JPH06318986A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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JPH06318986A
JPH06318986A JP5106476A JP10647693A JPH06318986A JP H06318986 A JPH06318986 A JP H06318986A JP 5106476 A JP5106476 A JP 5106476A JP 10647693 A JP10647693 A JP 10647693A JP H06318986 A JPH06318986 A JP H06318986A
Authority
JP
Japan
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transmission
data
line
level
unit
Prior art date
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Application number
JP5106476A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Shibata
博 柴田
Takanori Fujii
孝則 藤井
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、データ通信装置に関し、ISDN
回線からPSTN回線又はPSTN回線からISDN回
線への伝送損失を自動的に求めて実際の通信時に最適な
補正を行うことができるデータ通信装置を提供すること
を目的とする。 【構成】 データ送信部でデータを送信してデータ送信
レベルと受信レベルとを比較する送信/受信レベル比較
部と、該送信/受信レベル比較部で該比較を行うことに
より、自端末が収容されているデジタル回線からアナロ
グ回線へのデータ送信時の伝送損失特性を認識する伝送
損失特性認識部とを有するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、データ通信装置に係
り、詳しくは、デジタル回線/アナログ回線インタフェ
ースを有するデータ通信装置の送受信レベル/イコライ
ザ補正値設定方式に適用することができる他、ISDN
/PSTNインタフェースを有するG3ファクシミリ装
置の送受信レベル/イコライザ補正値設定方式に応用す
ることができ、特に、ISDN回線からPSTN回線又
はPSTN回線からISDN回線への伝送損失を自動的
に求め、実際の通信時に最適な補正を行って通信効率を
向上させることができるデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、通話レベル調整装置については、
例えば、特開平4−208742号公報で報告されたも
のがあり、ここでは、ISDNに接続される電話が、発
呼時にISDNから送出される経過識別子情報から相手
端末がISDN電話かPSTN電話かを認識して、通信
信号レベルが一定となるように増幅手段を操作するよう
に構成することにより、通信相手がアナログ回線網であ
るかデジタル回線網であるかに拘らず音声通信のレベル
を同一にできるという利点を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来のアナログ回線網
に接続されるファクシミリ装置では、G3ファクシミリ
通信において端末とアナログ網への伝送路上及びアナロ
グ網内部で発生するレベル損失のために、高速データ転
送でエラーが発生することによる伝送速度のシフトダウ
ンや通信エラーでデータ転送ができなくなる等の不具合
が発生することがあった。
【0004】そこで、上記した特開平4−208742
号公報等で報告された従来のデータ通信装置では、送信
側端末又は受信側端末での送受信レベル調整及びイコラ
イザ補正を行うことができるため、上記不具合を解消で
きるという利点を有するが、これらの調整は、サービス
マンによる設定に限られている他、これらの設定は、端
末が設置される環境(伝送路特性、交換機特性)及び通
信相手端末の環境により異なるため、その対応に煩わし
さを感じることがあり、非常に困難で面倒であるという
