JPH06318748A - 磁電変換素子およびその製造方法 - Google Patents
磁電変換素子およびその製造方法Info
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- JPH06318748A JPH06318748A JP5106983A JP10698393A JPH06318748A JP H06318748 A JPH06318748 A JP H06318748A JP 5106983 A JP5106983 A JP 5106983A JP 10698393 A JP10698393 A JP 10698393A JP H06318748 A JPH06318748 A JP H06318748A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 フェライト基板などの磁性体基板上に半導体
から成る磁電変換用素子パターンを形成し、磁性体基板
の周縁部分に磁電変換用素子パターンに接続された電極
膜を形成し、この電極膜形成部分を被い且つ磁性体基板
の端面にかけて端子電極6を形成する。 【効果】 リードフレームを用いることなく、素子の端
子電極を用いてプリント基板上に表面実装可能な磁電変
換素子が得られる。
から成る磁電変換用素子パターンを形成し、磁性体基板
の周縁部分に磁電変換用素子パターンに接続された電極
膜を形成し、この電極膜形成部分を被い且つ磁性体基板
の端面にかけて端子電極6を形成する。 【効果】 リードフレームを用いることなく、素子の端
子電極を用いてプリント基板上に表面実装可能な磁電変
換素子が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気抵抗素子やホー
ル素子などとして用いることのできる磁電変換素子およ
びその製造方法に関する。
ル素子などとして用いることのできる磁電変換素子およ
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、InSb化合物半導体などを
用いて磁気抵抗素子やホール素子が構成されている。こ
こで従来の磁電変換素子の構造を断面図として図23に
示す。
用いて磁気抵抗素子やホール素子が構成されている。こ
こで従来の磁電変換素子の構造を断面図として図23に
示す。
【0003】図23において符号23で示す部分はIn
Sbのパターンと電極層から成る。このような磁電変換
素子は、まずフェライト基板21上に樹脂層22を介し
てInSbのバルクウエハを接着し、パターンニングに
よりバルクウエハを磁気抵抗素子パターンに形成し、電
極層を形成した後、熱圧着法などによりリードフレーム
26を接着し、その後樹脂層24を介してフェライトト
ップ25を接着することによって構成している。なお、
図23に示した例は、例えば角度センサ用の磁電変換素
子であり、フェライトトップ25を用いているが、その
他の磁気センサ用磁電変換素子の場合にはフェライトト
ップ25およびその接着のための樹脂層24のない構造
のものもある。
Sbのパターンと電極層から成る。このような磁電変換
素子は、まずフェライト基板21上に樹脂層22を介し
てInSbのバルクウエハを接着し、パターンニングに
よりバルクウエハを磁気抵抗素子パターンに形成し、電
極層を形成した後、熱圧着法などによりリードフレーム
26を接着し、その後樹脂層24を介してフェライトト
ップ25を接着することによって構成している。なお、
図23に示した例は、例えば角度センサ用の磁電変換素
子であり、フェライトトップ25を用いているが、その
他の磁気センサ用磁電変換素子の場合にはフェライトト
ップ25およびその接着のための樹脂層24のない構造
のものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の磁電変換素子およびその製造方法では、次のよう
な問題があった。すなわち、熱圧着法によりリードフレ
ームを接着するため、素子に圧縮応力および熱負荷がか
かり素子に損傷を与える虞がある。また、リードフレー
ム自体の相対コストも高く、1チップごとにリードフレ
ームを取り付けなければならないため工数も多く製造コ
ストが嵩む。さらに、リードフレーム自体の強度および
リードフレームの熱圧着後のリードフレーム−素子間の
接続強度が充分でないため、リードフレームおよびその
接続部の損傷を防止するための完成品の取り扱いが煩雑
となる。
従来の磁電変換素子およびその製造方法では、次のよう
な問題があった。すなわち、熱圧着法によりリードフレ
ームを接着するため、素子に圧縮応力および熱負荷がか
かり素子に損傷を与える虞がある。また、リードフレー
ム自体の相対コストも高く、1チップごとにリードフレ
ームを取り付けなければならないため工数も多く製造コ
