JPH06315912A - 加熱乾燥改質炉による植物の生材の材質改質方法 - Google Patents

加熱乾燥改質炉による植物の生材の材質改質方法

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JPH06315912A
JPH06315912A JP4562793A JP4562793A JPH06315912A JP H06315912 A JPH06315912 A JP H06315912A JP 4562793 A JP4562793 A JP 4562793A JP 4562793 A JP4562793 A JP 4562793A JP H06315912 A JPH06315912 A JP H06315912A
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wood
heating
drying
bamboo
product
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JP4562793A
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Yukio Ishii
幸男 石井
Akio Saito
昭夫 斉藤
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来から、木材、竹材は、自然乾燥をして加工
してきた。しかし、自然乾燥は長期間を要し、問題があ
った。また、木材、竹材の性質から木材、竹材の組織が
必ずしも均一でなく、特に、木材の心材と辺材との組織
の違い、または、節の部分と他の部分の違いなどで製品
化に適しない部分が木材自体に内在していた。本発明
は、それらの問題を解決することを目的とする。 【構成】本発明は、木材、竹材などの水分を多量に含有
している植物の生材を、加熱乾燥改質炉の中で乾燥して
改質し、その加熱乾燥改質炉の中の被加工製品の乾燥度
を水分15%乃至25%にし、かつ、水分以外の諸成分
を諸組織にほぼ均等に配分させて木材、竹材などの材質
を改質するようにした加熱乾燥改質炉による植物の生材
の材質改質方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱乾燥改質炉による
植物の生材の材質改質方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、木材、竹材などの水分を多量
に含有している植物の生材を乾燥させて乾燥材にし、そ
の乾燥材を所望の形状に加工し、そして、加工された成
形材を所望の形状に組み立てて生活用品或いは装飾用品
或いはその他に利用しうる諸製品を伸縮度の少ない製品
にするように努力し、種々の研究を重ねてきた。ところ
で、金属材料或いは陶磁器材料のように無機質材料を使
用する場合は、それらの材料を所望の性質にするため
に、まず、材料自体の性質を所望の性質にする必要があ
る。そのために、それらの材料の組織のいずれの部分を
も同じ性質或いは類似の性質にさせるようにし、それら
の材料自体の性質を生かして種々の製品を製作してき
た。ところが、木材、竹材などのように、その組織の中
に水分を多量に含有している植物の生材では、不必要な
水分を除去するため、木材、竹材などの水分を多量に含
有している植物の生材を乾燥させて乾燥材にし、その乾
燥材を製品化させることになる。しかし、水分を除去し
た乾燥材でも、無機質材料のように材料自体の性質を所
望の性質にさせるようにすることが期待できない。それ
は、木材、竹材などの水分を多量に含有している植物の
生材の組織が有機質材料で成り立ち、乾燥させて水分を
除去して乾燥材にしても、無機質材料のように、それら
の材料の組織のいずれの部分をも同じ性質或いは類似の
性質にさせることが難しい。さらに、揮発成分を除去し
ていくと、事実上、炭素を主成分にした木炭になってい
くのである。木炭は、木炭として種々の用途があるが、
吸着材、固形燃料、着色材などが主たる用途である。し
かし、木材、竹材などは、木炭化すると、木材、竹材な
どが、本来、有する構造材としての長所は消失し、炭素
を主成分にした炭素材料の用途があるだけである。そこ
で、木材、竹材などの水分を多量に含有している植物の
生材を適切に処理して所望の性質にする研究が続けられ
た。そこで、木炭化する前の段階で、所望の性質を取得
することが考えられた。しかし、研究を重ねても、木
材、竹材などの植物の生材を乾燥処理して加工に適する
ようにし得ても、所望の性質を取得するまでには至って
いない。つまり、3年乃至5年の長期間の自然乾燥法に
勝る技術は、いまだ、十分、開発されていない。また、
木材、竹材などの植物の生材は、その種類も多く、その
種類の違いで寿命も相違し、若木、老木などの違いでで
も、その違いに適応した適切な処理の手法を採用しなけ
れば期侍した成果は得られない。このように、変化に富
んだ木材、竹材などの植物の生材の適切な処理は、単調
