JPH06320219A - プレスブレーキの油圧制御回路 - Google Patents

プレスブレーキの油圧制御回路

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JPH06320219A
JPH06320219A JP11024493A JP11024493A JPH06320219A JP H06320219 A JPH06320219 A JP H06320219A JP 11024493 A JP11024493 A JP 11024493A JP 11024493 A JP11024493 A JP 11024493A JP H06320219 A JPH06320219 A JP H06320219A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ram
hydraulic
inclination
head side
valve
Prior art date
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Pending
Application number
JP11024493A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Nakamura
進 中村
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Komatsu Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲げ加工中左右油圧シリンダを同期制御する
ことにより、精度の高い加工を可能にする。 【構成】 ラム1を上下駆動する左右油圧シリンダ2の
一方のロッド側2aと他方のヘッド側2bを管路3で接
続し、かつ一方の油圧シリンダ2のヘッド側2bへ油圧
ポンプ18よりシーケンス弁19を介して油圧を供給す
るようになし、かつ上記ラム1に傾斜検出装置4を設け
て、この傾斜検出装置4が検出したラム1の傾斜に応じ
て開閉されるサーボ弁15を介して上記管路3に高圧油
が流入するようになすと共に、上記一方の油圧シリンダ
2のヘッド側2bに、ラム1が上死点または下死点に達
したとき開放される圧抜き弁28を接続したもので、偏
心荷重によりラム1が傾斜した場合、傾斜検出装置4が
これを検出して傾斜を補正するよう左右の油圧シリンダ
2を同期制御するため、精度の高い曲げ加工が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は板状のワークを曲げ加
工するプレスブレーキの油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種のプレスブレーキには、油圧
シリンダにより上下駆動されるラムを有していて、この
ラムに取付けられた上型と、テーブル上に固定された下
型の間でワークを曲げ加工するように構成されている。
また油圧シリンダaには図1に示すような油圧回路が接
続されていて、油圧ポンプbより吐出された油圧は、左
右の油圧シリンダa毎に設けられたサーボ弁cを介して
油圧シリンダaへ供給される。ラム速度はラム側に設け
られた制御モータeの回転速度により作動杆dの傾きで
サーボ弁cの開度を制御し、ラムが予め設定された下死
点に達すると、フレーム側に設けられた作動杆dが水平
となり、サーボ弁cを機械的にブロック状態に切換えら
れ、ラムは下死点に達する。ラムは下死点より元の位置
まで上昇するには、制御モータeを逆転させて、作動杆
dの傾きが下降時と反対方向となってサーボ弁cの方向
を切換える。
【0003】一方上記構成されたプレスブレーキでは、
左右の油圧シリンダaが同期して動作しないと、上型と
下型の平行度が損なわれて精度の高い曲げ加工ができな
い。このため従来から、実開昭62−27206号公報
などで同期回路が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記従来の同期
回路では、電動機とサーボ弁または分流弁とサーボ弁を
組合わせて左右油圧シリンダの同期制御を行う構造のた
め、構成が複雑でかつ高価となるなどの不具合があっ
た。この発明はかかる従来の不具合を改善するためにな
されたもので、簡単な構成で精度の高い同期制御を可能
にしたプレスブレーキの油圧制御回路を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は上記目的を達