ストが嵩む。さらに、リードフレーム自体の強度および
リードフレームの熱圧着後のリードフレーム−素子間の
接続強度が充分でないため、リードフレームおよびその
接続部の損傷を防止するための完成品の取り扱いが煩雑
となる。
【0005】この発明の目的は、リードフレームを用い
ずに上述した問題を解消した磁電変換素子およびその製
造方法を提供することにある。
ずに上述した問題を解消した磁電変換素子およびその製
造方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明の磁電変換素子
は、磁性体基板上に半導体からなる磁電変換用素子パタ
ーンを形成して成る磁電変換素子において、磁性体基板
の周縁付近に磁電変換用素子パターンに接続された電極
膜が形成され、この電極膜形成部分を覆い且つ磁性体基
板の端面にかけて端子電極が形成されたことを特徴とす
る。
は、磁性体基板上に半導体からなる磁電変換用素子パタ
ーンを形成して成る磁電変換素子において、磁性体基板
の周縁付近に磁電変換用素子パターンに接続された電極
膜が形成され、この電極膜形成部分を覆い且つ磁性体基
板の端面にかけて端子電極が形成されたことを特徴とす
る。
【0007】この考案の磁電変換素子の製造方法は、磁
性体基板上に半導体からなる磁電変換用素子パターンを
形成し、前記磁性体基板の周縁付近に磁電変換用素子パ
ターンの一部に接して電極膜を形成し、この電極膜形成
部分を覆うとともに磁性体基板の端面にかけて端子電極
を形成することを特徴とする。
性体基板上に半導体からなる磁電変換用素子パターンを
形成し、前記磁性体基板の周縁付近に磁電変換用素子パ
ターンの一部に接して電極膜を形成し、この電極膜形成
部分を覆うとともに磁性体基板の端面にかけて端子電極
を形成することを特徴とする。
【0008】
【作用】この発明の磁電変換素子では、磁性体基板上に
半導体から成る磁電変換用素子パターンが形成されてい
て、磁性体基板の周縁付近に磁電変換素子パターンに接
続された電極膜が形成され、この電極膜形成部分を被い
且つ磁性体基板の端面にかけて端子電極が形成されてい
る。従って磁性体基板の端面に、磁電変換用素子パター
ンに電気的に接続された端子電極が存在し、この端子電
極を用いてプリント基板上の配線に半田付けすることに
よって表面実装が可能となる。
半導体から成る磁電変換用素子パターンが形成されてい
て、磁性体基板の周縁付近に磁電変換素子パターンに接
続された電極膜が形成され、この電極膜形成部分を被い
且つ磁性体基板の端面にかけて端子電極が形成されてい
る。従って磁性体基板の端面に、磁電変換用素子パター
ンに電気的に接続された端子電極が存在し、この端子電
極を用いてプリント基板上の配線に半田付けすることに
よって表面実装が可能となる。
【0009】この発明の磁電変換素子の製造方法では、
磁性体基板上に半導体から成る磁電変換用素子パターン
が形成され、磁性体基板の周縁付近に磁電変換用素子パ
ターンの一部に接して電極膜が形成され、さらにこの電
極膜形成部分を被うとともに磁性体基板の端面にかけて
端子電極が形成される。このように磁性体基板に対し電
極膜形成部分からその端面にかけて端子電極を形成する
ことによって、リードフレームを用いることなく端子電
極を有する磁電変換素子を製造できるようになる。従っ
てリードフレームを用いた場合の素子の損傷がなく、製
造も容易となる。
磁性体基板上に半導体から成る磁電変換用素子パターン
が形成され、磁性体基板の周縁付近に磁電変換用素子パ
ターンの一部に接して電極膜が形成され、さらにこの電
極膜形成部分を被うとともに磁性体基板の端面にかけて
端子電極が形成される。このように磁性体基板に対し電
極膜形成部分からその端面にかけて端子電極を形成する
ことによって、リードフレームを用いることなく端子電
極を有する磁電変換素子を製造できるようになる。従っ
てリードフレームを用いた場合の素子の損傷がなく、製
造も容易となる。
【0010】
【実施例】この発明の第1の実施例に係る磁電変換素子
の製造方法を工程順に図1〜図9を参照して説明する。
の製造方法を工程順に図1〜図9を参照して説明する。
【0011】まず、図1に示すように、フェライト基板
1上にInSbのバルクウエハ3をエポキシ樹脂の樹脂
層2を介して接着する。
1上にInSbのバルクウエハ3をエポキシ樹脂の樹脂
層2を介して接着する。
【0012】図2に示すように、InSb層が厚さ5μ
mとなるまでInSbのバルクウエハ面をラッピングま
たはエッチングする。その後、フォトリソグラフィによ
りInSb層を磁気抵抗素子パターンにパターンニング
し、さらに所定箇所に電極膜を形成する。図3の3,4
はパターンニング後のInSbパターンと電極膜を示し
ている。続いて電極膜形成部分を除いてInSbパター
