JPH06323744A - 流動床反応器及び廃棄物由来燃料の使用方法 - Google Patents
流動床反応器及び廃棄物由来燃料の使用方法Info
- Publication number
- JPH06323744A JPH06323744A JP6097431A JP9743194A JPH06323744A JP H06323744 A JPH06323744 A JP H06323744A JP 6097431 A JP6097431 A JP 6097431A JP 9743194 A JP9743194 A JP 9743194A JP H06323744 A JPH06323744 A JP H06323744A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stripper
- section
- particulate material
- furnace
- cooler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J15/00—Arrangements of devices for treating smoke or fumes
- F23J15/006—Layout of treatment plant
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C10/00—Fluidised bed combustion apparatus
- F23C10/18—Details; Accessories
- F23C10/20—Inlets for fluidisation air, e.g. grids; Bottoms
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23C—METHODS OR APPARATUS FOR COMBUSTION USING FLUID FUEL OR SOLID FUEL SUSPENDED IN A CARRIER GAS OR AIR
- F23C10/00—Fluidised bed combustion apparatus
- F23C10/18—Details; Accessories
- F23C10/24—Devices for removal of material from the bed
- F23C10/26—Devices for removal of material from the bed combined with devices for partial reintroduction of material into the bed, e.g. after separation of agglomerated parts
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/08—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating
- F23G5/14—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having supplementary heating including secondary combustion
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G5/00—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor
- F23G5/30—Incineration of waste; Incinerator constructions; Details, accessories or control therefor having a fluidised bed
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J3/00—Removing solid residues from passages or chambers beyond the fire, e.g. from flues by soot blowers
- F23J3/02—Cleaning furnace tubes; Cleaning flues or chimneys
- F23J3/023—Cleaning furnace tubes; Cleaning flues or chimneys cleaning the fireside of watertubes in boilers
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23G—CREMATION FURNACES; CONSUMING WASTE PRODUCTS BY COMBUSTION
- F23G2202/00—Combustion
- F23G2202/10—Combustion in two or more stages
- F23G2202/101—Combustion in two or more stages with controlled oxidant supply
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J2215/00—Preventing emissions
- F23J2215/20—Sulfur; Compounds thereof
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J2215/00—Preventing emissions
- F23J2215/30—Halogen; Compounds thereof
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J2217/00—Intercepting solids
- F23J2217/10—Intercepting solids by filters
- F23J2217/101—Baghouse type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J2219/00—Treatment devices
- F23J2219/30—Sorption devices using carbon, e.g. coke
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J2219/00—Treatment devices
- F23J2219/60—Sorption with dry devices, e.g. beds
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F23—COMBUSTION APPARATUS; COMBUSTION PROCESSES
- F23J—REMOVAL OR TREATMENT OF COMBUSTION PRODUCTS OR COMBUSTION RESIDUES; FLUES
- F23J2900/00—Special arrangements for conducting or purifying combustion fumes; Treatment of fumes or ashes
- F23J2900/01002—Cooling of ashes from the combustion chamber by indirect heat exchangers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
- Crucibles And Fluidized-Bed Furnaces (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本発明の流動床反応器は、流動化された炉区
域及びストリッパー/冷却器区域を含み、下方に傾斜し
た格子が炉区域及びストリッパー/冷却器区域を横切っ
てストリッパー/冷却器区域のドレンまで延長し、格子
に配置される指向ノズルは床を流動化して、炉区域及び
ストリッパー/冷却器区域中をドレンへと大きな粒状材
料を強制的に搬送して廃棄する。格子表面に沿って耐火
材層が設けられ、炉区域及びストリッパー/冷却器区域
は、粒状材料が炉区域からストリッパー/冷却器区域及
びドレンへと通過する比較的まっすぐな通路を提供す
る。分離器、蒸気発生器管群、熱回収領域、乾燥煙道ガ
ススクラッバー及び布フィルターバグハウスが炉区域及
びストリッパー/冷却器区域と組合わせて使用される。 【目的】 複雑な燃焼装置を使用せずに、廃物由来燃料
を清浄に、効果的に焼却する流動床反応器及び流動床反
応器の操作方法を提供すること。
域及びストリッパー/冷却器区域を含み、下方に傾斜し
た格子が炉区域及びストリッパー/冷却器区域を横切っ
てストリッパー/冷却器区域のドレンまで延長し、格子
に配置される指向ノズルは床を流動化して、炉区域及び
ストリッパー/冷却器区域中をドレンへと大きな粒状材
料を強制的に搬送して廃棄する。格子表面に沿って耐火
材層が設けられ、炉区域及びストリッパー/冷却器区域
は、粒状材料が炉区域からストリッパー/冷却器区域及
びドレンへと通過する比較的まっすぐな通路を提供す
る。分離器、蒸気発生器管群、熱回収領域、乾燥煙道ガ
ススクラッバー及び布フィルターバグハウスが炉区域及
びストリッパー/冷却器区域と組合わせて使用される。 【目的】 複雑な燃焼装置を使用せずに、廃物由来燃料
を清浄に、効果的に焼却する流動床反応器及び流動床反
応器の操作方法を提供すること。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は流動床反応器及び流動床
反応器の操作方法に関し、より詳細には廃棄物由来燃料
つまりRDFによって全部又は一部の燃料を供給され
る、かような反応器及び方法に関する。
反応器の操作方法に関し、より詳細には廃棄物由来燃料
つまりRDFによって全部又は一部の燃料を供給され
る、かような反応器及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】全米及び他の国々の都市では、都市固体
廃棄物つまりMSWの廃棄のための埋立てによるゴミ処
理に代わるものが求められている。埋立てによるゴミ処
理のために利用可能な余地は急速に減少してきており、
埋立てによるゴミ処理に関する費用は増加し続けてい
る。結果として、MSWの量を削減する手段として、焼
却できないものは埋立てにまわさなければならないが、
焼却できるものは焼却し、同時に廃棄物からエネルギー
を回収しようとする都市もある。
廃棄物つまりMSWの廃棄のための埋立てによるゴミ処
理に代わるものが求められている。埋立てによるゴミ処
理のために利用可能な余地は急速に減少してきており、
埋立てによるゴミ処理に関する費用は増加し続けてい
る。結果として、MSWの量を削減する手段として、焼
却できないものは埋立てにまわさなければならないが、
焼却できるものは焼却し、同時に廃棄物からエネルギー
を回収しようとする都市もある。
【0003】代表的な廃棄物−エネルギー燃焼器におい
て、固体廃棄物は格子つまり炉床の表面上、又は格子表
面の直上の浅い懸濁物中において燃焼される。廃棄物の
対流による撹拌は最小限であり、代表的には機械的手段
によって補助される。MSWを燃焼するために流動床反
応器が提唱され、非流動性廃棄物反応器に対して多くの
利点を提供してきている。例えば、高い乱流、よって流
動床反応器中の燃料、空気及び熱不活性粒子の充分な混
合により、非流動性廃棄物燃焼器における約97%から
98%の燃焼効率と比較して、99%を越える燃焼効率
が提供される。流動床反応器はまた、より大きな燃料融
通性及び増強された公害制御を提供する。
て、固体廃棄物は格子つまり炉床の表面上、又は格子表
面の直上の浅い懸濁物中において燃焼される。廃棄物の
対流による撹拌は最小限であり、代表的には機械的手段
によって補助される。MSWを燃焼するために流動床反
応器が提唱され、非流動性廃棄物反応器に対して多くの
利点を提供してきている。例えば、高い乱流、よって流
動床反応器中の燃料、空気及び熱不活性粒子の充分な混
合により、非流動性廃棄物燃焼器における約97%から
98%の燃焼効率と比較して、99%を越える燃焼効率
が提供される。流動床反応器はまた、より大きな燃料融
通性及び増強された公害制御を提供する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、現在ま
で使用されてきた流動床反応器には依然問題がある。例
えば、現在流動床反応器は移動性のつまり移動格子炉を
含む複雑な燃焼装置を使用している。これらの装置は多
くの移動性の部品を有し、代表的には高い炉温度におい
て燃焼し、これはしばしば高炉腐食率、頻繁な設備破
損、及び低いプラント有効性の原因となる。
で使用されてきた流動床反応器には依然問題がある。例
えば、現在流動床反応器は移動性のつまり移動格子炉を
含む複雑な燃焼装置を使用している。これらの装置は多
くの移動性の部品を有し、代表的には高い炉温度におい
て燃焼し、これはしばしば高炉腐食率、頻繁な設備破
損、及び低いプラント有効性の原因となる。
【0005】
【課題を解決するための手段】従って本発明の目的は、
移動性つまり移動格子炉、ストーカーボイラー、又はロ
ータリーキルン焼却炉等を含む複雑な燃焼装置を使用せ
ずに、RDFを清浄に、効率的に焼却する流動床反応器
及び流動床反応器の操作方法を提供することにある。
移動性つまり移動格子炉、ストーカーボイラー、又はロ
ータリーキルン焼却炉等を含む複雑な燃焼装置を使用せ
ずに、RDFを清浄に、効率的に焼却する流動床反応器
及び流動床反応器の操作方法を提供することにある。
【0006】本発明の別の目的は、静止傾斜格子が炉区
域及びストリッパー/冷却器区域を横切って設けられ、
炉区域からの比較的大きく、重く、及び/又は粗い粒状
材料をストリッパー/冷却器区域へ、またストリッパー
冷却器区域のドレンへと指向させるための手段が設けら
れる、上記の形式の反応器及び方法を提供することにあ
る。
域及びストリッパー/冷却器区域を横切って設けられ、
炉区域からの比較的大きく、重く、及び/又は粗い粒状
材料をストリッパー/冷却器区域へ、またストリッパー
冷却器区域のドレンへと指向させるための手段が設けら
れる、上記の形式の反応器及び方法を提供することにあ
る。
【0007】本発明の更に別の目的は、炉区域の底部に
堆積しやすい比較的大きく、重く及び/又は粗い粒状材
料を炉区域からストリッパー/冷却器区域及びドレンへ
と指向させるために指向ノズルが使用される上記の形式
の反応器及び方法を提供することにある。
堆積しやすい比較的大きく、重く及び/又は粗い粒状材
料を炉区域からストリッパー/冷却器区域及びドレンへ
と指向させるために指向ノズルが使用される上記の形式
の反応器及び方法を提供することにある。
【0008】本発明の更に別の目的は、保護耐火層を傾
斜格子表面に設け、炉区域及びストリッパー/冷却器区
域内の指向ノズルの高温に対する露出を減少させる、上
記の形式の反応器及び方法を提供することにある。
斜格子表面に設け、炉区域及びストリッパー/冷却器区
域内の指向ノズルの高温に対する露出を減少させる、上
記の形式の反応器及び方法を提供することにある。
【0009】本発明の更に別の目的は、格子及びノズル
が過剰腐食から保護され、比較的大きく、重く、及び/
又は粗い粒状材料がノズル内に詰まる危険性が削減され
る、上記の形式の反応器及び方法を提供することにあ
る。
が過剰腐食から保護され、比較的大きく、重く、及び/
又は粗い粒状材料がノズル内に詰まる危険性が削減され
る、上記の形式の反応器及び方法を提供することにあ
る。
【0010】本発明の更に別の目的は、還元条件下で操
作される炉区域の下方部分の炉壁を保護するために耐腐
食性耐火材の薄層が設けられる、上記の形式の反応器及
び方法を提供することにある。
作される炉区域の下方部分の炉壁を保護するために耐腐
食性耐火材の薄層が設けられる、上記の形式の反応器及
び方法を提供することにある。
【0011】本発明の更に別の目的は、特に塩化物破壊
作用による腐食から炉区域壁の他の部分を保護するため
に、耐腐食性高ニッケル−スチール合金のウェルドオー
バーレイが設けられる、上記の形式の反応器及び方法を
提供することにある。
作用による腐食から炉区域壁の他の部分を保護するため
に、耐腐食性高ニッケル−スチール合金のウェルドオー
バーレイが設けられる、上記の形式の反応器及び方法を
提供することにある。
【0012】本発明の更に別の目的は、煙道ガス中のN
Oxレベルを更に低下させるために、選択的非触媒還元
が使用される、上記の形式の反応器及び方法を提供する
ことにある。
Oxレベルを更に低下させるために、選択的非触媒還元
が使用される、上記の形式の反応器及び方法を提供する
ことにある。
【0013】本発明の更に別の目的は、熱回収領域が設
けられ、そこで煙道ガスからの追加の熱が回収され、煙
道ガス温度が所望レベルまで低下される上記の形式の反
