JPH06317846A - マイクロフィルムリーダのマスキング方法および装置 - Google Patents

マイクロフィルムリーダのマスキング方法および装置

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JPH06317846A
JPH06317846A JP12476593A JP12476593A JPH06317846A JP H06317846 A JPH06317846 A JP H06317846A JP 12476593 A JP12476593 A JP 12476593A JP 12476593 A JP12476593 A JP 12476593A JP H06317846 A JPH06317846 A JP H06317846A
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Takahiro Hideshima
隆裕 秀島
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スクリーンに投影されるマイクロフィルムの
一定領域のうち黒枠を消去し、またプリンタなどに出力
される出力領域をスクリーン上で識別できるようにす
る。 【構成】 マイクロフィルムの一定領域を読出し、2値
化して得た画像信号が示す画素の配列から黒枠を検出
し、この黒枠を除去して出力される領域をスクリーン上
に識別可能に表示する一方、この黒枠を除去した領域を
出力できるようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネガのマイクロフィル
ムにおいて画像の周囲に生じる黒枠を検出して消去して
出力するマイクロフィルムリーダのマスキング方法と、
この方法の実施に直接使用する装置とに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ネガのマイクロフィルムでは原稿の画像
の外側を囲むように透明な画像無しの部分ができる。こ
のマイクロフィルムから原稿の画像をプリント出力する
場合、原稿の全範囲が出力範囲から外れないように原稿
よりも大きい範囲を出力する必要がある。
【0003】図7はマイクロフィルムとプリント出力と
の関係を示すものである。マイクロフィルム10には一
定寸法の原稿の画像12、14がネガの像として記録さ
れている。プリント出力される範囲16は決まっている
から、この範囲16をプリント出力すると、プリント用
紙18、20には画像12、14のプリント像12A、
14Aの外側に黒枠22、24が発生する。
【0004】この黒枠22、24を自動判別してマスキ
ングする方法が従来より提案されている。その1つの方
法は、一定間隔(例えば1mm)ごとの走査ライン26上
の画像をラインセンサで読取った時に、画像信号が連続
して一定数N(例えば224)個の黒画素を出力すれば
黒枠22、24と判定するものである。なおこの一定数
N=224は例えば原稿上で14mmに対応する長さで
ある。
【0005】この方法は図7に(A)で示すように、走
査ライン26上の画素の分布が白画素から黒画素に変っ
た座標Xから、黒画素がN個連続している座標xを検出
し、この座標xからN画素分遡った座標X=x−Nを黒
枠と判定するものである。そして一定間隔(例えば1mm
間隔)ごとのn、n+1、n+2、…番目の走査ライン
26に対して順に黒枠の座標Xn 、Xn+1 、Xn+2 、…
を同様に求め、各座標Xn 、Xn+1 、…をつなぐ黒枠範
囲すなわちマスキング範囲を求めるものである。
【0006】一方マイクロフィルムには規定寸法のコマ
が一定間隔ごとに写し込まれているが、このマイクロフ
ィルムから一定領域を読出し表示するスクリーンやCR
Tなどの表示手段の寸法は決まっているから、マイクロ
フィルムの停止位置などの関係によっては、表示範囲内
に複数の画像が入ったり画像の一部が表示範囲から外れ
ることがある。またマイクロフィルムによっては、手形
や小切手などのような小型の原稿を複数枚あるいは表裏
並べて写し込むことがあり、この場合にも1つの表示範
囲内に複数の画像が入ることになる。
【0007】
【従来技術の問題点】このように黒枠を自動で検出して
マスキングしプリンタなどに出力する場合、スクリーン
上に投影された画像に対してはどの領域がマスキングさ
れて出力されるのか知ることができない。このためプリ
ント出力に先行してプリント出力される領域を確認する
ことができず、不便であった。またスクリーンの表示範
囲内に複数の画像が含まれる場合には、複数の画像から
一部の画像だけを選択し他の画像を黒枠として消去する
