JPH06319035A - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JPH06319035A
JPH06319035A JP5131044A JP13104493A JPH06319035A JP H06319035 A JPH06319035 A JP H06319035A JP 5131044 A JP5131044 A JP 5131044A JP 13104493 A JP13104493 A JP 13104493A JP H06319035 A JPH06319035 A JP H06319035A
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JP
Japan
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image
mirror
color
memory
ohp
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JP5131044A
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English (en)
Inventor
Yoichi Takaragi
洋一 宝木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 非常に簡単な構成、かつ小容量のメモリで画
像処理された合成画像を容易に得ることができる。 【構成】 制御部110が透過記録媒体の表裏面のどち
らか一方面を鏡像として、他方面を正像としてラインメ
モリ102に記憶された画像情報を出力する構成を特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、透過記録媒体の表裏面
の各記録媒体面に出力する画像情報の正像/鏡像出力を
制御して、合成画像を記録可能な画像処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置で、複数のカラー原
稿画像を読み取って合成処理した合成画像を出力するた
めには、読み取ったカラー原稿画像情報を蓄える大容量
の画像ページメモリと、この画像ページメモリに記憶さ
れた各カラー原稿画像情報を読み出して画像処理を施す
ためのコンピュータ(例えばイメージプロセッサユニッ
ト(IPU))等を備えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像処理装置は
上記のように構成されているので、画像処理を実行する
ためのプロセッサを含むハードウエアが複雑となるとと
もに、高価なメモリを必要とし、プロセッサ能力または
メモリ容量によって所望のカラー画像を出力するまでに
相当の時間を要してしまう等の問題点があった。
【0004】本発明は、上記の問題点を解消するために
なされたもので、読み取られる原稿情報を透過記録媒体
の表裏面に鏡像としてまたは正像として原稿画像を記録
することにより、非常に簡単な構成、かつ小容量のメモ
リで画像処理された合成画像を容易に得ることができる
画像処理装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係る画像処理装
置は、透過記録媒体の表裏面に画像を記録する記録手段
と、原稿を読み取る画像読取り手段と、この画像読取り
手段から出力される画像情報を記憶する記憶媒体と、前
記透過記録媒体の表裏面のどちらか一方面を鏡像とし
て、他方面を正像として前記記憶手段に記憶された画像
情報を出力する正像/鏡像記録制御手段とを有するもの
である。
【0006】
【作用】本発明においては、正像/鏡像記録制御手段が
透過記録媒体の表裏面のどちらか一方面を鏡像として、
他方面を正像として前記記憶手段に記憶された画像情報
を出力するので、非常に簡単な構成、かつ小容量のメモ
リで画像処理された合成画像を容易に得ることが可能と
なる。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例を示す画像処理装置
の構成を説明するブロック図である。
【0008】図において、110は制御部で、内部にC
PU,ROM,RAM,I/Oインタフェース等を備え
ている。また、制御部110には、オペレータが装置の
動作モードを指定するための操作部111が装着されて
