JPH06320453A - 産業用ロボットの位置決め装置 - Google Patents

産業用ロボットの位置決め装置

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JPH06320453A
JPH06320453A JP5111577A JP11157793A JPH06320453A JP H06320453 A JPH06320453 A JP H06320453A JP 5111577 A JP5111577 A JP 5111577A JP 11157793 A JP11157793 A JP 11157793A JP H06320453 A JPH06320453 A JP H06320453A
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polygonal
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male
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JP5111577A
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Akira Nihei
亮 二瓶
Akihiro Terada
彰弘 寺田
Takashi Iwasaki
恭士 岩崎
Hikari Yamashiro
光 山城
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Fanuc Corp
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    • G05CONTROLLING; REGULATING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多関節産業用ロボットのロボット機体の原点
位置決めを簡単に、かつ6軸ロボットにも適用可能な位
置決め装置を得ること。 【構成】 ロボット機体30の先端に取着された雄雌形
状の1対の多角形治具52、58の平面対平面による嵌
合、密着により、ロボット機体30の原点位置を得る構
成とし、雄雌両治具52、58を面接触で密着させると
きには、手動操作により雄形多角形治具52の所定平面
を雌形多角形治具58の所定平面へ徐々に接触、密着さ
せ得る押圧手段64を用いる構成とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多関節型産業用ロボッ
トの原点位置を決定するために用いられる位置決め装置
に関し、又同装置を用いて多関節型産業用ロボットの原
点位置決めを遂行する原点位置決め方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より産業用ロボットは、ロボット制
御装置に登録された原点位置と複数の可動要素から具備
したロボット機体の原点位置との間の位置合わせを行う
ことにより、教示プログラムに従って正確なロボット動
作が遂行される構成を有している。このために、ロボッ
ト機体の製造後に生産工場から出荷される段階、使用現
場に据えつけて使用開始する段階、ロボット機体の可動
部品や駆動モータの交換が行われた保守後等には、ロボ
ット機体の姿勢を所定の原点位置に設定し、この原点位
置とロボット制御装置の原点位置との整合を図る所謂、
位置決めが実行される。
【0003】従来の産業用ロボットにおけるロボット機
体側の最も典型的な原点位置の設定方法の1つにおいて
は、図4に示すように、例えば、多関節形産業用ロボッ
トの機体10におけるロボット手首部15のエンドエフ
ェクタ装着端に複数の基準面を有したマスタリング治具
16を位置決めピン及びねじボルトを用いて装着し、他
方、ロボット機体の静止ベース11に複数のダイヤルゲ
ージG1〜GNを所定位置に取付けたゲージ治具18を
位置決めピン及びねじボルトを用いて装着し、ロボット
旋回胴12、ロボット上腕13、ロボット前腕14およ
び上記ロボット手首部15を作動させてマスタリング治
具16の各基準面がゲージ治具18のダイヤルゲージG
1〜GNに当接する原点位置へ到達させ、次に、上記各
ダイヤルゲージG1等が所定の原点目盛、例えば、0値
を示したときに、ロボット制御装置(図示なし)の原点
