き式変速機の場合、スペース上の制約が厳し
いため、出力軸系をできるだけ小型化することが要望さ
れている。
軸との間で大きな減速比が必要となるので、カウンタ軸
の前進従動ギヤおよび後進従動ギヤは大径なギヤを使用
する必要がある。しかしながら、カウンタ軸に大径な２
個のギヤを設けると、ギヤの半径方向の配置スペースが
大きくなり、出力軸系が大型化するという問題がある。
特に、横置き式変速機の場合、スペース上の制約が厳し
いため、出力軸系をできるだけ小型化することが要望さ
れている。
また、出力軸の後進駆動ギヤとカウンタ軸の後進従動ギ
ヤとの間に設けられるアイドルギヤの歯数は減速比とは
無関係であり、後進駆動ギヤと後進従動ギヤの歯数のみ
によって後進時の減速比が決定される。そのため、減速
比設定のための自由度が小さいという問題もあった。
ヤとの間に設けられるアイドルギヤの歯数は減速比とは
無関係であり、後進駆動ギヤと後進従動ギヤの歯数のみ
によって後進時の減速比が決定される。そのため、減速
比設定のための自由度が小さいという問題もあった。
そこで、本発明の目的は、出力軸系を小型化するととも
に、後進時の減速比設定の自由度が高い変速機の前後進
切換装置を提供することにある。
に、後進時の減速比設定の自由度が高い変速機の前後進
切換装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明は、互いに平行でかつ
非同軸上に配置された入力軸および出力軸と、駆動側プ
ーリが入力軸と接続され、従動側プーリが出力軸と接続
されたＶベルト式無段変速装置と、出力軸に対して平行
でかつ非同軸上に配置され、該出力軸とディファレンシ
ャル装置とをギヤを介して接続するカウンタ軸とを備
え、上記各軸が車幅方向に配設された横置き型変速機に
おいて、上記出力軸上に前進用ギヤと後進用ギヤとを回
転自在に設けるとともに、これらギヤを選択的に出力軸
に連結する前後進切換機構を設け、上記カウンタ軸には
上記前進用ギヤと常時噛み合う共通ギヤを固定し、上記
出力軸およびカウンタ軸と平行でかつ非同軸上に配置さ
れたアイドル軸に、上記後退用ギヤに噛み合う第１アイ
ドルギヤと共通ギヤに噛み合う第２アイドルギヤとを固
定したことを特徴とする。
非同軸上に配置された入力軸および出力軸と、駆動側プ
ーリが入力軸と接続され、従動側プーリが出力軸と接続
されたＶベルト式無段変速装置と、出力軸に対して平行
でかつ非同軸上に配置され、該出力軸とディファレンシ
ャル装置とをギヤを介して接続するカウンタ軸とを備
え、上記各軸が車幅方向に配設された横置き型変速機に
おいて、上記出力軸上に前進用ギヤと後進用ギヤとを回
転自在に設けるとともに、これらギヤを選択的に出力軸
に連結する前後進切換機構を設け、上記カウンタ軸には
上記前進用ギヤと常時噛み合う共通ギヤを固定し、上記
出力軸およびカウンタ軸と平行でかつ非同軸上に配置さ
れたアイドル軸に、上記後退用ギヤに噛み合う第１アイ
ドルギヤと共通ギヤに噛み合う第２アイドルギヤとを固
定したことを特徴とする。
即ち、カウンタ軸に設けた共通ギヤには前進用ギヤと後
進用の第２アイドルギヤとが同時に噛み合うので、共通
ギヤを前進時と後進時とで共通使用でき、従来の大径な
後進従動ギヤが不要になり、出力軸系が小型化される。
また、アイドル軸に設けた第１アイドルギヤと第２アイ
ドルギヤの歯数によって後進時の減速比を任意に設定で
きるので、自由度が高くなる。
進用の第２アイドルギヤとが同時に噛み合うので、共通
ギヤを前進時と後進時とで共通使用でき、従来の大径な
後進従動ギヤが不要になり、出力軸系が小型化される。
また、アイドル軸に設けた第１アイドルギヤと第２アイ
ドルギヤの歯数によって後進時の減速比を任意に設定で
きるので、自由度が高くなる。
第１図、第２図は本発明にかかる前後進切換装置Ａを備
えた横置き式変速機の一例を示す。エンジンのクランク
軸１の端部には流体継手カバー２が結合され、この流体
継手カバー２にはポンプインペラ３が結合されるととも
に、タービンランナ４と遠心式ロックアップクラッチ５
とが回転自在に収容されている。
えた横置き式変速機の一例を示す。エンジンのクランク
軸１の端部には流体継手カバー２が結合され、この流体
継手カバー２にはポンプインペラ３が結合されるととも
に、タービンランナ４と遠心式ロックアップクラッチ５
とが回転自在に収容されている。
入力軸６は上記タービンランナ４およびロックアップク