いる。101はCCD読取り部で、R,G,Bのアナロ
グ信号を独立に得られるCCDイメージセンサ,各色毎
に信号を増幅するアンプ,各色のアナログ信号を8ビッ
トのディジタル信号に変換するA/D変換器(A/Dコ
ンバータ),さらに公知のシェーディング補正を行うシ
ェーディング補正回路から構成されている。CCD読取
り部101より得られたR,G,Bのディジタル画像信
号は、ラインメモリ102に送出される。ラインメモリ
102は、ラインメモリアドレス生成回路121により
制御される。ラインメモリアドレス生成回路121は、
ラインメモリ102の書込みアドレス/読出しアドレス
を制御することにより、鏡像読取りが可能となる。な
お、透過シート、例えばOHPフィルムシートへの両面
コピーを行う場合には、ラインメモリアドレス生成回路
121を制御部110から制御することにより、表面は
正像で、裏面は鏡像でOHPプリントを作成することが
できる。なお、後述するように、正像/鏡像との表裏関
係は、いずれか一方の面が正像で、他方の面が鏡像なら
ば表裏順序と正像/鏡像との関係は任意である。
【0009】また、ラインメモリ102より出力された
R,G,Bの画像データは、補色変換回路103で、補
色データとしての画像データm,c,yに変換される。
補色変換回路103より出力された補色データm,c,
yは、黒抽出回路104,UCR回路105に入力され
る。黒抽出回路104,UCR回路105では、黒を表
現する際に、M,C,Yの3色のトナーを重ねるのでは
なく、黒成分だけを抽出して、黒トナーに置き換えて、
色再現性の向上を図っている。従って、黒抽出回路10
4では、下記の第(1)式に従って抽出するBKの量K
が決定される。
【0010】 K=a1・min(m,c,y) ……(1) ここで、Kは抽出されるBKの量を示し、a1は制御部
110により送出される黒抽出信号により決定される黒
抽出量係数を示す。
【0011】UCR回路105では、補色変換回路10
3より出力された画像データm,c,yおよび黒抽出回
路104からの黒信号Kによって、下記第(2)式に基
づいて下色除去処理が実行される。
【0012】c’=a2(m−b2・K) m’=a1(m−b1・K) y’=a3(m−b3・K) ……(2) ここで、m’,c’,y’はUCR回路105から出力
される画像データに対応する。なお、係数a1,a2,
a3,b1,b2,b3は、制御部110より送られて
くるUCR量制御信号により決定される。UCR回路1
05で下色除去された画像データm’,c’,y’は、
次にマスキング処理回路106に入力され、マスキング
処理が行われる。マスキング処理は、使用するトナーの
濁り成分を取り除くために行われる色味補正処理で、下
記第(3)式に従って処理が行われる。
【0013】C=a21m’+a22c’+a23y’ M=a11m’+a12c’+a13y’ Y=a31m’+a32c’+a33y’ ……(3) ここで、m’,c’,y’は入力の画像データを示し、
M,C,Yは出力の画像データを示す。なお、係数a1
1〜a33は、制御部110より送られるマスキング係
数により決定され、処理が行われる。
【0014】マスキング処理回路106で色味補正され
たM,C,Yの画像データと、黒抽出回路104で抽出
された黒成分信号Kは、次に、セレクタ107に入力さ
れる。本実施例では、画像処理装置が色毎に面順次で行
われるため、フルカラー出力の場合、4回スキャンで1
つの画像を形成する構成になっている。従って、制御部
110は、読み取った信号の色に対応した画像信号を、
色選択信号によって選択し、画像信号V1を出力する。
セレクタ107から出力された画像信号(入力データ)
V1は、次に出力階調補正回路108に入力される。出
力階調補正回路108では、図2に示すような階調補正
が以下のように行われる。なお、図2において、縦軸は
出力データV2を示し、横軸は入力データV1を示す。
【0015】この様に構成された画像処理装置におい
て、制御部110が透過記録媒体の表裏面のどちらか一
方面を鏡像として、他方面を正像としてラインメモリ1
02に記憶された画像情報を出力するので、非常に簡単
な構成、かつ小容量のメモリで画像処理された合成画像
を容易に得ることができる。
【0016】まず、濃度を制御するために制御部110
から送られてきた補正選択信号114によって特性a〜
