JPH06322019A - N−メチルビニルアミン重合体の製造方法 - Google Patents
N−メチルビニルアミン重合体の製造方法Info
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Abstract
ド重合体を加水分解する第一工程、(b)前記加水分解
で生じた蟻酸及び/または蟻酸塩の存在下、必要により
蟻酸及び/または蟻酸塩を追加し、更に、ホルムアルデ
ヒドを加えてメチル化する第二工程、よりなる下記一般
式(II)、(III)で表される繰り返し単位を含有する
N−メチルビニルアミン重合体の製造方法。 【化2】 【化3】 【効果】 本発明方法によれば、N−メチルビニルアミ
ン重合体を効率よく製造できるので、製紙用の添加剤、
廃水処理用の凝集剤、染料の定着剤、帯電防止剤等の用
途分野に寄与するところが大である。
Description
ン重合体の製造方法に関する。N−メチルビニルアミン
重合体は弱塩基性領域での解離性に優れ、従来ビニルア
ミン重合体の用途として提案されている製紙用の添加
剤、廃水処理用の凝集剤、染料の定着剤、帯電防止剤等
の分野への適用が可能である。
法として、N−メチル−N−ビニルホルムアミドまたは
N−メチル−N−ビニルアセトアミドの重合体を加水分
解する方法が知られているが,この方法は原料モノマー
の製造が実用化に至っていない点とモノマーの重合性の
点で難点がある。
を得るためには、重合体にアルキルハライドを反応させ
る方法が一般的である。しかしながら、疎水性のアルキ
ルハライドの反応率を上げるためには、有機溶剤中で反
応を行なわなければならないという制限がある(特公昭
56−15643)。一方、従来、アミノ基のメチル化
反応として、蟻酸−ホルマリン系を用いたEschwe
iler−Clarke反応が知られており、反応を蟻
酸ナトリウム−ホルマリン系で実施する方法(J.Or
g.Chem.,36巻,829頁,1971)、反応
溶液のpHを4〜6とする改良法(Bull.Soc.
Chim.,1989頁,1966)等が知られてい
る。
例としてポリアリルアミンの塩酸塩のメチル化が知られ
ている(特公昭63−43402)。この例では、ポリ
アリルアミン重合体にの塩酸塩に塩基を加えてフリーア
ミンとした後、過剰の蟻酸を作用させている。
通常、塩の形で製紙用の添加剤、廃水処理用の凝集剤、
染料の定着剤、帯電防止剤などの用途に用いられ、優れ
た性能を示すことが知られている。しかしながら、ビニ
ルアミン重合体は1級アミンである上、隣接基同士の相
互作用があるために塩基性領域で解離性が著しく低下す
ることが知られている。このため、使用上、弱塩基性か
ら塩基性の条件でその機能が低下するという問題があっ
た。
分加水分解されたN−ビニルアミド重合体の方が完全に
加水分解されたビニルアミン重合体より優れた凝集効果
を示している。これはアミノ基の間にアミド基が入るこ
とによってアミノ基同士の相互作用が小さくなり、アミ
ノ基の有効量としては部分加水分解物の方が多くなって
いるためと推定される。同様の考え方から、例えば、メ
チル基を1級アミノ基に対して1つ以上部分的に導入し
て2級、3級のアミンとすれば、隣接基同士の相互作用
が小さくなり、アミノ基の解離性を高めることができる
こともと推定できる。従って、より効率よくN−メチル
ビニルアミンを製造する方法が望まれる。
を解決すべく鋭意検討を重ねた結果、N−ビニルホルム
アミド単位を有する重合体を酸加水分解し、ビニルアミ
ン単位を有する重合体とした後、加水分解で生じた蟻酸
または蟻酸塩をそのまま利用し、必要により蟻酸及び/
または蟻酸塩を加えた後、ホルムアルデヒドを作用させ
ることにより、N−メチルビニルアミン重合体が高収率
