JPH06323058A - スライドドアの自動開閉装置 - Google Patents

スライドドアの自動開閉装置

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JPH06323058A
JPH06323058A JP11706493A JP11706493A JPH06323058A JP H06323058 A JPH06323058 A JP H06323058A JP 11706493 A JP11706493 A JP 11706493A JP 11706493 A JP11706493 A JP 11706493A JP H06323058 A JPH06323058 A JP H06323058A
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bracket
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motor
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Jun Yamagishi
純 山岸
Atsushi Kaminaga
淳 神永
Yosuke Aitani
陽介 合谷
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Ohi Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 車体に対するドア移動装置の取り付け作業を
容易に行うことができ、しかも、精度的にも優れたもの
にする。 【構成】 ドア移動装置Aは、ドア移動駆動部8、歯付
ベルト11等の各部品をステップブラケット5に全て装着
して組み付けた状態で、ステップブラケット5を車両の
ステップ下面のサイドシル1aに固定し、次いで、ベル
トジョイント15にドア側に連結した後、仮止めブラケッ
ト16が外されることにより、ドア移動装置Aとドア2と
が連結される。ベルトジョイント15は、仮止めブラケッ
ト16によりステップブラケット5に対して正規の位置に
決められてドア側に連結されるので、ドア2の建て付け
の誤差に影響されることなく、正規の経路を辿って移動
することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両等のスライドドア
を、駆動源により車体に沿って強制的に開閉移動し得る
ようにしたドア移動装置を備えたスライドドアの自動開
閉装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両のスライドドアをモータ駆動
により自動で開閉し得るようにした装置としては、例え
ば、特開平3-248914号公報に開示されているようなもの
がある。この装置は、開口部の下方位置にある、サイド
シルとステップ部との間に、ステップ部の下面に固設さ
れた支持ブラケットにより回転自在に支持された螺旋シ
ャフトと、支持ブラケットに固設され、かつ、螺旋シャ
フトを回転させる駆動モータと、螺旋シャフトの回転に
伴ってその軸心方向に沿って車体前後方向に移動するス
ライド部材とから構成されるドア移動装置(同公報で
は、開閉駆動装置)を配置し、スライド部材とスライド
ドア側のガイドブラケットとを連結して、螺旋シャフト
を回転させることにより、スライドドアが車体前後方向
にスライドせしめられるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スライドドアの自動開閉装置は、ドア移動装置を車体に
装着するには、ドア移動装置の各部品をサイドシルとス
テップ部との間にそれぞれ配置して位置決めしなければ
ならないため、狭いスペースでの作業が余儀なくされて
装着作業が面倒であるとともに、それぞれの部品の位置
精度が出難いという問題点がある。本発明は、従来の技
術が有する上記のような問題点に鑑み、車体に対するド
ア移動装置の取り付け作業を容易に行うことができ、し
かも、精度的にも優れたスライドドアの自動開閉装置を
提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の装置は、車両のスライドドアを、駆動源に
より車体に沿って強制的に開閉移動し得るようにしたド