ことが考えられるが、この場合には、どの画像が選択さ
れてプリント出力されるのか知ることができず、同様の
不便があった。
【0008】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、黒枠を自動で検出しマスキングしてプリン
タなどに出力する場合に、マスキングされないで出力さ
れる範囲をスクリーン上で容易に確認できるようにする
マイクロフィルムリーダのマスキング方法を提供するこ
とを第1の目的とする。またこの方法に実施に直接用い
る装置を提供することを第2の目的とする。
【0009】
【発明の構成】本発明によれば第1の目的は、マイクロ
フィルムの一定領域をスクリーンに拡大投影する一方、
この投影画像を読出し2値化して得た画像信号が示す画
素の配列から黒枠を検出し、この黒枠を消去した画像を
出力する方法において、前記黒枠を消去した画像を出力
するのに先行して、前記スクリーンに前記黒枠として消
去されない出力領域を識別可能にしたことを特徴とする
マイクロフィルムリーダのマスキング方法により達成さ
れる。
【0010】ここにスクリーンの表示範囲に含まれる複
数の画像のうちから一部の画像を選択し、他の画像を黒
枠と共に消去すると共に、選択した画像の領域をスクリ
ーン上で識別できるように表示可能にするのが望まし
い。またトリミング範囲内に含まれる画像の一部を選択
画像とする場合には、トリミング範囲とこの選択画像と
を区別して識別できるようにスクリーンに表示可能にす
ることが望ましい。
【0011】また他の目的は、マイクロフィルムの一定
領域をスクリーンに拡大投影する光学系と、前記一定領
域を読出す画像読取り手段と、この画像読取り手段の出
力を2値化する2値化手段と、2値化した画像信号が示
す画素の配列から黒枠を検出する黒枠検出手段と、検出
した黒枠を消去するマスキング手段とを備えるマイクロ
フィルムリーダのマスキング装置において、前記スクリ
ーンには黒枠として消去されない出力領域を識別するた
めの出力領域表示手段が設けられていることを特徴とす
るマイクロフィルムリーダのマスキング装置により達成
される。
【0012】ここにスクリーンに設ける出力領域表示手
段は、スクリーンの直交する2辺に沿って配列された発
光ダイオードアレイにより構成することができる。
【0013】
【実施例】図1は本発明の一実施例の全体構成図、図2
はその動作を示す動作流れ図、図3はその黒枠修正の詳
細な動作流れ図、図4は本発明によるスクリーン表示例
およびプリント出力例を示す図、図5は同じく他の出力
例を示す図、図6はヒストグラムを示す図である。
【0014】図1において符号30はマイクロフィルム
であり、2つのリール32、34の一方から他方へ巻取
られて走行する。このフィルム30には光源36の光が
下方から導かれ、このフィルム30の透過光は投影レン
ズ38、像回転プリズム40、反射ミラー42、44、
46を経てスクリーン48に背面から導かれる。
【0015】スクリーン48の背面には縦長の可動板5
0が水平方向に移動可能に設けられ、この可動板50に
CCDラインセンサ52が取付けられている。従ってこ
のラインセンサ52に入射した画像を読取りながら可動
板50を水平方向に移動させることによりスクリーン4
8の画像を読取ることができる。
【0016】1回目の画像読取り時には、このラインセ
ンサ52の出力信号は、図1に示す切換スイッチ54を
介して第1の2値化手段56およびしきい値検出手段5
8に入力される。2回目の画像読取り時には第2の2値
化手段60に入力される。
【0017】前記したように黒枠検出のための走査ライ
ン26(図7)は、一定間隔(例えば1mm間隔)ごとに
読取られるから、各走査ライン26の間には画像読取り
密度に対応した他の走査ラインが残っていることにな
る。例えば1mm幅を16本の走査ライン26で読取る場
合には、黒枠検出用走査ライン26の間に、15本の走
査ラインがあることになる。
【0018】黒枠検出用走査ライン26以外の走査ライ
ン、あるいは黒枠検出用走査ライン26を含む全ての走
査ラインは、後記するようにしきい値DTHを求めるため
に用いられる。本発明では一定間隔ごとの黒枠検出用走
査ライン26は第1の2値化手段56に入力され、その
他の走査ラインはしきい値検出手段58に入力される。
【0019】黒枠検出手段58はヒストグラム作成手段
62と、しきい値演算手段64とを有する。ヒストグラ
ム作成手段62は、黒枠検出用走査ライン26以外の走
査ラインを読取ったラインセンサ52の画像信号を用い
て、図6に示す濃度ヒストグラムを作成する。このヒス
トグラムは、各画素の濃度Dに対する画素数の分布を示
すものである。
