JPH0631922A - サーマルインクジェット記録装置 - Google Patents
サーマルインクジェット記録装置Info
- Publication number
- JPH0631922A JPH0631922A JP18904892A JP18904892A JPH0631922A JP H0631922 A JPH0631922 A JP H0631922A JP 18904892 A JP18904892 A JP 18904892A JP 18904892 A JP18904892 A JP 18904892A JP H0631922 A JPH0631922 A JP H0631922A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- recording
- hole
- recording paper
- heat generating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
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- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
- Electronic Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】解像度の高い記録の場合でも、インク滴が記録
紙に到達したときの定着性が低下するのを防止する。 【構成】記録紙７のサーマルヘッド６と反対の側に、発
熱体９を設けて記録時に有孔フィルム２から飛行し付着
する熱溶融インク３のインク滴を溶融させ、記録紙７に
浸透させる。
紙に到達したときの定着性が低下するのを防止する。 【構成】記録紙７のサーマルヘッド６と反対の側に、発
熱体９を設けて記録時に有孔フィルム２から飛行し付着
する熱溶融インク３のインク滴を溶融させ、記録紙７に
浸透させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット方式の画
像形成装置に関し、特に多数の微小孔を有する有効フィ
ルムの背面にサーマルヘッドが対設され、またこの有孔
フィルムの表面に記録紙が対向され、さらにその微小孔
には該記録紙へ噴射可能な熱溶融インクが保持されてい
る形式のサーマルインクジェット記録装置に関する。
像形成装置に関し、特に多数の微小孔を有する有効フィ
ルムの背面にサーマルヘッドが対設され、またこの有孔
フィルムの表面に記録紙が対向され、さらにその微小孔
には該記録紙へ噴射可能な熱溶融インクが保持されてい
る形式のサーマルインクジェット記録装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のこの種のサーマルインクジェット
記録装置では、多数の微細な貫通孔に熱溶融インクを保
持させた有孔フィルムを、サーマルヘッドに接触させな
がら走行させ、対向する記録紙上に画像を形成する方式
が使用されている。この方式の記録原理は、熱溶融イク
で満たされた多数の微細な貫通孔を有する有孔フィルム
をサーマルヘッドに接触させながら走行させ、記録パタ
ーンに応じてサーマルヘッドに通電し発熱させると、イ
ンクは溶融し、更にその低沸点成分が気化して蒸気泡を
発生し、その泡の圧力によってインクが貫通孔から噴射
される。噴射されたインク滴は、微小ギャップを隔てて
対向する記録紙上に到達し付着して記録スポットを形成
する。
記録装置では、多数の微細な貫通孔に熱溶融インクを保
持させた有孔フィルムを、サーマルヘッドに接触させな
がら走行させ、対向する記録紙上に画像を形成する方式
が使用されている。この方式の記録原理は、熱溶融イク
で満たされた多数の微細な貫通孔を有する有孔フィルム
をサーマルヘッドに接触させながら走行させ、記録パタ
ーンに応じてサーマルヘッドに通電し発熱させると、イ
ンクは溶融し、更にその低沸点成分が気化して蒸気泡を
発生し、その泡の圧力によってインクが貫通孔から噴射
される。噴射されたインク滴は、微小ギャップを隔てて
対向する記録紙上に到達し付着して記録スポットを形成
する。
【０００３】この記録方式では一つの発熱素子に対応す
る記録スポットを形成するためのインクを噴射する貫通
項は固定的に決まっておらず、しかも貫通孔の密度が記
録密度に比較して細かい場合には、一つの記録スポット
は複数の貫通孔から噴射されたインク滴によって形成さ
れるためにいくつかの貫通孔が目詰まりを起こし、イン
クの噴射が不能となった場合でも記録結果に大きな障害
を及ぼすことが無く、ドット抜けのない信頼性の高い記
録を行うことができる。また熱溶融インクを用いるた
め、メンテナンス性が良く、目詰まり自体が発生しいづ
らいという特長を有している。
る記録スポットを形成するためのインクを噴射する貫通
項は固定的に決まっておらず、しかも貫通孔の密度が記
録密度に比較して細かい場合には、一つの記録スポット
は複数の貫通孔から噴射されたインク滴によって形成さ
れるためにいくつかの貫通孔が目詰まりを起こし、イン
クの噴射が不能となった場合でも記録結果に大きな障害
を及ぼすことが無く、ドット抜けのない信頼性の高い記
録を行うことができる。また熱溶融インクを用いるた
め、メンテナンス性が良く、目詰まり自体が発生しいづ
らいという特長を有している。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のサーマ
ルインクジェット記録装置では、１ドットの大きさの画
像を形成するために複数の貫通孔からインク滴を噴射さ
せることが必要であり、画像の解像度を上げる程、微細
な貫通孔を要し、それに伴ないインク滴も微細化する。
しかし熱溶融インクからなるインク滴は微細になる程、
その体積に対する表面積の割合は増大し、外気によるイ
ンク滴の固化速度が速くなるため、インク滴は、有孔フ
ィルムから噴射されて記録紙に到達するまでの間に半固
体化し、記録紙への定着が十分に行われないという問題
点がある。
ルインクジェット記録装置では、１ドットの大きさの画
像を形成するために複数の貫通孔からインク滴を噴射さ
せることが必要であり、画像の解像度を上げる程、微細
な貫通孔を要し、それに伴ないインク滴も微細化する。
