JPH06324385A - カメラの手振れ量検出装置 - Google Patents
カメラの手振れ量検出装置Info
- Publication number
- JPH06324385A JPH06324385A JP10845793A JP10845793A JPH06324385A JP H06324385 A JPH06324385 A JP H06324385A JP 10845793 A JP10845793 A JP 10845793A JP 10845793 A JP10845793 A JP 10845793A JP H06324385 A JPH06324385 A JP H06324385A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- camera
- light
- detected
- light projecting
- camera shake
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Adjustment Of Camera Lenses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】精度の高い手振れ量検出を実現することができ
るカメラの手振れ量検出装置を提供する。 【構成】投光手段を挟んで配置された第1及び第2の受
光手段の出力から被検出対象物に対するカメラの傾きを
演算して手振れ量を検出するカメラの手振れ量検出装置
において、第1及び第2の受光手段が被検出対象物から
の反射エネルギーを実質的にすべて受光できるように、
投光手段と第1及び第2の受光手段によって構成される
センサ・ユニット11をファインダユニットの被検出対
象物側端部19に対して、撮影光の入射方向側に所定の
距離dだけ離して配置する。
るカメラの手振れ量検出装置を提供する。 【構成】投光手段を挟んで配置された第1及び第2の受
光手段の出力から被検出対象物に対するカメラの傾きを
演算して手振れ量を検出するカメラの手振れ量検出装置
において、第1及び第2の受光手段が被検出対象物から
の反射エネルギーを実質的にすべて受光できるように、
投光手段と第1及び第2の受光手段によって構成される
センサ・ユニット11をファインダユニットの被検出対
象物側端部19に対して、撮影光の入射方向側に所定の
距離dだけ離して配置する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカメラの手振れ量検出装
置に関する。
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、カメラ等に使用されているぶ
れ検出装置は、種々提案されている。例えば、本出願人
による特願平4−149674号には、カメラの背面に
配置され、撮影者に向けて投光し、少なくとも2点から
の反射光を受光素子にて受光し、それぞれの点に応じた
光電流信号を出力する投受光手段と、上記受光素子から
出力された光電流の平方根の逆数の差を演算する演算手
段とを具備し、上記演算手段の出力を手振れ信号とする
ことを特徴とするカメラの手振れ量検出装置が開示され
ている。この特願平4−149674号に開示された技
術について、以下、その構成及び作用を説明する。
れ検出装置は、種々提案されている。例えば、本出願人
による特願平4−149674号には、カメラの背面に
配置され、撮影者に向けて投光し、少なくとも2点から
の反射光を受光素子にて受光し、それぞれの点に応じた
光電流信号を出力する投受光手段と、上記受光素子から
出力された光電流の平方根の逆数の差を演算する演算手
段とを具備し、上記演算手段の出力を手振れ信号とする
ことを特徴とするカメラの手振れ量検出装置が開示され
ている。この特願平4−149674号に開示された技
術について、以下、その構成及び作用を説明する。
【0003】図8を参照して、カメラの手振れ量を検出
する方法を述べると、カメラ1の背面には、傾きセンサ
2が配置されており、このカメラ1の背面より所定距離
離れて撮影者の顔面3があるものとする。撮影開始時を
図8(a)とし、顔面3は撮影中ほとんど動かないもの
とすると、手触れが生じた場合のカメラ1の位置は図8
(b)のように表すことができる。すなわち、手触れが
あった場合はカメラ1の回転中心がxだけ移動し、カメ
ラ1(傾きセンサ2)がθだけ傾く。
する方法を述べると、カメラ1の背面には、傾きセンサ
2が配置されており、このカメラ1の背面より所定距離
離れて撮影者の顔面3があるものとする。撮影開始時を
図8(a)とし、顔面3は撮影中ほとんど動かないもの
とすると、手触れが生じた場合のカメラ1の位置は図8
(b)のように表すことができる。すなわち、手触れが
あった場合はカメラ1の回転中心がxだけ移動し、カメ
ラ1(傾きセンサ2)がθだけ傾く。
【0004】図9は、傾きセンサ2と、顔面3との関係
を示す図である。図9に於いて、4は投光素子であり、
5及び6はそれぞれ投光素子4からの反射光を受光して
電流に変換するセンサである。ここで、センサ5、投光
素子4、センサ6は、顔面3の垂直方向に一列に配置さ
れている。
を示す図である。図9に於いて、4は投光素子であり、
5及び6はそれぞれ投光素子4からの反射光を受光して
電流に変換するセンサである。ここで、センサ5、投光
素子4、センサ6は、顔面3の垂直方向に一列に配置さ
れている。
【0005】図10は、電気処理系のブロック図を示す
ものである。7はセンサ5からの光電流Ip1を処理し
て、(1)′式で表される値に比例する電圧を発生させ
るための演算回路である。また、演算回路8は、演算回
路7と同様にセンサ6からの光電流Ip2を処理して
(2)′式で表される値に比例する電圧を発生させるた
めのものである。
ものである。7はセンサ5からの光電流Ip1を処理し
て、(1)′式で表される値に比例する電圧を発生させ
るための演算回路である。また、演算回路8は、演算回
路7と同様にセンサ6からの光電流Ip2を処理して
(2)′式で表される値に比例する電圧を発生させるた
めのものである。
【0006】
【数1】
【0007】
【数2】
【0008】そして、9は投光素子4を駆動するための
駆動回路である。差動増幅器10は、演算回路7,8の
出力電圧を差動増幅するためのものである。ここで、差
動増幅器10の出力は、(3)′式で表される値に比例
した電圧となり、この電圧はセンサ面に対する顔面3の
傾きに比例する。
駆動回路である。差動増幅器10は、演算回路7,8の
