JPH0247610B2 - - Google Patents

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JPH0247610B2
JPH0247610B2 JP57134777A JP13477782A JPH0247610B2 JP H0247610 B2 JPH0247610 B2 JP H0247610B2 JP 57134777 A JP57134777 A JP 57134777A JP 13477782 A JP13477782 A JP 13477782A JP H0247610 B2 JPH0247610 B2 JP H0247610B2
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JP
Japan
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clutch
housing
brake
adjustment
nut
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JP57134777A
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JPS5834242A (ja
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Uiriamu Kurainhaagen Junia Chaaruzu
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Eaton Corp
Original Assignee
Eaton Corp
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Publication date
Application filed by Eaton Corp filed Critical Eaton Corp
Publication of JPS5834242A publication Critical patent/JPS5834242A/ja
Publication of JPH0247610B2 publication Critical patent/JPH0247610B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D65/00Parts or details
    • F16D65/38Slack adjusters
    • F16D65/40Slack adjusters mechanical
    • F16D65/52Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play
    • F16D65/56Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut
    • F16D65/567Slack adjusters mechanical self-acting in one direction for adjusting excessive play with screw-thread and nut for mounting on a disc brake
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2125/00Components of actuators
    • F16D2125/18Mechanical mechanisms
    • F16D2125/58Mechanical mechanisms transmitting linear movement
    • F16D2125/66Wedges

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Braking Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、力またはクリアランス検知式、特殊
な場合力検知式の、自動で一方向作動の(すなわ
ちスラツクを少なくする方向にのみ自動で働く)
スラツク調整装置に関し、「回転式調整要素」に
伝えられる調整時のトルクを制限するために「ト
ルク制限、すなわち力制限式」のコイル・スリツ
プ・クラツチを用いたものにおいて、手動調整の
際にはこの力制限式の自動調整機構と「回転式調
整要素」の間の縁を切る構成を有する。
[従来の技術] 鉄道車輛や自動車のデイスク式、ドラム式のブ
レーキに用いられる自動スラツク調整装置は、よ
く知られたものである。特に、力検知式(クリア
ランス検知式とも呼ばれる)の一方向作動の自動
スラツク調整装置で、調整機構がブレーキシステ
ムでの力を検知して、それが、ドラムまたはデイ
スクと可動の摩擦要素が接触しているときに予想
される力の大きさに応じて予め設定された値を超
えたときに、調整機構の縁切りをするとか、スリ
ツプさせるとかして過調整になるのを防ぐという
ものについてはよく知られている。その詳細につ
いては米国特許RE26965および3507369がある。
クリアランス検知式のスラツク調整装置であつ
て、コイルスリツプクラツチ型のトルク制限摩擦
クラツチが調整要素に与えられるトルクを制限す
るために用いられているものについては米国特許
3507369および3901357あがる。
[発明が解決しようとする課題] 既存のクリアランス検知式の自動スラツク調整
装置は一般に広く受入れられてはいるが、必ずし
も満足すべきものではない。その理由は、「トル
ク制限」コイル・スリツプクラツチが、調整要素
をスラツク減少の方向に廻すとき、そのトルクが
大になる回転方向では働くように使われている故
に、摩擦や潤滑状態の変化に敏感に影響され、こ
の自動スラツク調整装置の製作や保守を面倒で高
価につくものとしていることにある。
既存のクリアランス検知式自動スラツク調整装
置が完全に満足すべきものでない理由としてはな
お、新しい摩擦ライニングを取付ける場合などに
おいて手動で調整を行うために、コイルクラツチ
機構を縁切りするとかバイパスすることができ
ず、手動調整時にはコイルクラツチに打勝つため
の力を必要とし、オペレータの疲労とかコイルク
ラツチの不当な摩擦を来す、という欠点があげら
れる。
本発明では、クリアランス検知式の自動クリア
ランス調整装置において、調整要素にスラツク減
少の方向の回転を与えるときそれにかかるトルク
を制限するためトルク制限コイルスリツプクラツ
チを用いるが、調整装置のハウジングの外部から
手動調整を行うために、コイルクラツチ機構を回
転式調整要素から縁切りすることができるための
機構を備えることにより、在来品の欠点を克服も
しくは最小にするものである。
[課題を解決するための手段] 以上のことはスプリングの力で常時噛合いの状
態におかれる二方向ポジテイブクラツチをコイル
クラツチ機構と「回転式調整要素」の間に介在さ
せることによつて達成される。この常時噛合いの
ポジテイブクラツチをハウジングの外からの操作
で引離し、コイルクラツチ機構とは縁なしに手動
で「回転式調整要素」を回転させるための機構が
備えられている。
本発明の一つの実施例においては、この常時噛
合いのポジテイブクラツチがブレーキライニング
がとり外されているときにだけ切離し可能である
ようになつている。こうすることによつて、スプ
リングが働かなくなつてもクラツチの縁は切れな
いということが保証される。したがつて本発明の
目的はクリアランス検知式の新しい改良された自
動スラツク調整装置を提供することにある。
本発明のもう一つの目的は、クリアランス検知
式のスラツク調整装置において調整要素を回転さ
せる「トルク制限」のコイルクラツチを利用する
場合、手動調整の目的のために、この調整要素を
コイルクラツチから切離すことがハウジングの外
部から容易に行えるように改善したものを提供す
ることにある。
[実施例] 本発明の目的やそのもたらす利便についての詳
細を示すため以下図面によつて説明する。
推奨される実施例について以下説明する。
先ず術語について述べておく。
上方へ、下方へ、右方へ、左方へ、というのは
ここで示す図面上でのことである。時計方向、反
時計方向というのは図面上で右側から見た場合の
方向である。また、内方へ、外方へ、というの
