JPH06317722A - 光ファイバ型カプラの連続製造方法および連続製造装置 - Google Patents

光ファイバ型カプラの連続製造方法および連続製造装置

Info

Publication number
JPH06317722A
JPH06317722A JP5106368A JP10636893A JPH06317722A JP H06317722 A JPH06317722 A JP H06317722A JP 5106368 A JP5106368 A JP 5106368A JP 10636893 A JP10636893 A JP 10636893A JP H06317722 A JPH06317722 A JP H06317722A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fibers
optical fiber
optical
reel
fiber type
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5106368A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Kamiya
和雄 神屋
Tsuneo Mori
常雄 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Original Assignee
Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shin Etsu Chemical Co Ltd filed Critical Shin Etsu Chemical Co Ltd
Priority to JP5106368A priority Critical patent/JPH06317722A/ja
Publication of JPH06317722A publication Critical patent/JPH06317722A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Fibers, Optical Fiber Cores, And Optical Fiber Bundles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 均質な光ファイバ型カプラを効率よく、連続
的に製造する製造方法、および製造装置を提供する。 【構成】 光ファイバ型カプラの連続製造方法は、供給
リール11・12から複数本の光ファイバ1・2を供給
しながら平行に整列し、加熱して融着するとともに延伸
して結合部3を形成してから複数本の光ファイバ1・2
を巻取リール13に巻き取る光ファイバ型カプラの連続
製造方法であって、供給リール11・12に巻かれた複
数本の光ファイバ1・2のうち少なくとも1本の光ファ
イバ1の一端が光源7に接続されており、結合部3が形
成された複数本の光ファイバ1・2の結合部3よりも巻
取側の部分で急な曲げを与え、該曲げ部分より出射した
光を受光器8・9で受光して結合部3での光分岐比を検
知しながら融着延伸をする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光結合、光分岐や合分
波の機能を有する光ファイバ型カプラを連続的に製造す
る製造方法、および製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】光ファイバ型カプラは光通信システムの
なかに組み込まれるデバイスであり、光信号を互いに結
合または分岐させたり、あるいは波長の異なる光信号を
合波、分波させるものである。光ファイバ型カプラの構
造は、複数本の光ファイバが平行に並べられてそこを光
学的に結合させている。
【0003】このような光ファイバ型カプラの製造方法
には、側面を研磨した複数本の光ファイバを研磨面に沿
って互いに接合させて結合部を形成する研磨法と、複数
本の光ファイバを融着延伸させて結合部を形成する融着
延伸法が知られている。現在は融着延伸法が主に採用さ
れている。
【0004】融着延伸法は、図3に示すように、2本の
単一モード光ファイバ1および2を平行に整列させ、そ
の前後をクランプ4とクランプ5で把持して固定させ
る。単一モード光ファイバ1の入射側にレーザ光源7を
接続し、出射側で単一モード光ファイバ1に受光器8を
接続し、同じく出射側で単一モード光ファイバ2に受光
器9を接続しておく。マイクロバーナー6からの火炎で
単一モード光ファイバ1および2の平行に整列された部
分を加熱し、クランプ5で単一モード光ファイバ1およ
び2を軸方向に引っ張る。すると加熱されている部分が
融着するとともに延伸して結合部3が形成される。この
際、レーザ光源7から単一モード光ファイバ1を通って
受光器8に出射する光量、同じく半導体レーザ光源7か
ら単一モード光ファイバ1および単一モード光ファイバ
2を通って受光器9に出射する光量を観察する。受光器
