JPH06323735A - 連続熱処理炉 - Google Patents
連続熱処理炉Info
- Publication number
- JPH06323735A JPH06323735A JP10932293A JP10932293A JPH06323735A JP H06323735 A JPH06323735 A JP H06323735A JP 10932293 A JP10932293 A JP 10932293A JP 10932293 A JP10932293 A JP 10932293A JP H06323735 A JPH06323735 A JP H06323735A
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- Japan
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- core tube
- furnace core
- continuous heat
- furnace
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- Muffle Furnaces And Rotary Kilns (AREA)
Abstract
応じて延長するとともに、生産効率の向上をも同時に図
ることができる連続熱処理炉を提供する。 【構成】被処理物Sを収納したうえで周方向に沿って回
転駆動される円筒状の炉芯管11を備えた連続熱処理炉
1であって、前記炉芯管11内の軸芯方向に沿って離間
する所定位置ごとには被処理物Sの全面的な通過を阻止
する仕切板2をそれぞれ取り付けるとともに、各仕切板
2の互いに対向しない位置ごとには所定量の被処理物S
が通過しうる開口部4を形成している。
Description
特には、回転レトルト型といわれる連続熱処理炉に関す
る。
理物に対する熱処理、例えば、セラミックス原料に対す
る仮焼などの処理を行うに際しては、図3で示すような
構成とされて回転レトルト型といわれる連続熱処理炉が
用いられている。すなわち、この連続熱処理炉10は、
耐熱金属やセラミックスなどを用いて作製された円筒状
の炉芯管11と、これを軸芯方向に沿う傾斜状態として
回転自在に支持するローラ12と、ローラ12を介して
炉芯管11を回転駆動する駆動用モータ13と、炉芯管
11の外周囲を取り囲んで配置されたヒータ14が内周
面上の所定位置ごとに配設された炉体15とを備えてお
り、ヒータ14は炉芯管11の軸芯方向に沿って所要の
昇温・降温曲線を描くよう温度制御されている。
焼される被処理物としてのセラミックス原料Sは、炉芯
管11の入口側に配設された原料供給用ホッパー16を
通じて投入されることによって炉芯管11内に収納され
た後、この炉芯管11が周方向に沿って回転駆動される
に従って移動しながらヒータ14によって加熱されるこ
とになり、仮焼済みとなったセラミックス原料Sは炉芯
管11の出口側から排出されたうえで原料取出用ドラム
17内に貯溜されるようになっている。
続熱処理炉10においては、炉芯管11内に収納された
セラミックス原料Sの移動速度、すなわち、炉芯管11
内におけるセラミックス原料Sの滞留時間の長短が処理
済み後の製品の品質に対して大きな影響を与えることに
なる。そこで、この連続熱処理炉10では、炉芯管11
の傾斜角度及び回転速度を調整してセラミックス原料S
の滞留時間を延長することが行われている。ところが、
その一方で生産効率の向上を図ろうとする場合には、で
きるだけ大量のセラミックス原料Sを炉芯管11内に投
入したうえでの仮焼を行う必要があることになる。
を投入した場合には、炉芯管11内の軸芯方向に沿って
形成される空間を通ってセラミックス原料Sが直進状に
移動する現象、いわゆるショートパスが生じ易くなる結
果、品質確保のために必要な滞留時間の延長を行うこと
ができなくなってしまう。すなわち、従来構成とされた
連続熱処理炉10によっては、セラミックス原料Sの滞
留時間延長と生産効率向上とを同時に満たすことができ
ないのが実情であった。
案されたものであって、炉芯管内における被処理物の滞
留時間を必要に応じて延長するとともに、生産効率の向
上をも同時に図ることができる連続熱処理炉の提供を目
的としている。
的を達成するために、被処理物を収納したうえで周方向
に沿って回転駆動される円筒状の炉芯管を備えた連続熱
処理炉であって、前記炉芯管内の軸芯方向に沿って離間
する所定位置ごとには被処理物の移動を抑制する仕切板
をそれぞれ取り付けるとともに、各仕切板の互いに対向
しない位置ごとには被処理物の所定量のみが通過しうる
開口部を形成している。
切板で仕切られて所定容量を有する複数の空間が設けら
れていることになる結果、炉芯管内に投入された被処理
物の全面的な移動は仕切板によって抑制されることにな
り、各空間内には仕切板の開口部を通過した所定量の被
処理物だけが投入して収納されることになる。そして、
これら所定量の被処理物は各仕切板の開口部を通りなが
ら空間内を順次移動した後、炉芯管から排出されること
になる。
する。
略構成を示す縦断側面図、図2はその要部構成を示す一
部省略斜視図であり、図1における符号1は回転レトル
ト型といわれる連続熱処理炉を示している。なお、この
連続熱処理炉1の全体構成は従来例と基本的に異ならな
いので、図1において従来例を示す図3と互いに同一も
しくは相当する部品、部分には同一符号を付し、ここで
の詳しい説明は省略する。
理物であるセラミックス原料Sを収納したうえで周方向
に沿って回転駆動される円筒状の炉芯管11を備えてお
り、軸芯方向に沿う傾斜状態として炉体15内に配置さ
れた炉芯管11の炉外にまで突出した端部のそれぞれは
ローラ12を用いて回転自在に支持されている。そし
て、この炉芯管11内、例えば、その出口側端部の内部
には、炉芯管11同様の素材を用いたうえで円形平板状
として作製された複数枚(図では、4枚)の仕切板2が
炉芯管11の開口面を塞ぐようにして並列配置されてお
り、これら仕切板2のそれぞれは炉芯管11の軸芯方向
に沿って設定された均等な間隔を介して互いに離間する
所定位置ごとに取り付けられている。そこで、この炉芯
管11の内部には、一対ごとの仕切板2によって仕切ら
れて所定容量を有する空間3の複数個が設けられている
ことになる。
板2それぞれの外周縁に沿いながら互いに対向しない位
置ごと、例えば、図2で示すような90°ずつ位置ずれ
した位置ごとには、所定量のセラミックス原料Sだけが
通過しうる大きさとされた半月形状の開口部4が各仕切
板2の径(弦)方向に沿う切り落とし加工によって形成
されている。なお、各開口部4の大きさ、すなわち、セ
ラミックス原料Sの通過量はセラミックス原料Sの処理
条件などに対応して任意に設定されるものであり、これ
ら開口部4の平面視形状が図示した形状に限られないの
は勿論である。
炉芯管11内に取り付けた状態において対向しなければ