ア移動装置を備えたスライドドアの自動開閉装置におい
て、ドア移動装置が、ステップの下方のサイドシルに取
り付けられるステップブラケットと、ステップブラケッ
トに装着され、かつ、モータ駆動により回動し得る駆動
プーリを有するドア移動駆動部と、ステップブラケット
の裏面に無端状に配索され、かつ、駆動プーリの回動に
よりスライドドアの移動方向に沿って往復回走する駆動
力伝達手段とを備え、駆動力伝達手段にドア側に連結さ
れるジョイントブラケットが止着されていることを特徴
としている。
【0005】
【作用】ドア移動装置は、ドア移動駆動部、歯付ベルト
等の各部品をステップブラケットに全て装着して組み付
けた状態で、ステップブラケットを車両のステップ下面
のサイドシルに固定し、次いで、ベルトジョイントにド
ア側に連結した後、仮止めブラケットが外されることに
より、ドア移動装置とドアとが連結される。ベルトジョ
イントは、仮止めブラケットによりステップブラケット
に対して正規の位置に決められてドア側に連結されるの
で、ドアの建て付けの誤差に影響されることなく、正規
の経路を辿って移動することができる。
【0006】
【実施例】以下、本発明を、一実施例を図面に基づいて
説明する。図6において、(1)は、自動車の車体、(2)
は、車体(1)の側面に開閉可能に装着されたスライドド
ア(以下、単にドアという)で、車内側側面に固着された
スライドローラ(2a)が車体の側面に設けられたレール
(3)に摺動自在に支持され、図6に2Bで示す全閉位置
から、車体(1)の側面より若干外方に移動しながら後方
に移動した後、車体(1)の側面と平行に後方に開く2A
で示す全開位置との間を開閉移動する。
【0007】車体(1)の出入口部のステップ(4)下面に
は、ドア(2)を全閉位置から全開位置までモータ駆動に
より強制的に開閉移動させるドア移動装置(A)が設けら
れている。
【0008】ドア移動装置(A)は、ステップ(4)下面の
サイドシル(1a)に固着され、かつ、所定の高さを有す
る複数の脚部(1b)上に固定されるステップブラケット
(5)と、ステップブラケット(5)の後方に形成された隆
起部(5c)の裏面に装着され、正逆回転可能なドア移動
モータ(6)により回転駆動される歯付の駆動プーリ(7)
を備えたドア移動駆動部(8)と、駆動プーリ(7)と駆動
プーリ(7)の近傍に枢着されたリヤプーリ(9)とステッ
プブラケット(5)の裏側前方に枢着されたフロントプー
リ(10)とに掛け廻され、駆動プーリ(7)の回転により往
復回走する可撓性の無端状の駆動力伝達手段をなす歯付
ベルト(11)とを有し、ドア(2)の移動方向に沿って移動
する歯付ベルト(11)には、ベルトストッパー(13)がネジ
(14)により狭持されて連結されるとともに、ベルトスト
ッパー(13)には、ベルトジョイント(15)の基部(15a)が
軸(13a)により回動可能に枢着されている。なお、駆動
力伝達手段は、歯付ベルトに換えて、ケーブルを採用し
ても良い。この場合は、駆動プーリ(7)に換えて、ケー
ブルを巻き込み、巻き解し可能なドラムを採用するのが
望ましい。
【0009】ステップブラケット(5)の外周には、下方
に折曲されたフランジ部(5f)が形成され、かつ、ドア
(2)の全開位置と半開位置との間に対応するステップブ
ラケット(5)の平行ステップ部(5e)には、ステップブ
ラケット(5)のステップ部分を補強するための、断面コ
字形の補強メンバー(5b)が固着されるとともに、ステ
ップブラケット(5)の前方には、歯付ベルト(11)の傾斜
部(11a)より、外側に突出したフロントステップ部(5d)
が形成されている。
【0010】図13乃至図15に示すように、ドア移動駆動
部(8)は、ハウジング(54)と、ハウジング(54)のモータ
収納部(54a)に収納されて固定されるドア移動モータ
(6)と、ハウジング(54)に軸(39a)により枢着され、ド
ア移動モータ(6)の出力軸に固着されたピニオン(6a)
に噛合する第1減速歯車(39)と、軸(40a)により枢着さ
れ、第1減速歯車(39)に噛合する第2歯減速車(40)と、
ハウジング(54)の裏側に軸(40a)の角柱部(40b)に嵌合し
て第2歯車(40)と一体的に回動する駆動プーリ(7)と、
ハウジング(54)の開口を閉塞するカバー(55)と、歯付ベ
