JPH06319555A - ヒト細胞接着分子および核酸配列 - Google Patents

ヒト細胞接着分子および核酸配列

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JPH06319555A JP6056012A JP5601294A JPH06319555A JP H06319555 A JPH06319555 A JP H06319555A JP 6056012 A JP6056012 A JP 6056012A JP 5601294 A JP5601294 A JP 5601294A JP H06319555 A JPH06319555 A JP H06319555A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒト細胞接着分子および該分子をコードす
る核酸配列に関する。 【構成】 マウスF3およびニワトリコンタクチン/
F11接着分子に相同なヒト脳の糖蛋白質、ヒト脳の糖
蛋白質をコードする核酸配列およびヒト脳の糖蛋白質に
対する抗体が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、細胞接着分子および細
胞接着分子をコードする核酸配列に関する。特定すれ
ば、本発明は、ヒト細胞接着分子および該分子をコード
する核酸配列に関する。
【0002】
【従来の技術】細胞間の接着は、組織の形態および機能
の分化および維持において必須の機能を担う。細胞間の
接着は、あるクラスの接着性細胞表面蛋白質、即ち、一
般的な呼称としては「細胞接着分子」または「CAM
s」により媒介される。これらの蛋白質は、系統的に異
なる範囲の生物において同定および特徴付けられ、そし
て多くの場合、構造において高度に保存されていること
がわかった。特定の細胞表面CAMsは、構造的にイム
ノグロブリンと関連する糖蛋白質のスーパーファミリー
のメンバーであり、即ち、それらの構造は、細胞外イム
ノグロブリン様およびフィブロネクチンタイプIII様
ドメインのメンバーを含む。
【0003】CAMsのイムノグロブリンスーパーファ
ミリーは、神経細胞接着分子(N−CAM)、L1抗
原、Ng−CAM、TAG−1およびその他を含む。こ
れらCAMは、細胞間の同種親和性結合を媒介している
と信じられ、そして、他の細胞表面分子、細胞外マトリ
ックス蛋白質およびプロテオグリカンとの異種親和性相
互作用に関与していることも最近認識された。多くは、
細胞の形態、細胞の代謝および細胞の接着性を変化させ
る、細胞内部への伝達シグナルに含まれるとも信じられ
ている。これらの分子がシグナルを細胞内部へ伝達する
手段は明らかでない。
【0004】F11抗原(F11)は、神経突起−神経
突起の相互作用に関与していると信じられている、ニワ
トリ神経細胞表面関連糖蛋白質である。F11のcDN
A配列は決定され、1010アミノ酸蛋白質をコードす
る(ブリュメンドルフ(Brummendorf)ら、
1989、Neuron 2:1351−1361)。
F11分子は、イムノグロブリンドメインタイプCに関
連した6つのドメインおよびフィブロネクチンタイプI
IIの繰り返しと同様の4つのドメインからなる。これ
らの構造は、L1およびN−CAMにも存在する。F1
1のcDNA配列は、ニワトリ神経糖蛋白質コンタクチ
ンのcDNA配列とほとんど同一であることがわかり
(ランシュ(Ranscht)ら、1988、J.Ce
ll Biol. 107:1561−1573;ツイ
ッシュ(Zisch)ら、1992、J.Cell B
iol.119:203−213)、そしてこれら分子
(コンタクチン/F11)は同一であると現在信じられ
ている。しかしながら、本発明の出願以前に、この点は
明らかでなかった。マウスの神経細胞表面蛋白質として
F3が同定されており、ニワトリの細胞接着蛋白質であ
るコンタクチン/F11と相同である。F3をコードす
るcDNAはクローン化されて配列が決定されている
が、イムノグロブリンスーパーファミリーの特徴を有す
る1020アミノ酸蛋白質をコードするオープンリーデ
ィングフレームが明らかにされた(ゲナリニ(Genn
arini)ら、1989、J.Cell Biol.
