JPH06316338A - コンテナ荷役設備 - Google Patents

コンテナ荷役設備

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JPH06316338A
JPH06316338A JP5130105A JP13010593A JPH06316338A JP H06316338 A JPH06316338 A JP H06316338A JP 5130105 A JP5130105 A JP 5130105A JP 13010593 A JP13010593 A JP 13010593A JP H06316338 A JPH06316338 A JP H06316338A
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container
conveyor
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unloading
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Akira Seo
明 瀬尾
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来のコンテナクレーンの代わりにローラー
コンベアやベルトコンベアなどのコンベアを用いてコン
テナの荷役作業をスピードアップさせるようにしたコン
テナ荷役設備を提供する。 【構成】 コンテナ船1のコンテナ横送りコンベア4に
対向するようにコンテナ埠頭51,52に設置したコン
テナ荷役コンベア6,6’を、コンテナ船1の高さに追
従して無段階に上下するコンテナ受渡し部61と、コン
テナ荷役位置とコンベア収納位置との2つの位置の間で
上下するコンテナ荷役部62により構成し、かつ、コン
テナ荷役部62にコンテナ支持ジャッキ装置11を付設
させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コンテナの荷役スピー
ドをアップし、コンテナ荷役のために港に停泊している
コンテナ船の停泊時間を大幅に短縮できるようにしたコ
ンテナ荷役設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来は、主として、コンテナクレーンを
用いたコンテナの荷役作業が行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、近時、コン
テナの荷役スピードをアップさせることにより、コンテ
ナ荷役のために港に停泊しているコンテナ船の停泊時間
を大幅に短縮しようとする要望が高まっている。本発明
は、係る要望に応えるためになされたものであり、その
目的は、従来のコンテナクレーンの代わりにローラーコ
ンベアやベルトコンベアなどのコンベアを用いてコンテ
ナの荷役作業をスピードアップさせるようにしたコンテ
ナ荷役設備を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のコンテナ荷役設備は、コンテナ船のコンテナ横送り
コンベアに対向するようにコンテナ埠頭に設置したコン
テナ荷役コンベアを、コンテナ船の高さに追従して無段
階に上下するコンテナ受渡し部と、コンテナ荷役位置と
コンベア収納位置との2つの位置の間で上下するコンテ
ナ荷役部により構成し、かつ、コンテナ荷役部にコンテ
ナ支持ジャッキ装置を付設させたことを特徴とするもの
である。
【0005】このように、コンテナ船のコンテナ横送り
コンベアに対向するようにコンテナ埠頭に設置したコン
テナ荷役コンベアを、コンテナ船の高さに追従して無段
階に上下するコンテナ受渡し部と、コンテナ荷役位置と
コンベア収納位置との2つの位置の間で上下するコンテ
ナ荷役部により構成し、かつ、コンテナ荷役部にコンテ
ナ支持ジャッキ装置を付設させたことにより、コンテナ
クレーンによる従来のコンテナの荷役作業に比べてコン
テナの搬送経路が大幅に短縮されるため、コンテナクレ
ーンによる従来のコンテナの荷役作業に比べてコンテナ
の荷役作業時間を大幅に短縮できる。
【0006】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例を説明す
る。図1及び図2において、1はコンテナ船であり、コ
ンテナ船1は、甲板2及び上段デッキ3にコンテナCを
横送りするための多数のローラーコンベア4を有してい
る。
【0007】一方、コンテナ積卸専用埠頭51は、コン
テナ船1におけるローラーコンベア4に対向する多数の
ローラーコンベア6を備えている。ローラーコンベア6
は、図2に示すように、コンテナ船1の高さに追従して
無段階に上下するコンテナ受渡し部61と、実線で示す
コンテナ荷役位置と一点鎖線で示すコンベア収納位置と
の2つの位置の間で上下するコンテナ荷役部62により
構成されている。
【0008】上記のコンテナ受渡し部61は、甲板2又
は上段デッキ3上の全コンテナを収容できるだけの長さ
を有している。更に、このコンテナ受渡し部61は、そ
の一部分がヒンジ7によって連結されており、一点鎖線
で示すように、コンテナ積卸専用埠頭51に設けられた
地下格納庫13内に収納するとき、折り畳めるようにな
っている。このコンテナ受渡し部61の昇降は、油圧シ
リンダなどの公知の昇降ジャッキ8によって昇降される
ようになっている。
