JPH06318334A - 光デイスク装置 - Google Patents

光デイスク装置

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JPH06318334A
JPH06318334A JP5131086A JP13108693A JPH06318334A JP H06318334 A JPH06318334 A JP H06318334A JP 5131086 A JP5131086 A JP 5131086A JP 13108693 A JP13108693 A JP 13108693A JP H06318334 A JPH06318334 A JP H06318334A
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Hiroshi Ogawa
▲ひろ▼司 小川
Shinichiro Iimura
紳一郎 飯村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、記録時と再生時とで光ビームの光量
を切り換えて所望のデータを記録再生する光デイスク装
置に関し、トラツキング制御及びフオーカス制御の精度
を向上する。 【構成】本発明は、ヘツドアンプ12の入力側に分流回
路を介挿し、記録及び再生時でヘツトアンプ12の入力
レベルがほぼ等しくなるように、分流回路の分流比を切
り換えることにより、ヘツドアンプ12の電流電圧変換
効率を高い値に保持し、さらにオフセツト電圧の変化を
低減する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【目次】以下の順序で本発明を説明する。 産業上の利用分野 従来の技術(図5〜図7) 発明が解決しようとする課題(図5〜図7) 課題を解決するための手段(図1、図4及び図5) 作用(図1、図4及び図5) 実施例 (1)第1の実施例(図1〜図3) (2)第2の実施例(図4) (3)他の実施例 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は光デイスク装置に関し、
特に記録及び再生時で光ビームの光量を切り換えて所望
のデータを記録再生する場合に適用して好適なものであ
る。
【0003】
【従来の技術】従来、この種の光デイスクにおいては、
デイスク状基板に形成した有機色素系の薄膜に光ビーム
を照射することにより、この薄膜を部分的に熱変化させ
て所望のデータを記録し得るようになされたものがあ
る。すなわち図5に示すように、この種の光デイスクに
適用する光デイスク装置1においては、光デイスク2を
スピンドルモータ3で回転駆動することにより、光デイ
スク2を所定の回転速度で回転駆動し、この状態で光デ
イスク2に光ビームを照射する。
【0004】この光デイスク装置1において、レーザー
ダイオード4は、所定のタイミングで光ビームを照射
し、光デイスク装置1は、この光ビームをコリメータレ
ンズ5で平行光線に変換した後、ビームスプリツタ6を
透過させて対物レンズ7に導く。ここで対物レンズ7
は、この光ビームを光デイスク2の情報記録面に集光す
ると共に、その結果得られる反射光を受光してビームス
プリツタ6に射出し、ビームスプリツタ6は、この反射
光を反射してコリメータレンズ8に射出する。
【0005】ここで光デイスク装置1は、光デイスク2
の半径方向及び円周方向にそれぞれ受光面を分割したフ
オトダイオード9(すなわち4分割デイテクタでなる)
を有し、このフオトダイオード9の受光面にコリメータ
レンズ8の射出光を集光する。これにより光デイスク装
置1は、このフオトダイオード9の全入射光量に基づい
て記録情報を再生し得るようになされ、また各受光面間
で受光結果を加減算処理することにより、トラツキング
エラー信号、フオーカスエラー信号を生成し得るように
なされている。
【0006】すなわち図6に示すように、光デイスク装
置1においては、それぞれ演算増幅回路10A〜10D
と帰還抵抗11A〜11Dとで電流電圧変換回路構成の
ヘツドアンプ12を形成し、各受光面9A〜9Dの受光
結果をこのヘツドアンプ12で電流電圧変換する。マト
リツクスアンプ13は、ヘツドアンプ12の出力信号を
加減算処理することにより、トラツキングエラー信号T
E、フオーカスエラー信号FE、再生信号RFを生成す
る。すなわちマトリツクスアンプ13は、例えばトラツ
キングエラー信号TEについて、受光面が光デイスク2
