JPH0631736A - 成形装置 - Google Patents
成形装置Info
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- JPH0631736A JPH0631736A JP20980692A JP20980692A JPH0631736A JP H0631736 A JPH0631736 A JP H0631736A JP 20980692 A JP20980692 A JP 20980692A JP 20980692 A JP20980692 A JP 20980692A JP H0631736 A JPH0631736 A JP H0631736A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- platen
- mold base
- heat insulating
- mold
- Prior art date
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/72—Heating or cooling
- B29C45/73—Heating or cooling of the mould
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C33/00—Moulds or cores; Details thereof or accessories therefor
- B29C33/0022—Multi-cavity moulds
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/72—Heating or cooling
- B29C45/73—Heating or cooling of the mould
- B29C45/7337—Heating or cooling of the mould using gas or steam
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷却水を使用すること無くプラテンへの熱伝
導を抑制し得る成形装置を提供する。 【構成】 樹脂成形用金型26bが取り付けられたモー
ルドベース28bと、該モールドベース28bに内蔵さ
れ、前記金型26bを加熱するためのヒータ36bと、
前記モールドベース28bが取り付けられ、前記金型2
6bの型開、型閉を行うべく移動可能なプラテン18
と、前記モールドベース28bと前記プラテン18との
間に介挿された断熱部30bとを具備する成形装置10
において、前記断熱部30bと前記プラテン18との間
に放熱部34bが介挿されている。
導を抑制し得る成形装置を提供する。 【構成】 樹脂成形用金型26bが取り付けられたモー
ルドベース28bと、該モールドベース28bに内蔵さ
れ、前記金型26bを加熱するためのヒータ36bと、
前記モールドベース28bが取り付けられ、前記金型2
6bの型開、型閉を行うべく移動可能なプラテン18
と、前記モールドベース28bと前記プラテン18との
間に介挿された断熱部30bとを具備する成形装置10
において、前記断熱部30bと前記プラテン18との間
に放熱部34bが介挿されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は成形装置に関し、一層詳
細には樹脂成形用金型が取り付けられたモールドベース
と、モールドベースに内蔵され、金型を加熱するための
ヒータと、モールドベースが取り付けられ、金型の型
開、型閉を行うべく移動可能なプラテンと、モールドベ
ースとプラテンとの間に介挿された断熱部とを具備する
成形装置に関する。
細には樹脂成形用金型が取り付けられたモールドベース
と、モールドベースに内蔵され、金型を加熱するための
ヒータと、モールドベースが取り付けられ、金型の型
開、型閉を行うべく移動可能なプラテンと、モールドベ
ースとプラテンとの間に介挿された断熱部とを具備する
成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の成形装置について、図5と共に説
明する。図5に示す成形装置100はトランスファ成形
装置であり、固定プラテン102に対し、接離動機構1
06(例えばモータプレス機構)を介して可動プラテン
104が接離動可能になっている。固定プラテン102
および可動プラテン104にはそれぞれモールドベース
108a、108bが設けられており、各モールドベー
ス108a、108bにそれぞれ樹脂成形用の金型であ
るチェイス110a、110bが固定されている。ま