ンの形成面にSiO2、窒化シリコン、アルミナ、窒化
アルミニウムなど、電気的絶縁性および耐熱性が高く、
InSb膜と熱膨張係数が略等しい保護膜5をスパッタ
リングまたはSOG(スピンオングラス)法などにより
被着する。その後、ダイシングソーにより1チップごと
に切り離す。図5はその概略断面図、図7は平面図であ
る。但し図7においては図面の明瞭化のため保護膜を省
略している。図7に示すInSbパターン3は角度セン
サ用の磁気抵抗素子パターンであり、ミアンダライン状
に形成するとともに、その折り返し部分および途中の何
箇所にもショートバーとして作用する電極4sを形成
し、各パターンの両端部分に電極膜4を形成している。
mとなるまでInSbのバルクウエハ面をラッピングま
たはエッチングする。その後、フォトリソグラフィによ
りInSb層を磁気抵抗素子パターンにパターンニング
し、さらに所定箇所に電極膜を形成する。図3の3,4
はパターンニング後のInSbパターンと電極膜を示し
ている。続いて電極膜形成部分を除いてInSbパター
ンの形成面にSiO2、窒化シリコン、アルミナ、窒化
アルミニウムなど、電気的絶縁性および耐熱性が高く、
InSb膜と熱膨張係数が略等しい保護膜5をスパッタ
リングまたはSOG(スピンオングラス)法などにより
被着する。その後、ダイシングソーにより1チップごと
に切り離す。図5はその概略断面図、図7は平面図であ
る。但し図7においては図面の明瞭化のため保護膜を省
略している。図7に示すInSbパターン3は角度セン
サ用の磁気抵抗素子パターンであり、ミアンダライン状
に形成するとともに、その折り返し部分および途中の何
箇所にもショートバーとして作用する電極4sを形成
し、各パターンの両端部分に電極膜4を形成している。
【0013】その後、電極膜4の形成部分を被うととも
にフェライト基板1の端面にかけて端子電極を形成す
る。図6はその断面図、図8は平面図、図9は外観斜視
図である。このようにして端子電極6の形成された磁電
変換素子を得る。
にフェライト基板1の端面にかけて端子電極を形成す
る。図6はその断面図、図8は平面図、図9は外観斜視
図である。このようにして端子電極6の形成された磁電
変換素子を得る。
【0014】この第1の実施例により作成した磁電変換
素子20個と従来の磁電変換素子20個のそれぞれにつ
いてPCT試験(121℃,2atm,100%RH,
100hrのエージング試験)を行い、初期抵抗値変動
が±10%以上のものを不良として判定したところ、後
者には三個の不良が生じたが、前者には不良が発生しな
かった。
素子20個と従来の磁電変換素子20個のそれぞれにつ
いてPCT試験(121℃,2atm,100%RH,
100hrのエージング試験)を行い、初期抵抗値変動
が±10%以上のものを不良として判定したところ、後
者には三個の不良が生じたが、前者には不良が発生しな
かった。
【0015】第1の実施例ではバルクウエハを用いて感
磁部を形成する例であったが、感磁部を薄膜により形成
する例を第2の実施例として、その製造方法を工程順に
図10〜図16を参照して説明する。
磁部を形成する例であったが、感磁部を薄膜により形成
する例を第2の実施例として、その製造方法を工程順に
図10〜図16を参照して説明する。
【0016】まず、図10に示すようにマイカ基板17
上にInSb薄膜13を三温度法により成膜する。次
に、図11に示すように、ガラス基板18に対し樹脂層
19を介してマイカ基板17を接着する。この状態でI
nSb薄膜のパターン化および電極膜の形成を行う。図
12において13,14はInSb薄膜パターンおよび
電極膜である。その後、図13に示すように、フェライ
ト基板11に対しInSb薄膜パターン形成面を樹脂層
12を介して接着する。そして、図14に示すように、
マイカ層17を一部残してマイカ基板部分で剥離を行
う。さらに、図15に示すようにマイカ層17をすべて
機械的または化学的に剥離してInSb薄膜パターンお
よび電極膜13,14を露出させる。その後、図16に
示すように保護膜15を形成する。その後は、第1の実
施例の場合と同様にダイシングソーによる素子単体の分
離および端子電極の形成を行う。
上にInSb薄膜13を三温度法により成膜する。次
に、図11に示すように、ガラス基板18に対し樹脂層
19を介してマイカ基板17を接着する。この状態でI
nSb薄膜のパターン化および電極膜の形成を行う。図
12において13,14はInSb薄膜パターンおよび
電極膜である。その後、図13に示すように、フェライ
ト基板11に対しInSb薄膜パターン形成面を樹脂層
12を介して接着する。そして、図14に示すように、
マイカ層17を一部残してマイカ基板部分で剥離を行
う。さらに、図15に示すようにマイカ層17をすべて