ラッチ５と連結されており、この入力軸６には直結用ギ
ヤ７が回転自在に外挿され、この直結用ギヤ７と入力軸
６とはドッグクラッチ等の直結用切換機構８により選択
的に連結されるようになっている。
ラッチ５と連結されており、この入力軸６には直結用ギ
ヤ７が回転自在に外挿され、この直結用ギヤ７と入力軸
６とはドッグクラッチ等の直結用切換機構８により選択
的に連結されるようになっている。
入力軸６の端部には外歯ギヤ９が固定されており、この
外歯ギヤ９はＶベルト式無段変速装置10の駆動軸11に固
定された内歯ギヤ12と噛み合い、入力軸６の回転を減速
して駆動軸11に伝達している。Ｖベルト式無段変速装置
10は、駆動軸11に設けた駆動側プーリ13と、従動軸14に
設けた従動側プーリ15と、両プーリ13，15間に巻き掛け
たＶベルト16とで構成されている。駆動側プーリ13は駆
動軸11に固定された固定シーブ13aと駆動軸11に対して
軸方向に移動自在な可動シーブ13bとを有しており、可
動シーブ13bの背後に設けた推力発生装置17により可動
シーブ13bを軸方向に作動させることができる。一方、
従動側プーリ15も駆動側プーリ13と同様に、従動軸14に
固定された固定シーブ15aと従動軸14に対して軸方向に
移動自在な可動シーブ15bとを有しており、可動シーブ1
5bの背後には推力発生装置18が設けられている。このよ
うに推力発生装置17，18を相互に作動させることによっ
て、駆動側プーリ13と従動側プーリ15のプーリ径を相互
に変化させ、無段変速を行うことができる。
外歯ギヤ９はＶベルト式無段変速装置10の駆動軸11に固
定された内歯ギヤ12と噛み合い、入力軸６の回転を減速
して駆動軸11に伝達している。Ｖベルト式無段変速装置
10は、駆動軸11に設けた駆動側プーリ13と、従動軸14に
設けた従動側プーリ15と、両プーリ13，15間に巻き掛け
たＶベルト16とで構成されている。駆動側プーリ13は駆
動軸11に固定された固定シーブ13aと駆動軸11に対して
軸方向に移動自在な可動シーブ13bとを有しており、可
動シーブ13bの背後に設けた推力発生装置17により可動
シーブ13bを軸方向に作動させることができる。一方、
従動側プーリ15も駆動側プーリ13と同様に、従動軸14に
固定された固定シーブ15aと従動軸14に対して軸方向に
移動自在な可動シーブ15bとを有しており、可動シーブ1
5bの背後には推力発生装置18が設けられている。このよ
うに推力発生装置17，18を相互に作動させることによっ
て、駆動側プーリ13と従動側プーリ15のプーリ径を相互
に変化させ、無段変速を行うことができる。
なお、上記推力発生装置17，18としては、油圧によって
可動シーブを作動させる油圧サーボ装置や、遠心力によ
り可動シーブを作動させる遠心作動装置、入力トルクに
比例した推力を発生するトルクカム装置等がある。
可動シーブを作動させる油圧サーボ装置や、遠心力によ
り可動シーブを作動させる遠心作動装置、入力トルクに
比例した推力を発生するトルクカム装置等がある。
従動軸14の外周には円筒状の出力軸19が回転自在に外挿
されており、従動軸14と出力軸19とはリヤクラッチ20に
よって断続される。リヤクラッチ20は、Ｖベルト式無段
変速装置10を介して動力伝達される時に締結され、直結
駆動時および前後進切換時には遮断される。出力軸19に
は前進用ギヤ21と後進用ギヤ22とが回転自在に外挿さ
れ、ドッグクラッチ等の前後進切換機構23によって前進
用ギヤ21あるいは後進用ギヤ22のいずれか一方が出力軸
19と連結される。
されており、従動軸14と出力軸19とはリヤクラッチ20に
よって断続される。リヤクラッチ20は、Ｖベルト式無段
変速装置10を介して動力伝達される時に締結され、直結
駆動時および前後進切換時には遮断される。出力軸19に
は前進用ギヤ21と後進用ギヤ22とが回転自在に外挿さ
れ、ドッグクラッチ等の前後進切換機構23によって前進
用ギヤ21あるいは後進用ギヤ22のいずれか一方が出力軸
19と連結される。
アイドル軸24は出力軸19と平行でかつ非同軸上に配置さ
れており、このアイドル軸24には後進用ギヤ22に常時噛
み合う第１アイドルギヤ25と、第１アイドルギヤ25より
小径な第２アイドルギヤ26とが固定されている。
れており、このアイドル軸24には後進用ギヤ22に常時噛
み合う第１アイドルギヤ25と、第１アイドルギヤ25より