た、各モールドベース108a、108bには、チェイ
ス110a、110bを加熱するためのヒータ112が
内蔵されている。
明する。図5に示す成形装置100はトランスファ成形
装置であり、固定プラテン102に対し、接離動機構1
06(例えばモータプレス機構)を介して可動プラテン
104が接離動可能になっている。固定プラテン102
および可動プラテン104にはそれぞれモールドベース
108a、108bが設けられており、各モールドベー
ス108a、108bにそれぞれ樹脂成形用の金型であ
るチェイス110a、110bが固定されている。ま
た、各モールドベース108a、108bには、チェイ
ス110a、110bを加熱するためのヒータ112が
内蔵されている。
【0003】ヒータ112はモールドベース108a、
108b内に配設されているため、プラテン102、1
04のチェイス110a、110b取付面と反対側の面
との間には温度勾配が生じ、プラテン102、104全
体に熱膨張による変形(反り)が生じる。固定プラテン
102は基台部114に固定されているため変形量は小
さいが、可動プラテン104は固定されていないので変
形量が大きくなる。この変形量が大きいと、チェイス1
10a、110bを型閉しても正確に型閉できず、樹脂
成形の際に樹脂バリが発生する。
108b内に配設されているため、プラテン102、1
04のチェイス110a、110b取付面と反対側の面
との間には温度勾配が生じ、プラテン102、104全
体に熱膨張による変形(反り)が生じる。固定プラテン
102は基台部114に固定されているため変形量は小
さいが、可動プラテン104は固定されていないので変
形量が大きくなる。この変形量が大きいと、チェイス1
10a、110bを型閉しても正確に型閉できず、樹脂
成形の際に樹脂バリが発生する。
【0004】そこで、プラテン102、104と、各モ
ールドベース108a、108bとの間には断熱部11
6a、116bが介挿され、プラテン102、104へ
の熱伝導を抑制している。また、断熱部116a、11
6bだけではプラテン102、104への熱伝導を抑制
しきれないので、プラテン102、104には冷却水の
回路118が設けられており、当該回路118内へ冷却
水を通すことによりプラテン102、104を冷却して
熱による変形防止を図っている。
ールドベース108a、108bとの間には断熱部11
6a、116bが介挿され、プラテン102、104へ
の熱伝導を抑制している。また、断熱部116a、11
6bだけではプラテン102、104への熱伝導を抑制
しきれないので、プラテン102、104には冷却水の
回路118が設けられており、当該回路118内へ冷却
水を通すことによりプラテン102、104を冷却して
熱による変形防止を図っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来の成形装置には次のような課題がある。プラテン1
02、104に冷却水の回路118が設けられているた
め、プラテン102、104の構造が複雑になってしま
うと共に、冷却水の供給装置が必要になり、付帯設備に
大きなコストがかかるといる課題がある。また、冷却水
の水質管理が必要になり手間がかかる。さらに、冷却水
を扱うため、漏水等があった場合、作業環境を悪化させ
るおそれが有るという課題もある。従って、本発明は冷
却水を使用すること無くプラテンへの熱伝導を抑制し得
る成形装置を提供することを目的とする。
従来の成形装置には次のような課題がある。プラテン1
02、104に冷却水の回路118が設けられているた
め、プラテン102、104の構造が複雑になってしま
うと共に、冷却水の供給装置が必要になり、付帯設備に
大きなコストがかかるといる課題がある。また、冷却水
の水質管理が必要になり手間がかかる。さらに、冷却水
を扱うため、漏水等があった場合、作業環境を悪化させ
るおそれが有るという課題もある。従って、本発明は冷
却水を使用すること無くプラテンへの熱伝導を抑制し得
る成形装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、樹脂成形用
金型が取り付けられたモールドベースと、該モールドベ
ースに内蔵され、前記金型を加熱するためのヒータと、
前記モールドベースが取り付けられ、前記金型の型開、
型閉を行うべく移動可能なプラテンと、前記モールドベ
ースと前記プラテンとの間に介挿された断熱部とを具備
する成形装置において、前記断熱部と前記プラテンとの
間に放熱部が介挿されていることを特徴とする。また、
前記断熱部と前記放熱部の組み合わせを2組以上設けて
