JPH0631925U - ワーククランプ装置 - Google Patents

ワーククランプ装置

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JPH0631925U
JPH0631925U JP7329592U JP7329592U JPH0631925U JP H0631925 U JPH0631925 U JP H0631925U JP 7329592 U JP7329592 U JP 7329592U JP 7329592 U JP7329592 U JP 7329592U JP H0631925 U JPH0631925 U JP H0631925U
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JP
Japan
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work
wedge
sheet
clamp
clamp body
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Pending
Application number
JP7329592U
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English (en)
Inventor
善博 高橋
Original Assignee
株式会社ユニシアジェックス
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワークシート上でワークが移動しないように
確実に位置決め固定できるワーククランプ装置を提供す
る。 【構成】 ワークシート1上にワーク3をクランプ本体
2により位置決め固定するワーククランプ装置におい
て、ワークシート1に、ワーク3の下部に形成されたピ
ン孔4内に嵌合する位置決めピン6と、ワーク3の側部
3aに対向する楔受け部材7とを突設する一方、クラン
プ本体2に、ワーク3の上部3cを押えるワーク押え1
0と、ワーク3の側部3aと楔受け部材7との間に挿入
される楔部材13とを摺動自在に取り付け、これらのワ
ーク押え10及び楔部材13をワークシート1側に付勢
する弾性部材11、14を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はワーククランプ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、ワーククランプ装置には、実開平3−59137号公報に記載されたも のがある。このワーククランプ装置では、図3に示すように、ホルダー本体20 に、ワーク21を収容する凹溝22が形成され、該凹溝22の底面22bには楔 部材23がねじ24を介して取り付けられている。そして、凹溝22の他方の側 面22cにワーク21の一方の側面21aが、凹溝22の底面22bにワーク2 1の底面21bがそれぞれ当接した状態において、ねじ24により、楔部材23 の一方の側面23a(勾配面)を凹溝22の一方の側面22a(勾配面)に摺接 させながら該楔部材23を凹溝22の底面22bに対して前進させて、楔部材2 3の他方の側面23bと凹溝22の他方の側面22cとの間でワーク21をクラ ンプするようにしているが、楔部材23でワーク21を押して凹溝22の他方の 側面22cと底面22bとによりその位置決めを行うことから、ワーク21が矩 形断面の長いもの等に限定される。また、クランプ時、楔部材23の移動をねじ 24の回転操作で行う必要があり、作業能率が悪いばかりでなく、ワーク21の 他方の側面21cが楔部材23の他方の側面23bで擦られて傷付く。
【0003】 そこで、上記不都合を解消するために、図4、図5に示すようなワーククラン プ装置が考えられている。このワーククランプ装置はワークシート30上にクラ ンプ本体31によりワーク32を固定するもので、ワークシート30上には、ワ ーク32の下部に形成されたピン孔32a内に嵌合する位置決めピン33と、該 ワーク32の側部32bに対向する位置決めブロック34とが突設されている。 そして、まず位置決めブロック34にワーク32の側部32bを当接させて該ワ ーク32のピン孔32a内に位置決めピン33を嵌合させた後、ワーク32をワ ークシート30上に載置する。次いで、クランプ本体31を下降させてワークシ ート30との間にワーク32をクランプするようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このワーククランプ装置では、実際にはピン孔32aと位置決 めピン33との間には嵌合に必要な隙間が存在していることから、例えばクラン プ状態のワーク32の側方に開口したピン取付孔35に対してピン36を圧入ヘ ッド37により押し込む場合、ワークシート30上でワーク32がずれて、ピン 取付孔35におけるピン36の圧入深さが一定しなくなるおそれがある。