ルト(11)が通過する開口部(56a)が穿設され、歯付ベル
ト(11)が駆動プーリ(7)に確実に噛合するように案内す
るプーリカバー(56)とを備えている。なお、ドア移動駆
動部(8)は、駆動プーリ(7)側からの入力により、ドア
移動モータ(6)の出力軸が逆転し得るように減速されて
いる。
【0011】第1歯車(39)の軸(39a)廻りには、反対側
に向けて貫通した複数(本実施例においては3個)の調整
作業孔(39b)が穿設されている。調整作業孔(39b)の下方
に対応ハウジング(54)には、固定部(54b)が形成させて
いる。
【0012】(57)は、ハウジング(54)にドア移動モータ
(6)を位置調整可能に固定するためのモータブラケット
で、ハウジング(54)の固定部(54b)に螺合するネジ(58)
が貫通して固定される取付片(57a)が設けられている。
【0013】第1減速歯車(39)に対するドア移動モータ
(6)のピニオン(6a)の位置調整は、ドア移動モータ
(6)をモータブラケット(57)を介して固定部(54b)に仮
止めし、かつ、第1、2減速歯車(39)(40)をハウジング
(54)に取り付けた後、調整作業孔(39b)が固定部(54b)の
真上に来るように、第1減速歯車(39)を廻し、この状態
で、ドア移動モータ(6)のピニオン(6a)が確実に第1
減速歯車(39)に噛合するように、ドア移動モータ(6)を
位置調整して、調整作業孔(39b)からドライバーを挿入
して、ネジ(58)を締め付けることにより、ドア移動モー
タ(6)を確実に調整位置に固定することができる。
【0014】(16)は、ステップブラケット(5)とベルト
ジョイント(15)とにネジ(16a)により脱着可能に連結さ
れて、ベルトジョイント(15)を正規の位置に仮固定する
仮止めブラケットで、ベルトジョイント(15)がドア側ブ
ラケット(12)に連結されるまで妄りに動くことがないよ
うに、ステップブラケット(5)に仮止め固定して、ベル
トジョイント(15)にドア側ブラケット(12)を連結した後
は、ネジ(16a)を外してステップブラケット(5)から取
り外される。
【0015】ドア(2)は、ドア側ブラケット(12)にベル
トジョイント(15)の端部をボルト(12a)により止着し
て、ドア移動モータ(6)の正逆回転して駆動プーリ(7)
を回転させることにより、歯付ベルト(11)がドア(2)の
開閉方向に沿って往復回走して、レール(3)に沿って開
閉移動する。
【0016】(50)は、ステップブラケット(5)の裏側に
固定された一時停止スイッチで、ドア(2)がドア移動装
置(A)により閉じられて、全閉位置の手前約20〜30cm程
度の位置に達すると、ベルトストッパー(13)に形成され
た突起部(13b)に当接して瞬間的に閉じて作動すること
により、ドア移動装置(A)のドア移動モータ(6)への電
源供給を停止させて、ドア(2)をその位置で一旦停止さ
せるものである。この状態では、後述するようにドア移
動モータ(6)の回路を閉回路にして、モータブレーキを
作用させて、ドア(2)が停止位置から妄りに移動しない
ように制動力を作用させる。
【0017】(17)は、歯付ベルト(11)の傾斜部分(11a)
に対応するステップブラケット(5)の裏面に固着される
フロントガイドで、歯付ベルト(11)が妄りに弛むことが
ないように案内して、歯付ベルト(11)に所定の張り具合
を作用させるものである。(18)は、ステップブラケット
(5)の裏側に取付孔(5a)を避けて千鳥状に固定される
ドア移動装置(A)のハーネス、(19)は、ドア(2)の開閉
時に安全のためにチャイム等の警報音を発生させる作動
警報装置である。
【0018】ドア移動装置(A)は、上述のようなドア移
動駆動部(8)、歯付ベルト(11)等の各部品をステップブ
ラケット(5)の裏側に全て装着して組み付けた状態で、
ステップブラケット(5)を車両のステップ(4)下面のサ
イドシル(1a)に固着された脚部(1a)にネジ(1c)によ
り固定し、次いで、ベルトジョイント(15)にドア側ブラ
ケット(12)を連結した後、仮止めブラケット(16)が外さ
れることにより、ドア移動装置(A)とドア(2)とが連結
される。
【0019】この場合、ベルトジョイント(15)は、仮止
めブラケット(16)によりステップブラケット(5)に対し
