JPH06317586A - オリゴヌクレオチドの分析装置 - Google Patents

オリゴヌクレオチドの分析装置

Info

Publication number
JPH06317586A
JPH06317586A JP6057874A JP5787494A JPH06317586A JP H06317586 A JPH06317586 A JP H06317586A JP 6057874 A JP6057874 A JP 6057874A JP 5787494 A JP5787494 A JP 5787494A JP H06317586 A JPH06317586 A JP H06317586A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
labeled
oligonucleotide
fragments
dna
fragment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6057874A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2628571B2 (ja
Inventor
E Hood Leroy
レロイ・イー・フツド
W Hunkapiller Michael
マイケル・ダブリュー・ハンカピラー
Lloyd M Smith
ロイド・エム・スミス
Tim J Hunkapiller
テイム・ジエイ・ハンカピラー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
California Institute of Technology CalTech
Original Assignee
California Institute of Technology CalTech
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=24281820&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH06317586(A) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by California Institute of Technology CalTech filed Critical California Institute of Technology CalTech
Publication of JPH06317586A publication Critical patent/JPH06317586A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2628571B2 publication Critical patent/JP2628571B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 安全かつ迅速なDNA配列を決定する装置を
提供する。 【構成】 オリゴヌクレオチド断片を分析する装置であ
って、発色団あるいは螢光発色剤で標識されたオリゴヌ
クレオチドのソース、ここで該発色団あるいは螢光発色
剤は、そのスペクトル特性によって識別可能である;該
オリゴヌクレオチド断片をそのサイズにより高度に分離
し得る、分離手段;および、該標識された断片を検出す
る手段;を有する装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はDNA配列決定法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】DNA(デオキシリボ核酸)およびRN
A(リボ核酸)の信頼しうる配列分析法の開発は、組換
DNA技術および遺伝子工学の成功に対する1つの鍵と
なっている。近代分子生物学の他の技術と共に使用すれ
ば、核酸配列を決定することによって動物、植物および
ウイルスのゲノムを所定の化学構造を有する個々の遺伝
子に分解しかつ分析することを可能にする。生物学的分
子の機能はその構造により決定されるので、遺伝子の構
造の決定は遺伝情報のこの基本単位を有用な方法で最終
的に処理するのに重要である。遺伝子を単離しかつ特性
化することができれば、これらは原蛋白質が有するもの
とは異なる性質を有する遺伝子生成物(すなわち蛋白
質)の産生を可能にするように改変することができ、そ
の構造における所望の変化をもたらすことができる。天
然もしくは合成の遺伝子が組み込まれる微生物を化学
「工場」として使用し、たとえばインタフェロン、成長
ホルモンおよびインシュリンのような微量なヒト蛋白質
を多量に産生させることができる。植物に遺伝情報を与
えて、これらを過酷な環境条件で生存させ、あるいはそ
れ自身の栄養素を生産することができる。
【0003】近代の核酸配列決定法の開発によって、各
種の技術が並行的に開発されている。その1つは、DN
Aの小型乃至中型ストランドを細菌プラスミド、バクテ
リオファージ、あるいは小動物のウイルスにクローン化
させる簡単かつ確実な方法の出現であった。これは、化
学分析するのに充分な量で純粋なDNAを産生すること
を可能にした。他の開発は、オリゴヌクレオチドをその
寸法に応じて高度に解離、分離するためのゲル電気泳動
法の完成であった。しかしながら、開発の鍵となる概念
は、一連の寸法群のクローン化され、かつ精製されたD
NA断片を生成する方法の導入である。これら断片はそ
の種々な長さの集合として、もとのDNA分子を構成す
るヌクレオチドの配列を決定するのに必要とされる情報
を含んでいる。これら断片群を生成させるための2つの
異なる方法が広範に使用されており、その1つはサンガ
ーにより開発されたもの〔エフ・サンガー、エス・ニッ
クレンおよびエー・アール・クールソン、プロシーディ
ング・ナショナル・アカデミー・サイエンス・USA、
第74巻 第5463頁(1977)およびエー・ジェ
ー・エッチ・スミス、メソッヅ・イン・エンザイモロジ
ー、第65巻 第56−580頁(1980)〕であ
