JPH0631694Y2 - 連続パルス着磁器 - Google Patents
連続パルス着磁器Info
- Publication number
- JPH0631694Y2 JPH0631694Y2 JP1985092190U JP9219085U JPH0631694Y2 JP H0631694 Y2 JPH0631694 Y2 JP H0631694Y2 JP 1985092190 U JP1985092190 U JP 1985092190U JP 9219085 U JP9219085 U JP 9219085U JP H0631694 Y2 JPH0631694 Y2 JP H0631694Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulse
- yoke
- predetermined
- permanent magnet
- rotation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は多数の磁極を連続に着磁する連続パルス着磁器
に関するものである。
に関するものである。
[従来の技術] モータのスピードをコントロールするためにモータの回
転に伴ってパルス信号を発信するエンコーダが使用され
ている。該エンコーダは微細な永久磁石を連続状に多数
個内臓したもので、第3図に示されているように、通電
した時、極性の方向が交互に異なるコイル30,30を
多数個、連続に埋設したヨーク31を材料32に押し当
てて該材料32に極性が交互に逆になる磁極を連続に印
加してなるものである。これらは何れも微細な磁極を取
扱うもので、極めて製作は困難である。
転に伴ってパルス信号を発信するエンコーダが使用され
ている。該エンコーダは微細な永久磁石を連続状に多数
個内臓したもので、第3図に示されているように、通電
した時、極性の方向が交互に異なるコイル30,30を
多数個、連続に埋設したヨーク31を材料32に押し当
てて該材料32に極性が交互に逆になる磁極を連続に印
加してなるものである。これらは何れも微細な磁極を取
扱うもので、極めて製作は困難である。
一方、永久磁石にするための着磁は通常IHCの5倍に近
い磁場を与える必要がある。従ってこれらの磁場を作る
には電磁石またはソレノイドコイルに電流を通電して行
なっているが、コイルの発熱や作業時間の短縮をはかる
ために通電時間の短いパルス波形を用いている。
い磁場を与える必要がある。従ってこれらの磁場を作る
には電磁石またはソレノイドコイルに電流を通電して行
なっているが、コイルの発熱や作業時間の短縮をはかる
ために通電時間の短いパルス波形を用いている。
またエンコーダの単位当りの極数が多い程精密なコント
ロールが可能となるので、最近では更に極数の多いもの
が要望されている。しかし従来の方法では極数を多くす
ればヨークのコイルの電線をさらに細いものを使用しな
ければならず、通電容量が減少することや、細い工作作
業が必要とされる等の問題点が発生し、極数の増加は限
界があった。
ロールが可能となるので、最近では更に極数の多いもの
が要望されている。しかし従来の方法では極数を多くす
ればヨークのコイルの電線をさらに細いものを使用しな
ければならず、通電容量が減少することや、細い工作作
業が必要とされる等の問題点が発生し、極数の増加は限
界があった。
[考案が解決しようとする課題] 本考案の課題は、前記作業を一切排除することによって
極めて簡単、迅速正確に、従来のものより極数の多い磁
極を連続して着磁できる連続パルス着磁器を提供するこ
とにある。
極めて簡単、迅速正確に、従来のものより極数の多い磁
極を連続して着磁できる連続パルス着磁器を提供するこ
とにある。
[課題を解決するための手段] 本考案の手段は着磁される永久磁石材料を所定の速度に
コントロールして移動または回転させる送り装置と、先
端にナイフエッジ状の極部を形成し、極部を永久磁石材
料に押し当てて所定位置に固定されるヨークと、ヨーク
に巻かれ、その端子に通電方向が交互に逆になり、かつ
任意の所定ヘルツに調節可能なパルス電流を通電するコ
イルとから成るものである。
コントロールして移動または回転させる送り装置と、先
端にナイフエッジ状の極部を形成し、極部を永久磁石材
料に押し当てて所定位置に固定されるヨークと、ヨーク
に巻かれ、その端子に通電方向が交互に逆になり、かつ
任意の所定ヘルツに調節可能なパルス電流を通電するコ
イルとから成るものである。
[実施例] 第1図は本考案の要部を示す説明図である。1は先端を
ナイフエッジ状に成形したヨーク、2はヨーク1に巻か
れたコイルで、その端子2a,2aには通電方向が交互
に逆になり、かつ所定ヘルツにコントロール可能なパル
ス電流が通電される。3はパルス電流を発生させる装置
で、そのダイアグラムが第2図に示してある。