は、それぞれ、中心に向つてと、中心から離れる
方向へ、の意味である。これらの用語は派生語の
一部としても用いられる。以下の記述および「特
許請求範囲」において用いられているブレーキと
いう語は、種々の摩擦式軸接手すなわち一般にブ
レーキ、クラツチなどといわれるものを総称して
いる。
第1図、第1a図はそれぞれ本発明の自動スラ
ツク調整装置の一実施例の部分断面図と、第1図
に示す自動調整用のピン96と溝100の関係を
示す詳細図である。
この実施例はウエツジ型(楔形)アクチユエー
ターを用いたデイスクブレーキである。デイスク
ブレーキアクチユエーター調整装置を含むブレー
キアセンブリ10はフローテイングキヤリパーな
どのキヤリパー(不図示)に取付けられるハウジ
ング12を備えている。このハウジングまたはキ
ヤリパーは車輛など、それを支持するものに固定
されている。ハウジング12が12a,12b,
12cあるいはキヤリパーから成る構造を図に示
しているが、本発明はこの構造に限るものでな
い。よく知られている油圧式や空気式モーターな
どのアクチユエーターモーター(不図示)はハウ
ジング12に装着される。このアクチユエーター
は選択的にプツシリロツド14を図示の位置から
下方へ押し下げ、モーターリターンスプリング
(不図示)がプツシユロツドを図示の位置に復帰
させる。ローラーまたはローラーケージ16がプ
ツシユロツド14の端部18にあり、それらを直
線方向に運動させる。一つのローラーまたはセツ
トになつたローラー20はロツド14の端部18
とハウジングの一部12aの傾斜面22の間に接
触しながら介在している。他の側のローラーまた
はセツトになつたローラー24はロツドの端部1
8と、プランジヤーアセンブリ28のタペツト要
素26の表面27の間に介在して力を伝達する要
素になつている。プツシユロツドの端部18、ロ
ーラーケージ16および表面27、ハウジング内
表面22から成るこの構造はモデイフアイするこ
ともできるものであり本発明はこの構造に限定さ
れるものではない。ウエツジ型アクチユエーター
については米国特許3547229、4064973および
4085830に示されている。
適当な摩擦材でできた摩擦ライニング32をも
つたブレーキシユー(またはパツド)30がプラ
ンジヤーアセンブリ28の左端に装着される。デ
イスク34がブレーキシユー30と、もう一つの
ブレーキシユー(不図示)の間にあつて、ブレー
キシユー30は、ローラーケージアセンブリがウ
エツジの効果によつてタペツト26に力を及ぼす
とき、デイスク34と接触し、ハウジング12に
対するデイスク34の回転運動を制動する。リタ
ーンスプリング36はプランジヤーアセンブリ2
8を右方へ押し、タペツト26の表面27をロー
ラーケージアセンブリ16に接触させ、ブレーキ
が働いていないときの摩擦ライニング32とデイ
スク間のランニングクリアランスすなわちスラツ
ク(遊び)38を維持する。
よく知られているように、油圧モーターのスト
ロークをその有効レンジ内に維持し、また作動時
間を適正に保つためには、ランニングクリアラン
ス38は予め決められた限度内に維持されなけれ
ばならない。すなわち、摩擦ライニング32が摩
耗してくれば、ブレーキシユー30をタベツト2
6に対して左方に移動させることによつてその分
のスラツクを取つてやらなければならない。その
ようなスラツク解消、すなわちスラツク調整は、
手動あるいは、プランジヤーアセンブリ28の予
め定められた左方への最大移動距離をこえた移動
量を検知してそれに応じてタベツト26に対する
ブレーキシユー30の位置を調整するような自動
スラツク調整装置でもつて実現される。クリアラ
ンス検知式のスラツク調整装置が使われる場合、
その調整装置はブレーキシユー30がデイスクに
接触したときそれを感知し、その時点で調整操作
を停止し、機械的デフレクシヨンや弾性などに応
ずる過調整を防ぐ。
摩擦ライニング32の摩耗量が規定値を超えた
場合、それは第1図の軸方向距離39で示される
が、その摩擦ライニングは更新されなければなら
ない。
プランジヤーアセンブリ28はハウジング12
に軸方向には動くが回転はできないように収めら
れている。ここに示す実施例ではハウジングの一
部である12cにシヤフト41aがついており、
これがブレーキシユー30のボアー(開口穴)4
1bに嵌入されていることによつて回転が止めら
れている。回転を止める方法はほかにもあり、本
発明はここに示す方法に限るものではない。ロツ
ド40は、その一方のロツド端部42にはブレー
キシユー30がつき、他方のロツド端部44には
外ねじ46が切つてあり、ナツト要素50につい
ている内ねじ48がこれに嵌合している。ここに
示す実施例ではねじ46と48は左ねじである。
ナツト要素50はハウジング12の中で軸方向に
も回転方向にも動きうるもので、軸方向にはタペ
ツト26と共に動く。したがつて、ナツト要素5
0が回転せずに軸方向に動くときはロツド40も
ブレーキシユー30も一体になつて動き(機械的
デフレクシヨンや弾性を考えないとして)、ロツ
ド40に対してナツト要素50が回転するとブレ
ーキシユー30とタペツト26の軸方向距離が変
化することとなる。ナツト要素50はそれ故回転
式調整要素であり、ロツド40に対してナツト要
素50を回転させることでランニングクリアラン
スすなわちスラツク38の調整が行われる。ナツ
ト要素50をハウジング内で回転できないように
し、ロツド40をナツト要素50に対して回転さ
せることとしてもスラツク調整装置はできるの
で、そのような構造も本発明に含めている。タペ
ツト26の左方への動きは、プランジヤーアセン
ブリ28の部品である手動調整バレル52または
調整ブシング45によつて、ナツト要素50およ
びロツド40、ブレーキシユー30へ伝えられ
る。調整ブシング54は一般に管の形の要素でそ
の右端が、タペツト26にはまつて突き当たつて
いる。手動調整バレル52は一般にカツプの形の
要素で、その外面は調整ブシングの内面58に支
えられて軸方向に滑動し、ふさがつた方の端はタ
ペツトに当つている。調整ブシング54および手
動調整バレル52の左端にはクラツチ歯面である
フエーススプライン64,62があり、ナツト要
素50の右側の端に設けられたフエーススプライ
ン66と噛合うようになつている。スプリング6
8はナツト要素50を右側に押し、フエーススプ
ライン66とフエーススプライン62および64
の噛合いを維持する。スプリングリテーナー70
はリターンスプリング36とクラツチスプリング
68の両方を受ける。クラツチスプリング68は
リターンスプリング36より力が弱く径も小さ
い。フエーススプライン62,64および66は
クラツチスプリング68の力によつて常時噛合い
の二方向ポジテイブクラツチを形成するが、これ
についてはさらに後述する。力制限すなわちトル
ク制限のコイルクラツチ機構72は駆動スリーブ
74、ワンウエイ(一方向)クラツチ76、中間
スリーブ78、力制限コイルクラツチ80および
被動スリーブ82で構成される。中間スリーブ7
8は調整ブシング54の外表面84により回転可
能に支えられ、駆動スリーブ74は中間スリーブ
78の外表面86により回転可能に支えられてい
る。駆動スリーブ74および中間スリーブ78の
右端に調整ブシング54の肩部88に突当つてお
り、被動スリーブ82の右端は中間スリーブ78
の左側と突当つている。被動スリーブ82は調整
ブシング54に固定され、これと共に回転方向、
軸方向に動く。ここに示す実施例では、調整ブシ
ング54はきざみつきプレスフイツト90で被動
スリーブ82に固定されている。調整ブシング5
4と被動スリーブ82の結合方法としてはもちろ
ん溶接も考えられる。
被動スリーブ82に力を及ぼしているリターン
スプリング36は調整ブシング54を右側に押
し、これをタペツト26に突当てており、ナツト
要素50に力を及ぼしているクラツチスプリング
68はポジテイブクラツチのスプラインは面6
2,64および66を噛合い状態に保ち、さら
に、摩擦ライニング32がデイスク34と接触し
ないように保つている。
駆動スリーブ74はワンウエイクラツチ76を
介して中間スリーブ78を駆動する。ワンウエイ
クラツチ76は一方向の回転において駆動スリー
ブ74から実質的にトルクの全量を中間スリーブ
78に伝えるが、逆方向の回転では中間スリーブ
にはほとんどトルクを伝えない。ある種のコイル
クラツチ、スプラツグクラツチ、ラチエツトクラ