もよいし、前記放熱部を空気冷却する空冷手段で冷却し
てもよい。
め、本発明は次の構成を備える。すなわち、樹脂成形用
金型が取り付けられたモールドベースと、該モールドベ
ースに内蔵され、前記金型を加熱するためのヒータと、
前記モールドベースが取り付けられ、前記金型の型開、
型閉を行うべく移動可能なプラテンと、前記モールドベ
ースと前記プラテンとの間に介挿された断熱部とを具備
する成形装置において、前記断熱部と前記プラテンとの
間に放熱部が介挿されていることを特徴とする。また、
前記断熱部と前記放熱部の組み合わせを2組以上設けて
もよいし、前記放熱部を空気冷却する空冷手段で冷却し
てもよい。
【0007】
【作用】作用について説明する。断熱部とプラテンとの
間に放熱部が介挿されているので、モールドベースに内
蔵されているヒータから伝導された熱はまず断熱部に伝
導を妨げられる。断熱部が有るにもかかわらず伝導され
た熱は次に放熱部により放熱されるので、プラテンヘ伝
達される熱を極めて僅かなものとすることができる。特
に、断熱部と前記放熱部の組み合わせを2組以上設ける
と、プラテンへの熱伝導をより一層防止できる。さら
に、放熱部を空気冷却する空冷手段で冷却すれば、プラ
テンへの熱伝導をより一層防止できると共に、作業環境
を悪化させることがない。
間に放熱部が介挿されているので、モールドベースに内
蔵されているヒータから伝導された熱はまず断熱部に伝
導を妨げられる。断熱部が有るにもかかわらず伝導され
た熱は次に放熱部により放熱されるので、プラテンヘ伝
達される熱を極めて僅かなものとすることができる。特
に、断熱部と前記放熱部の組み合わせを2組以上設ける
と、プラテンへの熱伝導をより一層防止できる。さら
に、放熱部を空気冷却する空冷手段で冷却すれば、プラ
テンへの熱伝導をより一層防止できると共に、作業環境
を悪化させることがない。
【0008】
【実施例】以下、本発明の公的な実施例について添付図
面と共に詳述する。図1には本実施例に挙げる半導体装
置の樹脂封止に用いるトランスファ成形装置の要部正面
図を示し、図2には放熱部の斜視図を示し、図3には断
熱部と放熱部を2組設けた実施例の要部正面図を示し、
図4には放熱部を空気冷却する空冷手段を設けた実施例
の要部側面図を示す。まず、図1と共に実施例のトラン
スファ成形装置10の構造について説明する。
面と共に詳述する。図1には本実施例に挙げる半導体装
置の樹脂封止に用いるトランスファ成形装置の要部正面
図を示し、図2には放熱部の斜視図を示し、図3には断
熱部と放熱部を2組設けた実施例の要部正面図を示し、
図4には放熱部を空気冷却する空冷手段を設けた実施例
の要部側面図を示す。まず、図1と共に実施例のトラン
スファ成形装置10の構造について説明する。
【0009】12は固定プラテンであり、基台部24に
固定されている。14、16はタイバーであり、4本設
けられている。タイバー14、16は下端部が固定プラ
テン12の上面に固定され、上端部はトランスファ成形
装置10のフレーム(不図示)へ固定されている。18
は可動プラテンであり、タイバー14、16が挿通され
ている。可動プラテン18は上下動機構25(例えばプ
レス機構)を介してタイバー14、16に沿って上下動
(矢印A)可能になっている。
固定されている。14、16はタイバーであり、4本設
けられている。タイバー14、16は下端部が固定プラ
テン12の上面に固定され、上端部はトランスファ成形
装置10のフレーム(不図示)へ固定されている。18
は可動プラテンであり、タイバー14、16が挿通され
ている。可動プラテン18は上下動機構25(例えばプ
レス機構)を介してタイバー14、16に沿って上下動
(矢印A)可能になっている。
【0010】20は下金型部であり、固定プラテン12
の上面中央に固定されている。下金型部20は、樹脂封
止用の金型であるチェイス26a、モールドベース28
a、断熱部30a、スペーサ32a、放熱部34aから
成る。チェイス26aの上面(パーティング面)には樹
脂封止するリードフレームをセットするキャビティが凹
設されている。モールドベース28aにはチェイス26
aを加熱するための電熱ヒータ36aが内蔵されてい
る。断熱部30aは複数の断熱材料(例えばフォルステ
ライト系セラミック、フェノール・エポキシ系樹脂、フ
ォルステライト、ジルコニア、ステアタイト、ムライ
ト、ジルコン、チタニア等)を組み合わせて形成されて
いる。スペーサ32aは金属板(例えばスティール)で
形成されている。
の上面中央に固定されている。下金型部20は、樹脂封
止用の金型であるチェイス26a、モールドベース28
a、断熱部30a、スペーサ32a、放熱部34aから