出力電圧を差動増幅するためのものである。ここで、差
動増幅器10の出力は、(3)′式で表される値に比例
した電圧となり、この電圧はセンサ面に対する顔面3の
傾きに比例する。
【0009】
【数3】
【0010】すなわち、上記(3)′式の変化量を求め
ることにより、傾き角θの変化量を求めることができ
る。従って差動増幅器10の出力電圧をVOUT とすると VOUT =αθ …(4)′ となる。ここでαは比例定数である。
ることにより、傾き角θの変化量を求めることができ
る。従って差動増幅器10の出力電圧をVOUT とすると VOUT =αθ …(4)′ となる。ここでαは比例定数である。
【0011】ここで投光素子4およびセンサ5,6より
なるセンサユニットと顔面3との間の距離をlとした時
にlが変化しても(4)′式の比例定数αは、ほぼ一定
であることが実験的にわかっている。
なるセンサユニットと顔面3との間の距離をlとした時
にlが変化しても(4)′式の比例定数αは、ほぼ一定
であることが実験的にわかっている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】従来技術の欠点を図1
1を用いて説明する。図11において、4〜6は図9と
同じである。12−A〜12−Cは、顔面の位置を表
す。傾きセンサと顔面の位置は撮影者により個人差があ
り、遠い場合で12−Aの位置、近い場合で12−Cの
位置であり、この間で変動するものとする。
1を用いて説明する。図11において、4〜6は図9と
同じである。12−A〜12−Cは、顔面の位置を表
す。傾きセンサと顔面の位置は撮影者により個人差があ
り、遠い場合で12−Aの位置、近い場合で12−Cの
位置であり、この間で変動するものとする。
【0013】ここで投光素子4から投光される光の投光
角を12で表わす。この投光角の定義はここでは、投光
素子4から投光される光エネルギーの殆んどが通る角度
範囲とする。この角度範囲外においても、光は通るがそ
のエネルギーは非常に小さいものとする。またセンサ
5,6の受光角をそれぞれ13,14で表わす。この受
光角の定義はここでは、センサ5,6が受光するエネル
ギーの殆んどが通る角度範囲とする。
角を12で表わす。この投光角の定義はここでは、投光
素子4から投光される光エネルギーの殆んどが通る角度
範囲とする。この角度範囲外においても、光は通るがそ
のエネルギーは非常に小さいものとする。またセンサ
5,6の受光角をそれぞれ13,14で表わす。この受
光角の定義はここでは、センサ5,6が受光するエネル
ギーの殆んどが通る角度範囲とする。
【0014】ここで顔面の位置が12−Aから12−B
の間にある時は、投光素子4から投光された光によって
顔面上にできる投光スポットの全てについて、センサ
5,6の受光角を見込むことができる。従って光線のけ
られは発生しない。それに対して顔面の位置が12−B
より近い位置にある場合は、顔面上にできる投光スポッ
トの全てについて、センサ5,6の受光角を見込むこと
ができない。すなわちけられが発生する。
の間にある時は、投光素子4から投光された光によって
顔面上にできる投光スポットの全てについて、センサ
5,6の受光角を見込むことができる。従って光線のけ
られは発生しない。それに対して顔面の位置が12−B
より近い位置にある場合は、顔面上にできる投光スポッ
トの全てについて、センサ5,6の受光角を見込むこと
ができない。すなわちけられが発生する。
【0015】ここで(4)′式の中の比例定数αは、顔
面の位置によらず一定であることを記載したが、αが顔
面の位置によらず一定であるためには、投光スポットの
全てについて、センサ5,6の受光角が見込むようにな
っていなければならないことが実験的にわかっている。
面の位置によらず一定であることを記載したが、αが顔
面の位置によらず一定であるためには、投光スポットの
全てについて、センサ5,6の受光角が見込むようにな
っていなければならないことが実験的にわかっている。
【0016】すなわち正しい傾き検出を行うためには、
けられが発生してはならない。従って顔面位置が12−
A〜12−Bにある時はけられが発生しないので、正し
い傾き検出ができる。それに対して、顔面が12−Bよ
り近いとけられが発生するため、この領域において、顔
面の位置によって比例定数αが変化するため、顔面の位
置を検出するための別の部材を設けない限り正しい傾き
検出を行うことができない。
けられが発生してはならない。従って顔面位置が12−
A〜12−Bにある時はけられが発生しないので、正し
い傾き検出ができる。それに対して、顔面が12−Bよ
り近いとけられが発生するため、この領域において、顔
面の位置によって比例定数αが変化するため、顔面の位
置を検出するための別の部材を設けない限り正しい傾き
検出を行うことができない。
【0017】ここで、顔面の位置の変動範囲の全ての位
置でけられが発生しない様にするためには、投光素子4
とセンサ5,6の間の間隔を狭めたり、センサ5,6の
受光角を広げたりする方法があるが、顔面の位置の変動
する幅は広く、撮影者によっては、非常に近くなること
があり、上記の設定対応が実際には、困難である。
置でけられが発生しない様にするためには、投光素子4
とセンサ5,6の間の間隔を狭めたり、センサ5,6の
受光角を広げたりする方法があるが、顔面の位置の変動
する幅は広く、撮影者によっては、非常に近くなること
があり、上記の設定対応が実際には、困難である。
【0018】また、図12は、撮影者の顔面に投光素子
からの投光スポットが当たるところを横から見た図であ
る。図13には顔面に投光スポットが当ったところを前
方より見たところである。113は、撮影者が右目でフ
ァインダーをのぞいた場合に投光スポットが当る位置で
ある。投光スポットは、なるべく平坦な位置に当る方が
精度の高い傾き検出ができることがわかっている。著し
い凹凸や、曲率半径の小さい面や、傾きの大きな面で
は、傾き検出の精度が低下する。
からの投光スポットが当たるところを横から見た図であ
る。図13には顔面に投光スポットが当ったところを前
方より見たところである。113は、撮影者が右目でフ
ァインダーをのぞいた場合に投光スポットが当る位置で
ある。投光スポットは、なるべく平坦な位置に当る方が
精度の高い傾き検出ができることがわかっている。著し
い凹凸や、曲率半径の小さい面や、傾きの大きな面で
は、傾き検出の精度が低下する。
【0019】投光スポットが上方に当りすぎ、目の近傍
すなわち115の位置に当ると、目の下は凹凸が激しく
精度の高い傾き検出ができない。投光スポットが右側に