不具合があった。
【0005】そこで本発明は、ISDN回線からPST
N回線又はPSTN回線からISDN回線への伝送損失
を自動的に求めて実際の通信時に最適な補正を行うこと
ができ、伝送損失が生じることに伴う不具合やサービス
マン設定に伴う不具合等を生じさせることなく通信効率
を向上させることができるデータ通信装置を提供するこ
とを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
デジタル回線網インタフェースとアナログ回線網インタ
フェースとを有するデータ通信装置において、該2つの
インタフェースにより網にアクセスして自端末間で呼を
設定する呼設定部と、該呼設定部で該呼を設定してデジ
タル回線からアナログ回線へ任意のデータを送信するデ
ータ送信部と、該データ送信部で該データを送信してデ
ータ送信レベルと受信レベルとを比較する送信/受信レ
ベル比較部と、該送信/受信レベル比較部で該比較を行
うことにより、自端末が収容されているデジタル回線か
らアナログ回線へのデータ送信時の伝送損失特性を認識
する伝送損失特性認識部とを有することを特徴とするも
のである。
【0007】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、前記データ送信部は、デジタル回線か
らアナログ回線へ単一周波数データを送信し、前記送信
/受信レベル比較部は、各周波数毎のデータ送信レベル
と受信レベルとを比較することを特徴とするものであ
る。請求項3記載の発明は、上記請求項1,2記載の発
明において、アナログ回線使用時のデータ受信時に、最
適なレベル増幅値又はイコライザ補正値を決定する増幅
値/補正値設定部を有することを特徴とするものであ
る。
【0008】請求項4記載の発明は、デジタル回線網イ
ンタフェースとアナログ回線網インタフェースとを有す
るデータ通信装置において、該2つのインタフェースに
より網にアクセスして自端末間で呼を設定する呼設定部
と、該呼設定部で該呼を設定してアナログ回線からデジ
タル回線へ任意のデータを送信するデータ送信部と、該
データ送信部で該データを送信してデータ送信レベルと
受信レベルとを比較する送信/受信レベル比較部と、該
送信/受信レベル比較部で該比較を行うことにより、自
端末が収容されているアナログ回線からデジタル回線へ
のデータ送信時の伝送損失特性を認識する伝送損失特性
認識部とを有することを特徴とするものである。
【0009】請求項5記載の発明は、上記請求項4記載
の発明において、前記データ送信部は、アナログ回線か
らデジタル回線へ単一周波数データを送信し、前記送信
/受信レベル比較部は、各周波数毎のデータ送信レベル
と受信レベルとを比較することを特徴とするものであ
る。請求項6記載の発明は、上記請求項4,5記載の発
明において、アナログ回線使用時のデータ送信時に、最
適なレベル増幅値又はイコライザ補正値を決定する増幅
値/補正値設定部を有することを特徴とするものであ
る。
【0010】
【作用】本発明では、ISDN回線の伝送路で損失がな
いことを規準とし、自端末のISDNインタフェースと
PSTNインタフェースでデータ送受信をして、送受信
データのレベル差(=PSTN網およびPSTN網まで
の伝送路上での損失レベル)を認識し、PSTN網にイ
ンタワークされる場合のISDN網アクセス時及びPS
TN網アクセス時はそれに従ったレベル補正、イコライ
ザ補正を行う。なお、ISDN→PSTN方向とPST
N→ISDN方向の特性は一般に異なる。以下、請求項
毎に本発明の作用を説明する。
【0011】請求項1記載の発明では、デジタル回線網
インタフェースとアナログ回線網インタフェースとを有
するデータ通信装置において、前記2つのインタフェー
スを利用して網にアクセスして自端末間で呼を呼設定部
により設定し、デジタル回線からアナログ回線へ任意の
データ送信をデータ伝送部により行い、データ送信レベ
ルと受信レベルの比較を送信/受信レベル比較部により
行うことにより、自端末が収容されているデジタル回線
からアナログ回線へのデータ送信時の伝送損失特性を伝
送損失特性認識部により認識することができる。
【0012】このため、ISDN回線からPSTN回線
への伝送損失を自動的に求めることができるので、この
求めた伝送損失に基づいて実際の通信時に最適な設定を
行うことができる。従って、端末の設置される環境に即