eのいずれかが選択されて変換が実行される。また、各
色毎にプリンタの出力特性がリニアになるように、出力
階調補正回路113が色選択信号115に基づいて読み
取った色信号に対応するγ変換特性(図3参照)を備え
るγ変換テーブルを参照しながら階調補正を行う。この
様にして、階調補正された画像信号(入力データ)V3
は、次に、PWM変調回路109に入力される。PWM
変調回路109からプリンタ部112の、例えばレーザ
ビームを発生するレーザユニットに各色毎の画像信号
(出力データ)V4を出力する。
【0017】図4は本発明に係る画像処理装置における
像形成プロセスを示す断面構成図であり、例えば自動両
面機能付きのフルカラー複写装置の場合に対応する。
【0018】図において、201はイメージスキャナ部
で、最大A3サイズまでの原稿を読み取り、ディジタル
画像信号処理を行う。202はプリンタ部で、イメージ
スキャナ部201で読み取られた原稿画像に対応した画
像を用紙にフルカラーで出力する。
【0019】イメージスキャナ部201には、第1走査
ミラー211,第2走査ミラー212,第3走査ミラー
213,結像レンズ214,RGBフィルタを一体のC
CD215,原稿照明ランプ220から構成されてい
る。
【0020】原稿台ガラス228上に置かれた原稿は、
原稿照明ランプ220により照明され、第1〜第3走査
ミラー211〜213によって導かれ、結像レンズ21
4を通過後、CCD215の受光面上に投影される。C
CD215の受光面上に投影された原稿像は、RGB3
色分解フィルタにより、フルカラー情報となるレッド
(R),グリーン(G),ブルー(B)成分に色分解さ
れ、電気信号に変換され、画像処理部203に送出され
る。
【0021】本実施例では、CCD215は約5000
画素を有し、原稿照明ランプ220と第1走査ミラー2
11は速度Vで移動走査され、第2,第3走査ミラー2
12,213は速度V/2でCCD215の電気的走査
方向に対して垂直方向に機械的に動くことによって原稿
全面を走査する。
【0022】画像処理部203により、画像信号は対数
変換,UCR,マスキング,階調補正等の種々の画像処
理をへて、イエローY,マゼンタM,シアンC,ブラッ
クKの各色成分に分解され、プリンタ部202内にある
レーザスキャナユニット16に送出される。
【0023】また、イメージスキャナ部201における
1回の原稿走査によって、イエローY,マゼンタM,シ
アンC,ブラックKの内の1つの成分がレーザスキャナ
ユニット16に送出され、合計4回の原稿走査により、
1つのフルカラー記録が完成する。レーザスキャナユニ
ット16では、画像信号に応じて半導体レーザを変調駆
動する。半導体レーザから発行されたレーザ光は、レー
ザスキャナユニット16内にあるポリゴンミラー,fθ
レンズ,固定ミラー17を介して感光ドラム1上を走査
し、静電潜像を形成する。
【0024】感光ドラム1の上方には、1次帯電器2と
前露光ランプ6が、また、右上方には感光ドラム1の表
面電位を測定する表面電位センサ3が配設されている。
感光ドラム1は、静電潜像を形成する前に、まず前露光
ランプ6で感光ドラム1を露光することによって表面上
に残留している電荷が除去され、その後、1次帯電器2
で一様な電荷がチャージされる。
【0025】表面電位センサ3は、画像形成前に一様帯
電させた感光ドラム表面上をレーザスキャナユニット1
6で所定の光量で露光し、その時の表面電位を測定し
て、画像形成時の帯電量の制御にフィードバックされ
る。形成された潜像は、感光ドラム1の下方に配置され
た現像装置40によりトナー画像化される。現像装置4
0は、イエローY,マゼンタM,シアンC,ブラックK
の各色のトナーとキャリアを混合した2成分現像剤を使
用した4個の現像ユニット41〜44を積載した構成に
なっていて、各々の現像ユニットは対応する色を現像す
る時のみ感光ドラム1に近接するように着脱される。
【0026】感光ドラム1上に形成されたトナー画像
は、転写装置5によってOHP用紙Pに転写される。そ
の後、感光ドラム1はクリーニング装置7によって、ド
ラム表面上に残留しているトナーが除去され、次の潜像
形成に備える。
【0027】転写装置5は、吸着帯電器51,転写シー
ト52,転写帯電器53,分離帯電器54,除電器55
により構成される。用紙カセット31あるいは用紙カセ
ット32により給紙されてきたOHP用紙Pは、吸着帯