109:775−788)。
【0005】本発明は、ヒト神経細胞接着に関与するC
AMsに関する。特定すれば、本発明は、マウスF3お
よびニワトリコンタクチン/F11蛋白質のヒトの同等
物の精製および特徴、ヒトコンタクチンに対するモノク
ローナルおよびポリクローナル抗体の調製法およびヒト
コンタクチンをコードする核酸配列を提供する。ベーグ
ランド(E.Berglund)ら(1987,J.N
eurochem.48:809−815)は、モノク
ローナル抗体を用いてヒトの脳の糖蛋白質の特徴を明ら
かにし、そしてGp135として同定された分子の単離
および特徴を報告している(ベーグランド(E.Ber
glund)ら、1991.Eur.J.Bioche
m.197:549−554;ベーグランド(E.Be
rglund)ら、1991,Brain Res.5
49:292−296)。これらの著者らは、蛋白質の
アミノ末端および内部のペプチドの配列を決定した。こ
れらの配列を基にして、彼らは、ニワトリのコンタクチ
ン/F11とマウスのF3の同一性を明らかにしたが、
しかし、Gp135のアミノ酸配列は、本明細書の記載
のとおりヒトのコンタクチン分子とは異なる。したがっ
て、本出願以前には、ヒトのGp135がF3、コンタ
クチン/F11の直系の類似体であったか否かは明らか
でなかった。ベーグランド(E.Berglund)お
よびランシュット(B.Ranscht)は、後に、G
p135をコードするcDNAクローンの単離と部分的
な特徴を報告した(1992,Soc.Neurosc
i.Abst.18:1325,Abst.#560.
5)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】モノクローナル抗体を
用いて、マウスのF3およびニワトリのコンタクチン/
F11接着分子と相同のヒトの脳の糖蛋白質が単離およ
び特徴付けられた。ヒトのコンタクチン遺伝子の完全コ
ード配列は、ヒトの神経芽細胞腫のcDNAクローンの
配列決定により決定された。この遺伝子は潜在的に別の
ものをコードし、択一的に完全コーディング領域をスプ
ライスもした。ヌクレオチドレベルにおいては、ヒトc
DNAはマウスF3のcDNAと86%相同である。推
定されるアミノ酸配列は95%相同であり、予測される
幾つかの共通構造は、6つのイムノグロブリン様ドメイ
ンおよび4つのフィブロネクチンタイプIII様ドメイ
ン、並びにAsn結合グリコシル化部位を含むことを特
徴とする。マウス、ニワトリおよびヒトの糖蛋白質のす
べてが、ホスファチジルイノシトールアンカーを通した
細胞表面への蛋白質の結合に重要であるらしいカルボキ
シル末端疎水性セグメントを含む。
【0007】ヒトのコンタクチン糖蛋白質は135kD
の分子量であり、モノクローナル抗体を用いた免疫親和
性法により精製される。内部のペプチドの部分的配列決
定によると、cDNAから予測されるのと同一のアミノ
酸配列であった。cDNAは組換え宿主微生物中で発現
され、そして遺伝子産物は、モノクローナル抗体により
精製されたヒトのコンタクチン抗原に対するポリクロー
ナル抗血清と免疫反応性であることが示された。さまざ
まなヒトの組織のRNAのノーザンブロット分析によ
り、成人の脳における単一の主要な約6.5kbのヒト
コンタクチン転写物が証明された。複数の転写物(6.
8kbと6.0kbの二重の縞(doublet)およ
び4.2kb)が網膜芽細胞腫瘍および神経細胞芽腫瘍
セルラインにおいて発現される。トランスフォームされ
たセルラインにおいて観察されるのと同様の約6.8k
bおよび約6.0kbの転写物の低いレベルの発現も、
ヒトの肺および膵臓において検出された。極めて弱い
6.8kbおよび6.0kbのバンドが、腎臓および骨
格筋において観察された。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のヒトのコンタク
チン細胞接着蛋白質は、該蛋白質が発現されるあらゆる
ヒト神経組織から単離してよい。好ましい源は、ヒトの
脳の組織である。慣用的な化学および生化学の単離法を
用いてよいが、ヒトのコンタクチン細胞接着蛋白質は、
該蛋白質を認識および結合する抗体を用いて免疫親和法
により単離するのがもっとも好ましい。抗原を単離する
ための免疫親和法は当該分野において公知であり、ヒト
のコンタクチン分子を認識する適切なモノクローナルま
たはポリクローナル抗体を用いて本発明のヒトノコンタ
クチンを単離するために用いられる。モノクローナル抗
体としては、例えばベーグランドら(前記)に記載され
たCF3抗体、または下記のNeuro−1抗体が好ま
しく、Neuro−1抗体が、ヒトのコンタクチン蛋白
質の単離のためにもっとも好ましい。
【0009】本発明のヒトのコンタクチン蛋白質を認識
するモノクローナル抗体は、当該分野において公知のと
おり、コーラー(Kohler)とミルスタイン(Mi
lstein)(1975,Nature 256:4
95)の方法により調製される。免疫化のための好まし
い抗原は、成人のヒトの脳膜の調製物であり、最も好ま
しい抗原は、細胞表面糖蛋白質が豊富な、これらの膜の
シナプトソーム画分である。マウスをこの抗原調製物に
より免疫化し、脾臓を融合し、そしてその結果得られる
ハイブリドーマを最初の免疫源に対してスクリーニング
してハイブリドーマを選択する。
【0010】これらの方法を用いて、本明細書において
Neuro−1と呼ぶモノクローナル抗体を生産するハ
イブリドーマが同定された。粗シナプトソーム膜画分
を、成人ヒト脳組織から調製した(カーリン(Carl
in,R.K.)ら、1980J.Cell Bio
l. 86:831−843)。膜糖蛋白質をTERG
ITOLタイプNP−40(ポリグリコールエーテル表
面活性剤、UnionCarbide Corp)を用
いて抽出し、そして固定化されたレンチルレクチン(P
harmacia Biotech,Inc.,Pis
cataway,NJ)の親和性クロマトグラフィーを
用いて単離することにより、粗脳糖蛋白質画分を得た。
この物質を用いて、C57BL/6マウスを免疫化した
(40μg/マウス)。免疫源に対して高い血清力価を
有する動物から得られたリンパ節を、PcX63Ag
8.653細胞(ゴーディング(Goding,J.