成る。チェイス26aの上面(パーティング面)には樹
脂封止するリードフレームをセットするキャビティが凹
設されている。モールドベース28aにはチェイス26
aを加熱するための電熱ヒータ36aが内蔵されてい
る。断熱部30aは複数の断熱材料(例えばフォルステ
ライト系セラミック、フェノール・エポキシ系樹脂、フ
ォルステライト、ジルコニア、ステアタイト、ムライ
ト、ジルコン、チタニア等)を組み合わせて形成されて
いる。スペーサ32aは金属板(例えばスティール)で
形成されている。
【0011】放熱部34aはアルミニウム合金(例えば
Al−Zn−Mg−Cu系合金)で形成されている。放
熱部34aの詳しい形状を図2に示す。放熱部34aは
上下両面に溝36が前後両端面に亙り形成されている。
この溝36を形成することにより放熱面を広く確保して
いる。放熱部34aはスペーサ32aを介して断熱部3
0aと固定プラテン12との間に介挿され、モールドベ
ース28a、断熱部30a、スペーサ32aを経由して
伝導された熱を大気中へ放熱する。上記のチェイス26
a、モールドベース28a、断熱部30a、スペーサ3
2a、放熱部34aは、不図示のボルトにより下金型部
20として一体に固定プラテン12へ固定されている。
Al−Zn−Mg−Cu系合金)で形成されている。放
熱部34aの詳しい形状を図2に示す。放熱部34aは
上下両面に溝36が前後両端面に亙り形成されている。
この溝36を形成することにより放熱面を広く確保して
いる。放熱部34aはスペーサ32aを介して断熱部3
0aと固定プラテン12との間に介挿され、モールドベ
ース28a、断熱部30a、スペーサ32aを経由して
伝導された熱を大気中へ放熱する。上記のチェイス26
a、モールドベース28a、断熱部30a、スペーサ3
2a、放熱部34aは、不図示のボルトにより下金型部
20として一体に固定プラテン12へ固定されている。
【0012】22は上金型部であり、可動プラテン18
の下面中央に固定されている。上金型部20は、樹脂封
止用の金型であるチェイス26b、モールドベース28
b、断熱部30b、スペーサ32b、放熱部34bから
成る。チェイス26bの下面(パーティング面)には樹
脂封止するリードフレームをセットするキャビティが凹
設されている。モールドベース28bにはチェイス26
bを加熱するための電熱ヒータ36bが内蔵されてい
る。断熱部30bは複数の断熱材料(例えばフォルステ
ライト系セラミック、フェノール・エポキシ系樹脂、フ
ォルステライト、ジルコニア、ステアタイト、ムライ
ト、ジルコン、チタニア等)を組み合わせて形成されて
いる。スペーサ32bは金属板(例えばスティール)で
形成されている。
の下面中央に固定されている。上金型部20は、樹脂封
止用の金型であるチェイス26b、モールドベース28
b、断熱部30b、スペーサ32b、放熱部34bから
成る。チェイス26bの下面(パーティング面)には樹
脂封止するリードフレームをセットするキャビティが凹
設されている。モールドベース28bにはチェイス26
bを加熱するための電熱ヒータ36bが内蔵されてい
る。断熱部30bは複数の断熱材料(例えばフォルステ
ライト系セラミック、フェノール・エポキシ系樹脂、フ
ォルステライト、ジルコニア、ステアタイト、ムライ
ト、ジルコン、チタニア等)を組み合わせて形成されて
いる。スペーサ32bは金属板(例えばスティール)で
形成されている。
【0013】放熱部34bはアルミニウム合金(例えば
Al−Zn−Mg−Cu系合金)で形成されている。放
熱部34bの形状も図2と同じである。放熱部34bは
上下両面に溝36が前後両端面に亙り形成されている。
この溝36を形成することにより放熱面を広く確保して
いる。放熱部34bはスペーサ32bを介して断熱部3
0bと固定プラテン12との間に介挿され、モールドベ
ース28b、断熱部30b、スペーサ32bを経由して
伝導された熱を大気中へ放熱する。上記のチェイス26
b、モールドベース28b、断熱部30b、スペーサ3
2b、放熱部34bも、不図示のボルトにより上金型部
22として一体に可動プラテン18へ固定されている。
Al−Zn−Mg−Cu系合金)で形成されている。放
熱部34bの形状も図2と同じである。放熱部34bは
上下両面に溝36が前後両端面に亙り形成されている。
この溝36を形成することにより放熱面を広く確保して
いる。放熱部34bはスペーサ32bを介して断熱部3
0bと固定プラテン12との間に介挿され、モールドベ
ース28b、断熱部30b、スペーサ32bを経由して
伝導された熱を大気中へ放熱する。上記のチェイス26
b、モールドベース28b、断熱部30b、スペーサ3