ナイフエッジ状に成形したヨーク、2はヨーク1に巻か
れたコイルで、その端子2a,2aには通電方向が交互
に逆になり、かつ所定ヘルツにコントロール可能なパル
ス電流が通電される。3はパルス電流を発生させる装置
で、そのダイアグラムが第2図に示してある。
4は永久磁石材料で、着磁される部分がヨーク1の先端
に押し当てられながら移動または回転する。その移動・
回転装置は図は省略してあるが、所定の定速度にコント
ロールできる。
に押し当てられながら移動または回転する。その移動・
回転装置は図は省略してあるが、所定の定速度にコント
ロールできる。
[作用] 第2図において、スタートスイッチ10をオンにする
と、ON/OFF制御回路11がオンとなり、AC電源
12とACモータ13とが接続してACモータ13は回
転する。その回転は減速器14において減速されて、材
料4は回転する(ワーク回転15)。これに伴ってロー
タリーエンコーダ16も回転し、パルスを出力する。こ
のパルスは定速回転の制御と1回転の読み取りを行な
い、パルスはてい倍回路17において、新たなパルスを
発生する。即ちパルス数が倍増する。発信したパルスの
一部は分周回路18とゲート回路23に分けられ、分周
回路18により1回転で何パルスを発生させるかを分周
比設定器26で設定する。これによって極数を選びゲー
ト20に送って待機する。ゲート20信号はパルス印加
オン信号によってベースドライブに送られる。
と、ON/OFF制御回路11がオンとなり、AC電源
12とACモータ13とが接続してACモータ13は回
転する。その回転は減速器14において減速されて、材
料4は回転する(ワーク回転15)。これに伴ってロー
タリーエンコーダ16も回転し、パルスを出力する。こ
のパルスは定速回転の制御と1回転の読み取りを行な
い、パルスはてい倍回路17において、新たなパルスを
発生する。即ちパルス数が倍増する。発信したパルスの
一部は分周回路18とゲート回路23に分けられ、分周
回路18により1回転で何パルスを発生させるかを分周
比設定器26で設定する。これによって極数を選びゲー
ト20に送って待機する。ゲート20信号はパルス印加
オン信号によってベースドライブに送られる。
一方、ゲート回路23はカウンター24と設定器25に
より1回転のコントロールと1回転中のパルスを正確に
計測し1回転終了信号を送る。
より1回転のコントロールと1回転中のパルスを正確に
計測し1回転終了信号を送る。
一方、てい倍回路17により発信したパルスの一部はコ
ントロール部19に送信する。コントロール部19は各
回路からの信号を受け、スタートボタン10から終了迄
行うもので、スタートボタン10により回転指令でオン
・オフと回転数と定速回転の制御がなされ、定回転に達
するまでパルス電流を発生しない。パルス印加信号のオ
ン信号が出されたときゲート20に加えられて1回転中
のみパルス電流を流す。パルス電流終了後モーターはス
トップボタン28により停止する。自動の場合はスター
トボタン29のみオンで停止は自動停止となる。
ントロール部19に送信する。コントロール部19は各
回路からの信号を受け、スタートボタン10から終了迄
行うもので、スタートボタン10により回転指令でオン
・オフと回転数と定速回転の制御がなされ、定回転に達
するまでパルス電流を発生しない。パルス印加信号のオ
ン信号が出されたときゲート20に加えられて1回転中
のみパルス電流を流す。パルス電流終了後モーターはス
トップボタン28により停止する。自動の場合はスター
トボタン29のみオンで停止は自動停止となる。
上記において、ゲート20にパルス印加信号が印加され
ると、分周回路18において待機していた前記パルスは
ベースドライブ21に送信され、ベースドライブ21に
おいて交互に切替わるパルスに変換される。パルスは主
トランジスタ回路22に送信され、トランジスタ回路2
2に入力された電力を、交互に反転する電流に制御す
る。反転電流はコイル2に通電される。これによりヨー
ク1の先端にパルス毎に極性が反転する磁極が発生し、
回転する材料4に磁性が交互に逆になる磁極4a,4a
が印加される。
ると、分周回路18において待機していた前記パルスは
ベースドライブ21に送信され、ベースドライブ21に
おいて交互に切替わるパルスに変換される。パルスは主
トランジスタ回路22に送信され、トランジスタ回路2
2に入力された電力を、交互に反転する電流に制御す
る。反転電流はコイル2に通電される。これによりヨー
ク1の先端にパルス毎に極性が反転する磁極が発生し、
回転する材料4に磁性が交互に逆になる磁極4a,4a
が印加される。
なお25はカウンター24を設定するための設定器、1
9aはカウンター24と分周回路18とをリセットする
ためのリセット指令部である。
9aはカウンター24と分周回路18とをリセットする
ためのリセット指令部である。