【0020】ここにヒストグラム作成手段62は、n番
目の黒枠検出用走査ライン26(n)と、その前の(n
−1)番目の黒枠検出用走査ライン26(n−1)との
間にある15本の走査ラインによってヒストグラムを求
める。しきい値演算手段62は、このヒストグラムを用
いて、n番目の黒枠検出用走査ライン26(n)に用い
るしきい値DTH(n)を演算する。
【0021】例えば図6に示すヒストグラムにおいて、
白側の山P1 は、図7における画像12、14の外側の
フィルム10が透明な部分によりできたものである。ま
た黒側の山P2 は画像12、14内の背景によりできた
ものである。従って必要な画像は2つの山P1 とP2
間に分布することになる。しきい値演算手段64は、山
2 の濃度D2 に対して一定割合(例えば70%)の濃
度DTHを2値化のためのしきい値として求め、この結果
をメモリする。
【0022】しきい値検出手段58では、(n−1)番
目とn番目の黒枠検出用走査ライン26(n−1)、2
6(n)の間にある15本の走査ラインにより前記のよ
うにしてしきい値DTH(n)を求める。このしきい値D
TH(n)はその後に読取るn番目の黒枠検出用走査ライ
ン26(n)の黒枠検出に用いられる。なおこの際(n
−1)番目の黒枠検出用走査ライン26(n−1)も含
めてヒストグラムを作ってもよい。
【0023】第1の2値化手段56は、このようにして
しきい値検出手段58で求めたしきい値DTH(n)を用
いてn番目の走査ライン26(n)の画像信号を2値化
する。この2値化した信号は、黒枠検出手段66に入力
され、ここで黒枠が検出されてメモリされる。
【0024】黒枠検出手段66は種々の方法で黒枠2
2、24(図7参照)を検出する。例えば前記したよう
に、画像12の範囲に走査ライン26が入って、連続し
てN個の黒画素が続いたことから黒枠を検出するように
してもよい(図7の(A)参照)。また図7の(B)に
示すように、連続するN(例えば160)画素のうちa
%(例えば30%)が黒画素となることから黒枠の存在
を検出し、この黒画素数がa%になった座標xからNb
画素分遡った座標X=x−Nbを黒枠と決めてもよい。
【0025】この場合Nb画素は、N画素の範囲を(1
−b):bの割合に分割する座標までのドット数を示
し、b≒aに設定するのが望ましい。なお以上の説明は
走査が画像12、14の外側から画像12、14内に入
る場合について説明したが、走査が画像12、14の内
側から外へ出る場合には、以上の説明の黒画素と白画素
とを逆にすればよい。このようにして種々の方法で黒枠
が検出されると、各走査ライン26に対し求めた黒枠の
点を結んで黒枠範囲が決定され、この黒枠範囲はメモリ
される。
【0026】一方マイクロフィルム30の一定領域がス
クリーン48に投影されて表示される範囲には、図4、
5に示すように複数の画像が同時に含まれることがあ
る。図4、5で10A、10Bはマイクロフィルム、1
6A、16Bはプリント用紙18Aに出力される一定領
域である。
【0027】図4のマイクロフィルム10Aの一定領域
16Aには画像12Cと画像12Dの一部とが含まれて
いる。また図5のマイクロフィルム10Bの一定領域1
6Bには、手形等の表裏の画像12E、12e、12
F、12f、12G、12g、等が含まれている。
【0028】図4の一定領域16A内の黒枠22Aは、
前記黒枠検出手段66に検出されメモリされる。図5の
一定領域16Bからは、必要な画像(例えば12f)を
含む適宜の領域16Cがトリミング手段(図示せず)に
より抽出され、この抽出した領域16Cの黒枠22Bが
前記黒枠検出手段66により検出され、メモリされる。
【0029】図1で67は黒枠修正手段である。この黒
枠修正手段67は、プリンタなどに出力する一定の領域
16(図7)、16A(図4)、あるいは抽出した領域
16C(図5)に複数の画像が含まれている場合に、必
要な画像のみを選択し、選択されない画像を黒枠と同様
に黒に書換える。
【0030】例えば図4の場合には、2つの画像12
C、12Dの一方12Cを選択画像とし画像12Dの領
域を黒にする。同様に図5の場合には、1つの画像例え
ば12fを選択画像として他の画像の領域を黒にする。
このように黒に書き換えられた領域は修正された黒枠と
してメモリされる。
【0031】選択画像は、一定領域16Aあるいは抽出
領域16Cの予め決めた位置の画像を自動で選択するこ
とができる。例えば左端、右端、左上隅、左下隅などの
画像を選択画像とする。なお選択画像の選択は、スクリ
ーン48上の座標をキーボードから入力してもよい。ま
たラインセンサ52で読取った画像をCRTや液晶板な
どの表示手段に表示し、この表示手段上でタッチパネル