2b、放熱部34bも、不図示のボルトにより上金型部
22として一体に可動プラテン18へ固定されている。
【0014】上記の構成を備えるトランスファ成形装置
10において、ヒータ36a、36bへ通電し、モール
ドベース28a、28bが加熱され、プラテン12、1
8方向へ熱が伝導されても、各断熱部30a、30bと
各プラテン12、18との間に放熱部34a、34bが
介挿されているので、まずヒータから伝導された熱は断
熱部に伝導を妨げられる。さらに断熱部30a、30b
が有るにもかかわらず伝導された熱は放熱部34a、3
4bにより大気中へ放熱されるので、プラテン12、1
8ヘ伝達される熱を極めて僅かなものとすることができ
る。その結果、プラテン12、18、特に可動プラテン
18の熱に起因する変形を極めて小さなものとすること
ができる。
10において、ヒータ36a、36bへ通電し、モール
ドベース28a、28bが加熱され、プラテン12、1
8方向へ熱が伝導されても、各断熱部30a、30bと
各プラテン12、18との間に放熱部34a、34bが
介挿されているので、まずヒータから伝導された熱は断
熱部に伝導を妨げられる。さらに断熱部30a、30b
が有るにもかかわらず伝導された熱は放熱部34a、3
4bにより大気中へ放熱されるので、プラテン12、1
8ヘ伝達される熱を極めて僅かなものとすることができ
る。その結果、プラテン12、18、特に可動プラテン
18の熱に起因する変形を極めて小さなものとすること
ができる。
【0015】次に第2の実施例について、図3と共に説
明する。この実施例においては、ヒータ50内蔵のモー
ルドベース52と可動プラテン54との間に、断熱部5
6a、スペーサ58a、放熱部60aおよび断熱部56
b、スペーサ58b、放熱部60bが介挿されている。
このように、断熱部56a、56bと放熱部60a、6
0bの組み合わせを2組以上設けると、プラテン54へ
の熱伝導をより一層防止できる。なお、断熱部56a、
56b、放熱部60a、60b等は、図1および図2に
示す実施例と同一の部材、構成を用いることが可能であ
る。
明する。この実施例においては、ヒータ50内蔵のモー
ルドベース52と可動プラテン54との間に、断熱部5
6a、スペーサ58a、放熱部60aおよび断熱部56
b、スペーサ58b、放熱部60bが介挿されている。
このように、断熱部56a、56bと放熱部60a、6
0bの組み合わせを2組以上設けると、プラテン54へ
の熱伝導をより一層防止できる。なお、断熱部56a、
56b、放熱部60a、60b等は、図1および図2に
示す実施例と同一の部材、構成を用いることが可能であ
る。
【0016】さらに第3の実施例について、図3と共に
説明する。この実施例は、図1および図2の実施例にお
いて、放熱部56を空気冷却する空冷手段を設けたもの
である。空冷手段は、不図示の送風機と接続されたノズ
ル70を含み、ノズル70先端から噴出する空気が、図
2に示す放熱部34a、34bと同一の構造を有する放
熱部72の溝74内へ後端面側(図面右側)から送り込
まれるようになっている。放熱部72の溝74内へ空気
を送り込むことにより、モールドべース76から断熱部
78を経由して放熱部72まで伝導して来た熱は送り込
まれた空気により強制的に冷却されるので、可動プラテ
ン80への熱伝導をより確実に防止可能となる。冷却媒
体として空気を使用すると、冷却水では必要な水質管理
は不要であるし、また仮に漏洩が発生しても冷却水とは
異なりクリーンなので、作業環境を悪化させることがな
いというメリットがある。以上、本発明の好適な実施例
について種々述べてきたが、本発明は上述の実施例に限
定されるのではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多
くの改変を施し得るのはもちろんである。
説明する。この実施例は、図1および図2の実施例にお
いて、放熱部56を空気冷却する空冷手段を設けたもの
である。空冷手段は、不図示の送風機と接続されたノズ
ル70を含み、ノズル70先端から噴出する空気が、図
2に示す放熱部34a、34bと同一の構造を有する放
熱部72の溝74内へ後端面側(図面右側)から送り込
まれるようになっている。放熱部72の溝74内へ空気
を送り込むことにより、モールドべース76から断熱部
78を経由して放熱部72まで伝導して来た熱は送り込
まれた空気により強制的に冷却されるので、可動プラテ
ン80への熱伝導をより確実に防止可能となる。冷却媒
体として空気を使用すると、冷却水では必要な水質管理
は不要であるし、また仮に漏洩が発生しても冷却水とは
異なりクリーンなので、作業環境を悪化させることがな
