JP2002358653A - 光学ピックアップ装置 - Google Patents

光学ピックアップ装置

Info

Publication number
JP2002358653A
JP2002358653A JP2001163721A JP2001163721A JP2002358653A JP 2002358653 A JP2002358653 A JP 2002358653A JP 2001163721 A JP2001163721 A JP 2001163721A JP 2001163721 A JP2001163721 A JP 2001163721A JP 2002358653 A JP2002358653 A JP 2002358653A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
circuit
operational amplifier
offset
pickup device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001163721A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuhiro Yamane
康広 山根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2001163721A priority Critical patent/JP2002358653A/ja
Publication of JP2002358653A publication Critical patent/JP2002358653A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Head (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 種類の異なる光ディスクから情報を再生する
際に光ディスクに応じて直流オフセットを制御すること
により確実な信号検出を可能とする。 【解決手段】 光ディスクに照射され光ディスクで反射
したレーザー光は複数の光電変換素子により受光され、
各光電変換素子から電流信号が出力される。この電流信
号は電圧信号に変換された後、加算回路16により加算
され再生信号として出力される。加算回路16は、直流
オフセットレベルが相互に異なる差動アンプ26、2
8、30を含み、光ディスクの種類の応じスイッチ3
2、34、36により切り替えて用いられる。これによ
り、光ディスクに応じて信号レベルを調整すべく後段の
ゲインを変更しても、信号処理回路には常に適切なオフ
セットレベルの再生信号が供給され、ただしく再生信号
が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光学ピックアップ装
置に関し、特に直流オフセットに係る問題の解決を図っ
た光学ピックアップ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光情報記録媒体の多様化にともない、1
台で、種類の異なる複数の光ディスクから情報再生を行
えるようにして利便性の向上を図った光ディスク装置が
存在する。このような光ディスク装置は、情報記録媒体
の種類によって反射率などの特性が異なり再生信号のレ
ベルが変化することから、情報記録媒体の種類に応じて
信号レベルを調整し、常に同一レベルの再生信号が得ら
れるように構成されている。
【0003】たとえば、CD(コンパクトディスク)、
CD−RW(書き込み可能CD)、シングルレイヤー型
DVD(Digital Versatile Dis
k)、デュアルレイヤー型DVDなどから情報を再生す
る場合、各情報記録媒体のタイプに応じて、情報記録媒
体に照射するレーザ光のパワーや、光ピックアップ部の
ゲイン、あるいは後段の増幅回路のゲインを切り替え、
情報記録媒体の種類によらず一定レベルの再生信号が得
られるように図られている(特開2000−25130
0号公報)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ように情報記録媒体の種類によりレーザー光のパワーを
変更した場合には、迷光(信号再生に直接寄与しない
光)の量も変化するため、直流オフセットも変化してし
まう。また、光ピックアップ部や後段の増幅回路のゲイ
ンを切り替えた場合には、ゲインの大きさによって直流
オフセットの大きさも変化する。その結果、情報記録媒
体ごとの直流オフセットのばらつきが大きくなり、後段
の信号処理回路で、再生信号が信号処理回路の入出力レ
ンジを越えてしまったり、あるいは信号処理に悪影響を
