JPH06321483A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH06321483A
JPH06321483A JP13265593A JP13265593A JPH06321483A JP H06321483 A JPH06321483 A JP H06321483A JP 13265593 A JP13265593 A JP 13265593A JP 13265593 A JP13265593 A JP 13265593A JP H06321483 A JPH06321483 A JP H06321483A
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JP
Japan
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movable member
connecting part
connecting portion
main body
lifting
Prior art date
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Pending
Application number
JP13265593A
Other languages
English (en)
Inventor
Etsuro Asahara
悦郎 浅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Tec Corp
Original Assignee
Asahi Tec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 装置本体の一部に設けた保持部に搬送物を保
持させ、紐状の吊上げ部材によって前記装置本体を吊り
上げて搬送する搬送装置において、吊上げ部材の連結部
に作用する荷重の重心位置の変化に対応して同連結部を
任意の位置に移動させ、装置本体を正常な姿勢に矯正す
ることを可能とし、高い安全性の確保と作業性の向上を
図る。 【構成】 装置本体に可動部材30を設置する。そし
て、この可動部材30に吊上げ部材50を連結し、可動
部材30とともにこの連結部33が同部に作用する荷重
のほぼ重心位置を通る軌道上で移動可能に構成する。可
動部材30は、ロック機能を備えた駆動手段によって駆
動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、搬送物を載置した装置
本体をチェーン,ワイヤ等で吊り上げて、任意の場所ま
で搬送する搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】比較的重量のある物品を取り扱う工場等
では、当該重量物を搬送するために吊り上げ式の搬送装
置が設置されている。図3は従来のこの種の搬送装置を
示している。同図に示す搬送装置は、装置本体100の
上部枠に吊上げワイヤ101の連結部102が設けてあ
る。そして、装置本体100の下部に設けた保持部10
3に搬送物を保持した後、連結部102に連結した吊上
げワイヤ101を図示しない天井クレーンで巻き上げる
ことにより装置本体100を吊り上げて、任意の場所に
搬送できる構成となっている。
【0003】さて、重量物を搬送の対象とする搬送装置
では、搬送物の重量に耐え得る強度を装置本体100に
与えなければならない。そこで、装置本体100自身も
重量のある鉄鋼材料等で構成されていた。このため、搬
送物を保持する前後で、連結部102に作用する荷重の
重心が大きく変化してしまう。連結部102は、搬送物
を保持した状態で安定を保たせるため、その状態におけ
る重心に位置決めして設けられている。したがって、空
の状態では、装置本体100が図3の想像線で示すよう
に傾いた姿勢となる。その結果、装置本体100に搬送
物を保持するに際し、重量のある装置本体100の姿勢
を作業員が人力で矯正しなければならなず、作業性の点
で問題を有していた。
【0004】図4はこのような作業上の問題を解決すべ
く開発された従来の搬送装置を示している。同図に示す
搬送装置では、装置本体200の上部枠201にヒンジ
202を介して回動アーム203が設けてあり、この回
動アーム203の先端部に吊上げワイヤ204の連結部
205が設けてある。回動アーム203は、装置本体2
00の上部枠201に接する姿勢(図4、想像線の姿
勢)から同枠201と直交する姿勢(同図、実線の姿
勢)までのほぼ90°の範囲で回動自在となっている。
そして、上部枠201に接する姿勢にあるとき、空の状
態にある装置本体200の重心位置に連結部205を配
置するとともに、上部枠201と直交する姿勢にあると
き、搬送物を保持した状態にある装置本体200の重心
位置に連結部205を配置するように調整してある。回
動アーム203は、コイルばね206によって図の時計
方向に付勢されており、装置本体200が空の状態では
上部枠201に接する姿勢となって、その状態における
装置本体200の重心位置に連結部205を配置する。
一方、装置本体200が搬送物を保持した状態では、搬
送物の重量にコイルばね206の付勢力が負けて回動ア
ーム203が回動し、その状態における装置本体200
の重心位置に連結部205を配置する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したとおり、図4