当りすぎると鼻の横の強い傾斜部分(116の位置)に
当るため、精度の高い傾き検出ができない。また左方に
当りすぎると、顔の側面の強い傾斜部(117の位置)
に当るため精度の高い傾き検出ができない。また、下方
に当りすぎると、鼻の左下部(118の位置)にあるし
わの部分に当り精度の高い検出ができない。またこの部
分は、人によってはひげがあり、精度の高い傾き検出が
できない。
すなわち115の位置に当ると、目の下は凹凸が激しく
精度の高い傾き検出ができない。投光スポットが右側に
当りすぎると鼻の横の強い傾斜部分(116の位置)に
当るため、精度の高い傾き検出ができない。また左方に
当りすぎると、顔の側面の強い傾斜部(117の位置)
に当るため精度の高い傾き検出ができない。また、下方
に当りすぎると、鼻の左下部(118の位置)にあるし
わの部分に当り精度の高い検出ができない。またこの部
分は、人によってはひげがあり、精度の高い傾き検出が
できない。
【0020】114は撮影者が左目でファインダーをの
ぞいた場合に、投光スポットが当る位置である。撮影者
がファインダーを右目でのぞいた場合でも、左目でのぞ
いた場合でもどちらでも精度の高い傾き検出をできる様
にするためには、投光スポットの当る位置は、ファイン
ダー光軸の真下であり、ある適当な高さのところに当る
様にするのが望ましい。
ぞいた場合に、投光スポットが当る位置である。撮影者
がファインダーを右目でのぞいた場合でも、左目でのぞ
いた場合でもどちらでも精度の高い傾き検出をできる様
にするためには、投光スポットの当る位置は、ファイン
ダー光軸の真下であり、ある適当な高さのところに当る
様にするのが望ましい。
【0021】本発明のカメラの手振れ量検出装置はこの
ような課題に着目してなされたものであり、その目的と
するところは、特別な設計上の工夫をすることなしに、
精度の高い傾き検出、すなわち手振れ量検出を実現する
ことができるカメラの手振れ量検出装置を提供すること
にある。
ような課題に着目してなされたものであり、その目的と
するところは、特別な設計上の工夫をすることなしに、
精度の高い傾き検出、すなわち手振れ量検出を実現する
ことができるカメラの手振れ量検出装置を提供すること
にある。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、被検出対象物に向けて投光する投光手
段と、この投光手段を挟んで配置され、上記投光手段か
らの反射光を受光して、第1及び第2の反射光情報を発
生する第1及び第2の受光手段とを有し、上記第1及び
第2の受光手段の出力から上記被検出対象物に対するカ
メラの傾きを演算して手振れ量を検出するカメラの手振
れ量検出装置において、上記第1及び第2の受光手段が
上記被検出対象物からの反射エネルギーを実質的にすべ
て受光できるように、上記投光手段と、上記第1及び第
2の受光手段をファインダユニットの被検出対象物側端
部に対して、撮影光の入射方向側に所定の距離だけ離し
て配置する。
めに、本発明は、被検出対象物に向けて投光する投光手
段と、この投光手段を挟んで配置され、上記投光手段か
らの反射光を受光して、第1及び第2の反射光情報を発
生する第1及び第2の受光手段とを有し、上記第1及び
第2の受光手段の出力から上記被検出対象物に対するカ
メラの傾きを演算して手振れ量を検出するカメラの手振
れ量検出装置において、上記第1及び第2の受光手段が
上記被検出対象物からの反射エネルギーを実質的にすべ
て受光できるように、上記投光手段と、上記第1及び第
2の受光手段をファインダユニットの被検出対象物側端
部に対して、撮影光の入射方向側に所定の距離だけ離し
て配置する。
【0023】
【作用】すなわち、本発明のカメラの手振れ量検出装置
においては、被検出対象物に対するカメラの傾きを演算
して手振れ量を検出する場合において、第1及び第2の
受光手段が被検出対象物からの反射エネルギーを実質的
にすべて受光できるように、投光手段と第1及び第2の
受光手段をファインダユニットの被検出対象物側端部に
対して、撮影光の入射方向側に所定の距離だけ離して配
置する。
においては、被検出対象物に対するカメラの傾きを演算
して手振れ量を検出する場合において、第1及び第2の
受光手段が被検出対象物からの反射エネルギーを実質的
にすべて受光できるように、投光手段と第1及び第2の
受光手段をファインダユニットの被検出対象物側端部に
対して、撮影光の入射方向側に所定の距離だけ離して配
置する。
【0024】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は、本実施例による手ブレ検出装置を
カメラに組み込んだところを横から見た図である。図1
では、ファインダー・ユニットの後端19に対して、セ
ンサ・ユニット11を投影光の入射方向側に距離dだけ
前方に配置している。
に説明する。図1は、本実施例による手ブレ検出装置を
カメラに組み込んだところを横から見た図である。図1
では、ファインダー・ユニットの後端19に対して、セ
ンサ・ユニット11を投影光の入射方向側に距離dだけ
前方に配置している。
【0025】図2は、同カメラを後ろ側から見た図であ
る。図2では、センサ・ユニット11の中に、投光素子
32および第1のセンサ33および第2のセンサ34が
設けられている。ここでは、投光素子32の光軸位置2
1を、ファインダー光学系の光軸位置20の真下で距離
hだけ離している。このhは、実験的に20〜40mm
にすれば、比較的精度の高い傾き検出ができることがわ
かっている。
る。図2では、センサ・ユニット11の中に、投光素子
32および第1のセンサ33および第2のセンサ34が
設けられている。ここでは、投光素子32の光軸位置2
1を、ファインダー光学系の光軸位置20の真下で距離
hだけ離している。このhは、実験的に20〜40mm
にすれば、比較的精度の高い傾き検出ができることがわ
かっている。
【0026】このように本実施例においては、投光素子
32と、第1及び第2のセンサ33、34からなるセン
サ・ユニット11をファインダー・ユニットの後端19
より前方に配置するとともに、投光素子32の光軸の位
置をファインダー光学系の光軸位置20の真下でかつ、
20〜40mm離した位置に配置する。
32と、第1及び第2のセンサ33、34からなるセン
サ・ユニット11をファインダー・ユニットの後端19
より前方に配置するとともに、投光素子32の光軸の位
置をファインダー光学系の光軸位置20の真下でかつ、
20〜40mm離した位置に配置する。
【0027】図3は、本実施例における電気システムの