ツチなどもこの目的に使えるので、本発明はここ
に示す構造のワンウエイクラツチ76を用いるも
のに限らない。
中間スリーブ78の外面92は被動スリーブ8
2の外面94と隣接し、中心が一致し、実質的に
同径になつている。そして弛んだ状態で内径が表
面92および94の外径より僅かに小さいような
力制限のコイルクラツチ80が表面92および9
4に巻付いている。この表面のうち片方において
他方よりも僅かに大径にするとか、より摩擦係数
の大きいものとしてその他方の側の表面でのみ辷
りを起させることが考えられるが、それを本発明
の中に含まれる。
駆動スリーブ74には少なくとも1本のピン要
素96が固定されており、このピンは放射方向に
伸び、一般にはハウジング12のボアー98にお
いて形成されている螺旋形の溝100にはまつて
いるが、そこには予め決められた量のバツクラツ
シユを設けている。(少しく誇張して第1a図に
示している。)。したがつてプランジヤーアセンブ
リ28が左方へ距離102すなわちピン96と溝
100の間のクリアランスの軸方向コンポーネン
ト、を超えて移動した場合は、駆動スリーブ74
が第1図の右側から見て時計方向に廻されること
になる。距離102は、それとプランジヤーアセ
ンブリにおけるその他のバツクラツシユと合わせ
て、希望のランニングクリアランス38とほぼ等
しくなるように決められている。製作上の都合で
この螺旋形の溝はハウジング12にプレスフイツ
トされたインサート103に設けられている。
ワンウエイクラツチ76は駆動スリーブ74と
中間スリーブ78を回転伝達結合するものである
が、駆動スリーブ74が時計方向に廻るように回
転伝達するときにトルク大となり、逆方向の回転
伝達の場合は切離し、スリツプ、またはトルク小
となるように設計されたものである。
力制限のコイルクラツチ80は、中間スリーブ
78から被動スリーブ82へ時計方向のトルクが
伝えられるときその伝達可能なトルクが、摩擦ラ
イニング32がデイスク34に接触しないときに
ナツト要素50を廻すための必要トルクより大き
く、摩擦ライニング32がデイスク34に接触し
ているときのその必要トルクよりは小さくなるよ
うに巻かれている。このような力制限スリツプク
ラツチを用いることはこの分野ではよく知られて
おり米国特許3507369、3901357および4085830に
おいてより詳細に示されている。
本発明においては力制限スリツプクラツチ80
は、中間スリーブ78から被動スリーブ82へ時
計方向に回転を伝達するときそのトルク小の方向
で働くように巻かれたものとする。
一つの実施例ではコイルクラツチ80は、中間
スリーブ78から被動スリーブ82へ時計方向に
トルクを伝えるとき約200インチポンドのトルク
を伝えうることとなり、そしてこの200インチポ
ンドのトルクは、もし摩擦ライニング32がデイ
スク34に接触しないならば摩擦に打勝つて被動
スリーブ82とナツト要素50を廻しブレーキシ
ユー30の位置を進めるのに十分であり、もしラ
イニング32がデイスクに接触しているときは被
動スリーブ82を廻すのにトルクが不足であるこ
とが判明している。このように、コイルクラツチ
80はそのトルク小の回転方向のとき、クリアラ
ンス検知の目的のための、トルク制限すなわち力
制限式カプリングとして働くこととなる。
コイルクラツチ80を、ブレーキシユー30を
進める(スラツクを減らす)ときにそのトルク小
の方向で働くようなトルク制限カプリングとして
使うことは特に有利なことである。よく知られた
ように、(本発明と同じ発明者による出願147643、
1980年5月7日付参照)トルク大の方向で使うと
トルク伝達能力(すなわちスリツプトルク)はコ
イルクラツチと相手の面の間の摩擦係数に極めて
敏感に影響される。
したがつて、もしそのクラツチがトルク大の回
転方向でトルク制限の要素として使われたなら
ば、クラツチと相手面の仕上げや面の潤滑は注意
深くコントロールされなければならない。これに
反しトルク小の方向ではトルク伝達能力は極めて
安定であり、表面状態や潤滑にあまり影響されな
い。
被動スリーブ82は、調整ブシング54と軸方
向、回転方向ともジザギザつきのプレスフイツト
90で固定されており、調整ブシング54は、ク
ラツチスプリング68により常時噛合い状態にあ
る二方向ポジテイブクラツチのフエーススプライ
ン64および66により常時はナツト要素50を
駆動する関係にある。したがつて被動スリーブ8
2とこれに固定されている調整ブツシング54が
回転したとき常時噛合いのフエーススプライン6
4,66がスプリング68によつて噛合いを保つ
ているならば、ナツト要素50が同じく回転する
こととなる。
スプリングリテーナー70はリターンスプリン
グ36とクラツチスプリング68のシートとして
のほか、ロツド40のハウジング12の中での軸
方向の運動のための辷るべアリング面としても使
われる。リターンスプリング36は被動スリーブ
82および調整ブツシング54に力を及ぼし、プ
ランジヤーアセンブリ28をローラーアセンブリ
の方に押しやるほか、調整ブシング54の回転に
対する抵抗を発生させており、その抵抗はワンウ
エイクラツチ76の反時計方向の伝達可能トルク
より大きく、ワンウエイクラツチ76の時計方向
の伝達可能トルクよりも、またコイルクラツチ8
0のトルク大、トルク小の両方の伝達可能トルク
よりも小さくなつている。したがつてブレーキを
レリーズウするときにおける駆動スリーブ74の
反時計方向の回転は調整ブツシング54の回転を
ひき起さない。このようなわけでリターンスプリ
ング36は非常に好都合なバツクオフ(逆戻り)
防止の機能を発揮する。
手動調整バレル52にはスクエアドライバーや
アレンヘツドレンチなどの工具の頭がはまり込む
ような形の穴104が設けられており、この工具
でもつて手動調整バレル52に軸方向および回転
方向の力を与えることができる。穴104はタペ
ツト26のボアー106およびハウジングの一部
12aのボアー108と一線に揃つているので、
デイスクブレーキ10の外面から工具をこの穴1
04に挿入しナツト要素50を手動で廻してやる
ことができる。これについてはなお詳しく後述す
る。ボアー108はプラグ110でシールされ
る。
摩擦ライニング32の摩耗が予めきめられた限
度をこえたときなどには摩擦ライニング32を更
新しなければならないが、これを実行するには摩
耗したブレーキシユー30を取除き、新しくライ
ニングされたブレーキシユー30が取付けられ、
この新しいブレーキシユー30とデイスクの間に
予め決められたランニングクリアランスが得られ
るよう、プツシユロツド40を右方に引込めなけ
ればならない。このバツクオフ操作をするとき、
オペレータの労力を減らすために、工具の先端を
穴104に挿入し、軸方向にスプリング68を圧
縮するに十分な力を押して、手動調整バレル52
およびナツト要素50を左に移動させ、ナツト要
素50と調整ブツシング54の間にあつて常時は
噛合つているポジテイブクラツチのフエーススプ
ライン64,66を引離す。このようにしてナツ
ト要素50がコイルクラツチ機構72から縁切り
された以上は、コイルクラツチ80の力に打勝つ
という労力を必要とせずに、ナツト要素50を廻
してロツド40を後退させることが出来る。ナツ
ト要素50は、これにフエーススプライン62お
よび60で結合している手動調整バレル52を廻
すことによつて廻される。
第1図の実施例において、ナツト要素50がク
ラツチスプリング68によつて右方に押しやられ
たときのフエーススプライン64および66の回
転を伝える部分の軸方向長さ112は予め決めら
れたランニングクリアランス38より大きくして
ある。このようにすることにより摩擦ライニング
32が除去されない限りは常時噛合つているフエ
ーススプライン66−64が離脱することが防止
されるが、たとえスプリング68が働かなくなつ
ても自動スラツク調整は行われるという安全性が
得られる。もしスプリング68が働かなくなる
と、調整ブツシング64とナツト要素50の間の
回転伝達の大きめの噛合いは維持され、摩擦ライ
ニング32の面に働く力がこの摩擦ライニング3
2がデイスク34に働きかけることを防止するこ
とになる。手動調整は普通はデイスクブレーキ1
0のライニング更新の都度最初に行なわれること
であるので、このことは大きな誓約にはならない
と考えられる。
ブレーキを作用させようとする操作において