いというメリットがある。以上、本発明の好適な実施例
について種々述べてきたが、本発明は上述の実施例に限
定されるのではなく、発明の精神を逸脱しない範囲で多
くの改変を施し得るのはもちろんである。
【0017】
【発明の効果】本発明に係る成形装置を用いると、断熱
部とプラテンとの間に放熱部が介挿されているので、モ
ールドベースに内蔵されているヒータから伝導された熱
はまず断熱部に伝導を妨げられる。断熱部が有るにもか
かわらず伝導された熱は次に放熱部により放熱されるの
で、プラテンヘ伝達される熱を極めて僅かなものとする
ことができる。従って、プラテンの熱変形防止のため
に、冷却水を使用することがないので、プラテンの構造
も簡単にできると共に、面倒な冷却水管理も行う必要が
ない。特に、断熱部と前記放熱部の組み合わせを2組以
上設けると、プラテンへの熱伝導をより一層防止でき
る。さらに、放熱部を空気冷却する空冷手段で冷却すれ
ば、プラテンへの熱伝導をより一層防止できると共に、
作業環境を悪化させることがない等の著効を奏する。
部とプラテンとの間に放熱部が介挿されているので、モ
ールドベースに内蔵されているヒータから伝導された熱
はまず断熱部に伝導を妨げられる。断熱部が有るにもか
かわらず伝導された熱は次に放熱部により放熱されるの
で、プラテンヘ伝達される熱を極めて僅かなものとする
ことができる。従って、プラテンの熱変形防止のため
に、冷却水を使用することがないので、プラテンの構造
も簡単にできると共に、面倒な冷却水管理も行う必要が
ない。特に、断熱部と前記放熱部の組み合わせを2組以
上設けると、プラテンへの熱伝導をより一層防止でき
る。さらに、放熱部を空気冷却する空冷手段で冷却すれ
ば、プラテンへの熱伝導をより一層防止できると共に、
作業環境を悪化させることがない等の著効を奏する。
【図1】本発明に係る実施例のトランスファ成形装置の
要部正面図。
要部正面図。
【図2】その装置に用いられている放熱部の斜視図。
【図3】第2の実施例の要部正面図。
【図4】第3の実施例の要部側面図。
【図5】従来のトランスファ成形装置の要部正面図。
10 トランスファ成形装置 18、54、80 可動プラテン 26b チェイス 28b、52、76 モールドベース 30b、56a、56b、78 断熱部 34b、60a、60b、72 放熱部 36b、50 電熱ヒータ 70 ノズル
Claims (3)
- 【請求項1】 樹脂成形用金型が取り付けられたモール
ドベースと、 該モールドベースに内蔵され、前記金型を加熱するため
のヒータと、 前記モールドベースが取り付けられ、前記金型の型開、
型閉を行うべく移動可能なプラテンと、 前記モールドベースと前記プラテンとの間に介挿された
断熱部とを具備する成形装置において、 前記断熱部と前記プラテンとの間に放熱部が介挿されて
いることを特徴とする成形装置。 - 【請求項2】 前記断熱部と前記放熱部の組み合わせが
2組以上設けられていることを特徴とする請求項1記載
の成形装置。 - 【請求項3】 前記放熱部を空気冷却する空冷手段を具
備することを特徴とする請求項1または2記載の成形装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20980692A JPH0631736A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20980692A JPH0631736A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0631736A true JPH0631736A (ja) | 1994-02-08 |
Family
ID=16578915
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20980692A Pending JPH0631736A (ja) | 1992-07-14 | 1992-07-14 | 成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631736A (ja) |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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-
1992
- 1992-07-14 JP JP20980692A patent/JPH0631736A/ja active Pending
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