り、もう1つはマキサムおよびギルバートにより開発さ
れたもの〔エー・エム・マキサムおよびダブリュー・ギ
ルバート、メソッズ・イン・エンザイモロジー、第65
巻 第499−559頁(1980)〕である。
【0004】サンガーにより開発された方法をジデオキ
シチェーンターミネーション法と呼ぶ。この方法の最も
一般的に使用される変法においては、DNA断片をたと
えばM13のような一本鎖DNAファージにクローン化す
る。これらのファージDNAは、DNAポリメラーゼI
のクレノー断片による相補的ストランドのプライム合成
に対する鋳型として使用することができる。このプライ
マーは合成オリゴヌクレオチドまたは制限断片のいずれ
かであって、クローン化挿入体の3'末端近くでM13ベ
クターの領域に特異的にハイブリド化する原組換DNA
から単離される。4種の配列決定反応のそれぞれにおい
て、プライム合成は4種の可能なデオキシヌクレオチド
のうちの1種のジデオキシ誘導体を充分量存在させて行
なわれ、その結果、鎖の成長はこれらの「死端部」ヌク
レオチドを組み込むことによりランダムに終了される。
デオキシ型に対するジデオキシ型の相対濃度は、ゲル電
気泳動により分離されうる全ての可能な鎖長に対応する
長さが生ずるように調整される。4種のプライム合成反
応のそれぞれから得られる生成物を、ポリアクリルアミ
ドゲルの個々のトラック(レーン)で電気泳動により分
離する。成長した鎖中に組み込まれた放射能標識を使用
して、各電気泳動トラックにおけるDNAパターンのオ
ートラジオグラフを作成する。クローン化DNAにおけ
るデオキシヌクレオチドの配列を、4つのレーンにおけ
るバンドパターンを解析して決定する。
【0005】マキサムおよびギルバードにより開発され
た方法は、精製DNAを化学処理して、サンガー法によ
り得られるものと同様な一連の寸法群のDNA断片を生
成させる。3'末端もしくは5'末端のいずれかが放射性リ
ン酸で標識された一本鎖もしくは二重鎖DNAをこの方
法により配列決定することができる。4種の反応群にお
いて、4種のヌクレオチド塩基のうち1種もしくは2種
につき化学処理により開裂を引き起こさせる。開裂は3
段階の過程を含む。すなわち、塩基の修飾、修飾された
塩基の糖成分からの除去、およびこの糖成分におけるス
トランド切断である。反応条件は、末端標識された断片
の大部分がゲル電気泳動により分離しうるサイズ(典型
的には1〜400個のヌクレオチド)となるように調整
される。電気泳動、オートラジオグラフおよびパターン
解析が、サンガー法とほぼ同様に行なわれる。(化学処
理によって、2つのDNA断片が必らず生ずるが、末端
標識を有する断片のみがオートラジオグラフで検出され
る)。
【0006】これらのDNA配列決定法は、広範に使用
され、かつそれぞれ幾つかの変法を有する。それぞれの
場合、1回の反応群から得られる配列の長さは、主とし
て電気泳動に使用したポリアクリルアミドゲルの分離能
により制限される。典型的には、1回のゲルトラックか
ら200〜400個の塩基を解読することができる。こ
れら両方法ではうまくいくが重大な欠点を有する。これ
は主として電気泳動に伴なう問題である。1つの問題
は、ゲルにおけるDNAバンドの位置を決定するため標
識として放射性標識を使用する必要があることである。
燐−32の短い半減期、すなわち放射性標識剤の不安定
性を考慮せねばならず、また放射能廃棄および取り扱い
の問題を考慮せねばならない。より重要なことは、オー
トラジオグラフィーの性質(放射性ゲルバンドのフイル
ム像はバンド自身よりも幅広いものである)および4種
の異なるゲルトラックの間のバンド位置の比較(これは
バンド移動の点で均一に挙動したり、しなかったりす
る)によって、観察されるバンドの分離、すなわちゲル
から解読しうる配列の長さが制限される。さらに、トラ
ック毎の不規則性はオートラジオグラフの自動読みとり
を困難にし、現在では、これらの不規則性の補正はコン
ピュータによるよりも肉眼の方が良好である。オートラ
ジオグラフは、人為的に「解読」する必要性があるため
時間がかかり、面倒かつ誤差の多いものである。さら
に、実際に電気泳動を行ないながらゲルパターンを解読
することは不可能であり、隣接するバンドを分離するに
は解離が不充分である際にも電気泳動を終了することが
できず、或る基準化した時間で電気泳動を終了させ、か
つ配列解読を開始する前に放射能写真が現像されるのを
待たねばならない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、DNA配列
決定法における電気泳動工程に伴なうこれらおよびその
他の問題を解決し、かつ当業界に著しい進歩をもたらす
ものと信じられる。
【0008】
【課題を解決するための手段】要するに、本発明はDN
A配列決定操作の際に生ずるDNA断片の新規な電気泳
動分析法であって、4種の発色剤もしくは螢光発生剤の
群を使用して、配列決定操作により生じたDNA断片を
標識しかつゲルによる電気泳動で分離される際に断片の
検出および特性化を可能にする。この検出は、標識バン
ドがゲル中を移動する際に、これらを監視しうる吸光も
しくは螢光光度計を使用する。
【0009】さらに本発明はDNA断片の新規な分析装
置(系)をも含み、この装置(系)は、オリゴヌクレオ
チド断片を分析する装置であって、発色団あるいは螢光
発色剤で標識されたオリゴヌクレオチドのソース(該発
色団あるいは螢光発色剤は、そのスペクトル特性によっ
て識別可能である)と、該オリゴヌクレオチド断片をそ
のサイズにより高度に分離し得る、分離手段と、およ
び、該標識された断片を検出する手段とを有する装置で
ある。
【0010】好ましくは、前記オリゴヌクレオチド断片
を分離する手段が、電気泳動手段を有するゾーン、およ
び、該標識されたオリゴヌクレオチド断片を該ゾーンに
導入する手段;とを有する。
【0011】好ましくは、前記標識された断片を検出す
る手段が、前記断片を分離する際にモニターする光学的
手段を含む装置である。好ましい光学的手段は、吸光光
度計、あるいは螢光光度計である。