でない。それ故に、それらの植物の生材の適切な処理の
ためには、長年月の経験と工夫が必要になるのである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】云うまでもなく、木
材、竹材などの植物の生材を素材にして、その素材を乾
燥処理し、加工に適した材料にして加工製品を製作する
のであるが、その場合、加工材料を選ぶにあたり、その
加工材料に、反り、割れ、傷などの加工に支障になる部
分を無くしたものを使用することが必要になる。しか
し、実際には、加工に支障の無い加工材料は得にくく、
また、得られたとしても、まとめて多量の同質の加工材
料を得ることは難しい。その理由は色々であるが、同一
材であっても、心材と辺材でその性質が相違し、まし
て、異なる加工材料ではその性質が揃うことはほとんど
ないといえる。そのため、なるだけ、異質な性質の部分
を同質に改質させて性質を揃えることが望ましい。上記
の問題を解決することを、本発明の第一の目的とする。
また、木材、竹材などの植物の生材の中には、加熱し乾
燥させて後に、冷却すると適度に硬化して丈夫になり改
質させられるのであるが、反面きわめて加工しにくくな
る欠点がある。そのような性質の加工材料を、あらかじ
め、加工し易い木材、竹材などの植物の生材の状態の時
に、所望の形状に加工しておき、しかる後、加熱乾燥改
質炉により加熱乾燥して改質処理することにより所望の
性質で所望の形状の加工製品を取得しうるようにするこ
とを、本発明の第二の目的とする。また、木材、竹材な
どの植物の生材は、非常に重いので、その生材を加熱乾
燥して生材の重量を軽減し、さらに、加工し易いように
改質して、水分15%乃至25%にし、特に、水分20
%前後にさせて、次に、別の乾燥装置により所望の乾燥
度と改質させ得ることを本発明の第三の目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、木材、竹材な
どの水分を多量に含有している植物の生材を丸太にし、
或いは、さらに、加工して半加工製品或いは成形製品な
どの被加工製品にし、次に、その被加工製品を加熱乾燥
改質炉の中で乾燥して改質し、その加熱乾燥改質炉の中
の被加工製品の乾燥度を水分15%乃至25%にし、か
つ、木材、竹材などの植物の生材に含まれている水分以
外の諸成分を木材、竹材などの植物の生材の諸組織にほ
ぼ均等に配分させて木材、竹材などの材質を改質するよ
うにした加熱乾燥改質炉による植物の生材の材質改質方
法である。
【0005】
【作用】本発明の加熱乾燥改質炉による植物の生材の材
質改質方法は、木材、竹材などの水分を多量に含有して
いる植物の生材を丸大にし、或いは、さらに、加工して
半加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次
に、その被加工製品を加熱乾燥改質炉の中で乾燥して改
質し、その加熱乾燥改質炉の中の被加工製品の乾燥度を
水分I5%乃至25%にし、かつ、木材、竹材などの植
物の生材に含まれている水分以外の諸成分を木材、竹材
などの植物の生材の諸組織にほぼ均等に配分させて木
材、竹材などの材質を改質しうるようにしたのであっ
て、特に、前記加熱乾燥改質炉によって、木材、竹材な
どの水分を多量に含有している植物の生材でなる被加工
製品を加熱して乾燥する過程に、前記被加工製品を燃焼
熱発生部分と加熱乾燥改質部分からなる加熱乾燥改質炉
の加熱乾燥改質部分の中で摂氏80度乃至200度の炉
内温度の下で蒸し焼き状態にして乾燥して改質し、その
加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質部分の中の被加工製品の
乾燥度を被加工製品の種類および性質により水分15%
乃至25%の間の適切な値にし、かつ、木材、竹材など
の植物の生材の諸組織に偏在している諸成分を木材、竹
材などの植物の生材の諸組織にほぼ均等に配分させて木
材、竹材などの材質を所望の性質に改質するようにして
前記加熱乾燥改質炉による植物の生材の材質改質方法を
可能にしうる。
【0006】
【実施例1】本発明は、木材、竹材などの水分を多量に
含有している植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、
加工して半加工製品或いは成形製品などの被加工製品に
し、次に、その被加工製品を加熱乾燥改質炉の中で乾燥
して改質し、その加熱乾燥改質炉の中の被加工製品の乾
燥度を水分15%乃至25%にし、かつ、木材、竹材な
どの植物の生材に含まれている水分以外の諸成分を外部
に流出させることを少なくし、木材、竹材などの植物の
生材の諸組織に留まらせ、その諸組織内にほぼ均等に配
分させて木材、竹材などの材質を改質しうる加熱乾燥改
質炉による植物の生材の材質改質方法である。
【0007】
【実施例2】本発明は、木材、竹材などの水分を多量に
含有している植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、