は、アクチユエーターの油圧モーターがプツシユ
ロツド14を下方に押し下げ、傾斜面22に接し
ているローラーケージ16がタペツト26を含む
プランジヤーアセンブリ28を左方に押し、摩擦
ライニング32をデイスク34に接触させる。も
し、このプランジヤーアセンブリ28の軸方向の
移動量がバツクラツシユすなわち遊びの距離10
2より小さければ駆動スリーブ74は回転されな
い。
しかし、もしランニングクリアランス38が過
度になつた場合、あるいはブレーキを作用させる
力がブレーキアセンブリ10の中での機械的偏り
が発生した場合は、プランジヤーアセンブリ28
は左方へ距離102をこえる距離の移動をするこ
とになる、少なくとも1個のピン96とハウジン
グ12の中の溝100が接触し、駆動スリーブ7
4が時計方向に廻される。
駆動スリーブ74から伝えられる時計方向のト
ルクは、その方向に有効にトルクを伝えるワンウ
エイクラツチ76によつて実質的に全部中間スリ
ーブ78に伝えられる。中間スリーブ78から伝
えられる時計方向のトルクは、トルク小の回転方
向で使われている力制限式コイルクラツチ80に
よつて、被動スリーブ82、調整ブシング54の
順に伝えられ、ここから常時噛合いのポジテイブ
クラツチのフエーススプライン64,66を経て
ナツト要素50に伝えられる。
このようなわけで、ナツト要素50に伝えられ
る時計方向の最大トルクは、コイルクラツチ80
のトルク小の方の伝達能力によつて制限されるこ
ととなるが、それ故に作動が安定で、コイルクラ
ツチ80と中間スリーブ78および被動スリーブ
82の外表面92および94の間の摩擦状態の影
響を受けない。
したがつて、プランジヤーアセンブリ28の軸
方向移動量が過度であつた場合は、ナツト要素5
0を廻すに必要なトルクの値が力制限のコイルク
ラツチ80のトルク小の方のトルク伝達能力を超
えない限り、ナツト要素50が廻され、ロツド4
0およびブレーキシユー30がデイスクの方へ前
進し、過度のスラツクを解消することになる。ブ
レーキシユー30の摩擦ライニング32がデイス
ク34に圧着されたとき、それ以上のプランジヤ
ーアセンブリ28の左方への移動は機械的デフレ
クシヨンの結果であつてブレーキの過調整をもた
らすことにはならない。何故ならば、ナツト要素
50を廻すに必要なトルクがコイルクラツチのト
ルク小の側でのトルク伝達能力を超え、コイルク
ラツチ80は表面92,94の片方または両方で
辷るからである。
ブレーキをレリーズするときは、プツシユロツ
ド14は上方に引き上げられ、プランジヤーアセ
ンブリ28全体がリターンスプリング36の力に
よつて右側に、第1図に示す静止の位置に動いて
行く。ブレーキを作動させたときに駆動スリーブ
74が時計方向に廻されていたとすれば、このリ
ターンストロークの際に駆動スリーブ74は反時
計方向に廻されることになるが、この駆動スリー
ブ74にピン96から与えられるトルクは、ワン
ウエイクラツチ76が外れるか辷るかするから、
中間スリーブ78に伝わらない。伝わつたとして
もコイルクラツチ80が辷るから被動スリーブ8
2に伝わらない。
もし、保守その他の目的で摩擦ライニングを装
着した状態で手動で調整装置をバツクオフ(すな
わちスラツクを増やす)することを希望するなら
ば、プラグ110をとり外し、ボア108,10
6を通して工具を受け穴104に挿入し、手動調
整バレル52を介してナツト要素50を反時計方
向に廻すことになる。ナツト要素50を反時計方
向に廻すということは、コイルクラツチ80がト
ルク小の方向で働いてこれに反抗し、さらにワン
ウエイクラツチ76はトルクを伝える方向で働
き、ピン96は溝100に接触することになる。
したがつて、摩擦ライニング32を装着したまま
手動でナツト要素50を反時計方向に廻すには、
システムの摩擦とコイルクラツチ80のトルク小
の方の伝達トルクの値の和と超えるトルクが必要
である。実際にはコイルクラツチ80のトルク小
の方のトルク伝達能力は約200インチポンドで、
摩擦の状況に比較的に敏感でないから、この状態
での手動バツクオフには約200インチポンドのト
ルクが必要であることとなる。
第2図は本発明の自動スラツク調整装置の他の
実施例の要部断面図である。第2図に示すウエツ
ジ式デイスクブレーキのアクチユエーター・アジ
ヤスターを含むブレーキアセンブリ200におい
て、第1図の実施例の場合と同一またはほぼ同一
の構造または機能をもつた要素には第1図と同じ
番号をつけて示し、ここで再び詳細に述べること
は避ける。ブレーキアセンブリ200はウエツジ
アクチユエーター(不図示)およびキヤリパーア
センブリを含むが、キヤリパーアセンブリは第1
図の場合と同様の摩擦ライニング32(不図示)
およびデイスク(不図示)を含んでおり、ブレー
キアセンブリ200は第1図に示したブレーキア
センブリ10とはほとんど同様に、選択的にブレ
ーキシユー30をデイスク34と接触させ、ブレ
ーキシユー30とデイスク34の間のランニング
クリアランス38を予め決めた値に維持するため
のものである。
ブレーキアセンブリ200にはハウジング12
があり、その中にロツド40が、軸方向には動き
回転はしないように収められており、タペツト2
6がウエツジローラーケージ(不図示)に接触し
ている。ロツド40の端44には外ねじ46があ
り、ナツト要素202の内ねじ48がこれに嵌合
している。前記ナツト要素50の場合と同じ理由
により、このナツト要素202が回転式調整要素
であることになる。
アセンブリ200には、調整ブツシング204
は、手動調整バレル206、駆動スリーブ74、
ワンウエイクラツチ76、駆動スリーブ74に固
定されたピン要素96、ハウジング12に設けら
れていてこのピンをうける螺旋形の溝100、中
間スリーブ78、力制限のコイルクラツチ80、
および被動スリーブ82がある。被動スリーブ8
2はきざみつきプレスフイツト90などによつて
調整ブシング204に固定されており、軸方向に
も回転方向にもこれと一体で動く。
ナツト要素202はその外径よりやや大きい内
径をもつ調整ブツシング204の内面ボア208
によつて辷りを許す形で受けられ、リターンスプ
リング36の力によつて右方におされ調整ブツシ
ング204に設けられた内面肩部210にはまり
込んでいる。調整ブツシング204には外面肩部
があり、これはスプリング36の力によつてその
右側の端面においてタペツト26に押し当てら
れ、左側の端面215は駆動スリーブ74に当つ
ている。
ナツト要素202の右側にはキヤビテイ214
がありそこに内側スプライン216が設けてあ
り、調整ブツシング204の右端にはボアがあり
そこには内側スプライン218が設けてある。キ
ヤビテイ214とこのボアは隣接し、同心であ
り、内側スプライン216および218は実質的
に同一形状である。手動調整バレル206には外
側スプライン222があつてこのスプラインは内
側スプライン216および218の両方に噛合う
形になつている。クラツチスプリング224が手
動調整バレル206を右方へ押しやり、調整ブツ
シング204とナツト要素202間の常時噛合い
のポジテイブクラツチ結合をもたらしている。
キヤビテイ214の軸方向長さが手動調整バレ
ル206の軸方向長さより長いから、手動調整バ
レル206をスプリング24の力に反抗して左方
へ押しやつてナツト202を調整ブツシング20
4からの縁切りすることができる。
手動調整バレル206には、この手動調整バレ
ル206に軸方向および回転方向の力を与えるた
めの工具の先端を受入れる特殊形の孔226があ
る。したがつて新しい摩擦ライニング32を取付
けるためにロツド34をバツクオフする場合など
に手動調整を行うには、ハウジング12の外から
タペツト26のボア228を通して工具をこの孔
226に挿入する。スプリング224を圧縮する
に十分な軸方向の力を与えることにより調整バレ
ル206は左方に動き、スプライン歯222が調
整ブツシング204のスプライン歯218から離
脱し、ナツト要素202と、調整ブツシング20
4およびそれに固定された被動スリーブ82との
間に介在する常時は噛合いの状態にあるポジテイ
ブクラツチが縁切れとなる。そこでナツト要素2
02を廻せばロツド40をタペツト26に対して
軸方向に前進させることも後退させることもでき
る。この手動調整は摩擦ライニング32が外され
ている場合も、装着されている場合も、コイルク
ラツチ80の力に打勝つということを必要としな