【0012】さらに、標識された断片が、発色団あるい
は螢光発色剤で標識されているプライマーの延長反応に
より得られた断片であり、該標識された断片は、A、
C、GおよびTの少なくとも1つ、あるいは少なくとも
2つ、あるいは4つのすべて、の配列決定反応から生じ
たものであり、該標識のスペクトル特性によって他の断
片から識別可能である装置である。
【0013】さらに、前記標識されたオリゴヌクレオチ
ド断片のソースが、ゾーンの一端にあり、検出手段が該
ゾーンの他端に近接して配置されている装置が好まし
い。
【0014】また、本発明は、オリゴヌクレオチド配列
を決定する装置であって、この装置は、発色団あるいは
螢光発色剤で標識されたオリゴヌクレオチドのソース
(該発色団あるいは螢光発色剤は、そのスペクトル特性
によって識別可能である)、該オリゴヌクレオチド断片
をそのサイズに従って1塩基で分離し得る分離手段、お
よび、該標識された断片を検出する手段とを有する装置
である。
【0015】また、本発明は、発色性もしくは螢光性標
識されたDNA断片(これら断片は種々異なって標識さ
れる)の原料と、電気泳動ゲルを含む領域と、標識DN
A断片を前記領域へ導入する手段と、標識DNA断片が
ゲル中を移動して、これにより分離される際に前記標識
DNA断片をモニターしまたは検出する光度測定手段と
を含むものである。
【0016】本発明の目的は、DNAの新規な配列分析
法を提供することである。
【0017】本発明の他の目的は、DNA断片の新規な
分析装置(系)を提供することである。
【0018】特に、本発明の目的は、DNAの配列分析
に対する改良方法を提供することである。
【0019】本発明のこれらおよびその他の目的および
利点は、添付図面を参照して以下の詳細な説明から明ら
かとなるであろう。
【0020】サンガー法に使用するための標識プライマーの設計 サンガーのジデオキシチェーンターミネーション法に基
づく方法を含め、DNA配列決定の従来法においては、
単一の放射性標識、すなわち燐−32を使用して全ての
バンドをゲル上で同定する。この方法は、4種の合成反
応で生じた断片群を別々のゲルトラックにかけることを
必要とし、異なるトラックにおけるバンド移動度を比較
することに伴なう問題が生ずる。この問題は、本発明に
おいて、それぞれ異なる最大吸収もしくは螢光を有する
4種の発色剤もしくは螢光発色剤の群を使用することに
より解決される。これら標識のそれぞれを、プライマー
へ化学結合させて断片ストランドの合成を開始させるの
に使用する。次いで、それぞれ標識されたプライマーを
ジデオキシヌクレオチドの1種と組み合せ、これを使用
してDNAポリメラーゼのクレノー断片によるプライム
合成反応に使用する。
【0021】プライマーは次の特性を持たねばならな
い: (1)ポリメラーゼでチェーンを延長させるため遊離の3'
ヒドロキシル基を持たねばならない。 (2)クローン化挿入体の3'の特有の領域に相補的でなけ
ればならない。 (3)ハイブリドして独特の安定な二本鎖を形成するのに
充分な長さでなければならない。 (4)発色団または螢光発色剤はハイブリド化を妨げた
り、あるいはポリメラーゼによ る3'末端延長を妨げて
はならない。
【0022】上記条件1、2および3は、M13ベクタ
ーを用いるサンガー型配列決定に一般的に使用される数
種の合成オリゴヌクレオチドプライマーにより満たされ
る。この種のプライマーの1つは12mer 5' TCA
CGA CGT TGT 3' であり、ここでA、
C、GおよびTはDNAの4種の異なるヌクレオチド成
分を示し、Aはアデノシン、Cはシトシン、Gはグアノ
シン、Tはチミジンを示す。
【0023】発色性もしくは螢光性標識の結合について
は本出願人による1983年12月20日付け出願の米
国特許出願第565010号に記載されており、その開
示を参考のためここに引用する。使用する方法は、オリ
ゴヌクレオチドプライマーの合成における最後の付加と
して5'末端に脂肪族アミノ基を導入することである。こ
の反応性アミノ基は次いで広範な種類のアミノ反応性発
色剤および(または)螢光発生剤と容易に結合すること
ができる。この方法は、上記条件4による標識プライマ
ーにつき好適である。
【0024】使用する4種の染料は、高い吸光係数およ
び(または)比較的高い螢光量子収率を持たねばならな
い。さらに、充分に離れた最大吸収および(または)最
大放出を持たねばならない。この種の4種のアミノ反応
性染料の代表的なものは次の通りである:
【0025】
【表1】
【0026】これらの染料はM13プライマーに結合し
ており、この結合物を20%ポリアクリルアミドゲルで
電気泳動にかける。標識されたプライマーは、ゲルにお
けるその吸収と螢光とにより検出することができる。4
種の標識プライマーは全て同一の電気泳動移動度を有す
る。染料結合されたプライマーは、DNAに特異的にハ
イブリドする能力を保持するが、これは配列決定反応に
一般に使用される誘導体化していないオリゴヌクレオチ
ドと置換できることにより示される。
【0027】マキサム/ギルバート法と共に使用するD
NA末端標識 マキサム/ギルバート法によるDNA配列決定において
は、決定すべき配列を有するDNA断片の末端を標識せ
ねばならない。これは、従来、放射性ヌクレオチドを用
いて酵素的に行なわれている。本発明に開示する染料検
出方法と組み合せてマキサム/ギルバート法を使用する
ためには、DNA断片を染料で標識せねばならない。こ
れを行ないうる1つの方法を図1に示す。或る種の制限
エンドヌクレアーゼは、いわゆるDNA開裂の生成物と
して知られている3'オーバーハングを生成する。これら
の酵素は、「付着性末端」すなわち二本鎖DNAの末端
における一本鎖DNAの短い延長部を生成する。この領
域はDNAの相補的部分とアニールし、酵素リガーゼに
よって共有結合され二本鎖DNAとなる。このようにし
て、DNAストランドの一方が検出可能な成分に共有結
合される。この成分は染料、アミノ基または保護アミノ
基(これは化学反応の後に脱保護されて染料と反応させ
ることができる)とすることができる。