した最適な設定を行うことができるので、伝送損失が生
じることに伴う不具合やサービスマン設定に伴う不具合
等を生じさせることなく通信効率を向上させることがで
きる。
【0013】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、前記データ送信部は、デジタル回線か
らアナログ回線へ単一周波数データの送信を行い、前記
送信/受信レベル比較部は、各周波数毎のデータ送信レ
ベルと受信レベルの比較を行うことができる。このた
め、デジタル回線からアナログ回線へ高速通信を行う場
合にも上記請求項1記載の発明と同様の効果を得ること
ができる。
【0014】請求項3記載の発明では、上記請求項1,
2記載の発明において、アナログ回線使用時のデータ受
信時に、最適なレベル増幅値又はイコライザ補正値を増
幅値/補正値設定部により決定することができる。この
ため、アナログ回線使用時のデータ受信時に、回線に最
適な補正を自動的にかつ容易に実施することができる。
【0015】請求項4記載の発明では、デジタル回線網
インタフェースとアナログ回線網インタフェースとを有
するデータ通信装置において、前記2つのインタフェイ
スを利用して網にアクセスして自端末間で呼を呼設定部
により設定し、アナログ回線からデジタル回線へ任意の
データ送信をデータ転送部により行い、データ送信レベ
ルと受信レベルの比較を送信/受信レベル比較部により
行うことにより、自端末が収容されているアナログ回線
からデジタル回線へのデータ送信時の伝送損失特性を伝
送損失特性認識部により認識することができる。
【0016】このため、PSTN回線からISDN回線
への伝送損失を自動的に求めることができるので、この
求めた伝送損失に基づいて実際の通信時に最適な設定を
行うことができる。従って、端末の設置される環境に即
した最適な設定を行うことができるので、伝送損失が生
じることに伴う不具合なサービスマン設定に伴う不具合
等を生じさせることなく通信効率を向上させることがで
きる。
【0017】請求項5記載の発明では、前記データ送信
部は、アナログ回線からデジタル回線へ単一周波数デー
タの送信を行い、前記送信/受信レベル比較部は、各周
波数毎のデータ送信レベルと受信レベルの比較を行うこ
とができる。このため、アナログ回線からデジタル回線
へ高速通信を行う場合にも上記請求項1記載の発明と同
様の効果を得ることができる。
【0018】請求項6記載の発明では、アナログ回線使
用時のデータ送信時に、最適なレベル増幅値又はイコラ
イザ補正値を増幅値/補正値設定部により決定すること
ができる。このため、アナログ回線使用時のデータ受信
時に、回線に最適な補正を自動的にかつ容易に実施する
ことができる。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の各実施例に則したデータ通信装置
に適用される通信ユニット部の構成を示すブロック図で
ある。図示例は、ISDN/PSTNインタフェース付
きG4/G3ファクシミリに応用した場合の通信ユニッ
ト部を示している。
【0020】図1において、1はファクシミリシステム
の読み取り部、書き込み部等の基本的ユニット制御部を
含み、ファクシミリ装置全体の制御を行うシステム制御
部であり、2,3はG3,G4のファクシミリ通信手順
を実行する各々G3通信制御部、G4通信制御部であ
り、このG3通信制御部2及びG4通信制御部3は回線
へのアクセス及びプロトコル等を制御している。
【0021】次いで、4は画情報を変復調して伝送する
とともに、伝送制御手順における各種手順信号を伝送す
るモデムであり、5は伝送レベルと受信レベルの比較を
行うレベル比較制御部であり、RX−AMP6及びTX
−AMP7は、各々受信データのアンプ及び送信データ
のアンプであり、RX−EQL8及びTX−EQL9は
各々受信データのイコライザ及び送信データのイコライ
ザである。
【0022】次いで、10は送受信データのISDNとP
STN接続切り替えを行う接続切り替え制御部であり、
11は(D−ch)L2,L3制御部であり、12はA/D
変換又はD/A変換を行う変換部であり、13は回線の補
足及び発信先電話番号である選択信号の送出及び着信の
検出等により所定の発呼動作及び着信動作をする(PS
TN)NCU制御部であり、14は(ISDN)L1制御