W.)(1980)J.Immun.Meth.39:
285−308;ATCC CRL 1580)と融合
した。その結果得られたハイブリドーマを免疫源との反
応活性に関して酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISA
s)によりスクリーニングし、そしてイムノブロットに
おける反応活性に関して試験した。Neuro−1と呼
ぶ抗体を分泌するハイブリドーマを限定希釈法によりサ
ブクローン化した。Neuro−1モノクローナル抗体
は、プリステン(pristane)で感作されたBa
lb/Cマウスの腹水において生産され、プロテインA
セファロース(Sigma Chemical C
o.,St.Louis,MO)のクロマトグラフィー
により精製された。
【0011】Neuro−1、アイソタイプIgG2b
は、酵素結合免疫吸着アッセイ(ELISAs)におい
て最初の免疫源と強固に反応し、イムノブロットにおい
て約135kDのポリペプチドを認識する。場合によっ
ては、Neuro−1抗原は、接近した範囲の二重の縞
(doublet)としてイムノブロット上に出現す
る。Neuro−1を生産するハイブリドーマは、アメ
リカンタイプカルチャーコレクション(Rockvil
le,MD)に、1993年3月3日付けで、寄託番号
HB11282として寄託されており、該ハイブリドー
マはヒトのコンタクチン細胞接着分子の単離および特徴
付けのためのもっとも好ましいモノクローナル抗体であ
る。
【0012】Neuro−1モノクローナル抗体は、メ
チルピペリミデート(ハロー(Harlow,E)およ
びレーン(Lane,D.)(1988)Antibo
dies:A Laboratory Manual,
Cold Spring Harbor Press,
p.522)を用いてプロテインAセファロースにカッ
プリングさせた。次に、上記の膜抽出物を親和性カラム
に通過させ、そして結合した抗原を0.1Mのジエチル
アミン(pH11.5)により溶出した。溶出した物質
は、0.01MのTris−HCl中のジエチルアミノ
エチルセルロース(Whatman DE52,Fis
her Scientific,Pittsburg
h,PA)への結合により濃縮し、そして1MのNaC
lを用いて溶出した。凍結させた膜抽出物を単離工程に
おいて用いると、Neuro−1抗原は不溶性になりや
すいことがわかった。これらの場合、沈殿物質をデオキ
シコレート中で溶解し、NP−40含有カラム緩衝液に
対して透析し、そして上記のとおり処理した。
【0013】ポリクローナル抗体は、結合物質を用いて
動物を免疫化することにより生じさせ、Neuro−1
固定化親和性カラムから溶出した。ポリクローナル抗体
をさらに、Neuro−1抗原固定化親和性カラムによ
り濃縮した。
【0014】135kDのNeuro−1抗原は、レン
チルレクチン−セファロースへの結合およびグルコース
により溶出する特徴を有することから、このポリペプチ
ドはグリコシル化されていることが示唆される。アスパ
ラギン結合糖質の存在は、抗原をエンドグリコシダーゼ
F(Genzyme,Cambridge,MA)で処
理して低分子量にシフトすることが示されることにより
確認された。この抗原が、ホスファチジルイノシトール
特異的ホスホリパーゼCにより細胞表面から放出される
ことが発見されたことから、この分子は脂質結合により
表面につながれる(anchored)ことが示され
る。これらの分析は、粗ヒト脳シナプトソーム膜調製物
を洗浄して0.02MのNaOAc(pH6.0)に懸
濁することにより実施された。この酵素を添加して、サ
ンプルを4時間37℃においてインキュベートした。膜
を遠心分離により回収して、膜相当量および上清をイム
ノブロッティングにより分析した。亜鉛またはo−フェ
ナンスロリンでこの反応混合物を処理すると、それぞ
れ、放出の阻害または非阻害が示された。イムノブロッ
ト上に見られる二重縞の両ポリペプチドは、ホスホリパ
ーゼC処理により放出されることから、これらは表面に
つながれた(anchored)状態で存在せずに、内
因性の放出形態のヒトコンタクチン分子であると信じら
れる。
【0015】Neuro−1抗原のアミノ酸配列および
内部ペプチドの配列が決定され、そして公表されたマウ
スF3およびニワトリコンタクチン/F11のアミノ酸
配列と比較した。アミノ末端の配列は、IMMOBIL
ON−P(Pall Corp.,Glen Cov
e,NY)にブロットされた、免疫親和性により精製さ