の半径方向に連続する受光部9A及び9Dと受光部9B
及び9Cとの間で、ヘツドアンプ12の出力信号を加算
回路14及び15で加算して加算信号A+D及びB+C
を生成し、減算回路16で加算信号A+Dから加算信号
B+Cを減算する。
【0007】さらにマトリツクスアンプ13は、加算回
路17で加算信号A+D及びB+Cを加算して再生信号
RFを生成し、割り算器で形成されたAGC回路18
は、減算回路16の出力信号を再生信号RFで割り算し
てトラツキングエラー信号を生成する。これにより光デ
イスク装置1は、反射光の全光量でトラツキングエラー
信号TEを正規化することにより、トラツキングエラー
信号TEの信号レベルを補正し、記録再生時で反射光の
光量が大きく変化した場合でも確実にトラツキング制御
し得るようになされている。
【0008】すなわち図7に示すように、再生時、光デ
イスク装置1は、所定の再生用光量PRで光ビームを連
続的に照射し、その反射光を受光してデータを再生する
のに対し、記録時、光量を記録用光量PWに増大させて
間欠的に光ビームを照射する(図7(A))。これに対
応して光デイスク2から得られる反射光は、再生時、再
生用光量PRに対応した光量で受光されるのに対し、記
録時、光ビームの照射開始直後、記録用光量PWに対応
した光量で受光され、その後ピツトが形成され始めると
これに伴い反射光量が低下する。
【0009】これにより光デイスク装置1においては、
トラツキングエラー量が一定値に保持されている場合で
もこの反射光量の変化に追従して減算回路16の出力信
号レベルが変化し、これにより反射光の全光量で減算回
路16の出力信号レベルを正規化してトラツキングエラ
ー信号TEの信号レベルを一定レベルに保持することが
できる。さらに光デイスク装置1は、対角線方向に並ぶ
受光面間で受光結果を加算した後、その結果得られる加
算信号間で減算信号を生成してフオーカスエラー信号F
Eを生成し、このフオーカスエラー信号をトラツキング
エラー信号TEと同様にAGC回路19で正規化する。
【0010】位相補償回路20及び21は、このトラツ
キングエラー信号TE及びフオーカスエラー信号FEを
位相補償して出力し、ドライバ22及び23は、この位
相補償結果に基づいてトラツキングアクチユエータ24
及びフオーカスアクチユエータ25を駆動し、これによ
り対物レンズ7を上下左右に可動してフオーカス制御及
びトラツキング制御し得るようになされている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところでこのように記
録及び再生時で反射光の光量が大きく変化する場合、ヘ
ツドアンプ12においては、その分ダイナミツクレンジ
を大きく設定する必要がある。
【0012】ところがヘツドアンプ12のダイナミツク
レンジを大きく設定すると、その分反射光量が小さい場
合、電流電圧変換効率が低下し、S/N比が劣化する問
題がある。すなわちこの場合光デイスク装置1において
は、再生時、トラツキングエラー信号、フオーカスエラ
ー信号のS/N比が劣化し、トラツキング制御及びフオ
ーカス制御の精度が低下することになる。
【0013】さらに光デイスク装置1においては、ヘツ
ドアンプ12の出力信号にオフセツト電圧が発生する場
合があり、このオフセツト電圧が重畳された状態でAG
C回路20、21でトラツキングエラー信号TE及びフ
オーカスエラー信号FEが正規化されることにより、ト
ラツキングエラー信号TE及びフオーカスエラー信号F
Eのオフセツト電圧が記録時及び再生時で変化する問題
もある。従つてこの場合も光デイスク装置1において
は、トラツキング制御及びフオーカス制御の精度が低下
することになる。
【0014】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、トラツキング制御及びフオーカス制御の精度を向上
することができる光デイスク装置を提案しようとするも
のである。
【0015】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、所定のデイスク状記録媒体2に光
ビームを照射して所望のデータをデイスク状記録媒体2
に記録再生する光デイスク装置30において、記録時及
び再生時で光ビームの光量を切り換えて、デイスク状記
録媒体2に光ビームを照射するレーザ光源4と、デイス
ク状記録媒体2で反射した光ビームの反射光を受光する
受光素子9と、受光素子9の出力電流を分流して分流電