部である。なお、ここでは、G3に関しての説明を行
い、G4に関しての説明は省略する。 (実施例1)本実施例(請求項1,2,3)では、図1
の通信ユニット部を有するデータ通信装置を用いる。
【0023】図2は端末のISDNインタフェースから
送信された信号がISDN網→PSTN網を介して端末
のPSTNインタフェースで受信するまでの、伝送損失
を示す図である。まず、端末はISDNインタフェース
から規準周波数信号を出力する。この時のTX−AMP
7設定を任意の出力レベルとする。なお、TX−EQL
9設定は無補正とする。図1での経路はG3通信制御部
2→モデム4→レベル比較制御部5→TX−AMP7→
TX−EQL9→接続切り替え制御部10→変換部12→L
1制御部14という具合になる。この信号は、ISDN伝
送路をデジタル信号で通過し、この伝送路とISDN網
内での伝送損失はない。
【0024】この後、PSTN網にインタエワークさ
れ、PSTN網内デジタル信号からアナログ信号への変
換時に−BdBの損失が発生し、更に、このアナログ信
号がPSTN回線伝送路を通過する際に−CdBの損失
が発生する。この結果、端末のPSTNインタフェース
での入力レベルは、出力レベルに対して−(B+C)d
Bの損失を持った信号となる。
【0025】入力信号は、図1の経路で、NCU制御部
13→接続切り替え制御部10→RX−EQL8→RX−A
MP6→レベル比較制御部5でレベル比較制御部に到達
し、RX−AMP6での受信レベル増幅値の設定を操作
することにより、規準データ信号に対するISDN→P
STN方向での伝送損失(B+C)dBが求められる。
これを補正するようにRX−AMP6を設定する。
【0026】次に、同じ経路を通り送出するデータ信号
を単一周波数信号とし、規準周波数を中心に±方向に任
意にサンプリングした周波数値を出力し、受信側でRX
−EQL8を操作することにより、各周波数信号に対す
るISDN→PSTN方向でのイコライザ特性が求めら
れる。これらの値を基に、PSTN網からG3の着呼を
受け付けた場合に、受信データに対する補正として、上
記で求められた値をRX−AMP6及びRX−EQL8
の設定値とする。
【0027】ここで、本実施例の送受信レベルの初期化
開始から送受信レベル設定終了までの動作フローを図3
のフローチャトを用いて説明する。まず、ISDN網か
らPSTN網へ発呼し(処理P1 )、TX−EQL9及
びRX−EQL8を無補正するとともに、TX−AMP
7を規準レベルとし、かつRX−AMP6を増幅率0d
Bとした後(処理P2 )、規準周波数信号を送出する
(処理P3 )。次いで、送信レベルと受信レベルが等し
いか否かを判断し(処理P4 )、送信レベルと受信レベ
ルが等しい場合(処理P4 )は、送受信レベル損失(R
X−AMP6の値)を設定し(処理P5 )、設定を終了
する。なお、送信レベルと受信レベルが等しくない場合
(処理P4 )は、両者のレベルが等しくなるまでRX−
AMP6の増幅率を上げる(処理P6 )。
【0028】次に、本実施例の送受信イコライザの初期
化開始から送受信イコライザ補正設定終了までの動作フ
ローを図4のフローチャートを用いて説明する。まず、
ISDN網からPSTN網へ発呼し(処理P11)、TX
−EQL9及びRX−EQL8を無補正とするととも
に、TX−AMP7を基準レベルとし、RX−AMP6
を送信レベル損失補正値とした後(処理P12)、低周波
数信号を送出する(処理P13)。次いで、送信レベルと
受信レベルが等しいか否かを判定し(処理P14)、送信
レベルと受信レベルが等しい場合(処理P14)は、RX
−EQL8の値を設定し(処理P15)、一方、送信レベ
ルと受信レベルが等しくない場合(処理P14)は、両者
のレベルが等しくなるまでRX−EQL8の設定を変更
する(処理P17)。そして、RX−EQL8の値設定
後、全サンプリング周波数に達していれば(処理
16)、設定を終了し、一方、全サンプリング周波数に
達していなければ(処理P16)、次のサンプリング周波
数値を設定し(処理P18)、処理P14に戻り、再度上記
と同様の処理を繰り返す。
【0029】次に、本実施例の送受信設定動作フローを
図5のフローチャトを用いて説明する。まず、G3発呼
又は着呼し(処理P21)、PSTNか否かを判定し(処
理P22)、PSTN回線でデータ送信する場合(処理P