設定釦を押動して同ロボット制御装置側の原点位置とロ
ボット機体の原点との一致、整合を取る方法が用いられ
ていた。
【0004】他の従来の典型的な原点位置の設定方法
は、ダイヤルゲージ等の計測器を用いない方法で、図5
に示すように、固定ベース21、ロボット胴22、ロボ
ット上腕23、ロボット前腕24、ロボット手首25か
ら成るロボット機体20の上記固定ベース21等の静止
部分に治具ベース26を取付け、この治具ベース26に
は雌形テーパコーン治具27を予め設け、他方、ロボッ
ト手首25には雄形テーパコーン治具29を有したマス
タリング治具28を取付け、後者のマスタリング治具2
8の雄形テーパコーン治具29が治具ベース26の雌形
テーパコーン治具27に嵌合、密着したときに、ロボッ
ト機体20が原点位置に設定されたとし、ロボット制御
装置(図示なし)側の原点位置と一致、整合を行う方法
が用いられていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述した
前者の従来方法では、ロボットの関節軸数分の夫々のダ
すヤルゲージG1〜GN等にマスタリング治具16の基
準面を当接させて所定の原点目盛を得るようにするため
には、ロボット腕や手首等の夫々のロボット可動要素を
微妙に操作させて設定を行う必要があるため、原点位置
決め操作が極めて煩瑣になると言う欠点があった。
【0006】他方、後者の従来の原点位置決め方法で
は、雄形テーパコーン治具29を治具ベース26の雌形
テーパコーン治具27に嵌合、密着させる段階で、各可
動要素を予め両者の接近位置まで駆動源の駆動で到達さ
せ、最終的な嵌合、密着には各関節軸回りのブレーキ手
段を解除し、手操作で雄形テーパコーン治具29を雌形
テーパコーン治具27内に嵌合、密着させる方法がとら
れる。このような方法では、各ロボット可動要素21等
が重量の大きい要素である場合、ブレーキ手段を解除し
ても作業者が簡単に夫々のロボット可動要素21等を手
で作動させることが極めて困難で、テーパコーン治具の
密着状態を維持させることが難しいと言う問題点があ
る。その上、ロボット手首25が3自由度を有した所
謂、6軸形多関節ロボットでは、テーパコーン治具2
7、29が手首の回転に従って回転してしまうために、
最終的な原点位置が定まらないと言う不都合も生ずる。
【0007】依って、本発明の目的は、より操作性に優
れ、かつ、最も汎用性を有した6軸多関節形産業用ロボ
ットの原点位置決めにも利用可能な位置決め装置を提供
せんとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、テーパコーン
治具の不都合に鑑み、雌雄一対の多角形治具の平面対平
面による嵌合、密着により、原点位置を得る構成とし、
しかも、両者の治具を面接触で密着させるときには、手
動操作により、雄形多角形治具の所定平面を雌形多角形
治具の所定平面へ徐々に接触、密着させ得る補助の追い
込み押圧手段を用いる構成を採用して、原点位置決め作
業者の操作性を向上させると同時に高精度の原点位置決
め設定を可能にしたものである。
【0009】即ち、本発明によれば、多関節型産業用ロ
ボットの手首の先端とロボット機体の静止部とに夫々取
着可能な1対の位置決め治具からなり、ロボット原点位
置を決定する位置決め装置において、前記位置決め装置
の1対の位置決め治具が、前記手首に着脱自在に取着さ
れる多角形の雄型治具と、前記ロボット機体の静止部に
着脱自在に取着され、前記多角形雄型治具を受容する多
角形穴を有すると共に該多角形雄型治具が有する少なく
とも3つの外向き平面と対向する3つの内向き平面を有
した多角形雌型治具と、該雌形治具に設けられ、前記雄
型治具の上記外向き平面を前記雌型治具の内向き平面に
押圧、密着させるように操作される押圧手段とを具備し
て構成された産業用ロボットの位置決め装置が提供され
る。
【0010】なお、上記の多角形の雄型治具は、好まし
くはキュービック形状体を適宜のブラケットで保持し、
同ブラケットをロボット手首のエンドエフェクタ取付け
部に位置決めピン及びボールねじで取着可能とした構成
とし、他方、前記多角形雌型治具は、ロボットベース等
の静止部に取着され、上記キュービック形状体を受容す
るキュービック形状穴を囲繞する底平面と四側面とを有
し、上方を開口した囲い壁部材とした構成とし、また、
前記の押圧手段は、前記囲い壁部材に形成したねじ孔に