機械的または化学的に剥離してInSb薄膜パターンお
よび電極膜13,14を露出させる。その後、図16に
示すように保護膜15を形成する。その後は、第1の実
施例の場合と同様にダイシングソーによる素子単体の分
離および端子電極の形成を行う。
【0017】第1および第2の実施例では四端子型の磁
電変換素子を例としたが、次に第3の実施例として、二
端子型の磁電変換素子の構造を図17〜図20に基づき
説明する。
電変換素子を例としたが、次に第3の実施例として、二
端子型の磁電変換素子の構造を図17〜図20に基づき
説明する。
【0018】図17は保護膜形成前の磁電変換素子の平
面図である。図17において3はフェライト基板1上に
ミアンダライン状に形成した感磁部、4,4はその両端
部に形成した電極膜である。なお、第1の実施例として
図7に示した場合と同様に感磁部には多数のショートバ
ーを設けている。このような状態から図18および図1
9に示すように保護膜5の形成および端子電極6を形成
する。図20は素子の長手方向の概略断面図である。
(但し感磁部3および電極膜4の詳細は省略してい
る。)このように構成した磁電変換素子をプリント基板
に実装する際、電極膜6を端子電極として素子の底面部
および側面部で半田付けすればよい。
面図である。図17において3はフェライト基板1上に
ミアンダライン状に形成した感磁部、4,4はその両端
部に形成した電極膜である。なお、第1の実施例として
図7に示した場合と同様に感磁部には多数のショートバ
ーを設けている。このような状態から図18および図1
9に示すように保護膜5の形成および端子電極6を形成
する。図20は素子の長手方向の概略断面図である。
(但し感磁部3および電極膜4の詳細は省略してい
る。)このように構成した磁電変換素子をプリント基板
に実装する際、電極膜6を端子電極として素子の底面部
および側面部で半田付けすればよい。
【0019】なお、図6および図20に示した例では、
フェライト基板の底面部にまで端子電極6を形成した
が、図21に示すようにフェライト基板1の両端部にお
いて上面から端面にかけてのみ端子電極6を形成するよ
うにしてもよい。また、図19に示した例ではフェライ
ト基板1の両端部において側面の一部にまで端子電極6
を形成したが、図22に示すように必要に応じて側面に
は端子電極6を形成しない構造を採ることもできる。こ
の図22に示す構造では、保護膜5および端子電極6を
形成した最終段階で素子分離を行うだけで完成品として
の磁電変換素子が得られる。
フェライト基板の底面部にまで端子電極6を形成した
が、図21に示すようにフェライト基板1の両端部にお
いて上面から端面にかけてのみ端子電極6を形成するよ
うにしてもよい。また、図19に示した例ではフェライ
ト基板1の両端部において側面の一部にまで端子電極6
を形成したが、図22に示すように必要に応じて側面に
は端子電極6を形成しない構造を採ることもできる。こ
の図22に示す構造では、保護膜5および端子電極6を
形成した最終段階で素子分離を行うだけで完成品として
の磁電変換素子が得られる。
【0020】なお、各実施例では、単一のフェライト基
板を用いて素子を構成したが、従来例として図23に示
したように、集磁用フェライトトップを用いる場合に
は、既に端子電極を形成した素子に対して、その感磁面
に対し集磁用フェライトトップを接着すればよい。
板を用いて素子を構成したが、従来例として図23に示
したように、集磁用フェライトトップを用いる場合に
は、既に端子電極を形成した素子に対して、その感磁面
に対し集磁用フェライトトップを接着すればよい。
【0021】
【発明の効果】この発明によれば、リードフレームを用
いた場合のように、リードフレームの熱圧着による素子
に対する損傷がなく、信頼性が向上する。また、リード
フレーム自体を不要とし、リードフレーム取り付けに要
する工程も無くなるため製造コストが削減できる。ま
た、完成品の取り扱いが容易となり、しかも素子の厚み
寸法が小さくなって、プリント基板に対する実装面積も
縮小化される。
いた場合のように、リードフレームの熱圧着による素子
に対する損傷がなく、信頼性が向上する。また、リード
フレーム自体を不要とし、リードフレーム取り付けに要
する工程も無くなるため製造コストが削減できる。ま
た、完成品の取り扱いが容易となり、しかも素子の厚み
寸法が小さくなって、プリント基板に対する実装面積も
縮小化される。
【図1】第1の実施例に係る磁電変換素子の製造方法に
おける第1工程の状態を示す図である。
おける第1工程の状態を示す図である。
【図2】第1の実施例に係る磁電変換素子の製造方法に
おける第2工程の状態を示す図である。
おける第2工程の状態を示す図である。
【図3】第1の実施例に係る磁電変換素子の製造方法に
おける第3工程の状態を示す図である。