に示した従来の搬送装置は、専用化することによって連
結部の位置を二点のいずれかに変更することができる。
しかしながら、近年のように個別少量生産形になり種々
のものがその都度個々別に生産されることに対応するに
は、装置本体に保持する搬送物は常に同じ大きさとは限
らない。いろいろな大きさの搬送物を装置本体に保持す
る場合、連結部に作用する荷重の重心位置はさまざまに
変化する。また、同じ大きさの搬送物であっても、保持
部に保持したときの位置にずれがあった場合には、連結
部に作用する荷重の重心位置はさまざまに変化する。し
たがって、連結部の位置を二点でのみ変更させても、装
置本体を好ましい姿勢に矯正することができず、搬送中
の装置本体が傾斜姿勢となるため安全性に問題を有して
いた。本発明はこのような従来技術の問題点を解決する
ためになされたもので、吊上げ部材の連結部を、同部に
作用する荷重の重心位置の変化に対応して、任意の位置
に移動させることのできる搬送装置の提供を目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、装置本体の下部に設けた保持部に搬送物を
保持させ、紐状の吊上げ部材によって前記装置本体を吊
り上げて搬送する搬送装置において、前記装置本体に設
けられ、かつ前記吊上げ部材が連結されており、この吊
上げ部材の連結部に作用する荷重のほぼ重心位置を通る
軌道上を当該連結部が移動可能とした可動部材と、この
可動部材を任意の位置まで移動させるとともに当該移動
位置で固定する駆動手段とを備え、前記可動部材に前記
吊上げ部材を連結した構成としてある。
【0007】
【作用】上述した構成の本発明装置は、駆動手段を介し
て可動部材を移動させることにより、吊上げ部材の連結
部を移動させることができる。すなわち、吊上げ部材の
連結部は可動部材上に設けられているため、可動部材と
一体に移動する。この連結部の移動する軌道は、同部に
作用する荷重のほぼ重心位置を通る軌道に一致させてあ
るので、当該重心位置の変化に対応して可動部材を移動
させれば、常に連結部を当該重心位置に配置することが
できる。また駆動手段は、可動部材を固定する機能(ロ
ック機能)を有しているので、例えば、搬送中に連結部
の位置が移動して装置本体が傾くというような不都合は
ない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図面を参照
して説明する。図1は本発明の実施例に係る搬送装置を
示す斜視図、図2は同装置の側面図である。本実施例の
搬送装置は、装置本体10、保持部材20、可動部材3
0、駆動手段40で主要部を構成してある。
【0009】装置本体10は、鉄鋼材等の高い強度を有
する材料で構成してある。この装置本体10は、背部枠
11の上端から直角方向に上部枠12が延出した構造と
なっている。背部枠11には背面板13が固着してあ
り、この背面板13に後述する駆動手段40の操作部を
設置してある。保持部材20は、L字形をした二本の保
持片21,22からなる。これらの保持片21,22も
鉄鋼材等の高い強度を有する材料で構成してある。各保
持片21,22の基端部21a,22aは、背部枠11
に設けた支軸23に回動自在に取り付けてある。ここ
で、各保持片21,22は、保持する搬送物の大きさに
合わせて双方の間隔を調整するため、支軸23に対して
軸方向の移動が自在となっている。なお、各保持片2
1,22を固定した構成としても本発明の効果に影響は
ないが、大小の搬送物を個々別に搬送する場合、上記の
ように移動自在とした方が好ましい。各保持片21,2
2の基部21b,22bは、背部枠11の下縁11aに
当接している。したがって、各保持片21,22は、支
軸23および背部枠11における下縁11aの二点で支
持される。搬送物は保持部21c,22cの上に保持す
る。保持部21c,22cは、装置本体10の下部に位
置し、装置本体10の上部枠12とほぼ平行に延出して
いる。
【0010】上部枠12を構成する二本の延出部12
a,12bの下面には、それぞれ案内レール31が設け
てある。また、可動部材30の両端部には、案内レール
31と摺動自在に係合するスライダ32が取り付けてあ
る。これにより、可動部材30はスライダ32と一体と
なり、案内レール31に沿って移動する。なお、案内レ
ール31上の所定の二箇所にはストッパ(図示せず)が
設けてあり、スライダ32の脱落を防止してある。
【0011】可動部材30の上面には、吊上げ用チェー
ン(紐状の吊上げ部材)50を連結するための連結部3
3が設けてある。ここで、連結部33は、同部に作用す
る荷重のほぼ重心位置を通る軌道上に位置決めしてあ
る。すなわち、装置本体10が空の状態にある場合と、
搬送物を保持した状態にある場合とでは、搬送物の大き
さおよび連結部33上に保持する位置によって、連結部
33に作用する荷重の重心位置(以下、単に「重心位
置」ということもある)が変化する。特に、保持部2
1,22の奥行きが背部枠11によって制限されている
ので、前後方向への重心位置の変化が問題となる。一
方、横方向は開放されているため、横方向への重心位置
の変化は、搬送物の保持位置を調整することで対応する
ことができる。そこで本実施例では、前後方向へ変化す
る重心位置の軌道上に連結部33を配置し、可動部材3
0の移動によって常に連結部33を重心位置に配置でき
るようにしてある。