よいのであり、例えば、仕切板2同士を重ね合わせたう
えで開口部4を一括的に形成した後、開口部4同士が対
向しないように各仕切板2を取り付けてもよいのであ
る。さらにまた、仕切板2の取り付け位置が炉芯管11
の出口側端部内に限定されることもなく、図示していな
いが、これら仕切板2を必要によっては炉芯管11の軸
芯方向に沿う中途部内に並列配置することも可能であ
る。
の動作及び作用について説明する。
芯管11の入口側に配設された原料供給用ホッパー16
を通じて炉芯管11内に投入して収納された後、炉芯管
11が周方向に沿って回転駆動されるに従って炉芯管1
1内の入口側から出口側に向かって移動しながらヒータ
14によって加熱される。ところが、この炉芯管11内
にはその開口面を塞ぐようにして並列配置された複数枚
の仕切板2が取り付けられているため、セラミックス原
料Sは炉芯管11内の最も入口側に位置する仕切板2に
よってせき止められ、セラミックス原料Sの全面的な移
動は抑制されてしまうことになる。そして、せき止めら
れたセラミックス原料Sは炉芯管11の回転駆動に伴っ
て混合されながらヒータ14によって加熱される。
ス原料Sのうちの所定量のみは炉芯管11の回転に伴っ
て仕切板2の開口部4を通過することになり、この開口
部4を通過した所定量のセラミックス原料Sは一対の仕
切板2で構成されて最も入口側に位置する第1の空間3
1内に投入して収納される。そして、この第1の空間3
内に収納されたセラミックス原料Sは炉芯管11の回転
駆動に伴って各仕切板2の開口部4を通過しながら第2
及び第3の空間32,33内へと順次移動していった後、
この第3の空間33を構成して最も出口側に位置する仕
切板2の開口部4を通過したうえで炉芯管11から排出
される。さらに、仮焼済みとなって炉芯管11から所定
量ずつ排出されたセラミックス原料Sは、炉芯管11の
出口側に配設されていた原料取出用ドラム17内に貯溜
される。
1においては、炉芯管11から排出されるセラミックス
原料Sの量が仕切板2及びこれらに形成された開口部4
によって規制され、このことによってセラミックス原料
Sの移動速度が制御される結果、炉芯管11内における
セラミックス原料Sの滞留時間が延長されることにな
る。そして、この際においては、仕切板2それぞれの取
り付け位置及び開口部4の大きさを適宜に設定すること
によって炉芯管11から排出されるセラミックス原料S
の量を調整することができ、セラミックス原料Sの滞留
時間を任意に制御することが可能となる。また、大量の
セラミックス原料Sを投入した場合であっても、セラミ
ックス原料Sのショートパスが仕切板2によって抑制さ
れることになる。
続熱処理炉によれば、炉芯管内には一対ごとの仕切板で
仕切られて所定容量を有する複数の空間が設けられてい
ることになる結果、炉芯管内に投入して収納された被処
理物の全面的な移動は仕切板によって抑制されることに
なり、この炉芯管内においては被処理物の所定量ずつし
か移動し得ないことになる。したがって、この炉芯管内
における被処理物の滞留時間を広範囲かつ任意に制御し
て延長することが可能となる結果、処理済み後の製品に
おける品質向上を図ることが可能となる。
たうえで処理する場合であっても、従来例におけるよう
なショートパスを生じることがなくなる結果、被処理物
の滞留時間延長と同時に、生産効率の大幅な向上を図る
ことができるという効果が得られる。
す縦断側面図である。
縦断側面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 被処理物(S)を収納したうえで周方向
に沿って回転駆動される円筒状の炉芯管(11)を備え
た連続熱処理炉であって、 前記炉芯管(11)内の軸芯方向に沿って離間する所定
位置ごとには被処理物(S)の移動を抑制する仕切板
(2)をそれぞれ取り付けるとともに、各仕切板(2)
の互いに対向しない位置ごとには被処理物(S)の所定
量のみが通過しうる開口部(4)を形成していることを
特徴とする連続熱処理炉。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5109322A JP3067462B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 連続熱処理炉 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5109322A JP3067462B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 連続熱処理炉 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06323735A true JPH06323735A (ja) | 1994-11-25 |
JP3067462B2 JP3067462B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=14507296
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5109322A Expired - Lifetime JP3067462B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | 連続熱処理炉 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3067462B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012013257A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Tdk Corp | 焼成炉 |
JP2015129624A (ja) * | 2013-12-04 | 2015-07-16 | 株式会社ブリヂストン | ロータリーキルン |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP5109322A patent/JP3067462B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012013257A (ja) * | 2010-06-29 | 2012-01-19 | Tdk Corp | 焼成炉 |
JP2015129624A (ja) * | 2013-12-04 | 2015-07-16 | 株式会社ブリヂストン | ロータリーキルン |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3067462B2 (ja) | 2000-07-17 |
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