JPH06317181A - ガスタ−ビンおよびガスタ−ビン燃焼装置 - Google Patents
ガスタ−ビンおよびガスタ−ビン燃焼装置Info
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- JPH06317181A JPH06317181A JP10291993A JP10291993A JPH06317181A JP H06317181 A JPH06317181 A JP H06317181A JP 10291993 A JP10291993 A JP 10291993A JP 10291993 A JP10291993 A JP 10291993A JP H06317181 A JPH06317181 A JP H06317181A
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Abstract
この火炎検知窓が清掃され、火炎検知誤差の無いガスタ
−ビン燃焼装置を提供する。 【構成】 火炎検知装置10に、その一方端が火炎検知
装置の検知窓前面部に開口し、かつ他方端がガスタ−ビ
ン運転中の燃焼室内圧にほぼ等しい圧力を有する空気タ
ンク18に結合した空気流通管17を設けるようにし
た。
Description
−ビン燃焼装置の改良に係り、特に冷却媒体(例えば
水)による冷却が行われている火炎検知装置を備えたガ
スタ−ビン及びガスタ−ビン燃焼装置の改良に関するも
のである。
置は、燃焼火炎に対向配置されていることから高温に曝
され熱損傷を生ずる恐れがある。このため一般には水に
て冷却するようにしているのが普通である。
ンの運転中は特に問題はないが、停止中には、その停止
中においても火炎検知装置は水により冷却されているこ
とから、火炎検知窓の温度が低下し、火炎検知窓に水滴
が発生、すなわち検知窓に曇りを生ずることがある。こ
の火炎検知窓の曇りはその検知に誤動作を与えガスタ−
ビンの制御に悪影響を及ぼしてしまう。
0−108999号公報に開示されているように、検知
窓にパ−ジ用空気を吹き付け水滴を排除するようにして
いる。勿論ガスタ−ビンの場合、燃焼装置の起動時の着
火状態を検知することが大切で、起動時にパ−ジ用空気
の供給が行われる。
成された火炎検知装置を備えた燃焼器であると、検知窓
の曇りは無くなり特に問題ないように思われるが、しか
しDSS運転、すなわち一日に起動停止が頻繁に行われ
るガスタ−ビンにおいては、いつ起動するか予想できな
い場合があり、起動と同時にパ−ジ空気の供給が行われ
ても、検知窓に曇りがある状態で検知がなされ、すなわ
ちその検知に誤差が生じ、ガスタ−ビンの制御に悪影響
を及ぼしてしまう嫌いがあった。
的とするところは、特に特殊な機器を採用することなく
自動的にこの火炎検知窓が清掃され、火炎検知誤差の無
いガスタ−ビン燃焼装置を提供するにある。
検知装置に、その一方端が火炎検知装置の検知窓前面部
に開口し、かつ他方端がガスタ−ビン運転中の燃焼室内
圧にほぼ等しい圧力を有する空気タンクに結合した空気
流通管を設けるようになし所期の目的を達成するように
したものである。
炎検知装置であると、ガスタ−ビンが停止すると燃焼室
内の圧力が下がるので、空気タンク内の圧縮空気が自動
的に火炎検知窓に吹き付けられ、ガスタ−ビンの停止中
常に火炎検知窓に曇りや汚れをが発生するのが防止さ
れ、たとえ起動時期が予想できない場合であっても火炎
検知誤差の無いガスタ−ビン燃焼装置とすることができ
る。
に説明する。図1には被蓋構成1、バーナ2、燃焼室R
を形成している燃焼器ライナ3及び尾筒4を具備してい
るガスタ−ビン燃焼装置が示されている。
気の流れを示し、白抜き矢印は燃焼ガスのながれを示し
ている。
料供給装置5から供給された燃料と圧縮機6から供給さ
れる燃焼用空気により燃焼器ライナ3内でなされ、そし
て燃焼した高温高圧のガスは尾筒4および静翼7を介し
て回転体側の動翼8に与えられ、回転子を駆動する。
検知するために、火炎検知装置10が設けられている。
この火炎検知装置は、最も火炎の状態が見やすい燃焼器
ライナ3の上方部分に燃焼火炎の方向に向いて設けられ
ている。
て示されているように、筒母体11があり、この筒母体
の一方側端(図中上方)の内部には、火炎状態を検知
し、検知した信号を電気信号に変換する光電管12が設
けられ、他方端側、すなわち光電管12の前面に位置す
る部分には検知窓13が設けられている。
保護するための石英硝子14が嵌め込まれている。さら
にこの検知窓の前面にはフード15が設けられ、このフ
ードはバーナに発生する火炎の光線が光電管12に入る
よう、すなわちできるだけ他の光線が光電管に12入ら
ないような役目をする。
冷却するための冷却装置16が設けられている。冷却装
置は冷却水が循環されこのフードを介して火炎検知本体