で得られることを見いだし本発明を完成するに至った。
般式 (I)
ド重合体を加水分解する第一工程、(b)前記加水分解
で生じた蟻酸及び/または蟻酸塩の存在下、必要により
蟻酸及び/または蟻酸塩を追加し、更に、ホルムアルデ
ヒドを加えてメチル化する第二工程、よりなる下記一般
式(II)、(III)で表される繰り返し単位を含有する
N−メチルビニルアミン重合体の製造方法に存する。
−ビニルホルムアミド単位を含有するN−ビニルホルム
アミド重合体を製造する重合方法としては、公知の塊状
重合、種類の溶媒を用いる溶液重合、懸濁重合、乳化重
合等の方法によって行うことができる。重合反応は一般
的に不活性ガス気流下、通常30〜100℃の温度条件
下で行われる。溶液重合としては水を溶媒に用い、通
常、単量体濃度5〜60重量%の水溶液で重合するが、
懸濁重合としては、通常、単量体濃度20〜80重量%
の水溶液を疎水性の溶媒と分散安定剤を用いて油中水の
分散状態で重合する。乳化重合としては、通常、単量体
濃度20〜60重量%の水溶液を疎水性の溶媒と乳化剤
を用いて水中油型または油中水型の乳化状態で重合す
る。
場合の他、他のラジカル重合性のモノマーとの共重合で
あってもよい。 本発明の重合体は、重合体の性質を損
なわない範囲で、1種または2種以上の単量体を共重合
させることができる。例えばN−ビニルホルムアミド以
外のN−ビニルアミド、(メタ)アクリロニトリル、
(メタ)アクリルアミド、N置換(メタ)アクリルアミ
ド、(メタ)アクリルエステル類、ビニルエステル類、
ビニルエーテル類、ビニルアルコール、アリルエーテル
等の非イオン性単量体、(メタ)アクリル酸、αβ不飽
和ジカルボン酸、スルホアルキル(メタ)アクリルアミ
ド、スルホアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)ア
リルスルホン酸、及びその塩等のアニオン性単量体、ジ
アルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、ジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド、アリルア
ミン、ジアリルアミン及びその塩または第4級アンモニ
ウム化物等のカチオン性単量体が挙げられるがこれらに
限定されるものではない。
ン重合等のイオン重合、ラジカル重合のいずれの方法を
用いてもよいが、N−ビニルホルムアミド重合体の分子
量を容易に制御できる点からラジカル重合が好ましい。
ラジカル重合の重合開始剤は通常の一般的な開始剤のい
ずれもが使用できるが、重合体を収率良く得るために
は、アゾ化合物が好ましい。特に好ましい開始剤として
は2,2′−アゾビス−4−アミジノプロパンの塩酸塩
および酢酸塩、4,4′−アゾビス−4−シアノ吉草酸
のナトリウム塩、アゾビス−N,N′−ジメチレニソブ
チルアミジンの塩酸塩および硫酸塩が挙げられる。これ
ら重合開始剤の使用量は単量体の重量に対して、通常
0.01〜1重量%である。
ホルムアミド重合体はその分子量に制約されないが、通
常、1規定の食塩水中で25℃の条件で測定した還元粘
度の値が0.01〜10dl/gの線状重合体が使用さ
れる。また、本発明の製造方法は反応液の濃度を上げる
ことが好ましいので、均一系の反応に使用する場合は還
元粘度の値が0.01〜5dl/gの範囲の重合体を使
用することが好ましい。
ない範囲で、1種または2種以上の単量体を共重合させ
ることができる。例えばN−ビニルホルムアミド以外の
N−ビニルアミド、(メタ)アクリロニトリル、(メ
タ)アクリルアミド、N置換(メタ)アクリルアミド、
(メタ)アクリルエステル類、ビニルエステル類、ビニ
ルエーテル類、ビニルアルコール、アリルエーテル等の