しかし熱溶融インクからなるインク滴は微細になる程、
その体積に対する表面積の割合は増大し、外気によるイ
ンク滴の固化速度が速くなるため、インク滴は、有孔フ
ィルムから噴射されて記録紙に到達するまでの間に半固
体化し、記録紙への定着が十分に行われないという問題
点がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の装置は、多数の
微小孔を有する有孔フィルムの背面にサーマルヘッドが
対設され、またこの有孔フィルムの表面に記録紙が対向
され、さらに前記微小孔には加熱時に前記記録紙へ噴射
する熱溶融インクを充填するサーマルインクジェット記
録装置において、前記記録紙を挟んで有孔フィルムに対
向する個所に発熱体を設けてあることを特徴とする。
微小孔を有する有孔フィルムの背面にサーマルヘッドが
対設され、またこの有孔フィルムの表面に記録紙が対向
され、さらに前記微小孔には加熱時に前記記録紙へ噴射
する熱溶融インクを充填するサーマルインクジェット記
録装置において、前記記録紙を挟んで有孔フィルムに対
向する個所に発熱体を設けてあることを特徴とする。
【０００６】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００７】図１は本発明の一実施例の系統図であり、
図２は、本実施例の記録の様子を説明するための部分側
面図である。従来装置との相違は発熱体９を記録紙７の
紙背側に設けた点にヒートローラ４にて加熱溶融された
熱溶融インク３は、ドライブローラ１の駆動力によって
回転している有孔フィルム２の貫通孔１０（図２）内に
供給され、スクレイパ５によって余分なインクは掻き取
られると同時に一定量のインクが貫通孔１０内に充填さ
れる。（熱溶融インク３ａ）サーマルヘッド６の位置ま
で移動した熱溶融インク３ａは、サーマルヘッド６の発
熱素子１１により加熱されると、その低沸点成分が両者
の境界面において沸騰し、蒸気泡を形成する。発熱素子
１１は、制御装置８の記録信号回路により記録パターン
にしたがって通電，発熱する。貫通孔１０の内部の熱溶
融インク３ａは、自ら発生した蒸気泡により貫通孔１０
から噴射され、インク滴３ｂとして飛行し、記録紙７に
付着する。記録紙７に付着したインク滴３ｂは、発熱体
９により再び加熱溶融される為、十分にインクが記録紙
７に浸透し、従来装置と比較して高い定着性が得られ
る。
図２は、本実施例の記録の様子を説明するための部分側
面図である。従来装置との相違は発熱体９を記録紙７の
紙背側に設けた点にヒートローラ４にて加熱溶融された
熱溶融インク３は、ドライブローラ１の駆動力によって
回転している有孔フィルム２の貫通孔１０（図２）内に
供給され、スクレイパ５によって余分なインクは掻き取
られると同時に一定量のインクが貫通孔１０内に充填さ
れる。（熱溶融インク３ａ）サーマルヘッド６の位置ま
で移動した熱溶融インク３ａは、サーマルヘッド６の発
熱素子１１により加熱されると、その低沸点成分が両者
の境界面において沸騰し、蒸気泡を形成する。発熱素子
１１は、制御装置８の記録信号回路により記録パターン
にしたがって通電，発熱する。貫通孔１０の内部の熱溶
融インク３ａは、自ら発生した蒸気泡により貫通孔１０
から噴射され、インク滴３ｂとして飛行し、記録紙７に
付着する。記録紙７に付着したインク滴３ｂは、発熱体
９により再び加熱溶融される為、十分にインクが記録紙
７に浸透し、従来装置と比較して高い定着性が得られ
る。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録紙を挟んで有孔フィルムに対向した側に発熱体を設け
ることにより、記録時にインクの定着性を向上できる。
録紙を挟んで有孔フィルムに対向した側に発熱体を設け
ることにより、記録時にインクの定着性を向上できる。
【図１】本発明の実施例の系統図。
【図２】本発明の実施例の部分側面図。
１ ドライブローラ ２ 有孔フィルム ３，３ａ 熱溶融インク ３ｂ インク滴 ４ ヒートローラ ５ スクレイパ ６ サーマルヘッド ７ 記録紙 ８ 制御装置 ９ 発熱体 １０ 貫通孔 １１ 発熱素子
Claims (1)
- 【請求項１】 多数の微小孔を有する有孔フィルムの背
面にサーマルヘッドが対設され、またこの有孔フィルム
の表面に記録紙が対向され、さらに前記微小孔には加熱
時に前記記録紙へ噴射する熱溶融インクを充填するサー
マルインクジェット記録装置において、前記記録紙を挟
んで有孔フィルムに対向する個所に発熱体を設けてある
ことを特徴とするサーマルインクジェット記録装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18904892A JPH0631922A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | サーマルインクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18904892A JPH0631922A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | サーマルインクジェット記録装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0631922A true JPH0631922A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16234421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18904892A Withdrawn JPH0631922A (ja) | 1992-07-16 | 1992-07-16 | サーマルインクジェット記録装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0631922A (ja) |
-
1992
- 1992-07-16 JP JP18904892A patent/JPH0631922A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991005 |