ブロック図である。同図においてセンサ・ヘッド・アン
プ30と、シーケンス制御のためのマイクロコンピュー
タ31が接続されている。また上記センサ・ヘッド・ア
ンプ30には、投光素子32と、手振れ量検出、すなわ
ち顔面の傾き角を検出するためのセンサ33、及びセン
サ34ーが接続されている。これら投光素子32及びセ
ンサ33,34は全てカメラの背面に配置されており、
且つセンサ33,34は投光素子32を挟むように一列
に配置されている。
ブロック図である。同図においてセンサ・ヘッド・アン
プ30と、シーケンス制御のためのマイクロコンピュー
タ31が接続されている。また上記センサ・ヘッド・ア
ンプ30には、投光素子32と、手振れ量検出、すなわ
ち顔面の傾き角を検出するためのセンサ33、及びセン
サ34ーが接続されている。これら投光素子32及びセ
ンサ33,34は全てカメラの背面に配置されており、
且つセンサ33,34は投光素子32を挟むように一列
に配置されている。
【0028】一方、マイクロコンピュータ31には警告
表示手段35、デート写し込み手段36、絞り駆動回路
37、ミラーアップ駆動回路38、先幕駆動回路39、
後幕駆動回路40、シャッターチャージ駆動回路41、
巻上げ駆動回路42が接続されている。
表示手段35、デート写し込み手段36、絞り駆動回路
37、ミラーアップ駆動回路38、先幕駆動回路39、
後幕駆動回路40、シャッターチャージ駆動回路41、
巻上げ駆動回路42が接続されている。
【0029】なお本実施例は、この発明を一眼レフレッ
クス・カメラに適用したものであり、テイキングレンズ
内に絞りを有する。37はその絞りを駆動する回路であ
る。またシャッターは、フォーカル・プレーン・シャッ
ターを使用しており、先幕と後幕を有している。39,
40は、その先幕および後幕を駆動するための駆動回路
である。更に図示されないが通常は、テイキングレンズ
からの光をミラーより上方のファインダ光学系に導いて
いるが、撮影時には、ミラーをアップすることにより、
テイキングレンズからの光をシャッター方向に切換え
る。38はそのミラーアップのための駆動回路である。
クス・カメラに適用したものであり、テイキングレンズ
内に絞りを有する。37はその絞りを駆動する回路であ
る。またシャッターは、フォーカル・プレーン・シャッ
ターを使用しており、先幕と後幕を有している。39,
40は、その先幕および後幕を駆動するための駆動回路
である。更に図示されないが通常は、テイキングレンズ
からの光をミラーより上方のファインダ光学系に導いて
いるが、撮影時には、ミラーをアップすることにより、
テイキングレンズからの光をシャッター方向に切換え
る。38はそのミラーアップのための駆動回路である。
【0030】35は手振れの状態が大きい時の警告表示
手段であり、ファインダー内に設けられており、ファイ
ンダーをのぞく事により視認できるようになっている。
詳細な機能について後述する。
手段であり、ファインダー内に設けられており、ファイ
ンダーをのぞく事により視認できるようになっている。
詳細な機能について後述する。
【0031】41は、フォーカル・プレーン・シャッタ
ー機構の内部のバネをチャージするためのシャッター・
チャージ駆動回路である。この駆動回路を動作させて、
シャッター・チャージを行うと同時に、ミラーの初期位
置駆動(ミラーダウン)および絞りの初期位置駆動がな
される。
ー機構の内部のバネをチャージするためのシャッター・
チャージ駆動回路である。この駆動回路を動作させて、
シャッター・チャージを行うと同時に、ミラーの初期位
置駆動(ミラーダウン)および絞りの初期位置駆動がな
される。
【0032】図4は、センサ・ヘッド・アップ30の内
部の詳細を示した回路図である。同図において、51は
電流値Iref を供給する電流値である。52,53,5
4はダイオードである。55,56はトランジスタであ
る。上記ダイオード52のアノード側の電位をV1 とす
ると、
部の詳細を示した回路図である。同図において、51は
電流値Iref を供給する電流値である。52,53,5
4はダイオードである。55,56はトランジスタであ
る。上記ダイオード52のアノード側の電位をV1 とす
ると、
【0033】
【数4】 となる。ここでkはボルツマン定数、qは電子の単位電
荷量、IS はダイオード(トランジスタ)の逆方向飽和
電流である。
荷量、IS はダイオード(トランジスタ)の逆方向飽和
電流である。
【0034】ここでトランジスタ55,56のエミッタ
には、それぞれ光電流Ip1,Ip2が流れるためそれぞれ
のトランジスタのエミッタ電位V2 およびV3 はそれぞ
れ(2)、(3)式の様になる。
には、それぞれ光電流Ip1,Ip2が流れるためそれぞれ
のトランジスタのエミッタ電位V2 およびV3 はそれぞ
れ(2)、(3)式の様になる。
【0035】
【数5】
【0036】また57,58はバッファ・アンプであ
り、それぞれの出力をV4 ,V5 とすると、
V4 =V2 , V5 =V3 …(4) となる。更に59,63はトランジスタ、60,64は
ダイオードである。トランジスタ59,63のコレクタ
電流をそれぞれIC1,IC2とすると、(5)、(6)式
が成立する。
り、それぞれの出力をV4 ,V5 とすると、
V4 =V2 , V5 =V3 …(4) となる。更に59,63はトランジスタ、60,64は
ダイオードである。トランジスタ59,63のコレクタ
電流をそれぞれIC1,IC2とすると、(5)、(6)式
が成立する。
【0037】
【数6】
【0038】一方、69はVref を発生するためのV
ref 発生回路である。ここで発生されたVref はB2 端
子を通して外部に出力され、マイクロコンピュータ31
のC2端子に入力される。後述するが、マイクロコンピ
ュータ31はC2 端子より入力された電圧をA/D変換
するが、そのA/D変換器のレファレンス電圧として、
Vref を使用する。すなわち、0VからVref までの電
位を指定されたビット数でA/D変換する。
ref 発生回路である。ここで発生されたVref はB2 端
子を通して外部に出力され、マイクロコンピュータ31
のC2端子に入力される。後述するが、マイクロコンピ
ュータ31はC2 端子より入力された電圧をA/D変換
するが、そのA/D変換器のレファレンス電圧として、
Vref を使用する。すなわち、0VからVref までの電
位を指定されたビット数でA/D変換する。
【0039】また69より出力されたVref は抵抗7
0,71で分割された後、バッファ・アンプ72の非反