【0028】配列決定反応 ジデオキシ配列決定反応はエー・ジェー・エッチ・スミ
スの標準法〔メソッズ・イン・エンチモロジー、第65
巻、第56−580頁(1980)〕で行なわれるが、
必要に応じ、規模を拡大して検出すべき各バンドにおい
て充分なシグナル強度を与えることができる。反応はそ
れぞれ異なる反応につき異なる着色プライマーを使用し
て行なわれ、たとえば「A」反応についてはFITC、
「C]反応についてはEITC、「G」反応については
TMRITC、「T]反応についてはXRITCが使用
される。配列決定反応には、放射標識したヌクレオチド
三リン酸を必要としない。
【0029】マキサム/ギルバート配列決定反応は常法
〔エス・エフ・ギル、アルドリッチヒミカ・アクタ、第
16(3)巻 第59−61頁(1983)〕で行なわ
れるが、末端標識は1種もしくは4種の着色染料のいず
れかとし、あるいは後に染料と反応しうる遊離もしくは
保護アミノ基である。
【0030】ゲル電気泳動 配列決定反応の1部を組み合せて、図2に示した5%ポ
リアクリルアミドカラム10にその上方の貯槽12から
充填する。混合物における4種の異なる反応物の相対量
は、染料/DNA結合物のそれぞれからほぼ同じ螢光性
もしくは吸収性シグナル強度を与えるように実験的に調
整される。これにより、染料吸光係数と染料螢光収量と
検出器感度などとにおける差を補償することができる。
カラム10に高電圧をかけて、ゲル中に標識DNA断片
を電気泳動させる。一ヌクレオチドだけ長さの異なる標
識DNA断片が、このゲルマトリックスにおいて電気泳
動により分離される。ゲルカラム10の底部あるいはそ
の近傍において、DNAのバンドが互いに分離され、か
つ検出器14を通過する(これについては、以下に詳細
に説明する)。
【0031】検出器14はゲル中のDNAの螢光または
発色バンドを検出してその色を決定し、したがってそれ
らに対応するヌクレオチドを検出する。この情報はDN
A配列を与える。
【0032】検出 ポリアクリルアミドゲルの電気泳動を用いて、長さで分
離された標識分子を検出しうる多くの異なる方法が存在
する。以下、4種の代表的方式を説明する。すなわち、
(i)種々異なる染料につき異なる波長の光により励起さ
れた螢光の検出、(ii)種々異なる染料につき同じ波長を
有する光により励起された螢光の検出、(iii)ゲルから
の分子の溶出および化学発光による検出、並びに(iv)
分子による光の吸収による検出。方式(i)および(ii)に
おいて、螢光検出器は次の要件を満たさねばならない。
(a)励起光線は、バンドの幅よりも実質的に大きい幅を
もってはならない。これは一般に0.1〜0.5mmの範囲であ
る。このような幅狭い励起ビームを使用することによっ
てバンドの最大分離を可能にする。(b)励起波長を変化
させて種々異なる染料のそれぞれの最大吸収に適合さ
せ、あるいは4種の螢光発生剤を励起するが螢光放出の
いずれとも重ならないような単一の幅狭い高強度の光バ
ンドとすることができる。(c)光学装置は、光検出器1
4に対する散乱および反射 励起光の光束を最小にせね
ばならない。散乱および反射励起光を遮光する光学フィ
ルタは、励起波長の変化に伴い変化される。(d)光検出
器14はかなり低いノイズレベルを持たねばならず、か
つ染料のエミッション範囲(上記の染料につき500〜
600nm)にわたり良好なスペクトル反応と収量効率を
持たねばならない。(e)放出された螢光を集光するため
の光学系は高い開孔度を持たねばならない。これは螢光
信号を最大化させる。さらに、集光レンズの視野の深さ
は、カラムマトリックスの全幅を含まねばならない。
【0033】2種の代表的な螢光検出装置(系)を図3
および図4に示す。図3の装置は、単一波長の励起また
は複数波長の励起のいずれにも適する。単一波長の励起
の場合、フィルタF4は各染料の放出波長ピークに集中
する4種のバンドパスフィルタの1つである。このフィ
ルタは、数秒毎に切替えて4種の螢光発生剤のそれぞれ
を連続してモニターすることができる。複数波長の励起
の場合、光学素子F3(励起フィルタ)、DM(二色
鏡)およびF4(遮光フィルタ)を一緒に切替える。こ
の方法においては、励起光と観察されたエミッション光
との両者を変化させる。図4の装置は、単一波長の励起
の場合に良好な配置である。この装置は、可動部分を必
要としないという利点を有し、4種の染料の全てからの
螢光を同時かつ連続的にモニターすることができる。検
出の第3の方法(上記iii)は、ゲルの底部から標識分
子を溶出させてこれらをたとえば1 ,2−ジオキシエタン
ジオンのような化学発光を励起させる薬剤と結合させ
〔エス・ケー・ギル、アンドリッチヒミカ・アクタ、第
16(3)巻 第59−61頁(1983);ジー・ジ
ェー・メルビン、Liq・Chrom、第6(9)巻 第160
3−1616頁(1983)〕かつこの混合物を4種の
別々の波長で放出光を測定しうる検出器に直接流入させ
る方法である(この検出器は図4に示したものと同様で
あるが、励起光源を必要としない)。化学発光における
バックグランド信号は螢光におけるよりもずっと低く、
その結果、信号対ノイズの比率が高くなりかつ感度が増
大する。最後に、吸光度の測定により測定を行なうこと
ができる(上記iv)。この場合、可変波長のビームを、
ゲルを通過させて、標識分子による光の吸収に基づくビ
ーム強度の減少を測定する。4種の染料の最大吸収に相
当する種々異なる波長の光吸収を測定することにより、
どの染料分子が光路に存在したかを決定することができ
る。この種の測定の欠点は、吸収測定が螢光測定よりも
本質的に低い感度を有することである。
【0034】上記検出装置をコンピュータ16と接続す
る。それぞれの検出の時間間隔で、コンピュータ16は
4種の着色標識のそれぞれにつきその時点の測定シグナ
ル強度に比例するシグナルを受ける。この情報は、どの
ヌクレオチドがその時点で観察窓において特定長さのD
NA断片の末端となるかを示す。この時点の着色バンド
の配列がDNA配列を与える。
【0035】以上の標識から検出、配列決定までの方法