非イオン性単量体、(メタ)アクリル酸、α,β−不飽
和ジカルボン酸、スルホアルキル(メタ)アクリルアミ
ド、スルホアルキル(メタ)アクリレート、(メタ)ア
リルスルホン酸、及びその塩等のアニオン性単量体、ジ
アルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート、ジアル
キルアミノアルキル(メタ)アクリルアミド、アリルア
ミン、ジアリルアミン及びその塩または第4級アンモニ
ウム化物等のカチオン性単量体が挙げられるがこれらに
限定されるものではない。
ミド重合体は、第1工程として、加水分解される。加水
分解は酸性条件、塩基性条件いずれの条件で行ってもよ
いが、反応容器の腐食が無い点、および後の中和の容易
さから塩基加水分解の方が好ましい。酸性加水分解に使
用される変性剤としては、強酸性に作用する化合物いず
れも使用される。例えば、塩酸、臭素酸、フッ化水素
酸、硫酸、硝酸、燐酸、スルファミン酸、アルカンスル
ホン酸、等が挙げられるが、加水分解物の水に対する溶
解性の点で1価の酸が好ましい。塩基性加水分解に使用
される変性剤としては、強塩基性に作用する化合物いず
れも使用される。例えば、水酸化ナトリウム、水酸化カ
リウム、水酸化リチウム、第4級アンモニウムハイドロ
オキサイド、等が例示される。
ド重合体中のホルミル基に対して、0.1〜5倍モルの
範囲で目的の変性率に応じて適宜使用される。反応温度
は50〜110℃の範囲で反応時間は1〜8時間の範囲
で実施される。得られた加水分解物はそのまま次の第2
工程のメチル化反応に用いることができる。以上のN−
ビニルホルムアミド重合体の加水分解物は、繰り返し単
位として前記のN−ビニルホルムアミド単位(I)を0
〜80モル%、また、下記の一般式(IV)で表されるビ
ニルアミン単位を通常100〜20モル%含有するもの
である。なお,一般式(IV)は,塩酸塩など塩の形で存
在するものも包含される。
重合体加水分解物を、第2工程として、蟻酸とホルムア
ルデヒドでメチル化反応させて、前記の一般式(II)、
(III)で表されるN−メチルビニルアミン及び/また
はN,N−ジメチルビニルアミン単位を含有する重合体
に変換する。メチル化後の重合体中の一般式(II)、
(III)の単位の総含有量は、本発明の方法において特
に限定的に解されるべきものではないが、通常20モル
%以上、好ましくは50モル%以上である.本発明方法
におけるメチル化反応では、N−ビニルホルムアミド重
合体を酸及び塩基で加水分解した溶液をそのまま用いる
ことにより、系内に含まれる蟻酸及び/または蟻酸塩は
EC反応におけるビニルアミン重合体のアミノ基と同当
量の蟻酸及び/または蟻酸塩として作用させることがで
きる。また、必要に応じて、系外より新たに蟻酸及び/
または蟻酸塩を加えることもできる。
量は、通常,第一工程の加水分解で生じた重合体のアミ
ノ基1当量に対して0.3〜3当量である。そして,特
に,目的とするメチル化物の主成分がN−モノメチルビ
ニルアミン単位(II)である場合は0.3〜1.5当
量、また,目的とするメチル化物の主成分がN,N−ジ
メチルビニルアミン単位(III)の場合、2〜3当量で
あることが好ましい。
/または蟻酸塩の量は、通常、第一工程の加水分解で生
じた重合体のアミノ基1当量に対して0.1〜7モルで
ある。そして、特に、目的とするメチル化物の主成分が
N−モノメチルビニルアミン単位(II)である場合は
0.1〜3当量、目的とするメチル化物の主成分がN,
N−ジメチルビニルアミン単位(III)の場合は2〜7
当量追加することが好ましい。
塩の量を変化させることによりメチル化の程度をコント
ロールすることができる。ホルムアルデヒドの量を0.