及ぼすといった問題が生じる場合があった。
【0005】図7は、再生信号における直流オフセット
の変化にともなう不具合を説明するための波形図であ
る。図7においてUDは、再生信号の信号処理回路の入
出力レンジの上限を表し、DDは同下限を表しいる。ま
た、THは、信号処理回路における信号検出のためのス
レッシュホールドレベルを表している。再生信号S1は
あるタイプの情報記録媒体の場合の再生信号であり、こ
の再生信号の振幅は上記DD〜UDの範囲内にあるた
め、信号処理回路はこの信号を正しく処理して検出する
ことができる。一方、再生信号S2、S3は、それぞれ
異なる種類の情報記録媒体に変えた場合の再生信号であ
り、再生信号S2は上限UDを越え、一方、再生信号S
3は下限DDを下回っているため、信号処理回路はこれ
らの信号を処理できず、したがって正しく検出すること
ができない。
【0006】また、信号処理回路は、再生信号がスレッ
シュホールドレベルTHを越えるタイミングや、下まわ
るタイミングを検出して、再生信号を検出するので、再
生信号S1のように直流オフセットが適切なら、タイミ
ングTAやTBで再生信号が検出されることになる。し
かし、再生信号S2、S3の場合には、いずれもスレッ
シュホールドレベルTHに係らないため、再生信号の検
出は不可能となる。
【0007】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、その目的は、種類の異なる光情報記録
媒体から情報を再生する際に光情報記録媒体に応じて直
流オフセットを制御することにより確実な信号検出を可
能とした光学ピックアップ装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、種類の異なる複数の光情報記録媒体からそれ
ぞれ情報を再生すべく前記光情報記録媒体に光を照射す
る光源と、前記光源により照射され前記光情報記録媒体
で反射した光を受光して電気信号を出力する受光素子と
を有する光学ピックアップ装置であって、前記受光素子
は、前記電気信号に含まれる直流オフセットを、前記光
情報記録媒体の種類に応じ切り替えて設定するオフセッ
ト切り替え手段を有することを特徴とする。
【0009】したがって、本発明の光学ピックアップ装
置では、オフセット切り替え手段により、光情報記録媒
体の種類に応じて受光素子の出力信号の直流オフセット
を切り替えることができ、光情報記録媒体によってゲイ
ンを変えて信号レベルを調整した場合でも、各光情報記
録媒体にそれぞれ適した直流オフセットを設定して、再
生信号を常に確実に検出することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施の形態例につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明の第1の実施
の形態例を構成する加算回路を示す回路図、図2は本発
明の第1の実施の形態例としての光学ピックアップ装置
を示す回路図である。図2に示した第1の実施の形態例
の光学ピックアップ装置2は、一例としてCD、シング
ルレイヤー型DVD、デュアルレイヤー型DVDの3種
類の光情報記録媒体、すなわち光ディスクからそれぞれ
情報を再生すべく構成され、そして光ディスクに光を照
射する不図示の光源と、光源により照射され光ディスク
で反射した光4を受光して電気信号を出力する受光素子
6と、増幅回路8と、再生信号を検出する信号処理回路
10とを含んでいる。受光素子6は、以下に詳しく説明
するように、電気信号に含まれる直流オフセットのレベ
ルを、光ディスクの種類に応じ切り替えて設定するオフ
セット切り替え手段を有している。
【0011】上記受光素子6は、光4を電気信号に変換
する複数の光電変換素子12(フォトダイオード)と、
各光電変換素子12が受光して出力する電流をそれぞれ
電圧に変換する複数の電流電圧変換回路14とを備え、
さらに、複数の電流電圧変換回路14の出力信号を加算
する加算回路16を備えている。各電流電圧変換回路1
4は、オペアンプ18と、オペアンプ18の出力端子と
反転入力端子との間に接続された抵抗20(帰還回路)
とを含み、光電変換素子12は、アノードをグランド側
にしてオペアンプ18の反転入力端子とグランドとの間
に接続され、オペアンプ18の非反転入力端子には基準
電圧源22より一定電圧が印加されている。
【0012】受光素子6の受光面(図示せず)には本実
施の形態例では少なくとも10の光電変換素子12が配
列されており、CDから信号を再生する場合にはそのう
ちの4つの光電変換素子12による検出結果を加算して
再生信号が生成され、一方、DVDから信号を再生する