加工して半加工製品或いは成形製品などの被加工製品に
し、次に、その被加工製品を加熱乾燥改質炉の中で乾燥
して改質し、その加熱乾燥改質炉の中の被加工製品の乾
燥度を水分15%乃至25%にし、かつ、木材、竹材な
どの植物の生材の諸組織に偏在している諸成分を木材、
竹材などの植物の生材の諸組織にほぼ均等に配分させて
木材、竹材などの材質を改質するようにした加熱乾燥改
質炉による植物の生材の材質改質方法である。
【0008】
【実施例3】本発明は、木材、竹材などの水分を多量に
含有している植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、
加工して半加工製品或いは成形製品などの被加工製品に
し、次に、その被加工製品を燃焼熱発生部分と加熱乾燥
改質部分からなる加熱乾燥改質炉の中で乾燥して改質
し、その加熱乾燥改質炉の中の被加工製品の乾燥度を水
分15%乃至25%にし、かつ、木材、竹材などの植物
の生材の諸組織に偏在している諸成分を木材、竹材など
の植物の生材の諸組織にほぼ均等に配分させて木材、竹
材などの材質を改質するようにした加熱乾燥改質炉によ
る植物の生材の材質改質方法である。
【0009】
【実施例4】本発明は、木材、竹材などの水分を多量に
含有している植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、
加工して半加工製品或いは成形製品などの被加工製品に
し、次に、その被加工製品を燃焼熱発生部分と加熱乾燥
改質部分からなる加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質部分の
中で摂氏80度乃至200度の炉内温度の下で蒸し焼き
状態にして乾燥して改質しその加熱乾燥改質炉の加熱乾
燥改質部分の中の被加工製品の乾燥度を水分15%乃至
25%にし、かつ、木材、竹材などの植物の生材の諸組
織に偏在している諸成分を木材、竹材などの植物の生材
の諸組織にほぼ均等に配分させて木材、竹材などの材質
を改質しうる加熱乾燥改質炉による植物の生材の材質改
質方法である。
【0010】
【実施例5】本発明は、木材、竹材などの水分を多量に
含有している植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、
加工して半加工製品或いは成形製品などの被加工製品に
し、次に、その被加工製品を燃焼熱発生部分と加熱乾燥
改質部分からなる加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質部分の
中で摂氏80度乃至200度の炉内温度の下で被加工製
品が含んでいる水を沸騰しうるようにして蒸し焼き状態
にし乾燥して改質し、その加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改
質部分の中の被加工製品の乾燥度を水分15%乃至25
%にし、かつ、木材、竹材などの植物の生材の諸組織に
偏在している諸成分を流動化させて木材、竹材などの植
物の生材の諸組織にほぼ均等に配分させて木材、竹材な
どの材質を改質するようにした加熱乾燥改質炉による植
物の生材の材質改質方法である。
【0011】
【実施例6】本発明は、木材、竹材などの水分を多量に
含有している植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、
加工して半加工製品或いは成形製品などの被加工製品に
し、次に、その被加工製品を燃焼熱発生室と加熱乾燥改
質室からなる加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質室の中で、
摂氏80度乃至200度の炉内温度の下に、被加工製品
が含んでいる水を沸騰しうるようにして蒸し焼き状態に
し乾燥して改質し、3時間乃至100時間の加熱乾燥改
質時間の経過後、前記加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質室
の中の被加工製品の乾燥度を水分15%乃至25%に
し、かつ、木材、竹材などの植物の生材の諸組織に偏在
している諸成分を流動化させて木材、竹材などの植物の
生材の諸組織にほぼ均等に配分させて木材、竹材などの
材質を改質するようにした加熱乾燥改質炉による植物の
生材の材質改質方法である。
【0012】
【実施例7】本発明は、木材、竹材などの水分を多量に
含有している植物の生材を丸大にし、或いは、さらに、
加工して半加工製品或いは成形製品などの被加工製品に
し、次に、その被加工製品を加熱乾燥改質炉の中で、摂
氏160度乃至210度の炉内温度の下に被加工製品が
含んでいる水を沸騰しうるようにして蒸し焼き状態にし
乾燥して改質し、120時間乃至200時間の加熱乾燥
改質時間の経過後、前記加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質
室の中の被加工製品の乾燥度を水分15%乃至25%に