をまとめて図5を用いて説明する。図5は、従来の方法
による配列決定法、並びに本発明の改良法による配列決
定法を示す。ここでは、好適態様として、4種の標識を
使用する場合について、説明する。 図5-IIに示される
ように、放射能標識されたDNAを使用する方法は、標
識としては1種類しか使用しないので、ポリアクリルア
ミドゲル電気泳動において、1本のレーン(トラック)
では、どれがA、G、C、およびTであるかの区別がつ
かないため、それぞれ、A、G、C、およびTに対応す
る4つのトラック(レーン)が必要である。
【0036】他方、本発明においては、4種類のそれぞ
れ識別可能な標識を使用するので、どこに、A、G、
C、およびTが存在するかがわかるので、1本のゲルを
使用すれば足りる(図5-III)。
【0037】以下、4種の発色団あるいは螢光物質を用
いて、DNAを決定する方法を説明するが、単なる例示
であって、本発明を限定するものではない。
【0038】チェーンターミネーション法では、以下の
工程が使用され得る: (1)DNAプライマーを4種の発色団あるいは螢光物質
で標識する(該標識はそのスペクトル特性で相互に識別
可能である)工程; (2)それぞれの4種の標識されたDNAプライマーを、
それぞれ、A、G、C、およびTのジデオキシトリヌク
レオチドを用いるプライマー延伸反応にかける工程; (3)A、G、C、およびTのそれぞれの反応液の一部を
とり、混合する工程; (4)A、G、C、およびT反応の混合液を、単一のゲル
カラムにかけ、DNAを分離する工程;および、 (5)分離されたDNAを発色、あるいは螢光で検出する
工程;である。
【0039】この方法では、発色、あるいは螢光で視覚
的に検出できる。従って、図5-IIに示すように、ゲルカ
ラムの下から順に発色を識別していけば、DNA配列が
決定される。また、螢光物質を使用する場合は、吸光あ
るいは励起の最大値を検出することで、DNA配列が決
定される。図5-IVは、例えば、4種の励起光をあててこ
れをモニターし、検出された順に並べることにより、配
列がACGTGC・・・と決定される。
【0040】化学分解法では、以下の工程が使用され得
る: (1)図1に示した方法で、DNAを4種の発色団あるい
は螢光物質で標識する(該標識はそのスペクトル特性で
相互に識別可能である)工程; (2)それぞれの4種のラベルされたDNAを、それぞ
れ、A、G、C、およびTに選択的な反応に供する工
程; (3)A、G、C、およびTのそれぞれの反応液の一部を
とり、混合する工程; (4)A、G、C、およびT反応の混合液を、単一のゲル
カラムにかけ、DNAを分離する工程;および、 (5)分離されたDNAを発色、あるいは螢光で検出する
工程;である。
【0041】検出は、前記チェーンターミネーション法
と全く同様にして、できる。
【0042】以下の例により本発明を説明する。
【0043】 図6は1回に1種の染料を使用するDNA配列決定装置
のブロック図を示している。アルゴンイオンレーザー1
00からのビーム(4880Å)をビーム操作器104
によってポリアクリルアミドゲル管(試料)102に通
す。このビームにより励起された螢光をF−ナンバーの
小さいレンズ106により集め、これを適当な組み合せ
の光学フィルタ108および110に通過させて散乱励
起光を除去し、光電子増信管(PMT)112を用いて
検出する。シグナルはチャート記録紙で容易に検出され
る。DNA配列決定反応は、フルオレセイン標識したオ
リゴヌクレオチドプライマーを用いて行なわれる。チャ
ート紙におけるピークは、配列決定反応で合成されかつ
電気泳動によりゲル管で分離された種々異なる長さを有
するフルオレセイン標識されたDNAの断片に相当す
る。各ピークは10ー1 5〜10ー16モルの程度のフルオレ
セインを含有し、これは放射性同位元素の検出を用いる
同等な配列決定用ゲルにおいて1バンド当りに得られる
DNA量にほぼ等しい。これは、螢光標識が配列決定反
応においてオリゴヌクレオチドプライマーから除去され
ずあるいは分解されないことを証明する。さらに、これ
は検出感度が、この手段によりDNA配列分析を行なう
のに充分であることを示している。
【0044】以上、本発明を実施例により詳細に説明し
たが、本発明はこれらのみに限定されない。
【図面の簡単な説明】
【図1】螢光標識でDNA断片を末端標識する1手段の
説明図であって、PstIおよびT4 DNAリガーゼは
組換DNA技術に一般的に使用される酵素である。
【図2】自動化DNA配列決定装置、すなわちゲル電気
泳動装置のブロック図である。
【図3】検出装置における光学配置の略図であって、P
はランプ源、L1は対物レンズ、L2は集光レンズ、F
1はUV遮光フィルタ、F2は熱遮断フィルタ、F3は
バンドパス励起フィルタ、F4はロングパス放出フィル
タ、DMは二色鏡、Cはポリアクリルアミドゲル、PM
Tは光電子増幅管である。
【図4】検出装置における他の光学配置の略図であっ
て、F1〜F4は種々異なる染料の最大放出に集中する
バンドパスフィルタであり、P1〜P4は光電子増幅管
であり、励起光はフィルタF1〜F4のいずれをも透過
しないような波長である。
【図5】図1に示した配列のDNA配列を決定するため
の従来法、および本発明の方法の比較図である。
【図6】本発明による好適DNA配列決定装置のブロッ
ク図である。
【符号の説明】
10:カラム 12:貯蔵 14:検出器 100:レーザー 112:光電子増培管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 27/447 33/58 A 7055−2J // C12N 15/00 9050−4B (72)発明者 マイケル・ダブリュー・ハンカピラー 米国カリフォルニア州サン・カルロス、ペ ブル・ドライブ 1333 (72)発明者 ロイド・エム・スミス 米国カリフォルニア州パサデナ、サウス・ オーク・ノル287ナンバー7 (72)発明者 テイム・ジエイ・ハンカピラー 米国カリフォルニア州パサデナ、サウス・ ウイルソン294ナンバー5