応器及び方法を提供することにある。
けられ、そこで煙道ガスからの追加の熱が回収され、煙
道ガス温度が所望レベルまで低下される上記の形式の反
応器及び方法を提供することにある。
【0014】本発明の更に別の目的は、乾燥煙道ガスス
クラッバーで煙道ガスを処理して、煙道ガス中の酸性ガ
スの量を低下させ、煙道ガス中の粒状材料の量を減少さ
せる布フィルターバグハウスを設けて、煙道ガスを廃棄
つまり排出するために調製する、上記の形式の反応器及
び方法を提供することにある。
クラッバーで煙道ガスを処理して、煙道ガス中の酸性ガ
スの量を低下させ、煙道ガス中の粒状材料の量を減少さ
せる布フィルターバグハウスを設けて、煙道ガスを廃棄
つまり排出するために調製する、上記の形式の反応器及
び方法を提供することにある。
【0015】本発明の更に別の目的は、RDF材料の少
くとも85%が2インチ(5.08cm)四方のメッシ
ュスクリーンを通過し、RDF材料の少くとも98%が
3.25インチ(8.255cm)四方のメッシュスク
リーンを通過するように代表的に処理された第三種RD
Fを燃料の全部または一部とする、上記の形式の反応器
及び方法を提供することにある。
くとも85%が2インチ(5.08cm)四方のメッシ
ュスクリーンを通過し、RDF材料の少くとも98%が
3.25インチ(8.255cm)四方のメッシュスク
リーンを通過するように代表的に処理された第三種RD
Fを燃料の全部または一部とする、上記の形式の反応器
及び方法を提供することにある。
【0016】これら及び他の目的を果たすために、本発
明の流動床反応器は流動化された炉区域及びストリッパ
ー/冷却器区域を含む。下方に傾斜した格子が炉区域及
びストリッパー/冷却器区域を横切ってストリッパー/
冷却器区域のドレンまで延長し、格子に配置される指向
ノズルは炉区域及びストリッパー/冷却器区域中の床を
流動化して、格子を横切って炉区域及びストリッパー/
冷却器区域中をドレンへと大きな粒状材料を強制的に搬
送して廃棄する。格子表面に沿って耐火材層が設けら
れ、炉区域中のノズルの高さを減少させ、それにより比
較的大きな粒状材料がノズルに詰まり、または付着する
のを防ぐのを助ける。炉区域及びストリッパー/冷却器
区域は、大きな粒状材料が炉区域からストリッパー/冷
却器区域及びドレンへと通過するために、比較的まっす
ぐな通路を提供するように設計される。炉区域は二段階
燃焼を用いて操作され、特にNOx放出を低下させる。
ストリッパー/冷却器区域はバッチモードで操作し、炉
区域及びストリッパー/冷却器区域から大きい粒状材料
を流し出す。分離器、蒸気発生器管群、熱回収領域、乾
燥煙道ガススクラッバー及び布フィルターバグハウスが
炉区域及びストリッパー/冷却器区域と組み合わせて使
用され、より優れた燃焼効率及び公害制御を提供し、ま
た煙道ガスを排出する準備をする。
明の流動床反応器は流動化された炉区域及びストリッパ
ー/冷却器区域を含む。下方に傾斜した格子が炉区域及
びストリッパー/冷却器区域を横切ってストリッパー/
冷却器区域のドレンまで延長し、格子に配置される指向
ノズルは炉区域及びストリッパー/冷却器区域中の床を
流動化して、格子を横切って炉区域及びストリッパー/
冷却器区域中をドレンへと大きな粒状材料を強制的に搬
送して廃棄する。格子表面に沿って耐火材層が設けら
れ、炉区域中のノズルの高さを減少させ、それにより比
較的大きな粒状材料がノズルに詰まり、または付着する
のを防ぐのを助ける。炉区域及びストリッパー/冷却器
区域は、大きな粒状材料が炉区域からストリッパー/冷
却器区域及びドレンへと通過するために、比較的まっす
ぐな通路を提供するように設計される。炉区域は二段階
燃焼を用いて操作され、特にNOx放出を低下させる。
ストリッパー/冷却器区域はバッチモードで操作し、炉
区域及びストリッパー/冷却器区域から大きい粒状材料
を流し出す。分離器、蒸気発生器管群、熱回収領域、乾
燥煙道ガススクラッバー及び布フィルターバグハウスが
炉区域及びストリッパー/冷却器区域と組み合わせて使
用され、より優れた燃焼効率及び公害制御を提供し、ま
た煙道ガスを排出する準備をする。
【0017】以下、本発明の構成及びその実施態様を列
挙する。
挙する。
【0018】1.前壁と、二つの側壁と、後壁とを有す
る囲包体と、前壁と、二つの側壁と、後壁とを有する室
であって、該室の前記前壁は前記囲包体の前記後壁に隣
接して配置される室と、前記囲包体及び前記室内に配置
される粒状材料を支持し、前記囲包体と前記室との下方
部分を横切って延長して、前記囲包体を炉区域と該炉区
域の下方に配置される第一プレナムとに分割し、前記室
をストリッパー/冷却器区域と該ストリッパー/冷却器
区域の下方の第二プレナムとに分割する粒状材料を支持
するための格子であって、前記ストリッパー/冷却器区
域は、前記ストリッパー/冷却器区域から比較的大きな
粒状材料を除去するためのドレンを有し、前記室は、前
記粒状材料を前記炉区域から前記ストリッパー/冷却器
区域へと通過させるために前記囲包体の下方部分に接続
され、前記格子は、前記囲包体内で該囲包体の前記前壁
から該囲包体の前記後壁へと下方に傾斜し、前記室内で
該室の前記前壁から前記ドレンへと下方に傾斜する格子
と、比較的大きな粒状材料を含む粒状燃料材料を導入す
るための手段と、前記炉区域内の前記粒状燃料材料を流
動化するために前記第一プレナムから前記炉区域へと流
動化ガスを通過させるため、及び前記炉区域内の前記比
較的大きい粒状材料を、前記炉区域の前記後壁に向けて
及び前記ストリッパー/冷却器区域内へと向けるため
に、前記囲包体内で前記格子を通して配置される第一の
複数のノズルと、前記ストリッパー/冷却器区域内の粒
状燃料材料を流動化するために前記第二プレナムから前
記ストリッパー/冷却器区域へと流動化ガスを通過させ
るため、及び前記ストリッパー/冷却器区域内の前記比
較的大きな粒状材料を廃棄のために前記ドレンへと向け
るために、前記室内で前記格子を通して配置される第二
の複数のノズルとを含み、前記第一及び第二の複数のノ
ズルは前記格子を通して配置されて、前記炉区域及び前
記ストリッパー/冷却器区域内の各々前記第一及び第二
の複数のノズルの露出を最小限とし、前記比較的大きい
粒状材料が前記炉区域から前記ストリッパー/冷却器区
域及び前記ドレンへと通過する際の、前記比較的大きな
粒状材料の詰まりを減少させることを含む流動床反応
器。
る囲包体と、前壁と、二つの側壁と、後壁とを有する室
であって、該室の前記前壁は前記囲包体の前記後壁に隣
接して配置される室と、前記囲包体及び前記室内に配置
される粒状材料を支持し、前記囲包体と前記室との下方
部分を横切って延長して、前記囲包体を炉区域と該炉区
域の下方に配置される第一プレナムとに分割し、前記室
をストリッパー/冷却器区域と該ストリッパー/冷却器
区域の下方の第二プレナムとに分割する粒状材料を支持
するための格子であって、前記ストリッパー/冷却器区
域は、前記ストリッパー/冷却器区域から比較的大きな
粒状材料を除去するためのドレンを有し、前記室は、前
記粒状材料を前記炉区域から前記ストリッパー/冷却器
区域へと通過させるために前記囲包体の下方部分に接続
され、前記格子は、前記囲包体内で該囲包体の前記前壁
から該囲包体の前記後壁へと下方に傾斜し、前記室内で
該室の前記前壁から前記ドレンへと下方に傾斜する格子
と、比較的大きな粒状材料を含む粒状燃料材料を導入す
るための手段と、前記炉区域内の前記粒状燃料材料を流
動化するために前記第一プレナムから前記炉区域へと流
動化ガスを通過させるため、及び前記炉区域内の前記比
較的大きい粒状材料を、前記炉区域の前記後壁に向けて
及び前記ストリッパー/冷却器区域内へと向けるため
に、前記囲包体内で前記格子を通して配置される第一の
複数のノズルと、前記ストリッパー/冷却器区域内の粒
状燃料材料を流動化するために前記第二プレナムから前
記ストリッパー/冷却器区域へと流動化ガスを通過させ
るため、及び前記ストリッパー/冷却器区域内の前記比
較的大きな粒状材料を廃棄のために前記ドレンへと向け
るために、前記室内で前記格子を通して配置される第二
の複数のノズルとを含み、前記第一及び第二の複数のノ
ズルは前記格子を通して配置されて、前記炉区域及び前
記ストリッパー/冷却器区域内の各々前記第一及び第二
の複数のノズルの露出を最小限とし、前記比較的大きい
粒状材料が前記炉区域から前記ストリッパー/冷却器区
域及び前記ドレンへと通過する際の、前記比較的大きな
粒状材料の詰まりを減少させることを含む流動床反応
器。
【0019】2.前記格子の上面に配置される耐火材を
さらに含む上記1に記載の流動床反応器であって、該反
応器は、前記第一の複数のノズルが、各々が前記第一プ
レナム内から前記格子及び前記耐火材を通して上方に延
長する第一の部分と、前記流動化ガスを前記炉区域内に
実質的に水平に向けて、前記比較的大きな粒状材料を前
記ストリッパー/冷却器区域へと向けるために前記炉区
域内に配置される第二の部分とを有する指向ノズルを含
み、前記第二の複数のノズルが、各々が前記第二プレナ
ム内から前記格子及び前記耐火材を通して上方に延長す
る第一の部分と、前記流動化ガスを前記ストリッパー/
冷却器区域内に実質的に水平に向けて、前記比較的大き
な粒状材料を前記ドレンへと向けるために前記ストリッ
パー/冷却器区域内に配置された第二の部分とを有する
指向ノズルを含み、前記第一及び第二の複数のノズルの
前記第二の部分は、前記炉区域及び前記ストリッパー/
冷却器区域内での前記第一及び第二の複数の管の前記第
一の部分の露出を減少させるための前記耐火材の直上
で、前記炉区域及び前記ストリッパー/冷却器区域内へ
と前記流動化ガスを導入するために配置され、それによ
り前記比較的大きな粒状材料が前記炉区域から前記スト
リッパー/冷却器区域及び前記ドレンへと通過する際
の、前記比較的大きな粒状材料の詰まりを減少させる上
記1に記載の流動床反応器。
さらに含む上記1に記載の流動床反応器であって、該反
応器は、前記第一の複数のノズルが、各々が前記第一プ
レナム内から前記格子及び前記耐火材を通して上方に延
長する第一の部分と、前記流動化ガスを前記炉区域内に
実質的に水平に向けて、前記比較的大きな粒状材料を前
記ストリッパー/冷却器区域へと向けるために前記炉区
域内に配置される第二の部分とを有する指向ノズルを含
み、前記第二の複数のノズルが、各々が前記第二プレナ
ム内から前記格子及び前記耐火材を通して上方に延長す
る第一の部分と、前記流動化ガスを前記ストリッパー/
冷却器区域内に実質的に水平に向けて、前記比較的大き
な粒状材料を前記ドレンへと向けるために前記ストリッ
パー/冷却器区域内に配置された第二の部分とを有する
指向ノズルを含み、前記第一及び第二の複数のノズルの
前記第二の部分は、前記炉区域及び前記ストリッパー/
冷却器区域内での前記第一及び第二の複数の管の前記第
一の部分の露出を減少させるための前記耐火材の直上
で、前記炉区域及び前記ストリッパー/冷却器区域内へ
と前記流動化ガスを導入するために配置され、それによ
り前記比較的大きな粒状材料が前記炉区域から前記スト
リッパー/冷却器区域及び前記ドレンへと通過する際
の、前記比較的大きな粒状材料の詰まりを減少させる上
記1に記載の流動床反応器。
【0020】3.前記第一及び第二の複数のノズルは、
前記炉区域及び前記ストリッパー/冷却器区域内へとそ
れぞれ前記流動化ガスを通過させるための排出出口を有
し、前記第一及び第二の複数のノズルの前記第二の部分
の前記排出出口は実質的に0.5インチ(1.27c
m)から1.0インチ(2.54cm)の範囲内の直径
を有する、上記2に記載の流動床反応器。
前記炉区域及び前記ストリッパー/冷却器区域内へとそ
れぞれ前記流動化ガスを通過させるための排出出口を有
し、前記第一及び第二の複数のノズルの前記第二の部分
の前記排出出口は実質的に0.5インチ(1.27c
m)から1.0インチ(2.54cm)の範囲内の直径
を有する、上記2に記載の流動床反応器。
【0021】4.前記室が、比較的大きな粒状材料が前
記炉区域から前記ストリッパー/冷却器区域へと通過す
るのを許容するような寸法とされる第一の導管によって
前記囲包体に接続されており、前記第一の導管の上方に
配置され、前記流動化粒状材料を前記ストリッパー/冷
却器区域から前記炉区域へと通過させるために、前記囲
包体の前記後壁を前記室の前記前壁へと連結する第二の
導管を更に含む、上記1に記載の方法。
記炉区域から前記ストリッパー/冷却器区域へと通過す
るのを許容するような寸法とされる第一の導管によって
前記囲包体に接続されており、前記第一の導管の上方に
配置され、前記流動化粒状材料を前記ストリッパー/冷
却器区域から前記炉区域へと通過させるために、前記囲
包体の前記後壁を前記室の前記前壁へと連結する第二の
導管を更に含む、上記1に記載の方法。
【0022】5.前記第二プレナム中に配置され、前記
室のフロアーから前記格子へと上方に、前記室の前記後
壁に実質的に平行に延長して、前記第二プレナムを複数
の独立した部分に分割する隔壁と、前記第二プレナムの
前記複数の部分の各々内への流動化ガス流を独立して制
御するための手段とを更に含む、上記4に記載の流動床
反応器。
室のフロアーから前記格子へと上方に、前記室の前記後
壁に実質的に平行に延長して、前記第二プレナムを複数
の独立した部分に分割する隔壁と、前記第二プレナムの
前記複数の部分の各々内への流動化ガス流を独立して制
御するための手段とを更に含む、上記4に記載の流動床
反応器。
【0023】6.前記炉区域の下方部分の前記囲包体の
内壁に配置される高強度、低セメント、低気孔率第二耐
火材を更に含み、前記第二耐火材は高密度スタッドパタ
ーンによって固定され、保護層を形成する、上記2に記
載の流動床反応器。
内壁に配置される高強度、低セメント、低気孔率第二耐
火材を更に含み、前記第二耐火材は高密度スタッドパタ
ーンによって固定され、保護層を形成する、上記2に記
載の流動床反応器。
【0024】7.前記炉区域の上方部分の前記囲包体の
前記内壁に配置される高ニッケル−スチール合金のウェ
ルドオーバーレイを更に含む上記6に記載の流動床反応
器。
前記内壁に配置される高ニッケル−スチール合金のウェ
ルドオーバーレイを更に含む上記6に記載の流動床反応
器。
【0025】8.前記炉区域に補助的な熱を提供して、
前記粒状燃料材料の熱量又は水分含有量の変化にもかか
わらず、所望床温度を維持するために前記炉区域内に配
置される手段を更に含む、上記7に記載の流動床反応
器。
前記粒状燃料材料の熱量又は水分含有量の変化にもかか
わらず、所望床温度を維持するために前記炉区域内に配
置される手段を更に含む、上記7に記載の流動床反応
器。
【0026】9.比較的大きい粒状材料を含む廃物由来
燃料を炉区域へと導入する工程と、前記比較的大きい粒
状材料を前記炉区域から前記ストリッパー/冷却器区域
へと通過させる工程と、前記炉区域と前記ストリッパー
/冷却器区域とをそれぞれ流動化させるため、及び前記
比較的大きな粒状材料が前記炉区域から前記ストリッパ
ー/冷却器区域及び廃棄のために前記ドレンへと通過す
るのを促進するために、前記炉区域と前記ストリッパー
/冷却器区域内へと流動化ガスを導入する工程とを含
む、流動床反応器の操作方法。
燃料を炉区域へと導入する工程と、前記比較的大きい粒
状材料を前記炉区域から前記ストリッパー/冷却器区域
へと通過させる工程と、前記炉区域と前記ストリッパー
/冷却器区域とをそれぞれ流動化させるため、及び前記
比較的大きな粒状材料が前記炉区域から前記ストリッパ
ー/冷却器区域及び廃棄のために前記ドレンへと通過す
るのを促進するために、前記炉区域と前記ストリッパー
/冷却器区域内へと流動化ガスを導入する工程とを含
む、流動床反応器の操作方法。
【0027】10.前記流動化ガスが、前記炉区域及び前
記ストリッパー/冷却器区域内へと実質的に水平に導入
される上記9に記載の方法。
記ストリッパー/冷却器区域内へと実質的に水平に導入
される上記9に記載の方法。
【0028】11.前記炉区域及び前記ストリッパー/冷
却器区域内へと導入される前記流動化ガスが酸素含有ガ
スであり、前記流動化ガスが、前記廃物由来燃料材料の
完全燃焼にとって化学量論的に不充分な量で前記炉区域
内に導入され、それにより前記炉区域の下方部分におい
て還元条件を創生し、前記廃物由来燃料の完全燃焼に化
学量論的に必要な量よりも多くの酸素を供給して、それ
により前記炉区域の上方部分において酸化条件を創生す
るために、前記炉区域内の前記流動床の上方のレベルに
て前記炉区域内へと追加の酸素含有ガスを導入する工程
をさらに含む上記10に記載の方法。
却器区域内へと導入される前記流動化ガスが酸素含有ガ
スであり、前記流動化ガスが、前記廃物由来燃料材料の
完全燃焼にとって化学量論的に不充分な量で前記炉区域
内に導入され、それにより前記炉区域の下方部分におい
て還元条件を創生し、前記廃物由来燃料の完全燃焼に化
学量論的に必要な量よりも多くの酸素を供給して、それ
により前記炉区域の上方部分において酸化条件を創生す
るために、前記炉区域内の前記流動床の上方のレベルに
て前記炉区域内へと追加の酸素含有ガスを導入する工程
をさらに含む上記10に記載の方法。
【0029】12.前記炉区域の上方部分から煙道ガスと
