JP2976961B2 - 人工乾燥の不要な木材にする生産機及びその製造方法 - Google Patents

人工乾燥の不要な木材にする生産機及びその製造方法

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JP2976961B2 JP10033619A JP3361998A JP2976961B2 JP 2976961 B2 JP2976961 B2 JP 2976961B2 JP 10033619 A JP10033619 A JP 10033619A JP 3361998 A JP3361998 A JP 3361998A JP 2976961 B2 JP2976961 B2 JP 2976961B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】この発明は、全世界の木材乾
燥理論では作れないとされている製材盤にし、人工乾燥
の不要な製材品にする生産機及びその製造工法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】全世界の木材の乾燥理論では、木材の組
織の導管・毛細管・細胞腔内に含有している天然の水を
均一に発散出来ないという前提の下で構築されており、
その理論に基づいて様々な木材乾燥工法が作られ、様々
な乾燥機が作られていた。木材は含水率が低下して行く
につれ、収縮して行く物質である。木材の組織に含まれ
ている含有水の発散状態が異なれば、木材の収縮して行
く状態が部分的に異なる。このため、全世界の木材学会
や木材業者は、木材が乾燥して行く過程で様々な歪みや
割れが発生するものとし、木材に起きる歪みや割れが止
まるのは木材に含まれていた全含有水の発散が終わった
時であり、乾燥が終わらねば歪みや割れの発生を止まる
ことができないとしていた。
【0003】約30年前、製材直後の4mで、300ミ
リ角の木材を圧力容器内に入れ、飽和蒸気による1回の
みの加圧加熱処理を行って放置しておいたら、歪みや割
れが発生しないで乾燥してしまう現象を発見した。この
現象は圧力容器内において飽和蒸気による加圧加熱を行
った時のみ起きるが、何故、この様な現象が起きるのか
理由は解らず、本件発明者は全世界の木材学会の木材乾
燥理論の前提、即ち木材の各組織に含有している天然の
水は均一に発散出来ないとの前提が間違っているのでは
ないかと考え、日本政府機関の林業試験場に対してその
研究を依頼した。その当時の日本ではソフトは無料であ
るとの考え方が常識となっていた時代であったので、本
件発明者の所有する特許権の放棄を要求された。その要
求を拒否すると、日本の政府機関や木材学会は、木材乾
燥理論の前提が間違っているとの本件発明者の考え方を
葬り、しかも本件発明者の木材乾燥理論のソフトを無料
で取り上げるべく、本件発明者の研究を徹底的に妨害し
続けた。本件発明者は日本国内でのソフトの公開を拒否
し続け、主要国に働き掛けたが、全世界の木材学会は従
来の木材乾燥の理論の前提が間違っているとの研究を拒
否し続けている日本の木材学会や日本の国有研究所に問
い合わせるだけで、自らの国の木材学会や木材研究所で
研究を行おうとはしなかった。そのために、地球上の森
林は破壊されてしまたっ。
【0004】最初の偶然の発見から30年もなるが、そ
の間、従来の木材乾燥理論の是正を行おうとする本件発
明者の研究に対し、日本の政府機関である森林総合研究
所及び日本の木材学会によって妨害を受けながらも、そ
して、全世界の木材学会の協力も得られなかったにもか
かわらず、全世界の木材学会の木材乾燥の前提が誤って
いることを証明出来るようになった。如何なる状態にな
れば全世界の木材乾燥理論が崩れるか明らかになった。
【0005】最後迄残った問題は、圧力容器を設置した
工場がボイラーに還流ボイラーを設置していたことであ
った。圧力容器内の噴射管から噴射すべき飽和蒸気の蒸
気圧はゲージ圧で約3kg/cm 2 必要であり、ボイラ