て正規の位置に決められてドア側ブラケット(12)に連結
されるので、ドア(2)の建て付けの誤差に影響されるこ
となく、正規の経路を辿って移動することができる。
【0020】歯付ベルト(11)の移動により、ベルトスト
ッパー(13)及びベルトジョイント(15)が傾斜部分(11a)
に差し掛かると、ベルトジョイント(15)がステップブラ
ケット(5)のフロントステップ部(5d)の裏側に進入し
て行く。そのとき、ステップブラケット(5)のフロント
ステップ部(5d)の縁には、他の部分に比較して低いフ
ランジ部(5f)が形成され、かつ、補強メンバー(5b)が
設けられていないので、ベルトジョイント(15)とドア側
ブラケット(12)とを連結するネジ(12a)がフロントステ
ップ部(5d)に縁に干渉することがなく、裏側に進入す
ることができる。
【0021】(48)は、ドア(2)の前端面に対向する車体
(1)に設けられたドアスイッチで、ドア(2)が全閉位置
から少なくても後述するハーフラッチ位置までの間に位
置しているときに、ドア(2)の前端面に当接して作動す
る。(20)は、車体(1)の運転席近傍に設けられた操作ス
イッチで、オープンスイッチ(20a)とクローズスイッチ
(20b)とを有し、各スイッチ(20a)(20b)を操作すること
により、ドア移動装置(A)を開方向及び閉方向に作動さ
せることができる。
【0022】操作スイッチ(20)のクローズスイッチ(20
b)が操作されると、即座に作動警報装置(19)が作動し
て、警報音を発生させて乗降車にドア移動を知らせると
ともに、所定時間経過後にドア移動装置(A)が作動し
て、ドア(2)が閉じ方向に移動する。また、ドア(2)が
一時停止スイッチ(50)により一時停止した後は、所定時
間内に、操作スイッチ(20)が再操作されると、即座に作
動警報装置(19)及びドア移動装置(A)が作動するように
制御される。
【0023】(24)は、ドア(2)の前端面に対向する車体
(1)のセンターピラーに設けられた車体側コネクタ、(2
5)は、車体側コネクタ(24)に対向するドア(2)側に出没
自在に設けられたドア側コネクタで、ドア(2)がハーフ
ラッチ位置の手前にある時点から、互いに対向する各コ
ネクタ(24)(25)が接触して、車体(1)からドア(2)への
給電を可能にする。
【0024】ドア(2)内には、ドア(2)が、ドア(2)の
後端側に装着されたドアロック(26)内におけるラッチ
(図示略)と車体(1)側に固着されたストライカ(図示略)
とが辛うじて係合する、いわゆる半ドア状態であるハー
フラッチ位置まで閉じたとき、上記ラッチを強制的に回
動させて、ドア(2)をフルラッチ位置まで強制的に閉じ
るようにしたクロージャ装置(B)と、ドアロック(26)に
おけるリリースレバー(46)にケーブル(47)を介して連係
され、このリリースレバー(46)を解除方向に回動させる
ことにより、ラッチのストライカとの拘束を解いて、ド
ア(2)を開く解除装置(C)とが設けられている。
【0025】クロージャ(B)は、図11に示すように、ド
アロック(26)がハーフラッチ位置にあるとき、ベースプ
レート(29)に固定されたクロージャモータ(27)が正転す
ることにより、ハウジング(30)内に回転自在に収納され
たウォームとウォームホイールから成る減速機構(28)及
びその出力軸に固嵌されたピニオン(28a)を介して、ベ
ースプレート(29)に軸(31)により回動自在に枢着された
セクターギヤ(32)を回動させ、このセクターギヤ(32)の
回動により、ケーブル(33)をもってセクターギヤ(32)と
連係されたドアロック(26)のクローズレバー(34)を図9
において矢示方向に回動させる。このクローズレバー(3
4)の回動により、ドアロック(26)におけるラッチの腕部
(35)を押して、ラッチをストライカと完全に噛合するフ
ルラッチ位置まで回動させて、もってドア(2)を、ハー
フラッチ位置からフルラッチ位置まで強制的に閉じるこ
とができるようになっている。
【0026】ラッチがフルラッチ位置まで移動すると、
クロージャモータ(27)が逆転して、セクターギヤ(32)及
びクローズレバー(34)が原位置に復帰回動する。(43)
は、セクターギヤ(32)に当接して、クロージャー装置
(B)の原位置を検出する中立スイッチである。