同伴粒状材料との混合物を排出する工程と、前記煙道ガ
ス中のNOxレベルを低化させるために、煙道ガスと同
伴粒状材料との前記排出された混合物中に選択的非触媒
還元剤を噴射する工程と、前記煙道ガスから前記粒状材
料を分離する工程と、前記分離粒状材料の少くとも一部
を前記炉区域へと返却する工程とを更に含む上記11に
記載の方法。
同伴粒状材料との混合物を排出する工程と、前記煙道ガ
ス中のNOxレベルを低化させるために、煙道ガスと同
伴粒状材料との前記排出された混合物中に選択的非触媒
還元剤を噴射する工程と、前記煙道ガスから前記粒状材
料を分離する工程と、前記分離粒状材料の少くとも一部
を前記炉区域へと返却する工程とを更に含む上記11に
記載の方法。
【0030】13.前記選択的非触媒還元剤がアンモニア
及び尿素からなる群より選択される上記12に記載の方
法。
及び尿素からなる群より選択される上記12に記載の方
法。
【0031】14.前記ストリッパー/冷却器区域に導入
された前記流動化ガスが、前記ストリッパー/冷却器区
域中の前記比較的大きな粒状材料を冷却して所望温度を
達成するように作用し、前記所望温度が達成された後
に、前記ストリッパー/冷却器区域から前記比較的大き
な粒状材料を排出する工程を更に含む上記13に記載の
方法。
された前記流動化ガスが、前記ストリッパー/冷却器区
域中の前記比較的大きな粒状材料を冷却して所望温度を
達成するように作用し、前記所望温度が達成された後
に、前記ストリッパー/冷却器区域から前記比較的大き
な粒状材料を排出する工程を更に含む上記13に記載の
方法。
【0032】15.都市の固体廃棄物を処理し、前記炉区
域内へと導入する前記廃物由来燃料を得る工程を更に含
む上記10に記載の方法。
域内へと導入する前記廃物由来燃料を得る工程を更に含
む上記10に記載の方法。
【0033】16.前記都市の固体廃棄物を処理して前記
炉区域内に導入するために第3種廃物由来燃料を得る上
記15に記載の方法。
炉区域内に導入するために第3種廃物由来燃料を得る上
記15に記載の方法。
【0034】17.比較的大きい粒状材料を含む廃物由来
燃料を炉区域へと導入する工程と、前記比較的大きい粒
状材料を前記炉区域から前記ストリッパー/冷却器区域
へと通過させる工程と、前記炉区域と前記ストリッパー
/冷却器区域とをそれぞれ流動化させるため、及び前記
比較的大きな粒状材料が前記炉区域から前記ストリッパ
ー/冷却器区域及び廃棄のために前記ドレンへと通過す
るのを促進するために、前記炉区域と前記ストリッパー
/冷却器区域内へと流動化ガスを導入する工程と、前記
ストリッパー/冷却器区域中に所望量の大きな粒状材料
が含有された後に、前記炉区域から前記ストリッパー/
冷却器区域への前記大きな粒状材料の流れを一時的に中
断する工程と、前記ストリッパー/冷却器区域内の前記
所望量の前記大きな粒状材料を冷却する工程と、前記冷
却された大きな粒状材料を前記ストリッパー/冷却器区
域から排出する工程と、前記炉区域から前記排出された
ストリッパー/冷却器区域への前記大きな粒状材料の通
過を再開させ、それにより前記ストリッパー/冷却器区
域をバッチモードで操作する工程とを含む、流動床反応
器の操作方法。
燃料を炉区域へと導入する工程と、前記比較的大きい粒
状材料を前記炉区域から前記ストリッパー/冷却器区域
へと通過させる工程と、前記炉区域と前記ストリッパー
/冷却器区域とをそれぞれ流動化させるため、及び前記
比較的大きな粒状材料が前記炉区域から前記ストリッパ
ー/冷却器区域及び廃棄のために前記ドレンへと通過す
るのを促進するために、前記炉区域と前記ストリッパー
/冷却器区域内へと流動化ガスを導入する工程と、前記
ストリッパー/冷却器区域中に所望量の大きな粒状材料
が含有された後に、前記炉区域から前記ストリッパー/
冷却器区域への前記大きな粒状材料の流れを一時的に中
断する工程と、前記ストリッパー/冷却器区域内の前記
所望量の前記大きな粒状材料を冷却する工程と、前記冷
却された大きな粒状材料を前記ストリッパー/冷却器区
域から排出する工程と、前記炉区域から前記排出された
ストリッパー/冷却器区域への前記大きな粒状材料の通
過を再開させ、それにより前記ストリッパー/冷却器区
域をバッチモードで操作する工程とを含む、流動床反応
器の操作方法。
【0035】18.前記炉区域の上方部分から煙道ガスと
同伴粒状材料との混合物を排出する工程と、前記煙道ガ
ス中のNOxレベルを低下させるために、煙道ガスと同
伴粒状材料との前記排出された混合物中に選択的非触媒
還元剤を噴射する工程と、前記煙道ガスから前記粒状材
料を分離する工程と、前記分離された粒状材料の少くと
も一部を前記炉区域へと返却する工程とを更に含む上記
17に記載の方法。
同伴粒状材料との混合物を排出する工程と、前記煙道ガ
ス中のNOxレベルを低下させるために、煙道ガスと同
伴粒状材料との前記排出された混合物中に選択的非触媒
還元剤を噴射する工程と、前記煙道ガスから前記粒状材
料を分離する工程と、前記分離された粒状材料の少くと
も一部を前記炉区域へと返却する工程とを更に含む上記
17に記載の方法。
【0036】19.都市の固体廃棄物を処理し、前記炉区
域内へと導入する前記廃物由来燃料を得る工程を更に含
む上記17に記載の方法。
域内へと導入する前記廃物由来燃料を得る工程を更に含
む上記17に記載の方法。
【0037】20.前記都市の固体廃棄物を処理し、前記
炉区域内へと導入するための第3種廃物由来燃料を得る
上記19に記載の方法。
炉区域内へと導入するための第3種廃物由来燃料を得る
上記19に記載の方法。
【0038】21.流動化ガスと同伴粒状材料との混合物
を前記炉区域から分離器へと通過させる工程と、前記同
伴粒状材料から前記流動化ガスを分離する工程と、前記
分離ガスを1250°F(677℃)未満に冷却する工
程と、前記冷却されたガスを過熱器熱交換表面を横切っ
て通過させる工程とを更に含み、前記ガスを冷却する前
記工程が、約1250°F(677℃)より高い温度で
増強される酸破壊作用による過剰腐食から、前記過熱器
熱交換表面を保護するように作用する上記9に記載の方
法。
を前記炉区域から分離器へと通過させる工程と、前記同
伴粒状材料から前記流動化ガスを分離する工程と、前記
分離ガスを1250°F(677℃)未満に冷却する工
程と、前記冷却されたガスを過熱器熱交換表面を横切っ
て通過させる工程とを更に含み、前記ガスを冷却する前
記工程が、約1250°F(677℃)より高い温度で
増強される酸破壊作用による過剰腐食から、前記過熱器
熱交換表面を保護するように作用する上記9に記載の方
法。
【0039】22.前壁と後壁とを有する囲包体と、前壁
と後壁とを有する室であって、該室の前記前壁が前記囲
包体の前記後壁に隣接して配置される室と、前記囲包体
及び前記室内に配置され、前記囲包体及び前記室の下方
部分に渡って延長して、前記囲包体を炉区域と該炉区域
の下方に配置される第一プレナムとに分割し、前記室を
ストリッパー/冷却器区域と該ストリッパー/冷却器区
域の下方の第二プレナムとに分割する、粒状材料を支持
するための格子であって、前記ストリッパー/冷却器区
域は前記ストリッパー/冷却器区域から大きな粒状材料
を除去するためのドレンを有し、前記室は、前記炉区域
から前記ストリッパー/冷却器区域へと粒状材料を通過
させるために、前記囲包体の下方部分に連結され、前記
格子は、前記囲包体内で該囲包体の前記前壁から該囲包
体の前記後壁へと下方に傾斜し、前記室内で該室の前記
前壁から前記ドレンへと下方に傾斜する格子と、大きな
粒状材料を含む粒状燃料材料を前記炉区域内へと導入す
るための手段と、前記囲包体に隣接して配置され、前記
炉区域の上方部分から煙道ガスと同伴粒状材料との混合
物を受理し、前記煙道ガスから前記同伴粒状材料を分離
し、また前記分離された粒状材料の少くとも一部を前記
炉区域の下方部分に返却するために前記囲包体に接続さ
れる分離器と、前記分離器に隣接して配置され、前記分
離煙道ガスを受理するために導管によって前記分離器に
接続される熱回収領域であって、該熱回収領域は、内部
に配置される複数の熱交換表面を有し、該熱交換表面が
前記分離煙道ガスと熱伝達連通し、前記分離煙道ガスを
冷却する熱回収領域と、蒸気ドラムと、該蒸気ドラムと
流体流連通し、前記蒸気ドラムから前記導管を通して下
方に延長して、前記導管中を通過する前記煙道ガスと熱
伝達連通する複数の管と、前記蒸気ドラムの下方に配置
される複数のヘッダーとを有する蒸気発生器管群であっ
て、前記管は、前記複数のヘッダーまで延長し、前記複
数のヘッダーを前記蒸気ドラムと流体流連通に位置さ
せ、前記複数のヘッダーは、前記複数の管に蓄積する付
着物が、前記複数のヘッダーと前記複数の管との振動を
誘発することにより前記複数の管から除去されるような
寸法とされる蒸気発生器管群とを含む流動床反応器。
と後壁とを有する室であって、該室の前記前壁が前記囲
包体の前記後壁に隣接して配置される室と、前記囲包体
及び前記室内に配置され、前記囲包体及び前記室の下方
部分に渡って延長して、前記囲包体を炉区域と該炉区域
の下方に配置される第一プレナムとに分割し、前記室を
ストリッパー/冷却器区域と該ストリッパー/冷却器区
域の下方の第二プレナムとに分割する、粒状材料を支持
するための格子であって、前記ストリッパー/冷却器区
域は前記ストリッパー/冷却器区域から大きな粒状材料
を除去するためのドレンを有し、前記室は、前記炉区域
から前記ストリッパー/冷却器区域へと粒状材料を通過
させるために、前記囲包体の下方部分に連結され、前記
格子は、前記囲包体内で該囲包体の前記前壁から該囲包
体の前記後壁へと下方に傾斜し、前記室内で該室の前記
前壁から前記ドレンへと下方に傾斜する格子と、大きな
粒状材料を含む粒状燃料材料を前記炉区域内へと導入す
るための手段と、前記囲包体に隣接して配置され、前記
炉区域の上方部分から煙道ガスと同伴粒状材料との混合
物を受理し、前記煙道ガスから前記同伴粒状材料を分離
し、また前記分離された粒状材料の少くとも一部を前記
炉区域の下方部分に返却するために前記囲包体に接続さ
れる分離器と、前記分離器に隣接して配置され、前記分
離煙道ガスを受理するために導管によって前記分離器に
接続される熱回収領域であって、該熱回収領域は、内部
に配置される複数の熱交換表面を有し、該熱交換表面が
前記分離煙道ガスと熱伝達連通し、前記分離煙道ガスを
冷却する熱回収領域と、蒸気ドラムと、該蒸気ドラムと
流体流連通し、前記蒸気ドラムから前記導管を通して下
方に延長して、前記導管中を通過する前記煙道ガスと熱
伝達連通する複数の管と、前記蒸気ドラムの下方に配置
される複数のヘッダーとを有する蒸気発生器管群であっ
て、前記管は、前記複数のヘッダーまで延長し、前記複
数のヘッダーを前記蒸気ドラムと流体流連通に位置さ
せ、前記複数のヘッダーは、前記複数の管に蓄積する付
着物が、前記複数のヘッダーと前記複数の管との振動を
誘発することにより前記複数の管から除去されるような
寸法とされる蒸気発生器管群とを含む流動床反応器。
【0040】23.前記複数のヘッダーに隣接して配置さ
れ、前記複数の管から付着物を除去するために、前記複
数のヘッダーを叩いて、前記複数のヘッダー及び前記複
数の管の振動を誘発するように整列される複数の機械的
ラッパーを更に含む上記22に記載の流動床反応器。
れ、前記複数の管から付着物を除去するために、前記複
数のヘッダーを叩いて、前記複数のヘッダー及び前記複
数の管の振動を誘発するように整列される複数の機械的
ラッパーを更に含む上記22に記載の流動床反応器。
【0041】
【実施例】図1を参照して、参照番号10は本発明の流
動床反応器を一般的に示し、該反応器は、特に囲包体1
2、室14、及びサイクロン分離器16を含む。図2に
よりよく示されるように、囲包体12は前壁18、後壁
20、及び二つの側壁(図示せず)を有する。同様に、
室14は前壁22、後壁24、及びフロアー26を有す
る。図面からは明らかではないが、囲包体12、室1
4、及び分離器16のそれぞれの壁は、フィンによって
相互連結された複数の離隔平行管によって形成され、該
フィンは各管の直径方向対向側から延長することが理解
される。
動床反応器を一般的に示し、該反応器は、特に囲包体1
2、室14、及びサイクロン分離器16を含む。図2に
よりよく示されるように、囲包体12は前壁18、後壁
20、及び二つの側壁(図示せず)を有する。同様に、
室14は前壁22、後壁24、及びフロアー26を有す
る。図面からは明らかではないが、囲包体12、室1
4、及び分離器16のそれぞれの壁は、フィンによって
相互連結された複数の離隔平行管によって形成され、該
フィンは各管の直径方向対向側から延長することが理解
される。
【0042】格子28は囲包体12を炉区域30とプレ
ナム32とに分割する。格子は囲包体12の前壁18か
ら囲包体12の後壁20に向け、またこれを越えて下方
に傾斜する(以下により詳細に説明する)。プレナム3
2には、独立して調節可能なダクト34を経て空気等の
酸素含有流動化ガスが供給される。
ナム32とに分割する。格子は囲包体12の前壁18か
ら囲包体12の後壁20に向け、またこれを越えて下方
に傾斜する(以下により詳細に説明する)。プレナム3
2には、独立して調節可能なダクト34を経て空気等の
酸素含有流動化ガスが供給される。
【0043】耐火材36(図3)の層は格子28の頂部
表面に固定される。複数の指向ノズル38は格子28及
び耐火材36を通して延長し、流動化空気をプレナム3
2から炉区域30へと通過させる。各ノズル38は、プ
レナム32内から格子28及び耐火材36を通して上方
に延長する第一部分40と、炉区域30内に実質的に水
平に延長する第二部分42とを有する。ノズル38の第
二部分42は、約0.5〜1.0インチ(1.27〜
2.54cm)の直径を有する大きな単一の排出出口4
4を有し、この直径により多くの小さい開口を有するノ
ズルに起こるような栓塞を起こしにくい。
表面に固定される。複数の指向ノズル38は格子28及
び耐火材36を通して延長し、流動化空気をプレナム3
2から炉区域30へと通過させる。各ノズル38は、プ
レナム32内から格子28及び耐火材36を通して上方
に延長する第一部分40と、炉区域30内に実質的に水
平に延長する第二部分42とを有する。ノズル38の第
二部分42は、約0.5〜1.0インチ(1.27〜
2.54cm)の直径を有する大きな単一の排出出口4
4を有し、この直径により多くの小さい開口を有するノ
ズルに起こるような栓塞を起こしにくい。
【0044】囲包体12中の指向ノズル38は、炉区域
30の底部に向けて、着定しやすい、大きく、重く、及
び/又は粗い粒状材料(以下「比較的大きな粒状材料」
と称する)を、炉区域30の底部において囲包体12の
後壁20に設けられた開口46(図2)に指向するよう
に配置される。以下に説明する理由のため、囲包体12
の後壁20の開口46の上方にもう一つ別の開口48が
設けられる。図面からは明らかではないが、開口46及
び48は、囲包体12の後壁20を形成する管を後壁2
0の平面から外方に屈曲させ、これらの管を接続してい
るフィンの一部を除去することにより形成される。
30の底部に向けて、着定しやすい、大きく、重く、及
び/又は粗い粒状材料(以下「比較的大きな粒状材料」
と称する)を、炉区域30の底部において囲包体12の
後壁20に設けられた開口46(図2)に指向するよう
に配置される。以下に説明する理由のため、囲包体12
の後壁20の開口46の上方にもう一つ別の開口48が
設けられる。図面からは明らかではないが、開口46及
び48は、囲包体12の後壁20を形成する管を後壁2
0の平面から外方に屈曲させ、これらの管を接続してい
るフィンの一部を除去することにより形成される。
【0045】耐火材36(図3)の層はノズル38の第
一部分40の実質的に全体を被覆して、炉30内におけ
るノズル38の露出高を減少させる。これにより、ノズ
ル38があることにより比較的大きな粒状材料が詰まっ
たり、挟まったりする危険性が減少する。
一部分40の実質的に全体を被覆して、炉30内におけ
るノズル38の露出高を減少させる。これにより、ノズ
ル38があることにより比較的大きな粒状材料が詰まっ
たり、挟まったりする危険性が減少する。
【0046】以下に説明する理由のために、酸素含有二
次ガスつまり上だき空気を炉区域30内へと導入するた
めに、ダクト50(図2)が設けられる。ただ一つのダ
クト50のみが示されるが、二次空気つまり上だき空気
を導入するためのいかなる慣用の手段を使用して、炉区
域30中の多くの異なる位置及び異なる高さに上だき空
気を導入してもよいことが理解される。
次ガスつまり上だき空気を炉区域30内へと導入するた
めに、ダクト50(図2)が設けられる。ただ一つのダ
クト50のみが示されるが、二次空気つまり上だき空気
を導入するためのいかなる慣用の手段を使用して、炉区
域30中の多くの異なる位置及び異なる高さに上だき空
気を導入してもよいことが理解される。
【0047】図2及び図4に示されるように、空気掃射
燃料流入口52が炉区域30内にRDFを供給する。デ
トロイトストーカーコーポレーション(Detroit Stoker
Co.)の設計による廃棄物燃料取扱いのための供給装置に