場合にはそのうちの6つの光電変換素子12による検出
結果を加算して再生信号が生成される。上記加算回路1
6はこのような信号加算を行うために設けられている。
【0013】図1に示したように、加算回路16は、入
力部に差動アンプ部24を備え、上記オフセット切り替
え手段は差動アンプ部24における直流オフセットを、
光ディスクの種類に応じ切り替えて設定する。詳しく
は、差動アンプ部24は、出力における直流オフセット
レベルが相互に異なる差動アンプ26、28、30を含
み、オフセット切り替え手段は、スイッチ32、34、
36と、これらスイッチ32、34、36の制御回路3
8により構成され、光ディスクの種類に応じて差動アン
プ26、28、30を切り替える。具体的には、差動ア
ンプ26はCD再生時に用いられ、差動アンプ28、3
0はそれぞれシングルレイヤー型およびデュアルレイヤ
ー型DVDの再生時に用いられる。
【0014】各差動アンプ26、28、30は、図1に
示したように、トランジスター40、42および電流源
44を含み、トランジスター40、42のエミッターは
共通に接続され、スイッチ32、34、36のいずれか
を通じて電流源44の一端に接続されている。電流源4
4の他端はグランドに接続されている。また、トランジ
スター40のベースには入力抵抗46を通じて、各電流
電圧変換回路14の出力信号48が入力され、一方、ト
ランジスター42のベースには帰還抵抗50を通じて加
算回路16の出力信号が入力され、また抵抗52を通じ
て基準電圧54が印加されている。本実施の形態例、差
動アンプ26、28、30のそれぞれの直流オフセット
は、一例として各差動アンプのトランジスタ40、42
のエミッター電流をあらかじめ差動アンプ26、28、
30ごとに異なるように設定することで、それぞれ異な
るレベルに設定されている。各差動アンプ26、28、
30には共通に負荷回路56が接続され、そして差動ア
ンプ26、28、30の出力信号は、出力回路58を通
じて低インピーダンスで外部に出力される。
【0015】この加算回路16は、1つの差動アンプ、
たとえば差動アンプ26に注目した場合、周知のオペア
ンプによる加算回路と等価である。図3はオペアンプで
表した加算回路16の等価回路を示す回路図であり、図
1と同一の要素には同一の符号が付されている。オペア
ンプ60の反転入力端子は差動アンプ26を構成するト
ランジスター42のベースであり、非反転入力端子はト
ランジスター40のベースである。そして、オペアンプ
60の出力端子と反転入力端子との間に帰還抵抗50が
接続され、また、反転入力端子には抵抗52を通じて基
準電圧54が印加されている。そして、オペアンプ60
の非反転入力端子に入力抵抗46を通じて、各電流電圧
変換回路14の出力信号48が入力されている。なお、
図3ではオフセット切り替え手段は省略されている。
【0016】このような構成において、CD再生時に
は、制御回路38は端子38Aからの切り替え信号にも
とづいてスイッチ32のみをオンに設定し、その結果、
差動アンプ26が動作する。そして、この差動アンプ2
6の直流オフセットレベルはCDから再生信号を得るた
めに適したレベルに設定されており、したがって、信号
レベルをCDに適したものとすべく後段の増幅回路8の
ゲインを設定したとしても、信号処理回路10には適切
な直流オフセットレベルの再生信号が供給され、信号処
理回路10は再生信号を確実に検出することができる。
【0017】また、シングルレイヤー型またはデュアル
レイヤー型DVDの再生時には、制御回路38による制
御のもとでスイッチ34またはスイッチ36のみがオン
に設定され、その結果、差動アンプ28または差動アン
プ30が動作する。そして、これら差動アンプ28、3
0の直流オフセットレベルはそれぞれシングルレイヤー
型またはデュアルレイヤー型DVDから再生信号を得る
ために適したレベルに設定されており、したがって、信
号レベルをシングルレイヤー型またはデュアルレイヤー
型DVDに適したものとすべく後段の増幅回路8のゲイ
ンを切り替えたとしても、信号処理回路10には適切な
直流オフセットレベルの再生信号が供給され、信号処理
回路10は再生信号を確実に検出することができる。
【0018】なお、本実施の形態例では、増幅回路8を
設けて再生信号の信号レベルを光ディスクのタイプに応
じて切り替え設定するとしたが、信号レベルの調整は、
レーザ光源の出力を切り替えたり、電流電圧変換回路1
4のゲインあるいは加算回路16自体のゲインを切り替
えることで行ってもよく、その場合には、増幅回路8は
設けず、加算回路16の出力を直接信号処理回路10に
供給すればよい。
【0019】次に、本発明の第2の実施の形態例につい
