JPH063242U - 小いわしのそぎ器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 小いわしの３枚おろしを、誰でも簡単に身く
ずれなく行うことができるそぎ器の提供。 【構成】 柄の端部に、ステンレス製の薄い帯状の板
をＵ字形に曲げて形成した湾曲帯部を取り付けてなる
そぎ器。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、小いわし（ひこ）を３枚におろすときに使用するそぎ器に関する ものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、小いわし（ひこ）を３枚におろす場合、頭をおとして、臓器を取り出し 、背びらきして骨を取り除いていた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかし、このような３枚おろしの方法による場合には、次のような問題があっ た。 （１）小いわしの身をゆびでそぐので、身がくずれ易く、味がおちる。 （２）熟練を要し、慣れない人にとっては手間がかヽる。

【０００４】 この考案は、このような従来の問題点を解決するためになされたもので、身く ずれのおそれがなく、誰でも簡単に小いわしを３枚におろすことができる、小い わしのそぎ器を提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案が提供する小いわしのそぎ器は、柄の端部に、金属または硬質プラス チック製の薄い帯状の板をＵ字形に曲げて形成した湾曲帯部を取り付けてなるも のである。

【０００６】

【作用】

この考案のそぎ器によれば、柄を持って湾曲帯部を小いわしのえら部分に当て がい、やヽ押さえ気味に力を加えて尾ひれの方向に引けば、小いわしの片身を簡 単にそぐことができる。一方の片身も同様にしてそぐことができる。

【０００７】

【実施例】

以下、この考案の実施例を図１と図２によって説明する。図１は、実施例の、 小いわしのそぎ器の平面図、図２は図１の側面図である。 図において、は、柄であり、は、その一端部に取り付けた、湾曲帯部であ る。この湾曲帯部は、ステンレス製の幅の狭い薄い帯状の板をＵ字形に折り曲げ て形成したもので、その開端部は柄にあらかじめ設けた穴に挿入して接着剤で 固定してある。

【０００８】 このそぎ器を使って小いわしを、そぐ時の要領を、図３〜図５によって説明す ると、次のとおりである。 （１）まず小いわしをきれいに洗う。 （２）小いわしを、まな板の上に置き、図３のように、頭を一方の手で押さ え他方の手に持った。そぎ器の湾曲帯部をえらの部分にあてがう。そして、押 さえるように、やヽ力を加えて、尾ひれの方へ引いて、図４のように、片身をそ ぐ。図３は、そがれた片身を示す。一方の片身も同様にしてそぐ。

【０００９】 （３）このようにして、３枚におそしたそぎ身をもう一度洗って水切りをする 。 上述のように、実施例のそぎ器によれば、薄いステンレス製の板で小いわし の身をそぐことができるので、身くずれを生じない。また湾曲帯部を小いわし に当てがって、尾ひれの方に引くだけでそぐことができるので、経験のない人で も、小いわしの３枚おろしを簡単に行うことができる。

【００１０】 なお、実施例では、湾曲帯部に、ステンレスを使用したが、その他の金属を 使用してもよい。また、プラスチックでもよい。

【００１１】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案によれば、上述のような構成としたので、誰で も小いわしの身を身くずれなく簡単にそぐことができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

【図１】実施例の平面図

【図２】図１の側面図

【図３】実施例の、そぎ器の使用状態を示す平面図

【図４】片身をそいだ状態の小いわしの平面図

【図５】実施例のそぎ器によって、そがれた小いわしの
片身の平面図

【符号の説明】 柄 湾曲帯部 小いわし 片身

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 柄の端部に、金属または硬質プラスチッ
   ク製の薄い帯状の板をＵ字形に曲げて形成した湾曲帯部
   を取り付けてなる小いわしのそぎ器。