JPH0631677B2 - 軸受装置への循環給油装置 - Google Patents

軸受装置への循環給油装置

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JPH0631677B2
JPH0631677B2 JP18145489A JP18145489A JPH0631677B2 JP H0631677 B2 JPH0631677 B2 JP H0631677B2 JP 18145489 A JP18145489 A JP 18145489A JP 18145489 A JP18145489 A JP 18145489A JP H0631677 B2 JPH0631677 B2 JP H0631677B2
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oil
tank
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return
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博樹 米山
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、軸受装置への循環給油装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来の軸受装置の給油装置としては、例えば実開昭63
−125294号公報に示されたものがある。このもの
は、開放型の潤滑油タンクを備え、そのタンク内の潤滑
油を給油ポンプで軸受装置に送って軸受潤滑を行う。潤
滑後の油(ドレンオイル)は、軸受装置の排油孔に接続
された油吸引手段であるダイアフラムポンプを用いて前
記開放型の潤滑油タンクへ戻すようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来のものは、ドレンオイルを軸受
装置の排油孔からダイアフラムポンプで吸引して開放型
の潤滑油タンクに戻すものとしたため、ダイアフラムの
交換等の保守作業に手間がかかり、又ドレンオイルと共
に潤滑油タンクに送り込まれる多量の空気が油中に気泡
となって残留し、なかなか分離しないなどの問題点があ
った。
この油中の気泡を含んだまま給油ポンプで軸受装置へ給
油すると、給油ポンプのキャビテーション・エロージョ
ンでポンプ寿命が短縮されるおそれがある。
そこで本発明は、上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、殊更な保守を必
要とせず、且つ気泡の残留もない軸受装置への循環給油
装置を提供して、上記従来の問題点を解決することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明は、軸受装置からの戻
り油の経路が接続される密閉タンクと、軸受装置への送
り油を貯える主タンクと、該主タンクへ前記密閉タンク
の油を汲み出すポンプであって前記戻り油の流量より大
きい吐出量を有して密閉タンクの油面レベルに応じてオ
ン.オフされる戻し用ポンプと、該戻し用ポンプより小
さい吐出量を有して前記主タンク内の潤滑油を軸受装置
に給油する給油ポンプと、前記密閉タンク内を排気する
排気手段とを備えたことを特徴とする。
〔作用〕
軸受装置からドレンオイルを回収するのに用いる排気手
段は、ダイアフラムポンプにおけるダイアフラムのよう
な消耗部品がないから、長期間連続使用しても保守作業
に手間を取られることがない。且つ、軸受装置から回収
された空気混合油は、負圧とされた密閉タンク内に一旦
貯えられて完全に混合空気を分離する。そのため気泡の
残留はなく、給油ポンプの空気吸入による性能劣化は防
止される。かくて、長期間の安定した操業が可能であ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図とともに説明する。
第1図は、本発明の一実施例を示すものである。潤滑油
タンク1は、軸受装置からの戻り油を貯える密閉タンク
2と、軸受装置への潤滑油を貯える主タンク3とに隔壁
4で分割されている。もっとも必ずしも1個のタンクを
分割して用いる必要はなく、別個に形成した密閉タンク
2と、主タンク3を近接配置してもよい。
密閉タンク2の側面には潤滑軸受からの戻り油の配管5
が接続されている。また、密閉タンク2の上面には、排
気手段であるブロワ6が配設され、ブロワ吸い込み口7
は密閉タンク2の上面の開口8に接続され、ブロワ排気
口9は大気開放になっている。
密閉タンク2の上面には、更に、密閉タンク2の油を汲
み出して主タンク3へ戻すための、戻し用ポンプとして
の例えばトロコイドポンプ10が配設されている。この
戻し用ポンプ10の吐出量は、密閉タンク2への戻り流
量より大きくなるようにしてある。戻し用ポンプ10の
吸い込み側配管11は、密閉タンク2の上面を貫通し
て、タンク底面近くまで延長されている。一方、吐出側
配管12は、主タンク3内に開口している。
密閉タンク2には又、タンク内のオイルレベル検知手段
としてのフロートスイッチ13が取付けられている。こ
のフロートスイッチ13から発信された油面検知信号
は、制御装置14に出力され、制御装置14はこの油面
検知信号に応じて戻し用ポンプ10の駆動モーター15
の駆動を制御するようになっている。