8の光量と受光器9の光量が所定の比率になったとき、
延伸と加熱を停止すると、所定の光結合比(分岐比)で
ある光ファイバ型カプラが得られる。
【0005】上記の従来の融着延伸法による光ファイバ
型カプラの製法では、融着延伸の毎に光ファイバを光
源、受光器に接続しなければならない。そのたび毎に、
光ファイバの切断、端面処理、光軸合わせの工程が必要
というような面倒なものであった。また端面での接続損
失のバラツキが分岐比の測定値の変動となり、品質の不
安定性の原因の1つとなっていた。
【0006】この問題を解決するために、特開平3-1687
10号公報には、それぞれボビンに巻かれ2本の光ファイ
バのそれぞれ一端に光源を接続して、他端を順次繰り出
し、その一部に融着延伸部を形成するようにし、それぞ
れの末端にモニタ光を検出することができる受光器を接
続する光ファイバ型カプラの製造装置が開示されてい
る。また特開平3-221907号公報にも同じような原理によ
る光ファイバ型カプラの製造装置が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
公報に記載の装置であっても、光ファイバの供給側では
光源が接続されていて、ボビンから光ファイバを連続的
に送り出すことができるが、光ファイバの別な端はやは
り融着延伸の毎に受光器に接続しなければならない。し
たがって連続的に光ファイバ型カプラを製造することは
依然として不可能である。
【0008】本発明は前記の課題を解決するためなされ
たもので、均質な光ファイバ型カプラを効率よく、連続
的に製造する製造方法、および製造装置を提供すること
を目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の光ファイバ型カプラの連続製造方
法は、実施例に対応する図1に示すように、供給リール
11・12から複数本の光ファイバ1・2を供給しなが
ら平行に整列し、加熱して融着するとともに延伸して結
合部3を形成してから複数本の光ファイバ1・2を巻取
リール13に巻き取る光ファイバ型カプラの連続製造方
法であって、供給リール11・12に巻かれた複数本の
光ファイバ1・2のうち少なくとも1本の光ファイバ1
の一端が光源7に接続されており、結合部3が形成され
た複数本の光ファイバ1・2の結合部3よりも巻取側の
部分で急な曲げを与え、該曲げ部分より出射した光を受
光器8・9で受光して結合部3での光分岐比を検知しな
がら融着延伸をすることを特徴とする。
【0010】また前記の目的を達成するためになされた
本発明の光ファイバ型カプラの連続製造装置は、実施例
に対応する図1に示すように、複数本の光ファイバ1・
2を巻いておく供給リール11・12と、供給リール1
1・12に巻かれた複数本の光ファイバ1・2のうち少
なくとも1本の光ファイバ1の一端に接続される光源7
と、供給リール11・12から供給された複数本の光フ
ァイバ1・2を加熱する加熱手段6と、加熱手段6によ
り加熱されている複数本の光ファイバ1・2を引っ張る
延伸手段4・5・15と、加熱手段6および延伸手段4
・5・15により融着延伸して結合部3が形成されてい
る複数本の光ファイバ1・2を巻き取る巻取リール13
と、延伸手段4・5・15よりも巻取側の部分に、複数
本の光ファイバ1・2に急な曲げを与える曲げ付与用ロ
ーラー21・22と、該曲げ部分より出射した光を検知
する受光器8・9とを有する。
【0011】
【作用】供給リール11・12に巻かれた複数本の光フ
ァイバ1・2は、供給リール11・12から繰り出されて
加熱手段6および延伸手段4・5・15により融着延伸
されて結合部3が形成される。この際に、結合部3が形
成された光ファイバ1と2に曲げ付与用ローラー21・
22により急な曲げを与えておくと、光源7から入射し
た光の一部は該曲げ部分で出射し、受光器用光ファイバ
23・24を通って、受光器8・9で検知される。融着
延伸を続けると光ファイバ1からの出射光量が減少する
と同時に、光ファイバ2からの出射光量が増加してゆ
く。受光器8・9が所定の光分岐比になったことを示し
たら融着延伸を止める。結合部3が形成されたらこの部
分をテープ25で保護しておく。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。
【0013】図1は本発明の光ファイバ型カプラの製造
方法を実施するための製造装置の斜視図である。
【0014】この装置は2本の光ファイバ1および2に
より結合部3を形成する例である。装置には光ファイバ
1を巻いてある供給リール11、光ファイバ2を巻いて
ある供給リール12、および結合部3が形成された光フ
ァイバ1と2を巻き取る巻取リール13が配設され、各
リールは図示外の駆動モータに連結している。供給リー
ル11の内側には光源である半導体レーザ7が取り付け
られ、光ファイバ1の一端が接続されている。半導体レ
ーザ7は供給リール11の回転軸に取り付けられた回転
電極(不図示)につながれ、これと摺動接触するブラシ
電極がレーザー電源に繋がれている。
【0015】供給リール11および12と巻取リール1