し、かつ、木材、竹材などの植物の生材に含まれている
水分以外の諸成分を木材、竹材などの植物の生材の諸組
織にほぼ均等に配分させて木材、竹材などの材質を改質
させた加熱乾燥改質炉による植物の生材の材質改質方法
である。
【0013】
【効果】本発明の加熱乾燥改質炉による植物の生材の材
質改質方法は、木材、竹材などの水分を多量に含有して
いる植物の生材を加工して半加工製品或いは成形製品な
どの被加工製品にし、次に、その被加工製品を加熱乾燥
改質炉の中で乾燥して改質し、その加熱乾燥改質炉の中
の被加工製品の乾燥度を水分15%乃至25%にし、か
つ、木材、竹材などの植物の生材に含まれている水分以
外の諸成分を木材、竹材などの植物の生材の諸組織にほ
ぼ均等に配分させて木材、竹材などの材質を改質するよ
うにしたので、本発明の加熱乾燥改質炉の乾燥改質部分
での被加工製品の乾燥を行なうとともに被加工製品を加
熱して乾燥しながら所望の性質に改質しうるようにし
て、比較的短時間に加熱乾燥改質炉による植物の生材の
材質を改質しうる効果がある。また、本発明の加熱乾燥
改質炉による植物の生材の材質改質方法は、木材、竹材
などの水分を多量に含有している植物の生材を加工して
半加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次
に、その被加工製品を燃焼熱発生室と加熱乾燥改質室か
らなる加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質室の中で、摂氏8
0度乃至200度の炉内温度の下に、被加工製品が含ん
でいる水を沸騰しうるようにして蒸し焼き状態にし乾燥
して改質し、3時間乃至100時間の加熱乾燥改質時間
の経過後、前記加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質室の中の
被加工製品の乾燥度を水分15%乃至25%にし、か
つ、木材、竹材などの植物の生材の諸組織に偏在してい
る諸成分を流動化させて木材、竹材などの植物の生材の
諸組織にほぼ均等に配分させて木材、竹材などの材質を
改質するようにしたので、本発明の加熱乾燥改質炉の乾
燥改質室での被加工製品の乾燥を行なうとともに被加工
製品を加熱して乾燥しながら3時間乃至100時間の比
較的短時間で所望の性質に改質しうるのであり、そのよ
うにすることにより、比較的短時間に、本発明の加熱乾
燥改質炉の中に並べた木材、竹材などの植物の生材の被
加工製品の材質を比較的短時間に、確実に改質しうる効
果がある。特に、本発明の加熱乾燥改質炉による植物の
生材の材質改質方法は、木材、竹材などの水分を多量に
含有している植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、
加工して半加工製品或いは成形製品などの被加工製品に
し、次に、その被加工製品を加熱乾燥改質炉の中で乾燥
して改質し、その加熱乾燥改質炉の中の被加工製品の乾
燥度を水分15%乃至25%にし、かつ、木材、竹材な
どの植物の生材に含まれている水分以外の諸成分を木
材、竹材などの植物の生材の諸組織にほぼ均等に配分さ
せて木材、竹材などの材質を改質するようにした加熱乾
燥改質炉による植物の生材の材質改質方法であるから、
比較的短時間に、特別高価な燃料を使用することなく、
比較的多量の木材、竹材などの植物の生材を、少数の作
業員で加熱乾燥改質炉に供給し、その加熱乾燥改質炉の
中で、比較的短時間に乾燥して確実に改質しうる効果が
ある。特に、木材、竹材などの植物の生材は、非常に重
いので、その生材を加熱乾燥して生材の重量を軽減し、
さらに、加工し易いように改質し、そして、本発明の加
熱乾燥改質炉により、被加工製品の含水率を水分15%
乃至25%の範囲のところで作業を停止し、次に、別の
乾燥装置により所望の乾燥度を得うるようにすることが
できる効果がある。また、間伐材などの生材を生材のま
ま運搬せずに、間伐材の産地或いは適切なところに設置
した加熱乾燥改質炉で、被加工製品の含水率を水分15
%乃至25%の範囲のところまで乾燥させ、比較的軽量
にさせた被加工製品を所望の被加工製品の二次加工をす
る工場または木材の流通を業務としている一次問屋或い
はその他の業者のところまで容易に運搬させうる効果が
ある。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】木材、竹材などの水分を多量に含有してい
    る植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、加工して半
    加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次に、
    その被加工製品を加熱乾燥改質炉の中で乾燥して改質
    し、その加熱乾燥改質炉の中の被加工製品の乾燥度を水
    分15%乃至25%にし、かつ、木材、竹材などの植物
    の生材に含まれている水分以外の諸成分を木材、竹材な