て説明する。図4は、本発明の第2の実施の形態例とし
ての光学ピックアップ装置を構成する受光素子の一部を
示す回路図である。図中、図2と同一の要素には同一の
符号が付されている。なお、第2の実施の形態例の光学
ピックアップ装置は、基本的な構成は図2に示した光学
ピックアップ装置と同種であるが、加算回路においてで
はなく、各電流電圧変換回路で直流オフセットレベルを
切り替えるべく構成されている点で上記光学ピックアッ
プ装置と異なっている。また、図4は図2における各電
流電圧変換回路14周辺に相当する回路部分を示してい
る。
【0020】第2の実施の形態例では、図4に示したよ
うに、受光素子は第1の実施の形態例の場合と同様、オ
ペアンプ18および抵抗20により構成された電流電圧
変換回路66を含み、光電変換素子12が光ディスクか
らの反射光を受光して生成した電流は電流電圧変換回路
66により電圧に変換される。
【0021】そして、この電流電圧変換回路66は、オ
フセット切り替え回路68を備えている点で上記電流電
圧変換回路14と異なり、オフセット切り替え回路68
は、電圧が相互に異なる複数の電圧源V1、V2、…、
Vn(nは正の整数)と、同電圧源のうちのいずれかの
電圧をオペアンプ18の非反転入力端子に供給すべく、
電圧源を切り替えるスイッチS1、S2、…、Snと、
これらのスイッチの制御回路70とにより構成されてい
る。
【0022】このような構成において、CD、シングル
レイヤー型DVD、デュアルレイヤー型DVDなど、い
ずれのタイプの光ディスクから情報を再生するかに応じ
て、制御回路70は各光ディスクに対応するスイッチS
1、S2、…、Snのいずれかをオンに設定する。これ
によりスイッチS1、S2、…、Snに直列に接続され
た電圧源V1、V2、…、Vnのいずれかの電圧がオペ
アンプ18の非反転入力端子に印加され、オペアンプ1
8の出力において適切な直流オフセットが設定される。
したがって、光ディスクの種類により、電流電圧変換回
路66や加算回路、あるいは後段の増幅回路などのゲイ
ンを変更したとしても、信号処理回路には常に適切な直
流オフセットレベルの再生信号が供給され、信号処理回
路は光ディスクの種類によらず確実に再生信号を検出す
ることができる。
【0023】次に、本発明の第3の実施の形態例につい
て説明する。図5は、本発明の第3の実施の形態例とし
ての光学ピックアップ装置を構成する受光素子の一部を
示す回路図である。図中、図2と同一の要素には同一の
符号が付されている。なお、第3の実施の形態例の光学
ピックアップ装置は、基本的な構成は図2に示した光学
ピックアップ装置と同種であるが、加算回路においてで
はなく、各電流電圧変換回路で直流オフセットレベルを
切り替えるべく構成されている点で上記光学ピックアッ
プ装置と異なっている。また、図5は図2における各電
流電圧変換回路14周辺に相当する回路部分を示してい
る。
【0024】第3の実施の形態例では、図5に示したよ
うに、受光素子は第1の実施の形態例の場合と同様、オ
ペアンプ18および抵抗20により構成された電流電圧
変換回路72を含み、光電変換素子12が光ディスクか
らの反射光を受光して生成した電流は電流電圧変換回路
72により電圧に変換される。
【0025】そして、この電流電圧変換回路72は、オ
フセット切り替え回路74を備えている点で上記電流電
圧変換回路14と異なり、オフセット切り替え回路74
は、出力する電流が相互に異なる複数の電流源I1、I
2、…、Inと、同電流源のうちのいずれかの電流を光
電変換素子12からの電流に加えるべく、電流源を切り
替えるスイッチS1、S2、…、Snと、これらのスイ
ッチの制御回路70とを含み、また、オペアンプ18の
非反転入力端子には基準電圧源22より一定電圧が印加
されている。
【0026】このような構成において、CD、シングル
レイヤー型DVD、デュアルレイヤー型DVDなど、い
ずれのタイプの光ディスクから情報を再生するかに応じ
て、制御回路70は各光ディスクに対応するスイッチS
1、S2、…、Snのいずれかをオンに設定する。これ
によりスイッチS1、S2、…、Snに直列に接続され
た電流源I1、I2、…、Inのいずれかの電流が、光
電変換素子12からの電流に加えられ、オペアンプ18
の出力において適切な直流オフセットが設定される。し
たがって、光ディスクの種類により、電流電圧変換回路
72や加算回路、あるいは増幅回路などのゲインを変更
したとしても、信号処理回路には常に適切な直流オフセ
ットレベルの再生信号が供給され、信号処理回路は光デ
ィスクの種類によらず確実に再生信号を検出することが
できる。
【0027】次に、本発明の第4の実施の形態例につい