【0012】駆動手段40の構成要素として、上部枠1
2の先端部にボールねじ41の支持プレート42が設け
てあり、同基端部に同じく支持ブロック43が設けてあ
る。ボールねじ41は、両端部をこれら支持プレート4
2および支持ブロック43によって回転自在に支持され
ている。これにより、ボールねじ41は案内レール31
と平行に延在する。このボールねじ41に移動ブロック
44が螺合している。移動ブロック44は、可動部材3
0の下面に固定してある。したがって、可動部材30は
移動ブロック44と一体となって移動する。移動ブロッ
ク44はボールねじ41の回転により移動するが、ボー
ルねじ41が停止しているときは一定の位置にロックさ
れる。ボールねじ41の基端には、スプロケット45が
取り付けてある。また、背面板13にもスプロケット4
6が設けてあり、これら各スプロケット45,46の間
に伝動チェーン47が巻き掛けてある。スプロケット4
6は駆動手段40の操作部となっており、手動操作用に
ハンドル48が取り付けてある。
【0013】次に、上述した搬送装置の動作を説明す
る。吊上げ用チェーン50は図示しない天井クレーンに
巻かれており、下端が連結部33に連結している。天井
クレーンによって吊上げ用チェーン50を巻き上げると
搬送装置が吊り上げられる。このとき、重心位置と連結
部33との間にずれがあると、図2に想像線で示すごと
く装置本体10に傾きを生じる。そこで、ハンドル48
を操作してスプロケット46を回転させると、伝動チェ
ーン47およびスプロケット45を介してボールねじ4
1が回転し、移動ブロック44とともに可動部材30が
前後方向に移動する。可動部材30が移動すると連結部
33の位置も変化するため装置本体10の姿勢が変わ
る。そして、連結部33が重心位置に合致すると、装置
本体10は図2に実線で示すごとき正常な姿勢となる。
【0014】このようにして装置本体10の姿勢を矯正
した後、天井クレーンによって搬送装置を所望の場所ま
で搬送し、搬送物Wを保持部21c,22cの上に保持
させる。搬送物Wを保持したことにより重心位置が変化
して、連結部33の位置との間でずれを生じたときは、
ハンドル48を操作して連結部33の位置を移動調整す
る。なお、本発明は上述した実施例に限定されるもので
なく、要旨を変更しない範囲で種々の変形または応用が
可能である。例えば、装置本体の形状および構造は、保
持する搬送物の形状等に応じて適宜設計変更することが
できる。また、駆動手段はロック機能のある種々の駆動
機構により構成することができ、手動に限らず電動モー
タを駆動源として使用することもできる。
【0015】
【発明の効果】以上説明したように本発明の搬送装置に
よれば、吊上げ部材の連結部に作用する荷重の重心位置
の変化に対応して同連結部を任意の位置に移動させ、装
置本体を正常な姿勢に矯正することができるので、高い
安全性を確保するとともに、作業性の向上を図ることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る搬送装置を示す斜視図で
ある。
【図2】同装置の側面図である。
【図3】従来の搬送装置を示す側面図である。
【図4】従来の他の搬送装置を示す側面図である。
【符号の説明】
10 装置本体 20 保持部材 30 可動部材 31 案内レール 32 スライダ 33 連結部 40 駆動手段 41 ボールねじ 44 移動ブロック 45,46 スプロケット 47 伝動チェーン 50 吊上げ用チェーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】装置本体の一部に設けた保持部に搬送物を
    保持させ、紐状の吊上げ部材によって前記装置本体を吊
    り上げて搬送する搬送装置において、 前記装置本体に設けられ、かつ前記吊上げ部材が連結さ
    れており、この吊上げ部材の連結部に作用する荷重のほ
    ぼ重心位置を通る軌道上を当該連結部が移動可能とした
    可動部材と、 この可動部材を任意の位置まで移動させるとともに当該
    移動位置で固定する駆動手段とを備え、 前記可動部材に前記吊上げ部材を連結したことを特徴と
    する搬送装置。
JP13265593A 1993-05-10 1993-05-10 搬送装置 Pending JPH06321483A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10057249A1 (de) * 2000-11-18 2002-05-29 Horstmann Maschb Gmbh Hebe- und Tragevorrichtung zum Hängen an ein Hebezeug
KR100881125B1 (ko) * 2007-03-23 2009-02-03 최호근 리프트 장치
EP2636631A1 (en) * 2012-03-08 2013-09-11 Protecmatic Oy Lifting device and method for lifting products
CN105366534A (zh) * 2015-12-25 2016-03-02 肖飚 一种装载机护板专用吊具
CN108502573A (zh) * 2018-06-14 2018-09-07 王伟光 一种管片翻转装置及管片翻片机

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