JPH06319883A - デバイデング機 - Google Patents

デバイデング機

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Publication number
JPH06319883A
JPH06319883A JP4200093A JP20009392A JPH06319883A JP H06319883 A JPH06319883 A JP H06319883A JP 4200093 A JP4200093 A JP 4200093A JP 20009392 A JP20009392 A JP 20009392A JP H06319883 A JPH06319883 A JP H06319883A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cutter
cloth
shaft
fixed
reversible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4200093A
Other languages
English (en)
Inventor
Shohei Okamoto
昌平 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Matsushita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Industrial Co Ltd
Priority to JP4200093A priority Critical patent/JPH06319883A/ja
Publication of JPH06319883A publication Critical patent/JPH06319883A/ja
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 リバーシブル布地を使用した縫製の際に、熟
練者の経験と勘に依存することなく作業者が直接布地の
厚さに上部押え板、下部テーブルの調整を実施し、ま
た、表裏両面生地の厚さの不同に対してもカッタの上下
微調整を実施する。 【構成】 上部押え板50と下部テーブル12を、それ
ぞれ上部エキセンホイールと下部エキセンホイールを利
用した、上下の微調整を実施して布地厚さに対処し、ま
た、ウオーム34とウオーム歯車33の駆動によってね
じ部51によってカッタ上下用ねじ軸30に内装したカ
ッタ上下軸27の上下移動にでカッタ21の上下微調整
によって表裏両面生地の厚さ不同に対処する。 【効果】 リバーシブル布地の厚さ、表裏両面生地の厚
さ不同に対処して、事前に各種のゲージを準備せず、ま
た、布地、生地に対応した各種ゲージの組み合わせを検
討準備することなく、直接作業者が即時に対応して作業
を開始することを可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、衣服の縫製の際に通常
リバーシブル布地と呼称される表裏両面生地が別々の風
合いで織られた二枚の生地を重ね合わせて、ウールの細
糸、または、絹の細糸などで接結し、裁断後に縫製に必
要な端部(以下エッジと称す)の接結糸を切り取るか、
抜き取る(以下デバイドと称す)際に利用する装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来からリバーシブル布地を利用した衣
服は、リバーシブルコート、婦人子供服、婦人用スカー
ト、ジャケット等の縫製品に幅広く利用されている。
【0003】特に、縫製の際に芯張り、裏付けの必要が
なく、軽くて型づけが容易である等の利点があるため近
時織物生地の多様化に合致して利用が盛んである。
【0004】縫製について図5・6・7を参照して説明
する。図5はリバーシブル布地80を使用したリバーシ
ブルコートの一裁断例であり、エッジの斜線部はデバイ
ド部であり直線部、曲線部、V字型部と混在し、かつ、
浅く及び深くデバイドする部分を表示したものである。
【0005】また、図6はリバーシブル布地80のエッ
ジをデバイドして表生地81及び裏生地82の個々のエ
ッジを内側に折り込み始末する一部断面図である。
【0006】図7は縫い目の始末の方法でありリバーシ
ブル布地80の一方をデバイドして表裏生地81・82