成するために、ラムを上下駆動する左右油圧シリンダの
一方のロッド側と他方のヘッド側を管路で接続し、かつ
一方の油圧シリンダのヘッド側へ油圧ポンプよりシーケ
ンス弁を介して油圧を供給するようになし、かつ上記ラ
ムに傾斜検出装置を設けて、この傾斜検出装置が検出し
たラムの傾斜に応じて開閉されるサーボ弁を介して上記
管路に高圧油が流入するようになすと共に、上記一方の
油圧シリンダのヘッド側に、ラムが上死点または下死点
に達したとき開放される圧抜き弁を接続したものであ
る。
【0006】
【作 用】上記構成により曲げ加工中偏心荷重により
ラムに傾斜が発生しても、傾斜検出装置がこれを検出し
て傾斜を補正することから、精度の高い曲げ加工が可能
になる。
【0007】
【実 施 例】この発明の一実施例を図2以下に示す図
面を参照して詳述する。図2において1は左右に設けら
れた油圧シリンダ2により上下駆動されるラムで、テー
ブル上部に取付けられた下型と、ラムに固定された上型
(ともに図示せず)の間で板状のワークを折り曲げ加工
できるようになっている。上記油圧シリンダ2は、例え
ば左側の油圧シリンダ2のロッド側2aの受圧面積と、
右側の油圧シリンダ2のヘッド側2bの受圧面積が等し
くなるように設定されていて、これらの間が管路3によ
り接続されていると共に、管路3の途中にラム1の傾斜
を検出する傾斜検出装置4のサーボ弁15が接続されて
いる。
【0008】上記傾斜検出装置4は、図3及び図4に示
すようにほぼ三角形に形成された本体5を有していて、
この本体5の2つの角部にローラ6が回転自在に支承さ
れている。これらローラ6は上部ラム1の中央部に上下
方向に布設されたレール7に側方より当接されていると
共に、本体5の側面には水平方向にガイドレール8が布
設されていて、このガイドレール8がガイド部材10の
凹溝10aに摺動自在に嵌合されている。上記ガイド部
材10は凹溝10aと反対の面に回転軸10bが突設さ
れていて、この回転軸10bがプレスブレーキ12のフ
レーム12aに軸受け13を介して回転自在に支承され
ている。また上記ガイド部材10の下部には、レバー1
0cが突設されていて、このレバー10cの先端に上記
サーボ弁15のスプール15aの先端がスプリング力に
より当接されている。なお図3及び図4において16は
本体5に設けられた2個のローラ6をレール7へ圧接す
るスプリングプランジヤのような付勢手段を示す。
【0009】一方図2に示す油圧ポンプ18より吐出さ
れた油圧は、シーケンス弁19より一方の油圧シリンダ
2のヘッド側2bへ供給されると共に、一部は小シリン
ダ2dへ供給されると同時に増圧弁20とチェック弁2
1の並列回路を経て上記サーボ弁15へ供給されてい
る。また図2中24はラム1の上死点を設定するデプス
軸で、ハンドル25によりウオーム26を回転すること
により、ウオームホイール27が回転して、ねじ送りで
デプス軸24を上下調整できるようになっている。上記
デプス軸24の上方には、圧抜き弁28が設けられてい
て、デプス軸24で設定された高さにラム1が上昇する
と、デプス軸24でこの圧抜き弁28が開放されて、油
圧シリンダ2のヘッド側圧がタンク29へドレンされる
ようになっている。なお図中30は運転操作弁で、ペダ
ル31により操作するようになっている。
【0010】次に作用を説明すると、板状のワークを曲
げ加工すべく、ペダル31を踏んで運転操作弁30を閉
側へ操作すると、いままでタンク29へアンロードされ
ていた油圧ポンプ18の吐出圧が左側の油圧シリンダ2
のヘッド側2bへ供給される。これによって左側の油圧
シリンダ2のピストン2cが速上昇するのに伴い、ロッ
ド側2aの油が右側の油圧シリンダ2のヘッド側2bへ
流入して、左右油圧シリンダ2のピストン2cが同量上
昇し、ラム1を押し上げる。そしてラム1の上部に取付
けられた下型とその上方に固定された上型の間でワーク
の曲げ加工が開始されると回路圧が上昇し、シーケンス
弁19が作動してヘッド側2bに圧を供給し遅上昇する
と共に、加工中左右油圧シリンダ2に作用する負荷に差
が生じて、管路3内の油の圧縮性によりラム1に傾斜が
発生すると、傾斜検出装置4はこれを検出する。
【0011】すなわちラム1の傾斜によりラム1に布設
されたレール7が傾斜すると、これに追従して本体5も
角度が変るため、本体5を支持するガイド部材10が回
転軸10bを中心に回動する。これによってガイド部材
10にレバー10cを介して接続されたサーボ弁15の
スプール15aが開放されるため、傾斜に応じた量の高