流を出力する分流回路31A〜31D、32A〜32
D、33A〜33Dと、電流を電流電圧変換して出力す
るヘツドアンプ10A〜10D、11A〜11Dとを備
え、分流回路31A〜31D、32A〜32D、33A
〜33Dは、記録時及び再生時で変化する反射光の光量
変化に対して、光量変化に追従して変化する分流電流の
変化を抑圧するように、記録時及び再生時で分流比を切
り換える。
【0016】さらに第2の発明において、分流回路31
A〜31D、32A〜32D、33A〜33Dは、再生
時、出力電流を直接出力することにより、出力電流を分
流電流としてヘツドアンプ10A〜10D、11A〜1
1Dに出力し、記録時、記録時及び再生時の反射光の光
量比で、出力電流を分流して分流電流を生成する。
【0017】さらに第3の発明において、受光素子9
は、デイスク状記録媒体2の半径方向及び円周方向に受
光面をそれぞれ分割して第1〜第4の受光部9A〜9D
を形成し、第1〜第4の受光部9A〜9Dは、それぞれ
出力電流を出力する第1〜第4のフオトダイオード9A
〜9Dで形成され、ヘツドアンプ10A〜10D、11
A〜11D、41、42、43、44は、第1〜第4の
フオトダイオード9A〜9Dのアノード電流又はカソー
ド電流をそれぞれ電流電圧変換して出力する第1〜第4
のヘツドアンプ10A〜10D、11A〜11Dと、第
1〜第4のフオトダイオードのカソード電流又はアノー
ド電流を加算して得られる加算電流を電流電圧変換して
出力する第5のヘツドアンプ41、42、43、44で
形成され、分流回路31A〜31D、32A〜32D、
33A〜33D、45、46は、第1〜第4のヘツドア
ンプ10A〜10D、11A〜11Dに対応して、第1
〜第4のヘツドアンプ10A〜10D、11A〜11D
に入力する第1〜第4のフオトダイオード9A〜9Dの
アノード電流又はカソード電流をそれぞれ分流する第1
〜第4の分流回路10A〜10D、11A〜11Dと、
第5のヘツドアンプ41、42、43、44に対応し
て、第5のヘツドアンプ41、42、43、44に入力
する第1〜第4のフオトダイオード9A〜9Dのカソー
ド電流又はアノード電流の加算電流を分流する第5の分
流回路45、46とで形成される。
【0018】さらに第4の発明において、第5のヘツド
アンプ41、42、43、44は、第1〜第4のフオト
ダイオード9A〜9Dのカソード電流又はアノード電流
を抵抗加算することにより、第1〜第4のフオトダイオ
ード9A〜9Dのカソード電流又はアノード電流の加算
電流を生成し、所定の入力コンデンサ42を介して加算
電流を入力して電流電圧変換して出力し、第5の分流回
路45、46は、記録時、入力コンデンサ42と共に加
算電流を分圧する分流コンデンサ45で形成される。
【0019】
【作用】記録時及び再生時で分流回路31A〜31D、
32A〜32D、33A〜33Dの分流比を切り換え、
記録時及び再生時で変化する反射光の光量変化に対し
て、この光量変化に追従する分流電流の変化を抑圧すれ
ば、ヘツドアンプ10A〜10D、11A〜11Dの入
力レベルを記録時及び再生時でほぼ等しいレベルに設定
し得、その分再生時のS/N比を向上し得、さらにトラ
ツキングエラー信号等を生成して正規化する際、オフセ
ツト電圧の変化も抑圧することができる。
【0020】具体的に、再生時、出力電流を直接ヘツド
アンプ10A〜10D、11A〜11Dに出力し、記録
時、記録時及び再生時の反射光の光量比で、出力電流を
分流して分流電流を生成し、ヘツドアンプ10A〜10
D、11A〜11Dの入力レベルを記録時及び再生時で
ほぼ等しいレベルに設定し得る。
【0021】
【実施例】以下図面について、本発明の一実施例を詳述
する。
【0022】(1)第1の実施例 図6との対応部分に同一符号を付して示す図1におい
て、30は全体として光デイスク装置を示し、ヘツドア
ンプの入力側に分流回路を形成する。
【0023】すなわち光デイスク装置30は、それぞれ
演算増幅回路10A〜10Dの非反転入力端に抵抗31
A〜31Dを介して各受光部9A〜9Dの出力電流を入
力し、これにより再生時、受光部9A〜9Dの出力電流
を電流電圧変換して出力する。さらに光デイスク装置3
0は、それぞれ各受光部9A〜9Dの出力電流を抵抗3
2A〜32Dに受け、記録時、この抵抗32A〜32D
をスイツチ回路33A〜33Dで接地する。
【0024】これにより光デイスク装置30は、記録