れた物質を用いて決定された。アミノ酸配列は解釈する
のが難しく、多数の不明な残基を含んでいた。これら曖
昧なものの多くは、配列分析によりときには検出困難で
あるアミノ酸を含んだが、この分子の蛋白質分解により
アミノ末端に不均一性を作ることも可能である。内部ペ
プチドは、エンドペプチダーゼlys−cによる分解に
より作り、HPLCにより分離し、そして配列を決定し
た。内部ペプチドの配列は明らかにされ、そしてF3お
よびコンタクチン/F11中のペプチドと極めて類似し
ていることがわかった。さらに、ヒトのペプチドはエン
ドペプチダーゼlys−cの分解により生じたため、リ
ジン残基で終わっているものがほとんどである。これら
の残基は、マウスおよびニワトリにおいても保存されて
いる。アミノ酸配列相同性を基にすると、Neuro−
1抗原はF3およびコンタクチン/F11のヒトにおけ
る同等物であると信じられる。したがって、本明細書に
おいてはこれをヒトのコンタクチンと呼ぶ。
【0016】Neuro−1抗原をコードする複数のc
DNAをクローン化してヒトのコンタクチンとしての特
徴を確認した。マウスF3プローブを用いて、ヒトの神
経芽細胞腫のcDNAライブラリー(Clontec
h,Palo Alto,CA)をスクリーニングし
た。プローブは、ゲナリニ(Gennarini)ら、
前記に報告されたマウスF3配列に基づくプライマーの
ペアを用いてマウス脳polyA+RNAの逆転写酵素
−ポリメラーゼ鎖反応(RT−PCR)により生じさせ
た(GENBANK locus:マウスF3、アクセ
ション#X14943)。RT−PCRを実施するため
に、オリゴd(T)セルロース法(マニアティス(Ma
niatis)ら、Molecular Clonin
g−A Laboratory Manual,Col
d Spring Harbor Laborator
y.1982)を用いて、マウス脳polyA+RNA
を調製した。RT−PCR増幅反応は、ゴブレット(G
oblet)ら(1989,Nucleic Acid
s Res.17:2144)に記載された一段階プロ
トコルに基づいた。66μlのDEPC水中のpoly
A+RNA(1μg)および300ngの各プライマー
(下記)を65℃において15分間インキュベートした
のち、氷上で冷却した。33μlの3×RT−PCR試
薬混合物(3×PCR緩衝液、150mM KCl,3
0mM Tris−HCl pH8.3,4.5mM
MgCl2,0.3%ゼラチン、500μM dNTP
s,200U M−MLV逆転写酵素、4U rRNA
sin(Promega,Madison,WI)、
2.5U AMPLITAQ(Perkin−Elme
r Cetus,Norwalk,CT))を加え、こ
の反応物を37℃において30分間インキュベートした
のち、94℃に1分間、50℃に2分間、そして72℃
に2分間おいた。増幅反応は、40サイクル繰り返され
た。プライマーペアA/BおよびC/Dは、マウスF3
プローブ: プライマー 配列番号 配列 マウスF3中の (図1) ヌクレオチド位置 A 3 CTCTGGTGATCACAAATC 1742−1759 B 4 TCATCTGAGAGAATCGTC 2181−2198 C 1 TAGACCGGATGGCCAACA 3087−3104 D 2 CTCGACAACATACTCTCC 3163−3180 の増幅に用いた(プライマーBとDは互いにマウスF3
の逆相補体である)。
【0017】プローブは、ミホビロビック(Mihov
ilovic,1989,BioTechniques
7:14−16)により記載されたとおり、SEQU
ENASE(United States Bioch
emical Corp.,Cleveland,O
H)を用いて直接配列決定することにより、マウスF3
であることが確認された。この方法は、PCRで増幅さ
れたDNA配列を決定するために効果的な方法である。
プライマーペア:配列番号1/配列番号2(94bp)
および配列番号3/配列番号4(457bp)をゲルを
用いて精製し、非対象プライマー濃縮物を用いて再度増
幅して一本鎖配列決定鋳型を生成した。
【0018】上記により調製されたマウス配列番号1/
配列番号2のプローブを用いて、ヒト、ケリー(Kel
ly)神経芽細胞腫ラムダgt10のcDNAライブラ
リー(Clontech,Palo Alto,CA)
を、製造者の指示するとおりにスクリーニングした。2
つのcDNAクローンが単離されたが、図1に示すcD
NAを含むクローンNX−7を含んだ。上流配列を含む