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オリゴヌクレオチド断片を分析する装置
    であって、該装置は、 発色団あるいは螢光発色剤で標識されたオリゴヌクレオ
    チドのソース、ここで該発色団あるいは螢光発色剤は、
    そのスペクトル特性によって識別可能である;該オリゴ
    ヌクレオチド断片をそのサイズにより高度に分離し得
    る、分離手段;および、 該標識された断片を検出する手段;を有する装置。
  2. 【請求項2】 前記オリゴヌクレオチド断片を分離する
    手段が、 電気泳動手段を有するゾーン;および、 該標識されたオリゴヌクレオチド断片を該ゾーンに導入
    する手段;とを有する請求項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】 前記標識された断片を検出する手段が、
    前記断片を分離する際にモニターする光学的手段を含
    む、請求項1に記載の装置。
  4. 【請求項4】 前記光学的手段が、吸光光度計、あるい
    は螢光光度計である、請求項1に記載の装置。
  5. 【請求項5】 前記オリゴヌクレオチド断片が、染料分
    子と結合するアミノ基でラベルされた、請求項1に記載
    の装置。
  6. 【請求項6】 前記標識された断片が、発色団あるいは
    螢光発色剤で標識されているプライマーを用いるプライ
    マー延伸反応により得られた断片であり、該標識された
    断片は、該標識のスペクトル特性によって他の標識され
    た断片と区別できるように標識されており、少なくとも
    1つのA、C、GおよびTの配列決定反応から得られ
    る、請求項1に記載の装置。
  7. 【請求項7】 前記標識された断片が、A、C、Gおよ
    びTの少なくとも2つの配列決定反応から生じ、該標識
    のスペクトル特性によって、相互に、および他の断片
    と、識別可能である、請求項1に記載の装置。
  8. 【請求項8】 前記標識された断片が、A、C、Gおよ
    びTのすべての4つの配列決定反応から生じ、該標識の
    スペクトル特性によって相互に識別可能である、請求項
    1に記載の装置。
  9. 【請求項9】 前記標識されたオリゴヌクレオチド断片
    のソースが、ゾーンの一端にあり、検出手段が該ゾーン
    の他端に近接して配置された、請求項1に記載の装置。
  10. 【請求項10】 オリゴヌクレオチド配列を決定する装
    置であって、該装置は、 発色団あるいは螢光発色剤で標識されたオリゴヌクレオ
    チドのソース、ここで該発色団あるいは螢光発色剤は、
    そのスペクトル特性によって識別可能である;該オリゴ
    ヌクレオチド断片をそのサイズに従って1塩基で分離し
    得る、分離手段;および、 該標識された断片を検出する手段;を有する装置。
JP6057874A 1984-01-16 1994-03-28 オリゴヌクレオチドの分析装置 Expired - Lifetime JP2628571B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US57097384A 1984-01-16 1984-01-16
US570973 1984-01-16