【0005】 この考案は上記課題を解決するためになしたもので、ワークシート上でワーク が移動しないように確実に位置決め固定できるワーククランプ装置を提供するこ とを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、この考案に係るワーククランプ装置は、ワークシ ート上にワークをクランプ本体により位置決め固定するワーククランプ装置にお いて、前記ワークシートに、前記ワークの下部に形成されたピン孔内に嵌合する 位置決めピンと、該ワークの側部に対向する楔受け部材とを突設する一方、前記 クランプ本体に、前記ワークの上部を押えるワーク押えと、該ワークの側部と前 記楔受け部材との間に挿入される楔部材とを摺動自在に取り付け、これらのワー ク押え及び楔部材を前記ワークシート側に付勢する弾性部材を設けたものである 。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、ワークの固定は、まずワーク下部のピン孔内に位置決めピ ンを嵌合させてワークをワークシート上に載置した後、ワークシートに対してク ランプ本体を下降させることで行われる。
【0008】 クランプ本体の下降時、ワークがワーク押えを介して弾性部材のばね力により ワークシート上に押し付けられて密着し、仮クランプされると共に、ワークの側 部と楔受け部材との間に弾性部材のばね力により楔部材が圧入され、該楔部材の 楔作用によりワークは楔受け部材を支点として押動される。このため、位置決め ピンの側面にピン孔の壁面が圧接して、両者間のがたが除去され、これによりワ ークの位置決めが完了すると共に、楔部材の圧入も停止する。この楔部材に対し てクランプ本体が更に下降することで、該クランプ本体によりワークはワークシ ート上に位置決め固定される。
【0009】
【実施例】
以下、この考案の一実施例を図面により説明する。
【0010】 図1はワーククランプ装置を示す正面図、図2は図1のA−A線に沿う平断面 図である。これらの図において、1はワークシート、2はクランプ本体、3はワ ークである。
【0011】 ワーク3は左右に突出する側部3aを有し、該ワーク3の前側下部には、下面 3bに開口する左右のピン孔4が、後側上部には、後方に開口するピン取付孔5 が形成されている。
【0012】 ワークシート1の上部にはワーク載置面1aが形成され、該ワーク載置面1a の周辺部には、ワークシート1上に載置されたワーク3のピン孔4内にそれぞれ 嵌合する左右の位置決めピン6と、該ワーク3の側部3aに前記位置決めピン6 側から対向する左右の楔受け部材7とが突設されている。
【0013】 クランプ本体2は図示しないアクチュエータにより昇降可能に支持されてワー クシート1のワーク載置面1aに対して対向配置されている。
【0014】 このクランプ本体2の左右の側部には、ワークシート1と対向した下面2aか ら突出するクランプピース8が突設されている。
【0015】 また、クランプ本体2の前側及び後側のほぼ中央部にはそれぞれ上下に開口す る段付き孔9が形成され、該段付き孔9の上側の小径部には、クランプ本体2の 上下に延在する取付ロッド10aが摺動自在に嵌合されている。この取付ロッド 10aの下端には、前記ワーク3の上部3cを押えるワーク押え10が、上端に はストッパ10bがそれぞれ設けられている。ワーク押え10は、これをワーク シート1側に付勢する弾性部材として前記段付き孔9の内面連設段部9aとの間 に縮設した圧縮スプリング11のばね力により付勢されて、前記クランプピース 8の先端より下方に突出している。このワーク押え10の最大突出位置は、前記 クランプ本体2の上面2bに当接するストッパ10bで設定されている。
【0016】 更に、クランプ本体2の左右の側部にはそれぞれ上下に開口する段付き孔12 が形成され、該段付き孔12の上側の小径部には、クランプ本体2の上下に延在 する取付ロッド13aが摺動自在に嵌合されている。この取付ロッド13aの下 端には、前記ワーク3の側部3aと前記楔受け部材7との間に挿入される左右の 楔部材13が、上端にはストッパ13bがそれぞれ設けられている。楔部材13 は、これをワークシート1側に付勢する弾性部材として前記段付き孔12の内面 連設段部12aとの間に縮設した圧縮スプリング14(弾性部材)のばね力によ り付勢されて、前記ワーク押え10の先端より下方に突出している。この楔部材 13の最大突出位置は、前記クランプ本体2の上面2bに当接するストッパ13 bで設定されている。
【0017】 以上の構成において、ワーク3の固定は、まずワーク3の下部のピン孔4内に 位置決めピン6を嵌合させてワーク3をワークシート1上に載置した後、ワーク シート1に対してクランプ本体2を下降させることで行われる。