【0009】また、上記のコンテナ荷役部62は、上段
デッキ3上の全コンテナを収容する第1荷役ゾーン62
aと、甲板2上の全コンテナを収容する第2荷役ゾーン
62bの2つのゾーンを備えている。図3に示すよう
に、コンテナ船1の甲板2上のローラーコンベア4は、
コンテナCをできるだけ接近させて収納するため、コン
テナCの横幅より若干長いブロック長を一ユニットとす
る多数のコンベアブロック群から形成されている。そし
て、各々のコンベアブロック40は、夫々、独立に駆動
され、先頭のコンテナCが最先端のコンベアブロック4
0に到達しても後続のコンテナCを、順次、所定の位置
に搬送できるようになっている。
【0010】また、コンテナ受渡し部61のローラーコ
ンベア(図示せず)や上段デッキ3上のローラーコンベ
ア(図示せず)もコンテナ船1の甲板2上のローラーコ
ンベア4と同様の構造になっている。また、図4に示す
ように、コンテナ受渡し部61の先端9は、凸形に形成
されており、コンテナ船1の甲板2上のローラーコンベ
ア4の端部にある凹部10及び上段デッキ3上のローラ
ーコンベアの端部にある凹部(図示せず)と係合するよ
うになっている。
【0011】一方、図5に示すように、コンテナ積卸専
用埠頭51のローラーコンベア6は、コンテナを荷役す
るためのコンテナ支持ジャッキ装置11を設置するた
め、コンテナCの横幅より大なるブロック長を一ユニッ
トとするコンベアブロック群から形成されている。そし
て、各々のコンベアブロック60は、夫々、独立に駆動
され、先頭のコンテナCが最先端のコンベアブロック6
0に到達しても後続のコンテナCを、順次、所定の位置
に搬送できるようになっている。また、各々のコンベア
ブロック60は、油圧シリンダなどの公知の昇降ジャッ
キ12によって昇降されるようになっている。
【0012】上記のコンテナ支持ジャッキ装置11は、
コンテナCの天井の四隅にあるスプレッダ(図示せず)
に係合してコンテナCを支持するための4本の昇降ジャ
ッキ11aから構成されている。上記のローラーコンベ
ア6及びコンテナ支持ジャッキ装置11は、地下格納式
になっており、不使用時には、地下格納庫13内に格納
されるようになっている。そして、地下格納庫13の上
部は、ローラーコンベア6及びコンテナ支持ジャッキ装
置11の不使用時に、図示しない蓋によって覆われるよ
うになっている。又、この蓋は、路面と同一の高さにあ
り、トレーラー20の通行を妨げないようになってい
る。
【0013】更に、上記のローラーコンベア4及び6
は、図6に示すように、横断面L字形のガイドレール1
4と、このガイドレール14に取り付けられた縦横2組
みのローラー15,16により構成されている。更に、
コンテナ船1は、自動コントロール装置を有し、吃水を
コンテナ積卸専用埠頭51の高さに合わせて変更すると
共に、荷役中のヒール、吃水等の変動を減少させるよう
になっている。
【0014】この装置を利用して、コンテナ船1を故意
にヒールさせ、コンテナ船1上のコンテナCを重力によ
って横方向に移動させることによってコンテナ船1にお
けるローラーコンベア4の所要動力を減ずることもでき
る。また、コンテナ船1は、船体から突出させた突起
(図示せず)を岸壁の端面に設けた縦溝(図示せず)内
に挿入させ、コンテナ荷役中、上下方向の船体運動を拘
束することなく、コンテナ船1におけるローラーコンベ
ア4とコンテナ積卸専用埠頭51のローラーコンベア6
とがコンテナ船1の船首尾方向にずれないよう前後方向
の船体運動を防止するようになっている。
【0015】上記のコンテナ荷役設備は、上段デッキ3
を有するコンテナ船1のみならず、上段デッキ3を持た
ない平積み形のコンテナ船にも適用できることはいうま
でもない。一方、コンテナ積込専用埠頭52におけるロ
ーラーコンベア6’は、コンテナ積卸専用埠頭51にお
けるローラーコンベア6と同様に構成されている。
【0016】また、コンテナ船1、コンテナ積卸専用埠
頭51及びコンテナ積込専用埠頭52におけるコンテナ
横送りコンベアとしては、ローラーコンベアに限らず、
ベルトコンベアなどのコンベアを使用してもよい。次
に、上記のコンテナ荷役設備によるコンテナ荷役につい
て説明する。コンテナ積卸専用埠頭51を用いてコンテ
ナ船1からコンテナCを積卸しする場合は、図2に示す
ように、コンテナ受渡し部61を上昇させてコンテナ船
1の上段デッキ3のローラーコンベア4に接続させる。
【0017】次に、図7に示すように、上段デッキ3の
ローラーコンベア4とコンテナ受渡し部61とを稼働さ
せ、上段デッキ3上にある全コンテナCをコンテナ受渡
し部61上に移行させる。次いで、図8に示すように、
コンテナ受渡し部61を下降させてコンテナ受渡し部6
1をコンベア荷役部62に接続させ、しかる後に、コン
テナ受渡し部61とコンテナ荷役部62とを稼働させ、
コンテナ受渡し部61上の全コンテナCをコンベア荷役
部62の第1荷役ゾーン62aに、順次、移行させる。
【0018】その時、コンテナCが第1荷役ゾーン62
aの所定の位置に到達するごとに、最も陸側に位置する
コンベアブロック60から、順次、停止させる。こうし
て、コンテナ受渡し部61上の全コンテナCを第1荷役
ゾーン62aに払い出したら、図9に示すように、コン
テナ受渡し部61をコンテナ船1の甲板2の高さまで上
昇させ、コンテナ受渡し部61と甲板2のローラーコン
ベア4とを接続させる。
【0019】次いで、甲板2上のローラーコンベア4と