主タンク3には、給油ポンプとしての例えばトロコイド
ポンプ16が配設してある。この給油ポンプ16の吐出
量は、戻し用ポンプ10のそれより小さいものである。
この給油ポンプ16の吸い込み側配管17は、主タンク
3の底面付近に開口している。一方、吐出側配管18
は、図外の軸受装置に向かって延長している。
次に作用を述べる。
密閉タンク2の液面上方の密閉空間内は、ブロワ6によ
り連続的に排気され、負圧になっている。この負圧の吸
引力で、軸受装置からの空気が混入されたドレンオイル
が、戻り油の配管5を経て密閉タンク2内へ吸い込まれ
て回収される。回収されたドレンオイル内の混入気泡
は、密閉タンク2の負圧で急速に分離除去される。
ドレンオイルのレベルがフロートスイッチ13で設定さ
れた上限レベルに達すると、制御装置14から戻し用ポ
ンプの駆動モータ15に指令が出されて、戻し用ポンプ
10が始動し、密閉タンク2内の気泡の除去されたドレ
ンオイルを汲み上げて主タンク3へ移送する。戻し用ポ
ンプ10の吐出量は回収されてくるドレンオイルの流量
より大きいから、密閉タンク2内のオイルレベルは次第
に低下する。そして、フロートスイッチ13で設定され
た下限レベルに達すると、制御装置14から戻し用ポン
プの駆動モータ15に停止指令が出されて、戻し用ポン
プ10が停止する。
戻し用ポンプ10が停止するとき、主タンク3内のオイ
ルレベルは上位にある。この潤滑油が給油ポンプ16で
汲み出され軸受装置へ給油される。給油ポンプ16は連
続運転されるが、その吐出量が戻し用ポンプ10より小
さいため、吸い込み側配管17の開口まで主タンクのオ
イルレベルが低下する以前に、密閉タンク2内のオイル
レベルが上がり、戻し用ポンプ10が作動し始めて、主
タンク3のオイルレベルは上昇する。
かくして、軸受装置へ気泡を含まない潤滑油が連続的に
給油され、給油ポンプ16は空気吸い込みによる性能劣
化をきたすことがない。又、軸受装置からのドレンオイ
ルの吸い出しはブロワ6でなされるから、ダイアフラム
ポンプの場合のように保守作業に手間を取られることな
く、長期間の操業が可能である。
なお、密閉タンク2内のオイルレベルの検知手段である
フロートスイッチは、周知のタイプが使用可能であり、
更にフロートスイッチ以外にも、周知の例えば磁気式,
光電式,静電容量式,超音波式等の種々の発信型液位計
を使用することができる。
又、密閉タンク2の排気手段としては、ブロワに限ら
ず、各種真空ポンプなど周知のものが使用できる。
又、戻し用ポンプ10,給油ポンプ16はトロコイドポ
ンプとした場合を述べたが、その他の形式の歯車ポンプ
やベーンポンプあるいはピストンポンプなど、周知の油
ポンプが広く使用可能である。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、軸受装置からの
戻り油の経路が接続される密閉タンクと、軸受装置への
送り油を貯える主タンクと、この主タンクへ前期密閉タ
ンクの油を汲み出すポンプであって前記戻り油の流量よ
り大きい吐出量を有して密閉タンクの油面レベルに応じ
てオン.オフされる戻し用ポンプと、この戻し用ポンプ
より小さい吐出量を有して前記主タンク内の潤滑油を軸
受装置に給油する給油ポンプと、前記密閉タンク内を排
気する排気手段とを備えたものとした。そのため、軸受
装置からドレンオイルを回収するのにダイアフラムポン
プを用いた場合のように保守作業に手間を取られること
がなく、且つ気泡の残留もないから給油ポンプの寿命が
短縮されるおそれもなく、長期間の安定した操業が可能
になるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の模式断面図である。 2は密閉タンク、3は主タンク、6は排気手段、10は
戻し用ポンプ、13は油面検知手段、16は給油ポンプ
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸受装置からの戻り油の経路が接続される
    密閉タンクと、軸受装置への送り油を貯える主タンク
    と、該主タンクへ前記密閉タンクの油を汲み出すポンプ
    であって前記戻り油の流量より大きい吐出量を有して密
    閉タンクの油面レベルに応じてオン.オフされる戻し用
    ポンプと、該戻し用ポンプより小さい吐出量を有して前
    記主タンク内の潤滑油を軸受装置に給油する給油ポンプ
    と、前記密閉タンク内を排気する排気手段とを備えたこ
    とを特徴とする軸受装置への循環給油装置。
JP18145489A 1989-07-13 1989-07-13 軸受装置への循環給油装置 Expired - Lifetime JPH0631677B2 (ja)

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JPH0348096A JPH0348096A (ja) 1991-03-01
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CN110529718B (zh) * 2019-09-12 2024-06-14 无锡金诚工程技术服务有限公司 一种桥梁吊索锚具销轴加油装置及其加油方法

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