やマウスやキーボードなどから選択画像を指定してもよ
い。
【0032】以上のように1回目の画像読取りにより、
黒枠の検出としきい値のDTH(n)の検出とが行われ
る。そして2回目の画像読取り時には、この求めたしき
い値DTH(n)を用いて第2の2値化手段60において
2値化する。すなわちn番目の走査ライン26(n)付
近の画像に対してはしきい値DTH(n)を用いて2値化
し、画像読取り領域に応じてその付近のしきい値DTH
順次メモリから読出して用いる。
【0033】この2値化した出力信号は画像処理手段6
8に入力される。この画像処理手段68は画像の拡大・
圧縮を行ったり、微分処理によるエッジ強調、細線化処
理、デイザ処理、等の種々の空間フィルタリング処理を
行う。
【0034】どこのような画像処理が行われた画像信号
はマスキング手段70において黒枠などの不要な範囲が
マスキング処理されて、出力手段72に出力される。こ
こに用いる黒枠は、黒枠修正手段67により不要な画像
を黒枠とする修正を行ったものを用いる。出力手段72
は例えばプリンタで形成され、画像処理された画像信号
からマスキング範囲を消去してプリント出力する。
【0035】一方前記スクリーン48には左辺および上
辺に隣接して出力領域表示手段としてのLEDアレイ7
4、76が取付けられている。このLEDアレイ74、
76は多数の発光ダイオードを一列に密着させて並べた
ものである。このLEDアレイ74、76は、前記黒枠
修正手段67において設定された黒枠の範囲を除く範
囲、すなわち画像として出力される範囲(出力範囲)1
2Cあるいは12fの縦方向への投影範囲Xと、横方向
への投影範囲Yとが点灯する。
【0036】従って両LEDアレイ74、76の点灯範
囲X、Yで囲まれる範囲を出力範囲として識別できる。
操作者はプリント出力を指示する前に、スクリーン48
の画像と、これらLEDアレイ74、76の点灯位置と
を見てプリント出力される範囲(出力範囲)を容易に確
認することができる。
【0037】なお図5に示す実施例のように、トリミン
グで抽出した領域16Cの中から一部の画像12fを選
択する場合には、トリミング領域16Cの縦方向および
横方向の投影範囲x、yを両LEDアレイ74、76に
範囲X、Yと区別可能に表示するのが望ましい。例えば
LEDアレイ74、76を範囲x、yで連続点灯させる
と共に、範囲X、Yでは点滅させるようにすることがで
きる。
【0038】次に図2を用いて動作を説明する。1回目
の画像読取り(スキャン)を行う時には(ステップ10
0)、まず走査ラインの順番mを1に初期化する(ステ
ップ102)。そしてこの順番mが黒枠検出用走査ライ
ン26に一致するか否かを判別する(ステップ10
4)。すなわち黒枠検出用走査ライン26は一定間隔例
えば16本の走査ラインごとに現れるから、mが16の
整数倍16I(ただしIは整数)となる時は黒枠検出用
走査ライン26であり、m≠16Iの走査ラインはヒス
トグラム検出用のものとされる。
【0039】従って最初のm=1から15まではm≠1
6Iなので、この間の走査ラインによりヒストグラムが
求められ(ステップ106)、しきい値DTH(1)が演
算されてメモリされる(ステップ108)。m=16に
なると1番目の黒枠検出用走査ライン26(1)である
から、この直前に求めたしきい値DTH(1)を用いて第
1の2値化手段56で2値化され(ステップ110)、
さらに黒枠が検出されてメモリされる(ステップ11
2)。以上の動作を繰り返し、画像全体の領域に対して
処理が終ると(ステップ114、116)、2回目のス
キャンに入る(ステップ118)。
【0040】2回目のスキャンに先行して、ステップ1
12で求めた黒枠から1つまたは複数の画像を選択し、
この選択画像以外を黒に書き換える黒枠修正処理を行う
(ステップ113)。この黒枠修正処理は図3に示す手
順により行われる。まず黒枠検出した後(ステップ11
2)、複数の画像が含まれているか否か判別する(ステ
ップ113A)。
【0041】単一の画像を含んでいれば、黒枠の修正は
不要である。複数の画像を含んでいれば、そのうちの必
要な画像のみを選択し(ステップ113B)、他の画像
範囲を黒に書き換え(ステップ113C)、この書き換
えた範囲を黒枠に含めるように黒枠の修正を行い(ステ
ップ113D)、メモリする。そしてLEDアレイ7
4、76は、黒枠とされない範囲すなわち出力範囲12
C、12fに対応する範囲がそれぞれ点灯される。
【0042】2回目のスキャンでは、ステップ108で
ヒストグラムから求めたしきい値DTHを用いて画像を2
値化し(ステップ120)、この2値化した画像を用い
