JPH06323740A - セラミックチェンガイド付ローラハース炉 - Google Patents

セラミックチェンガイド付ローラハース炉

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JPH06323740A
JPH06323740A JP14711693A JP14711693A JPH06323740A JP H06323740 A JPH06323740 A JP H06323740A JP 14711693 A JP14711693 A JP 14711693A JP 14711693 A JP14711693 A JP 14711693A JP H06323740 A JPH06323740 A JP H06323740A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
furnace
base plate
roller
rollers
plate
Prior art date
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Ceased
Application number
JP14711693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikuni Hirano
慶邦 平野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Tokai Konetsu Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ローラハース炉において、被処理物および台
板を搬送するさい、台板が蛇行して炉内壁に引っ掛かる
事故を防ぐことを目的とする。 【構成】 炉体1に内蔵した複数のローラ5の中央に台
板4と被処理物3が載っている。台板4の左右には、台
板と同じ速度で移動するセラミックチェンガイド7が併
設され、台板の蛇行を防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ローラを駆動して被処
理物を連続的に搬送、焼成するローラハース炉に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来のローラハース炉を図2で説明す
る。炉体1の中にヒータ2とローラ5を内蔵し、ローラ
5は、駆動装置6および8によって駆動される。台板4
に載置した被処理物3は複数のローラで連続的に搬送
し、焼成する構造となっている。すなわち、台板4およ
び被処理物3は、ローラの回転駆動によって炉内を炉の
入口から出口に向かって連続的に搬送されるが、台板4
や回転するローラ5の反りや取付精度によって、炉内の
左右どちらかの側壁に片寄って進行したり、場合によっ
ては側壁に当ってしまうことがあった。ここで問題とな
るのは、片寄って進行した台板4および被処理物3が、
炉内で炉側壁に当たってしまい、搬送不能になった場合
である。この場合には、搬送を停止して炉を解体修理す
る必要があった。これら修復に要する時間と費用は莫大
であり、しかも生産稼動率の大幅な低下をまねき、問題
であった。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】こうした問題点に対
し、たとえば特開平2−254284号や実開平4−4
3797号では、回転するローラにガイドを取りつける
ことが提案されている。しかながら、回転ローラにガイ
ドを取りつけることは、金属製ローラであれば比較的容
易でそれほどコスト高とはならないものの、より高温で
使用されるセラミック製ローラにおいては、寸法精度や
接合方法、強度の点で信頼性が低かった。たとえば寸法
精度が低いと被処理物がガイドにのり上げたり、炉内で
搬送不能になる場合があったり、接合したガイドが割れ
てガイドをつけた効果を発揮しなかったり、またはガイ
ドを接合した個所に応力が集中してローラが折損してし
まうというような重大な問題があった。
【0004】
【問題点を解決するための手段】そこで本発明者は、こ
うした問題点に対し本発明のセラミックチェンを用いて
搬送時の片寄りを防止する方法を見出した。すなわち炉
内に複数のローラを並べ、ローラを駆動して被処理品お
よび台板を搬送し、焼成する形式のローラハース炉にお
いて、搬送する被処理物および台板の進行方向の左右に
セラミックチェンガイドを備えたことを特徴とする。こ
こで、セラミックチェンガイドは、炉の入口から出口に
わたり、被処理物の左右平行に設置し、搬送速度と同じ
速度で炉内を移動するようにして、台板および被処理物
がガイドに引っかかったり、乗り上げたりしないように
してある。
【0005】
【作用】本発明を図面により説明する。図1は、本発明
によるローラハース炉の構造を示す断面図であり、図2
は、従来のローラハース炉の構造を示す、断面図であ
る。従来の構造である図2のローラハース炉において、
台板4やローラ5に反り等がある場合やあるいは経時変
化とともに反りが発生した場合には、台板4や被処理物