小径な第２アイドルギヤ26とが固定されている。
カウンタ軸27も出力軸19と平行でかつ非同軸上に配置さ
れており、カウンタ軸27の一端には上記直結用ギヤ７と
前進用ギヤ21と第２アイドルギヤ26とに同時に噛み合う
共通ギヤ28が固定され、他端には終減速ギヤ29が固定さ
れている。終減速ギヤ29はディファレンシャル装置30の
リングギヤに噛み合い、動力を車軸31に伝達している。
れており、カウンタ軸27の一端には上記直結用ギヤ７と
前進用ギヤ21と第２アイドルギヤ26とに同時に噛み合う
共通ギヤ28が固定され、他端には終減速ギヤ29が固定さ
れている。終減速ギヤ29はディファレンシャル装置30の
リングギヤに噛み合い、動力を車軸31に伝達している。
上記のようにカウンタ軸27の共通ギヤ28に前進用ギヤ21
と第２アイドルギヤ26とが同時に噛み合うため、従来の
カウンタ軸に設けられていた大径な後進従動ギヤを排除
することができ、アイドルギヤ25，26は２個必要になる
が、それぞれが小径のギヤで済むので、全体としてギヤ
の径方向スペースを縮小できる。たま、アイドル軸24に
第１と第２のアイドルギヤ25，26を設けることによっ
て、後進時に出力軸19からアイドル軸24へ、さらにアイ
ドル軸24からカウンタ軸27へと２段階の減速が可能とな
り、後進時の減速比設定の自由度が大きくなる。
と第２アイドルギヤ26とが同時に噛み合うため、従来の
カウンタ軸に設けられていた大径な後進従動ギヤを排除
することができ、アイドルギヤ25，26は２個必要になる
が、それぞれが小径のギヤで済むので、全体としてギヤ
の径方向スペースを縮小できる。たま、アイドル軸24に
第１と第２のアイドルギヤ25，26を設けることによっ
て、後進時に出力軸19からアイドル軸24へ、さらにアイ
ドル軸24からカウンタ軸27へと２段階の減速が可能とな
り、後進時の減速比設定の自由度が大きくなる。
つぎに、上記構成の変速機の動作を説明する。まず前進
走行を開始する際には、直結用切換機構８が入力軸６と
直結用ギヤ７とを連結しておらず、リヤクラッチ20が締
結されている。なお、前後進切換機構23は予め出力軸19
と前進用ギヤ21とを連結しておく。これにより、入力軸
６の駆動力は、Ｖベルト式無段変速装置10、リヤクラッ
チ20、出力軸19、前進用ギヤ21、共通ギヤ28、カウンタ
軸27、終減速ギヤ29を介してディファレンシャル装置30
に伝達され、入力軸６と車軸31とが同方向に回転するの
で、無段変速しつつ前進走行を行う。
走行を開始する際には、直結用切換機構８が入力軸６と
直結用ギヤ７とを連結しておらず、リヤクラッチ20が締
結されている。なお、前後進切換機構23は予め出力軸19
と前進用ギヤ21とを連結しておく。これにより、入力軸
６の駆動力は、Ｖベルト式無段変速装置10、リヤクラッ
チ20、出力軸19、前進用ギヤ21、共通ギヤ28、カウンタ
軸27、終減速ギヤ29を介してディファレンシャル装置30
に伝達され、入力軸６と車軸31とが同方向に回転するの
で、無段変速しつつ前進走行を行う。
Ｖベルト式無段変速装置10が高速比へ変速され、直結用
ギヤ７と共通ギヤ28とのギヤ比（直結比）近傍になる
と、リヤクラッチ20が解放されるとともに、直結用切換
機構８が直結用ギヤ７を入力軸６に連結する。その結
果、入力軸６の駆動力は、直結用ギヤ７、共通ギヤ28、
カウンタ軸27、終減速ギヤ29を介してディファレンシャ
ル装置30に伝達される。そして、入力軸６と車軸31とが
同方向に回転し、かつＶベルト式無段変速装置10を経由
せずにギヤ列のみによって直結駆動されるので、伝達効
率を大幅に向上させることができる。しかも、入力軸６
と車軸３１との間には、直結用ギヤ７と共通ギヤ28、終
減速ギヤ29とディファレンシャル装置30のリングギヤの
２段のギヤ噛み合いが存在するに過ぎないので、動力損
失を最低限度まで低減できる。さらに、共通ギヤ28はベ
ルト駆動時と直結駆動時とで共通して使用されるため、
最少のギヤ数で済み、構造の簡素化と小型化を実現でき
る。
ギヤ７と共通ギヤ28とのギヤ比（直結比）近傍になる
と、リヤクラッチ20が解放されるとともに、直結用切換
機構８が直結用ギヤ７を入力軸６に連結する。その結
果、入力軸６の駆動力は、直結用ギヤ７、共通ギヤ28、
カウンタ軸27、終減速ギヤ29を介してディファレンシャ
ル装置30に伝達される。そして、入力軸６と車軸31とが