を内側に折り込み、他方の布地80のエッジをその間に
挟み込み始末する縫い目始末であり折り込み部Aができ
るだけ細幅で、一定の幅で蛇行することなく脹みが均一
であることを要求される。
【0007】従来からリバーシブル布地80のエッジの
デバイド方法では、熟練者が経験と勘によって表裏両面
生地81・82の生地厚が同等の場合は、予め準備した
同厚の案内板(以下ゲージと称す)を二枚組み合せ一定
回転方向の回転カッタを利用してエッジのデバイドを手
作業で実施していた。
【0008】そのためにリバーシブル布地80の縫製の
際は、デバイド幅Aを予め決めて捨ミシンで幅決めを実
施した後に、前記布地80の厚に相当するゲージを組み
合せ回転カッタを利用してエッジのデバイドに熟練した
作業者が経験と勘に依存して、作業を実施する方法しか
採用できなかった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述のとおり従来から
技術では熟練者の熟練度と勘に依存して慎重に作業を実
施しても、特に、曲線部及びV字型切り込み部のデバイ
ドの場合は、デバイド幅に不同が発生しリバーシブル縫
製の生命であるエッジの始末、縫い目の始末の際に縫い
目の脹らみがいかに細く、均一で、蛇行することなく美
麗でくっきり浮き上がらせることが困難であった。
【0010】また、予め準備した表裏両面生地81・8
2の生地厚さに相当するゲージを組み合せそれを基準に
してリーバシブル布地80が通過する際に一方回転の回
転カッタでデバイドするために、予め捨ミシンで縫い目
を入れてその線に沿ってデバイドしても曲線部、V字型
切り込み部のデバイドの場合は、接結糸が布地80の縦
方向の場合は容易に規正寸法にデバイドが可能である
が、前記の曲線部、V字型切り込み部の場合は回転カッ
タの回転方向を一時的に逆回転を実施してデバイドを実
施する必要があり、また、リバーシブル布地の種類によ
ってはカッタの回転速度を変更して布地80の種類に適
応したカッタの回転速度を即時に変更する必要が多々発
生していた。
【0011】近時リバーシブル布地の表生地81と裏生
地82の組み合わせも各種多様化したために予め製作し
た各種のゲージの組合せで処理することは困難となり、
そのために予め組み合せたゲージの中間に紙片等の調整
片を挿入して表裏両面生地81・82の厚さに合致させ
対処していた。以上の作業を完全に実施しない場合は、
カッタによって、どちらか一方の生地の合わせ面を削ぐ
結果となり、そのために生地の合わせ面を削いだ屑のた
めにカッタに余分な摩擦抵抗が発生し、従ってカッタ刃
先部の摩擦熱のために刃先の摩耗を早め、カッタの交換
を必要とし、かつ、接結糸のデバイドが完全でないため
に接結糸が生地の表面に残留するために、その除去を必
要とする等の課題も発生していた。
【0012】前述のとおり熟練者の経験と勘に依存して
デバイド作業を実施するために、最初に布地80の生地
81と82の厚さに合わせてゲージを組み合わせ方法に
もよって先ず問題が発生し、直線部は良いとしても、曲
線部及びV字型切り込み部のデバイド幅が不同となり、
特に、デバイド幅Aが広い場合は折り込み始末した部分
に空間が発生し、前述のエッジの始末、縫い目の姶末の
場合は、可能なかぎり細い脹みで、可能なかぎりの均一
な脹み幅、蛇行のない縫い目を保持することが困難であ
り、リバーシブル布地縫製の生命である美麗な仕上げの
確保が不可能であった。
【0013】従って経験者の経験と勘による各種の準備
をし、かつ、慎重に作業を実施するために時間を必要と
し、能率の向上は勿論製品の規格の統一、均一安定化は
非常に困難となり結果的には、縫製品が単品仕上げの状
態となる等の種々の課題が多数発生していた。
【0014】
【課題を解決するための手段】前述の種々の課題を解決
するために本発明は、熟練した作業者の経験と勘に依存
することなく、また、予めリバーシブル布地80の厚さ
及び表裏両面生地81・82の生地厚さに対応する各種
のゲージの組み合わせを準備せず、多様化する各種のリ
バーシブル布地80の布地厚さに即時に対応して四角形
カッタ(以下単にカッタと称す)を中心にして上部押え
板及び下部テーブルを、同軸の上部押え板用エキセンホ
イール及び下部テーブル用エキセンホイールに調整ボル
トで、カッタを中心にして上下均等に調整固定し、同軸
に固着したダイアルの限定回動によって布地80の厚さ