い。ブレーキの操作およびブレーキアセンブリ2
00の自動の力検知、調整の作用は実質的に前述
のブレーキアセンブリ10の場合と同様である故
ここでは説明しない。
第3図、第3a図はそれぞれ本発明の自動クラ
ツチ調整装置をカム作動シユー拡張式ドラムブレ
ーキに適用した実施例の分解図と、そのカム部分
の詳細図である。第3a図に示すように、サポー
ト300が回転可能にブレーキ作動カム302を
支えており、このカム302はカム軸304に固
定されていて、これがブレーキシユー306を放
射方向に拡げてブレーキドラム308に接触させ
るように働くという、ドラムブレーキアセンブリ
を示している。
レバーハウジングアセンブリ310はカム軸3
04に相対的に回転方向に調整ができる形で固定
され、油圧モーターなどのアクチユエーシヨンモ
ーター314で動かされるロツド312によつて
廻される。公知のように、スラツク調整装置はレ
バーハウジングアセンブリ310の中に収められ
ており、これはカム302のレバーハウジングア
センブリ310に対する回転方向での位置を調整
することにより、ブレーキシユー306とドラム
308の間のランニングクリアランスを調整する
ものである。
簡単に言うならば、作動カム302が選択的に
廻されるとブレーキシユー306が回転するブレ
ーキドラム308に摩擦接触しブレーキドラムの
回転が制動される。そしてカム302のレバーハ
ウジングアセンブリ310に対する回転方向位置
が、シユーとドラムの間のランニングクリアラン
スを摩耗などに対して調整するために利用され
る、ということになる。そのような調整装置は広
く知られており、前記の米国特許3507369を参照
すればより詳細に知られるであろう。
カム202はカム軸304に固定されており、
カム軸304はレバーハウジングアセンブリの中
に回転できるように収められているウオームギヤ
316に固定されている。ウオーム318はレバ
ーハウジングアセンブリ310内に回転可能に取
付けられており、ウオームギヤ316と噛合つて
いる。ウオーム318に与えられたコントロール
された回転と、これに伴うウオームギヤ316、
カム軸304およびカム302のレバーハウジン
グアセンブリ310に対するコントロールされた
回転がブレーキのランニングクリアランスすなわ
ちスラツクを調整することになる。ウオーム31
8、およびウオーム軸328はそれ故に回転式調
整要素となる。クリアランス検知式の自動スラツ
ク調整装置320は、駆動軸322、中間軸32
4および被動軸326を含んでいる。駆動軸32
2、中間軸324および被動軸326は同一中心
線上にあり、レバーハウジングアセンブリ310
に対し、または相互間で回転しえて、同一の外径
をもつている。被動軸326はウオーム軸328
に、クラツチスプリング332によつて噛合いが
保たれる常時噛合いの二方向ポジテイブのクラツ
チ330を介して結合されている。簡単に言う
と、レバーハウジングアセンブリ310に軸方向
に動けないように取付けられた被動軸326に
は、右側にクラツチ歯面336をもつたクラツチ
デイスク334が取付けられており、このクラツ
チ歯面336はウオーム軸328に固定されたコ
イルクラツチ340にその左側に向けて設けられ
た歯面338と常時噛合つている。ウオーム軸3
28をスプリング332の力に打勝つて右方へ動
かせば、クラツチ歯面338がクラツチ歯面33
6から離脱しクラツチ330は縁切れとなる。
ウオーム軸328は、たとえば摩擦クラツチ3
42で、摩擦面を介してレバーハウジングアセン
ブリ310に接続される。レバーハウジングアセ
ンブリ310のその静止の位置からの回転角が予
め規定されたよりも大きい場合は、それにランニ
ングクリアランスおよび/あるいは機械的デフレ
クシヨンが規定したより大きいことを示すもので
あるから、それに応じて駆動軸322を時計方向
に廻してやるための機構、たとえば螺旋形スプラ
イン344が設けられている。ウオーム318お
よびウオームギヤ316は、ウオーム318が時
計方向に廻ればカム302がスラツクを減少させ
る方向に進むように作られている。自動スラツク
調整装置320はまた、駆動軸322と中間軸3
24の端が接するところに巻付けられた第1のコ
イルクラツチ346、および被動軸326と中間
軸324の端が接するところに巻付けられた第2
のコイルクラツチ348を含んでいる。コイルク
ラツチ346は時計方向にトルク大で働く方向
に、コイルクラツチ348は時計方向にトルク小
で働く方向にそれぞれ設けられている。ワツシヤ
ー350がクラツチ346と348の間に入れら
れている。自動スラツク調整装置320を手動で
バツクオフするとき、軸328に回転方向および
軸方向の力を与えるために、外部から接触できる
フイテイング、たとえば六角形断面を有する軸端
352が設けられる。摩擦接続クラツチ342
は、システム内の他の摩擦抵抗と共に、軸328
の回転に反抗するトルクを発生するが、そのトル
クはコイルクラツチ346の反時計方向回転時の
トルク小の方向での伝達トルクより大きいので、
螺旋形スプライン344の反時計方向の回転の際
に不都合なバツクオフが起ることを防止される。
クラツチ342はなお、ブレーキを作動させたと
きにカム302にかかる力に起因してウオームギ
ヤが廻されることを防止する。コイルクラツチ3
46の代りにワンウエイクラツチやラチエツト機
構を用いてもよいはずである。覆い354は軸端
352のところでハウジングをシールするため用
いられる。
スラツク調整装置320の作動の仕方は第1図
で示した自動調整の作動および米国特許3507369
と類似しているのでここに詳しく述べない。
以上、本発明について推奨される実施例とし
て、ある程度特定に属することも含めて説明した
が、これらのものはあくまでも例であつて、製造
の詳細、部品の組合せや配列は、本発明の思想お
よび範囲から逸脱することなく、種々に変えられ
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第1a図はそれぞれ本発明の自動スラ
ツク調整装置の一実施例の部分断面図と、第1図
に示す自動調整用のピン96と溝100の関係を
示す詳細図、第2図は本発明の自動スラツク調整
装置の他の実施例の要部断面図、第3図、第3a
図はそれぞれ本発明の自動クラツチ調整装置をカ
ム作動のシユー拡張式のドラムブレーキに適用し
た実施例の分解図と、そのカム部分の詳細図であ
る。 10……ブレーキアセンブリ、12,12a,
12b,12c……ハウジング、14……プツシ
ユロツド、16……ローラーゲージ、18……ブ
レーキアクチユエータ機構、20,24……ロー
ラー、22……ハウジング内表面、26……タペ
ツト、27……タペツト表面、28……プランジ
ヤーアセンブリ、30……ブレーキシユー、32
……摩擦ライニング、34……摩擦デイスク、3
6……リターンスプリング、38……ランニング
クリアランス、39……距離、40……ロツド、
41a……シヤフト、41b……ボアー、42,
44……ロツド端部、46……外ねじ、48……
内ねじ、50……ナツト要素、52……手動調整
バレル、54……調整ブシング、56,58……
表面、60,62,64,66……フエーススプ
ライン、68……クラツチスプリング、70……
スプリングリテインナー、72……コイルクラツ
チ機構、74……駆動スリーブ、76……ワンウ
エイクラツチ、78……中間スリーブ、80……
コイルクラツチ、82……被動スリーブ、84,
86,88……外表面、90……プレスフイツ
ト、92,94,98……表面、96……ピン、
100……溝、102……距離、103……イン
サート、104……受け穴、106,108……
ボア、110……プラグ、112……軸方向の長
さ、200……ブレーキアセンブリ、202……
ナツト要素、204,212……調整ブシング、
206……手動調整バレル、208……ボア、2
10……キヤビテイ、216,218……内側ス
プライン、222……外側スプライン、224…
…クラツチスプリング、226……孔、300…
…サポート、302……カム、304……カム
軸、306……ブレーキシユー、308……ブレ
ーキドラム、310……レバーハウジングアセン
ブリ、312……ロツド、314……アクチユエ
ーシヨンモータ、316……ウオームギア、31
8……ウオーム、320……スラツク調整装置、
322……駆動軸、324……中間軸、326…
…被動軸、328……ウオーム軸、330……ポ