クローンを得るために、マウスの配列番号3/配列番号
4のプローブを用いて、神経芽細胞腫ライブラリーをス
クリーニングした、3つのクローンがこのスクリーニン
グにより同定され、完全なコード配列を含む完全長のク
ローンを一つ含んだ。このクローンはNXII−7と名
付けられた。ラムダcDNA挿入物は、ラムダgt10
のEcoRIフォワードプライマーおよびリバースプラ
イマーを用いてPCR増幅して直接配列決定するか、ま
たは配列決定の前にpBLUESCRIPT(SK+)
(Stratagene,La Jolla,CA)に
サブクローン化した。pBLUESCRIPTサブクロ
ーンは、SEQUENASEを用いたマニュアルによる
ジデオキシターミネーション法によるか、または染料タ
ーミネーション法または染料標識プライマー法を用いた
自動化配列決定(Applied Biosystem
s,モデル373A、Foster City,CA)
において製造者の指示により配列決定した。配列決定プ
ライマーは、Applied Biosystems
(ABI)モデル380B DNA合成機により合成し
て指示されたとおりにOPCカートリッジ(ABI)で
精製した。配列の順序、翻訳、および特徴部分の位置
は、IG−Suiteソフトウエア(Intellig
enetics,Mountain View,CA)
を用いて決定した。この方法により生産されたcDNA
をプローブとして用いて、ヒトのコンタクチンをコード
するゲノミックDNAを単離する。
【0019】ヒトのコンタクチンcDNAを完全にコー
ドする配列および5’と3’の非翻訳配列は、cDNA
の両鎖(配列番号5;EMBLアクセション番号#Z2
1488)を配列決定することにより決定された。さま
ざまなcDNAクローンの間で、第2424番目および
第2513番目の2カ所の1塩基置換が観察された。こ
れらの置換は、それぞれ、バリンからアラニン、および
ロイシンからバリンへの変異をもたらす。ヒトのコンタ
クチンcDNAは、3054bpのオープンリーディン
グフレームを含み、該フレームは1018の長さのアミ
ノ酸からなるポリペプチド(配列番号6)をコードしう
る。予測されるポリペプチドは、アミノ末端とカルボキ
シル末端に疎水性セグメントを含む。アミノ末端の疎水
性セグメントは、コンセンサスプロセシング部位を含
み、分断されて成熟ポリペプチドのアミノ末端を生じる
シグナル配列であると信じられる。カルボキシル末端の
疎水性成熟は、他のホスファチジルイノシトール結合膜
蛋白質のカルボキシル末端にみられるセグメントと同様
のものであり、糖脂質への結合に際して除去されると信
じられる。Neuro−1抗原がホスファチジルイノシ
トール特異的ホスホリパーゼCにより細胞表面から放出
されるという事実はこの仮説と合致する。このポリペプ
チドの予測されるアミノ酸配列には、第836番目から
第850番目に、上記Neuro−1抗原lys−cペ
プチドの配列が含まれることから、Neuro−1抗原
はヒトのコンタクチン細胞接着分子であることが確認さ
れた。
【0020】上記のとおり、ベーグランドらは、Gp1
35と呼ばれる分子について報告しており、彼らは該分
子がマウスF3およびニワトリコンタクチン/F11の
ヒトにおける同等物の可能性があることを記載してい
る。しかしながら、ベーグランドらは、内部ペプチド配
列は、本発明の対応するペプチドの予測されるアミノ酸
配列(679−693残基)とは71%の相同性しかな
いと記載している。
【0021】ヒトのコンタクチンの予測されるアミノ酸
配列は、6つのイムノグロブリン様ドメインおよび4つ
のフィブロネクチンタイプIII様繰り返しを含む。こ
の構造は、マウスF3およびニワトリコンタクチン/F
11と類似している。2番目のフィブロネクチンタイプ
III繰り返し中において、カルボキシル末端の保存さ
れたチロシンがマウスF3のようにフェニルアラニンに
より置換されている。アスパラギン結合グリコシル化の
ための9つのコンセンサス部位が存在し、これらすべて
はヒトとマウスの間で保存されている。予測されたヒト
およびマウスのポリペプチド配列は95%相同性であり
2つのアミノ酸だけしかサイズが異ならない。マウスF
3は、6番目のイムノグロブリン様ドメイン中に一か所
ジペプチドの挿入物を含むが、ヒトコンタクチンおよび
ニワトリコンタクチン/F11にはこれが存在しない。
この配列の違いが、RNAスプライシングの違いによる
ものなのか、あるいは種間のイントロンーエクソンの差
異を反映しているのかは不明である。配列相同性の低い