22、P23)は、TX−EQL9及びTX−AMP7を設
定し(処理P24)、一方、PSTNでデータ送信しない
場合(処理P22、P23)は、RX−EQL8及びRX−
AMP6を設定する(処理P22)。次いで、TX−EQ
L9及びTX−AMP7の設定後又はRX−EQL8及
びRX−AMP6の設定後は、送受信切り替えせずに通
信中の場合(処理P25、P26)は、処理P25に戻り、一
方、送受信切り替えをしないで通信中でない場合(処理
25、P26)は、通信を終了する。なお、送受信切り替
えをする場合(処理P25)は、処理P23に戻り、上記と
同様の処理を繰り返す。
【0030】このように、本実施例では、デジタル回線
網インタフェースとアナログ回線網インタフェースを利
用して網にアクセスして自端末間で呼を設定し、デジタ
ル回線からアナログ回線へ任意のデータ送信を行い、デ
ータ送信レベルと受信レベルの比較を行うことにより、
自端末が収容されているデジタル回線からアナログ回線
へのデータ送信時の伝送損失特性を認識するように構成
している。
【0031】また、本実施例では、デジタル回線からア
ナログ回線へ単一周波数データの送信を行い、各周波数
毎のデータ送信レベルと受信レベルの比較を行うように
構成している。このため、ISDN回線からPSTN回
線への伝送損失を自動的に求めることができるので、こ
の求めた伝送損失に基づいて実際の通信時に最適な設置
を行うことができる。従って、端末の設定される環に即
した最適な設定を行うことができるので、伝送損失が生
じることに伴う不具合やサービスマン設定に伴う不具合
等を生じさせることなく通信効率を向上させることがで
きる。なお、ここでの操作は、端末がユーザ先に設定時
の初期設定で自動的に行われる。
【0032】また、本実施例では、アナログ回線使用時
のデータ受信時に、最適なレベル増幅値又はイコライザ
補正値を決定するように構成している。このため、アナ
ログ回線使用時のデータ受信時に、回線に最適な補正を
自動的にかつ容易に実施することができる。なお、ここ
での操作は、各通信におけるデータ送受信時に行われる
が、PSTN回線時には限らず、ISDN回線−G3発
呼/着呼時で相手がアナログ回線接続時の場合に、IS
DN回線への送受信レベルに補正を行うようにしてもよ
い。 (実施例2)本実施例(請求項4,5,6)も、図1の
通信ユニット部を有するデータ通信装置を用いる。図6
は端末のISDNインタフェースから送信された信号が
PSTN網→ISDN網を介して端末のISDNインタ
フェースで受信するまでの、伝送損失について示す図で
ある。
【0033】まず、端末はPSTNインタフェースから
規準周波数信号を出力する。この時のTX−AMP7設
定を任意の出力レベルとする。なお、TX−EQL9設
定は無補正とする。図1での経路はG3通信制御部2→
モデム4→レベル比較制御部5→TX−AMP7→TX
−EQL9→接続切り替え制御部10→NCU制御部13と
いう具合になる。この信号はPSTN伝送路をアナログ
信号で通過し、この伝送路で−CdBの損失が発生し、
PSTN網内でデジタル信号に変換時に更に−EdBの
損失が生じる。但し、一般にこの−EdBの損失は少な
い。
【0034】この後、ISDN網にインタワークされ、
デジタル信号がISDN回線伝送路を通過する際の伝送
損失はない、その結果、端末のISDNインタフェース
での入力レベルは、出力レベルに対して−(B+E)d
Bの損失を持った信号となる。入力信号は、図1の経路
で、L1制御部14→変換部12→接続切り替え制御部10→
RX−EQL8→RX−AMP6→レベル比較制御部5
という具合にレベル比較制御部5に到達し、RX−AM
P6での受信レベル増幅値の設定を操作することによ
り、規準データ信号に対するPSTN→ISDN方向で
の伝送損失(B+E)dBが求められる。これを補正す
るようにRX−AMP6を設定する。
【0035】次に、同じ経路を通り送出するデータ信号
を単一周波数信号とし、規準周波数を中心に±方向に任
意にサンプリングした周波数値を出力し、受信側でRX
−EQL8を操作することにより、各周波数信号に対す
るPSTN→ISDN方向でのイコライザ特性が求めら
れる。これらの値を基に、PSTN網からG3の発呼を
行う場合に、送信データに対する補正として、上記で求
められた値をTX−AMP7及びTX−EQL9の設定
