JPH0631917U - 帯鋸盤における鋸刃の振動防止装置 - Google Patents

帯鋸盤における鋸刃の振動防止装置

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JPH0631917U JP6887092U JP6887092U JPH0631917U JP H0631917 U JPH0631917 U JP H0631917U JP 6887092 U JP6887092 U JP 6887092U JP 6887092 U JP6887092 U JP 6887092U JP H0631917 U JPH0631917 U JP H0631917U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 切断動作途中で防振機能がなくなることはな
く、鋸刃防振部材によって駆動側鋸刃案内部材と従動側
鋸刃案内部材のセット位置が制限されることはなく、十
分な防振機能を発揮できる鋸刃の振動防止装置を提供す
る。 【構成】 駆動ホィール9と従動ホィール11とに無端
状の鋸刃13が巻き掛けられた帯鋸盤で、切断経路側C
にて鋸刃13の背面部13aを刃先側13bに向かって
押圧するようにした鋸刃防振部材35を、切断区域Zか
ら外れた位置で、かつ、駆動ホィール9、従動ホィール
11の少なくとも一方のホィールの側に設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、帯鋸盤において鋸刃の振動、騒音を防止するための帯鋸盤におけ る鋸刃の防振装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
帯鋸盤は、例えば、駆動ホィールと従動ホィールとに無端状の鋸刃が巻き掛け られていて、鋸刃の上位経路側を下位経路側である切断経路側に対して後方へ傾 斜するように駆動ホィール、従動ホィールが鋸刃ハウジングに軸支されている。 鋸刃の切断経路側は、切断材料に対して直角(鉛直)となるように、鋸刃の側面 を前後から挾むようにした一対の鋸刃案内部材が、駆動ホィールと従動ホィール のそれぞれの側に設けられている。切断動作の際、切断経路側で鋸刃は刃厚の方 向に振れ易く、この振動防止のため、鋸刃の背面部を刃先側に向かって押圧する ようにした鋸刃防振部材を、上記駆動側鋸刃案内部材と従動側鋸刃案内部材との 中間位置に設けている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
鋸刃防振部材は中間位置に設けられているため、鋸刃が切断材料に切り込まれ て鋸刃の背面部が切断材料に没入してしまうと、鋸刃防振部材は鋸刃を押圧する ことができなくなって、防振機能はなくなる。
【0004】 また、駆動側鋸刃案内部材に対して従動側鋸刃案内部材は、切断材料にできる だけ接近させるように、切断材料の切断幅に応じて切断経路方向にセット位置を 移動調整している。ところが駆動側鋸刃案内部材と従動側鋸刃案内部材との中間 位置に鋸刃防振部材があるため、駆動側鋸刃案内部材に対する従動側鋸刃案内部 材のセット位置は、鋸刃防振部材によって制限され、鋸刃案内部材による十分な 効果が得られないことがある。
【0005】 さらに、切断材料の幅によって、鋸刃防振部材の調整が必要であると共に、切 断材料と干渉があるため、上下方向のスライド機構が必要であった。この考案の 目的は、上記従来の問題に鑑みて提案されたもので、切断動作途中で防振機能が なくなるようなことは起こらず、鋸刃防振部材によって駆動側鋸刃案内部材と従 動側鋸刃案内部材のセット位置が制限されることはなく、十分な防振機能を発揮 できる帯鋸盤における鋸刃の振動防止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この考案は、駆動ホィールと従動ホィールとに無 端状の鋸刃が巻き掛けられた帯鋸盤であって、切断経路側にて鋸刃の背面部を刃 先側に向かって押圧するようにした鋸刃防振部材を、切断区域から外れた位置で 、かつ、駆動ホィール、従動ホィールの少なくとも一方のホィールの側に設けた ことを特徴とする。
【0007】 そして、鋸刃防振部材は、切断経路側における鋸刃を切断材料に対して直角に 支持する駆動側鋸刃案内部材、従動側鋸刃案内部材の少なくとも一方に設けてい る。
【0008】
【作用】
鋸刃防振部材は切断区域から外れた位置に設けられているので、鋸刃防振部材 は常に鋸刃の背面部に当接していて、切断動作の進行にかかわらず常に十分な防 振機能が発揮される。
【0009】 鋸刃防振部材は、切断経路側における鋸刃を切断材料に対して直角に支持する 駆動側鋸刃案内部材、従動側鋸刃案内部材の少なくとも一方に設けているため、 鋸刃防振部材によって駆動側鋸刃案内部材、従動側鋸刃案内部材のセット位置が 制限されることはなく、鋸刃案内部材による十分な効果が得られる。
【0010】
【実施例】 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1に例示した横型の帯 鋸盤は、基台1上に、上部が後側となるように後方へ傾斜した鋸刃ハウジング3 が、枢支軸5を中心として上下方向に傾動回動自在に構成され、流体シリンダ7 のピストンロッドの出入動作によって鋸刃ハウジング3の上記傾動回動が行われ る。鋸刃ハウジング3の左右部には、駆動ホィール9と従動ホィール11とが回 転自在に軸支され、無端状の鋸刃13が駆動ホィール9、従動ホィール11に巻 き掛けられている。
【0011】 基台1上には、バイスベッド15が設置され、バイスベッド15の左右両側部 には、切断材料Wを固定する固定バイスジョー17と可動バイスジョー19とが 設けられている。