領域は約70%の相同性であり、疎水性アミノ末端およ
びカルボキシル末端セグメントに位置する。
【0022】さらに、Neuro−1抗原がF3および
コンタクチン/F11のヒトにおける同等物であること
を確認するために、免疫親和性により精製したヒトコン
タクチンを用いて、ウサギにおいてポリクローナル血清
を作成した。この血清は、1:12,000希釈にてイ
ムノブロットにおいて免疫原を認識した。また、この血
清は、バクテリアにおいて発現されたグルタチオンS−
トランスフェラーゼ/ヒトコンタクチン融合蛋白質とも
反応した。この融合蛋白質のヒトコンタクチン部分は、
ヒトコンタクチンのカルボキシル末端領域からなり、p
GEX−2T(Pharmacia,Piscataw
ay,NJ)中にクローン化されたクローンNX−7中
のcDNAに相当する。
【0023】NXII−7のcDNA挿入物の上流のE
coRI断片およびNX−7の完全cDNA挿入物をプ
ローブとして用いて、さまざまな組織中のヒトのコンタ
クチンの発現パターンを特徴付けた。ヒトの脳は、一つ
の主要な約6.5kbのmRNAを含んだ。この転写物
は、ヒトのコンタクチンをコードするのに必要な大きさ
より大きく、単離されたcDNAクローンにおいて完全
に現れない大きな3’非翻訳領域を含むと信じられる。
この単離されたcDNAは、ヒトのコンタクチン分子の
カルボキシル末端を過ぎてわずか約1.2kbに及ぶ。
【0024】試験された他の組織においては、膵臓およ
び肺が、セルラインにおいて観察されるパターンと同様
の6.8kb転写物と6.0kbの二重縞に関して、
(脳に比較して)低いレベルの発現を示した(以下を参
照)。骨格筋および腎臓も同様のことを示したが、極め
て微量の6.8および6.0kb転写物であった。心臓
および肝臓はヒトのコンタクチンに関してネガティブで
あった。ヒト神経芽細胞腫セルライン、IMR−32,
SK−N−MC,SMSKANおよびSK−N−SH
は、網膜芽細胞腫セルラインY79のように、ヒトのコ
ンタクチンのmRNAを含んだ。これらのセルラインに
おいては、脳の転写物パターンとは対照的に、複数のR
NA種、即ち6.8kb種、6.0kb二重縞および
4.2kb種が観察された。すべての場合において、約
6.8kb転写物と約6.5kb転写物が全く異なるも
のなのかは明らかでない。横紋筋肉腫(A204,RD
およびA673)、造血組織(hematopoiet
ic)(KG1a.5)、小細胞肺癌腫(SHP77)
およびユーイング肉腫(RD−ES)セルラインはヒト
のコンタクチンRNAを発現しなかった。
【0025】ヒトのコンタクチンを認識する抗体および
ヒトのコンタクチンをコードするヌクレオチド配列に由
来するヌクレオチドプローブは、それぞれ、蛋白質およ
び核酸配列の検出のための方法に有用である。ヌクレオ
チドプローブは、クローン化されたcDNAの全配列ま
たはその一部を含む。当業者は、ヌクレオチドプローブ
が、クローン化された配列に相補的な配列のすべてまた
は一部からなるように構成されることをさらに認識する
であろう。コンタクチン蛋白質を検出するために、蛋白
質とその抗体の間の結合を含むイムノアッセイ法、例え
ばELISA、およびイムノブロットを、本明細書にお
いて開示される抗体およびコンタクチン糖蛋白質に、容
易に適合させることができる。これらのイムノアッセイ
法は当該分野において公知である。通常は、蛋白質と抗
体の間の結合の検出は、結合反応におけるシグナルモイ
エティを含むことにより達成される。これは、通常は、
抗体または蛋白質に結合された検出可能な標識の形態で
ある。検出可能な標識は、直接検出可能なもの(例え
ば、染料、放射性標識または蛍光色素)、またはさらな
る化学反応後に検出可能なもの(例えば、反応して発色
生成物を生成する酵素または標識アビジンに結合させう
るビオチン)でありうる。
【0026】プローブへのハイブリダイゼーションによ
る核酸の検出も当該分野において公知である。サザンブ
ロット、ドットブロッティング等の方法は、配列番号5
のヌクレオチド配列情報を適切なプローブの構成に用い
て、ヒトのコンタクチンをコードする核酸配列のすべて
または一部を含むオリゴヌクレオチドの検出に容易に適
合されうる。本発明の目的において、単語「コードす
る」は、転写およびまたは翻訳されてヒトのコンタクチ
ンを生産することができる配列を含む核酸を包含するよ
うに意図される。即ち、DNAおよびそれから転写され
たRNAは、ヒトのコンタクチンをコードすると考えら
れる。開示された核酸配列に由来するプローブを用いて