値とする。
【0036】ここで、本実施例の送受信レベルの初期化
開始から送受信レベル設定終了までの動作フローを図7
のフローチャトを用いて説明する。まず、ISDN網か
らPSTN網へ発呼し(処理P31)、TX−EQL9及
びRX−EQL8を無補正するとともに、TX−AMP
7を規準レベルとし、かつRX−AMP6を増幅率0d
Bとした後(処理P32)、規準周波数信号を送出する
(処理P33)。次いで、送信レベルと受信レベルが等し
いか否かを判定し(処理P34)、送信レベルと受信レベ
ルが等しい場合(処理P34)は、送受信レベル損失(R
X−AMP6の値)を設定し(処理P35)、設定を終了
する。なお、送信レベルと受信レベルが等しくない場合
(処理P34)は、両者のレベルが等しくなるまでRX−
AMP6の増幅率を上げる(処理P36)。
【0037】次に、本実施例の送受信イコライザの初期
化開始から送受信イコライザ補正設定終了までの動作フ
ローを図8のフローチャートを用いて説明する。まず、
ISDN網からPSTN網へ発呼し(処理P41)、TX
−EQL9及びRX−EQL8を無補正とするととも
に、TX−AMP7を基準レベルとし、かつRX−AM
P6を送受信レベル損失補正値とした後(処理P42)、
低周波数信号を送出する(処理P43)。次いで、送信レ
ベルと受信レベルが等しいか否かを判定し(処理
44)、送信レベルと受信レベルが等しい場合(処理P
44)は、RX−EQL8の値を設定し(処理P15)、一
方、送信レベルと受信レベルが等しくない場合(処理P
44)は、両者のレベルが等しくなるまでRX−EQL8
の設定を変更する(処理P47)。そして、RX−EQL
8の値設定後、全サンプリング周波数に達していれば
(処理P46)、設定を終了し、一方、全サンプリング周
波数に達していなければ(処理P46)、次のサンプリン
グ周波数値を設定し(処理P48)、処理P44に戻り、再
度上記と同様の処理を繰り返す。
【0038】次に、本実施例の送受信設定動作フロー
は、実施例1と同様であるので、ここでは省略する。こ
のように、本実施例では、デジタル回線網インタフェー
スとアナログ回線インタフェースを利用して網にアクセ
スして自端末間で呼を設定し、アナログ回線からデジタ
ル回線へ任意のデータ送信をデータ送信レベルと受信レ
ベルの比較を行うことにより、自端末が収容されている
アナログ回線からデジタル回線へのデータ送信時の伝送
損失特性を認識するように構成している。
【0039】また、本実施例では、アナログ回線からデ
ータ回線へ単一周波数データの送信を行い、各周波数毎
のデータ送信レベルと受信レベルの比較を行うように構
成している。このため、PSTN回線からISDN回線
への伝送損失を自動的に求めることができるので、この
求めた伝送損失に基づいて実際の通信時に最適な設定を
行うことができる。従って、端末の設置される環に即し
た最適な設定を行うことができるので、伝送損失が生じ
ることに伴う不具合やサービスマン設定に伴う不具合等
を生じさせることなく通信効率を向上させることができ
る。なお、ここでの操作は、端末がユーザ先に設置時の
初期設定で自動的に行われる。
【0040】また、本実施例では、アナログ回線使用時
のデータ送信時に、最適なレベル増幅値又はイコライザ
補正値を決定することができる。このため、アナログ回
線使用時のデータ受信時に、回線に最適な補正を自動的
にかつ容易に実施することができる。なお、ここでの操
作は、各通信におけるデータ送受信時に行われるが、P
STN回線時には限らず、ISDN−G3発呼/着呼時
で相手がアナログ回線接続時の場合に、ISDN回線へ
の送受信レベル補正を行うようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】本発明によれば、ISDN回線からPS
TN回線又はPSTN回線からISDN回線への伝送損
失を自動的に求めて実際の通信時に最適な補正を行うこ
とができ、伝送損失が生じることに伴う不具合やサービ
ス設定に伴う不具合等を生じさせることなく通信効率を
向上させることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の各実施例に則したデータ通信装置に適
用される通信ユニット部の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の実施例1に則したISDN網からPS
