JPH0632238Y2 - 液体処理筒 - Google Patents

液体処理筒

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JPH0632238Y2
JPH0632238Y2 JP930789U JP930789U JPH0632238Y2 JP H0632238 Y2 JPH0632238 Y2 JP H0632238Y2 JP 930789 U JP930789 U JP 930789U JP 930789 U JP930789 U JP 930789U JP H0632238 Y2 JPH0632238 Y2 JP H0632238Y2
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liquid
cylinder
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processing cylinder
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卓一郎 黒瀬
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卓一郎 黒瀬
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は紫外線の照射によって液体中の細菌の殺菌、有
機物の酸化分解を行う液体処理筒に関するものである。
〈従来技術〉 紫外線を照射して液体中の細菌の殺菌処理を行い細菌の
存在しない処理液を得る装置や液体中の有機物の酸化分
解処理を行い有機物(TOC)の存在しない処理液を得
る装置は既に知られている。
これらの装置においては、液体処理筒の物理的強度を持
たせるため、又後述する溶出物の処理液への流出を極力
避けるため、さらには紫外線の反射率を高めるために、
液体処理筒の材質としてはステンレスを使用することが
多かった。
〈本考案が解決しようとする問題点〉 しかし、物理的強度及び紫外線反射率の点では支障ない
が、処理液の純度が問題となる産業分野(半導体製造、
医薬品製造等)においては、ステンレスより溶出する鉄
イオンやクロムイオン等の溶出物が処理液に流出して純
度が悪化し、この処理水を使用する製品(半導体や医薬
品等)の品質及び歩留まりの低下になる等種々の不都合
があった。
このような不都合を改善するために、液体処理筒内に石
英ガラス等の紫外線透過率が高く、かつ溶出物が流出し
ない材質よりなる通液用の内筒を付設していた。しか
し、液体処理筒の内面に石英ガラスよりなる通液用の内
筒の外面を間隙なく付設することは難しく、どうしても
両面に間隙が生じ、処理液の通液圧により物理的強度の
弱い内筒が破損するという問題があった。
〈考案が解決する問題点〉 本考案は前述した紫外線を照射する液体処理筒の問題点
を解決するもので、その目的とするところは、石英ガラ
ス等よりなる通液用の内筒が処理液の通液圧で破損する
ことを防止するとともに、紫外線の照射を高め、処理液
中への不純物イオン等の溶出物の流出を防止することに
ある。
〈問題点を解決するための手段〉 本考案は、内臓させた紫外線ランプから照射する紫外線
によって液体中の細菌の殺菌、有機物の酸化分解を行う
液体処理筒内に、石英ガラス等の紫外線透過率が高く、
溶出物を流出しない材質よりなる通液用の内筒を付設す
るについて、液体処理筒の内面と通液用の内筒の外面と
の間に空隙部を形成するとともに、通液用の内筒に通液
孔を設けて通液用の内筒と空隙部とを連通させた液体処
理筒に関するものである。
〈作用〉 以上のように、本考案においては空隙部に処理液の一部
が流入するので、通液用の内筒の液圧と空隙部の液圧と
が等しくなり、処理液の液圧が石英ガラスよりなる内筒
にかからず、従って内筒が破損することがなく、紫外線
の反射がよくなり、処理液への溶出物の流出も少なくな
る。
〈実施例〉 以下に本考案の液体処理筒の構成の一例について説明を
する。
図中1はステンレス製の液体処理筒であり、紫外線ラン
プ2を内蔵させるが、この紫外線ランプ2は石英ガラス
よりなるカバー3に収めて液体処理筒の上蓋11と下蓋
10に固定する。
液体処理筒1の内部には、紫外線透過率が高く、かつ処
理液体中に溶出物が流出しない材質、たとえば石英ガラ
スよりなる通液用の内筒4を付設するが、この際に処理
筒1の内面と通液筒の内筒4の外面には空隙部5を形成
する。この空隙部5の間隔は通常1〜15mmが望まし
い。石英ガラス以外にも紫外線透過率が高く、かつ処理
液体中に溶出物が流出しない材質であれば、どんなもの
でも使用することができる。
通液用の内筒4には通液孔6を設け、処理液の一部が空
隙部5に流入するようにするが、この通液孔6の数は1
個又は複数個でよく、口径は3〜10mmが望ましい。
液体処理筒1の下蓋10には紫外線照射処理を行う液体
の流入管8を接続し、その上蓋11には処理液の流出管
9を接続する。
液体処理筒1と蓋10、11の間にはパッキング12を