【0027】ドアロック(26)には、ドア(2)がハーフラ
ッチ位置に達したとき、それに連動するオープンレバー
(37)の作動を検知してハーフラッチ位置を検出するハー
フラッチスイッチと、クローズレバー(34)の移動軌跡上
に設けられ、クローズレバー(34)がフルラッチ位置に移
動したことを検出するフルスイッチ(41)とが設けられて
いる。
【0028】ドアロック(26)に軸(46a)により枢着され
たリリースレバー(46)の上端には、折曲されて切欠溝(4
6b)を有する連結片(46c)が形成されるとともに、軸(46
a)寄りには、円弧状の長孔(46d)が穿設されている。連
結片(46c)の切欠溝(46b)には、端末に端末部(47a)が止
着されたケーブル(47)の端部が挿通されたカラー(46e)
が止着されている。長孔(46d)には、操作ハンドル(52)
に連結されるケーブル(53)の端部が移動可能に連結され
る。
【0029】ドア(2)に装着されたドアロック(26)のリ
リースレバー(46)の連結片(46c)に、ケーブル(47)が挿
通されたカラー(46e)を止着することにより、ドアロッ
ク(26)にケーブル(47)が脱落することなく連結され、そ
の後、解除装置(C)とドアロック(26)とをそれぞれドア
(2)の所定の位置に取付けて、ケーブル(47)の他の端末
を解除装置(C)の出力レバー(45)に連結することによ
り、解除装置(C)とドアロック(26)と連結することがで
きる。従って、ドア(2)の狭いスペースに取り付けられ
たドアロック(26)に、ケーブル(47)を連結する作業がな
くなり、連結作業を効率的に行うことができる。
【0030】図12において、(21)は、車載された電源と
してのバッテリー、(23)は、自動車の走行状態を検知す
る車速スイッチ、(38)は、ドア移動装置(A)を各状況に
応じて制御する制御回路、(42)は、クロージャー装置
(B)、解除装置(C)を各状況に応じて制御する制御回
路、(44)は、解除装置(C)のモータ、(49)は、ドア(2)
の全開位置を検出する全開スイッチ、(R1)(R2)は、クロ
ージャー用リレー、(R3)は、解除用リレー、(R6)(R7)
は、ドア移動用リレーである。
【0031】ドア(2)の車内外に設けられた操作ハンド
ル(52)は、ケーブル(53)を介してドアロック(26)のリリ
ースレバー(46)の長孔(46d)に連結され、操作されるこ
とにより、リリースレバー(46)を介して、オープンレバ
ー(37)を作動させて、ドアロック(26)のラッチとストラ
イカとの係合を解除して、ドア(2)を開けることができ
る。(51)は、操作ハンドル(52)の操作を検出するハンド
ルスイッチで、クロージャー装置(B)が作動中であって
も、前記操作を検出することにより、クロージャーモー
タ(27)を逆転させて、クロージャー装置(B)を原位置に
復帰させる。(22)は、自動車のギヤをチェンジするため
のシフトレバーである。
【0032】次に、図12に示す制御回路をも参照して、
本発明の実施例の作用について説明する。ステップブラ
ケット(5)に、ドア移動駆動部(8)、歯付ベルト(11)等
の各部品を装着し、かつ、仮止めブラケット(16)によ
り、ベルトジョイント(15)をステップブラケット(16)に
対して正規の位置に仮止め状態にしたドア移動装置(A)
を、サイドシル(1a)に脚部(1b)を介して固定した後、
仮止めされたベルトジョイント(15)に、ドア側ブラケッ
ト(12)をネジ(12a)により連結する。その後、仮止めブ
ラケット(16)をステップブラケット(5)及びベルトジョ
イント(15)から取り外すことにより、ドア移動装置(A)
とドア(2)とが連結されて取付作業が完了する。
【0033】上述のように、ドア移動装置(A)が取付け
られることにより、ベルトストッパー(13)及びベルトジ
ョイント(15)は、ドア(2)の建て付けに影響されること
なく、歯付ベルト(11)とともに正規の経路を移動するこ
とができる。従って、ベルトストッパー(13)と一時停止
スイッチ(50)との間をクリアランス調整を車両組み付け
後に行うことなく、容易かつ確実に行われる。
【0034】車速感知スイッチ(23)が自動車の停止状態
を、また、ドアスイッチ(48)がドア(2)の開状態をそれ