3以下にした場合にもメチル化は起きるが、メチル化の
程度が低いためビニルアミン重合体の性能を変えるため
には不充分である。メチル反応は,通常,N−ビニルホ
ルムアミド重合体の,通常5〜60重量%、好ましくは
10〜40重量%の加水分解溶液に、必要に応じて、蟻
酸及び/または蟻酸塩を追加し、次いで、ホルムアルデ
ヒドでを加えて行われる。また、反応液のpHの高低が
極端である場合は重合体の架橋反応によるゲル化のおそ
れがあるので、必要であるならば、酸または塩基を加え
てpHを3〜7、好ましくは4〜6の範囲に調整してか
ら,ホルムアルデヒドを加えて反応を開始することが望
ましい。メチル化反応は、ホルムアルデヒドを加えた
後,通常50〜110℃、好ましくは70〜90℃,反
応時間を通常2〜8時間、好ましくは4〜6時間で実施
される。メチル化反応の進行は発生する炭酸ガスにより
観察することができる。例えば、反応を数時間継続する
と炭酸ガスの発生がやみ、反応が終結したことがわか
る。
ウム、蟻酸アンモニウム等が用いられ,ホルムアルデヒ
ドとしては,パラホルムアルデヒド、トリオキサン等の
分解してホルムアルデヒドを発生する化合物を用いるこ
とも可能である。反応生成物は、そのまま、製紙用の添
加剤、廃水処理用の凝集剤、染料の定着剤、帯電防止剤
等として使用可能である。また、反応溶液を,例えば,
強塩基性イオン交換樹脂に通して脱塩し、流出した液を
塩酸を含有した過剰のアセトン中から沈澱析出させるな
どの方法により精製することも容易である。
するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の製造
例により限定されるものではない。 (N−ビニルホルムアミド重合体の製造例)撹拌機、冷
却管、温度計および窒素導入管を備えた200mlのジ
ャケット付きセパラブルフラスコに脱塩水64gを加
え、80℃に昇温した。次に、窒素雰囲気下、10重量
%V−50(アゾ系重合開始剤)水溶液2gを加え、た
だちに60重量%N−ビニルホルムアミド水溶液33g
(0.28モル)の滴下を開始した。滴下は2時間かけ
て行い、滴下開始1時間後に10%V−50水溶液1g
を追加した。滴下終了後、80℃で3時間熟成した後、
温度を下げ反応を停止した。反応溶液を大量のアセトン
に投入し、析出した白色沈澱を濾別しN−ビニルホルム
アミド重合体(重合体A)を得た。収量19g、1規定
食塩水中、25℃で測定した還元粘度は0.62dl/
gであった。 実施例1 [第1工程(加水分解工程)] 撹拌機、冷却管、温度
計および窒素導入管を備えた200mlのジャケット付
きセパラブルフラスコに、N−ビニルホルムアミド重合
体の製造例に従って合成された重合体A20g(0.2
8モル)と脱塩水80gを加え、撹拌して重合体を溶解
させた。窒素雰囲気下、20重量%水酸化ナトリウム水
溶液56g(0.28モル)を加えた後、昇温し80℃
で5時間加水分解を行った。得られた溶液の一部を取
り、大量のアセトンにあけて重合体を析出させた。
水分解率は1/400規定のポリビニル硫酸カリウム水
溶液により生成物の水溶液をpH3の条件下トルイジン
ブルーを指示薬として用いたコロイド滴定値から算出し
た。 [第2工程(メチル化工程)] 第1工程で得られた反
応溶液を用いて、メチル化反応を行った。撹拌機、冷却
管、温度計および窒素導入管を備えた100mlのジャ
ケット付きセパラブルフラスコに、加水分解の反応溶液
25g(ポリマー0.07モル)、蟻酸ナトリウム19
g(0.28モル)を加えた。35重量%塩酸を加えて
pHを5に調製した後、徐々に加熱し、80℃になった
時点で35重量%ホルマリン溶液13.2g(0.15
4モル)を滴下し、滴化終了時から6時間、80℃で反
応を行った。滴下開始直後、炭酸ガスが激しく発生し始
めるが、6時間経過すると炭酸ガスは、ほとんど発生し
なくなった。反応終了後、反応溶液を強塩基性イオン交
換樹脂(三菱化成製、DIAION−PA308)に通
して蟻酸塩を除き、流出した液を大量の35重量%塩酸
を10重量%含有したアセトンにあけ、白色の沈澱とし
てN−メチルビニルアミン重合物の塩酸塩7.2gを得
得た。
クトルの測定結果からこの重合体がN,N−ジメチルビ
ニルアミン重合体を主成分とすることが確かめられた。
1H−NMRスペクトルの積分比より求めたアミノ基の
メチル化率は90%以上であった。メチル化率はすべて
のアミノ基がジメチル化された時を100%とした時の
値である。 実施例2 実施例1と同様にして得た加水分解反応溶液を用い蟻酸
12.9g(0.28モル)を加えた後、1規定NaO
H水溶液で溶液のpHを5に調製し、実施例1と同様の
方法でメチル化反応を行い、N−メチルビニルアミン重
合体6.8gを得た。
クトルの測定結果から、この重合体がN,N−ジメチル
ビニルアミン重合体を主成分とすることが確かめら、ア
ミノ基のメチル化率は90%以上であった。 実施例3 実施例1と同様にして得た加水分解反応溶液を用い蟻酸
ナトリウム4.8g(0.07モル)を加えた後、35
重量%塩酸を用い溶液のpHを5に調製した。35重量
%ホルマリン溶液6.6g(0.077モル)を用い、
実施例1と同様の方法でメチル化反応を行い、N−メチ
ルビニルアミン重合体5.8gを得た。
クトルの測定結果からこの重合体がN,N−ジメチルビ
ニルアミン重合体構造を持つことが確かめられ、アミノ
基のメチル化率は約40%であった。
アミド重合体を加水分解してビニルアミン単位を有する
重合体とした後、加水分解で生じた蟻酸または蟻酸塩を
そのまま利用してホルムアルデヒドを反応することによ
り、N−メチルビニルアミン重合体を効率よく製造でき
るので、製紙用の添加剤、廃水処理用の凝集剤、染料の