の熱を奪うように形成されている。
通管17が設けられている。空気流通管の一方端17a
は検知窓13に向いて開口し、他方端17bは図1に示
されているように圧力調整機構の役目をする空気タンク
18に結合されている。
における燃焼室の圧力とほぼ同様、あるいはそれより僅
かに低い圧力となるように空気供給装置19より空気が
供給される。
れた逆止弁(一方向流通弁)であり、ガスタ−ビン運転
中に燃焼室内圧が高くなる場合があり、このため燃焼ガ
スが逆流しないように設けられている。21は空気タン
ク18と空気供給装置19の間に設けられた逆止弁であ
る。
たり、止めたりすることが必要な時に操作する開閉弁で
ある。
気タンク18、すなわち圧力調整機構により空気流通管
17内をガスタ−ビン運転中の燃焼室圧力とほぼ同じか
あるいはそれより低く設定しておく。このように圧力設
定することによって、ガスタ−ビン運転中には空気流通
管内の空気は止まっていて検知窓に吹き付けられること
はない。
焼室内の圧力が下がるので自動的に圧縮空気が火炎検知
窓に吹き付けられ、ガスタ−ビンの停止中に火炎検知窓
に曇りや汚れをが発生するのが防止され、たとえDSS
運転が行われ、起動時の予想ができないガスタ−ビンで
あっても常に清掃された検知窓となり、火炎検知誤差の
無いガスタ−ビンを得ることができる。
タ−ビン運転中の燃焼室圧力にほぼ等しくする旨述べて
きたが、空気流通管からの噴出空気をガスタ−ビンの停
止後所定の時間経過してから空気を噴出させようとする
場合には、運転中の燃焼室圧力より低い値で良いことは
勿論である。この圧力値は運転中の燃焼室圧力よりは低
く、かつ停止中の燃焼室圧力よりは高い圧力の範囲内で
あれば良い。
傍に開口する旨述べてきたが、この先端部を次のように
形成すると良好であろう。すなわち図3に示すように、
空気流通管17の検知窓側先端に、散布ノズル17bを
設けるのである。このように形成すると前述した効果は
達成されることは勿論のこと、さらに検知窓の硝子14
の表面全体に噴出した空気が行き渡り一部の汚れのため
に生ずる検知誤差もなくなるであろう。
知装置に、その一方端が火炎検知装置の検知窓前面部に
開口し、かつ他方端がガスタ−ビン運転中の燃焼室内圧
にほぼ等しい圧力を有する空気タンクに結合した空気流
通管を設けるようになしたから、ガスタ−ビンが停止す
ると燃焼室内の圧力が下がるので、空気タンク内の圧縮
空気が自動的に火炎検知窓に吹き付けられ、ガスタ−ビ
ンの停止中常に火炎検知窓に曇りや汚れをが発生するの
が防止され、たとえ起動時期が予想できない場合であっ
ても火炎検知誤差の無いガスタ−ビン燃焼装置を得るこ
とができる。
ビンの要部を示す縦断側面図である。
断側面図である。
部を拡大して示す縦断側面図である。
知窓、16…冷却装置、17…空気流通管、18…空気
タンク、19…空気供給装置、20逆止弁、R…燃焼
室。
Claims (9)
- 【請求項1】 燃焼室内に配置され、かつ冷却媒体にて
冷却される火炎検知装置を備えたガスタ−ビン燃焼装置
において、 前記火炎検知装置に、 その一方端が火炎検知装置の検知窓近傍に開口し、かつ
他方端がガスタ−ビン燃焼室内の圧力にほぼ等しい空気
圧力を有する空気タンクに結合された空気流通管を設け
たことを特徴とするガスタ−ビン燃焼装置。 - 【請求項2】 燃焼室内に配置され、かつ冷却媒体にて
冷却される火炎検知装置を備えたガスタ−ビン燃焼装置
において、 前記火炎検知装置に、 その一方端が火炎検知装置の検知窓近傍に開口し、かつ
他方端がガスタ−ビン運転中の燃焼室内の圧力よりは低
く、かつ運転停止中の燃焼室内の圧力よりは高い空気圧
力を有する空気タンクに結合された空気流通管を設けた
ことを特徴とするガスタ−ビン燃焼装置。 - 【請求項3】 燃焼室内に配置され、かつ冷却媒体にて
冷却される火炎検知装置を備えたガスタ−ビン燃焼装置
において、 前記火炎検知装置に、 その一方端が火炎検知装置の検知窓前面部に開口し、か
つ他方端がガスタ−ビン運転中の燃焼室内圧にほぼ等し
い圧力を有する空気タンクに結合した空気流通管を設け
たことを特徴とするガスタ−ビン燃焼装置。 - 【請求項4】 前記空気流通管の検知窓側端部に、散布
ノズル装置を設けてなる請求項3記載のガスタ−ビン燃
焼装置。 - 【請求項5】 前記空気流通管に、火炎検知装置の検知
窓側から空気タンク側への空気の流通を阻止する逆止弁
を設けてなる請求項3記載のガスタ−ビン燃焼装置。 - 【請求項6】 燃焼室内に配置され、かつ冷却媒体にて
冷却される火炎検知装置を備えたガスタ−ビン燃焼装置
において、 前記火炎検知装置に、 一方端が検知窓の前面の部分で、かつ検知窓に対向して
開口し、かつ他方端がガスタ−ビン運転中の燃焼室内圧
にほぼ等しい圧力を有する空気タンク内に開口した空気
流通管を設けたことを特徴とするガスタ−ビン燃焼装