よって、比較的均一な供給速度が提供される。この装置
は参照番号54(図4)によって一般的に示される。コ
ンベヤー装置56が供給貯蔵容器58にRDFを供給す
る。水圧ラム60は制御された態様において下方のホッ
パー62へとRDFを搬送し、そこで急斜エプロン式コ
ンベヤー64がRDFを比較的均一な密度にふくらませ
る。コンベヤー64は次に、炉区域30内へと導入する
ためにRDFの一部を空気掃射燃料流入口52へと搬送
する。
燃料流入口52が炉区域30内にRDFを供給する。デ
トロイトストーカーコーポレーション(Detroit Stoker
Co.)の設計による廃棄物燃料取扱いのための供給装置に
よって、比較的均一な供給速度が提供される。この装置
は参照番号54(図4)によって一般的に示される。コ
ンベヤー装置56が供給貯蔵容器58にRDFを供給す
る。水圧ラム60は制御された態様において下方のホッ
パー62へとRDFを搬送し、そこで急斜エプロン式コ
ンベヤー64がRDFを比較的均一な密度にふくらませ
る。コンベヤー64は次に、炉区域30内へと導入する
ためにRDFの一部を空気掃射燃料流入口52へと搬送
する。
【0048】以下に説明されるように、炉区域30の下
方部分は還元条件において操作され、それによりある種
の燃焼生成物の腐食性を増強させる。例えば、RDF燃
料中のプラスチックは燃焼中に塩化物を放出する。高温
及び還元雰囲気下のかなりの濃度の気体状塩化化合物に
より、管金属が急速に腐食することがある。従って、以
下及び本発明の明細書全般に渡って見られるように、管
及び金属表面の保護、炉区域30の下方部分の上方にお
ける局所的還元雰囲気の可能性の削減、及び管金属温度
の低下等、反応器の部品を塩化物破壊作用から保護する
ために多くの工程をとっている。そのため、炉区域30
の下方部分の壁には、高強度、低セメント、低気孔率耐
火材66(図2及び図5)の保護層が設けられている。
上述のように、囲包体12を形成する前壁18、後壁2
0、及び二つの側壁(図示せず)は、相互連結された複
数のフィン付き管によって形成される。耐火材66は2
インチ(5.08cm)以下の厚さの層をなし、高密度
スタッドパターン70によってフィン付き管壁68に固
定される。炉区域30の内壁の残りの部分は、耐腐食性
高ニッケル−スチール合金のウェルドオーバーレイ72
によって保護されている。
方部分は還元条件において操作され、それによりある種
の燃焼生成物の腐食性を増強させる。例えば、RDF燃
料中のプラスチックは燃焼中に塩化物を放出する。高温
及び還元雰囲気下のかなりの濃度の気体状塩化化合物に
より、管金属が急速に腐食することがある。従って、以
下及び本発明の明細書全般に渡って見られるように、管
及び金属表面の保護、炉区域30の下方部分の上方にお
ける局所的還元雰囲気の可能性の削減、及び管金属温度
の低下等、反応器の部品を塩化物破壊作用から保護する
ために多くの工程をとっている。そのため、炉区域30
の下方部分の壁には、高強度、低セメント、低気孔率耐
火材66(図2及び図5)の保護層が設けられている。
上述のように、囲包体12を形成する前壁18、後壁2
0、及び二つの側壁(図示せず)は、相互連結された複
数のフィン付き管によって形成される。耐火材66は2
インチ(5.08cm)以下の厚さの層をなし、高密度
スタッドパターン70によってフィン付き管壁68に固
定される。炉区域30の内壁の残りの部分は、耐腐食性
高ニッケル−スチール合金のウェルドオーバーレイ72
によって保護されている。
【0049】図2に示されるように、以下に説明する理
由のために、炉区域30の側壁の一方を通して補助加熱
器73が設けられる。
由のために、炉区域30の側壁の一方を通して補助加熱
器73が設けられる。
【0050】囲包体12に隣接して室14が配置され
る。導管74及び76は、以下に説明する理由のため
に、それぞれ囲包体12の後壁20の開口46及び48
に室14を接続する。開口46と導管74とは、比較的
大きな粒状材料が炉区域30から室14へと通過するこ
とができるような寸法とされる。
る。導管74及び76は、以下に説明する理由のため
に、それぞれ囲包体12の後壁20の開口46及び48
に室14を接続する。開口46と導管74とは、比較的
大きな粒状材料が炉区域30から室14へと通過するこ
とができるような寸法とされる。
【0051】格子28は、炉区域30から導管74を通
って室14を横切り、室14の後壁24に隣接してフロ
アー26に配置されるドレン78へと下方に傾斜する。
格子28は室14をストリッパー/冷却器区域80とプ
レナム82とに分割する。全ての固体が可能な限り直線
状の経路で炉区域30からドレン78へと通過できるよ
うに、内部壁、バッフル、又は隔壁はストリッパー/冷
却器区域80内では使用されない。
って室14を横切り、室14の後壁24に隣接してフロ
アー26に配置されるドレン78へと下方に傾斜する。
格子28は室14をストリッパー/冷却器区域80とプ
レナム82とに分割する。全ての固体が可能な限り直線
状の経路で炉区域30からドレン78へと通過できるよ
うに、内部壁、バッフル、又は隔壁はストリッパー/冷
却器区域80内では使用されない。
【0052】隔壁84はプレナム82中に設けられ、室
14のフロアー26から格子28へと上方に延長して、
プレナム82を二つの部分82Aと82Bとに分割す
る。二つの部分82A及び82Bには、それぞれ独立し
て調節可能な二つの流動化空気の源84A及び84Bが
設けられる。同様に、囲包体12の後壁20及び室14
の前壁22のそれぞれ一部は導管74のフロアーから格
子28へと上方に延長して、導管74中にプレナム86
を規定する。独立して調節可能な流動化空気の源88が
プレナム86に設けられる。
14のフロアー26から格子28へと上方に延長して、
プレナム82を二つの部分82Aと82Bとに分割す
る。二つの部分82A及び82Bには、それぞれ独立し
て調節可能な二つの流動化空気の源84A及び84Bが
設けられる。同様に、囲包体12の後壁20及び室14
の前壁22のそれぞれ一部は導管74のフロアーから格
子28へと上方に延長して、導管74中にプレナム86
を規定する。独立して調節可能な流動化空気の源88が
プレナム86に設けられる。
【0053】導管74及び室14中の格子28、耐火材
36、及びノズル38は、上述の囲包体12中のものと
実質的に同一であり、再度詳細には説明しない。格子2
8は、導管74を通して室14を横切り、ドレン78ま
でその下方への傾斜を継続させる。導管74中の指向ノ
ズル38は、炉区域30から受理した比較的大きい粒状
材料をストリッパー/冷却器区域80内へと指向するよ
うに配置される。同様に、室14中の指向ノズル38は
導管74から受理した比較的大きな粒状材料をドレン7
8へと指向するように配置される。ドレン78は、選択
的にストリッパー/冷却器区域80から粒状材料を排出
するため、又はストリッパー/冷却器区域80内に粒状
材料を保持するために、所望により開閉され得るバルブ
90を有する。
36、及びノズル38は、上述の囲包体12中のものと
実質的に同一であり、再度詳細には説明しない。格子2
8は、導管74を通して室14を横切り、ドレン78ま
でその下方への傾斜を継続させる。導管74中の指向ノ
ズル38は、炉区域30から受理した比較的大きい粒状
材料をストリッパー/冷却器区域80内へと指向するよ
うに配置される。同様に、室14中の指向ノズル38は
導管74から受理した比較的大きな粒状材料をドレン7
8へと指向するように配置される。ドレン78は、選択
的にストリッパー/冷却器区域80から粒状材料を排出
するため、又はストリッパー/冷却器区域80内に粒状
材料を保持するために、所望により開閉され得るバルブ
90を有する。
【0054】図1に示されるように、サイクロン分離器
16が囲包体12に隣接して配置され、炉区域30の上
方部分から熱煙道ガスと同伴粒状材料との混合物を受理
するために、導管91によって囲包体12の上方部分に
接続される。ディップレッグ92及びJ−バルブ94
は、分離された粒状材料を炉区域30に返却するため
に、分離器16を炉区域の下方部分に接続する。ダクト
96は、導管91中を通過する熱煙道ガスと粒状材料と
の混合物中に、アンモニアまたは尿素等の選択的非触媒
還元剤を導入して煙道ガス中のNOxレベルを低下させ
るために、導管91に接続される。ダクト96は、分離
器16の上流で導管の一箇所に選択的非触媒還元剤を噴
射するように図示されるが、還元剤は導管に沿って一箇
所より多い箇所で、及び/又は分離器16中に直接噴射
されてもよいことが理解される。
16が囲包体12に隣接して配置され、炉区域30の上
方部分から熱煙道ガスと同伴粒状材料との混合物を受理
するために、導管91によって囲包体12の上方部分に
接続される。ディップレッグ92及びJ−バルブ94
は、分離された粒状材料を炉区域30に返却するため
に、分離器16を炉区域の下方部分に接続する。ダクト
96は、導管91中を通過する熱煙道ガスと粒状材料と
の混合物中に、アンモニアまたは尿素等の選択的非触媒
還元剤を導入して煙道ガス中のNOxレベルを低下させ
るために、導管91に接続される。ダクト96は、分離
器16の上流で導管の一箇所に選択的非触媒還元剤を噴
射するように図示されるが、還元剤は導管に沿って一箇
所より多い箇所で、及び/又は分離器16中に直接噴射
されてもよいことが理解される。
【0055】図面からは明らかではないが、囲包体12
のフィン付き管壁68(図5)と同様に、分離器16の
壁もフィン付き管によって形成されることが理解され
る。炉区域30と同様に、分離器16の内壁も、2イン
チ(5.08cm)以下の厚さの高強度、低セメント、
低気孔率耐火材の保護層によって被覆され、該層はまた
高密度パターンのスタッド上に保持される。
のフィン付き管壁68(図5)と同様に、分離器16の
壁もフィン付き管によって形成されることが理解され
る。炉区域30と同様に、分離器16の内壁も、2イン
チ(5.08cm)以下の厚さの高強度、低セメント、
低気孔率耐火材の保護層によって被覆され、該層はまた
高密度パターンのスタッド上に保持される。
【0056】導管98(図1)は、分離煙道ガスを分離
器16から熱回収領域100へと通過させるために、分
離器16を熱回収領域100に接続する。分離器16か
ら熱回収領域100へと通過する煙道ガスを冷却するた
めに、参照番号102で一般的に示される蒸気発生器管
群が設けられる。蒸気発生器管群102は、蒸気ドラム
104、複数の冷却管106、及び複数のヘッダー10
8を含む。冷却管106は、蒸気ドラム104から下方
に導管98の頂部壁に設けられた穴を通して延長し、そ
れにより冷却管106は導管98中を通過する煙道ガス
の通路中に延長する。ヘッダー108は、導管98に接
続されて管106及びヘッダー108の下方に延長する
ホッパー109中に導管の下方で配置される。ヘッダー
108は、機械的ラッパー(図示せず)を使用してくず
及び付着物をヘッダーから除去することができるような
寸法とされ、該ラッパーはヘッダー108の端部を叩く
ことによりヘッダー108及び管106の振動を誘発す
る。フレキシブルフィーダー(図示せず)がヘッダー1
08を下降管(図示せず)に接続し、下降管は反応器1
0の流体流回路の別の部分に接続される。
器16から熱回収領域100へと通過させるために、分
離器16を熱回収領域100に接続する。分離器16か
ら熱回収領域100へと通過する煙道ガスを冷却するた
めに、参照番号102で一般的に示される蒸気発生器管
群が設けられる。蒸気発生器管群102は、蒸気ドラム
104、複数の冷却管106、及び複数のヘッダー10
8を含む。冷却管106は、蒸気ドラム104から下方
に導管98の頂部壁に設けられた穴を通して延長し、そ
れにより冷却管106は導管98中を通過する煙道ガス
の通路中に延長する。ヘッダー108は、導管98に接
続されて管106及びヘッダー108の下方に延長する
ホッパー109中に導管の下方で配置される。ヘッダー
108は、機械的ラッパー(図示せず)を使用してくず
及び付着物をヘッダーから除去することができるような
寸法とされ、該ラッパーはヘッダー108の端部を叩く
ことによりヘッダー108及び管106の振動を誘発す
る。フレキシブルフィーダー(図示せず)がヘッダー1
08を下降管(図示せず)に接続し、下降管は反応器1
0の流体流回路の別の部分に接続される。
【0057】冷却管106は複数の列に配置される。図
面からは明らかではないが、ヘッダー108は軸方向に
整列された二つ一組の複数の列に配置されている。ヘッ
ダー108の列は蒸気ドラム104と実質的に平行に整
列され、ヘッダー108の各列は冷却管106の列に接
続されている。
面からは明らかではないが、ヘッダー108は軸方向に
整列された二つ一組の複数の列に配置されている。ヘッ
ダー108の列は蒸気ドラム104と実質的に平行に整
列され、ヘッダー108の各列は冷却管106の列に接
続されている。
【0058】導管98は、最終過熱器110A及びエコ
ノマイザー又は一次過熱器110Bを含む熱回収領域1
00に接続される。所望により追加の熱回収表面を熱回
収領域100中に配置してもよい。煙道ガスをさらに冷
却し、反応器10の流体流回路中を循環する冷却流体に
さらに熱を伝達するために、熱回収領域100中を通過
する煙道ガスの通路に最終過熱器110A及びエコノマ
イザー又は一次過熱器110Bが配置される。
ノマイザー又は一次過熱器110Bを含む熱回収領域1
00に接続される。所望により追加の熱回収表面を熱回
収領域100中に配置してもよい。煙道ガスをさらに冷
却し、反応器10の流体流回路中を循環する冷却流体に
さらに熱を伝達するために、熱回収領域100中を通過
する煙道ガスの通路に最終過熱器110A及びエコノマ
イザー又は一次過熱器110Bが配置される。
【0059】冷却された煙道ガスを受理し、二酸化硫
黄、塩酸、及びフッ化水素酸等の煙道ガス中の酸成分を
中和するために、乾燥煙道ガススクラッバー112が熱
回収領域100に接続される。フライアッシュ、スクラ
ッバー反応生成物、及び未反応の石灰(以下に説明され
るようにスクラッバー112に導入されたもの)等の煙
道ガス中に残留する粒状材料を除去するために、布フィ
ルターバグハウス114がスクラッバー112に接続さ
れる。処理された煙道ガスを大気中に廃棄つまり排出す
るために、バグハウス114は煙突116に接続され
る。
黄、塩酸、及びフッ化水素酸等の煙道ガス中の酸成分を
中和するために、乾燥煙道ガススクラッバー112が熱
回収領域100に接続される。フライアッシュ、スクラ
ッバー反応生成物、及び未反応の石灰(以下に説明され
るようにスクラッバー112に導入されたもの)等の煙
道ガス中に残留する粒状材料を除去するために、布フィ
ルターバグハウス114がスクラッバー112に接続さ
れる。処理された煙道ガスを大気中に廃棄つまり排出す
るために、バグハウス114は煙突116に接続され
る。
【0060】操作において、反応器10に供給されたR
DFの質が反応器の全体の性能に影響するであろう。以
下に説明されるように、都市の固体廃棄物つまりMSW
は、従って所望の寸法及びコンシステンシーのRDFを
創生するようにまず処理される。現在商業的に生産され
るRDFの質には5つの一般分類がある。以下の表1に
これらの分類を要約する。
DFの質が反応器の全体の性能に影響するであろう。以
下に説明されるように、都市の固体廃棄物つまりMSW
は、従って所望の寸法及びコンシステンシーのRDFを
創生するようにまず処理される。現在商業的に生産され
るRDFの質には5つの一般分類がある。以下の表1に
これらの分類を要約する。
【0061】
【表1】
【0062】MSWは、種々の組合せ、量及び質の金属
分離、選別、及び切断装置によって処理され、所望の質
つまり分類のRDFが得られる。一般に、金属分離、選
別、及び切断の段階が多いほど、RDFの質及び粒径分
布は向上する。表1を参照して、高密度化RDF、つま
りRDF−5が現在商業的に生産される最もグレードの
高いRDFである。商業的に入手可能な燃焼装置のほと
んど全てが、顕著な変形なしにRDF−5を燃焼するこ
とができるように設計または改変されている。しかしな
がら、RDF−5の生産費用はRDF−1、RDF−
2、又はRDF−3の調製費用の数倍高い。第3種RD
F、つまりRDF−3は生産するのにずっとコストがか
からず、本発明の装置において効果的に使用することが
できる。対照的に、商業的に入手できる燃焼装置におい
てRDF−3を効果的に使用できるようにするために
は、顕著な改変が必要となる。
分離、選別、及び切断装置によって処理され、所望の質
つまり分類のRDFが得られる。一般に、金属分離、選
別、及び切断の段階が多いほど、RDFの質及び粒径分
布は向上する。表1を参照して、高密度化RDF、つま
りRDF−5が現在商業的に生産される最もグレードの
高いRDFである。商業的に入手可能な燃焼装置のほと
んど全てが、顕著な変形なしにRDF−5を燃焼するこ
とができるように設計または改変されている。しかしな
がら、RDF−5の生産費用はRDF−1、RDF−
2、又はRDF−3の調製費用の数倍高い。第3種RD
F、つまりRDF−3は生産するのにずっとコストがか