コンテナ受渡し部61とを稼働させ、甲板2上にある全
コンテナCをコンテナ受渡し部61上に移行させ、しか
る後、コンテナ受渡し部61上の全コンテナCをローラ
ーコンベア6の第2荷役ゾーン62bに移送させる。そ
して、コンテナ船1からコンテナ荷役部62の第1荷役
ゾーン62a及び第2荷役ゾーン62bに移送されたコ
ンテナCは、コンテナ支持ジャッキ装置11によってト
レーラー20に荷役される。
【0020】すなわち、図10に示すように、コンテナ
支持ジャッキ装置11の4つの昇降ジャッキ11aによ
ってコンテナCを支持させる。しかる後に、コンベアブ
ロック60を2点鎖線で示す位置まで降下させて地下格
納庫13内に格納させた後、地下格納庫13を図示しな
い蓋によって覆う。次いで、図11に示すように、コン
テナ支持ジャッキ装置11によって支持しているコンテ
ナCの真下にトレーラー20を移動させた後、コンテナ
支持ジャッキ装置11によってコンテナCをトレーラー
11上に搭載させる。
【0021】なお、トレーラー20によるコンテナの運
搬は、図1に示すように、多数のトレーラー20を使用
して行うことが望ましい。このようにして最外列のロー
ラーコンベア6からコンテナCを運び出したら、2列
目、3列目のローラーコンベア6,6,…に、順次、移
行してコンテナCを搬送させる。
【0022】上記のコンテナ船1は、全てのコンテナC
を積卸した時点で、コンテナ積卸専用埠頭51からコン
テナ積込専用埠頭52に移行し、コンテナCを積み込み
を行う。このため、より効率的なコンテナ荷役ができ
る。その際、コンテナの積込みは、コンテナの積卸しと
逆の手順を踏むことにより行われる。
【0023】
【発明の効果】上記のように、本発明は、コンテナ船の
コンテナ横送りコンベアに対向するようにコンテナ埠頭
に設置したコンテナ荷役コンベアを、コンテナ船の高さ
に追従して無段階に上下するコンテナ受渡し部と、コン
テナ荷役位置とコンベア収納位置との2つの位置の間で
上下するコンテナ荷役部により構成し、かつ、コンテナ
荷役部にコンテナ支持ジャッキ装置を付設させたので、
コンテナクレーンによる従来のコンテナの荷役作業に比
べてコンテナの搬送経路が大幅に短縮され、コンテナク
レーンによる従来のコンテナの荷役作業に比べてコンテ
ナの荷役作業時間を大幅に短縮できるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコンテナ荷役設備を備えたコンテ
ナ荷役埠頭の平面図である。
【図2】本発明に係るコンテナ荷役設備を備えたコンテ
ナ荷役埠頭の断面図である。
【図3】図2の符号III部分の拡大図である。
【図4】図2の符号IV部分の拡大図である。
【図5】図2の符号V部分の拡大図である。
【図6】図2のローラーコンベアの横断面図である。
【図7】コンテナ船の上段デッキにコンテナ受渡し部を
接合させた状態を示す説明図である。
【図8】コンテナ受渡し部をコンテナ荷役部に接合させ
た状態を示す説明図である。
【図9】コンテナ受渡し部をコンテナ船の甲板に接続さ
せた状態を示す説明図である。
【図10】コンテナ支持ジャッキ装置によってコンテナ
を支持した状態を示す説明図である。
【図11】コンテナをコンテナ支持ジャッキ装置からト
レーラーに搭載した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 コンテナ船 4 コンテナ横送りコンベア 6 コンテナ荷役コンベア 11 コンテナ支持ジャッキ装置 51 コンテナ積卸専用埠頭 52 コンテナ積込専用埠頭 61 コンテナ受渡し部 62 コンテナ荷役部
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 63/04 7456−3F // B65G 13/00 Z B66F 3/24 Z 7456−3F

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテナ船のコンテナ横送りコンベアに
    対向するようにコンテナ埠頭に設置したコンテナ荷役コ
    ンベアを、コンテナ船の高さに追従して無段階に上下す
    るコンテナ受渡し部と、コンテナ荷役位置とコンベア収
    納位置との2つの位置の間で上下するコンテナ荷役部に
    より構成し、かつ、コンテナ荷役部にコンテナ支持ジャ
    ッキ装置を付設させたことを特徴とするコンテナ荷役設
    備。
JP13010593A 1993-05-07 1993-05-07 コンテナ荷役設備 Expired - Fee Related JP3435427B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100663157B1 (ko) * 2004-11-26 2007-01-03 이동헌 디스플레이 제품용 카세트 반송이재장치
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EP3670396A1 (de) * 2018-12-20 2020-06-24 Deutsche Post AG Stetigförderer zum fördern von objekten und objektförderhalle mit stetigförderer

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