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60004188A Division JPH0690200B2 (ja) 1984-01-16 1985-01-16 オリゴヌクレオチドの分析法

Related Child Applications (3)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8016232A Division JP2649793B2 (ja) 1984-01-16 1996-01-31 ラベルされたオリゴヌクレオチドの製造方法
JP8016233A Division JP2649794B2 (ja) 1984-01-16 1996-01-31 オリゴヌクレオチドの分析装置
JP8016231A Division JP2683549B2 (ja) 1984-01-16 1996-01-31 オリゴヌクレオチドを標識するキット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06317586A true JPH06317586A (ja) 1994-11-15
JP2628571B2 JP2628571B2 (ja) 1997-07-09

Family

ID=24281820

Family Applications (6)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60004188A Expired - Lifetime JPH0690200B2 (ja) 1984-01-16 1985-01-16 オリゴヌクレオチドの分析法
JP6057874A Expired - Lifetime JP2628571B2 (ja) 1984-01-16 1994-03-28 オリゴヌクレオチドの分析装置
JP8016233A Expired - Lifetime JP2649794B2 (ja) 1984-01-16 1996-01-31 オリゴヌクレオチドの分析装置
JP8016231A Expired - Lifetime JP2683549B2 (ja) 1984-01-16 1996-01-31 オリゴヌクレオチドを標識するキット
JP8016232A Expired - Lifetime JP2649793B2 (ja) 1984-01-16 1996-01-31 ラベルされたオリゴヌクレオチドの製造方法
JP10030272A Pending JPH1146800A (ja) 1984-01-16 1998-02-12 オリゴヌクレオチドの分析方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60004188A Expired - Lifetime JPH0690200B2 (ja) 1984-01-16 1985-01-16 オリゴヌクレオチドの分析法