転入力端子に入力される。ここで70,71は同じ抵抗
値であるため、バッファ・アンプ72の出力電圧V6
は、
0,71で分割された後、バッファ・アンプ72の非反
転入力端子に入力される。ここで70,71は同じ抵抗
値であるため、バッファ・アンプ72の出力電圧V6
は、
【0040】
【数7】 となる。また61,62は電流を折り返すためのカレン
ト・ミラーを構成するPNPトランジスタである。65
は抵抗値RL の抵抗である。抵抗65には、トランジス
タ62の出力電流から、トランジスタ63のコレクタ電
流を差し引いた電流が流れる。ここでトランジスタ62
のコレクタ電流はIC1と等しいため、抵抗65の上端の
電位V7 は、
ト・ミラーを構成するPNPトランジスタである。65
は抵抗値RL の抵抗である。抵抗65には、トランジス
タ62の出力電流から、トランジスタ63のコレクタ電
流を差し引いた電流が流れる。ここでトランジスタ62
のコレクタ電流はIC1と等しいため、抵抗65の上端の
電位V7 は、
【0041】
【数8】 となる。またこの接続ラインは、オペアンプ66の非反
転入力端子に入力されている。オペアンプ66は、非反
転増幅器であり、その増幅率は、抵抗67,68によっ
て決定される。抵抗67,68の抵抗値をR67,R68と
すると、このオペアンプの出力電圧V8 は、
転入力端子に入力されている。オペアンプ66は、非反
転増幅器であり、その増幅率は、抵抗67,68によっ
て決定される。抵抗67,68の抵抗値をR67,R68と
すると、このオペアンプの出力電圧V8 は、
【0042】
【数9】 となる。
【0043】
【数10】
【0044】従って、異なる2つの時刻におけるV8 を
求め、その差電圧を求めると、その差電圧は、2つの異
なる時刻の間の傾き角の変動分に比例する。ここでオペ
アンプ66の出力は、B1 端子より外部へ出力され、マ
イクロコンピュータ31のC1 端子より入力される。こ
のC1 端子より入力された電圧は、マイクロコンピュー
タ31の内部のA/D変換器でA/D変換される。
求め、その差電圧を求めると、その差電圧は、2つの異
なる時刻の間の傾き角の変動分に比例する。ここでオペ
アンプ66の出力は、B1 端子より外部へ出力され、マ
イクロコンピュータ31のC1 端子より入力される。こ
のC1 端子より入力された電圧は、マイクロコンピュー
タ31の内部のA/D変換器でA/D変換される。
【0045】次に73〜77の素子は外付けの投光素子
32を定電流駆動するための駆動回路である。この中
で、73,74はVref を分圧するための抵抗であり、
その抵抗値は、それぞれR73,R74である。75はオペ
アンプ、76はトランジスタ、77は抵抗である。抵抗
77の抵抗値をR77とする。ここでトランジスタ76の
直流電流増幅率HFEが充分高いとすると、トランジスタ
76のコレクタ電流、すなわち投光素子32の駆動電流
ILED は、
32を定電流駆動するための駆動回路である。この中
で、73,74はVref を分圧するための抵抗であり、
その抵抗値は、それぞれR73,R74である。75はオペ
アンプ、76はトランジスタ、77は抵抗である。抵抗
77の抵抗値をR77とする。ここでトランジスタ76の
直流電流増幅率HFEが充分高いとすると、トランジスタ
76のコレクタ電流、すなわち投光素子32の駆動電流
ILED は、
【0046】
【数11】 となる。
【0047】次に同実施例の動作を図5,図6のフロー
チャートを参照して説明する。図5,図6は、手ぶれ軽
減モードにおいて撮影を行なう場合のフローチャートで
ある。本実施例におけるカメラでは、図示されていない
が、レリーズSWが2段階のストロークになっており、
第1ストロークにおいて第1レリーズSWがオン状態と
なり、第2ストロークにおいて第2レリーズSWがオン
状態になる。そしてステップS1において第1レリーズ
SWのモニターを行い、第1レリーズSWがオン状態な
らば、ステップS2に進んでAF(オートフォーカス)
の処理を行う。このAFについての詳細は本発明と直接
関係がないので、説明を省略する。
チャートを参照して説明する。図5,図6は、手ぶれ軽
減モードにおいて撮影を行なう場合のフローチャートで
ある。本実施例におけるカメラでは、図示されていない
が、レリーズSWが2段階のストロークになっており、
第1ストロークにおいて第1レリーズSWがオン状態と
なり、第2ストロークにおいて第2レリーズSWがオン
状態になる。そしてステップS1において第1レリーズ
SWのモニターを行い、第1レリーズSWがオン状態な
らば、ステップS2に進んでAF(オートフォーカス)
の処理を行う。このAFについての詳細は本発明と直接
関係がないので、説明を省略する。
【0048】次に、ステップS3において、第2レリー
ズSWのモニターを行う。第2レリーズSWがオン状態
であるならば、ステップS4に進んで測光を行う。次い
で、ステップS5において、絞り駆動回路37に対して
信号を出力し、絞り駆動を開始する。次いでステップS
6において、ミラーアップ駆動回路38に対して信号を
出力し、ミラーアップをスタートする。続いて、ステッ
プS7において、絞り駆動およびミラーアップの終了の
検出を行なう。これらの終了検出は、それぞれ図示され
ていないエンコーダの状態を検出することによって行
う。
ズSWのモニターを行う。第2レリーズSWがオン状態
であるならば、ステップS4に進んで測光を行う。次い
で、ステップS5において、絞り駆動回路37に対して
信号を出力し、絞り駆動を開始する。次いでステップS
6において、ミラーアップ駆動回路38に対して信号を
出力し、ミラーアップをスタートする。続いて、ステッ
プS7において、絞り駆動およびミラーアップの終了の
検出を行なう。これらの終了検出は、それぞれ図示され
ていないエンコーダの状態を検出することによって行
う。
【0049】次にステップS8において、ディレイ・タ
イマーをスタートさせる。ディレイ・タイマーの役割に
ついては後述する。次にステップS9においてぶれ量の
検出を行う。時刻tに於けるぶれ量B(t) は次の(1
7)式に従って演算する。
イマーをスタートさせる。ディレイ・タイマーの役割に
ついては後述する。次にステップS9においてぶれ量の
検出を行う。時刻tに於けるぶれ量B(t) は次の(1
7)式に従って演算する。
【0050】 B(t) =|V0 (t) −V0 (t−Δt)| …(17) ここでV0 (t) は時刻tに於けるB1 端子からの出力電
圧である。またV0 (t−Δt)は、時刻tに対しΔtの時