に対応して上部押え板、下部テーブルで押え圧を調整す
る。
【0015】また、リバーシブル布地80の表裏両面生
地81・82の生地厚み不同の場合に対応して、カッタ
の位置上下微調整をウオームとウオーム歯車を利用して
ウオーム歯車の内側に刻設したねじ部に噛み合うカッタ
上下用ねじ軸及びそれに内装したカッタ上下軸によっ
て、ウオーム軸に固着した目盛付ダイアルゲージによっ
てカッタの上下動微調整を実施して、生地の不同に対応
して作業者が直接カッタの上下微調整で即時に対応可能
となる。
【0016】
【作用】作用について実施例図面に基づいて説明する。
案内軸2・2Aに支持され上下摺動可能な上部押え板取
付本体4の先端部に透明で中空の開口した上部押え板5
0を固着し、本体1に装着した軸8に一対の上部押え板
用エキセンホイール9・9Aを左右対象に固着し、該両
エキセンホイールの上部に、前記上部押え板50の高さ
調整ボルト10・10Aを装着し高さ位置の調整を実施
する。
【0017】他方案内軸13・13Aに支持され上下摺
動可能な下部テーブル12も、前記の軸8に固着した一
対の左右対称の下部テーブル用エキセンホイール17・
17Aに調整ボルト19・19Aで高さ位置を調整固着
する。
【0018】前記の上部押え板50と下部テーブル12
は、カッタ21を中心にして上下均等に同間隔に調整
し、布地80の厚さに対応して前記軸8の端部に固着し
たダイアル20の限定回動によって上下の微調整が可能
となる。
【0019】また、リバーシブル布地の表裏両面生地8
1・82の両面生地厚さの不同の場合は、軸35に固着
したウオーム34と噛み合うウオーム歯車33の内側に
刻設したねじ部51に噛み合うカッタ上下用ねじ軸30
によって内装したカッタ上下軸27によってカッタ21
は、上下動の微調整が可能となる。
【0020】従ってカッタ21の上下微調整は、前記軸
35の端部に固着された目盛付ダイアルゲージ40の目
視によって布地80の表裏両面生地81・82の厚さの
不同に対応して資料の試験を作業者が直接実施すること
によってカッタ21の微調整を実施して決定することが
可能となる。
【0021】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。本体1の下部に上部押え板案内軸2・2Aを対称に
取付金具3・3Aを並列に固着し、該案内軸に上部押え
板取付本体4に上下摺動可能な軸受5・5Aを固着し、
前記案内軸2・2Aに挿入し、かつ、中央部が中空に開
口した透明な樹脂板の上部押え板50を固着する。
【0022】他方本体1の上部下面に取付金具6・6A
を固着し、該取付金具に軸受7・7Aを装着し軸8を支
持し、該軸に左右対称に一対の上部押え板調整用エキセ
ンホイール(以下単に上部エキセンホイールと称す)9
・9Aを固着し、該上部エキセンホイールの外周上部に
上部押え板調整ボルト(以下単に調整ボルトと称す)1
0・10Aを装着し固定ナット11・11Aでそれぞれ
調整固定する。
【0023】また、本体1の下部に左右対称に一対の案
内金具14・14Aを固着し、下部テーブル12の下面
に左右対称に一対の案内軸13・13Aを固着し、前記
案内金具14・14Aに挿入し上部テーブル12の上下
摺動を可能とする。
【0024】一方前記軸8に左右対称に一対の下部テー
ブル上下調整用エキセンホイール(以下単に下部エキセ
ンホイールと称す)17・17Aを固着し、該下部エキ
センホイールの外周上部に、前記下部テーブル12を保
持する調整ボルト19・19Aで調整保持しナット18
・18Aで固定する。
【0025】また、前記軸8の端部にダイアル20を固
着し、該軸の微回動によって、同軸8に固着した一対の
上部エキセンホイール9・9A及び下部エキセンホイー
ル17・17Aに調整ボルト10・10A及び19・1
9Aで最初にカッタ21を中心にして均等に同間隔に調
整された上部押え板50及び下部テーブル12の上下の
微調整は作業者が布地80に最適の押え圧に即時に対応
可能となる。
【0026】また、カッタ21の上下微調整は本体1に
固着した装着金具22の下端部に可逆転及び可変速可能
なモータ(以下単にモータと称す)23を固着し、二個
の軸受24に支持された中間軸25をキー26で連結す
る。
【0027】前記中間軸25の上端部にキー26で連結
されたカッタ上下軸27は軸受28・29で支持されカ
ッタ上下用ねじ軸30に内装される。該カッタ上下用ね