ぞれ検知している状態から、操作スイッチ(21)のクロー
ズスイッチ(20b)が閉扉操作されると、作動警報装置(1
9)が鳴った後、所定時間経過後、クローズリレー(R7)が
励磁されて、バッテリー(21)の電源がドア移動モータ
(6)に供給されるように、制御回路(38)により制御され
る。ドア移動モータ(6)に電源が供給されると、ドア移
動モータ(6)が正転方向に回転し、ピニオン(6a)、第
1減速歯車(39)、第2減速歯車(40)を介して駆動プーリ
(7)が回転して、歯付ベルト(11)がドア(2)の閉扉方向
に沿って移動する。もって、ドア(2)は、ベルトストッ
パー(13)、ベルトジョイント(15)、ドア側ブラケット(1
2)を介して強制的に閉扉方向に移動させられる。操作ス
イッチ(21)が操作されているときは、安全性のため、作
動警報装置(19)が鳴り続ける。
【0035】ドア(2)が全閉位置の手前約20〜30cmに達
すると、一時停止スイッチ(50)が瞬間的に作動し、制御
回路(38)がこのことを記憶して所定時間一時停止フラグ
を立てて、ドア移動装置(A)のドア移動モータ(6)を停
止させ、ドア(12)を全閉位置の手前で一旦停止させる。
この一時停止にあるとき、操作スイッチ(20)を操作して
いる状態では、モータブレーキリレー(R8)が励磁されて
いて、ドア移動モータ(6)を含む回路を閉回路にして、
ドア(12)が妄りに移動することがないように、モータ移
動モータ(6)にモータブレーキを作用させる。
【0036】ドア(2)が一時停止した後、操作スイッチ
(21)の操作を一旦中断し、その後、再び、操作スイッチ
(20)のクローズスイッチ(20b)を閉扉操作すると、作動
警報装置(19)が再び作動するとともに、即座に、ドア移
動モータ(6)が作動を開始して、ドア(2)を全閉位置に
向けて移動させる。
【0037】ドア(2)がハーフラッチ位置の若干手前ま
で閉じて、車体側コネクタ(24)とドア側コネクタ(25)と
が接触すると、車体側からドア(2)内の制御回路(42)に
電源が供給される。ドア(2)がハーフラッチ位置まで移
動すると、ドアロック(26)のラッチにストライカが係合
して、ハーフラッチスイッチ(36)がハーフラッチ位置を
検出し、制御回路(38)によりドア移動装置(A)のドア移
動モータ(6)への電源供給を停止制御して、ドア移動装
置(A)を停止させる。
【0038】続いて、クロージャーリレー(R1)を励磁し
て、クロージャ(B)のクロージャモータ(27)が作動し
て、クロージャ(B)におけるセクターギヤ(32)が減速機
構(28)を介して図11において矢示方向に回動させられ
て、ケーブル(33)を介してクローズレバー(34)がクロー
ズ方向に回動して、クローズレバー(34)によりハーフラ
ッチ位置に移動したラッチの腕部(35)を押して、ラッチ
がフルラッチ位置に向かって強制的に回動させられ、ド
ア(2)は、クロージャ(B)の力により全閉位置に向かっ
て確実に移動させられる。
【0039】フルスイッチ(41)がクローズレバー(34)の
フルラッチ位置への移動を検出すると、クローズリレー
(R2)が励磁されて、クロージャーモータ(27)が逆転制御
され、セクターギヤ(32)が中立位置に復帰して中立スイ
ッチ(43)が中立位置を検出すると、クロージャーモータ
(27)の作動を停止させて、クロージャ(B)が原位置に復
帰して停止するとともに、クロージャー装置(B)への電
源供給が停止させられる。
【0040】ドア(2)が全閉状態にあって、かつ、車速
スイッチ(23)が自動車の停止状態を検知している状態に
おいて、操作スイッチ(21)のオープンスイッチ(21a)を
操作することにより、解除リレー(R3)が励磁されて、解
除装置(C)のモータ(44)の作動により、出力レバー(45)
が図8において矢示方向に作動して、ケーブル(47)を介
してリリースレバー(46)及びオープンレバー(37)が解除
作動させて、ラッチとストライカとの係合を解除し、ド
ア(2)がシール反力によりフルラッチ位置からドア開扉
方向に若干押し出される。そのとき、ケーブル(53)の端
末部(53a)は、長孔(46d)を空振り移動して、操作ハンド
ル(52)に操作力が伝達されない。
【0041】ドア(2)が開扉方向に移動させられて、ド
アスイッチ(48)がドア(2)の開扉状態を検出すると、解