からず、本発明の装置において効果的に使用することが
できる。対照的に、商業的に入手できる燃焼装置におい
てRDF−3を効果的に使用できるようにするために
は、顕著な改変が必要となる。
【0063】本発明の反応器10において使用するRD
F−3を調製するには、未処理のMSWをチッピングフ
ロアーに搬送し、そこで白いもの及び他の処理不可能な
廃棄物を分離し、残りのMSWをイン−フィードコンベ
ヤーに供給する。梱包部所の人員がいかなる許容できな
いつまり処理できない廃棄物をも除去する。
F−3を調製するには、未処理のMSWをチッピングフ
ロアーに搬送し、そこで白いもの及び他の処理不可能な
廃棄物を分離し、残りのMSWをイン−フィードコンベ
ヤーに供給する。梱包部所の人員がいかなる許容できな
いつまり処理できない廃棄物をも除去する。
【0064】一次トロンメルがゴミ袋を開き、ガラスを
割り、5.5インチ(13.97cm)未満の大きさの
材料を除去する。一次トロンメルによって除去されなか
ったMSWの部分は、材料の少くとも85%が2インチ
(5.08cm)四方のメッシュスクリーンを通過し、
少くとも98%が3.25インチ(8.255cm)四
方のメッシュスクリーンを通過するように、水平ハンマ
ーミルを使用して切断され、第3種RDFを創生する。
割り、5.5インチ(13.97cm)未満の大きさの
材料を除去する。一次トロンメルによって除去されなか
ったMSWの部分は、材料の少くとも85%が2インチ
(5.08cm)四方のメッシュスクリーンを通過し、
少くとも98%が3.25インチ(8.255cm)四
方のメッシュスクリーンを通過するように、水平ハンマ
ーミルを使用して切断され、第3種RDFを創生する。
【0065】一次トロンメルによって除去された材料
は、ガラス/有機部分、燃料部分、及びアルミニウム部
分の回収のために二段階二次トロンメルスクリーンへと
搬送される。ガラス/有機部分は代表的には約20%の
MSWスループットを含み、更に処理するためにガラス
回収装置へと搬送され、燃料部分はシュレッダー又は直
接RDF貯蔵所へと搬送され、多アルミニウム部分はア
ルミニウム缶の約60%を回収するためにうず流アルミ
ニウム分離装置へと搬送される。
は、ガラス/有機部分、燃料部分、及びアルミニウム部
分の回収のために二段階二次トロンメルスクリーンへと
搬送される。ガラス/有機部分は代表的には約20%の
MSWスループットを含み、更に処理するためにガラス
回収装置へと搬送され、燃料部分はシュレッダー又は直
接RDF貯蔵所へと搬送され、多アルミニウム部分はア
ルミニウム缶の約60%を回収するためにうず流アルミ
ニウム分離装置へと搬送される。
【0066】二つの処理ラインの各々は、鉄金属の約9
2%を回収するために戦略的に配置されたいくつかのオ
ーバーヘッドベルトマグネットを組み込む。上記の処理
の結果略以下のような特徴を有する燃料を生じる:
2%を回収するために戦略的に配置されたいくつかのオ
ーバーヘッドベルトマグネットを組み込む。上記の処理
の結果略以下のような特徴を有する燃料を生じる:
【0067】
【表2】
【0068】燃料調製の間、代表的には未処理のMSW
の約25%が再循環のために分離され、75%が反応器
10に燃料を供給するためにRDF−3に転換されるこ
とになる。代表的には、反応器の廃棄物のみが埋立てさ
れるが、これは大概入来未処理MSWの約15%にすぎ
ない量である。
の約25%が再循環のために分離され、75%が反応器
10に燃料を供給するためにRDF−3に転換されるこ
とになる。代表的には、反応器の廃棄物のみが埋立てさ
れるが、これは大概入来未処理MSWの約15%にすぎ
ない量である。
【0069】操作において、コンベヤー56は処理され
たRDF−3燃料を供給貯蔵容器58に供給する。水圧
ラム60は制御された態様にてRDFを圧縮し、ホッパ
ー62へと送る。エプロンコンベヤー64はRDFを比
較的均一な密度にふくらませ、制御された量のRDFを
空気掃射燃料流入口52へと送り、該流入口52はRD
Fを炉区域30内へと噴射する。RDF灰は代表的には
適切な床材料を提供するには微細過ぎるか又は粗過ぎる
ので、砂等の不活性床材料もまた炉区域30へと提供さ
れ、炉区域30内に適切な床乱流及び顕著に大きい熱放
射表面領域を提供することにより、燃焼を安定化するの
を助ける。
たRDF−3燃料を供給貯蔵容器58に供給する。水圧
ラム60は制御された態様にてRDFを圧縮し、ホッパ
ー62へと送る。エプロンコンベヤー64はRDFを比
較的均一な密度にふくらませ、制御された量のRDFを
空気掃射燃料流入口52へと送り、該流入口52はRD
Fを炉区域30内へと噴射する。RDF灰は代表的には
適切な床材料を提供するには微細過ぎるか又は粗過ぎる
ので、砂等の不活性床材料もまた炉区域30へと提供さ
れ、炉区域30内に適切な床乱流及び顕著に大きい熱放
射表面領域を提供することにより、燃焼を安定化するの
を助ける。
【0070】ダクト34からプレナム32を通して炉区
域30内へと空気等の酸素含有流動化ガスが導入され、
RDF及び不活性床材料を含む炉区域30内の粒状材料
を流動化する。以下により詳細に説明されるように、指
向ノズル38はまた傾斜格子を下方に開口46と導管7
4とへ比較的大きい粒状材料を指向するようにも作用す
る。
域30内へと空気等の酸素含有流動化ガスが導入され、
RDF及び不活性床材料を含む炉区域30内の粒状材料
を流動化する。以下により詳細に説明されるように、指
向ノズル38はまた傾斜格子を下方に開口46と導管7
4とへ比較的大きい粒状材料を指向するようにも作用す
る。
【0071】RDFは炉区域30内で燃焼される。流動
化空気によって供給される酸素は、RDFの完全燃焼に
理論上必要な化学量論未満の量に限られており、炉区域
30の下方部分において還元雰囲気を創生する。追加の
酸素つまり上だき空気は流動床の上方に配置されるダク
ト50を通して提供される。ダクト50はRDFの完全
燃焼に理論上必要な化学量論的量以上の酸素を提供し、
それにより炉区域30の上方部分は酸化条件下において
操作される。完全燃焼を確実にし、炉区域30の上方部
分におけるいかなる局所的還元条件の発生をも最小限と
するために、50%の過剰空気が提供される。
化空気によって供給される酸素は、RDFの完全燃焼に
理論上必要な化学量論未満の量に限られており、炉区域
30の下方部分において還元雰囲気を創生する。追加の
酸素つまり上だき空気は流動床の上方に配置されるダク
ト50を通して提供される。ダクト50はRDFの完全
燃焼に理論上必要な化学量論的量以上の酸素を提供し、
それにより炉区域30の上方部分は酸化条件下において
操作される。完全燃焼を確実にし、炉区域30の上方部
分におけるいかなる局所的還元条件の発生をも最小限と
するために、50%の過剰空気が提供される。
【0072】炉区域30の下方部分における還元雰囲気
及び比較的低い燃焼温度(1500−1700°F[8
16−927℃])は炉区域30を出る煙道ガス中のN
Ox放出を低下させるように作用する。硫黄制御のため
の石灰石を炉区域30中に添加しないことが好ましい、
なぜならば石灰石を添加することによりNOx形成が増
強され、炉区域30内の温度により石灰石で塩酸放出を
制御することは困難であるからである。
及び比較的低い燃焼温度(1500−1700°F[8
16−927℃])は炉区域30を出る煙道ガス中のN
Ox放出を低下させるように作用する。硫黄制御のため
の石灰石を炉区域30中に添加しないことが好ましい、
なぜならば石灰石を添加することによりNOx形成が増
強され、炉区域30内の温度により石灰石で塩酸放出を
制御することは困難であるからである。
【0073】炉区域30において、熱煙道ガスは炉区域
30内の粒状材料の一部を同伴し、この熱煙道ガスと同
伴粒状材料との混合物は、炉区域30から分離器16へ
と通過する。煙道ガス中のNOxレベルを低下させるた
めに、アンモニア又は尿素等の選択的非触媒還元剤が、
導管内でダクト96を経て熱煙道ガスと粒状材料との混
合物へと添加される。分離機16は次に慣用の態様にて
操作して煙道ガスから粒状材料を分離し、ディップレッ
グ92及びJ−バルブ94を経て分離された粒状材料を
炉区域30内へと再導入する。
30内の粒状材料の一部を同伴し、この熱煙道ガスと同
伴粒状材料との混合物は、炉区域30から分離器16へ
と通過する。煙道ガス中のNOxレベルを低下させるた
めに、アンモニア又は尿素等の選択的非触媒還元剤が、
導管内でダクト96を経て熱煙道ガスと粒状材料との混
合物へと添加される。分離機16は次に慣用の態様にて
操作して煙道ガスから粒状材料を分離し、ディップレッ
グ92及びJ−バルブ94を経て分離された粒状材料を
炉区域30内へと再導入する。
【0074】分離器16のフィン付き管壁は、蒸気ドラ
ム104から直接の蒸気で冷却される。分離器16の壁
の温度は、囲包体12の壁の温度よりも僅かに高いだけ
である。従って、分離器壁の膨張は炉区域30の壁の膨
張と同様であり、分離器は炉区域30の一体的な部分と
考えられる。
ム104から直接の蒸気で冷却される。分離器16の壁
の温度は、囲包体12の壁の温度よりも僅かに高いだけ
である。従って、分離器壁の膨張は炉区域30の壁の膨
張と同様であり、分離器は炉区域30の一体的な部分と
考えられる。
【0075】炉区域30内で創生され、分離器16から
の再循環によって増強される高乱流は、より安定な燃焼
を提供する熱的慣性つまり「熱フライホイール効果」を
創生する。流動床はいかなる所定時においてもより多く
の材料が炉区域30内に滞留するのを許容し、大きな熱
量及び余分の乱流は、炉区域30内において冷温点又は
過熱点が生じる潜在性を大きく減少させ、これによって
燃焼不良の層状ポケットが発生する潜在性を減少させ
る。
の再循環によって増強される高乱流は、より安定な燃焼
を提供する熱的慣性つまり「熱フライホイール効果」を
創生する。流動床はいかなる所定時においてもより多く
の材料が炉区域30内に滞留するのを許容し、大きな熱
量及び余分の乱流は、炉区域30内において冷温点又は
過熱点が生じる潜在性を大きく減少させ、これによって
燃焼不良の層状ポケットが発生する潜在性を減少させ
る。
【0076】炉区域30の下方部分における低い燃焼温
度及び還元雰囲気は、代表的には150−200ppm
vの範囲であるNOx放出を提供する。これは、慣用の
燃焼において代表的に達成される200−350ppm
vのNOx濃度と比較して好ましいものである。反応器
10はまた、低過剰空気(50%)及び低未燃焼炭素
(代表的には1%以下)により81%より優れたボイラ
ー効率を達成する。これはまた、未処理のMSWを燃焼
する慣用の燃焼器の約70%というボイラー効率及び慣
用のRDF燃焼器の約75%というボイラー効率と比較
して好ましいものである。また、反応器10内における
熱交換率の制御における融通性は反応器10に優れたタ
ーンダウン容量を与え、燃焼ガス温度を僅かに変化させ
るだけで約50%〜100%の範囲の負荷を許容する。
度及び還元雰囲気は、代表的には150−200ppm
vの範囲であるNOx放出を提供する。これは、慣用の
燃焼において代表的に達成される200−350ppm
vのNOx濃度と比較して好ましいものである。反応器
10はまた、低過剰空気(50%)及び低未燃焼炭素
(代表的には1%以下)により81%より優れたボイラ
ー効率を達成する。これはまた、未処理のMSWを燃焼
する慣用の燃焼器の約70%というボイラー効率及び慣
用のRDF燃焼器の約75%というボイラー効率と比較
して好ましいものである。また、反応器10内における
熱交換率の制御における融通性は反応器10に優れたタ
ーンダウン容量を与え、燃焼ガス温度を僅かに変化させ
るだけで約50%〜100%の範囲の負荷を許容する。
【0077】反応器10のこれらの利点及び優れた燃料
融通性にもかかわらず、MSWから生成されたRDFの
熱量及び水分含有量の変化により、依然として所望床温
度を維持することは困難である。従って、炉区域30内
に補助加熱器73が設けられ、炉区域30内における所
望の温度を維持するために必要に応じて追加の熱を提供
する。補助的な熱は、床内ランス、フリーボードバーナ
ー、及び/又はダクト内バーナー等の源によって提供さ
れる。
融通性にもかかわらず、MSWから生成されたRDFの
熱量及び水分含有量の変化により、依然として所望床温
度を維持することは困難である。従って、炉区域30内
に補助加熱器73が設けられ、炉区域30内における所
望の温度を維持するために必要に応じて追加の熱を提供
する。補助的な熱は、床内ランス、フリーボードバーナ
ー、及び/又はダクト内バーナー等の源によって提供さ
れる。
【0078】炉区域30の操作及び流動化中、比較的大
きな粒状材料は炉区域30の底部において格子28上又
はその近くに堆積し易い。RDF−3は、材料の少くと
も98%が3.25インチ(8.255cm)四方メッ
シュスクリーンを通過するように処理されているが、一
つの次元においてこの寸法の何倍もの物体が燃料処理装
置を通過すると考えられる。レンガ又は金属の大きすぎ
る片又はワイヤの長い片等の物(これも以下「比較的大
きい粒状材料」と称する)は燃料処理装置を通過するこ
とができる。大量に存在した場合、この比較的大きな粒
状材料は局所的非流動化及び過熱点の原因となることが
ある。さらに、この比較的大きな粒状材料は代表的な燃
焼器のノズルに巻き込まれたり詰まったりする場合があ
る。
きな粒状材料は炉区域30の底部において格子28上又
はその近くに堆積し易い。RDF−3は、材料の少くと
も98%が3.25インチ(8.255cm)四方メッ
シュスクリーンを通過するように処理されているが、一
つの次元においてこの寸法の何倍もの物体が燃料処理装
置を通過すると考えられる。レンガ又は金属の大きすぎ
る片又はワイヤの長い片等の物(これも以下「比較的大
きい粒状材料」と称する)は燃料処理装置を通過するこ
とができる。大量に存在した場合、この比較的大きな粒
状材料は局所的非流動化及び過熱点の原因となることが
ある。さらに、この比較的大きな粒状材料は代表的な燃
焼器のノズルに巻き込まれたり詰まったりする場合があ
る。
【0079】これらの問題を回避するために、炉区域3
0、導管74、及びストリッパー/冷却器区域80は、
以下に説明するようにこのような比較的大きな粒状材料
を迅速且つ効果的に除去することを容易にするように設
計されている。炉区域中の指向ノズル38は、流動化空
気の実質的に水平な噴射が比較的大きな粒状材料を傾斜
格子28を下方に導管74まで強制的に搬送するように
配置されている。同様に、導管74及びストリッパー/
冷却器区域80中のノズル38は、比較的大きな粒状材
料を導管74からストリッパー/冷却器80を横切って
ドレン78へと強制的に搬送する。比較的大きな粒状材
料は廃棄のためにドレン78を経て除去される。指向ノ
ズル38は、比較的大きな粒状材料が堆積し、非流動化
し、過熱し、又は大きな塊として融合する前に、これを
強制的にドレン78へと搬送する。
0、導管74、及びストリッパー/冷却器区域80は、
以下に説明するようにこのような比較的大きな粒状材料
を迅速且つ効果的に除去することを容易にするように設
計されている。炉区域中の指向ノズル38は、流動化空
気の実質的に水平な噴射が比較的大きな粒状材料を傾斜
格子28を下方に導管74まで強制的に搬送するように
配置されている。同様に、導管74及びストリッパー/
冷却器区域80中のノズル38は、比較的大きな粒状材
料を導管74からストリッパー/冷却器80を横切って
ドレン78へと強制的に搬送する。比較的大きな粒状材
料は廃棄のためにドレン78を経て除去される。指向ノ
ズル38は、比較的大きな粒状材料が堆積し、非流動化
し、過熱し、又は大きな塊として融合する前に、これを
強制的にドレン78へと搬送する。
【0080】ストリッパー/冷却器区域80はバッフル
又は隔壁を有しない単一の区画からなるため、ストリッ
パー/冷却器区域80はバッチモードで操作される。バ
ッチモードにおいて、ストリッパー/冷却器区域80は
各サイクルを実質的に空で開始する。比較的大きな粒状
材料を含む粒状材料の炉区域30からストリッパー/冷
却器区域80への流れは、源88及びプレナム86から
導管74へと流動化空気を導入することにより開始す
る。ストリッパー/冷却器区域80が比較的大きな粒状
材料を含む所望量の粒状材料で満たされると、導管74
への流動化空気、よって炉区域30からストリッパー/
冷却器区域80への粒状材料の流れは停止する。
又は隔壁を有しない単一の区画からなるため、ストリッ
パー/冷却器区域80はバッチモードで操作される。バ
ッチモードにおいて、ストリッパー/冷却器区域80は
各サイクルを実質的に空で開始する。比較的大きな粒状
材料を含む粒状材料の炉区域30からストリッパー/冷
却器区域80への流れは、源88及びプレナム86から
導管74へと流動化空気を導入することにより開始す
る。ストリッパー/冷却器区域80が比較的大きな粒状
材料を含む所望量の粒状材料で満たされると、導管74
への流動化空気、よって炉区域30からストリッパー/
冷却器区域80への粒状材料の流れは停止する。
【0081】この点において、ストリッパー/冷却器区