じ軸は上面端部を押え金具31で軽く押え調整ねじ32
で調整固定し、前記カッタ上下用ねじ軸30の上昇を防
止する。
【0028】また、前記カッタ上下用ねじ軸30の外周
にねじ部51を刻設し、該ねじ部に噛み合うねじ部51
を刻設したウオーム歯車33を装着し、一方本体1に固
着した取付金具37・38に軸受39・39Aで支持さ
れた、ダイアルゲージ取付軸35にウオーム34を固着
し、前記ウオーム歯車33と噛み合うように装着し、前
記ダイアルゲージ取付軸35の先端部に目盛付ダイアル
ゲージ40を固着する。
【0029】また、前記カッタ上下軸27の上部にカッ
タ21の受座を配設した円筒座金41を篏め込み該円筒
座金にキー42・43を篏め込みカッタ21を挿入し上
部から押え座金44で押えナット45で固着する。
【0030】前述の構成により本発明は、リバーシブル
布地80の布地厚さの変更に対応してダイアル20の限
定微回動によってカッタ21を中心にして上部押え板5
0及び下部テーブル12は、上下エキセンホイール9・
9A及び17・17Aによってカッタ21を中心にして
上下均等に上下して、リバーシブル布地80の表裏両面
生地81・82が均等な厚さの場合は、従来から使用さ
れていた上下二枚のゲージを使用することなく作業者が
即時に布厚さに対応して微調整の実施が可能となる。
【0031】また、リバーシブル布地80の表裏両面生
地81・82の生地厚が不同の場合でも前記リバーシブ
ル布地80に対して上部押え板50と下部テーブル12
の微調整を実施した後に、表裏両面生地81・82の生
地厚さに対応して、目盛付ダイアルゲージ40の目盛の
目視によって生地厚の変化に対応して、該軸35の限定
回動微調整によってウオーム34と噛み合うウオーム歯
車33の回転によって付設されたねじ部51によってカ
ッタ上下用ねじ軸30が上下し、従って内装したカッタ
上下軸27も上下に微調整が可能となり表裏両面生地8
1・82の生地厚に対応してカッタ21のデバイドに最
適の位置を決定することが作業者によって即時に可能と
なり、従って従来から事前に準備していたゲージも不用
となり、また、ゲージの組み合わせ調整も完全に廃止す
ることが可能となる。
【0032】リバーシブル布地80の種類の多様化、裁
断方法の複雑化に対応して、特に曲線部、V字型切り込
み部のエッジのデバイド方法は、カッタ21の回転方向
の変更を必要とし、また、布地80の種類によってはカ
ッタ21のデバイド速度を変更する必要が生じ、そのた
めにモータ23は可逆転及び可変速のモータを利用し本
体に制御箱(回示なし)を設置し制御することも簡単に
可能である。
【0033】また、ダイアル20及び目盛付ダイアルゲ
ージ40に替えてステップングモータ(回示なし)をそ
れぞれ軸8及軸35に固着し、制御箱から制御すること
も可能でありリバーシブル布地80及び表裏両面生地8
1・82の生地厚さに自動的に対処することも可能であ
る。
【0034】前述の構成によって従来から熟練者の経験
と勘による二枚のゲージの組み合わせによる布地及び生
地の厚さに合わせる作業は完全に不用となり各種のゲー
ジの事前の準備も不要となり、作業者が直接調整するた
め作業が容易になり、また表裏両面生地81・82の生
地厚の不同に対しても作業者が直接調整可能なために、
一方片側の生地の表面を削ることもなく、従ってカッタ
21も無理なデバイドを実施することがないために接結
糸の糸の糸屑及び生地の削り屑によるカッタ21の摩耗
も減少しカッタ21の利用時間も延長され糸屑の付着も
防止可能となる。
【0035】また、上部押え板50及び下部テーブル1
2にカッタ21の中心線46A及び外周に相当する線に
刻印46をそれぞれ刻設し、また、デバイド幅Aを決め
る線47を刻設することによって直線部及び大きな曲線
部のデバイドの場合は捨ミシンは不用とすることも可能
である。
【0036】下部テーブル12の端部に補助テーブル4
8を装着し、不必要な場合は下部に折り込み被縫製物の
大小の処理を便利にする。また、カッタ21でのデバイ
ドの際に布地80との間の摩擦による発熱防止及び接結
糸の糸屑の除去用として冷却装置及び静電気発生防止装
置(共に回示なし)を装着することも簡単に可能であ
る。
【0037】また、リバーシブル布地80の各裁断片の
エッジのデバイドの際のデバイド幅Aの差異に対して
は、デバイド幅Aが広い場合は、四角形のカッタ21の