電器51により転写シート52に静電吸着され、転写帯
電器53によりトナー画像を転写した後、分離爪8およ
び分離帯電器54により転写シートから分離される。さ
らに、除電器55によって転写シート52上に残留して
いる電荷を除電して、次のOHP用紙Pの静電吸着に備
える。
【0028】この様に、転写装置5でトナー画像が転写
され、分離されたOHP用紙Pは、転写紙搬送系25に
よって定着装置20に送られ、OHP用紙P上のトナー
画像が定着される。定着装置20は、定着上ローラ2
6,定着下ローラ27,定着クリーナ28,定着ヒータ
29により構成される。OHP用紙P上のトナーは、定
着ヒータ29による熱エネルギーによって溶融し、定着
上ローラ26と定着下ローラ27間にかけられている圧
力によって、溶融定着させる。定着上ローラ26の中心
には、定着ヒータ29が配置されており、定着上ローラ
26の表面は一定の温度になるように温調される。ま
た、定着上ローラ26の上方には、定着クリーナ28が
配置されていて、シリコンオイルを含浸させたウエブで
定着上ローラ26の表面に付着するゴミ等が拭き取られ
る。定着装置20で定着されたOHP用紙は、あらかじ
め設定されているモード、例えば片面モードあるいは両
面モードの裏面コピー終了時は、排紙ローラ対24によ
り排紙トレイ23に排出され、両面モードの表面コピー
終了時は、両面フラッパ61により両面ユニット60に
搬送される。
【0029】両面ユニット60は、反転ローラ対62,
反転トレイ63,両面搬送系64,反転搬送系65,反
転ガイド66,両面トレイ67により構成される。両面
フラッパ61によって搬送されてきたOHP用紙Pは、
両面搬送系64にガイドされて反転ローラ対62まで送
出される。反転ローラ対62は、OHP用紙Pのサイズ
によりあらかじめ決められた長だけOHP用紙Pを、図
中の矢印Aの方向に反転トレイ63に送ると、次に逆方
向に回転して矢印Bの方向に送り、反転搬送系65にガ
イドされて両面トレイ67まで搬送される。この時、両
面トレイ67内に載置されたOHP用紙Pは、次の裏面
記録に備えて裏返しになっている。また、両面搬送系6
4と、反転搬送系65の接合点に反転ガイド66が設け
られており、OHP用紙Pを矢印Bの方向に送る場合
に、両面搬送系64に入り込まないようにしてある。
【0030】図1のPWM変調回路109では、入力さ
れた画像信号V2に基づいて半導体レーザの発光時間を
パルス幅変調し、濃淡表現のあるコピー出力をプリンタ
部112から出力する。今、操作部111によって、両
面複写モードを選択し、コピースタートキーが押下され
ると、イメージスキャナ部201は、原稿の第1色目の
読取りを開始するとともに、プリンタ部202はOHP
用紙Pを給紙して、表面への記録を開始する。この時、
制御部110は、黒抽出回路104,UCR回路10
5,マスキング処理回路106に所定のパラメータをセ
ットする。また、セレクタ107によって、第1色目に
対応するMを選択する。次に、制御部110は、図3に
示すγ変換テーブルMを選択し、第1色目Mの記録が終
了すると、制御部110は図3に示すγ変換テーブルC
を選択し、第2色目Cの記録を行う。この様に、第3色
目Y,第4色目Kでは、図3に示す対応するγ変換テー
ブルで記録を行い、OHP用紙Pの表面の記録が終了す
ると、前述のようなシーケンスでOHP用紙Pの裏面に
対する記録処理へ移る。
【0031】OHP用紙Pの裏面記録では、第1色目M
から第4色目Kまで、図3に示すγ変換テーブルに従っ
て記録を行う。
【0032】両面トレイ67に載置されたOHP用紙P
は、用紙カセット31,32からの給紙と同様に再度転
写装置5に送られ、裏面に画像が可視像で転写され、定
着装置20で定着されて排紙ローラ対24により排紙ト
レイ23に排出される。
【0033】以下、図5に示す回路ブロック図を参照し
ながら図1に示したラインメモリアドレス発生回路12
1の構成および動作について説明する。
【0034】図5は、図1に示したラインメモリアドレ
ス生成回路121の詳細構成を示すブロック図である。
【0035】ラインメモリ102に対する書込みアドレ
ス504は、書込みクロック502とレジスタ503の
出力に応じて書込みアドレスアップカウンタ501によ
り生成され、ラインメモリ読出しアドレス510は、読
出しアドレスアップ/ダウンカウンタ508により生成
される。制御部110から読出しアドレスアップ/ダウ