螺合、取付け、又は、同囲い壁部材に取り付けたブラケ
ット部材のねじ孔に螺合、取付けされた適数本の押圧ボ
ルトねじから構成することが構造の簡易性から好ましい
が、これに代えて、適宜サイズの空気圧シリンダ手段ま
たは空気圧圧プランジャ手段を上記囲い壁部材に取付
け、空気圧により押圧作用を得るように構成しても良
い。
【0011】
【作用】上記構成によれば、多関節形産業用ロボットの
ロボット旋回胴、ロボット上腕、ロボット前腕、ロボッ
ト手首等の夫々のロボット可動要素を駆動源の作用で動
作させることにより、手首先端に取着した上記の多角形
の雄型治具を多角形雌形治具内に押入させ、次いで、ボ
ルトねじ又は空気圧シリンダ手段から成る押圧手段を作
業者が手操作して該多角形雄形治具を外側から漸次に押
圧し、その少なくとも3つの外向き平面を上記多角形雌
形治具の対向した所定の3つの平面に当接させるように
漸動させ、両者の嵌合、密着が得られたときに原点位置
決めを終了させる。そして、図示されていないロボット
制御装置の操作盤又は別設のペンダント形制御盤に備え
られた原点位置決め設定釦を押動してロボット機体とロ
ボット制御装置側との間の原点位置の整合、一致を得る
ものである。
【0012】このように、本発明では、多角形々状体の
嵌合、密着で原点位置決めを行うから、従来のテーパコ
ーン治具の嵌合、密着の場合と異なって、たとえ、ロボ
ット手首が3自由度を有した6軸多関節形産業用ロボッ
トの場合でも、原点位置決めの設定を行うことが可能と
なり、しかも、雌雄の平面を押圧手段で密着させる段階
では、夫々のロボット可動要素が有するブレーキ手段を
解除し、次いで作業者が手で押圧手段であるボルトねじ
を操作して雄形多角形治具を雌形多角形治具の対向平面
へ漸次に当接させる方法を取るものであるから、たと
え、ロボット手首等の可動要素が重量体であっても、押
圧手段の介在により作業者が容易に操作可能となるので
ある。
【0013】以下、本発明を添付図面に示す実施例に基
づいて、更に、詳細に説明する。
【0014】
【実施例】図1は、本発明に係る原点の位置決め装置が
装着された状態の6軸多関節形産業用ロボットを側面か
ら見た図、図2は、同位置決め装置の装着部分を拡大図
示した部分図、図3は、本発明に係る位置決め装置の機
構原理を説明する略示斜視図、図4および図5は従来の
技術による原点位置決め方法を説明するための産業用ロ
ボットの側面図である。
【0015】さて、図1を参照すると、本発明に係る位
置決め装置が装着された6軸多関節形産業用ロボットの
機体30は、ベース32を下底部に有した静止胴34、
この静止胴34に対して縦軸線回りに旋回可能な旋回胴
36、この旋回胴36の横方向に突出した一端36aに
水平軸線回りに回動可能に枢着されたロボット上腕3
8、このロボット上腕38の先端38aに水平軸線回り
に回動可能に枢着されると共に長尺軸線回りに回転可能
な構造を有したロボット前腕40、同ロボット前腕40
の先端40aに水平軸線回りに回動可能に枢着されたロ
ボット手首42等を具備してなり、手首42の先端42
aは所望のロボット動作の遂行に使用されるロボットハ
ンドその他のエンドエフェクタ(図示略)が取着される
取付け部として設けられている。
【0016】さて、本発明の実施例に係る位置決め装置
50は、ロボット機体30の可動要素の1つであるロボ
ット手首42の先端42aに位置決めピン及びボルトね
じ等の止着手段によりブラケットアーム54を介して取
付けられる多角形雄形治具52と、静止胴34のベース
32等の固定、静止部の所定の位置にボルトねじや位置
決めピン等の止着手段で取付けられた多角形雌形治具5
8とを具備している。
【0017】図1に示すロボット機体30の姿勢は、上
記位置決め装置50により、丁度、同機体30の原点位
置に設定された姿勢状態を示しており、つまり、多角形
雄形治具52と多角形雌形治具58とが嵌合、密着状態
に設定されている。図1における位置決め装置50にお
いて、複数個(図に現れているのは5つ)のボルトねじ
64は、多角形雄形治具52を多角形雌形治具58に押
圧、密着させるための補助手段を成す押圧手段の一例で
ある。
【0018】ここで、図2を参照すると、位置決め装置
50が更に拡大図示されており、多角形雌形治具58
は、一枚の治具ベース60に止着された複数個の囲い部
材62により、最も好ましい実施例としてキュービック
(立方体)形状体として形成された多角形雄形治具52