3の中間には、延伸手段である固定クランプ4、可動ク
ランプ5および可動クランプ5の駆動装置15が配設さ
れている。さらに固定クランプ4と可動クランプ5の間
には、加熱手段であるマイクロバーナー6が配設され
る。さらに供給リール11および12から供給される光
ファイバ1および2を固定クランプ4へ誘導し、平行に
整列させるためのローラー17、18、19、20が取
り付けられている。可動クランプ5と巻取リール13の
間には、結合部3が形成された光ファイバ1と2を曲げ
るための曲げ付与用ローラー21、22が取り付けられ
ている。その曲げ部分から出射した光が入射してゆく部
分の装置の構成を、光ファイバ1と2の供給側から見た
装置の拡大図である図2を使用して説明する。光ファイ
バ1と2の曲げ部分から出射した光が入射する位置に、
受光器用光ファイバ23と24が向くように取りつけら
れたホルダー16が配設されており、受光器用光ファイ
バ23と24は夫々受光器8および9に接続されてい
る。
【0016】上記の装置で供給リール11および12に
巻かれた光ファイバ1および2は、巻取リール13まで
つながっており、半導体レーザ7は図示しない電源から
給電されている。各リールの回転が停止している状態で
以下の加工がなされる。まず平行に整列されている光フ
ァイバ1および2を固定クランプ4および可動クランプ
5で把持してから、マイクロバーナー6を点火して加熱
する。次いで駆動装置15により可動クランプ5を動か
して矢印方向へ動かすと光ファイバ1および2は融着延
伸されて結合部3が形成される。このとき半導体レーザ
7から入射した光(波長1300nm)は、曲げ付与用ローラ
21(半径6mm)に押しつけられた光ファイバ1および
2の曲げ部分から外部に漏れて出射する。漏れた光は夫
々受光器用光ファイバ23および24を通って、受光器
8および9で受光されて結合部3での光分岐比が検知さ
れ、所定の光分岐比になったことを検知したら可動クラ
ンプ5を停止させ、マイクロバーナー6を消火する。結
合部3が形成されたら、結合部3を保護用テープ25で
仮止めしておく。このように仮止めしておくことによ
り、結合部3が明示されて後の作業がやりやすくなる。
【0017】ここで供給リール11および12、巻取リ
ール13を回転させ、結合部3が形成されて光ファイバ
型カプラとなっている光ファイバ1および2を巻取リー
ル13に巻き取ってゆくとともに、次の加工のために光フ
ァイバ1および2を供給し、平行に整列させておく。光
ファイバ1および2は平行に整列されているので、次の
加工も再度同じように繰り返すと、光ファイバ型カプラ
が連続的に製造され、巻取リール13に巻き取られてゆ
く。所定の数だけ光ファイバ型カプラが巻き取られた
ら、装置から巻取リール13を外し、連続している光フ
ァイバ型カプラを巻きほぐしてゆき、保護用テープ25
で仮止めして結合部3の前後を所定の長さで切断して切
断面を研磨し、個々の光ファイバ型カプラが完成する。
【0018】尚、供給リール11の内側に取り付けられ
る光源7に対する給電は、バッテリーをリールに搭載す
ることにより、回転電極−ブラシ電極による構成を無く
すことができる。
【0019】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明の光
ファイバ型カプラの連続製造方法および連続製造装置で
は、融着延伸の毎に光源や受光器に接続することもな
く、光ファイバ型カプラが連続的に次々製造され、巻取
リールに巻取られるので極めて能率がよい。また製造さ
れた光ファイバ型カプラは、高性能で均質なものとな
る。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する光ファイバ型カプラの連続製
造装置の斜視図である。
【図2】本発明を適用する光ファイバ型カプラの連続製
造装置の一部分の拡大図である。
【図3】従来の光ファイバ型カプラの製造方法を実施す
るための製造装置の概略図である。
【符号の説明】
1・2は単一モード光ファイバ、3は結合部、4は固定
クランプ、5は可動クランプ、6はマイクロバーナー、
7は光源、8・9は受光器、11・12は供給リール、
13は巻取リール、15は駆動装置、16はホルダー、
17・18・19・20はローラー、21・22は曲げ付
与用ローラー、23・24は受光器用光ファイバ、25
はテープである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給リールから複数本の光ファイバを供
    給しながら平行に整列し、加熱して融着するとともに延
    伸して結合部を形成してから該複数本の光ファイバを巻
    取リールに巻き取る光ファイバ型カプラの連続製造方法
    であって、供給リールに巻かれた該複数本の光ファイバ
    のうち少なくとも1本の光ファイバの一端が光源に接続
    されており、該結合部が形成された該複数本の光ファイ
    バの該結合部よりも巻取側の部分に急な曲げを与え、該