Family Applications After (4)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8016233A Expired - Lifetime JP2649794B2 (ja) 1984-01-16 1996-01-31 オリゴヌクレオチドの分析装置
JP8016231A Expired - Lifetime JP2683549B2 (ja) 1984-01-16 1996-01-31 オリゴヌクレオチドを標識するキット
JP8016232A Expired - Lifetime JP2649793B2 (ja) 1984-01-16 1996-01-31 ラベルされたオリゴヌクレオチドの製造方法
JP10030272A Pending JPH1146800A (ja) 1984-01-16 1998-02-12 オリゴヌクレオチドの分析方法

Country Status (1)

Country Link
JP (6) JPH0690200B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0610665B2 (ja) * 1984-02-01 1994-02-09 株式会社日立製作所 核酸の塩基配列決定装置
US4675300A (en) * 1985-09-18 1987-06-23 The Board Of Trustees Of The Leland Stanford Junior University Laser-excitation fluorescence detection electrokinetic separation
US4855225A (en) * 1986-02-07 1989-08-08 Applied Biosystems, Inc. Method of detecting electrophoretically separated oligonucleotides
CA1340806C (en) * 1986-07-02 1999-11-02 James Merrill Prober Method, system and reagents for dna sequencing
JPH0795033B2 (ja) * 1986-07-30 1995-10-11 株式会社島津製作所 ゲル電気泳動装置
JP2594925B2 (ja) * 1987-01-23 1997-03-26 株式会社日立製作所 電気泳動装置
JP2702920B2 (ja) * 1987-03-20 1998-01-26 株式会社日立製作所 電気泳動分離検出方法及び装置
JPH01209351A (ja) * 1988-02-17 1989-08-23 Shimadzu Corp 塩基配列決定装置
JP2776383B2 (ja) * 1997-03-03 1998-07-16 株式会社日立製作所 Dna塩基配列決定装置
JPH09210962A (ja) * 1997-03-03 1997-08-15 Hitachi Ltd 電気泳動装置
JP2809228B2 (ja) * 1997-10-22 1998-10-08 株式会社日立製作所 電気泳動装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS49126395A (ja) * 1973-04-04 1974-12-03
CA1219824A (en) * 1981-04-17 1987-03-31 David C. Ward Modified nucleotides and methods of preparing and using same

Non-Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
PROC.NATL.AAD.SCI=1977 *
PROC.NATL.ACAD.SCI.=1977 *
PROC.NATL.ACAD.SCI.=1979US *

Also Published As

Publication number Publication date
JP2628571B2 (ja) 1997-07-09
JPH0690200B2 (ja) 1994-11-14
JP2649794B2 (ja) 1997-09-03
JPS60220860A (ja) 1985-11-05
JPH08242899A (ja) 1996-09-24
JPH08247999A (ja) 1996-09-27
JP2683549B2 (ja) 1997-12-03
JPH08248000A (ja) 1996-09-27
JP2649793B2 (ja) 1997-09-03
JPH1146800A (ja) 1999-02-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5821058A (en) Automated DNA sequencing technique
CA1258611A (en) Method of dna sequencing
US5171534A (en) Automated DNA sequencing technique
Trainor DNA sequencing, automation, and the human genome
US5728529A (en) Alternative dye-labeled ribonucleotides, deoxyribonucleotides, and dideoxyribonucleotides for automated DNA analysis
US5981186A (en) Method and apparatus for DNA-sequencing using reduced number of sequencing mixtures
US6132578A (en) Method and apparatus for electrophoresis separation and detection
JP2003504619A (ja) 時間的に間隔を設けた複数の注入を用いる小化合物の増加させた処理量分析
JPS62249049A (ja) 分離されたオリゴヌクレオチド類を電気泳動的に検出する方法
JP2649794B2 (ja) オリゴヌクレオチドの分析装置
JP2901004B2 (ja) Dnaの塩基配列決定法
EP0592060B1 (en) Digital DNA typing
US6436641B1 (en) Method and apparatus for DNA sequencing
CA2088260A1 (en) Method for determining dna sequences
JPS61173158A (ja) Dna配列決定法
JPS60161559A (ja) 核酸の塩基配列決定装置
JP2826366B2 (ja) 蛍光検出型電気泳動装置
JP2649794C (ja)
USRE43096E1 (en) Tagged extendable primers and extension products
Rogers DNA Sequencing Methods
JP3070861B2 (ja) 塩基配列決定法
JPH09512102A (ja) 電気泳動分析用の方法および装置
JP3264276B2 (ja) 核酸断片分子量分離パターンの検出方法
JP3255169B2 (ja) 電気泳動分離検出方法
Zhang et al. DNA SEQUENCING BY CAPILLARY GEL ELECTROPHORESIS AND LASER-INDUCED FLUORFSCIIVCE DETECTION

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19970213

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term