JPH0627819U - 糸のトラバース装置 - Google Patents
糸のトラバース装置Info
- Publication number
- JPH0627819U JPH0627819U JP7043092U JP7043092U JPH0627819U JP H0627819 U JPH0627819 U JP H0627819U JP 7043092 U JP7043092 U JP 7043092U JP 7043092 U JP7043092 U JP 7043092U JP H0627819 U JPH0627819 U JP H0627819U
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- JP
- Japan
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- traverse
- magnet
- traverse guide
- guide
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 トラバース波形を自由に設定することが可能
な糸のトラバース装置を得る。 【構成】 トラバース方向に往復自在に設けられたトラ
バースガイドに磁石を固着し、該磁石に近接して、上記
トラバースガイドの軌道全体に亘って電磁コイルを多数
並設した。
な糸のトラバース装置を得る。 【構成】 トラバース方向に往復自在に設けられたトラ
バースガイドに磁石を固着し、該磁石に近接して、上記
トラバースガイドの軌道全体に亘って電磁コイルを多数
並設した。
Description
【0001】
本考案は糸のトラバース装置に関する。
【0002】
従来糸のトラバース装置は、巻取装置に導入される糸を、往復動するトラバー スガイドにより綾振りして巻取パッケージを形成するためのものであり、回転す るスロリールカムドラムの表面に形成された往復螺線状カム溝に従動片、振り棒 等のトラバース部材を係合して、該トラバース部材に固着されたトラバースガイ ドを往復駆動している。
【0003】 このようなトラバース装置においては、トラバースガイドの往復動の軌跡であ るトラバース波形はスクロールカムドラム表面の、カム溝の形状により与えられ るので、トラバース波形を変更する場合にはスクロールカムドラム自体を交換し なければならなかった。例えば、チーズ巻き時には綾角が一定の平行ドラムを用 いるが、コーン巻き時にはベースからノーズに向かって次第に綾角が大きくなる アクセラレートドラムを用いる必要があった。
【0004】 また、スクロールカムドラムの直径とパッケージ直径とがある一定の割合にな るとリボン巻きが発生するので、スクロールカムドラムの回転を変更するなどし て防止する必要があった。
【0005】
本考案は、従来の技術のこのような点に鑑みて、トラバース波形を自由に設定 することが可能な糸のトラバース装置を提供することを目的とするものである。
【0006】
トラバース方向に往復自在に設けられたトラバースガイドに磁石を固着し、該 磁石に近接して、上記トラバースガイドの軌道全体に亘って電磁コイルを多数並 設した。
【0007】
各電磁コイルに励磁電流を適宜供給して、トラバースガイドに固着された磁石 と各電磁コイルとの間において、トラバースガイド進行方向前方で引力、後方で 斥力が生じる磁界を発生させ、該磁界を上記励磁電流の供給状態を制御すること により順次移動させれば、トラバースガイドは磁界と共に移動する。
【0008】
本考案の実施の一例を図面と共に説明する。
【0009】 図1aに本考案のトラバース装置1を備えた巻取装置2を示す。図において、 トラバース装置1は、下面に磁石3aが固着されたトラバースガイド3、該トラ バースガイド3をトラバース方向への往復動に規制する1対のガイドプレート4 a,4b,及び、トラバースガイド3と共に往復動する磁石3の軌道下面全体に 亘って、多数並設された電磁コイル5等よりなるものであり、2aは巻取装置2 のフリクションローラ、Pはパッケージである。
【0011】 磁石3aはトラバースガイド3の性質上、永久磁石が適当であり、また、以下 の説明においてはN極のみの単極の磁石を使用した場合について示すが微小なN ,S極を交互に着磁した多極の磁石を用いることも制御上有効である。
【0012】 そして、磁石3aと電磁コイル5との間隔を小さくすることによりトラバース ガイド3が往復動する駆動力を大きくできると共に、各電磁コイル5を微小にし てトラバース装置1のピッチを小さくすれば、より精密なトラバース波形に対応 することが可能であり、また、ステップモータのステータのように角磁に歯形を 形成することも有効である。
【0013】 電磁コイル5は、夫々、図示しない制御装置を介して電源に接続され、該制御 装置より励磁電流が供給されれば磁束が発生し、各磁極5PにはN極、またはS 極が現出するようになっている。
【0014】 次に実施の一例に基づいて作用を説明する。
【0015】 図1bに示すように。、トラバースガイド3に固着された磁石3aの下面がN 極である場合、トラバースガイド3の進行方向前方の磁極5eにS極を現出させ 、トラバースガイド3の直下及び進行方向後方の磁極5a,5b,5c,5dに それぞれN極を現出させれば、磁極5eと磁石3aとの間に生じる斥力によりト ラバースガイド3の移動と同時に、該トラバースガイド3の更に前方に位置する 磁極5fにS極を、直下及び後方に磁極5b,5c,5d,5eにN極を現出さ せ、同様にしてトラバースガイド3を移動させ、このようにトラバースガイド3 の移動方向に沿って順次電磁コイル5を励磁して各磁極に発生する磁界を移動す れば、トラバースガイド3は磁界と共に移動する。
【0016】 そして、トランジスタ回路等を利用した制御装置により、各電磁コイル5に供 給される励磁電流を制御することにより、トラバースガイド3を任意の速度で移 動させたり、任意の位置で反転させることが可能であり、トラバース波形を自由 に設定することが可能である。
【0017】
本考案は、上述のとおりトラバース方向に往復自在に設けられたトラバースガ イドに磁石を固着し、該磁石に近接して、上記トラバースガイドの軌道全体に亘 って電磁コイルを多数並設したので、トラバースガイドの往復動は各電磁コイル の励磁状態により電気的に与えられ、励磁電流を制御することによりトラバース 波形を自由に設定することが可能である。
【図1】aは実施例のトラバース装置を備えた巻取装置
を示す一部切除した斜視図、bは要部正面図である。
を示す一部切除した斜視図、bは要部正面図である。
1 トラバース装置 3 トラバースガイド 3a 磁石 4a,4b ガイドプレート 5電磁コイル
Claims (1)
- 【請求項1】 トラバース方向に往復自在に設けられた
トラバースガイドに磁石を固着し、該磁石に近接して、
上記トラバースガイドの軌道全体に亘って電磁コイルを
多数並設してなる糸のトラバース装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7043092U JPH0627819U (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 糸のトラバース装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7043092U JPH0627819U (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 糸のトラバース装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0627819U true JPH0627819U (ja) | 1994-04-12 |
Family
ID=13431265
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7043092U Pending JPH0627819U (ja) | 1992-09-14 | 1992-09-14 | 糸のトラバース装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627819U (ja) |
-
1992
- 1992-09-14 JP JP7043092U patent/JPH0627819U/ja active Pending
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