て説明する。図6は、本発明の第4の実施の形態例とし
ての光学ピックアップ装置を構成する受光素子の一部を
示す回路図である。図中、図2と同一の要素には同一の
符号が付されている。なお、第4の実施の形態例の光学
ピックアップ装置は、基本的な構成は図2に示した光学
ピックアップ装置と同種であるが、加算回路16におい
てではなく、各電流電圧変換回路で直流オフセットレベ
ルを切り替えるべく構成されている点で上記光学ピック
アップ装置と異なっている。また、図6は図2における
各電流電圧変換回路14周辺に相当する回路部分を示し
ている。
【0028】第4の実施の形態例では、図6に示したよ
うに、受光素子は第1の実施の形態例の場合と同様、オ
ペアンプ18および抵抗20により構成された電流電圧
変換回路76を含み、光電変換素子12が光ディスクか
らの反射光を受光して生成した電流は電流電圧変換回路
76により電圧に変換される。
【0029】そして、この電流電圧変換回路76は、オ
ペアンプ18の非反転入力端子とグランドとの間に挿入
されたオフセット切り替え回路78を備えている点で上
記電流電圧変換回路14と異なり、オフセット切り替え
回路78は、抵抗値が相互に異なる複数の抵抗R1、R
2、…、Rnと、同抵抗にそれぞれ直列に接続されたス
イッチS1、S2、…、Snと、各スイッチの一方の端
子とグランドとの間に接続された基準電圧源22と、上
記スイッチの制御回路70とにより構成されている。
【0030】このような構成において、CD、シングル
レイヤー型DVD、デュアルレイヤー型DVDなど、い
ずれのタイプの光ディスクから情報を再生するかに応じ
て、制御回路70は各光ディスクに対応するスイッチS
1、S2、…、Snのいずれかをオンに設定する。これ
によりスイッチS1、S2、…、Snに直列に接続され
た抵抗R1、R2、…、Rnがオペアンプ18の非反転
入力端子と基準電圧源22の一方の端子との間に挿入さ
れる。その結果、オペアンプ18の非反転端子には、挿
入された抵抗に応じた大きさの電流が流れ、オペアンプ
18の出力において適切な直流オフセットが設定され
る。したがって、光ディスクの種類により、電流電圧変
換回路76や加算回路、あるいは増幅回路などのゲイン
を変更したとしても、信号処理回路には常に適切な直流
オフセットレベルの再生信号が供給され、信号処理回路
は光ディスクの種類によらず確実に再生信号を検出する
ことができる。
【0031】なお、第1の実施の形態例では、上述のよ
うに加算回路16において、直流オフセットが相互に異
なる差動アンプ26、28、30を切り替えることで、
光ディスクの種類に応じて直流オフセットを切り替える
としたが、これ以外にも、加算回路16が図3に示した
ように基本的にオペアンプにより構成されていることか
ら、上記第2ないし第4の実施の形態例の手法を加算回
路に適用して直流オフセットを切り替える構成とするこ
とも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、種類の異
なる複数の光情報記録媒体からそれぞれ情報を再生すべ
く前記光情報記録媒体に光を照射する光源と、前記光源
により照射され前記光情報記録媒体で反射した光を受光
して電気信号を出力する受光素子とを有する光学ピック
アップ装置であって、前記受光素子は、前記電気信号に
含まれる直流オフセットを、前記光情報記録媒体の種類
に応じ切り替えて設定するオフセット切り替え手段を有
することを特徴とする。
【0033】したがって、本発明の光学ピックアップ装
置では、オフセット切り替え手段により、光情報記録媒
体の種類に応じて受光素子の出力信号の直流オフセット
を切り替えることができ、光情報記録媒体によってゲイ
ンを変えて信号レベルを調整した場合でも、各光情報記
録媒体にそれぞれ適した直流オフセットを設定して、再
生信号を常に確実に検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態例を構成する加算回
路を示す回路図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態例としての光学ピッ
クアップ装置を示す回路図である。
【図3】加算回路の等価回路を示す回路図である。
【図4】本発明の第2の実施の形態例としての光学ピッ
クアップ装置を構成する受光素子の一部を示す回路図で
ある。
【図5】本発明の第3の実施の形態例としての光学ピッ
クアップ装置を構成する受光素子の一部を示す回路図で
ある。
【図6】本発明の第4の実施の形態例としての光学ピッ
クアップ装置を構成する受光素子の一部を示す回路図で
ある。
【図7】再生信号における直流オフセットの変化にとも
なう不具合を説明するための波形図である。