ジテイブクラツチ、332……クラツチスプリン
グ、334……クラツチデイスク、336,33
8……クラツチ歯面、340……フツドメンバ
ー、342……クラツチ、344……螺旋形スプ
ライン、346……ワンウエイクラツチ、348
……コイルクラツチ、350……ワツシヤ、35
2……軸端、354……覆い。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブレーキ装置の選択的に接触、離脱される摩
    擦面間のランニングクリアランスを予め規定した
    とおりに維持する自動スラツク調整装置であつ
    て、 ハウジングと、 前記ハウジングと相対的に移動可能であり、ブ
    レーキを働かせるアクチユエーター機構と、 前記ハウジングに回転可能に支持された駆動要
    素と、 前記ブレーキアクチユエーターの移動距離が規
    定の値を超えたときそれに応じて前記駆動要素を
    回転させる機構と、 前記ハウジングに回転可能に支持され、前記駆
    動要素と同一中心線上にあり、それと相対的に回
    転しうる中間要素78および324と、 前記ハウジングに回転可能に支持され、前記中
    間要素に隣接し該中間要素と同一中心線上にあり
    該中間要素と相対的に回転しうる被動要素と、 前記ハウジングに回転可能に支持され、第1の
    方向に廻ればブレーキのスラツクを有効に減少さ
    せ、第1の方向と逆方向に廻ればそのスラツクを
    増加させるような回転式の調整要素と、 常時は噛合いの状態で、前記回転式の調整要素
    を前記被動要素と一体にして回転させるポジテイ
    ブクラツチと、 前記駆動要素が、前記調整要素が前記第1の方
    向に回転するような方向に回転するとき、この駆
    動要素から前記中間要素にトルクを有効に伝達す
    るワンウエイクラツチ76と、 前記中間要素と前記駆動要素の間に介在し、そ
    の伝達トルクが、前記回転式調整要素が前記第1
    の方向に廻される場合には、ブレーキの摩擦面が
    接触していないときの回転式調整要素の必要トル
    クより大きく、ブレーキの摩擦面が接触している
    ときの回転式調整要素の必要トルクより小さい力
    制限のコイルクラツチと、 前記常時噛合い状態にあるポジテイブクラツチ
    を引き離し、同時に前記回転式調整要素を回転さ
    せることを前記ハウジングの外から行なえる機構
    から成る、自動スラツク調整装置。 2 前記常時噛合いの状態のポジテイブクラツチ
    が、 前記被動要素に固定されて回転し、軸方向には
    固定された第2のポジテイブクラツチ要素の歯面
    に軸方向で噛合い/分離される歯面を有し、前記
    回転式の調整要素とともに回転する第1のポジテ
    イブクラツチ要素と、該第1のポジテイブクラツ
    チ要素の歯面を前記第2のポジテイブクラツチ要
    素の歯面に噛合わせるように付勢するスプリング
    を有し、 前記ハウジングの外部から回転式調整要素を操
    作する手段は、前記第2のポジテイブクラツチ要
    素を軸方向および回転方向に動かす力を及ぼすこ
    とができ、かつハウジングの外部から工具が嵌合
    される1つのフイツテイングである特許請求の範
    囲第1項記載の自動スラツク調整装置。 3 前記被動要素に対して軸方向に移動可能、か
    つ回転方向に回転可能な手動調節バレルを有し、 前記常時噛合い状態のポジテイブクラツチが、
    前記回転式の調整要素に固定され、第1の軸方向
    に伸びている第1の歯面と、前記被動要素に固定
    され第1の軸方向と反対の第2の軸方向に伸びて
    いる第2の歯面と、前記手動調整バレルに固定さ
    れ前記第2の軸方向に伸びている第3の歯面と、
    からなり、前記第1の歯面が軸方向に前記第2お
    よび第3の歯面と同時に噛合う構成を有し、 前記被動要素を前記第1の軸方向に押す第1の
    スプリングと、前記回転式調整要素を前記第1の
    軸方向に前記クラツチの第1の歯面が第2、第3
    の歯面に噛み込むように押す第2のスプリングを
    有し、 また前記ハウジングの外から調整を行うための
    機構が、ハウジングの外から工具を挿入して嵌合
    し、この調整バレルを前記スプリングの力に打勝
    つて前記第2の軸方向に押しやり、前記第1、第
    3の歯面の噛合いはそのままで第1の歯面を第2
    の歯面から引離し、前記手動調整バレルを回転す
    ることができる前記手動調整バレルに設けられて
    いるフイツテイングからなる特許請求の範囲第1
    項記載の自動スラツク調整装置。 4 前記常時噛合い状態のポジテイブクラツチ
    が、 前記被動要素に回転伝達のために設けられた第
    1の歯面と、 前記回転式調整要素に回転伝達のために設けら
    れた第2の歯面と、 前記被動要素に対し軸方向に移動が可能で、そ
    の第1の位置においては前記第1および第2の歯
    面に同時に噛合い、第2の位置においては第2の
    歯面にのみ噛合うような歯面をもつた移動要素
    と、 該移動要素を前記第1の軸方向に押しているス
    プリングからなり、 前記ハウジングの外から調整を行う機構は、前
    記移動要素に固定されているフイツテイングを有
    し、外部から該フイツテイングに工具を挿入すれ
    ば、この移動要素を回転し、かつ軸方向に動かす
    ことができる特許請求の範囲第1項記載の自動ス
    ラツク調整装置。 5 前記コイルクラツチの巻き方向が、前記調整
    要素を前記第1の方向に廻す場合そのトルク小の
    方向でトルクを伝達する特許請求の範囲第2項乃
    至第4項のいずれか1項に記載の自動スラツク調
    整装置。 6 前記ブレーキの摩擦ライニングが前記回転式
    調整要素と共に軸方向に動くものであり、前記ポ
    ジテイブクラツチの第1の歯面が第2の歯面から
    完全に離脱するために必要な調整要素の移動距離
    が、予め設定されているランニングクリアランス
    より大きい特許請求の範囲第3項記載の自動スラ
    ツク調整装置。 7 前記駆動要素を回転させる要素の1つと前記
    駆動要素が前記ブレーキアクチユエータの動きに
    応じて軸方向に移動可能であり、 前記駆動要素を回転させる要素の1つと前記駆
    動要素には一般の螺旋形の溝100があり、該溝
    の中には前記駆動要素を回転させる要素と前記駆
    動要素のうちの他の一方に固定されたピン要素9
    6がはまり込んでおり、この溝とピンの間にはバ
    ツクラツシユ102があり、そのバツクラツシユ
    の大きさは、前記ブレーキの摩擦面の間のランニ
    ングクリアランスが予め決められた限度内にある
    とき、前記駆動要素を回転させる要素と前記駆動
    要素の間で起ると予想される軸方向の相対的変位
    の大きさと対応する特許請求の範囲第1項記載の
    自動スラツク調整装置。 8 前記ポジテイブクラツチの第1および第2の
    歯面が、相近接し中心線が揃つているボアーの内
    側スプラインであり、前記移動要素に設けられた
    歯面がこの内側スプラインに嵌合する外側スプラ
    インである特許請求の範囲第4項記載の自動スラ
    ツク調整装置。 9 ブレーキ摩擦ライニング32と摩擦デイスク
    34の間のランニングクリアランス38を予め規
    定した値に維持するための、一方向作動のクリア
    ランスセンシングの自動スラツク調整装置を含む
    デイスクブレーキ作動アセンブリであつて、 サポートと、 前記サポートに対して回転可能なデイスク34
    と、 前記サポートに回転しないように固定されたア
    クチユエータハウジング12と、 前記サポートに対して回転運動する前記デイス
    クの回転を制動するため、そのデイスクに選択的
    に接触する、前記サポートに対して軸方向に動く
    少なくとも一つの摩擦ライニング32と、 ナツト要素50と、一端がこのナツト要素に嵌
    合するねじで、他端には前記摩擦ライニングを備
    えたロツド要素40とから成り、前記ハウジング
    の中で軸方向に動きうるが、前記ナツト要素、ロ