時、それぞれ抵抗31A〜31D及び32A〜32Dで
各受光部9A〜9Dの出力電流を分流し、受光部9A〜
9Dの出力電流レベルを再生時とほぼ等しい値に補正し
た後、電流電圧変換するようになされている。
【0025】すなわち再生時における各受光部9A〜9
Dの出力電流をIs、記録時の出力電流をKw×Is
(Kw>1)、帰還抵抗11A〜11Dの抵抗値をRf
とおくと、スイツチ回路33A〜33Dをオフ状態に保
持したままの場合、再生時及び記録時における演算増幅
回路10A〜10Dの出力電圧V(o)R及びV(o)
Wは、次式
【数1】
【数2】 で表すことができる。
【0026】これに対して抵抗31A〜31D及び32
A〜32Dの抵抗値をそれぞれR1及びR2に設定して
スイツチ回路33A〜33Dをオン状態に切り換えれ
ば、記録時における演算増幅回路10A〜10Dの出力
電圧V(o)Wは、次式
【数3】 で表すことができる。
【0027】ここでKwで表される記録及び再生時の反
射光量比に対して、抵抗32A〜32Dの抵抗値R2
を、次式
【数4】 の関係式で表される値に設定すれば、(3)式は、次式
【数5】 で表すことができる。すなわち演算増幅回路10A〜1
0Dの入力側に分流回路を形成し、この分流回路の分流
比を(4)式で表す関係に保持すれば、記録時及び再生
時で反射光量が変化した場合でも、この光量変化に伴う
出力電圧V(o)R及びV(o)Wの変化を有効に回避
し得ることがわかる。
【0028】これに対して演算増幅回路10A〜10D
の出力可能な最大電圧をVmaxとおくと、分流回路で
受光部9A〜9Dの出力電流を分流しない従来の構成の
場合、帰還抵抗11A〜11Dとの間で、次式
【数6】 の関係式が成立する。
【0029】これに対して光デイスク装置30におい
て、スイツチ回路33A〜33Dをオン状態に切り換え
た場合、次式
【数7】 の関係式が成立し、これにより分流回路を形成して記録
時及び再生時の反射光量変化に伴う出力電圧V(o)R
及びV(o)Wの変化を有効に回避し得るようにできれ
ば、その分帰還抵抗11A〜11Dの抵抗値Rfを大き
な値に選定して電流電圧変換効率を向上し得ることがわ
かる。
【0030】これにより光デイスク装置30において
は、記録時、ヘツドアンプの飽和を有効に回避してトラ
ツキングエラー信号等を生成し得、かつ再生時、効率良
く電流電圧変換してトラツキングエラー信号等のS/N
比を向上し得、トラツキング制御等の精度を向上し得
る。すなわち光デイスク装置30においては、演算増幅
回路10A〜10Bの入力信号に混入するノイズをVn
で表して、S/N比を次式
【数8】 で表す値に改善することができる。
【0031】これに対して続く割り算器18(図6)の
入力信号をVpp、再生信号RFをVrfで表し、記録
再生時の反射光量比を1:(Kw+Δ)で表すと、分流
回路で受光部9A〜9Dの出力電流を分流しない従来の
構成の場合、再生時及び記録時のトラツキングエラー信
号TE(R)及びTE(W)を、次式
【数9】
【数10】 の関係式で表すことができる。
【0032】この関係をトラツキングエラー信号の最大
振幅を用いて模式化して表すと、図2に示すように、分
流回路で受光部9A〜9Dの出力電流を分流しない従来
の構成の場合、トラツキングエラー信号TEの振幅自
体、記録及び再生時で変化しないことがわかる。
【0033】これに対して割り算器18の入力信号に重
畳されるオフセツト電圧をVosと置けば、再生時及び
記録時、割り算器18の出力信号に重畳されるオフセツ
ト電圧Vos(R)及びVos(W)は、それぞれ次式
【数11】
【数12】 で表し得、記録時、再生時の1/(Kw+Δ)倍にオフ
セツト電圧Vos(W)が変化することがわかる。
【0034】これに対して光デイスク装置30におい
て、スイツチ回路33A〜33Dをオン状態に切り換え
た場合、(10)式に対応して次式
【数13】 の関係式を得ることができ、これにより図2に対応して
図3に示すように、この実施例の場合もトラツキングエ
ラー信号TEの振幅自体、記録及び再生時で変化しない
ことがわかる。
【0035】また(12)式に対応して次式
【数14】 の関係式を得ることができ、これによりΔ≪Kwのと
き、次式
【数15】 の関係式が得られ、これによりオフセツト電圧の変化を
有効に回避し得ることがわかる。
【0036】以上の構成によれば、ヘツドアンプの入力
側に分流回路を形成してヘツドアンプの入力レベルが記
録再生時で等しくなるように保持することにより、ヘツ