間だけ前の時刻におけるB1 端子からの出力電圧であ
る。こうして、ぶれ量を検出したならば、続くステップ
S10において、ぶれ量の判定を行う。ここでB(t) >
Bth(Bthは定数)ならば、ぶれ量が閾値より大きいの
で、露出を行なうには、不適切なタイミングであると判
断し、次に、ステップS11に進む。ステップS11で
は、ステップS8でスタートさせたディレイ・タイマー
のカウント値をチェックし、一定値以上のカウント値に
なっていれば、次にステップS12に進行し、手ぶれ警
告表示を行う。そして次にステップS13において、第
1レリーズSWのモニターを行い、第1レリーズSWが
OFF状態ならば、ステップS1に戻る。
圧である。またV0 (t−Δt)は、時刻tに対しΔtの時
間だけ前の時刻におけるB1 端子からの出力電圧であ
る。こうして、ぶれ量を検出したならば、続くステップ
S10において、ぶれ量の判定を行う。ここでB(t) >
Bth(Bthは定数)ならば、ぶれ量が閾値より大きいの
で、露出を行なうには、不適切なタイミングであると判
断し、次に、ステップS11に進む。ステップS11で
は、ステップS8でスタートさせたディレイ・タイマー
のカウント値をチェックし、一定値以上のカウント値に
なっていれば、次にステップS12に進行し、手ぶれ警
告表示を行う。そして次にステップS13において、第
1レリーズSWのモニターを行い、第1レリーズSWが
OFF状態ならば、ステップS1に戻る。
【0051】またステップS13において、第1レリー
ズSWがON状態ならば、第1レリーズSWがOFF状
態になるのを待って、ステップS1に戻る。またステッ
プS11において、ディレイ・タイマーのカウント値が
一定値以下ならば、ステップS9に戻る。
ズSWがON状態ならば、第1レリーズSWがOFF状
態になるのを待って、ステップS1に戻る。またステッ
プS11において、ディレイ・タイマーのカウント値が
一定値以下ならば、ステップS9に戻る。
【0052】ここでディレイ・タイマーの役割は、ステ
ップS8,S9,S10で構成される露出待ち状態の時
間を制限するためのものである。すなわち、手振れの状
態がいつまでたっても小さくならない場合に、ある一定
時間以上経過したところで、ファインダー内にある警告
表示手段35を動作状態にして、レリーズ不可の状態に
する。
ップS8,S9,S10で構成される露出待ち状態の時
間を制限するためのものである。すなわち、手振れの状
態がいつまでたっても小さくならない場合に、ある一定
時間以上経過したところで、ファインダー内にある警告
表示手段35を動作状態にして、レリーズ不可の状態に
する。
【0053】またS10において手ぶれ量が閾値より小
さいとき、すなわちB(t) ≦閾値、の時は、ステップS
14に進み、デート写し込み手段36に対して、デート
写し込み信号を出力する。次にステップS15に進み先
幕駆動回路39に対して信号を出力し、先幕をスータト
させる。次にステップS16においてステップS4で行
なった測光の結果に従い、露出移動時に対応した露出タ
イマーをスタートさせる。そして次にステップS17に
進み後幕駆動回路40に対して、信号を出力し、後幕を
スタートさせる。
さいとき、すなわちB(t) ≦閾値、の時は、ステップS
14に進み、デート写し込み手段36に対して、デート
写し込み信号を出力する。次にステップS15に進み先
幕駆動回路39に対して信号を出力し、先幕をスータト
させる。次にステップS16においてステップS4で行
なった測光の結果に従い、露出移動時に対応した露出タ
イマーをスタートさせる。そして次にステップS17に
進み後幕駆動回路40に対して、信号を出力し、後幕を
スタートさせる。
【0054】次にステップS18に進みデート写し込み
タイマーをスタートさせる。ここでデート写し込みタイ
マーの動作時間TD は、(18)式のようになる。 TD =TDATE−TEXP …(18) ここでTDATEは写し込みに要する時間である。またT
EXP は露出に要する時間であり、ステップS15,S1
6,S17のシーケンスに要する時間である。
タイマーをスタートさせる。ここでデート写し込みタイ
マーの動作時間TD は、(18)式のようになる。 TD =TDATE−TEXP …(18) ここでTDATEは写し込みに要する時間である。またT
EXP は露出に要する時間であり、ステップS15,S1
6,S17のシーケンスに要する時間である。
【0055】次にステップS19において、シャッター
・チャージ駆動回路41に対して信号を出力し、シャッ
ター・チャージをスタートさせる。そして、次にステッ
プS20において巻上げ駆動回路42に対して信号を出
力し、1コマ巻上げをスタートする。そして次に、図6
のS21において、シャッター・チャージおよび巻上げ
の終了の検知を行ない、両者が終了している場合には、
次にステップS22において、第1レリーズSWの状態
を検知し、第1レリーズSWがOFF状態ならば、ステ
ップS1に戻る。
・チャージ駆動回路41に対して信号を出力し、シャッ
ター・チャージをスタートさせる。そして、次にステッ
プS20において巻上げ駆動回路42に対して信号を出
力し、1コマ巻上げをスタートする。そして次に、図6
のS21において、シャッター・チャージおよび巻上げ
の終了の検知を行ない、両者が終了している場合には、
次にステップS22において、第1レリーズSWの状態
を検知し、第1レリーズSWがOFF状態ならば、ステ
ップS1に戻る。
【0056】図7に本実施例の変形例を示す。図7にお
いて、32は投光素子、33,34,100,101は
センサである。センサ33,34は、Y軸まわりのカメ
ラの回転を検出し、センサ100,101はX軸まわり
のカメラの回転を検出する。すなわち、X,Y,2方向
のカメラの手振れを検出する。この場合でも、投光素子
32の光軸位置と、ファインダー光学系の光軸位置の間
の位置関係は、図2の場合と同じである。
いて、32は投光素子、33,34,100,101は
センサである。センサ33,34は、Y軸まわりのカメ
ラの回転を検出し、センサ100,101はX軸まわり
のカメラの回転を検出する。すなわち、X,Y,2方向
のカメラの手振れを検出する。この場合でも、投光素子
32の光軸位置と、ファインダー光学系の光軸位置の間
の位置関係は、図2の場合と同じである。
【0057】また本実施例では、ファインダー・ユニッ
トの後端に対してセンサ・ユニットを距離dだけ前方に
配置するために、ファインダー・ユニットをカメラの背
板に対して突出させているが、背板と、ファインダー・