    曲げ部分より出射した光を受光器で受光して該結合部で
    の光分岐比を検知しながら前記融着延伸することを特徴
    とする光ファイバ型カプラの連続製造方法。
  2. 【請求項2】 複数本の光ファイバを巻いておく供給リ
    ールと、該供給リールに巻かれた該複数本の光ファイバ
    のうち少なくとも1本の光ファイバの一端に接続される
    光源と、該供給リールから供給された該複数本の光ファ
    イバを加熱する加熱手段と、該加熱手段により加熱され
    ている該複数本の光ファイバを引っ張る延伸手段と、該
    加熱手段および該延伸手段により融着延伸されて結合部
    が形成されている該複数本の光ファイバを巻き取る巻取
    リールと、該延伸手段よりも巻取側の部分に該複数本の
    光ファイバに急な曲げを与える曲げ付与用ローラーと、
    該曲げ部分より出射した光を検知する受光器とを有する
    ことを特徴とする光ファイバ型カプラの連続製造装置。
JP5106368A 1993-05-07 1993-05-07 光ファイバ型カプラの連続製造方法および連続製造装置 Pending JPH06317722A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5106368A JPH06317722A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 光ファイバ型カプラの連続製造方法および連続製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5106368A JPH06317722A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 光ファイバ型カプラの連続製造方法および連続製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06317722A true JPH06317722A (ja) 1994-11-15

Family

ID=14431788

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5106368A Pending JPH06317722A (ja) 1993-05-07 1993-05-07 光ファイバ型カプラの連続製造方法および連続製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06317722A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0659154A (ja) 偏波カプラの製造方法及び偏波カプラ
JP2003084166A (ja) 多芯光ファイバ放電加熱方法および放電加熱装置
JP4104769B2 (ja) 光ファイバ融着接続装置
JPH1090548A (ja) 光ファイバカプラおよびその製造方法
US7168864B2 (en) Fusion splicing method and fusion splicer for different-diameter optical fibers
US6731842B2 (en) Microbend fused fiber coupler method and apparatus
JPH06317722A (ja) 光ファイバ型カプラの連続製造方法および連続製造装置
JPH02195304A (ja) 光ファイバの融着接続方法
JPH06265750A (ja) 光ファイバ型カプラの連続製造方法および連続製造装置
US20040131325A1 (en) Machining an insulated optical fibre
KR20020071688A (ko) 광 섬유 커플러, 제조 방법 및 장치
JPS62210410A (ja) 光合分波器の製造方法とその装置
JP2590060B2 (ja) 多心光フアイバ心線の自動接続方法
JPH06250041A (ja) 光ファイバ型カプラの製造方法およびその装置
JP2909792B2 (ja) 光ファイバカプラの製造方法
JPH06300938A (ja) 光合分波カプラの製造装置および製造方法
KR100207586B1 (ko) 광섬유커플러제조장치
JPH08334647A (ja) 光ファイバと光導波路との融着接続方法及びそれに用いるファイバクランプ装置
KR100591265B1 (ko) 코어확대 렌즈형 광섬유 리본 제조장치 및 그 제조방법
JP3105222B2 (ja) 光分岐結合器の製造装置
JP2000137136A (ja) 捻り機構付き光ファイバカプラ融着延伸装置
JPH095564A (ja) 広帯域光ファイバカプラの製造方法
JPH08271754A (ja) 1×3不等分岐カプラおよびその製造方法
JP2003315598A (ja) 放電による一括融着接続方法および一括融着接続装置
JP2003075676A (ja) 光ファイバ融着接続方法