圧油が増圧弁20より管路3内へ流入され、ラム1の傾
斜が補正される。ラム1の傾斜が補正されると、これに
伴いサーボ弁15も閉鎖されて、ラム1は平行状態を維
持しながら上昇を続け、上死点に達したところでディプ
ス軸24により圧抜き弁28が開放されるため、上死点
で負荷圧力とバランスした回路圧でラム1が位置決め停
止されてワークの曲げ加工が終了する。その後運転操作
弁30をペダル31によりオフにすると、油圧ポンプ1
8の吐出圧がアンロードされるため、ラム1は自重によ
り元の位置まで下降して、その位置で停止する。以下上
記動作を繰返すことにより、ワークの曲げ加工が続けて
行えるようになる。
【0012】なお上記実施例ではラム1を油圧シリンダ
2により上昇させて、ワークの曲げ加工を行うようにし
たが、油圧シリンダ2によりラム1を下降させてワーク
の曲げ加工を行うようにしてもよく、またシーケンス弁
19はメカニカル式ドグや、ソレノイドにより強制的に
制御するようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】この発明は以上詳述したように、曲げ加
工中ラムに作用する偏心荷重によりラムが傾斜した場
合、傾斜検出装置がこれを検出して、ラムの傾斜を補正
するようにしたことから、上型と下型の平行度を維持し
た状態で曲げ加工が可能となり、曲げ精度の高い製品が
得られるようになる。またラムに偏心荷重が作用して
も、左右の油圧シリンダには偏心荷重に見合った推力が
発生するため、偏心荷重によってプレスブレーキのフレ
ームなどに捩れが発生することがなく、これによって精
度の高い曲げ加工が可能になる。しかも左右油圧シリン
ダを管路で接続するだけで両シリンダの上下動が同期で
きるため、従来のような複雑な同期機構が不要となり、
経済的である。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来プレスブレーキの油圧回路を示す回路図で
ある。
【図2】この発明の一実施例になるプレスブレーキの油
圧回路を示す回路図である。
【図3】この発明の一実施例になるプレスブレーキに設
けられた傾斜検出装置正面図である。
【図4】図3のX方向からの矢視図である。
【符号の説明】
1…ラム、2…油圧シリンダ、2a…ロッド側、2b…
ヘッド側、3…管路、4…傾斜検出装置、15…サーボ
弁、18…油圧ポンプ、19…シーケンス弁、28…圧
抜き弁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ラム1を上下駆動する左右油圧シリンダ
    2の一方のロッド側2aと他方のヘッド側2bを管路3
    で接続し、かつ一方の油圧シリンダ2のヘッド側2bへ
    油圧ポンプ18よりシーケンス弁19を介して油圧を供
    給するようになし、かつ上記ラム1に傾斜検出装置4を
    設けて、この傾斜検出装置4が検出したラム1の傾斜に
    応じて開閉されるサーボ弁15を介して上記管路3に高
    圧油が流入するようになすと共に、上記一方の油圧シリ
    ンダ2のヘッド側2bに、ラム1が上死点または下死点
    にに達したとき開放される圧抜き弁28を接続してなる
    プレスブレーキの油圧制御回路。
JP11024493A 1993-05-12 1993-05-12 プレスブレーキの油圧制御回路 Pending JPH06320219A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0967028A2 (de) * 1998-03-03 1999-12-29 Hoerbiger Hydraulik GmbH Hydraulische Presse
KR100765460B1 (ko) * 2007-04-06 2007-10-09 주식회사 세기하이텍 헤밍 작업용 유압장치 및 그 작동방법

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0967028A2 (de) * 1998-03-03 1999-12-29 Hoerbiger Hydraulik GmbH Hydraulische Presse
EP0967028A3 (de) * 1998-03-03 2002-12-04 Hoerbiger Hydraulik GmbH Hydraulische Presse
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