    どの植物の生材の諸組織にほぼ均等に配分させて木材、
    竹材などの材質を改質するようにした加熱乾燥改質炉に
    よる植物の生材の材質改質方法。
  2. 【請求項2】木材、竹材などの水分を多量に含有してい
    る植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、加工して半
    加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次に、
    その被加工製品を加熱乾燥改質炉の中で乾燥して改質
    し、その加熱乾燥改質炉の中の被加工製品の乾燥度を水
    分15%乃至25%にし、かつ、木材、竹材などの植物
    の生材に含まれている水分以外の諸成分を外部に流出さ
    せることを少なくし、木材、竹材などの植物の生材の諸
    組織に留まらせ、それらの諸組織内にほぼ均等に配分さ
    せて木材、竹材などの材質を改質するようにした請求項
    1記載の加熱乾燥改質炉による植物の生材の材質改質方
    法。
  3. 【請求項3】木材、竹材などの水分を多量に含有してい
    る植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、加工して半
    加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次に、
    その被加工製品を加熱乾燥改質炉の中で乾燥して改質
    し、その加熱乾燥改質炉の中の被加工製品の乾燥度を水
    分15%乃至25%にし、かつ、木材、竹材などの植物
    の生材の諸組織に偏在している諸成分を木材、竹材など
    の植物の生材の諸組織にほぼ均等に配分させて木材、竹
    材などの材質を改質するようにした請求項1記載の加熱
    乾燥改質炉による植物の生材の材質改質方法。
  4. 【請求項4】木材、竹材などの水分を多量に含有してい
    る植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、加工して半
    加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次に、
    その被加工製品を燃焼熱発生部分と加熱乾燥改質部分か
    らなる加熱乾燥改質炉の中で乾燥して改質し、その加熱
    乾燥改質炉の中の被加工製品の乾燥度を水分15%乃至
    25%にし、かつ、木材、竹材などの植物の生材の諸組
    織に偏在している諸成分を木材、竹材などの植物の生材
    の諸組織にほぼ均等に配分させて木材、竹材などの材質
    を改質するようにした請求項1記載の加熱乾燥改質炉に
    よる植物の生材の材質改質方法。
  5. 【請求項5】木材、竹材などの水分を多量に含有してい
    る植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、加工して半
    加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次に、
    その被加工製品を燃焼熱発生部分と加熱乾燥改質部分か
    らなる加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質部分の中で摂氏8
    0度乃至200度の炉内温度の下で蒸し焼き状態にして
    乾燥して改質し、その加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質部
    分の中の被加工製品の乾燥度を水分15%乃至25%に
    し、かつ、木材、竹材などの植物の生材の諸組織に偏在
    している諸成分を木材、竹材などの植物の生材の諸組織
    にほぼ均等に配分させて木材、竹材などの材質を改質す
    るようにした請求項1記載の加熱乾燥改質炉による植物
    の生材の材質改質方法。
  6. 【請求項6】木材、竹材などの水分を多量に含有してい
    る植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、加工して半
    加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次に、
    その被加工製品を燃焼熱発生部分と加熱乾燥改質部分か
    らなる加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質部分の中で摂氏8
    0度乃至200度の炉内温度の下で被加工製品が含んで
    いる水を沸騰しうるようにして蒸し焼き状態にし乾燥し
    て改質し、その加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質部分の中
    の被加工製品の乾燥度を水分15%乃至25%にし、か