TN網での伝送損失を示す図である。
【図3】本発明の実施例1に則した送受信レベルの初期
化開始から送受信レベルの設定終了までの動作フローを
示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施例1に則した送受信イコライザの
初期化開始から送受信イコライザ補正設定終了までの動
作フローを示すフローチャートである。
【図5】本発明の実施例1に則した送受信設定動作フロ
ーを示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施例2に則したPSTN網からIS
DN網での伝送損失を示す図である。
【図7】本発明の実施例2に則した送受信レベルの初期
化開始から送受信レベルの設定終了までの動作フローを
示すフローチャートである。
【図8】本発明の実施例2に則した送受信イコライザの
初期化開始から送受信イコライザ補正設定終了までの動
作フローを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 システム制御部 2 G3通信制御部 3 G4通信制御部 4 モデム 5 レベル比較制御部 6 RX−AMP 7 TX−AMP 8 RX−EQL 9 TX−EQL 10 接続切り替え制御部 11 L2,L3制御部 12 変換部 13 NCU制御部 14 L1制御部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デジタル回線網インタフェースとアナログ
    回線網インタフェースとを有するデータ通信装置におい
    て、該2つのインタフェースにより網にアクセスして自
    端末間で呼を設定する呼設定部と、該呼設定部で該呼を
    設定してデジタル回線からアナログ回線へ任意のデータ
    を送信するデータ送信部と、該データ送信部で該データ
    を送信してデータ送信レベルと受信レベルとを比較する
    送信/受信レベル比較部と、該送信/受信レベル比較部
    で該比較を行うことにより、自端末が収容されているデ
    ジタル回線からアナログ回線へのデータ送信時の伝送損
    失特性を認識する伝送損失特性認識部とを有することを
    特徴とするデータ通信装置。
  2. 【請求項2】前記データ送信部は、デジタル回線からア
    ナログ回線へ単一周波数データを送信し、前記送信/受
    信レベル比較部は、各周波数毎のデータ送信レベルと受
    信レベルとを比較することを特徴とする請求項1記載の
    データ通信装置。
  3. 【請求項3】アナログ回線使用時のデータ受信時に、最
    適なレベル増幅値又はイコライザ補正値を決定する増幅
    値/補正値設定部を有することを特徴とする請求項1,
    2記載のデータ通信装置。
  4. 【請求項4】デジタル回線網インタフェースとアナログ
    回線網インタフェースとを有するデータ通信装置におい
    て、該2つのインタフェースにより網にアクセスして自
    端末間で呼を設定する呼設定部と、該呼設定部で該呼を
    設定してアナログ回線からデジタル回線へ任意のデータ
    を送信するデータ送信部と、該データ送信部で該データ
    を送信してデータ送信レベルと受信レベルとを比較する
    送信/受信レベル比較部と、該送信/受信レベル比較部
    で該比較を行うことにより、自端末が収容されているア
    ナログ回線からデジタル回線へのデータ送信時の伝送損
    失特性を認識する伝送損失特性認識部とを有することを
    特徴とするデータ通信装置。
  5. 【請求項5】前記データ送信部は、アナログ回線からデ
    ジタル回線へ単一周波数データを送信し、前記送信/受
    信レベル比較部は、各周波数毎のデータ送信レベルと受
    信レベルとを比較することを特徴とする請求項4記載の
    データ通信装置。
  6. 【請求項6】アナログ回線使用時のデータ送信時に、最
    適なレベル増幅値又はイコライザ補正値を決定する増幅
    値/補正値設定部を有することを特徴とする請求項4,
    5記載のデータ通信装置。
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