ンカウンタ508へアップカウントまたはダウンカウン
トの指定およびカウンタのロード値の指定が行われる。
制御部110は、セレクタ制御信号512によりカウン
タ・ロード値セレクタ505を制御し、レジスタ506
またはレジスタ507のいずれかの値を読出しクロック
511に同期して読み出し、読出しアドレスアップ/ダ
ウンカウンタ508に設定する。
【0036】また、制御部110は、UP/DOWN信
号509を制御し、読出しアドレスアップ/ダウンカウ
ンタ508がアップカウントするのか、ダウンカウント
するのかを指定する。読出しアドレスアップ/ダウンカ
ウンタ508への設定値の指定とUP/DOWN信号5
09の指示により、主走査方向の鏡像記録が可能とな
る。
【0037】図6は本発明に係る画像処理装置における
第1のOHP用紙Pへの両面画像記録状態を示す概念図
である。
【0038】まず、1枚目の入力原稿は、正像でOHP
用紙Pの表面に転写され、2枚目の原稿は鏡像で、OH
P用紙Pの裏面に転写される。これにより、OHP用紙
Pの表裏両面に画像を転写し、画像合成を実行するに際
して合成される2種類のカラー画像の正像面から合成画
像面を透過して見た場合に、表裏一体の画像が正像とな
る合成カラー画像を作成することができる。
【0039】また、この際、2枚目の文字原稿を、濃く
コピーし、1枚目の階調原稿を薄くコピーすることによ
り、文字を強調した合成画像を得ることができる。
【0040】図7は本発明に係る画像処理装置における
カラー画像の合成出力処理手順の一例を示すフローチャ
ートである。なお、(1)〜(10)は各ステップを示
す。
【0041】まず、ラインメモリアドレス生成回路12
1の初期設定行う(1)。本実施例では、レジスタ50
3に「0」を、レジスタ506に「0」を、レジスタ5
07に「5000」をそれぞれ設定する。次いで、黒抽
出回路104,UCR回路105,マスキング処理回路
106,出力階調補正回路108,PWM変調回路10
9の係数の初期設定を行う(2)。次いで、図6に示す
1枚目の原稿を原稿台ガラス228の上にセットする
(3)。なお、この原稿セット処理は、操作者が実行し
ても、自動的、例えば自動原稿給送装置(ADF)ある
いは循環式の自動原稿給送装置(RDF)を用いてセッ
トする構成であってもよい。次いで、制御部111から
のセレクタ制御信号512をA側に設定する(4)。次
いで、UP/DOWN信号509をUP側に設定する
(5)。これにより、OHP用紙Pの表面に、図6に示
す第1枚目の原稿の画像が正像で転写される。
【0042】次いで、ステップ(1)で選択した表面の
濃度指定に基づいて補正選択信号114を制御すること
により、図2に示す濃度変換特性を選択する。最も濃く
指定したい時は特性aを選択し、最も薄く指定したい時
は特性eを選択する。
【0043】次いで、1枚目の原稿の画像をOHP用紙
Pの表面に転写定着するコピーを実行する(6)。な
お、ADFまたはRDFを用いている場合は、自動的に
動作が開始される。操作者が原稿台に手操作で原稿を設
定している場合は、コピースタートキーの押下指示で、
コピー動作が開始される。
【0044】次いで、セレクタ制御信号512をB側に
設定し(7)、UP/DOWN信号509をDOWN側
に設定する(8)。これにより、OHP用紙Pの裏面
に、図6に示す第2枚目の原稿の画像が鏡像で転写され
る。
【0045】次いで、図6に示す2枚目の原稿が原稿台
ガラス228にセットされ(9)、2枚目の原稿の画像
をOHP用紙Pの裏面に鏡像で転写定着するコピーを実
行する(10)。
【0046】なお、上記実施例では、1枚目原稿は、正
像で、OHP用紙Pの表面にコピーし、2枚目原稿は鏡
像でOHP用紙Pの裏面にコピーする場合について説明
したが、図8に示すように、1枚目原稿は、鏡像で、O
HP用紙Pの表面にコピーし、2枚目原稿は正像でOH
P用紙Pの裏面にコピーするしてもよい。これにより、
両面コピー出力時に操作者が手にとった際に、文字が正
像として出力された状態となるので、両面出力の内容を
容易に目視確認することができる。
【0047】さらに、上記実施例では、1枚目原稿は、
正像で、OHP用紙Pの表面にコピーし、2枚目原稿は
鏡像でOHP用紙Pの裏面にコピーする場合について説
明したが、図9に示すように1枚目原稿は、原稿読取り
走査を、フォーワードスキャンで実行してOHP用紙P