域80内におけるプレナム部分82A及び82Bからの
流動化空気による比較的大きな粒状材料からの比較的微
細な粒状材料のストリップは、かような比較的微細な粒
状材料が所望程度まで減少されるまで行なわれる。この
比較的微細な粒状材料の一部は、導管76及び囲包体1
2の後壁20の開口48を経て炉区域30へと返却され
る。また、比較的微細な粒状材料中に滞留する炭素は、
温度が燃焼温度より高いうちに燃焼する。プレナム部分
82A及び82Bからの流動化空気はまた、ストリッパ
ー/冷却器区域80内に残留する比較的大きな粒状材料
を冷却するようにも作用する。プレナム部分82A及び
82B、及び独立して調節可能な流動化空気の源84A
及び84Bの使用により、ストリッパー/冷却器区域8
0内におけるストリップ及び冷却機能に関する融通性を
提供する。
域80内におけるプレナム部分82A及び82Bからの
流動化空気による比較的大きな粒状材料からの比較的微
細な粒状材料のストリップは、かような比較的微細な粒
状材料が所望程度まで減少されるまで行なわれる。この
比較的微細な粒状材料の一部は、導管76及び囲包体1
2の後壁20の開口48を経て炉区域30へと返却され
る。また、比較的微細な粒状材料中に滞留する炭素は、
温度が燃焼温度より高いうちに燃焼する。プレナム部分
82A及び82Bからの流動化空気はまた、ストリッパ
ー/冷却器区域80内に残留する比較的大きな粒状材料
を冷却するようにも作用する。プレナム部分82A及び
82B、及び独立して調節可能な流動化空気の源84A
及び84Bの使用により、ストリッパー/冷却器区域8
0内におけるストリップ及び冷却機能に関する融通性を
提供する。
【0082】ストリッパー/冷却器区域80内の粒状材
料が所望の廃棄温度に降下すると、ドレン78のバルブ
90が開放され、比較的大きな粒状材料を含む粒状材料
がドレン78を経て廃棄のために除去される。そしてバ
ッチ処理が繰り返される。
料が所望の廃棄温度に降下すると、ドレン78のバルブ
90が開放され、比較的大きな粒状材料を含む粒状材料
がドレン78を経て廃棄のために除去される。そしてバ
ッチ処理が繰り返される。
【0083】一回のバッチサイクル全体に要する時間は
代表的には30分のオーダーである。継続時間及びサイ
クル頻度は、ボイラー負荷及び燃焼される燃料の形式及
び組成によって当然変化する。充填及びサイクル時間は
比較的短いので、炉区域30からストリッパー/冷却器
区域80への固体移送速度は平均底部灰排出速度の数倍
である。この結果、炉区域30、導管74、及びストリ
ッパー/冷却器区域80からドレン78への廃棄のため
の比較的大きな粒状材料の流し出しが生ずる。この流し
出し作用は、炉区域30、導管74、又はストリッパー
/冷却器区域80中の比較的大きな粒状材料の堆積を防
ぐ。
代表的には30分のオーダーである。継続時間及びサイ
クル頻度は、ボイラー負荷及び燃焼される燃料の形式及
び組成によって当然変化する。充填及びサイクル時間は
比較的短いので、炉区域30からストリッパー/冷却器
区域80への固体移送速度は平均底部灰排出速度の数倍
である。この結果、炉区域30、導管74、及びストリ
ッパー/冷却器区域80からドレン78への廃棄のため
の比較的大きな粒状材料の流し出しが生ずる。この流し
出し作用は、炉区域30、導管74、又はストリッパー
/冷却器区域80中の比較的大きな粒状材料の堆積を防
ぐ。
【0084】図1を参照して、分離された熱煙道ガスは
分離器16から導管98へと通過する。塩化物腐食は管
金属温度の関数であるため、また最終過熱器110Aの
管金属温度が比較的高いため、煙道ガスが最終過熱器1
10Aへと通過し、それを横切る前にその温度を低下さ
せるために、蒸気発生器管群102が設けられる。約1
250°F(677℃)より高い温度において、塩化物
等の化合物からの酸破壊作用のため、煙道ガスは最終過
熱器110Aの管表面の過剰な腐食の原因となりがちで
ある。そのため、熱煙道ガスは導管98中及び冷却管1
06を越えて通過し、熱煙道ガスが熱回収領域100へ
と通過する前にこれを1250°F(677℃)未満に
冷却する。
分離器16から導管98へと通過する。塩化物腐食は管
金属温度の関数であるため、また最終過熱器110Aの
管金属温度が比較的高いため、煙道ガスが最終過熱器1
10Aへと通過し、それを横切る前にその温度を低下さ
せるために、蒸気発生器管群102が設けられる。約1
250°F(677℃)より高い温度において、塩化物
等の化合物からの酸破壊作用のため、煙道ガスは最終過
熱器110Aの管表面の過剰な腐食の原因となりがちで
ある。そのため、熱煙道ガスは導管98中及び冷却管1
06を越えて通過し、熱煙道ガスが熱回収領域100へ
と通過する前にこれを1250°F(677℃)未満に
冷却する。
【0085】粒状材料の一部は、熱煙道ガスが導管98
に入り、冷却管106を横切って通過する際、この熱煙
道ガスに同伴されたままである。この粒状材料の一部は
冷却管106に衝突し、これに付着し、冷却管106を
渡っての熱交換速度を低下させることのある付着物を形
成する。この付着物はまた、煙道ガスの通路を妨害し、
蒸気発生器管群102を渡っての圧力降下を増加させる
詰まりの原因ともなりえる。上述のとおり、ヘッダー1
08を叩いてヘッダー108及び管106の振動を誘発
し、管106上に形成された付着物を除去する機械的ラ
ッパー(図示せず)が使用される。機械的ラッパーは、
冷却管106上に塩化物破棄作用に関連する腐食を減少
させる灰付着物の保護層を残す傾向があるため、機械的
ラッパーは蒸気スートブロワーよりも好ましい。対照的
に、蒸気スートブロワーは灰付着物の保護層を除去する
ことにより、高塩素燃料を燃焼させるプラントにおける
管消耗又は腐食を促進することがわかっている。
に入り、冷却管106を横切って通過する際、この熱煙
道ガスに同伴されたままである。この粒状材料の一部は
冷却管106に衝突し、これに付着し、冷却管106を
渡っての熱交換速度を低下させることのある付着物を形
成する。この付着物はまた、煙道ガスの通路を妨害し、
蒸気発生器管群102を渡っての圧力降下を増加させる
詰まりの原因ともなりえる。上述のとおり、ヘッダー1
08を叩いてヘッダー108及び管106の振動を誘発
し、管106上に形成された付着物を除去する機械的ラ
ッパー(図示せず)が使用される。機械的ラッパーは、
冷却管106上に塩化物破棄作用に関連する腐食を減少
させる灰付着物の保護層を残す傾向があるため、機械的
ラッパーは蒸気スートブロワーよりも好ましい。対照的
に、蒸気スートブロワーは灰付着物の保護層を除去する
ことにより、高塩素燃料を燃焼させるプラントにおける
管消耗又は腐食を促進することがわかっている。
【0086】導管98内の蒸気発生器管群102上を通
過した後、冷却された煙道ガスは次に熱回収領域100
へと通過し、まず最終過熱器110Aを、次に一次過熱
器又はエコノマイザー110B及びエコノマイザー又は
一次過熱器110Cを横切る。より低い管金属温度を提
供するために、最終過熱器110A内の冷却流体は、煙
道ガスと平行に流れる。過熱器110A、一次過熱器又
はエコノマイザー110B、及びエコノマイザー又は一
次過熱器110Cは、低い管間速度を有する大きく、明
確な間隔を提供し、粒状材料のいかなる付着物の蓄積を
も最小限とするように設計される。それにもかかわら
ず、過熱器110Aにはまた望ましくない付着物を除去
するために機械的ラッパーが設けられる。煙道ガスは約
425°F(218℃)にて熱回収領域100を出る。
過した後、冷却された煙道ガスは次に熱回収領域100
へと通過し、まず最終過熱器110Aを、次に一次過熱
器又はエコノマイザー110B及びエコノマイザー又は
一次過熱器110Cを横切る。より低い管金属温度を提
供するために、最終過熱器110A内の冷却流体は、煙
道ガスと平行に流れる。過熱器110A、一次過熱器又
はエコノマイザー110B、及びエコノマイザー又は一
次過熱器110Cは、低い管間速度を有する大きく、明
確な間隔を提供し、粒状材料のいかなる付着物の蓄積を
も最小限とするように設計される。それにもかかわら
ず、過熱器110Aにはまた望ましくない付着物を除去
するために機械的ラッパーが設けられる。煙道ガスは約
425°F(218℃)にて熱回収領域100を出る。
【0087】冷却された煙道ガスは熱回収領域100を
出て、乾燥煙道ガススクラッバー112へと通過する。
煙道ガスの酸性ガス成分(主に二酸化硫黄、塩酸、及び
フッ化水素酸)を中和するために、石灰スラリーがスク
ラッバー112中に噴霧及び噴射される。スラリー中の
水は熱煙道ガスによって蒸発され、乾燥した粉末状反応
生成物が生成される。また、少量の活性炭が石灰スラリ
ーと混合され、特定の微量重金属、ダイオキシン、及び
有機化合物の放出をさらに低下させるために、スクラッ
バー112中に噴霧される。処理及び冷却された煙道ガ
スは次に約275°F(135℃)にてスクラッバー1
12を出て、布フィルターバグハウス114へと通過す
る。
出て、乾燥煙道ガススクラッバー112へと通過する。
煙道ガスの酸性ガス成分(主に二酸化硫黄、塩酸、及び
フッ化水素酸)を中和するために、石灰スラリーがスク
ラッバー112中に噴霧及び噴射される。スラリー中の
水は熱煙道ガスによって蒸発され、乾燥した粉末状反応
生成物が生成される。また、少量の活性炭が石灰スラリ
ーと混合され、特定の微量重金属、ダイオキシン、及び
有機化合物の放出をさらに低下させるために、スクラッ
バー112中に噴霧される。処理及び冷却された煙道ガ
スは次に約275°F(135℃)にてスクラッバー1
12を出て、布フィルターバグハウス114へと通過す
る。
【0088】バグハウス114において、主にフライア
ッシュ、乾燥スクラッバー反応生成物、及び未反応石灰
からなる残りの粒状材料は、マルチプルモジュールユニ
ットとして包含される布フィルターバッグの列上に集め
られる。集められた材料は、正常な煙道ガス流と反対に
流れる圧縮空気のパルスを使用してバッグから定期的に
除去される。
ッシュ、乾燥スクラッバー反応生成物、及び未反応石灰
からなる残りの粒状材料は、マルチプルモジュールユニ
ットとして包含される布フィルターバッグの列上に集め
られる。集められた材料は、正常な煙道ガス流と反対に
流れる圧縮空気のパルスを使用してバッグから定期的に
除去される。
【0089】処理及び冷却された煙道ガスは次に、大気
中への廃棄つまり放出のために煙突116へと通過す
る。
中への廃棄つまり放出のために煙突116へと通過す
る。
【0090】
【発明の効果】前述の装置及び方法の結果いくつかの利
点が生じる。例えば、本発明の装置及び方法により、流
動床反応器を、移動性つまり移動格子炉、ストーカーボ
イラー、又はロータリーキルン焼却炉を含む、機械的問
題または欠陥をより生じ易い複雑な燃焼装置を使用する
ことなく、清浄且つ効果的にRDFを燃焼するために使
用することができる。傾斜格子28表面及び指向ノズル
38の使用により、比較的大きな粒状材料が装置中に堆
積して、非流動化、過熱点、又は種々の出口、導管又は
ドレンの閉塞等の問題を引き起こす前に、炉区域30、
導管74、及びストリッパー/冷却器区域80を横切っ
てドレン78へと比較的大きな粒状材料を効率的に搬送
する。また、炉区域30の下方及び分離器16中におけ
る保護耐火層36及び炉区域30の上方部分における保
護ウェルドオーバーレイ72の使用により、反応器10
は塩化物破壊作用による過剰な腐食に対して保護され
る。さらに反応器10は、慣用の廃棄物−エネルギー焼
却炉よりも、より適切、効率的、且つ完全な燃焼を提供
すると同時に、優れた融通性及び公害制御を提供する。
点が生じる。例えば、本発明の装置及び方法により、流
動床反応器を、移動性つまり移動格子炉、ストーカーボ
イラー、又はロータリーキルン焼却炉を含む、機械的問
題または欠陥をより生じ易い複雑な燃焼装置を使用する
ことなく、清浄且つ効果的にRDFを燃焼するために使
用することができる。傾斜格子28表面及び指向ノズル
38の使用により、比較的大きな粒状材料が装置中に堆
積して、非流動化、過熱点、又は種々の出口、導管又は
ドレンの閉塞等の問題を引き起こす前に、炉区域30、
導管74、及びストリッパー/冷却器区域80を横切っ
てドレン78へと比較的大きな粒状材料を効率的に搬送
する。また、炉区域30の下方及び分離器16中におけ
る保護耐火層36及び炉区域30の上方部分における保
護ウェルドオーバーレイ72の使用により、反応器10
は塩化物破壊作用による過剰な腐食に対して保護され
る。さらに反応器10は、慣用の廃棄物−エネルギー焼
却炉よりも、より適切、効率的、且つ完全な燃焼を提供
すると同時に、優れた融通性及び公害制御を提供する。
【0091】本発明の範囲を逸脱することなく、上述の
好ましい実施態様を変更することができることが理解さ
れる。例えば、反応器10は第3種RDFを燃焼するも
のとして説明されるが、他の分類のRDF並びにMSW
又は他の燃料を反応器10中で燃焼させてもよいことが
理解される。また、開示された公害制御装置及び技術
は、燃焼される燃料及び所望の公害制御の形式及び度合
い等の事項に応じて、いくつの組み合わせにおいても、
または削除若しくは他の装置又は技術と置換して使用し
てもよい。例えば炉区域30内において二段階燃焼を用
いる必要はなく、同様に選択的非触媒還元を省略及び/
又は他の公害制御方法と置換してもよい。さらにストリ
ッパー/冷却器区域80は好ましくはバッチモードで操
作されるが、ストリッパー/冷却器区域80はまた連続
または他のモードで操作されてもよい。
好ましい実施態様を変更することができることが理解さ
れる。例えば、反応器10は第3種RDFを燃焼するも
のとして説明されるが、他の分類のRDF並びにMSW
又は他の燃料を反応器10中で燃焼させてもよいことが
理解される。また、開示された公害制御装置及び技術
は、燃焼される燃料及び所望の公害制御の形式及び度合
い等の事項に応じて、いくつの組み合わせにおいても、
または削除若しくは他の装置又は技術と置換して使用し
てもよい。例えば炉区域30内において二段階燃焼を用
いる必要はなく、同様に選択的非触媒還元を省略及び/
又は他の公害制御方法と置換してもよい。さらにストリ
ッパー/冷却器区域80は好ましくはバッチモードで操
作されるが、ストリッパー/冷却器区域80はまた連続
または他のモードで操作されてもよい。
【0092】改変、変更及び置換の度合いが先行する開
示中に意図され、ある場合には発明のある特徴を他の特
徴の関連する使用なしに用いることもある。開示された
実施態様並びに本発明の別の適用は、先行する明細書及
び図面により当業者に示唆されるであろう。従って添付
請求項は広く、発明の範囲と合致する態様にて解釈され
るのが適当である。
示中に意図され、ある場合には発明のある特徴を他の特
徴の関連する使用なしに用いることもある。開示された
実施態様並びに本発明の別の適用は、先行する明細書及
び図面により当業者に示唆されるであろう。従って添付
請求項は広く、発明の範囲と合致する態様にて解釈され
るのが適当である。
【図1】図1は本発明の特徴を組み込んだ流動床反応器
の概略図である。
の概略図である。
【図2】図2は図1の流動床反応器の一部拡大概略図で
ある。
ある。
【図3】図3は図1の反応器で使用する格子の拡大一部
分解図である。
分解図である。
【図4】図4は図1の反応器の炉壁の一部の斜視横断面
図である。
図である。
【図5】図5は図1の反応器において使用するRDF供
給装置の一部の拡大斜視図である。
給装置の一部の拡大斜視図である。
フロントページの続き (72)発明者 ウォルター・アール・キャンプベル,ジュ ニア アメリカ合衆国ニュージャージー州07083, ユニオン,ポーター・ロード・1659 (72)発明者 スティーブン・ジェー・ゴイディッチ アメリカ合衆国ペンシルバニア州18071, パーマートン,コロンビア・アベニュー・ 401 (72)発明者 ジョン・タン アメリカ合衆国ニュージャージー州08691, ロビンズビル,ペンローズ・レーン・2 (72)発明者 イクバル・エフ・アブデュラリー アメリカ合衆国ニュージャージー州07869, ランドルフ,ライラック・プレイス・13 (72)発明者 ジョン・ファレン アメリカ合衆国ニュージャージー州08876, ソマービル,アルゴンクィン・トレイル・ 3
Claims (4)
- 【請求項1】 前壁と、二つの側壁と、後壁とを有する
囲包体と、 前壁と、二つの側壁と、後壁とを有する室であって、該
室の前記前壁は前記囲包体の前記後壁に隣接して配置さ
れる室と、 前記囲包体及び前記室内に配置される粒状材料を支持
し、前記囲包体と前記室との下方部分を横切って延長し
て、前記囲包体を炉区域と該炉区域の下方に配置される
第一プレナムとに分割し、前記室をストリッパー/冷却
器区域と該ストリッパー/冷却器区域の下方の第二プレ
ナムとに分割する粒状材料を支持するための格子であっ
て、前記ストリッパー/冷却器区域は、前記ストリッパ
ー/冷却器区域から比較的大きな粒状材料を除去するた
めのドレンを有し、前記室は、前記粒状材料を前記炉区
域から前記ストリッパー/冷却器区域へと通過させるた
めに前記囲包体の下方部分に接続され、前記格子は、前