開示されたコーディング配列を検出することも認識され
るであろう。イムノアッセイに関して、コンタクチンヌ
クレオチド配列へのプローブのハイブリダイゼーション
は、プローブに関連した(即ち、プローブへ取り込まれ
るかまたはプローブへ結合させた)直接または間接の検
出可能な標識手段により検出される。通常、抗体および
抗原を標識するのに用いられるのと同じ標識を用いてオ
リゴヌクレオチドを標識してよい。さらに、配列番号5
のヌクレオチド配列を用いて相補的配列を誘導し、この
配列を用いてプローブを作成し、また、プローブへのハ
イブリダイゼーションにより検出されることは、当該分
野の範囲内のことである。さらに、DNA配列としての
配列番号5の開示により、配列番号5またはその相補的
配列のいずれかを有するRNA配列が誘導される。この
ような均等なRNA配列はプローブへのハイブリダイゼ
ーションによっても検出される。
【0027】これらイムノアッセイおよびハイブリダイ
ゼーションアッセイを実施するための試薬は、キットの
形態で販売または使用のために共に便利にパッケージさ
れる。イムノアッセイのためのキットは、選択された標
識に結合したヒトのコンタクチンを認識または結合する
抗体、および必要であれば、アッセイを実施するためお
よび標識を検出するために必要なあらゆる試薬を含む。
ハイブリダイゼーションアッセイのためのキットは、配
列番号5に含まれるひとつまたは複数のヌクレオチド配
列にハイブリダイズする短いオリゴヌクレオチドプロー
ブを含むが、その際プローブは選択された標識に結合し
ている。必要であれば、ハイブリダイゼーションキット
は、ハイブリダイゼーションアッセイを実施するためお
よび標識を検出するために必要なあらゆる試薬を含む。
【0028】上記の開示は本発明を例示することを意図
しており、本発明の範囲を限定するように意図されたも
のではない。本開示を読めば、熟練を要する練習なし
に、そして本発明の精神から逸脱することなく、特定の
均等物および変更が当業者には明らかとなろう。このよ
うな均等物および変更は、本発明の範囲に含まれる。
【0029】
【配列表】
配列番号:1 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 TAGACCGGAT GGCCAACA 18 配列番号:2 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 CTCGACAACA TACTCTCC 18 配列番号:3 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 CTCTGGTGAT CACAAATC 18 配列番号:4 配列の長さ:18 配列の型:核酸 鎖の数:一本鎖 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列 TCATCTGAGA GAATCGTC 18 配列番号:5 配列の長さ:3360 配列の型:核酸 鎖の数:両形態 トポロジー:直鎖状 配列の種類:cDNA to mRNA 配列の特徴 特徴を表す記号:CDS 存在位置:122..3175 配列の特徴 特徴を表す記号:mat peptide 存在位置:182..3100 配列の特徴 特徴を表す記号:sig peptide 存在位置:122.181 配列の特徴 特徴を表す記号:5’UTR 存在位置:10..121 配列の特徴 特徴を表す記号:3’UTR 存在位置:3176..3360 配列の特徴 特徴を表す記号:polyA site 存在位置:3281..3286 配列の特徴 特徴を表す記号:misc feature 存在位置:1..9 配列の特徴 特徴を表す記号:sig peptide 存在位置:3101..3175 配列
【化1】
【化2】
【化3】
【化4】
【化5】 配列番号:6 配列の長さ:1018 配列の型:アミノ酸 トポロジー:直鎖状 配列の種類:タンパク質(protein) 配列の特徴 特徴を表す記号:disulfide−bonds 存在位置:45..94 配列の特徴 特徴を表す記号:disulfide−bonds 存在位置:138..191 配列の特徴 特徴を表す記号:disulfide−bonds 存在位置:243..290 配列の特徴 特徴を表す記号:disulfide−bonds 存在位置:332..371 配列の特徴 特徴を表す記号:disulfide−bonds 存在位置:416..464 配列の特徴 特徴を表す記号:disulfide−bonds 