の表面にコピーし、2枚目原稿は原稿読取り走査を、バ
ックスキャン(副走査鏡像)で実行してOHP用紙Pの
裏面にコピーすることにより、両面コピー出力得る構成
であってもよい。これにより、鏡像実現のための処理回
路が不用となり、非常に簡単な構成でOHP用紙Pに所
望とする両面コピー出力を得ることが可能となる。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は正像/鏡
像記録制御手段が透過記録媒体の表裏面のどちらか一方
面を鏡像として、他方面を正像として前記記憶手段に記
憶された画像情報を出力するので、非常に簡単な構成、
かつ小容量のメモリで画像処理された合成画像を容易に
得ることができる。
【0049】従って、従来、大容量のメモリと高速処理
を行うイメージプロセッサユニットを必要とする合成画
像処理出力を、小容量のメモリで、効率良く得ることが
できる効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す画像処理装置の構成を
説明するブロック図である。
【図2】図1に示した出力階調補正回路による出力階調
補正特性を示す図である。
【図3】図1に示した出力階調補正回路による階調補正
特性を示す図である。
【図4】本発明に係る画像処理装置における像形成プロ
セスを示す断面構成図である。
【図5】図1に示したラインメモリアドレス生成回路の
詳細構成を示すブロック図である。
【図6】本発明に係る画像処理装置における第1のOH
P用紙への両面画像記録状態を示す概念図である。
【図7】本発明に係る画像処理装置におけるカラー画像
の合成出力処理手順の一例を示すフローチャートであ
る。
【図8】本発明に係る画像処理装置における第2のOH
P用紙への両面画像記録状態を示す概念図である。
【図9】本発明に係る画像処理装置における第3のOH
P用紙への両面画像記録状態を示す概念図である。
【符号の説明】
101 CCD読取り部 102 ラインメモリ 103 補色変換回路 104 黒抽出回路 105 UCR回路 110 制御部 111 操作部 112 プリンタ部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透過記録媒体の表裏面に画像を記録する
    記録手段と、原稿を読み取る画像読取り手段と、この画
    像読取り手段から出力される画像情報を記憶する記憶媒
    体と、前記透過記録媒体の表裏面のどちらか一方面を鏡
    像として、他方面を正像として前記記憶手段に記憶され
    た画像情報を出力する正像/鏡像記録制御手段とを有す
    ることを特徴とする画像処理装置。
JP5131044A 1993-05-10 1993-05-10 画像処理装置 Pending JPH06319035A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5131044A JPH06319035A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 画像処理装置

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JP5131044A JPH06319035A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 画像処理装置

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JPH06319035A true JPH06319035A (ja) 1994-11-15

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JP5131044A Pending JPH06319035A (ja) 1993-05-10 1993-05-10 画像処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015195485A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 キヤノン株式会社 画像形成装置、画像形成装置の制御方法およびプログラム

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