    つ、木材、竹材などの植物の生材の諸組織に偏在してい
    る諸成分を流動化させて木材、竹材などの植物の生材の
    諸組織にほぼ均等に配分させ木材、竹材などの材質を改
    質するようにした請求項1記載の加熱乾燥改質炉による
    植物の生材の材質改質方法。
  7. 【請求項7】木材、竹材などの水分を多量に含有してい
    る植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、加工して半
    加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次に、
    その被加工製品を燃焼熱発生室と加熱乾燥改質室からな
    る加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質室の中で摂氏80度乃
    至200度の炉内温度の下に、被加工製品が含んでいる
    水を沸騰しうるようにして蒸し焼き状態にし乾燥して改
    質し、3時間乃至200時間の加熱乾燥改質時間の経過
    後、前記加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質室の中の被加工
    製品の乾燥度を水分15%乃至25%にし、かつ、木
    材、竹材などの植物の生材の諸組織に偏在している諸成
    分を流動化させて木材、竹材などの植物の生材の諸組織
    にほぼ均等に配分させて木材、竹材などの材質を改質す
    るようにした請求項1記載の加熱乾燥改質炉による植物
    の生材の材質改質方法。
  8. 【請求項8】木材、竹材などの水分を多量に含有してい
    る植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、加工して半
    加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次に、
    その被加工製品を加熱乾燥改質炉の中で、摂氏160度
    乃至210度の炉内温度の下に、被加工製品が含んでい
    る水を沸騰しうるようにして蒸し焼き状態にし乾燥して
    改質し、120時間乃至200時間の加熱乾燥改質時間
    の経過後、前記加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質室の中の
    被加工製品の乾燥度を水分15%乃至25%にし、か
    つ、木材、竹材などの植物の生材に含まれている水分以
    外の諸成分を木材、竹材などの植物の生材の諸組織にほ
    ぼ均等に配分させて木材、竹材などの材質を改質するよ
    うにした請求項1記載の加熱乾燥改質炉による植物の生
    材の材質改質方法。
  9. 【請求項9】木材、竹材などの水分を多量に含有してい
    る植物の生材を丸太にし、或いは、さらに、加工して半
    加工製品或いは成形製品などの被加工製品にし、次に、
    その被加工製品を加熱乾燥改質炉の中で、摂氏170度
    乃至200度の炉内温度の下に、被加工製品が含んでい
    る水を沸騰しうるようにして蒸し焼き状態にし乾燥して
    改質し、前記加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質処理の開始
    時から、全加熱乾燥改質時間の3分の1の時間の間に、
    最高温度まで到達し、その最高温度の状態から徐冷し、
    120時間乃至150時間の加熱乾燥改質時間の経過
    後、前記加熱乾燥改質炉の加熱乾燥改質室の中の被加工
    製品の乾燥度を水分15%乃至25%にし、かつ、木
    材、竹材などの植物の生材に含まれている水分以外の諸
    成分を木材、竹材などの植物の生材の諸組織にほぼ均等
    に配分させて木材、竹材などの材質を改質するようにし
    た請求項1記載の加熱乾燥改質炉による植物の生材の材
    質改質方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2789929A1 (fr) * 1999-02-24 2000-08-25 Jacques Langer Materiau isolant obtenu a partir de monocotyledones et son procede d'obtention
US6391435B1 (en) 1996-07-10 2002-05-21 A & A Material Corporation Reinforcing bamboo fiber, manufacturing method thereof, inorganic molded body using reinforcing bamboo fiber, and manufacturing method thereof

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