設け、液漏れを防止する。
なお、紫外線ランプ2の石英ガラスよりなるカバー3は
必ずしも設けなくともよく、紫外線ランプ2を直接に液
体に触れるように液体処理筒1内に取り付けてもよい。
次に本考案の実施例の操作について説明をすると、細
菌、有機物を含む液体を流入管8より液体処理筒1の石
英ガラスよりなる通液用の内筒4内に圧入すると、液体
は内筒4内を上昇流で通過する間に、紫外線ランプ2よ
り照射される紫外線及び液体処理筒1の内面で反射する
紫外線によって細菌の殺菌処理、有機物の酸化分解処理
が行われ、細菌、有機物の存在しない処理液となって流
出管9から液体処理筒1外に流出して行く。
一方、処理液の一部は内筒4の通液孔6より空隙部5に
圧入して行き、内筒4と処理筒1の液圧とが等しくなる
ので、処理液の通液圧によって内筒4が破損することは
ない。従って石英ガラスの物理的強度が弱いが紫外線透
過率の高い材質を内筒4として使用することができるの
で、殺菌、酸化分解を効果的に行うことができる。さら
に内筒4の厚さを薄くして紫外線透過率を高めることも
可能である。
なお図においては、空隙部5に流入した処理液の一部を
空隙流出部5′から液体処理筒1外に流出させるように
構成し、空隙部5における処理液の滞留及び溶出物の流
出による内筒4内の処理液の純度の低下を防止してい
る。しかし処理液の純度があまり問題にならない場合
は、この空隙流出部5′を設けずに空隙部5だけを形成
してもよい。
本考案においては、紫外線を液体処理筒1の内面に反射
させて、殺菌、酸化分解処理を促進するが、さらに処理
を一段と促進するためには、図に示すように内筒4の外
面に、紫外線反射率の高い材質、たとえばアルミりなる
反射板7を取り付けるとよい。また反射板7を液体処理
筒1の内面に取り付けてもよく、この場合は多少紫外線
の反射率は劣るものの、処理液が液体処理筒1の内面に
接することがないために鉄イオン、クロムイオン等の溶
出物による処理液の純度の低下はない。なおアルミ以外
にも、紫外線反射釣りの高い材質であればなんでも使用
できる。
〈考案の効果〉 以上述べたように、本考案においては液体処理筒と通液
用の内筒との間の空隙部に処理液の一部が流入すること
によって、通液用の内筒の液圧と空隙部の液圧とが等し
くなり、処理液の液圧で石英ガラス等よりなる内筒が破
損することはない。従って通液用の内筒の材質として石
英ガラス等を使用できるるので、紫外線反射率が高くな
り殺菌、酸化分解効果がよくなり、又処理液が液体処理
筒の内面に接する部分が少ないために、鉄イオン等の溶
出物の流出も少ないので、純度の高い処理液を得ること
が可能である。特に空隙部の処理液を空隙流出部より排
出させる場合に高純度の処理液を得ることが可能であ
る。
さらに通液用の内筒の外面又は液体処理筒の内面にアル
ミ等よりなる反射板を設けると、殺菌、酸化分解効果は
一段と促進される。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の液体処理筒の実施例を示すもので、液体
処理筒と通液用の内筒との間に空隙流出部を有する空隙
部を形成し、通液用の内筒の外面にアルミ等よりなる反
射板をもうけた状態を現わす縦断面説明図である。 1……液体処理筒、5……空隙部 2……紫外線ランプ、6……通液孔 4……通液用の内筒、7……反射板

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内臓させた紫外線ランプから照射する紫外
    線によって液体中の細菌の殺菌、有機物の酸化分解を行
    う液体処理筒内に、石英ガラス等の紫外線透過率が高
    く、溶出物を流出しない材質よりなる通液用の内筒を付
    設するについて、液体処理筒の内面と通液用の内筒の外
    面との間に空隙部を形成するとともに、通液用の内筒に
    通液孔を設けて通液用の内筒と空隙部とを連通させた液
    体処理筒。
  2. 【請求項2】第一請求項の空隙部に、空隙流出部を設け
    た液体処理筒
  3. 【請求項3】第一請求項又は第二請求項の通液用の内筒
    の外面又は液体処理筒の内面にアルミ等の紫外線反射率
    の高い材質よりなる反射板を付設した液体処理筒
JP930789U 1989-01-31 1989-01-31 液体処理筒 Expired - Lifetime JPH0632238Y2 (ja)

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US9808544B2 (en) * 2005-08-31 2017-11-07 Ultraviolet Sciences, Inc. Ultraviolet light treatment chamber
JP2014004506A (ja) * 2012-06-22 2014-01-16 Ushio Inc 流体処理装置

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