ユニットの後端をほぼ同一面上になるようにし、センサ
・ユニットを内部に埋め込むことにより、距離dを確保
する様にしても良い。
トの後端に対してセンサ・ユニットを距離dだけ前方に
配置するために、ファインダー・ユニットをカメラの背
板に対して突出させているが、背板と、ファインダー・
ユニットの後端をほぼ同一面上になるようにし、センサ
・ユニットを内部に埋め込むことにより、距離dを確保
する様にしても良い。
【0058】
【発明の効果】投光手段および第1および第2受光手段
よりなるセンサ・ユニットをファインダー・ユニットの
後端より前方に配置したので、撮影者の顔面がセンサ・
ユニットに極端に近づく事がなくなる。このため投光手
段とセンサの間の距離を狭めたり、センサの受光角を広
げる様な特別な設計工夫をすることなしに、精度の高い
傾き(手振れ量)検出装置を得ることができる。
よりなるセンサ・ユニットをファインダー・ユニットの
後端より前方に配置したので、撮影者の顔面がセンサ・
ユニットに極端に近づく事がなくなる。このため投光手
段とセンサの間の距離を狭めたり、センサの受光角を広
げる様な特別な設計工夫をすることなしに、精度の高い
傾き(手振れ量)検出装置を得ることができる。
【0059】また投光手段の光軸の位置をカメラのファ
インダーの光軸の真下で20〜40mmの位置に配置し
たもので、顔面上で特に凹凸のある部分や傾斜角が大き
い部分を避けることができ、精度の高い傾き(手振れ
量)検出装置を得ることができる。
インダーの光軸の真下で20〜40mmの位置に配置し
たもので、顔面上で特に凹凸のある部分や傾斜角が大き
い部分を避けることができ、精度の高い傾き(手振れ
量)検出装置を得ることができる。
【図1】本実施例による手振れ量検出装置をカメラに組
み込んだところを横から見た図である。
み込んだところを横から見た図である。
【図2】図1のカメラを後ろ側から見た図である。
【図3】本実施例における電気システムのブロック図で
ある。
ある。
【図4】センサ・ヘッド・アップの内部の詳細を示した
回路図である。
回路図である。
【図5】本実施例の動作を説明するためのフローチャー
トの前部である。
トの前部である。
【図6】本実施例の動作を説明するためのフローチャー
トの後部である。
トの後部である。
【図7】本実施例の変形例を示す図である。
【図8】従来のカメラにおける手振れ量を検出する方法
を説明するための図である。
を説明するための図である。
【図9】傾きセンサと、顔面との関係を示す図である。
【図10】従来のカメラの電気処理系のブロック図であ
る。
る。
【図11】従来技術の欠点を説明するための図である。
【図12】撮影者の顔面に投光素子からの投光スポット
が当たるところを横から見た図である。
が当たるところを横から見た図である。
【図13】顔面に投光スポットが当ったところを前方よ
り見た図である。
り見た図である。
11…センサ・ユニット、19…ファインダー・ユニッ
トの後端、20…ファインダー光学系の光軸位置、21
…投光素子の光軸位置、32…投光素子、33…第1の
センサ、34…第2のセンサ。
トの後端、20…ファインダー光学系の光軸位置、21
…投光素子の光軸位置、32…投光素子、33…第1の
センサ、34…第2のセンサ。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月10日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0022
【補正方法】変更
【補正内容】
【0022】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、被検出対象物に向けて投光する投光手
段と、この投光手段を挟んで配置され、上記投光手段か
らの反射光を受光して、第1及び第2の反射光情報を発
生する第1及び第2の受光手段とを有し、上記第1及び
第2の受光手段の出力から上記被検出対象物に対するカ
メラの傾きを演算して手振れ量を検出するカメラの手振
れ量検出装置において、上記第1及び第2の受光手段の
受光角が上記投光手段から投光された光により、上記被
検出対象物上にできるスポット像を全て見込むように、
上記投光手段と、上記第1及び第2の受光手段をファイ
ンダユニットの被検出対象物側端部に対して、撮影光の
入射方向側に所定の距離だけ離して配置する。
めに、本発明は、被検出対象物に向けて投光する投光手
段と、この投光手段を挟んで配置され、上記投光手段か
らの反射光を受光して、第1及び第2の反射光情報を発
生する第1及び第2の受光手段とを有し、上記第1及び
第2の受光手段の出力から上記被検出対象物に対するカ
メラの傾きを演算して手振れ量を検出するカメラの手振
れ量検出装置において、上記第1及び第2の受光手段の
受光角が上記投光手段から投光された光により、上記被
検出対象物上にできるスポット像を全て見込むように、
上記投光手段と、上記第1及び第2の受光手段をファイ
ンダユニットの被検出対象物側端部に対して、撮影光の
入射方向側に所定の距離だけ離して配置する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0050
【補正方法】変更
【補正内容】
【0050】 B(t) =|V0 (t) −V0 (t−Δt)| …(17) ここでV0 (t) は時刻tに於けるB1 端子からの出力電
圧である。またV0 (t−Δt)は、時刻tに対しΔtの時
間だけ前の時刻におけるB1 端子からの出力電圧であ
る。こうして、ぶれ量を検出したならば、続くステップ
S10において、ぶれ量の判定を行う。ここでB(t) >
Bth(Bthは定数)ならば、ぶれ量が閾値より大きいの
で、露出を行なうには、不適切なタイミングであると判
断し、次に、ステップS11に進む。ステップS11で
は、ステップS8でスタートさせたディレイ・タイマー
のカウント値をチェックし、一定値以上のカウント値に
なっていれば、次にステップS12に進行し、手ぶれ警
告表示を行う。そして次にステップS13において、第
1レリーズSWのモニターを行い、第1レリーズSWが
OFF状態ならば、ステップS23において、手ぶれ警
告表示をOFFし、次にステップS24において、シャ
ッタ−チャージを行なった後にステップS1に戻る。
圧である。またV0 (t−Δt)は、時刻tに対しΔtの時
間だけ前の時刻におけるB1 端子からの出力電圧であ
る。こうして、ぶれ量を検出したならば、続くステップ
S10において、ぶれ量の判定を行う。ここでB(t) >
Bth(Bthは定数)ならば、ぶれ量が閾値より大きいの