て画像処理する(ステップ122)。さらにステップ1
12で求めステップ113で修正された黒枠範囲をマス
キングして消去しつつ(ステップ124)、プリント出
力する(ステップ126)。
【0043】以上の実施例ではスクリーン48には複数
の画像が含まれ、そのうちの一部の画像12C、12f
を選択するから、LEDアレイ74、76はこの選択画
像12C、12fに対応する範囲X、Yが点灯する。し
かし本発明は一部の画像を選択せずに全ての画像を出力
する場合には、全ての画像に対応する範囲でLEDアレ
イ74、76を点灯あるいは点滅させてもよい。要する
に出力する画像に対応する範囲をLEDアレイ74、7
6で識別可能に表示するものであればよい。また出力範
囲識別手段はLEDアレイ74、76に限られるもので
はないのは勿論である。
【0044】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、出力す
る範囲をスクリーンに設けた出力範囲表示手段により表
示するから、プリンタなどへ出力する前に出力範囲をス
クリーンで容易に確認でき、便利である。ここで出力す
る一定領域に複数の画像が含まれている場合に、必要な
画像(選択画像)を残して他の画像を黒枠と同じ黒に書
き換え、黒枠としてマスキングし、出力範囲を出力範囲
表示手段により表示するようにすれば、出力される画像
をスクリーンで確認しながら出力させることができる
(請求項2)。
【0045】ここに選択画像は一定寸法の出力領域に含
まれる画像の中から決めることができるが、この出力領
域内の一部を抽出(トリミング)して、この抽出領域内
の複数の画像の中から決めてもよい(請求項3)。また
請求項4の発明によれば、この方法の実施に直接使用す
る装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の全体構成図
【図2】その動作流れ図
【図3】黒枠修正の詳細な動作流れ図
【図4】本発明によるスクリーン表示例およびプリント
出力例を示す図
【図5】同じく他のプリント出力例を示す図
【図6】ヒストグラムを示す図
【図7】マイクロフィルムとプリント出力との関係説明
【符号の説明】
10A、10B、30 マイクロフィルム 12、14 画像 12C、12f 選択画像 16、16A、16B プリント出力領域 16C 抽出領域 18、18A、18B、20 プリント用紙 22、22A、22B 黒枠 48 スクリーン 56 第1の2値化手段 66 黒枠検出手段 67 黒枠修正手段 68 画像処理手段 70 マスキング手段 74、76 出力領域表示手段としてのLEDアレイ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロフィルムの一定領域をスクリー
    ンに拡大投影する一方、この投影画像を読出し2値化し
    て得た画像信号が示す画素の配列から黒枠を検出し、こ
    の黒枠を消去した画像を出力する方法において、前記黒
    枠を消去した画像を出力するのに先行して、前記スクリ
    ーンに前記黒枠として消去されない出力領域を識別可能
    にしたことを特徴とするマイクロフィルムリーダのマス
    キング方法。
  2. 【請求項2】 読出した前記一定領域に複数の画像を含
    む場合に、1つまたは複数の選択画像を除き他の画像を
    黒枠に修正し、この修正された黒枠を消去して出力する
    一方、前記選択画像からなる出力領域をスクリーンに表
    示可能にした請求項1のマイクロフィルムリーダのマス
    キング方法。
  3. 【請求項3】 マイクロフィルムの拡大投影画像内で設
    定したトリミング範囲内の一部の画像を選択画像とする
    一方、スクリーンには前記トリミング範囲と前記選択画
    像とをそれぞれ区別して表示可能にした請求項2のマイ
    クロフィルムリーダのマスキング方法。
  4. 【請求項4】 マイクロフィルムの一定領域をスクリー
    ンに拡大投影する光学系と、前記一定領域を読出す画像
    読取り手段と、この画像読取り手段の出力を2値化する
    2値化手段と、2値化した画像信号が示す画素の配列か
    ら黒枠を検出する黒枠検出手段と、検出した黒枠を消去
    するマスキング手段とを備えるマイクロフィルムリーダ
    のマスキング装置において、前記スクリーンには黒枠と
    して消去されない出力領域を識別するための出力領域表
    示手段が設けられていることを特徴とするマイクロフィ
    ルムリーダのマスキング装置。
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