径の大径のカッタを、逆の場合は小径のカッタを使用
し、交換の際はカッタ上下軸27の上端部のナット45
及び押え座金44によって簡単に交換可能であり、ま
た、前記カッタ21は、布地80の種類及び素材の材質
によってカッタ21の刃先部にチタンの焼付塗装したも
のか、チタン・モリブデン合金材を使用し、布地80の
材質に適応したカッタ21を選択することも可能であ
る。
【0038】
【発明の効果】本発明は、従来の熟練者の経験と勘に依
存してリバーシブル布地の縫製を実施していた作業を全
面的に廃止して直接作業者が調整し作業を実施すること
を可能とする。
【0039】そのためにリバーシブル布地に対して予め
種類及び厚さに対応する各種のゲージの準備を完全に必
要とせず、また、作業開始前にゲージの組み合わせ調整
を必要とせず作業者が直接リバーシブル布地に対応し即
時にダイアルだけの操作によって上部押え板及び下部テ
ーブルを微調整してカッタを中心にしてリバーシブル布
地のデバイド移動に最適の押え圧に調整可能とする。
【0040】また、リバーシブル布地の表裏両面生地の
厚さの不同に対しても、カッタ上下軸の目盛付ダイアル
ゲージを目視しながら上下の微調整を実施して少量の試
験資料によって表裏両面生地の接結面を正確に確認する
ことが可能であり、従来から両面のゲージに調整用の紙
片等を挟むことなく作業者が直接試験しながら正確に把
握することが可能となり従来から多く発生していた接結
糸の付着及びカッタの位置不良による両面生地の削り屑
の発生も完全防止され、従ってカッタの余分の摩擦熱の
発生もなく、カッタの刃先の摩耗も防止される。
【0041】また、上部押え板に透明な樹脂板を使用
し、かつ、中央部を開口しているためにカッタの交換に
便利となり、そのために目視が可能であり、また、上部
押え板表面に必要な刻線を刻設することによってデバイ
ド深さを鮮明にし、そのために直線部及び大きな曲線部
のデバイドの場合は事前に実施していた捨ミシンを不用
とすることが可能となる。
【0042】また、カッタ回転用に可逆転可変速のモー
タを利用したために接結糸の縫製方向に対して、特にV
字型部のデバイドに対してはカッタの逆転デバイドも可
能となり、また、リバーシブル布地の変更に対しても布
地に最適のカッタの回転数を作業者が直接選択可能なた
めに、布地の進行方向に最適のカッタの回転方向及び回
転速度の選択が可能となり安定したデバイドが非常に容
易に実施できる。
【0043】また、別途にカッタ研磨装置、放熱装置、
静電気発生防止装置を装着することも簡単に実施可能で
ある。
【0044】前述のとおり本発明は、熟練者の経験と勘
に依存することなく作業者が直接裁断されたリバーシブ
ル布地に対して諸調整を実施して作業者がその作業に最
適の方法で作業を実施することを可能とした。
【0045】そのために、近時多品種少量生産方式が採
用され、また、リバーシブル布地の多様化に従って布地
の種類の変化に対応して各種のゲージの製作及び組み合
わせに時間を空費し、その調整切り替え等の事前の準備
を必要としリバーシブル布地の縫製を実施しても衣服の
縫製は非常に困難であった。
【0046】しかし、本発明のデバイデング機の提供に
よって、従来から種々の課題は解決される。そのため諸
準備期間廃止による時間の空費は完全に防止され、能率
の向上、縫製品規格の統一、製品安定化、工程管理の把
握等が容易となりその効果は顕著である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデバイデング機の平面図である。
【図2】デバイデング機の正面概要図及び左右展開図で
ある。
【図3】デバイデング機の正面要部断面概略図である。
【図4】カッタ上下軸断面概略図である。
【図5】リバーシブル布地によるリバーシブルコートの
裁断展開図及びデバイド部(斜線部)の参考図である。
【図6】同エッジ部縫製始末参考図である。
【図7】同エッジと縫い目部の始末参考図である。
【符号の説明】
1 本体 2・2A
案内軸 3・3A 取付金具 4
押え板取付本体 5・5A 軸受 8
軸 9・9A 上部押え板用エキセンホイール10・1
0A 調整ボルト 11・11A ナット 12
下部テーブル 13・13A 案内軸 14
案合金具 17・17A 下部テーブル用エキセンホイール18
ナット 19・19A 調整ボルト 20
ダイアル 21 四角形カッタ(カッタ) 22