を隙間を介して受容する略相似な有底のキュービック穴
65を形成している。また、押圧手段を成すボルトねじ
64は、囲い部材62にに形成されたねじ穴に螺合され
ており、同ボルトねじ64の先端がキュービック穴65
内に導入されたキュービック形状体の多角形雄形治具5
2の側面や上面に当接し、ボルトねじ64を作業者が適
宜量ずつ回動させることに応じて同治具52を徐々に押
圧して同多角形雄形治具52をキュービック穴65の所
定位置へ追い込み、位置決めさせ得るように成ってい
る。
【0019】なお、図示例では、多角形雌形治具58の
囲い部材62の上辺に取付け、固定可能な蓋板66に形
成されたねじ穴に螺合された2つのボルトねじ64が多
角形雄形治具52を上方から押圧する構成とし、雄形治
具52がキュービック穴65内で不動を保つ構造になっ
ている。つまり、重量的なアンバランスでキュービック
形状体から成る雄形治具52がキュービック穴65から
浮き上がり動作しないようになっいるのである。
【0020】ここで更に、図3を参照すると、上記位置
決め装置50の構造原理を図示しており、多角形雄形治
具52を成すキュービック形状体Aが、多角形雌形治具
58の4つの板状の囲い部材62により形成されたキュ
ービック受容穴65を成す開口穴B内に受容される様子
を示している。
【0021】上記囲い部材62は、既述のように治具ベ
ース32の上面に立設されており、キュービック形状体
Aの6つの外向き平面における2つの側平面Cと底平面
とが有底キュービック受容穴Bの底面、つまり同キュー
ビック受容穴Bを形成する治具ベース32の上面と囲い
部材62の4つの内向き側平面における2つの平面Dに
当接、密着したとき、両治具52、58は不動嵌合状態
となり、ロボット機体30の原点姿勢位置を一義的に設
定し得る構造を有しているのである。
【0022】ここで、図3の矢印Pは、押圧手段を成す
ボルトねじ64の押圧作用を示している。
【0023】再度、図1、2を参照して本発明に係る位
置決め装置50の原点位置決め作用を説明する。ロボッ
ト機体30の原点位置決め時には、先ず、予めロボット
手首42の先端42aに取付けられた多角形雄形治具5
2を、ロボット可動要素、つまり、ロボット旋回胴36
の旋回、ロボット上、前腕38、40、ロボット手首4
2の作動で固定ベース32に取着された多角形雌形治具
58のキュービック受容穴65内に挿入、受容させる。
この挿入作用は、夫々のロボット可動要素を駆動源モー
タ(図示略)の作動により遂行するので、たとえ、ロボ
ット機体30が大形ロボット機体の場合でも何ら作業者
に負担を掛けることなく遂行することができる。通常
は、ベンダント形の操作盤を操作することにより、各ロ
ボット可動要素を順次に関節軸回りに旋回又は回動々作
させることによって、簡単に遂行することができる。
【0024】次いで、多角形雄形治具52が多角形雌形
治具58のキュービック穴65内に受容された状態に達
したとき、ロボット可動要素の関節軸回りの制動機能を
開放すべく、ブレーキ手段(図示なし)を解除する。こ
のように制動解除を行うと、夫々のロボット可動要素
は、人為的に関節軸回りに旋回又は回動が可能となる。
このような状態で、押圧手段64を作業者がドライバ等
の工具を用いて作動させ、同ボルトねじ64の先端で多
角形雄形治具58を押圧し、徐々に、前述した図3に示
す平面C、Dの当接状態に追い込む。
【0025】斯くして、雄雌両治具52、58の対向す
る平面が密着状態に成ったとき、ロボット機体30の幾
何学的な原点位置の位置決めが設定完了するのである。
従って、従来の場合と同様に、操作盤(図示なし)を操
作して原点設定釦を操作すればロボット制御装置側に登
録した原点位置とロボット機体の原点位置とを一致、整
合させることが可能となる。
【0026】上述の実施例では、位置決め装置50にお
ける多角形雄形治具52をキュービック形状体とし、多
角形雌形治具58をキュービック穴としたが、これは、
従来の位置決め装置でテーパコーンとテーパコーン穴と
の嵌合方式では、6軸多関節形産業用ロボットの原点設
定時にはコーン部分でロボット可動要素の回動に応じて
摺動回転が発生して位置決めが遂行不可能になると言う
原理的な欠点を解消すると同時に、位置決め作用時に、
上述のごとく、相互に対向、当接させる平面(図3の平
面CとD)を高精度に加工することが可能であり、か
つ、高精度の直角度を得ることも容易であると言う理由