【符号の説明】
2……光学ピックアップ装置、4……光、6……受光素
子、8……増幅回路、10……信号処理回路、12……
光電変換素子、14……電流電圧変換回路、16……加
算回路、18……オペアンプ、20……抵抗、22……
基準電圧源、24……差動アンプ部、26……差動アン
プ、28……差動アンプ、30……差動アンプ、32…
…スイッチ、34……スイッチ、36……スイッチ、3
8……制御回路、40……トランジスター、42……ト
ランジスター、44……電流源、46……入力抵抗、4
8……出力信号、50……帰還抵抗、52……抵抗、5
4……基準電圧、56……負荷回路、58……出力回
路、60……オペアンプ、66……電流電圧変換回路、
68……オフセット切り替え回路、70……制御回路、
72……電流電圧変換回路、74……オフセット切り替
え回路、76……電流電圧変換回路、78……オフセッ
ト切り替え回路。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 種類の異なる複数の光情報記録媒体から
    それぞれ情報を再生すべく前記光情報記録媒体に光を照
    射する光源と、前記光源により照射され前記光情報記録
    媒体で反射した光を受光して電気信号を出力する受光素
    子とを有する光学ピックアップ装置であって、 前記受光素子は、前記電気信号に含まれる直流オフセッ
    トを、前記光情報記録媒体の種類に応じ切り替えて設定
    するオフセット切り替え手段を有することを特徴とする
    光学ピックアップ装置。
  2. 【請求項2】 前記受光素子は、光を電気信号に変換す
    る複数の光電変換素子と、各光電変換素子が受光して出
    力する電流をそれぞれ電圧に変換する複数の電流電圧変
    換回路と、前記複数の電流電圧変換回路の出力信号を加
    算する加算回路とを含み、前記加算回路は、入力部に差
    動アンプ部を備え、前記オフセット切り替え手段は前記
    差動アンプ部における直流オフセットを、前記光情報記
    録媒体の種類に応じ切り替えて設定することを特徴とす
    る請求項1記載の光学ピックアップ装置。
  3. 【請求項3】 前記差動アンプ部は、直流オフセットが
    異なる複数の差動アンプから成り、前記オフセット切り
    替え手段は、前記光情報記録媒体の種類に応じて前記複
    数の差動アンプのうちの1つを動作させることを特徴と
    する請求項2記載の光学ピックアップ装置。
  4. 【請求項4】 前記受光素子は、光を電気信号に変換す
    る光電変換素子と、前記光電変換素子が受光して出力す
    る電流を電圧に変換する電流電圧変換回路とを含み、前
    記オフセット切り替え手段は前記電流電圧変換回路にお
    ける直流オフセットを、前記光情報記録媒体の種類に応
    じ切り替えて設定することを特徴とする請求項1記載の
    光学ピックアップ装置。
  5. 【請求項5】 前記電流電圧変換回路は、オペアンプ
    と、前記オペアンプの出力端子と反転入力端子との間に
    接続された帰還回路とを含み、前記光電変換素子は前記
    オペアンプの反転入力端子と基準電位点との間に接続さ
    れ、前記オフセット切り替え手段は、複数の電圧源と、
    前記複数の電圧源のうちのいずれかの電圧を前記オペア
    ンプの非反転入力端子に供給すべく前記電圧源を切り替
    えるスイッチ手段とを含んで構成されていることを特徴
    とする請求項4記載の光学ピックアップ装置。
  6. 【請求項6】 前記電流電圧変換回路は、オペアンプ
    と、前記オペアンプの出力端子と反転入力端子との間に
    接続された帰還回路とを含み、前記光電変換素子は前記
    オペアンプの反転入力端子と基準電位点との間に接続さ
    れ、前記オペアンプの非反転入力端子には一定電圧が印
    加され、前記オフセット切り替え手段は、複数の電流源
    と、前記複数の電流源のうちのいずれかの電流を前記光
    電変換素子が生成した電流に加えるべく電流源を切り替
    えるスイッチ手段とを含んで構成されていることを特徴
    とする請求項4記載の光学ピックアップ装置。
  7. 【請求項7】 前記電流電圧変換回路は、オペアンプ
    と、前記オペアンプの出力端子と反転入力端子との間に
    接続された帰還回路とを含み、前記光電変換素子は前記
    オペアンプの反転入力端子と基準電位点との間に接続さ
    れ、前記オフセット切り替え手段は、一定電圧を発生す
    る電圧源と、複数の抵抗と、前記電圧源に対し前記複数
    の抵抗のうちのいずれかを直列に接続して前記電圧源と