装着金具 23 可逆転可変速モータ(モータ)24
軸受 25 中間軸 26
キー 27 カッタ上下軸 28
軸受 29 軸受 30
カッタ上下用ねじ軸 31 押え金具 32
押え調整ねじ 33 ウオーム歯車 34
ウオーム 35 目盛付ダイアルゲージ取付軸 36
キー 37 取付金具 38
取付金具 39・39A 軸受 40
目盛付ダイアルゲージ 41 円筒座金 42
キー 43 キー 44
上部押え座金 45 ナット 46・4
6A 線刻印 47 幅決めの線刻印 48
補助テーブル 50 上部押え板 51
ねじ部 80 リバーシブル布地 81
表生地 82 裏生地 A
デバイド幅
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデバイデング機の平面図である。
【図2】デバイデング機の正面概要図及び左右展開図で
ある。
【図3】デバイデング機の正面要部断面概略図である。
【図4】カッタ上下軸断面概略図である。
【図5】リバーシブル布地によるリバーシブルコートの
裁断展開図及びデバイド部(斜線部)の図である。
【図6】同エッジ部縫製始末図である。
【図7】同エッジと縫い目部の始末図である。
【符号の説明】 1 本体 2・2
A 案内軸 3・3A 取付金具 4
押え板取付本体 5・5A 軸受 8
軸 9・9A 上部押え板用エキセンホイール 10・
10A 調整ボルト 11・11A ナット 12
下部テーブル 13・13A 案内軸 14
案合金具 17・17A 下部テーブル用エキセンホイール18
ナット 19・19A 調整ボルト 20
ダイアル 21 四角形カッタ(カッタ) 22
装着金具 23 可逆転可変速モータ(モータ) 24
軸受 25 中間軸 26
キー 27 カッタ上下軸 28
軸受 29 軸受 30
カッタ上下用ねじ軸 31 押え金具 32
押え調整ねじ 33 ウオーム歯車 34
ウオーム 35 目盛ダイアルゲージ取付軸 36
キー 37 取付金具 38
取付金具 39・39A 軸受 40
目盛付ダイアルゲージ 41 円筒座金 42
キー 43 キー 44
上部押え座金 45 ナット 46・
46A 線刻印 47 幅決めの線刻印 48
補助テーブル 50 上部押え板 51
ねじ部 80 リバーシブル布地 81
表生地 82 裏生地 A
デバイド幅

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部押え案内袖2・2Aに上下摺動可
    能に支持された、上部押え板50を固着した上部押え板
    取付本体4を装着し、一方軸8に一対の上部押え板用エ
    キセンホイール9・9Aを固着し、調整ボルト10・1
    0Aで前記上部押え板50を調整しナット11・11A
    で固定する。他方下部テーブル12も一対の案内軸13
    ・13Aに上下摺動可能に支持され、前記軸8に固着さ
    れた一対の下部テーブル用エキセンホイール17・17
    Aに調整ねじ19・19Aで、前記下テーブル12を調
    整しナット18・18Aで固定する。この際カッタ21
    を中心にして両者の間隔を均等に調整し、リバーシブル
    布地80の布地の厚さに対応して軸8に固着したダイア
    ル20によって即時に押え圧を調整することを特徴とす
    るデバイデング機。
  2. 【請求項2】 リバーシブル布地80の表裏両面生地
    81・82の生地の不同に対応して、目盛付ダイアルゲ
    ージ40を固着した軸35を限定回動することによっ
    て、該軸35に固着したウォーム34に噛み合うウォー
    ム歯車33が回動し内側に刻設したねじ部51に噛み合
    うカッタ上下用ねじ軸30が上下に移動することによっ
    て内部に装着したカッタ上下軸27も上下に移動し、従
    ってカッタ21も上下に微調整可能となり表裏両面生地
    81・82の生地厚さの不同に即時に対応することを特
    徴とする請求項1のデバイデング機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110385740A (zh) * 2019-08-30 2019-10-29 浪莎针织有限公司 一种针织面料加工用裁切装置

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