定着剤、帯電防止剤等の用途分野に寄与するところが大
である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (a)下記一般式 (I) 【化1】 で表される繰り返し単位を有するN−ビニルホルムアミ
ド重合体を加水分解する第一工程、(b)前記加水分解
で生じた蟻酸及び/または蟻酸塩の存在下、必要により
蟻酸及び/または蟻酸塩を追加し、更に、ホルムアルデ
ヒドを加えてメチル化する第二工程、よりなる下記一般
式(II)、(III)で表される繰り返し単位を含有する
N−メチルビニルアミン重合体の製造方法。 【化2】 【化3】 - 【請求項2】 第二工程でにおいて追加する蟻酸及び/
または蟻酸塩の量が、第一工程の加水分解で生じたアミ
ノ基1当量に対して0.1〜7当量であることを特徴と
する請求項1のN−メチルビニルアミン重合体の製造方
法。 - 【請求項3】 第二工程において加えるホルムアルデヒ
ドの量が第一工程の加水分解で生じたアミノ基1当量に
対して0.3〜3当量であることを特徴とする請求項1
のN−メチルビニルアミン重合体の製造方法。 - 【請求項4】 第二工程のメチル化を、pH4〜6の範
囲で行うことを特徴とする請求項1のN−メチルビニル
アミン重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10962193A JP3479996B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | N−メチルビニルアミン重合体の製造方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10962193A JP3479996B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | N−メチルビニルアミン重合体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06322019A true JPH06322019A (ja) | 1994-11-22 |
JP3479996B2 JP3479996B2 (ja) | 2003-12-15 |
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ID=14514938
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Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10962193A Expired - Lifetime JP3479996B2 (ja) | 1993-05-11 | 1993-05-11 | N−メチルビニルアミン重合体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3479996B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0802205A2 (de) * | 1996-04-19 | 1997-10-22 | Basf Aktiengesellschaft | Polyformamide und Polyamine |
WO1998014831A1 (fr) * | 1996-10-02 | 1998-04-09 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Composition photosensible et son utilisation |
WO1998035999A1 (de) * | 1997-02-17 | 1998-08-20 | Basf Aktiengesellschaft | Verfahren zur herstellung von carbamateinheiten enthaltenden polymerisaten und ihre verwendung |
-
1993
- 1993-05-11 JP JP10962193A patent/JP3479996B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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EP0802205A2 (de) * | 1996-04-19 | 1997-10-22 | Basf Aktiengesellschaft | Polyformamide und Polyamine |
EP0802205A3 (de) * | 1996-04-19 | 1998-11-11 | Basf Aktiengesellschaft | Polyformamide und Polyamine |
WO1998014831A1 (fr) * | 1996-10-02 | 1998-04-09 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Composition photosensible et son utilisation |
WO1998035999A1 (de) * | 1997-02-17 | 1998-08-20 | Basf Aktiengesellschaft | Verfahren zur herstellung von carbamateinheiten enthaltenden polymerisaten und ihre verwendung |
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