で、露出を行なうには、不適切なタイミングであると判
断し、次に、ステップS11に進む。ステップS11で
は、ステップS8でスタートさせたディレイ・タイマー
のカウント値をチェックし、一定値以上のカウント値に
なっていれば、次にステップS12に進行し、手ぶれ警
告表示を行う。そして次にステップS13において、第
1レリーズSWのモニターを行い、第1レリーズSWが
OFF状態ならば、ステップS23において、手ぶれ警
告表示をOFFし、次にステップS24において、シャ
ッタ−チャージを行なった後にステップS1に戻る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松澤 良紀 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 北澤 英人 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 菊池 寿郎 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 被検出対象物に向けて投光する投光手段
と、 この投光手段を挟んで配置され、上記投光手段からの反
射光を受光して、第1及び第2の反射光情報を発生する
第1及び第2の受光手段とを有し、 上記第1及び第2の受光手段の出力から上記被検出対象
物に対するカメラの傾きを演算して手振れ量を検出する
カメラの手振れ量検出装置において、 上記第1及び第2の受光手段が上記被検出対象物からの
反射エネルギーを実質的にすべて受光できるように、上
記投光手段と、上記第1及び第2の受光手段をファイン
ダユニットの被検出対象物側端部に対して、撮影光の入
射方向側に所定の距離だけ離して配置したことを特徴と
するカメラの手振れ量検出装置。 - 【請求項2】 上記投光手段の光軸と上記ファインダユ
ニットの光軸は、鉛直方向断面に平行な平面上に20〜
40mm離れて位置することを特徴とする請求項1記載
のカメラの手振れ量検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10845793A JPH06324385A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | カメラの手振れ量検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10845793A JPH06324385A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | カメラの手振れ量検出装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06324385A true JPH06324385A (ja) | 1994-11-25 |
Family
ID=14485261
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10845793A Withdrawn JPH06324385A (ja) | 1993-05-10 | 1993-05-10 | カメラの手振れ量検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06324385A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009294557A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Nikon Corp | プロジェクタ |
-
1993
- 1993-05-10 JP JP10845793A patent/JPH06324385A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009294557A (ja) * | 2008-06-09 | 2009-12-17 | Nikon Corp | プロジェクタ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3189018B2 (ja) | カメラの手振れ防止装置 | |
US4593987A (en) | Method and device for automatic exposure control by programs | |
US4104652A (en) | Single lens reflex camera | |
JPS5882211A (ja) | 自動焦点整合装置 | |
JP3195483B2 (ja) | カメラの像振れ補正装置 | |
JPH06324385A (ja) | カメラの手振れ量検出装置 | |
JP3439261B2 (ja) | カメラ | |
US6192198B1 (en) | Camera capable of print format selection | |
JPH0743803A (ja) | カメラの手ぶれ防止装置 | |
US5040014A (en) | Camera system | |
JPH0798473A (ja) | カメラの手ぶれ量検出装置 | |
US20040013421A1 (en) | Distance measuring apparatus and camera comprising same | |
JPH06332052A (ja) | 傾き角検出装置 | |
JPH06324386A (ja) | カメラの手振れ量検出装置 | |
JPH0719837A (ja) | 傾き角検出装置 | |
JP2597959B2 (ja) | カメラシステム,カメラ本体及び交換レンズ | |
JP2004012497A (ja) | カメラ | |
JP3204116B2 (ja) | 光学装置 | |
JP3519782B2 (ja) | 測距装置 | |
JPH06317836A (ja) | 傾き検出装置 | |
JP2000047093A (ja) | カメラ | |
JP3233435B2 (ja) | 測距装置 | |
JP2950654B2 (ja) | カメラ | |
JP2001021791A (ja) | 受光素子、エリアセンサ及び該エリアセンサを有する装置 | |
JP4018217B2 (ja) | 焦点調節装置及び焦点調節用信号処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000801 |