    ツト要素のうちの一方は前記ハウジングに対し回
    転できないようになつており、前記ナツト要素、
    ロツド要素のうちの他方が第1の方向に回転する
    ときは前記摩擦ライニングが前記ナツト要素に対
    して、前記デイスクの方へと軸方向移動し、逆方
    向に廻されるときは、前記摩擦ライニングは前記
    ナツト要素に対して前記デイスクから離れる方向
    に軸方向に移動するプランジヤーアセンブリ28
    と、 アクチユエーターモーター、プツシユロツド1
    4およびローラーアセンブリ16から成り、その
    ローラーアセンブリが前記プランジヤーアセンブ
    リの、摩擦ライニングとは反対の端部に接触し、
    前記アクチユエーターモーターからの伸長によ
    り、前記プランジヤーアセンブリが前記デイスク
    に押しつけられる前記ハウジングに取付けられた
    ウエツジ式アクチユエーターアセンブリと、 前記プランジヤーアセンブリを前記ローラーア
    センブリの方に押しつけるためのリターンスプリ
    ング36と、 前記ハウジングの中で回転しうる駆動要素と、 前記プランジヤーアセンブリが予め定められた
    量以上に軸方向移動した場合、それに応じて前記
    駆動要素を廻す機構と、 前記ハウジングの中で回転可能であり、前記駆
    動要素と同一中心線上であつて、該駆動要素と相
    対的に回転可能な中間要素と、 前記ハウジングの中で回転でき、前記中間要素
    に隣接してそれと同一中心線上におかれ、該中間
    要素と相対的に回転可能な被動要素と、 常時は噛合いの状態にあり、前記被動要素と前
    記ロツドとナツトの組合せにおける可動となつて
    いる方のものとを回転伝達結合させるポジテイブ
    クラツチと、 前記駆動要素と前記中間要素の間に介在し、前
    記ロツドとナツトの組合せにおける可動となつて
    いる方のものが第1の方向に廻されるような回転
    方向の場合にはトルクを有効に伝達し、 前記ロツドとナツトの組合せにおける可動とな
    つている方のものが反対方向に廻されるような回
    転方向の場合にはその方向の回転に反抗する摩擦
    力のために回転が伝達されないワンウエイクラツ
    チと、 前記中間要素から前記被動要素へその回転方向
    にトルクを伝達し、前記ロツドとナツトの組合せ
    における可動となつている方のものを回転させる
    その伝達トルクが、前記ブレーキの摩擦ライニン
    グとデイスクが接触していないときに前記ロツド
    とナツトの組合せにおける可動となつている方の
    ものを廻すための必要トルクよりは大きく、前記
    ブレーキの摩擦ライニングとデイスクが接触して
    いるときのその必要トルクより小さいように巻か
    れたトルク制限式コイルクラツチと、 前記ハウジングの外から前記常時噛合いの状態
    にあるポジテイブクラツチを選択的に引離し、そ
    して前記ナツトとロツドの組合せにおける可動と
    なつている方のものを回転させるための機構から
    成るデイスクブレーキ作動アセンブリ。 10 前記常時は噛合いの状態にあるポジテイブ
    クラツチが、前記被動要素に回転伝達のために設
    けられた第1の歯面と、前記ナツトとロツドの組
    合せにおける可動となつている方のものに回転伝
    達のために設けられた第2の歯面と、前記被動要
    素に対して軸方向に移動可能であり、その第1の
    軸方向位置においては前記第1および第2の歯面
    に噛合い、第2の軸方向位置においては前記第2
    の歯面にのみ噛合うような歯面をもつ移動要素
    と、からなり、 前記移動要素を前記第1の軸方向位置に押して
    いる1つのスプリングを有し、 前記ハウジングの外から調整のための機構は、
    前記移動要素にフイツテイングがついており、こ
    れに工具を外部から挿入して、これをもつて前記
    移動要素に回転方向の力を及ぼしうるものである
    特許請求の範囲第9項記載の自動スラツク調整装
    置。 11 前記被動要素に対して軸方向に移動可能、
    かつ回転方向に回転可能な手動調製バレルを有
    し、 前記常時噛合いの状態のポジテイブクラツチ
    が、前記ロツドとナツトの組合せにおける可動側
    のものに固定されて第1の軸方向に伸びている第
    1の歯面と、前記被動要素に固定され、第1の軸
    方向と反対の第2の軸方向に伸びている第2の歯
    面と、前記手動調整バレルに固定され、前記第2
    の軸方向に伸びている歯面から成り、 前記第1の歯面は前記第2および第3の歯面と
    同時に軸方向に噛合うものであり、 前記被動要素を前記第1の軸方向に押している
    第1のスプリングと、前記ロツドとナツトの組合
    せにおける可動となつている方のものを前記第1
    の軸方向に押している第2のスプリングを有し、
    さらに該第2のスプリングは前記ロツドとナツト
    の組合せにおける可動となつている方のものを前
    記手動調整バレルと一緒に軸方向移動するように
    圧しており、 前記ハウジングの外から調整を行うための機構
    は、前記手動調整バレルに設けられているフイツ
    テイングであつて、該フイツテイングには外部か
    ら工具を押入して嵌合し、前記手動調整バレルに
    前記第2の軸方向への押圧力および回転方向の力
    を及ぼすことができ、前記手動調整バレルが前記
    第2の軸方向に押されると前記ポジテイブクラツ
    チの第1の歯面が第2の歯面から引き離され、第
    1の歯面と第3の歯面の噛合いは維持される特許
    請求の範囲第9項記載の自動スラツク調整装置。 12 前記ポジテイブクラツチの第1の歯面が第
    2の歯面から完全に離脱するために必要な前記第
    2の軸方向への第1の歯面の移動距離が予めきめ
    られたランニングクリアランスより大きい特許請
    求の範囲第11項記載の自動スラツク調整装置。 13 ブレーキの摩擦要素間のランニングクリア
    ランスを予め定められた値に維持するための、一
    方向作動クリアランスセンシングの自動スラツク
    調整装置を含むデイスクブレーキ作動アセンブリ
    であつて、 サポートと、 前記サポートに対して回転可能なデイスクと、 前記サポートに対して回転しないように固定さ
    れたアクチユエーターハウジングと、 前記サポートに対し軸方向に移動可能であり、
    選択的に前記デイスクに接触し、そのデイスクの
    前記サポートに対する回転運動を制動する少なく
    とも一つの摩擦要素と、 ナツト要素と、一端がこのナツト要素と嵌合す
    るねじであり、他端には前記摩擦要素を有するロ
    ツド要素とから成り、前記ハウジングの中で軸方
    向に移動可能であるが、前記ロツド要素は前記ハ
    ウジングに対し回転不能であり、前記ナツト要素
    が前記第1の方向に廻されるときは前記摩擦要素
    が前記ナツト要素に対し前記デイスクの方へ軸方
    向移動し、逆方向に廻されるときは前記摩擦要素
    は前記ナツト要素に対して前記デイスクから離れ
    る方向に軸方向移動し、さらに、前記ハウジング
    に対し回転方向にも軸方向にも移動可能でその一
    端は前記ナツト要素に、他端はタペツトに当つて
    いる中空の調整ブシングを有するプランジヤーア
    センブリと、 アクチユエーターモーター、プツシユロツド、
    ローラーケージアセンブリから成り、このローラ
    ーケージアセンブリがプランジヤーアセンブリの
    タペツトに接触しており前記アクチユエーターモ
    ーターからの伸長によつて前記プランジヤーアセ
    ンブリが前記デイスクに有効に押しつけられるよ
    うになつている、前記ハウジングに取付けられた
    ウエツジ式アクチユエーターアセンブリと、 前記ハウジング内で回転でき、前記調整ブシン
    グと共に軸方向に動き、この調整ブシングと相対
    的に回転可能な駆動要素と、 前記プランジヤーアセンブリの軸方向移動量が
    予め定められた値を超えたとき、それに応じて前
    記駆動要素を回転させる機構と、 前記ハウジング内で回転可能であり、前記駆動