3は炉内を進行方向に対し、蛇行しながら搬送される。
この蛇行が大きくなると左右どちらかの側壁に引っ掛か
って搬送できなくなってしまう。これに対して、本発明
のセラミックチェン付ローラハース炉では、被処理物3
と台板4とが、炉内で蛇行しかけたときに、その左右に
設置され、被処理物および台板と同じ速度で移動するセ
ラミックチェンのガイドによって、それ以上蛇行するこ
とを防止し、炉内で被処理物及び台板が側壁に引っかか
らないようにしてある。
【0006】
【実施例】本発明を実施例をもとに詳細に説明する。 (実施例1)本発明のローラハース炉を以下の仕様で製
作した。炉内寸法をW500mm×L5400mmの炉
にムライト質ローラ(外径φ32mm)をピッチ60m
mで並べて設置した。ローラは駆動装置と連結し、ロー
ラ上を台板に載った被処理物が搬送できるようになって
いる。炉内の天井部およびローラ下部には、炭化けい素
質発熱体を装備し、炉内を連続的に搬送される被処理物
を加熱焼成するようになっている。台板はアルミナ質で
寸法を□255mm×t10mmとし、台板の反りは
1.4mmであった。台板を搬送する両側に、アルミナ
質のセラミックチェンガイドを内幅355mmで2列並
設した。このセラミックチェンガイドは、ローラ駆動速
度と同期させて移動するようになっている。本炉を用い
て、炉内1400℃、搬送速度800mm/hで台板連
続搬送した。その結果3ヵ月間操炉して、搬送の状況を
調べたが、台板の蛇行はまったくみられず、炉停止、炉
解体等の必要は皆無であった。 (実施例2)実施例1で製作した同仕様の炉にローラ自
体にアルミナ質のガイドを取りつけたローラを設置し
た。ガイドの寸法は、ローラ径φ32mmに対して、ガ
イド径をφ42とした。実施例1と同様に温度1400
℃、搬送速度800mm/hで台板□255mm×t1
0mmに被処理物を載せて加熱処理テストした。その結
果、約1ヵ月でローラに取りつけたガイドの一部が割れ
てしまい、台板がローラに乗り上げ、炉内側壁に引っか
かって、搬送不能となってしまった。このため炉を停止
し、炉修等を実施しなければならず、復旧するのに約1
0日必要であった。 (比較例1)実施例1のローラハース炉で、セラミック
チェンガイドを取り付けずに従来の仕様のローラハース
炉として、上記と同様の条件で操炉して比較した。その
結果、約14日間の操炉で台板が蛇行しはじめ、すぐに
搬送台板が炉内壁に引っ掛かり、搬送不能となった。そ
のため操炉を停止して炉を修理する必要があった。操炉
を再開するために炉の修理を実施したが、炉の冷却、解
体、修理に8日間を要した。
【0007】
【発明の効果】実施例に記載したように、本発明による
ローラハース炉は従来のローラハース炉に比べ(1)炉
内で台板の引っ掛かりがなく、操炉稼動率が上がり、生
産性向上が期待できる。(2)台板やローラの反り等、
寸法精度が比較的ラフであっても、またローラの組立精
度が低くてもスムーズな搬送が可能であり、製造工数・
納期の短縮化が図れ、低コストの炉製作が可能となる。
(3)台板の引っ掛かりがなくなることは、炉幅を狭く
して省エネルギー化が期待できる。等の利点があり、産
業上画期的といえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のローラハース炉の正面断面図である。
【図2】従来のローラハース炉の正面断面図である。
【図3】本発明のローラハース炉の平面断面図である。
【図4】本発明のセラミックチェンガイドの形状を示す
図である。
【符号の説明】
1 炉体 2 ヒータ 3 被処理物 4 台板 5 ローラ 6 ローラ駆動用モータ 7 セラミックチェンガイド 8 ローラ駆動チェン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内に複数のローラを並べ、ローラを駆
    動して被処理物および台板を搬送し、焼成する形式のロ
    ーラハース炉において、搬送する被処理物および台板の
    進行方向左右にセラミックチェンガイドを備えたことを
    特徴とするセラミックチェンガイド付ローラハース炉。
JP14711693A 1993-05-14 1993-05-14 セラミックチェンガイド付ローラハース炉 Ceased JPH06323740A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1197720A1 (en) * 2000-10-10 2002-04-17 Ishikawajima-Harima Jukogyo Kabushiki Kaisha Continuous sintering furnace and use thereof
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CN113028829A (zh) * 2021-03-30 2021-06-25 高帅 一种具有辊道基础保护结构的加热辊道炉

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