に基づく。然しながら、同様な目的を達するために、所
望に応じて例えば、五角形体と相補的な五角形穴或いは
三角形体と三角形穴とで原点位置決めを行う構造の位置
決め装置を形成することも可能である。また、押圧手段
を形成するホルダねじは、最も簡単な機械的手段の例で
あり例えば、市販されている空気圧シリンダ装置を囲い
部材に取着し、空気圧の作用で押圧、位置決めする構造
例とすることも可能であることは、当業者であれば、容
易に理解し得るであろう。
【0027】
【発明の効果】以上の実施例の説明を介して理解できる
ように、本発明によれば、雄雌形状の1対の多角形治具
の平面対平面による嵌合、密着により、原点位置を得る
構成とし、しかも、雄雌両治具を面接触で密着させると
きには、手動操作により雄形多角形治具の所定平面を雌
形多角形治具の所定平面へ徐々に接触、密着させ得る補
助の追い込み用押圧手段を用いる構成を採用したから、
原点位置決め作業者の操作性を向上させると同時に高精
度の原点位置決め設定を可能にした。
【0028】また、本発明によれば、多関節形産業用ロ
ボットの関節軸回りの自由度に制限がなく、汎用される
6軸多関節形産業用ロボットの原点位置決めにも何ら支
障なく適用することが可能である点で機能向上を達成し
ている。しかも、上述のように、押圧手段を作業者が操
作して簡単に幾何学的位置決めを達成させ得るので、比
較的に大形、重量形の産業用ロボットに対しても何ら支
障なく適用可能することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る原点の位置決め装置が装着された
状態の6軸多関節形産業用ロボットを側面から見た図で
ある。
【図2】同位置決め装置の装着部分を拡大図示した部分
図である。
【図3】本発明に係る位置決め装置の機構原理を説明す
る略示斜視図である。
【図4】従来の技術による原点位置決め方法の典型的な
一例を説明するための産業用ロボットの側面図である。
【図5】従来の技術による原点位置決め方法の典型的な
他の一例を説明するための産業用ロボットの側面図であ
る。
【符号の説明】
30…ロボット機体 32…固定ベース 42…ロボット手首 50…位置決め装置 52…多角形雄形治具 54…ブラケットアーム 58…多角形雌形治具 60…治具ベース 62…囲い部材 64…ボルトねじ 65…キュービック受承穴 66…蓋板 A…キュービック形状体 B…キュービック穴 C…平面 D…平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 恭士 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内 (72)発明者 山城 光 山梨県南都留郡忍野村忍草字古馬場3580番 地 ファナック株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多関節型産業用ロボットの手首の先端と
    ロボット機体の静止部とに夫々取着可能な1対の位置決
    め治具からなり、ロボット原点位置を決定する位置決め
    装置において、 前記位置決め装置の1対の位置決め治具が、前記手首に
    着脱自在に取着される多角形の雄型治具と、前記ロボッ
    ト機体の静止部に着脱自在に取着され、前記多角形雄型
    治具を受容する多角形穴を有すると共に該多角形雄型治
    具が有する少なくとも3つの外向き平面と対向する3つ
    の内向き平面を有した多角形雌型と、該多角形雌形治具
    に設けられ、前記多角形雄型治具の上記外向き平面を前
    記雌型治具の内向き平面に押圧、密着させるように操作
    される押圧手段とを具備して構成されることを特徴とす
    る産業用ロボットの位置決め装置。
JP5111577A 1993-05-13 1993-05-13 産業用ロボットの位置決め装置 Pending JPH06320453A (ja)

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US08/362,499 US5639204A (en) 1993-05-13 1994-05-12 Positioning device for an industrial robot
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