置。 - 【請求項7】 前記検知窓が燃焼室の上方部に設けられ
るとともに、前記空気流通管の検知窓側端部は検知窓の
隅部に対向して配置されてなる請求項5記載のガスタ−
ビン燃焼装置。 - 【請求項8】 燃焼室内に配置され、かつ冷却媒体にて
冷却される火炎検知装置を備えたガスタ−ビンにおい
て、 前記火炎検知装置に、その一方端が検知窓近傍に開口
し、かつ他方端がガスタ−ビン運転中の燃焼室内圧にほ
ぼ等しい圧力を有する空気タンクに結合した空気流通管
を設けたことを特徴とするガスタ−ビン。 - 【請求項9】 燃焼室内に配置され、かつ冷却媒体にて
冷却される火炎検知装置を備えたガスタ−ビンにおい
て、 前記火炎検知装置の検知窓に吹き付ける空気を蓄える空
気タンクと、 該空気タンクに空気を供給する空気供給装置と、 該空気供給装置と前記空気タンク間の空気路に設けら
れ、前記空気供給装置から前記空気タンク側へのみ空気
が流通するように配置された一方向流通弁と、 前記空気タンクにその一方端が結合され、かつ他方端が
前記火炎検知装置の検知窓近傍に開口している空気流通
管と、 該空気流通管に設けられ、前記空気タンクから火炎検知
装置側へのみ空気が流通するように配置された一方向流
通弁と、 を設けたことを特徴とするガスタ−ビン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5102919A JP3039589B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | ガスタ−ビンおよびガスタ−ビン燃焼装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5102919A JP3039589B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | ガスタ−ビンおよびガスタ−ビン燃焼装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06317181A true JPH06317181A (ja) | 1994-11-15 |
JP3039589B2 JP3039589B2 (ja) | 2000-05-08 |
Family
ID=14340273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5102919A Expired - Lifetime JP3039589B2 (ja) | 1993-04-28 | 1993-04-28 | ガスタ−ビンおよびガスタ−ビン燃焼装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3039589B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009257096A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 火炎検出器の取付構造 |
KR20210090509A (ko) * | 2020-01-10 | 2021-07-20 | 한국전력공사 | 연소기 내부의 화염 위치 계측 시스템 및 계측 방법 |
EP4163697A1 (en) * | 2021-10-07 | 2023-04-12 | General Electric Company | Flame detector lens maintenance system |
-
1993
- 1993-04-28 JP JP5102919A patent/JP3039589B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009257096A (ja) * | 2008-04-11 | 2009-11-05 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 火炎検出器の取付構造 |
KR20210090509A (ko) * | 2020-01-10 | 2021-07-20 | 한국전력공사 | 연소기 내부의 화염 위치 계측 시스템 및 계측 방법 |
EP4163697A1 (en) * | 2021-10-07 | 2023-04-12 | General Electric Company | Flame detector lens maintenance system |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3039589B2 (ja) | 2000-05-08 |
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