【0012】 鋸刃ハウジング3の左右部間に延設されているガイド部材21に、駆動側鋸刃 案内部材23と従動側鋸刃案内部材25の上部が、図1の左右方向へ移動自在に 遊嵌嵌合され、駆動側鋸刃案内部材23、従動側鋸刃案内部材25は、ガイド部 材21へ固定具27、29によつて固定されている。帯鋸13の切断経路側C( 下位経路側)の側面を図1の前後から挾むようにして、これにより、鋸刃13を 切断材料Wに対して直角(鉛直)となるように支持するように形成された案内部 31、33が、駆動側鋸刃案内部材23、従動側鋸刃案内部材25の下端部に設 けられている。
【0013】 そして、この実施例では、鋸刃13の横振れを防止するための鋸刃防振部材3 5を、切断区域Z(切断材料Wの切断幅)から外れた位置で、しかも、駆動ホィ ール9、従動ホィール11の少なくとも一方のホィールの側に設けている。
【0014】 鋸刃防振部材35の具体的構造は、図2に拡大して示すように、鋸刃13の切 断経路側Cにおいてこの鋸刃13の背面部13aを刃先側13bに向かって押圧 するように形成されていて、図1,図2に示した例では、ロッド37の棒部39 を、駆動側鋸刃案内部材23に形成した孔41に上下動自在に遊嵌嵌合して、ロ ッド37の自重により棒部39の下端部が鋸刃13の背面部13aに当接するよ うにしたものである。ロッド37には棒部39よりも断面形状が大きい頭部43 を有している。
【0015】 このように構成しているので、駆動ホィール9が図示しない駆動モータによっ て例えば図1の左回りに駆動され、鋸刃13が左回りに回動するとき、駆動側鋸 刃案内部材23と従動側鋸刃案内部材25とによって切断経路側Cでは鋸刃13 は切断材料Wに対して直角に保持される。
【0016】 鋸刃防振部材35であるロッド37の棒部39が駆動側鋸刃案内部材23の孔 41を上下動して棒部39の下端部が鋸刃13の背面部13aに当接し、このロ ッド39の自重により鋸刃13が下方へ押されて鋸刃13の横振れが規制され、 振動が防止される。
【0017】 鋸刃防振部材35としてのロッド39は、図3のように、従動側鋸刃案内部材 25に形成した孔41に遊嵌させた構造であっても良く、さらに、図示は省略し ているが、駆動側鋸刃案内部材23、従動側鋸刃案内部材25の両方に、上記の ような鋸刃防振部材35、35を設けた構造でも良い。
【0018】 鋸刃防振部材35は、切断材料Wの切断幅である切断区域Zから外れた位置に 設けられているので、鋸刃防振部材35は常に鋸刃13の背面部13aに当接し ていて、切断動作の進行にかかわらず常に十分な防振機能が発揮されるもので、 前記従来の鋸刃防振部材のように、鋸刃が切断材料に切り込まれて鋸刃の背面部 が切断材料に没入してしまったとき以後では鋸刃から外れて防振機能はなくなる という不具合は、この実施例により解消させることができる。
【0019】 鋸刃防振部材35は、切断経路側Cにおける鋸刃13を切断材料Wに対して直 角に支持する駆動側鋸刃案内部材23、従動側鋸刃案内部材25の少なくとも一 方に設けているため、鋸刃防振部材35によって駆動側鋸刃案内部材23、従動 側鋸刃案内部材25のセット位置が制限されることはなく、駆動側鋸刃案内部材 23、従動側鋸刃案内部材25は鋸刃13を直角に支持するのに都合の良い位置 にセットすることができて、これらの鋸刃案内部材23,25による十分な効果 が得られる。
【0020】 尚、この考案は上述した実施例に限定されることは無く、適宜な変更を行うこ とにより、その他の態様で実施し得るものである。例えば、鋸刃防振部材35は 、ガイド部材21、または鋸刃ハウジング3に取付ける構造でも良い。鋸刃防振 部材35の構造として、鋸刃の背面部へ力を与える手段として、油圧シリンダ、 空気圧シリンダ、ばね、あるいはボルトなどを使用しても良く、これらを使用し て当接力を調整できるようにすることもできる。
【0021】
【考案の効果】
以上のようにこの考案によれば、鋸刃防振部材は切断区域から外れた位置に設 けられているので、鋸刃防振部材は常に鋸刃の背面部に当接していて、切断動作 の進行にかかわらず常に十分な防振機能を発揮させることができる。
【0022】 鋸刃防振部材は、切断経路側における鋸刃を切断材料に対して直角に支持する 駆動側鋸刃案内部材、従動側鋸刃案内部材の少なくとも一方に設けているため、 鋸刃防振部材によって駆動側鋸刃案内部材、従動側鋸刃案内部材のセット位置が 制限されることはなく、鋸刃案内部材による十分な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例を適用した横型の帯鋸盤の
正面図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】この考案の他の実施例を示す要部拡大図であ
る。
【符号の説明】
9 駆動ホィール 11 従動ホィール 13 鋸刃 13a 背面部 13b 刃先側 23 駆動側鋸刃案内部材 25 従動側鋸刃案内部材 35 鋸刃防振部材 C 切断経路側 Z 切断区域 W 切断材料

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動ホィールと従動ホィールとに無端状
    の鋸刃が巻き掛けられた帯鋸盤であって、切断経路側に
    て鋸刃の背面部を刃先側に向かって押圧するようにした
    鋸刃防振部材を、切断区域から外れた位置で、かつ、駆
    動ホィール、従動ホィールの少なくとも一方のホィール
    の側に設けたことを特徴とする帯鋸盤における鋸刃の振
    動防止装置。
  2. 【請求項2】 鋸刃防振部材は、切断経路側における鋸
    刃を切断材料に対して直角に支持する駆動側鋸刃案内部
    材、従動側鋸刃案内部材の少なくとも一方に設けている
    ことを特徴とする請求項1記載の帯鋸盤における鋸刃の
    振動防止装置。
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