存在位置:506..563 配列の特徴 特徴を表す記号:domain 存在位置:604..657 配列の特徴 特徴を表す記号:domain 存在位置:707..760 配列の特徴 特徴を表す記号:domain 存在位置:809..857 配列の特徴 特徴を表す記号:domain 存在位置:905..952 配列の特徴 特徴を表す記号:modified site 存在位置:188 配列の特徴 特徴を表す記号:modified site 存在位置:238 配列の特徴 特徴を表す記号:modified site 存在位置:318 配列の特徴 特徴を表す記号:modified site 存在位置:437 配列の特徴 特徴を表す記号:modified site 存在位置:453 配列の特徴 特徴を表す記号:modified site 存在位置:474 配列の特徴 特徴を表す記号:modified site 存在位置:501 配列の特徴 特徴を表す記号:modified site 存在位置:571 配列の特徴 特徴を表す記号:modified site 存在位置:913 配列
【化6】
【化7】
【化8】
【化9】
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、ヒトのコンタクチンcDNAをクロー
ン化するために用いられるマウスF3プローブ、NX−
7およびNXII−7クローンに含まれる上記cDNA
と、ヒトのコンタクチンコード配列の関係を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12P 21/02 C 8214−4B 21/08 8214−4B C12Q 1/68 A 7823−4B G01N 33/53 D 8310−2J 33/577 B 8310−2J // C12N 15/06 (C12P 21/08 C12R 1:91) 9050−4B C12N 15/00 C (72)発明者 ジョン・ジャコブ・ヘンパーリー アメリカ合衆国ノース・カロライナ州 27502,アペックス,パインウッド・ドラ イブ 602

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配列番号5の核酸配列を含むオリゴヌク
    レオチド。
  2. 【請求項2】 配列番号6のアミノ酸配列を含むポリペ
    プチド。
  3. 【請求項3】 配列番号6のアミノ酸配列を含むポリペ
    プチドに結合する抗体。
  4. 【請求項4】 ATCC寄託番号HB11282のハイ
    ブリドーマから生産される、請求項3記載の抗体。
  5. 【請求項5】 ATCC寄託番号HB11282のハイ
    ブリドーマ。
  6. 【請求項6】 ヒトのコンタクチンに下記抗体を結合さ
    せるのに適した条件下で請求項3記載の抗体にサンプル
    を接触させ、そして抗体の結合を検出する工程からな
    る、上記サンプル中のヒトのコンタクチンを検出する方
    法。
  7. 【請求項7】 上記抗体がATCC寄託番号HB112
    82のハイブリドーマから生産されるものである、請求
    項6記載の方法。
  8. 【請求項8】 配列番号5のヌクレオチド配列またはそ
    の一部の配列、または配列番号5のヌクレオチド配列ま
    たはその一部の配列に相補的なヌクレオチド配列を含む
    ヌクレオチドプローブに、核酸ハイブリダイゼーション
    に適した条件下で下記サンプルを接触させ、そしてヒト
    のコンタクチンをコードする核酸配列への上記プローブ
    のハイブリダイゼーションを検出する工程からなる、上
    記サンプル中の、ヒトのコンタクチンをコードする核酸
    配列を検出する方法。
  9. 【請求項9】 配列番号6のアミノ酸配列を含むポリペ
    プチドに結合するモノクローナル抗体およびヒトのコン
    タクチンへの上記抗体の結合を検出する手段を含む、サ
    ンプル中のヒトのコンタクチンを検出するための材料キ
    ット。
  10. 【請求項10】 配列番号5の核酸配列に由来するオリ
    ゴヌクレオチドプローブおよび上記オリゴヌクレオチド
    へのプローブのハイブリダイゼーションを検出するため
    の手段を含む、配列番号5またはその相補的配列または
    それらの均等物に含まれるヌクレオチド配列をサンプル
    中から検出するための材料キット。
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