除装置(C)が作動が停止制御されて付勢部材(45a)によ
り中立位置に復帰するとともに、今度は、ドア移動モー
タ(6)が作動して、ドア(2)は、ドア移動装置(A)によ
り全開方向に向けて移動させられて、ドア(12)の全開位
置を全開スイッチ(49)が検出することにより、ドア移動
装置(A)の作動が停止する。
【0042】ドア(2)が停止状態にあるとき、ドア(2)
を手動で開閉移動させると、ドア移動部(A)のドア移動
駆動部(8)が逆転されて、手動でドア(2)を開閉するこ
とができる。なお、手動時には、ドア移動モータ(6)を
含む回路は、開回路になっており、モータブレーキが作
用することがないので、軽快にドア(2)を移動させるこ
とができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明は、ステップブラ
ケットに、モータ駆動により回動し得る駆動プーリを有
するドア移動駆動部と、駆動プーリの回動によりスライ
ドドアの移動方向に沿って往復回走する駆動力伝達手段
とを装着して、ドア移動装置を構成するとともに、駆動
力伝達手段にドア側に連結されるジョイントブラケット
を止着したことにより、ステップブラケットを車体に取
り付けて、ドア側にジョイントブラケットを連結するだ
けの作業で、ドア移動装置を簡単に車体に組み付けるこ
とができ、取り付けスペースを最小限に押さえることが
できる。また、ジョイントブラケットがドア側に連結さ
れるまで、ジョイントブラケットを仮止めブラケットに
よりステップブラケットに仮止めしたので、ドアの建て
付けに影響されることなく、駆動力伝達手段が正規の位
置を移動することができ、精度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す、ステップブラケット
を透視したドア移動装置の平面図である。
【図2】ドア移動装置の平面図である。
【図3】図2におけるX−X線断面図である。
【図4】ベルトストッパーの要部の平面図である。
【図5】ドア移動装置の一部を切り欠いた斜視図であ
る。
【図6】本発明を適用した自動ドア開閉装置を備える自
動車の要部の概要斜視図である。
【図7】自動車の要部の縦断面図である。
【図8】解除装置とドアロックの側面図である。
【図9】ドアロックの斜視図である。
【図10】リリースレバーの要部の斜視図である。
【図11】クロージャー装置の側面図である。
【図12】制御回路図である。
【図13】ドア移動駆動部のカバーを外した平面図であ
る。
【図14】図13におけるY−Y線断面図である。
【図15】ドア移動駆動部の分解斜視図である。
【符号の説明】
(A)ドア移動装置 (1)車体 (1a)サイドシル (1b)脚
部 (2)ドア (4)ステ
ップ (5)ステップブラケット (6)ドア
移動モータ (7)駆動プーリ (8)ドア
移動駆動部 (11)歯付ベルト(駆動力伝達手段) (12)ドア
側ブラケット (13)ベルトストッパー (15)ベル
トジョイント (16)仮止めブラケット (19)作動
警報装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のスライドドアを、駆動源により車
    体に沿って強制的に開閉移動し得るようにしたドア移動
    装置を備えたスライドドアの自動開閉装置において、ド
    ア移動装置が、ステップの下方のサイドシルに取り付け
    られるステップブラケットと、ステップブラケットに装
    着され、かつ、モータ駆動により回動し得る駆動プーリ
    を有するドア移動駆動部と、ステップブラケットの裏面
    に無端状に配索され、かつ、駆動プーリの回動によりス
    ライドドアの移動方向に沿って往復回走する駆動力伝達
    手段とを備え、駆動力伝達手段にドア側に連結されるジ
    ョイントブラケットが止着されていることを特徴とする
    スライドドアの自動開閉装置。
  2. 【請求項2】 ステップブラケットに、ジョイントブラ
    ケットをステップブラケットに仮止めする仮止めブラケ
    ットを脱着可能に連結したことを特徴とする請求項1記
    載のスライドドアの自動開閉装置。
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