    前記抵抗との直列回路を、前記オペアンプの非反転入力
    端子と基準電位点との間に形成するスイッチ手段とを含
    むことを特徴とする請求項4記載の光学ピックアップ装
    置。
JP2001163721A 2001-05-31 2001-05-31 光学ピックアップ装置 Pending JP2002358653A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001163721A JP2002358653A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 光学ピックアップ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001163721A JP2002358653A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 光学ピックアップ装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002358653A true JP2002358653A (ja) 2002-12-13

Family

ID=19006633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001163721A Pending JP2002358653A (ja) 2001-05-31 2001-05-31 光学ピックアップ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002358653A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007052842A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Sony Corp 光ピックアップ装置及び光ディスク装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007052842A (ja) * 2005-08-17 2007-03-01 Sony Corp 光ピックアップ装置及び光ディスク装置
JP4544093B2 (ja) * 2005-08-17 2010-09-15 ソニー株式会社 光ピックアップ装置及び光ディスク装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6683836B2 (en) Laser control device
JP2889803B2 (ja) レベル設定回路
GB2382873A (en) Apparatus and method for detecting beam power in optical drive
JP2007135106A (ja) 光電流増幅回路、及び光ピックアップ装置
US20050063270A1 (en) Amplifier circuit for optical desk drive
WO2010064442A1 (ja) 受光増幅回路および光ディスク装置
JP2002358653A (ja) 光学ピックアップ装置
JPH10162382A (ja) トラッキングバランス補正装置
JP3847910B2 (ja) 光ディスク再生システムのトラッキング制御装置
JP4566893B2 (ja) 受光増幅回路、及び、光ピックアップ装置
JP3764308B2 (ja) トラッキングエラーバランス調整回路およびそれを用いた光ディスク再生装置
JP4835734B2 (ja) 光検出装置および光ディスク装置
JP3838043B2 (ja) 光ディスク装置
JP4453706B2 (ja) 光検出装置
JPH087319A (ja) レーザダイオードの光量自動調整回路
JP3092758B2 (ja) 光デイスク記録再生装置
JP2002197668A (ja) 光学式情報記録媒体の情報再生装置
JP2005100568A (ja) 受光アンプ回路および光ピックアップ装置
JP2005056533A (ja) 光ディスク装置
JP4641000B2 (ja) 受光アンプ回路および光ピックアップ
JP2002043859A (ja) 電圧電流変換回路
KR100230229B1 (ko) 광디스크장치의 재생신호증폭기
JP2005303684A (ja) 利得可変増幅回路および光ピックアップ装置
JP2009289369A (ja) 光電変換装置
JP2009038648A (ja) 光ピックアップ用受光アンプ回路、及びそれを用いた光ピックアップ装置