記囲包体内で該囲包体の前記前壁から該囲包体の前記後
壁へと下方に傾斜し、前記室内で該室の前記前壁から前
記ドレンへと下方に傾斜する格子と、 比較的大きな粒状材料を含む粒状燃料材料を導入するた
めの手段と、 前記炉区域内の前記粒状燃料材料を流動化するために前
記第一プレナムから前記炉区域へと流動化ガスを通過さ
せるため、及び前記炉区域内の前記比較的大きい粒状材
料を、前記炉区域の前記後壁に向けて及び前記ストリッ
パー/冷却器区域内へと向けるために、前記囲包体内で
前記格子を通して配置される第一の複数のノズルと、 前記ストリッパー/冷却器区域内の粒状燃料材料を流動
化するために前記第二プレナムから前記ストリッパー/
冷却器区域へと流動化ガスを通過させるため、及び前記
ストリッパー/冷却器区域内の前記比較的大きな粒状材
料を廃棄のために前記ドレンへと向けるために、前記室
内で前記格子を通して配置される第二の複数のノズルと
を含み、 前記第一及び第二の複数のノズルは前記格子を通して配
置されて、前記炉区域及び前記ストリッパー/冷却器区
域内の各々前記第一及び第二の複数のノズルの露出を最
小限とし、前記比較的大きい粒状材料が前記炉区域から
前記ストリッパー/冷却器区域及び前記ドレンへと通過
する際の、前記比較的大きな粒状材料の詰まりを減少さ
せることを含む流動床反応器。 - 【請求項2】 比較的大きい粒状材料を含む廃物由来燃
料を炉区域へと導入する工程と、 前記比較的大きい粒状材料を前記炉区域から前記ストリ
ッパー/冷却器区域へと通過させる工程と、 前記炉区域と前記ストリッパー/冷却器区域とをそれぞ
れ流動化させるため、及び前記比較的大きな粒状材料が
前記炉区域から前記ストリッパー/冷却器区域及び廃棄
のために前記ドレンへと通過するのを促進するために、
前記炉区域と前記ストリッパー/冷却器区域内へと流動
化ガスを導入する工程とを含む、流動床反応器の操作方
法。 - 【請求項3】比較的大きい粒状材料を含む廃物由来燃料
を炉区域へと導入する工程と、 前記比較的大きい粒状材料を前記炉区域から前記ストリ
ッパー/冷却器区域へと通過させる工程と、 前記炉区域と前記ストリッパー/冷却器区域とをそれぞ
れ流動化させるため、及び前記比較的大きな粒状材料が
前記炉区域から前記ストリッパー/冷却器区域及び廃棄
のために前記ドレンへと通過するのを促進するために、
前記炉区域と前記ストリッパー/冷却器区域内へと流動
化ガスを導入する工程と、 前記ストリッパー/冷却器区域中に所望量の大きな粒状
材料が含有された後に、前記炉区域から前記ストリッパ
ー/冷却器区域への前記大きな粒状材料の流れを一時的
に中断する工程と、 前記ストリッパー/冷却器区域内の前記所望量の前記大
きな粒状材料を冷却する工程と、 前記冷却された大きな粒状材料を前記ストリッパー/冷
却器区域から排出する工程と、 前記炉区域から前記排出されたストリッパー/冷却器区
域への前記大きな粒状材料の通過を再開させ、それによ
り前記ストリッパー/冷却器区域をバッチモードで操作
する工程とを含む、流動床反応器の操作方法。 - 【請求項4】 前壁と後壁とを有する囲包体と、 前壁と後壁とを有する室であって、該室の前記前壁が前
記囲包体の前記後壁に隣接して配置される室と、 前記囲包体及び前記室内に配置され、前記囲包体及び前
記室の下方部分に渡って延長して、前記囲包体を炉区域
と該炉区域の下方に配置される第一プレナムとに分割
し、前記室をストリッパー/冷却器区域と該ストリッパ
ー/冷却器区域の下方の第二プレナムとに分割する、粒
状材料を支持するための格子であって、前記ストリッパ
ー/冷却器区域は前記ストリッパー/冷却器区域から大
きな粒状材料を除去するためのドレンを有し、前記室
は、粒状材料を前記炉区域から前記ストリッパー/冷却
器区域へと粒状材料を通過させるために、前記囲包体の
下方部分に連結され、 前記格子は、前記囲包体内で該囲包体の前記前壁から該
囲包体の前記後壁へと下方に傾斜し、前記室内で該室の
前記前壁から前記ドレンへと下方に傾斜する格子と、 大きな粒状材料を含む粒状燃料材料を前記炉区域内へと
導入するための手段と、 前記囲包体に隣接して配置され、前記炉区域の上方部分
から煙道ガスと同伴粒状材料との混合物を受理し、前記
煙道ガスから前記同伴粒状材料を分離し、また前記分離
された粒状材料の少くとも一部を前記炉区域の下方部分
に返却するために前記囲包体に接続される分離器と、 前記分離器に隣接して配置され、前記分離煙道ガスを受
理するために導管によって前記分離器に接続される熱回
収領域であって、該熱回収領域は、内部に配置される複
数の熱交換表面を有し、該熱交換表面が前記分離煙道ガ
スと熱伝達連通し、前記分離煙道ガスを冷却する熱回収
領域と、 蒸気ドラムと、該蒸気ドラムと流体流連通し、前記蒸気
ドラムから前記導管を通して下方に延長して、前記導管
中を通過する前記煙道ガスと熱伝達連通する複数の管
と、前記蒸気ドラムの下方に配置される複数のヘッダー
とを有する蒸気発生器管群であって、前記管は、前記複
数のヘッダーまで延長し、前記複数のヘッダーを前記蒸
気ドラムと流体流連通に位置させ、前記複数のヘッダー
は、前記複数の管に蓄積する付着物が、前記複数のヘッ
ダーと前記複数の管との振動を誘発することにより前記
複数の管から除去されるような寸法とされる蒸気発生器
管群とを含む流動床反応器。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US08/064,776 US5395596A (en) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | Fluidized bed reactor and method utilizing refuse derived fuel |
US08/064,776 | 1993-05-11 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323744A true JPH06323744A (ja) | 1994-11-25 |
JP2573553B2 JP2573553B2 (ja) | 1997-01-22 |
Family
ID=22058202
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6097431A Expired - Fee Related JP2573553B2 (ja) | 1993-05-11 | 1994-05-11 | 流動床反応器 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US5395596A (ja) |
EP (1) | EP0628767B1 (ja) |
JP (1) | JP2573553B2 (ja) |
KR (1) | KR100304321B1 (ja) |
CN (1) | CN1082174C (ja) |
CA (1) | CA2119698A1 (ja) |
ES (1) | ES2122167T3 (ja) |
Families Citing this family (21)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5540894A (en) * | 1993-05-26 | 1996-07-30 | A. Ahlstrom Corporation | Method and apparatus for processing bed material in fluidized bed reactors |
US5797334A (en) * | 1997-02-12 | 1998-08-25 | The Babcock & Wilcox Company | Fluidized bed boiler with bed drain ash cooling and transfer |
US5865130A (en) * | 1997-05-13 | 1999-02-02 | Sunbelt Resources, Inc. | Self-cleaning thermal oxidizer |
FI110026B (fi) | 1997-09-12 | 2002-11-15 | Foster Wheeler Energia Oy | Leijupetikattilan arinarakenne |
US5954000A (en) * | 1997-09-22 | 1999-09-21 | Combustion Engineering, Inc. | Fluid bed ash cooler |
DE29720478U1 (de) * | 1997-11-19 | 1998-01-02 | Eckhard Roleff GmbH Stahlbau und Schlosserei, 73730 Esslingen | Vorrichtung zur Rückgewinnung von im Gießereiwesen verwendetem Formsand |
US7429407B2 (en) * | 1998-12-30 | 2008-09-30 | Aeromatic Fielder Ag | Process for coating small bodies, including tablets |
KR20010076672A (ko) * | 2000-01-27 | 2001-08-16 | 정효현 | 열회수설비를 이용한 슬러지 유동층 소각장치 및 그 방법 |
US7244399B2 (en) * | 2002-04-26 | 2007-07-17 | Foster Wheeler Energia Oy | Grid construction for a fluidized bed reactor |
FI20031113A (fi) * | 2003-07-29 | 2005-01-30 | Outokumpu Oy | Menetelmä ja laitteisto leijupetiuunin arinalta poistettavan materiaalin jäähdyttämiseksi |
US7771585B2 (en) * | 2007-03-09 | 2010-08-10 | Southern Company | Method and apparatus for the separation of a gas-solids mixture in a circulating fluidized bed reactor |
US8096268B2 (en) * | 2007-10-01 | 2012-01-17 | Riley Power Inc. | Municipal solid waste fuel steam generator with waterwall furnace platens |
US11759835B2 (en) * | 2009-12-30 | 2023-09-19 | Upland Road Ip Holdco Llc | Systems and methods for processing mixed solid waste |
EP2361677B1 (en) * | 2010-02-18 | 2013-10-02 | Peter Kordt | Fluidized bed without a distributor |
KR101235271B1 (ko) * | 2010-12-28 | 2013-02-20 | 재단법인 포항산업과학연구원 | 유동층 연소형 보일러 |
CN102626589B (zh) * | 2012-04-19 | 2015-01-07 | 东方电气集团东方锅炉股份有限公司 | 大型锅炉sncr脱硝枪喷射系统及其使用方法 |
US9272263B2 (en) * | 2012-09-24 | 2016-03-01 | Kappes, Cassiday & Associates | Sand bed downdraft furnace and activated carbon scrubber |
CN105935622A (zh) * | 2016-06-12 | 2016-09-14 | 浙江速固德科技有限公司 | 热熔胶在线冷却粉碎装置 |
CN108167824B (zh) * | 2017-12-27 | 2020-04-24 | 永康市杰创工业产品设计有限公司 | 一种循环流化床电站锅炉系统 |
EP4187149A1 (en) * | 2021-11-25 | 2023-05-31 | Doosan Lentjes GmbH | Fluidized bed reactor and method for operating the fluidized bed reactor |
CN117212800A (zh) * | 2022-06-15 | 2023-12-12 | 清华大学 | 双介质tfb气化焚烧炉和实施废料气化焚烧方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58177795U (ja) * | 1982-05-20 | 1983-11-28 | 株式会社荏原製作所 | 流動層装置の流動化ガス分散装置 |
JPH0430034U (ja) * | 1990-07-04 | 1992-03-11 | ||
JPH04161791A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-05 | Babcock Hitachi Kk | 循環流動層 |
JPH04295507A (ja) * | 1991-03-20 | 1992-10-20 | Kuettner Gmbh & Co Kg | 有害物質で負荷された廃棄物を再生する方法及び装置 |
JPH04335904A (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-24 | Hitachi Zosen Corp | 流動床式燃焼装置における分散板 |
Family Cites Families (39)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3016624A (en) * | 1959-01-02 | 1962-01-16 | Foster Wheeler Corp | Gas distribution baffle |
US3401465A (en) * | 1966-12-23 | 1968-09-17 | Nat Lead Co | Means for cooling solid particulate materials with fluids |
US3589027A (en) * | 1968-11-08 | 1971-06-29 | Royal Industries | Apparatus for drying |
US3830636A (en) * | 1970-02-26 | 1974-08-20 | Black Clawson Fibreclaim Inc | Fuel by-products of municipal refuse |
US4208386A (en) * | 1976-03-03 | 1980-06-17 | Electric Power Research Institute, Inc. | Urea reduction of NOx in combustion effluents |
US4227488A (en) * | 1978-10-03 | 1980-10-14 | Foster Wheeler Energy Corporation | Fluidized bed unit including a cooling device for bed material |
US4294200A (en) * | 1979-12-06 | 1981-10-13 | Foster Wheeler Energy Corporation | Variable pressure vapor generator utilizing crossover circuitry for the furnace boundary wall fluid flow tubes |
US4828486A (en) * | 1980-04-04 | 1989-05-09 | Babcock Hitachi Kabushiki Kaisha | Fluidized bed combustor and a method of operating same |
US4301771A (en) * | 1980-07-02 | 1981-11-24 | Dorr-Oliver Incorporated | Fluidized bed heat exchanger with water cooled air distributor and dust hopper |
US4372228A (en) * | 1980-12-04 | 1983-02-08 | York-Shipley, Inc. | Fluidized bed reactor utilizing a conical-shaped support and method of operating the reactor |