ドアンプの電流電圧変換効率を向上してトラツキングエ
ラー信号等のS/N比を向上し得、さらにトラツキング
エラー信号等に混入するオフセツト電圧の変化を有効に
回避し得、これによりトラツキング制御等の精度を向上
することができる。
【0037】(2)第2の実施例 図4は、第2の実施例による光デイスク装置40を示
し、この実施例の場合、受光部9A〜9Dのカソード電
流を抵抗41で加算し、この加算電流から再生信号RF
を生成する。
【0038】すなわち光デイスク装置40においては、
抵抗41で生成した加算電流(この場合抵抗41の端子
電圧に相当する)を入力コンデンサ42を介して演算増
幅回路44に入力し、これにより演算増幅回路44で受
光結果の交流成分のみ選択的に増幅して出力する。これ
により光デイスク装置40は、高速型の演算増幅回路4
4を適用して再生信号RFを生成し得るようになされて
いる。
【0039】これに対して演算増幅回路10A〜10D
は、低ドリフトの演算増幅回路が適用され、再生信号R
Fに比して周波数帯域の低いトラツキングエラー信号、
フオーカスエラー信号を生成するようになされている。
すなわち再生信号RFにおいては、記録密度の向上に伴
い、低ドリフトより周波数帯域の広いヘツドアンプが求
められるのに対し、トラツキングエラー信号TE及びフ
オーカスエラー信号FEにおいては、周波数帯域より低
ドリフトの特性がヘツドアンプに求められる。
【0040】従つて第1の実施例のように演算増幅回路
10A〜10Dの出力信号で再生信号RF、トラツキン
グエラー信号TE、フオーカスエラー信号FEを生成す
る場合、ヘツドアンプとして低ドリフト、広帯域の特性
が必要になり、その分演算増幅回路を自由に選定するこ
とが困難になる欠点がある。これにより光デイスク装置
40においては、再生信号生成用のヘツドアンプとトラ
ツキングエラー、フオーカスエラー信号生成用のヘツド
アンプとを別体に形成することにより、その分種々の演
算増幅回路を自由に適用して所望の記録密度、トラツキ
ング制御及びフオーカス制御の精度を確保し得るように
なされている。
【0041】さらに光デイスク装置40においては、入
力コンデンサ42の入力側に分流コンデンサ45を接続
し、このコンデンサ45をスイツチ回路46で接地する
ようになされている。このスイツチ回路46は、スイツ
チ回路33A〜33Dと連動して動作するようになさ
れ、これに対して分流コンデンサ45は、(4)式で抵
抗分流する場合に上述した場合と同様にして、入力コン
デンサ42と共に加算電流を分流するようになされてい
る。
【0042】これにより演算増幅回路44は、記録再生
時で入力信号レベルをほぼ等しい値について選定し得、
これにより光デイスク装置40は、ヘツドアンプの電流
電圧変換効率を充分な値に設定し得、その分リードパワ
のモニタ精度等を向上することができる。
【0043】図4の構成によれば、再生信号生成用のヘ
ツドアンプを別途配置する場合でも、このヘツドアンプ
の入力レベルを記録時及び再生時でほぼ等しいレベルに
保持することにより、第1の実施例の効果に加えてリー
ドパワのモニタ精度等を向上することができる。
【0044】(3)他の実施例 なお上述の実施例においては、受光面を田の字状に分割
した受光素子を使用して所望のデータを記録再生する場
合について述べたが、本発明はこれに限らず、種々の形
態の受光素子を使用してデータを記録再生する場合に広
く適用することができる。
【0045】さらに上述の実施例においては、有機色素
系の情報記録層を使用して所望のデータを記録再生する
光デイスク装置に本発明を適用する場合について述べた
が、本発明はこれに限らず、熱磁気記録の手法を適用し
て所望のデータを記録再生する光デイスク装置等に広く
適用することができる。
【0046】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、ヘツドア
ンプの入力側に分流回路を介挿し、記録及び再生時でヘ
ツドアンプの入力レベルがほぼ等しくなるように、分流
回路の分流比を切り換えることにより、ヘツドアンプの
電流電圧変換効率を高い値に保持し得、さらにオフセツ
ト電圧の変化を低減し得、これによりトラツキング制
御、フオーカス制御の精度を従来に比して向上すること
ができる光デイスク装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による光デイスク装置の詳細