おける第3工程の状態を示す図である。
【図4】第1の実施例に係る磁電変換素子の製造方法に
おける第4工程の状態を示す図である。
おける第4工程の状態を示す図である。
【図5】第1の実施例に係る磁電変換素子の製造方法に
おける第5工程の状態を示す図である。
おける第5工程の状態を示す図である。
【図6】第1の実施例に係る磁電変換素子の製造方法に
おける第6工程の状態を示す図である。
おける第6工程の状態を示す図である。
【図7】第1の実施例に係る磁電変換素子の製造途中に
おける平面図である。
おける平面図である。
【図8】第1の実施例に係る完成した磁電変換素子の平
面図である。
面図である。
【図9】第1の実施例に係る完成した磁電変換素子の外
観斜視図である。
観斜視図である。
【図10】第2の実施例に係る磁電変換素子の製造方法
における第1工程の状態を示す図である。
における第1工程の状態を示す図である。
【図11】第2の実施例に係る磁電変換素子の製造方法
における第2工程の状態を示す図である。
における第2工程の状態を示す図である。
【図12】第2の実施例に係る磁電変換素子の製造方法
における第3工程の状態を示す図である。
における第3工程の状態を示す図である。
【図13】第2の実施例に係る磁電変換素子の製造方法
における第4工程の状態を示す図である。
における第4工程の状態を示す図である。
【図14】第2の実施例に係る磁電変換素子の製造方法
における第5工程の状態を示す図である。
における第5工程の状態を示す図である。
【図15】第2の実施例に係る磁電変換素子の製造方法
における第6工程の状態を示す図である。
における第6工程の状態を示す図である。
【図16】第2の実施例に係る磁電変換素子の製造方法
における第7工程の状態を示す図である。
における第7工程の状態を示す図である。
【図17】第3の実施例に係る磁電変換素子の製造途中
における平面図である。
における平面図である。
【図18】第3の実施例に係る磁電変換素子の平面図で
ある。
ある。
【図19】第3の実施例に係る磁電変換素子の外観斜視
図である。
図である。
【図20】第3の実施例に係る磁電変換素子の断面図で
ある。
ある。
【図21】他の実施例に係る磁電変換素子の断面図であ
る。
る。
【図22】他の実施例に係る磁電変換素子の外観斜視図
である。
である。
【図23】従来の磁電変換素子の概略断面図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 43/14 9274−4M
Claims (2)
- 【請求項1】 磁性体基板上に半導体からなる磁電変換
用素子パターンを形成して成る磁電変換素子において、 磁性体基板の周縁付近に磁電変換用素子パターンに接続
された電極膜が形成され、この電極膜形成部分を覆い且
つ磁性体基板の端面にかけて端子電極が形成されたこと
を特徴とする磁電変換素子。 - 【請求項2】 磁性体基板上に半導体からなる磁電変換
用素子パターンを形成し、前記磁性体基板の周縁付近に
磁電変換用素子パターンの一部に接して電極膜を形成
し、この電極膜形成部分を覆うとともに磁性体基板の端
面にかけて端子電極を形成する磁電変換素子の製造方
法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5106983A JPH06318748A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 磁電変換素子およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5106983A JPH06318748A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 磁電変換素子およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06318748A true JPH06318748A (ja) | 1994-11-15 |
Family
ID=14447505
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5106983A Pending JPH06318748A (ja) | 1993-05-07 | 1993-05-07 | 磁電変換素子およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06318748A (ja) |
-
1993
- 1993-05-07 JP JP5106983A patent/JPH06318748A/ja active Pending
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