JPH0632127U - 車両用空気清浄装置 - Google Patents

車両用空気清浄装置

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JPH0632127U
JPH0632127U JP6955192U JP6955192U JPH0632127U JP H0632127 U JPH0632127 U JP H0632127U JP 6955192 U JP6955192 U JP 6955192U JP 6955192 U JP6955192 U JP 6955192U JP H0632127 U JPH0632127 U JP H0632127U
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川町兼弘
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株式会社カンセイ
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】空調用送風フアンの吸込口付近にフイルタユニ
ツトを取付けるに際し,吸込口通路の断面積を確保でき
るようにフイルタユニツトを取付ける。 【構成】外気取入口13内気循環通路16,空調用送気
フアン23,内外気切替ダンパー24,フイルタユニツ
ト18,全上ガイドレール19をインストルメント12
の内部に設け,フイルタユニツト18の先端をフアン2
3の吸込口4の間にルーバ式シヤツター32を取付け,
内気または外気はシヤツター32を介してフアンに吸込
まれるが,フイルタを使用する場合はシヤツター32を
閉じ吸込空気は通路20,フイルタユニツト18を通過
して濾過され通路21を経てフアン23に吸込まれる。
切替部材ガルーバ式シヤツターであるため,単独の切替
ダンパーを必要とせず,狭い場所で吸込通路を小さくす
ることなく十分広い通路を確保できる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は自動車のインストルメントパネル内に設備される車両用空気清浄装置 に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車のカウルトップカバーに外気取入口を設け、この外気取入口より吸気さ れる外気、または車室内で循環される内気を、インストルメントパネル内部に設 備したファンモータの駆動力で車室内に送風する従来の空気供給装置としては、 図1に示す如き構造のものがある。
【0003】 つまり1は自動車のカウルトップカバー2に設けられている外気取入口3に通 じる内外気取入ダクトであって、この内外気取入ダクト1の略中間部には内外気 切換ドア4が設けられており、さらにこのダクト1の先端部には、ファンモータ 5が設けられている。6は車室内に設けられているインストルメントパネル、7 はグローブボックスを示す。
【0004】 そしてこのような構造の空気供給装置にあっては、上記の内外気切換ドア4を 操作することで外気取入れと、内気循環を選択的に行なうことができるものであ るが、この空気供給装置にあっては、集塵フィルタ、脱臭フィルタ等が具備され ていないことから、特に外気取入れ時における集塵作用及び脱臭作用が得られな いものであった。
【0005】 そこで上記インストルメントパネル内に組込まれる空気供給装置において、集 塵脱臭等のフィルタユニットを具備せしめて空気の清浄化を可能ならしめること ができるように構成した車両用空気清浄装置を平成2年7月1日付で出願してい る。
【0006】 この先願の空気清浄装置は、図2に示す構造であって、11は自動車のフロン トガラス、12はそのフロントガラス11より車室内外に設けられているインス トルメントパネルであり、13は車のカウルトップカバーに設けられている外気 取入孔である。14は前記インストルメントパネル12の奥部に設備されるエア ダクトであり、該エアダクト14には、前記外気取入孔13と通じて外気を取り 入れる外気取入口15が開口され、前記エアダクト14には、車室内気を取り入 れ、かつ前記外気取入口15の近傍に位置される内気取入口16が開口されてい る。24は内気外気切換扉であり、この内気外気切換扉24が外気取入口15を 閉じると内気循環となり、また内気取入口16を塞ぐと外気導入となる。17は 前記エアダクト14に設けられ、かつ略水平に車室内方向へ延長されるバイパス ダクトであり、該バイパスダクト17には、上下に2分割する様にしてガイドレ ール19に、広面積で集塵フィルタと活性炭フィルタとからなるフィルタユニッ ト18が保持され、該フィルタユニット18は車室内から着脱可能に設けられて いる。前記バイパスダクト17は前記フィルタユニット18により、エア導入側 通路20とエア導出側通路21とに分けられ、そのエア導入側通路20の入口部 には第1の扉25が設けられ、前記エア導出側通路21の出口部には第2の扉2 6が設けられ、この両方の扉25,26は車室内での操作によりそれぞれ連動す る。
【0007】 29は前記エア導入側通路20を上下に2分割する様にフィルタユニット18 と対面保持されている流量調節板であるが、該流量調節板29は、例えば図3に 示す様に空気の流れ方向(車室内方向)に向って徐々に幅の太くなる長孔30が 設けられている。
【0008】 22は前記エアダクト14と一体成形されるブロアケースであり、該ブロアケ ース22内にはファン23が配設され、かつそのブロアケース22は前記ファン 23の位置よりも車室内側へ伸び、かつ左右に分かれてT字状となって空気を車 室内に送る。
【0009】 27は前記バイパスダクト17の下方に位置されるグローブボックスであり、 28はそのグローブボックス27の蓋体である。