構成を示すブロツク図である。
【図2】その動作の説明に供する信号波形図である。
【図3】分流回路の動作の説明に供する信号波形図であ
る。
【図4】第2の実施例による光デイスク装置の詳細構成
を示すブロツク図である。
【図5】光デイスク装置の全体構成を示すブロツク図で
ある。
【図6】従来の光デイスク装置の詳細構成を示すブロツ
ク図である。
【図7】その動作の説明に供する信号波形図である。
【符号の説明】
1……光デイスク装置、2……光デイスク、4……レー
ザーダイオード、9……受光素子、10A〜10D、4
4……演算増幅回路、11A〜11D、31A〜31
D、32A〜32D、41、43……抵抗、12……ヘ
ツドアンプ、33A〜33D、46……スイツチ回路、
42、45……コンデンサ。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定のデイスク状記録媒体に光ビームを照
    射して所望のデータを上記デイスク状記録媒体に記録再
    生する光デイスク装置において、 記録時及び再生時で上記光ビームの光量を切り換えて、
    上記デイスク状記録媒体に上記光ビームを照射するレー
    ザ光源と、 上記デイスク状記録媒体で反射した上記光ビームの反射
    光を受光する受光素子と、 上記受光素子の出力電流を分流して分流電流を出力する
    分流回路と、 上記分流電流を電流電圧変換して出力するヘツドアンプ
    とを具え、上記分流回路は、記録時及び再生時で変化す
    る上記反射光の光量変化に対して、上記光量変化に追従
    して変化する上記分流電流の変化を抑圧するように、記
    録時及び再生時で分流比を切り換えることを特徴とする
    光デイスク装置。
  2. 【請求項2】上記分流回路は、 再生時、上記出力電流を直接出力することにより、上記
    出力電流を上記分流電流として上記ヘツドアンプに出力
    し、 記録時、記録時及び再生時の上記反射光の光量比で、上
    記出力電流を分流して上記分流電流を生成することを特
    徴とする請求項1に記載の光デイスク装置。
  3. 【請求項3】上記受光素子は、 上記デイスク状記録媒体の半径方向及び円周方向に受光
    面をそれぞれ分割して第1〜第4の受光部を形成し、上
    記第1〜第4の受光部は、それぞれ上記出力電流を出力
    する第1〜第4のフオトダイオードで形成され、 上記ヘツドアンプは、 上記第1〜第4のフオトダイオードのアノード電流又は
    カソード電流をそれぞれ電流電圧変換して出力する第1
    〜第4のヘツドアンプと、上記第1〜第4のフオトダイ
    オードのカソード電流又はアノード電流を加算して得ら
    れる加算電流を電流電圧変換して出力する第5のヘツド
    アンプで形成され、 上記分流回路は、 上記第1〜第4のヘツドアンプに対応して、上記第1〜
    第4のヘツドアンプに入力する上記第1〜第4のフオト
    ダイオードのアノード電流又はカソード電流をそれぞれ
    分流する第1〜第4の分流回路と、上記第5のヘツドア
    ンプに対応して、上記第5のヘツドアンプに入力する上
    記第1〜第4のフオトダイオードのカソード電流又はア
    ノード電流の加算電流を分流する第5の分流回路とで形
    成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の光デイスク装置。
  4. 【請求項4】上記第5のヘツドアンプは、上記第1〜第
    4のフオトダイオードのカソード電流又はアノード電流
    を抵抗加算することにより、上記第1〜第4のフオトダ
    イオードのカソード電流又はアノード電流の加算電流を
    生成し、所定の入力コンデンサを介して上記加算電流を
    入力して電流電圧変換して出力し、 上記第5の分流回路は、記録時、上記入力コンデンサと
    共に上記加算電流を分圧する分流コンデンサで形成され
    ることを特徴とする請求項3に記載の光デイスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009260503A (ja) * 2008-04-14 2009-11-05 Sharp Corp 受光アンプ素子、光ピックアップ、およびそれを備える光ディスク記録再生装置

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