同方向に回転し、かつＶベルト式無段変速装置10を経由
せずにギヤ列のみによって直結駆動されるので、伝達効
率を大幅に向上させることができる。しかも、入力軸６
と車軸３１との間には、直結用ギヤ７と共通ギヤ28、終
減速ギヤ29とディファレンシャル装置30のリングギヤの
２段のギヤ噛み合いが存在するに過ぎないので、動力損
失を最低限度まで低減できる。さらに、共通ギヤ28はベ
ルト駆動時と直結駆動時とで共通して使用されるため、
最少のギヤ数で済み、構造の簡素化と小型化を実現でき
る。
一方、前進駆動から後進駆動へ切り換える場合には、直
結用切換機構８が入力軸６と直結用ギヤ７との連結を遮
断し、リヤクラッチ20を解放する。これにより、Ｖベル
ト式無段変速装置10と出力軸19との間が遮断されるの
で、出力軸19のイナーシャが極めて小さくなり、前後進
切換機構23の後進用ギヤ22への切換が円滑となる。この
ようにして後進用ギヤ22と出力軸19とを連結した後、リ
ヤクラッチ20を締結する。したがって、入力軸６の駆動
力は、Ｖベルト式無段変速装置10、リヤクラッチ20、出
力軸19、後進用ギヤ22、第１，第２アイドルギヤ25，2
6、共通ギヤ28、カウンタ軸27、終減速ギヤ29を介して
ディファレンシャル装置30に伝達され、入力軸６と車軸
31とが逆方向に回転するので、車両を後退させることが
できる。
結用切換機構８が入力軸６と直結用ギヤ７との連結を遮
断し、リヤクラッチ20を解放する。これにより、Ｖベル
ト式無段変速装置10と出力軸19との間が遮断されるの
で、出力軸19のイナーシャが極めて小さくなり、前後進
切換機構23の後進用ギヤ22への切換が円滑となる。この
ようにして後進用ギヤ22と出力軸19とを連結した後、リ
ヤクラッチ20を締結する。したがって、入力軸６の駆動
力は、Ｖベルト式無段変速装置10、リヤクラッチ20、出
力軸19、後進用ギヤ22、第１，第２アイドルギヤ25，2
6、共通ギヤ28、カウンタ軸27、終減速ギヤ29を介して
ディファレンシャル装置30に伝達され、入力軸６と車軸
31とが逆方向に回転するので、車両を後退させることが
できる。
なお、上記実施例では、高速走行時における動力伝達効
率を高めるために入力軸６上に直結用ギヤ７を設け、こ
の直結用ギヤ７を共通ギヤ28に噛み合わせた例を示した
が、上記直結用ギヤ７を省略してもよいことは勿論であ
る。
率を高めるために入力軸６上に直結用ギヤ７を設け、こ
の直結用ギヤ７を共通ギヤ28に噛み合わせた例を示した
が、上記直結用ギヤ７を省略してもよいことは勿論であ
る。
以上の説明で明らかなように、本発明によれば横置き型
変速機において、カウンタ軸の共通ギヤに前進用ギヤと
後進用の第２アイドルギヤとが同時に噛み合うようにし
たので、従来のカウンタ軸に設けられていた大径な後進
従動ギヤを排除することができ、かつアイドルギヤは１
個増えることになるが、アイドルギヤは小径ギヤで済む
ので、全体としてギヤの径方向スペースを縮小でき、出
力軸系を小型化できる。
変速機において、カウンタ軸の共通ギヤに前進用ギヤと
後進用の第２アイドルギヤとが同時に噛み合うようにし
たので、従来のカウンタ軸に設けられていた大径な後進
従動ギヤを排除することができ、かつアイドルギヤは１
個増えることになるが、アイドルギヤは小径ギヤで済む
ので、全体としてギヤの径方向スペースを縮小でき、出
力軸系を小型化できる。
また、アイドル軸に２個のアイドルギヤを設けることに
よって、後進時に出力軸からアイドル軸へ、さらにアイ
ドル軸からカウンタ軸へと２段階の減速が可能となり、
後進時の減速比設定の自由度が大きくなる利点がある。
よって、後進時に出力軸からアイドル軸へ、さらにアイ
ドル軸からカウンタ軸へと２段階の減速が可能となり、
後進時の減速比設定の自由度が大きくなる利点がある。
第１図は本発明にかかる前後進切換装置を備えた変速機
の一例のスケルトン図、第２図は第１図におけるギヤ配
置を示す側面図である。 Ａ…前後進切換装置、６…入力軸、10…Ｖベルト式無段
変速装置、13…駆動側プーリ、15…従動側プーリ、19…
出力軸、21…前進用ギヤ、22…後進用ギヤ、23…前後進
切換機構、24…アイドル軸、25…第１アイドルギヤ、26
…第２アイドルギヤ、27…カウンタ軸、28…共通ギヤ、
29…終減速ギヤ、30…ディファレンシャル装置。
の一例のスケルトン図、第２図は第１図におけるギヤ配
置を示す側面図である。 Ａ…前後進切換装置、６…入力軸、10…Ｖベルト式無段