【0018】 クランプ本体2の下降時、まず、楔部材13がワーク3の側部3aと楔受け部 材7との間に挿入され、次いで、ワーク押え10がワーク3の上部3cに当接す る。そして、ワーク3がワーク押え10を介して圧縮スプリング11のばね力に よりワークシート1上に押し付けられて、ワーク3の下面3bがワークシート1 のワーク載置面1aに密着し、仮クランプされると共に、ワーク3の側部3aと 楔受け部材7との間に圧縮スプリング14のばね力により楔部材13が圧入され 、その際に生じる楔部材13の楔作用によりワーク3は楔受け部材7を支点とし て図示右方向に押動される。このため、ワーク3の下面3bがワークシート1の ワーク載置面1aに密着した状態で位置決めピン6の側面にピン孔4の壁面が圧 接し、両者間のがたが確実に除去され、これによりワーク3の位置決めが完了す ると共に、楔部材13の圧入も停止する。この楔部材13に対してクランプ本体 2が更に下降して、該クランプ本体2のクランプピース8がワーク3の上部3c に圧接することにより、ワーク3はワークシート1上に位置決め固定される。尚 、ワーク3の上部3cに突起3dが形成されている場合、該突起3dはクランプ 本体2の下面2aに開口する凹部2c内に収容されて支障はない。
【0019】 ワーク3は位置決めピン6による位置決め固定状態にあって図示左方向に移動 する余地がないから、ワーク3のピン取付孔5に対してピン15を圧入ヘッド1 6により押し込むとき、常に一定の圧入深さが得られる。
【0020】
【考案の効果】
以上の通りこの考案は、ワークシート上にワークをクランプ本体により位置決 め固定するワーククランプ装置において、前記ワークシートに、前記ワークの下 部に形成されたピン孔内に嵌合する位置決めピンと、該ワークの側部に対向する 楔受け部材とを突設する一方、前記クランプ本体に、前記ワークの上部を押える ワーク押えと、該ワークの側部と前記楔受け部材との間に挿入される楔部材とを 摺動自在に取り付け、これらのワーク押え及び楔部材を前記ワークシート側に付 勢する弾性部材を設けたから、ワーク押えを介して弾性部材のばね力によりワー クをワークシートに密着させて仮クランプした状態で、該ワークを楔部材の楔作 用により楔受け部材を支点として移動させて、ワークと位置決めピンとの間のが たを確実に除去することができる。従って、クランプ本体によりワークシート上 にワークを確実に位置決め固定できることになり、ピン圧入等作業の能率の向上 が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例であるワーククランプ装置
を示す正面図である。
【図2】図1のA−A線に沿う平断面図である。
【図3】一つの従来例であるワーククランプ装置を示す
正面図である。
【図4】他の従来例であるワーククランプ装置を示す正
面図である。
【図5】図4のB−B線に沿う平断面図である。
【符号の説明】
1 ワークシート 2 クランプ本体 3 ワーク 3a 側部 3c 上部 4 ピン孔 6 位置決めピン 7 楔受け部材 10 ワーク押え 11 圧縮スプリング(弾性部材) 13 楔部材 14 圧縮スプリング(弾性部材)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークシート上にワークをクランプ本体
    により位置決め固定するワーククランプ装置において、
    前記ワークシートに、前記ワークの下部に形成されたピ
    ン孔内に嵌合する位置決めピンと、該ワークの側部に対
    向する楔受け部材とを突設する一方、前記クランプ本体
    に、前記ワークの上部を押えるワーク押えと、該ワーク
    の側部と前記楔受け部材との間に挿入される楔部材とを
    摺動自在に取り付け、これらのワーク押え及び楔部材を
    前記ワークシート側に付勢する弾性部材を設けたことを
    特徴とするクランプ装置。
JP7329592U 1992-09-29 1992-09-29 ワーククランプ装置 Pending JPH0631925U (ja)

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JP7329592U JPH0631925U (ja) 1992-09-29 1992-09-29 ワーククランプ装置

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JP7329592U JPH0631925U (ja) 1992-09-29 1992-09-29 ワーククランプ装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108705356A (zh) * 2018-07-10 2018-10-26 安阳市泰瑞机械加工有限责任公司 一种车床用工装
CN110539182A (zh) * 2019-07-26 2019-12-06 中国航空工业集团公司济南特种结构研究所 一种空腔尖劈状pmi泡沫结构件定位工装

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108705356A (zh) * 2018-07-10 2018-10-26 安阳市泰瑞机械加工有限责任公司 一种车床用工装
CN110539182A (zh) * 2019-07-26 2019-12-06 中国航空工业集团公司济南特种结构研究所 一种空腔尖劈状pmi泡沫结构件定位工装
CN110539182B (zh) * 2019-07-26 2024-05-24 中国航空工业集团公司济南特种结构研究所 一种空腔尖劈状pmi泡沫结构件定位工装的使用方法

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