【0010】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、かかる先行例における空気清浄装置にあっては、エア導入側通路2 0と、エア導出側通路21の夫々を開閉するための第1の扉25と第2の扉26 を上下に並設するためのダクト空間が必要であり、特に第2の扉26を動作して 、フィルタユニット18を通過又は通過しないエアをブロアケース22内に送り 込むためのエアダクト14を必要としていることから、内気取入口16の開口部 を大きく設定することが困難であって、これによって内気循環空気の循環空気量 が不足するという不具合があった。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は、かかる先行例における不具合を解消するために、先行例における第 2の扉構造を改善することにより内気取入口の口径を拡大せしめ、これにより充 分量の内気循環空気を得ることができる車両用空気清浄装置を提供することにあ る。
【0012】
【実施例】
以下に本考案を図3及び図4に示す実施例に基いて詳細に説明するが、本実施 例の構造と、従来例で説明した構造との同一部分は、従来例で使用した符号を付 してその同一構造部分の構造説明は省略する。
【0013】 すなわち、本実施例にあっては、エア導入側通路20と、エア導出側通路21 とを区分しているフィルタユニット18先端部の区分位置と、ブロアケース22 に設けられている吸気口31の口縁との間に跨ってルーバー型シャッタ32を配 置して、エア導入側通路20とエア導出側通路21を区分するものである。この ルーバー型シャッタ32構造は、図4に示すように、偏平枠33の開口部34の 相対する枠壁間に、複数枚のルーバー羽根35が平行かつ回動可能に軸支されて いるものである。各ルーバー羽根35は不図示の駆動手段により扇形状に連動さ れて、開口部34の開閉がなされるものである。
【0014】 このように、フィルタユニット18を境として区分されるエア動入側通路20 と、エア動出側通路21との間にルーバー型シャッタ32を介在せしめて、その ルーバー型シャッタ32の動作でエア導入側通路20とエア導出側通路21を選 択的に遮断又は連通することができるように構成されているものであるが、その ルーバー型シャッタ32を設けたことにより羽根35の扇形動作スペースを狭ま くすることができるので、その分内気取入口16を開閉するための内外気切換扉 24の扇形回動スペースを広く確保することができ、これによって上記内気取入 口16の口径を広めて、多量の内気循環空気を得ることができるものである。
【0015】
【考案の効果】
このように本考案は、自動車のインストルメント内に設備される空気調和装置 の内外気取入れダクト14の内気取入口16及び外気取入口15とファン23と の間に車室内方向に延長されるバイパスダクト17を設け、該バイパスダクト1 7内に、該バイパスダクトをエア導入側通路20とエア導出側通路21を2分す るように位置されかつ車室内方向から出し入れ可能なフィルタユニット18を着 脱可能に保持せしめ、さらに前記フィルタユニット18の端部と、内外気取入れ ダクト14のファン23接近位置との間に複数枚のルーバー羽根35を備えたル ーバー型シャッタ32を設けた車両用空気清浄装置であるから、これによれば、 従来の第2の扉26にかえてルーバー型シャッタ32を設けたものであるから、 そのルーバー型シャッタ32の羽根35が細幅となってその羽根35の扇形動作 スペースを狭まくすることができるので、その分内気取入口16を開閉するため の内外気切換扉24の扇形回動スペースを広く確保することができ、これによっ て上記内気取入口16の口径を広めて、内気循環空気量を大幅に増量することが できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来例の自動車用空気供給装置を示した構造説
明図。
【図2】先行例の自動車用空気清浄装置を示した構造説
明図。
【図3】本考案実施例の自動車用空気清浄装置を示した
構造説明図。
【図4】本考案実施例のルーバ型シャッタの構造説明
図。
【符号の説明】
11…フロントガラス 12…インストル
メント 13…ボンネット 14…エアダクト 15…外気取入口 16…内気取入口 17…バイパスダクト 18…フィルタユ
ニット 19…ガイドレール 20…エア導入側
通路 21…エア導出側通路 22…ブロアケー
ス 23…ファン 24…第1の扉 25…第2の扉 26…第3の扉 27…グローブボックス 28…ボックス蓋
体 29…流量調節板 30…長孔 31…吸気口 32…ルーバー型
シャッタ 33…偏平枠 34…開口部 35…ルーバー羽根

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車のインストルメント内に設備され
    る空気調和装置の内外気取入れダクト(14)の内気取
    入口(16)及び外気取入口(15)とファン(23)
    との間に車室内方向に延長されるバイパスダクト(1
    7)を設け、該バイパスダクト(17)内に、該バイパ
    スダクトをエア導入側通路(20)とエア導出側通路
    (21)を2分するように位置されかつ車室内方向から
    出し入れ可能なフィルタユニット(18)を着脱可能に
    保持せしめ、さらに前記フィルタユニット(18)の端
    部と、内外気取入れダクト(14)のファン(23)接
    近位置との間に複数枚のルーバー羽根(35)を備えた
    ルーバー型シャッタ(32)を設けたことを特徴とする
    車両用空気清浄装置。
JP1992069551U 1992-10-06 1992-10-06 車両用空気清浄装置 Expired - Lifetime JP2590314Y2 (ja)

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JPH0632127U true JPH0632127U (ja) 1994-04-26
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008254601A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Denso Corp 車両用空調装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008254601A (ja) * 2007-04-05 2008-10-23 Denso Corp 車両用空調装置

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