[考案の効果] 本考案によれば、一定の速度で移動または回転する永久
磁石材料に磁性がパルス毎に交互に反転するヨークの先
端を押し当てて連続に磁極を形成するものであるから、
きわめて簡単・迅速かつ正確に極数の多い磁極を連続さ
せて着磁させることができる。特に本考案のものはヨー
クの先端がナイフエッジ状になっているため、垂直磁化
が行われ、高い磁化量が得られる。
磁石材料に磁性がパルス毎に交互に反転するヨークの先
端を押し当てて連続に磁極を形成するものであるから、
きわめて簡単・迅速かつ正確に極数の多い磁極を連続さ
せて着磁させることができる。特に本考案のものはヨー
クの先端がナイフエッジ状になっているため、垂直磁化
が行われ、高い磁化量が得られる。
第1図は本考案に係る連続パルス着磁器の要部を示す説
明図、第2図はパルス電流印加装置のブロック図、第3
図は従来の着磁方法の例を示す説明図である。 1……ヨーク、2……コイル、3……パルス電流発生装
置、4……永久磁石材料
明図、第2図はパルス電流印加装置のブロック図、第3
図は従来の着磁方法の例を示す説明図である。 1……ヨーク、2……コイル、3……パルス電流発生装
置、4……永久磁石材料
Claims (1)
- 【請求項1】着磁される永久磁石材料を所定の速度にコ
ントロールして移動または回転させる送り装置と、先端
にナイフエッジ状の極部を形成し、極部を永久磁石材料
に押し当てて所定位置に固定するヨークと、ヨークに巻
かれその端子に通電方向が交互に逆になり、かつ任意の
所定ヘルツに調節可能なパルス電流を通電するコイルと
からなる連続パルス着磁器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985092190U JPH0631694Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 連続パルス着磁器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985092190U JPH0631694Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 連続パルス着磁器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS622213U JPS622213U (ja) | 1987-01-08 |
JPH0631694Y2 true JPH0631694Y2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=30648765
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985092190U Expired - Lifetime JPH0631694Y2 (ja) | 1985-06-20 | 1985-06-20 | 連続パルス着磁器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0631694Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH07101650B2 (ja) * | 1989-02-27 | 1995-11-01 | アポロ医療器株式会社 | 磁気治療用柔軟性プラスチック複合線状磁性体の着磁方法及び着磁装置 |
EP2939601B1 (en) * | 2011-09-06 | 2018-11-14 | eZono AG | Magnetic medical device |
JP7274826B2 (ja) * | 2017-05-08 | 2023-05-17 | 日東電工株式会社 | 希土類焼結磁石とこれに用いる希土類焼結磁石用焼結体、及び、これらを製造するために用いることができる磁場印加装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55127874A (en) * | 1979-03-26 | 1980-10-03 | Sony Corp | Neutral point adjusting method for motor |
JPH0247845B2 (ja) * | 1981-07-08 | 1990-10-23 | Fuji Xerox Co Ltd | Genzoyojishakuroorunoseizohoho |
-
1985
- 1985-06-20 JP JP1985092190U patent/JPH0631694Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS622213U (ja) | 1987-01-08 |
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