変速装置、13…駆動側プーリ、15…従動側プーリ、19…
出力軸、21…前進用ギヤ、22…後進用ギヤ、23…前後進
切換機構、24…アイドル軸、25…第１アイドルギヤ、26
…第２アイドルギヤ、27…カウンタ軸、28…共通ギヤ、
29…終減速ギヤ、30…ディファレンシャル装置。
Claims (1)
- 【請求項１】互いに平行でかつ非同軸上に配置された入
力軸および出力軸と、駆動側プーリが入力軸と接続さ
れ、従動側プーリが出力軸と接続されたＶベルト式無段
変速装置と、出力軸に対して平行でかつ非同軸上に配置
され、該出力軸とディファレンシャル装置とをギヤを介
して接続するカウンタ軸とを備え、上記各軸が車幅方向
に配設された横置き型変速機において、 上記出力軸上に前進用ギヤと後進用ギヤとを回転自在に
設けるとともに、これらギヤを選択的に出力軸に連結す
る前後進切換機構を設け、上記カウンタ軸には上記前進
用ギヤと常時噛み合う共通ギヤを固定し、上記出力軸お
よびカウンタ軸と平行でかつ非同軸上に配置されたアイ
ドル軸に、上記後退用ギヤに噛み合う第１アイドルギヤ
と共通ギヤに噛み合う第２アイドルギヤとを固定したこ
とを特徴とする変速機の前後進切換装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60135046A JPH063249B2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 変速機の前後進切換装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60135046A JPH063249B2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 変速機の前後進切換装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61294247A JPS61294247A (ja) | 1986-12-25 |
| JPH063249B2 true JPH063249B2 (ja) | 1994-01-12 |
Family
ID=15142665
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60135046A Expired - Lifetime JPH063249B2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 変速機の前後進切換装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH063249B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2015149796A1 (de) * | 2014-04-01 | 2015-10-08 | Schaeffler Technologies AG & Co. KG | Cvt-antriebsstrang |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5129665A (ja) * | 1974-09-03 | 1976-03-13 | Kubota Ltd | |
| US4033200A (en) * | 1975-04-24 | 1977-07-05 | Ford Motor Company | Five speed overdrive transmission |
| JPS52117769U (ja) * | 1977-03-05 | 1977-09-07 | ||
| DE3118075C2 (de) * | 1981-05-07 | 1983-02-03 | Audi Nsu Auto Union Ag, 7107 Neckarsulm | Getriebe für Kraftfahrzeuge |
-
1985
- 1985-06-20 JP JP60135046A patent/JPH063249B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61294247A (ja) | 1986-12-25 |
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