US4397102A (en) * | 1981-11-03 | 1983-08-09 | Gamble Robert L | Fluidized bed heat exchanger incorporating induced circulation utilizing directional and/or differential bed fluidization |
US4442800A (en) * | 1982-05-03 | 1984-04-17 | The Babcock & Wilcox Company | Single drum all-welded boiler |
US4490333A (en) * | 1982-10-28 | 1984-12-25 | Exxon Research And Engineering Co. | Anchor for refractory lining |
EP0176293B1 (en) * | 1984-09-24 | 1991-04-03 | Combustion Power Company Inc. | Recirculating fluid bed combustor - method and apparatus |
US4809623A (en) * | 1985-08-07 | 1989-03-07 | Foster Wheeler Energy Corporation | Fluidized bed reactor and method of operating same |
US4809625A (en) * | 1985-08-07 | 1989-03-07 | Foster Wheeler Energy Corporation | Method of operating a fluidized bed reactor |
US4688521A (en) * | 1986-05-29 | 1987-08-25 | Donlee Technologies Inc. | Two stage circulating fluidized bed reactor and method of operating the reactor |
IT1197143B (it) * | 1986-09-02 | 1988-11-25 | Snam Progetti | Metodo per il raffreddamento di gas e/o vapori provenienti da impianti di trattamento di metalli non ferrosi ed apparecchiatura relativa |
US4709662A (en) * | 1987-01-20 | 1987-12-01 | Riley Stoker Corporation | Fluidized bed heat generator and method of operation |
DE3716088A1 (de) * | 1987-04-09 | 1989-02-02 | Muellverbrennungsanlage Wupper | Verfahren zum verbrennen insbesondere von muell |
FR2624401A1 (fr) * | 1987-12-11 | 1989-06-16 | Charbonnages De France | Grille de fluidisation refroidie |
US4836146A (en) * | 1988-05-19 | 1989-06-06 | Shell Oil Company | Controlling rapping cycle |
US4829912A (en) * | 1988-07-14 | 1989-05-16 | Foster Wheeler Energy Corporation | Method for controlling the particulate size distributions of the solids inventory in a circulating fluidized bed reactor |
US4888158A (en) * | 1988-10-24 | 1989-12-19 | The Babcock & Wilcox Company | Droplet impingement device |
FI84202C (fi) * | 1989-02-08 | 1991-10-25 | Ahlstroem Oy | Reaktorkammare i en reaktor med fluidiserad baedd. |
US5091156A (en) * | 1989-02-13 | 1992-02-25 | A. Ahlstrom Corporation | Waterwalls in a fluidized bed reactor |
US5254797A (en) * | 1989-06-07 | 1993-10-19 | Ngk Insulators, Ltd. | Method of treating exhaust gas |
US4947804A (en) * | 1989-07-28 | 1990-08-14 | Foster Wheeler Energy Corporation | Fluidized bed steam generation system and method having an external heat exchanger |
US4955295A (en) * | 1989-08-18 | 1990-09-11 | Foster Wheeler Energy Corporation | Method and system for controlling the backflow sealing efficiency and recycle rate in fluidized bed reactors |
US5069170A (en) * | 1990-03-01 | 1991-12-03 | Foster Wheeler Energy Corporation | Fluidized bed combustion system and method having an integral recycle heat exchanger with inlet and outlet chambers |
US5105559A (en) * | 1990-03-01 | 1992-04-21 | Foster Wheeler Energy Corporation | Flow-seal fluidization nozzle and a fluidized bed system utilizing same |
US5101576A (en) * | 1990-10-22 | 1992-04-07 | Foster Wheeler Energy Corporation | Uni-directional fluidization nozzle and a fluidized bed system utilizing same |
FR2668815B1 (fr) * | 1990-11-02 | 1993-04-09 | Chauffe Cie Gle | Procede d'incineration de dechets urbains dans une unite comportant un foyer a lit fluidise et une chaudiere, avec epuration intrinseque des fumees. |
US5095854A (en) * | 1991-03-14 | 1992-03-17 | Foster Wheeler Development Corporation | Fluidized bed reactor and method for operating same utilizing an improved particle removal system |
US5140950A (en) * | 1991-05-15 | 1992-08-25 | Foster Wheeler Energy Corporation | Fluidized bed combustion system and method having an integral recycle heat exchanger with recycle rate control and backflow sealing |
US5218932A (en) * | 1992-03-02 | 1993-06-15 | Foster Wheeler Energy Corporation | Fluidized bed reactor utilizing a baffle system and method of operating same |
US5269263A (en) * | 1992-09-11 | 1993-12-14 | Foster Wheeler Energy Corporation | Fluidized bed reactor system and method of operating same |
CA2105204A1 (en) * | 1992-10-26 | 1994-04-27 | Iqbal Fazaleabas Abdulally | Fluidized bed reactor including a stripper-cooler and method of operating same |
US5365889A (en) * | 1992-11-13 | 1994-11-22 | Fostyer Wheeler Energy Corporation | Fluidized bed reactor and system and method utilizing same |
-
1993
- 1993-05-11 US US08/064,776 patent/US5395596A/en not_active Expired - Lifetime
-
1994
- 1994-03-23 CA CA002119698A patent/CA2119698A1/en not_active Abandoned
- 1994-04-29 CN CN94104680A patent/CN1082174C/zh not_active Expired - Fee Related
- 1994-05-10 ES ES94303342T patent/ES2122167T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1994-05-10 EP EP94303342A patent/EP0628767B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1994-05-11 JP JP6097431A patent/JP2573553B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 1994-05-11 KR KR1019940010250A patent/KR100304321B1/ko not_active IP Right Cessation
- 1994-09-29 US US08/314,832 patent/US5443022A/en not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58177795U (ja) * | 1982-05-20 | 1983-11-28 | 株式会社荏原製作所 | 流動層装置の流動化ガス分散装置 |
JPH0430034U (ja) * | 1990-07-04 | 1992-03-11 | ||
JPH04161791A (ja) * | 1990-10-25 | 1992-06-05 | Babcock Hitachi Kk | 循環流動層 |
JPH04295507A (ja) * | 1991-03-20 | 1992-10-20 | Kuettner Gmbh & Co Kg | 有害物質で負荷された廃棄物を再生する方法及び装置 |
JPH04335904A (ja) * | 1991-05-14 | 1992-11-24 | Hitachi Zosen Corp | 流動床式燃焼装置における分散板 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2573553B2 (ja) | 1997-01-22 |
ES2122167T3 (es) | 1998-12-16 |
CA2119698A1 (en) | 1994-11-12 |
EP0628767A2 (en) | 1994-12-14 |
CN1095149A (zh) | 1994-11-16 |
EP0628767B1 (en) | 1998-10-14 |
EP0628767A3 (en) | 1995-04-19 |
CN1082174C (zh) | 2002-04-03 |
KR100304321B1 (ko) | 2002-02-28 |
US5443022A (en) | 1995-08-22 |
US5395596A (en) | 1995-03-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2573553B2 (ja) | 流動床反応器 | |
EP0236686B1 (en) | Method of catalystless denitrification for fluidized bed incinerators | |
US5370067A (en) | Method of incinerating solid combustible materials, especially urban waste | |
KR101417233B1 (ko) | 2 단 선회 유동층식 소각로에 의한 폐기물의 소각 처리 방법 | |
US5379705A (en) | Fluidized-bed incinerator | |
EP0484239B1 (fr) | Procédé d'incinération de déchets urbains dans une unité comportant un foyer à lit fluidisé et une chaudière, avec épuration intrinsèque des fumées | |
JP2003004211A (ja) | 廃棄物処理装置および廃棄物の処理方法 | |
CN207514894U (zh) | 复杂混合燃料的气化燃烧系统 | |
JP2764382B2 (ja) | 低級燃料のための循環流動床反応器 | |
EP0431163B1 (en) | Composite circulation fluidized bed boiler | |
US5060584A (en) | Fluidized bed combustion | |
US5101742A (en) | Fluidized bed combustion | |
JP2004212032A (ja) | 流動層ガス化炉 | |
JP4321823B2 (ja) | 流動床ガス化炉の流動媒体分離装置、及び該装置を備えた流動媒体循環機構 | |
JP2651769B2 (ja) | 熱回収燃焼設備 | |
JPH06193827A (ja) | ストリッパークーラーを含む流動床反応器及び操作方法 | |
JP2007147270A (ja) | 廃棄物の処理方法及びガス化及び熔融装置 | |
AU671321B2 (en) | An inlet for the delivery of a substance to be incinerated and a furnace having such an inlet | |
JPS63187001A (ja) | 流動層熱回収装置およびその制御方法 | |
JP2000111020A (ja) | 熱回収装置 | |
JP4105864B2 (ja) | 流動層ボイラにおける飛灰の再利用方法 | |
JPS5888026A (ja) | 流動床熱反応装置 | |
JPS62284118A (ja) | 流動層型汚泥燃焼炉の汚泥供給方法 | |
JPH03129201A (ja) | 流動層燃焼における窒素酸化物低減方法 | |
JPS5833451B2 (ja) | 流動床熱反応装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024 Year of fee payment: 11 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081024 Year of fee payment: 12 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091024 Year of fee payment: 13 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |