JPH063235B2 - レール車両用デイスクブレーキのためのブレーキリンク機構 - Google Patents

レール車両用デイスクブレーキのためのブレーキリンク機構

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JPH063235B2
JPH063235B2 JP61012248A JP1224886A JPH063235B2 JP H063235 B2 JPH063235 B2 JP H063235B2 JP 61012248 A JP61012248 A JP 61012248A JP 1224886 A JP1224886 A JP 1224886A JP H063235 B2 JPH063235 B2 JP H063235B2
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brake
spindle
link mechanism
brake link
ratchet wheel
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D55/00Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes
    • F16D55/02Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members
    • F16D55/22Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads
    • F16D55/224Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members
    • F16D55/2245Brakes with substantially-radial braking surfaces pressed together in axial direction, e.g. disc brakes with axially-movable discs or pads pressed against axially-located rotating members by clamping an axially-located rotating disc between movable braking members, e.g. movable brake discs or brake pads with a common actuating member for the braking members in which the common actuating member acts on two levers carrying the braking members, e.g. tong-type brakes
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B61RAILWAYS
    • B61HBRAKES OR OTHER RETARDING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR RAIL VEHICLES; ARRANGEMENT OR DISPOSITION THEREOF IN RAIL VEHICLES
    • B61H15/00Wear-compensating mechanisms, e.g. slack adjusters
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/38Slack adjusters
    • F16D65/40Slack adjusters mechanical
    • F16D65/52Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
    • F16D65/56Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、2つのブレーキリンクレバー間に、制動力モ
ータにより掛けられるブレーキ締め力によって引張り負
荷又は圧縮負荷を受ける長さの可変の空隙補正器として
構成された抗張棒が配置されており、前記空隙補正器
が、ねじスピンドル式伝動装置を含んでおり、該ねじス
ピンドル式伝動装置の一方の部分が回転可能に、また他
方の部分が回転不能に保持されている形式の、レール車
両用ディスクブレーキのためのブレーキキャリパとして
構成されたブレーキリンク機構に関するものである。
[従来の技術] 前記の構成に相当するブレーキキャリパは例えばドイツ
連邦共和国特許出願公開第2346828号明細書に基
づいて公知である。この場合ねじスピンドル式伝動装置
の回転可能部分は、両端部に逆向きのねじ山を有するダ
ブルスピンドルとして構成されており、しかも前記ねじ
山は、ブレーキキャリパーレバーに枢着されたナット部
材内に螺入されている。ダブルスピンドルの一端部はラ
チェット式回転駆動装置を有し、該回転駆動装置はボー
デン式制御ケーブル機構を介して制動力モータのストロ
ークに関連して作動可能である。しかしながら公知の空
隙補正器によっては制動動作開始時に即座にかつ完璧に
空隙を再調整することはできない。
ドイツ連邦共和国特許出願公開第3326374号明細
書によれば、ブレーキキャリパの抗張棒として構成され
た空隙補正器のために、制動力モータに先んじて作動可
能な特別の補助力モータが設けられている。しかしなが
ら公知の該空隙補正器の構造は多部分から成っているの
で、製造費が高くつくばかりでなく、前記補助力モータ
のために著しく大きな組込みスペースが必要になる。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の課題は、冒頭で述べた形式のブレーキリンク機
構を改良して、構造を単純かつコンパクトにして所要ス
ペースを節減しかつ低廉にすると共に回転行程には無関
係に即座に作用する弾発式補正機能を有し、要するに制
動動作開始時に過剰空隙を即座にかつ完璧に再調整でき
るようにすることである。
[課題を解決するための手段] 前記課題を解決する本発明の構成手段は、自縛式ねじ山
を有するねじスピンドル式伝動装置の回転可能部分が、
捩りばねによって後調整回転方向に常時負荷されてお
り、かつ、制動力モータのストローク距離又は力に関連
して制御されてブレーキディスクに対する制輪子の制動
当接に相当した制御時に解離する回転防止機構が、前記
回転可能部分のために設けられている点にある。
本発明のブレーキリンク機構の有利な実施態様は、特許
請求の範囲の従属項である第2項以降に記載した通りで
ある。
[実施例] 次に図面に基づいて本発明の実施例を説明する。
第1図には、ブレーキディスク1を装備したレール車両
用の輪軸2の一部分が図示されている。ブレーキディス
ク1には両側から制輪子3が圧着可能であり、両制輪子
は、ブレーキキャリパ5として構成されたブレーキリン
ク機構のブレーキレバー4の一端部にそれぞれ枢着され
ている。両ブレーキレバー4は他端部において、ブレー
キシリンダ6のシリンダ本体と結合された支承端環部7
又はブレーキシリンダ6のピストン棒8に枢着されてい
る。制動力モータを形成していて適当に設計されたブレ
ーキシリンダ6は、レール車両内に慣用のように固定式
又は浮動式に保持されており、かつ該ブレーキシリンダ
には接続管片9を介して、所望の制動強さに応じて制御
されるブレーキ圧空気がピストン棒8を押出すために給
圧される。両側の両端部枢支点間の中間区域では両ブレ
ーキレバー4が、空隙補正器10として構成された抗張
棒11によって互いに枢着結合されている。所属のブレ
ーキレバー4におけるピストン棒8の枢支点には、ボー
デン式制御ケーブル機構13の心線12が固定されてお
り、該ボーデン式制御ケーブル機構の心線を被覆するシ
ースの端部はブレーキシリンダ6のケーシングに固定的
に保持されている。ボーデン式制御ケーブル機構13は
空隙補正器10へ向かって延びている。抗張棒11は2
つのナット部材14を有し、両ナット部材は、夫々二重
壁状に構成されたブレーキレバー4の両側壁間で支承部
15を中心として旋回可能に、しかし該軸受に対して垂
直に延びるねじ山軸線16を中心としては回動不能に、
支承されている。
第2図及び第3図では両ナット部材14は、互いに向き
合った円筒付加部17を有している。第3図に示したよ
うに左手の円筒付加部17はスリーブ18と固定的に結
合されており、該スリーブは右手の円筒付加部17へ向
かって延在しかつシールリング19によってダスト密に
該円筒付加部に沿って軸方向に摺動可能にガイドされて
いる。前記の両ナット部材14は、ダブルスピンドル2
1の、逆向きのねじ山を有するスピンドル端部20と螺
合されている。ダブルスピンドル21は、両円筒付加部
17間の中央区域に、第2図及び第3図に示したように
ラチェット車22を有し、該ラチェット車は前記スリー
ブ18によって被覆さっている。ラチェット車22の傍
には、前記ダブルスピンドル21を包囲する渦巻ばね2
3が配置されている。該渦巻ばね24の外端部はスリー
ブ18に、また内端部はダブルスピンドル21に相対回
動不能に保持されている。渦巻ばね23はそのプレロー
ドに基づいてダブルスピンドル21を常時一方の回転方
向に負荷しており、該回転方向とは、スピンドル端部2
0の自縛式(セルフロッキング式)に構成されたねじ山
を介して、両ナット部材14を互いに接近させる方向に
ダブルスピンドル21と両ナット部材14とをねじ送り
運動させようとする方向である。なお念のために付記し
ておくが、ここで云う自縛式ねじ山とは、ねじスピンド
ルとナットの間のねじ山摩擦に基づいて軸方向負荷によ
っては両者間にねじ送り運動を生ぜしめず、つまりねじ
山がスピンドル又はナットを自動的に回動させることの
ないような小さなねじリードを有するねじ山を意味して
いる。要するにねじ送り運動を生ぜしめるためには、ス
ピンドルとナットとの間にトルクが作用せねばならない
訳である。
スリーブ18のケーシング付加部24内には、ピン25
を中心として回動可能にラチェット爪26が支承されて
おり、該ラチェット爪はばね27によって、ラチェット
車22の歯列内へ係合する方向に負荷されている。更に
前記ケーシング付加部24内には、ダブルスピンドル2
1に対して直角な横方向に摺動可能に切換えプランジャ
28が支承されており、該切換えプランジャは一端に、
ラチェット爪26に影響を及ぼすことのない小径凸設部
29を有し、該小凸設部は、截頭円錐形中間区分30を
経て比較的長い大径区分31へ移行している(第4
図)。第4図で見て切換えプランジャ28が左手へ摺動
すると、截頭円錐形中間区分30を介して大径区分31
はラチェット爪26に沿って摺動して、該ラチェット爪
をばね27の力に抗してラチェット車22から解離させ
る。切換えプランジャ28は小径凸設部29の側でボー
デン式制御ケーブル機構13の心線12と結合されてお
り、該ボーデン式制御ケーブル機構のシースはケーシン
グ付加部24に支持されている。
ブレーキを解離した場合、ブレーキキャリパ5のすべて
の部分は抗張棒11及び、該抗張棒内に組込まれた空隙
補正器10と共に、図面に示したような位置を占めてい
る。抗張棒はその場合、制輪子3をブレーキディスク1
から僅かな空隙だけ離間させるような長さを有してい
る。ラチェット爪26はばね27の力を受けてラチェッ
ト車22の歯列に係止されてダブルスピンドル21を回
動不能に保持する。制動のために接続管片9を介してブ
レーキシリンダ6に圧力媒体が給圧されると、ブレーキ
をかけるために、ピストン棒8の押出し動作が始まり、
その際ブレーキレバーは、制輪子3をブレーキディスク
1に接近させるために支承部15を中心として旋回させ
られ、かつ、ボーデン式制御ケーブル機構13の心線1
2はブレーキシリンダ寄りで該制御ケーブルのシースか
ら引出される。これに伴ってボーデン式制御ケーブル機
構23は、他面において、切換えプランジャ28を第4
図で見て左手へ向かって動かし、その際、截頭円錐形中
間区分30並びに大径区分31は僅かなストローク距離
X分だけ進行したのちラチェット爪26をラチェット車
22から離間させる。これによって、今まで回動不能に
保持されていたダブルスピンドル21は回転自在にな
る。空隙値が適正であれば、このストローク位置で制輪
子3はブレーキディスク1に当接するので、渦巻ばね2
3はダブルスピンドル21を両ナット部材14の相互接
近方向には回動させることができない。それというのは
ブレーキディスク1に当接している制輪子3がブレーキ
レバー4を介して、このような相互接近方向のねじ送り
運動に強く抵抗するからである。ブレーキシリンダ6が
更に給圧されると、該ブレーキシリンダは両ブレーキレ
バー4を大きな力で拡開し、その際に抗張棒11、ひい
ては空隙補正器10のそれ相応の引張り負荷によって制
輪子3は大きな力でブレーキディスク1に圧着される。
その際に発生する弾性変形に基づいてピストン棒8は或
る程度更にピストンストロークを行い、該ピストンスト
ロークはボーデン式制御ケーブル機構13を介して切換
えプランジャ28を第4図で見て左手へ向かって、図示
の不作用位置を起点として見れば、最大限にストローク
距離Hだけシフトさせ、かつ大径区分31は、ラチェッ
ト爪26の下面に沿って摺動し該ラチェット爪をラチェ
ット車22から解離した状態に保つ。空隙補正器10の
引張り応力は、両側のナット部材14とダブルスピンド
ル21との自縛式螺合部を通って経過するので、これに
よって前記自縛式螺合部には、ダブルスピンドル21を
確実に回動不能に保持する高い摩擦力が発生する。
次のブレーキ解離動作時には、それ相応に前記とは逆の
動作過程が進行し、その際ボーデン式制御ケーブル機構
13を介して切換えプランジャ28は、第4図に示した
位置へ押し戻される。ブレーキディスク1に制輪子3が
ほとんど力なく接触するようになった瞬間に截頭円錐形
中間区分30はラチェット爪26の下を通過し、これに
よってラチェット爪26は再び解放され、かつばね27
の力作用を受けてラチェット車22に再係止する。従っ
てダブルスピンドル21は、ラチェット車22とラチェ
ット爪26とから成る回転防止機構によって再び回動不
能に保持される。それに続くストローク距離Xに相当す
る残余ストローク時に小径凸設部29はラチェット爪2
6の下へ達し、制輪子3は僅かな目標空隙値分だけブレ
ーキディスク1から解離する。
制動動作開始時に制輪子3とブレーキディスク1との間
に、過度に大きな空隙が存在するような場合には、ラチ
ェット爪26が前記のように截頭円錐形中間区分30と
大径区分31とに沿って摺動することによってラチェッ
ト車22から丁度解離する時点には、制輪子3はまだブ
レーキディスク1には当接していないことになる。
それゆえに抗張棒11と空隙補正器10はまだ引張り応
力を受けていないので、ダブルスピンドル21とナット
部材14との間の螺合部ではごく僅かな摩擦しか存在し
ていない。従って、渦巻ばね23はダブルスピンドル2
1を回動させることができ、この回動によって両ナット
部材14は相互に接近する方向にスピンドル端部20に
沿ってねじ送り運動を行い、遂には制輪子3がブレーキ
ディスク1に当接し、ひいては、それ以上のねじ送り運
動に抗する引張り応力を抗張棒11内に発生させること
になる。その後の制動動作及び該制動動作に続く次の解
離動作はすでに記載した通りである。以上の説明から確
認できるように、過剰のブレーキ空隙は制動開始と同時
に完璧に後調整つまり再補正される訳である。
摩耗した制輪子3を新しい制輪子と交換する場合には、
空隙補正器10を戻すことによって抗張棒11は、ブレ
ーキを弛めた状態でブレーキレバー4とブレーキディス
ク1との間に未摩耗制輪子3を間挿できるように伸長さ
れる。この伸長のために、特に第2図及び第3図から判
るように、ダブルスピンドル21の一端に、内周面の成
形された例えば六角形の盲穴状の軸方向凹設部32を設
け、該軸方向凹設部内には、対応成形区分33をもって
相対回動不能に、しかし軸方向には摺動可能に駆動部材
34を嵌合させることが可能である。該駆動部材34
は、回動可能に一方のナット部材14を貫通し、かつ該
ナット部材の外側において、六角形ヘッド35として構
成された成形面区分で終っている。適当な回転工具、例
えばレンチを前記六角形ヘッド35に装着したのち、駆
動部材34、ひいてはダブルスピンドル21は、両ナッ
ト部材14をダブルスピンドル21に沿って相互離間方
向にねじ送り運動させるようし、しかも同時に渦巻ばね
23を緊縮させるように回動される。この場合、ラチェ
ット車22の歯列を適当に構成することによって、該ラ
チェット車22はラチェット爪26に沿ってスリップす
る。未摩耗の制輪子3を装着した後、回転防止機構をス
リップさせつつ、つまりラチェット爪26に対してラチ
ェット車22を相対的にスリップさせつつ駆動部材34
を適当に回動させることによって、制輪子3とブレーキ
ディスク1との間の目標空隙を調整することが可能であ
る。
ボーデン式制御ケーブル機構13、特にケーブル用のシ
ースの長さを通常のように調整した上でブレーキ解離位
置において切換えプランジャ28を適当に摺動させるこ
とによって、ストローク距離Xの大きさは設定される。
該ストローク距離Xはブレーキディスク1に対する制輪
子3の目標空隙に比例しているので,ストローク距離X
の調整と相俟って、空隙補正器10によって自動的に一
定に保つべき目標空隙の大きさも調整される。
抗張棒11内に組込まれた前述の空隙補正器10は、第
1図に示したブレーキキャリパ5の構造とは異なったブ
レーキリンク機構、例えばH型ブレーキリンク機構の場
合にも使用することができる。更に又、渦巻ばね23に
よってダブルスピンドル21に加えられる回転負荷の回
転方向を反転させ、ラチェット爪26についての制御を
適合させることによって、ブレーキリンク機構の、制動
中に圧縮負荷を受ける抗張棒内に空隙補正器を組込むこ
とも可能である。この場合もダブルスピンドルは、空隙
補正器が圧縮力の負荷を受けていない、ラチェット爪2
6の解離時に、回動によって(この場合は勿論、両ナッ
ト部材を相互離間させるねじ送り運動方向に回動するこ
とによって)制動動作開始時に即座に完璧な空隙補正を
行う。
ラチェット車22とラチェット爪26とから成る回転防
止機構を高いトルク負荷の下でスリップさせるように構
成する代わりに、駆動部材34によってダブルスピンド
ル21を任意に回動させてラチェット爪26を解離させ
る手動操作機構を有することもできる。
また変化実施態様として、回転防止機構22,26の代
わりに切換え可能なフリーホイール機構を設けることも
可能である。またダブルスピンドル21の代わりに、ラ
チェット車の片側にだけねじ山区分を有する単一ねじ山
スピンドルを設け、該ねじ山スピンドルを、一方のブレ
ーキレバーに回転可能に、しかし軸方向には摺動不能に
支承しておくことも可能である。前述の実施例の変化態
様では、ボーデン式制御ケーブル機構13による切換え
プランジャ28の運動制御機構の代わりに別方式の制御
機構を設けることも可能である。特に切換えプランジャ
はピストンによって動かされ、該ピストンは、ブレーキ
シリンダ6への給圧によってばねの力に抗して負荷さ
れ、かつ、ブレーキディスク1に制輪子2を当接させる
負荷圧に達すると即座に切換えプランジャと共に動かさ
れる。この場合は切換えプランジャ自体を前記ピストン
として構成するのが有利である。
【図面の簡単な説明】 第1図はディスクブレーキ用のブレーキキャリパとして
構成された本発明のブレーキリンク機構の縮尺図、第2
図は第1図に示したブレーキリンク機構の抗張棒の平面
図、第3図は第2図に対して縦軸線を中心として90°
回動された抗張棒を一部破断して示した図、第4図は抗
張棒の横断面図である。 [符号の説明] 1 ブレーキディスク、2 輪軸、3 制輪子、4 ブ
レーキレバー、5 ブレーキキャリパ、6 ブレーキシ
リンダ、7 支承端環部、8 ピストン棒、9 接続管
片、10 空隙補正器、11 抗張棒、12 心線、1
3 ボーデン式制御ケーブル機構、14 ナット部材、
15 支承部、16 ねじ山軸線、17 円筒付加部、
18 スリーブ、19 シールリング、20 ねじ山を
有するスピンドル端部、21 ダブルスピンドル、22
ラチェット車、23 渦巻バネ、24 ケーシング付
加部、25 ピン、26 ラチェット爪、27 ばね、
28 切換えプランジャ、29 小径凸設部、30 截
頭円錐形中間区分、31 大径区分、32 軸方向凹設
部、33 対応成形区分、34 駆動部材、35 六角
形ヘッド、X,H ストローク距離

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】2つのブレーキリンクレバー間に、制動力
    モータにより掛けられるブレーキ締め力によって引張り
    負荷又は圧縮負荷を受ける長さ可変の空隙補正器(1
    0)として構成された抗張棒(11)が配置されてお
    り、前記空隙補正器(10)が、ねじスピンドル式伝動
    装置を含んでおり、該ねじスピンドル式伝動装置の一方
    の部分が回転可能に、また他方の部分が回転不能に保持
    されている形式の、レール車両用ディスクブレーキのた
    めのブレーキキャリパ(5)として構成されたブレーキ
    リンク機構において、自縛式ねじ山を有するねじスピン
    ドル式伝動装置の回転可能部分(21)が、捩りばね
    (23)によって再調整回転方向に常時負荷されてお
    り、かつ、制動力モータのストローク距離又は力に関連
    して制御されてブレーキディスク(1)に対する制輪子
    (2)の制動当接に相当した制御時に解離する回転防止
    機構(22,26)が、前記回転可能部分(21)のた
    めに設けられていることを特徴とする、レール車両用デ
    ィスクブレーキのためのブレーキリンク機構。
  2. 【請求項2】回転可能部分が、両端部(20)に逆向き
    のねじ山を有するダブルスピンドル(21)として構成
    されており、前記の両スピンドル端部(20)が、ブレ
    ーキリンクレバーを形成するブレーキキャリパ(5)の
    ブレーキレバー(4)に保持されたナット部材(14)
    と螺合されており、かつ、前記の両スピンドル端部(2
    0)間には、回転防止機構(22,26)に所属したラ
    チェット車(22)が配置されており、該ラチェット車
    の傍には、一端を一方のブレーキレバー(4)に、また
    他端をダブルスピンドル(21)に保持されてプレロー
    ドの掛けられた渦巻ばね(23)が配置されている、特
    許請求の範囲第1項記載のブレーキリンク機構。
  3. 【請求項3】両ナット部材(14)が、互いに向き合っ
    た円筒付加部(17)を有し、一方の円筒付加部にはス
    リーブ(18)が保持されており、該スリーブが、他方
    の円筒付加部へ向かって延在し、かつ、シールリング
    (19)によってダスト密に前記円筒付加部上を軸方向
    に摺動可能にガイドされており、かつ渦巻ばね(23)
    の外端部が前記スリーブ(18)に固定されている、特
    許請求の範囲第1項又は第2項記載のブレーキリンク機
    構。
  4. 【請求項4】ダブルスピンドル(21)が、一方のナッ
    ト部材(14)を軸方向には摺動不能に貫通する回転可
    能な駆動部材(34)と、相対回転不能にかつ軸方向に
    は摺動可能に連結されており、該駆動部材が、前記ナッ
    ト部材(14)の外側に、回転工具を装着するための六
    角形ヘッドとして構成された成形面区分を有している、
    特許請求の範囲第1項から第3項のいずれか1項記載の
    ブレーキリンク機構。
  5. 【請求項5】ばね作用によってラチェット車(22)と
    係合して協働するラチェット爪(26)がスリーブ(1
    8)に支承されており、前記ラチェット爪は、ダブルス
    ピンドル(21)のトルク負荷が渦巻ばね(23)の負
    荷に抗した回転方向で限界値を超えた際、並びにブレー
    キディスク(1)に対する制輪子(2)の制動当接に相
    当した制御時に、前記ラチェット車(22)から解離可
    能に構成されている、特許請求の範囲第1項から第3項
    のいずれか1項記載のブレーキリンク機構。
JP61012248A 1985-01-25 1986-01-24 レール車両用デイスクブレーキのためのブレーキリンク機構 Expired - Lifetime JPH063235B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19853502560 DE3502560A1 (de) 1985-01-25 1985-01-25 Bremsgestaenge fuer fahrzeugbremsen
DE3502560.3 1985-01-25

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61175330A JPS61175330A (ja) 1986-08-07
JPH063235B2 true JPH063235B2 (ja) 1994-01-12

Family

ID=6260805

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61012248A Expired - Lifetime JPH063235B2 (ja) 1985-01-25 1986-01-24 レール車両用デイスクブレーキのためのブレーキリンク機構

Country Status (4)

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