    要素と同一中心線上にあり、該駆動要素に対して
    回転可能な中間要素と、 前記ハウジング内で回転可能であり、前記中間
    要素に隣接し、同一中心線上にあつて、この中間
    要素に対して回転でき、回転方向、軸方向とも調
    整ブシングと結合されている被動要素と、 前記調整ブシングのボアーの内面で支えられ、
    この調整ブシングに対して回転方向にも軸方向に
    も動くことができ、一端は前記ナツト要素に、他
    端は前記タペツトに当接している手動調整バレル
    と、 前記手動調整バレルに設けられたクラツチ歯面
    と前記調整ブシングに設けられたクラツチ歯面に
    軸方向に同時に噛合うような複数のクラツチ歯面
    を有する前記ナツト要素の手動調整バレル側の端
    面と、 前記被動要素と調整ブシングをタペツトの側へ
    押しやる第1のスプリングと、 前記ナツト要素をタペツトの方へ押し、このナ
    ツト要素に設けられているクラツチ歯面を前記調
    整ブシングに設けられているクラツチ歯面および
    前記調整バレルに設けられているクラツチ歯面に
    噛込ませるための第2のスプリングと、 前記駆動要素と前記中間要素を回転伝達結合さ
    せるワンウエイクラツチと、 前記中間要素から前記被動要素にトルクを伝え
    るが、その伝達可能なトルクが、前記ナツト要素
    を前記第1の方向へ廻す場合、前記ブレーキ摩擦
    要素と前記デイスクが接触していないときの前記
    ナツト要素の必要トルクよりは大きく、前記ブレ
    ーキ摩擦要素と前記デイスクが接触しているとき
    のその必要トルクよりは小さいような力制限のコ
    イルクラツチと、 前記手動調整バレルに軸方向および回転方向の
    力を与えるための工具を前記ハウジングの外部か
    ら挿入したときこれを受けるためこの手動調整バ
    レルに設けられたフイツテイングから成るデイス
    クブレーキ作動アセンブリ。 14 前記ナツト要素に設けられているクラツチ
    歯面が前記調整ブシングに設けられているクラツ
    チ歯面から完全に離脱するために必要な前記手動
    調整バレルおよびナツト要素の調整ブシングに対
    する軸方向の移動距離が予め決められたランニン
    グクリアランスより大きいような、特許請求の範
    囲第13項記載の自動スラツク調整装置。 15 前記ハウジングと前記タベツトにはそれぞ
    れボアーがあり、それらボアーは前記フイツテイ
    ングと心が揃つており、ハウジングのボアーには
    着脱できるプラグが装着されている、特許請求の
    範囲第13項または第14項記載のデイスクブレ
    ーキ作動アセンブリ。 16 前記ナツト要素、前記手動調整バレル、前
    記調整スリーブについているクラツチ歯面がフエ
    ーススプラインである、特許請求の範囲第13項
    または第14項記載のデイスクブレーキ作動アセ
    ンブリ。 17 ブレーキシユーの摩擦パツドとブレーキド
    ラムの間のランニングクリアランスを予め決めら
    れた値に維持する、カム302作動によるシユー
    拡張型ドラムブレーキ装置であつて、 前記カムに対して回転が調整できるように固定
    されており、ブレーキ操作源と連結されており、
    一つの軸の回りを回転されるとき前記ブレーキが
    働く、アクチユエーターレバーハウジングアセン
    ブリ310と、 前記レバーハウジングアセンブリの中に回転可
    能に収められ、前記カムに対しては回転可能に固
    定されているウオームギヤ316と、 前記レバーハウジングアセンブリの中に回転可
    能に収められ、前記ウオームギヤと噛み合い、前
    記レバーハウジングアセンブリに対して第1の方
    向に廻れば前記カムの前記レバーハウジングアセ
    ンブリに対する回転方向相対位置が変りブレーキ
    のスラツクが減少するウオーム318と、 前記レバーハウジングアセンブリに回転可能に
    収められた駆動要素322と、 前記レバーハウジングアセンブリの回転角度が
    予め決められた値をこえたときにそれに応じて前
    記駆動要素を回転させる機構344と、 前記レバーハウジングアセンブリに回転可能に
    収められ、前記駆動要素に隣接しそれと同一中心
    線にあり、該駆動要素に対して回転可能な中間要
    素324と、 前記レバーハウジングアセンブリに回転可能に
    収められ、前記中間要素に隣接しそれと同一中心
    線にあり、該中間要素に対して回転可能な被動軸
    326と、 前記レバーハウジングアセンブリに同一中心線
    上で隣接する前記被動軸と回転可能に収められ、
    前記被動軸と常時噛合いのポジテイブクラツチを
    介して連結される、ウオームが同軸上に設けられ
    ているウオーム軸328と、 前記駆動要素と前記中間要素を回転伝達結合さ
    せるワンウエイクラツチ346と、 前記中間要素から前記被動軸にトルクを伝達
    し、前記ウオームが前記第1の方向に廻るような
    方向にトルクが伝達されるときその伝達可能なト
    ルクが、前記ブレーキシユーの摩擦ライニングが
    前記ドラムと接触していないときに前記ウオーム
    が回転するための必要トルクよりは大きく、前記
    ブレーキシユーの摩擦ライニングが前記ドラムと
    接触しているときのその必要トルクよりは小さい
    力制限のコイルクラツチ348と、 前記レバーハウジングの外側から前記ウオーム
    軸に回転方向および軸方向の力を与えるような機
    構352から成る、自動スラツク調整装置。 18 前記常時噛合いのポジテイブクラツチ33
    0が、ウオーム軸に固定され第1の軸方向に伸び
    ている第1の歯面338と、 前記被動軸に固定され反対の方向に伸びている
    第2の歯面336を有し、これらの歯面が軸方向
    で噛合つており、 前記ウオーム軸を前記第1の軸方向に押しやる
    ためのスプリング332を備え、前記レバーハウ
    ジングアセンブリの外から調整を行うための機構
    が、前記レバーハウジングアセンブリから突出し
    たウオーム軸の端に、工具をはめ込むための特殊
    形状を与えたものであつて、この工具によつて前
    記ウオーム軸に回転方向の力および、前記第2の
    軸方向への力を加えられる特許請求の範囲第17
    項記載の自動スラツク調整装置。
JP57134777A 1981-08-03 1982-08-03 自動スラツク調整装置 Granted JPS5834242A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US289030 1981-08-03
US06/289,030 US4394890A (en) 1981-08-03 1981-08-03 Automatic slack adjuster

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Publication Number Publication Date
JPS5834242A JPS5834242A (ja) 1983-02-28
JPH0247610B2 true JPH0247610B2 (ja) 1990-10-22

Family

ID=23109718

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JP57134777A Granted JPS5834242A (ja) 1981-08-03 1982-08-03 自動スラツク調整装置

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EP (1) EP0072116B1 (ja)
JP (1) JPS5834242A (ja)
AR (1) AR227600A1 (ja)
AU (1) AU547281B2 (ja)
BR (1) BR8204580A (ja)
CA (1) CA1194816A (ja)
DE (1) DE3268272D1 (ja)
ES (1) ES8308619A1 (ja)
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