ーで発生させた蒸気圧を減圧弁を通して蒸気圧を一定に
させていたが、還流ボイラーの場合には還流ボイラーの
性質上、様々な圧力の蒸気が同時に発生し、ゲージ圧で
kg/cm 2 以下の圧力の蒸気も発生したのが解らな
かったことであった。即ち、還流ボイラーは正常な、即
ち使用すべきボイラーとしての価値がないことを理解し
なかったことであった。
【0006】従来の木材乾燥理論の前提が間違っている
ことを全世界の木材学会が認めないために、全世界の木
材業者が乾燥出来る厚さの限界があり、かつ歩留まりの
悪い乾燥法、即ち天然乾燥と熱風式乾燥との組合せ乾燥
法によって木材乾燥を行なっているのことを止めようと
はせず、大量のロスが発生している現実を是正する試み
もなされていないために、必要以上の樹木が伐採され、
地球温暖化に拍車をかけることとなった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる状況
において、製材品の厚さが如何に厚い盤であっても、短
時間の処理によって、製材品に含まれている含有水を自
然に均一に発散して行く木材にするだけで、人工乾燥が
全く不要で、木材乾燥という言葉自体を死語にさせてる
ことができ、従来の木材乾燥理論では想到できない生産
方法を可能にし、しかも歪みや割れのロスをなくし、製
材品の歩留まり率を50%以上向上させることを課題と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明に係る人
工乾燥の不要な木材にする生産機は、処理すべき木材を
収納可能な圧力容器にはゲージ圧で約3kg/cm 2
上の圧力の飽和蒸気を噴射する噴射管が取付られ、該圧
力容器外には該圧力容器の圧力に関係する三針圧力計器
が取付けられ、該三針圧力計器の二つの指針により圧力
容器内の最低圧と最高圧とがゲージ圧で約0.3kg/
cm 2 の圧力差に設定されるとともにそれぞれの指針が
飽和蒸気の噴射・停止を制御する電磁弁に連動され、残
りの一指針で上記圧力容器内の蒸気圧を指示させ、該圧
力容器内の圧力を示している指針が最低圧を表示してい
る指針の位置になった時に上記圧力容器外の電磁弁を開
かせて上記圧力容器内に取り付けられた噴射管より飽和
蒸気を噴射させ、上記圧力容器内の圧力を示している指
針が最高圧を表示している指針の位置になった時に上記
電磁弁を閉鎖させて飽和蒸気の噴射を止め、噴射と停止
との間の時間巾を40〜90秒巾に制御する制御装置を
備え、上記圧力容器に入れた木材に対し、圧力変動する
飽和蒸気によって加圧加熱を加えた後、飽和蒸気を放出
し、人工乾燥を不要な木材にするようになしたことを特
徴とする。
【0009】また、本発明に係る人工乾燥の不要な木材
にする製造工法は、天然の含有水を持つ同じ厚さの製材
品を桟積みして圧力容器型の生産機に入れ、その製材品
を、圧力変動する飽和蒸気によって加圧加熱して木材内
の温度を均一化した後、その生産機の飽和蒸気を放出
し、天然の含有水に沸騰現象を現出させ、その生産機よ
り取りだして桟積み状態に放置しても人工乾燥を必要と
せずに自然に均一に含水率低下して行く木材を作るにあ
たって、 1.含有水の移動が容易な導管及び毛細管内
の加熱された含有水によって、移動が出来ない細胞腔内
の含有水に熱伝熱させて製品材内の温度を均一化するた
めに、圧力容器型の生産機内に噴射する飽和蒸気の圧力
ゲージ圧で約3kg/cm 2 以上の圧力とし、 2
力容器型の生産機内にて2回の異なる大きさの変動圧
力の飽和蒸気で加圧加熱するに際してその変動圧力巾を
異なる2回ともそれぞれゲージ圧で約0.3kg/cm
2 とし、 3.圧力容器型の生産機にて飽和蒸気を変動
させる時間巾を、40〜90秒巾で加圧加熱する時間差
としたことを特徴とする。
【0010】アジアの水墨画を描く時、陶器製の小さな
水差しを使用するが、その水差しには小さな穴が二つあ
るために、水差しに水を入れることが出来る。穴が一つ
の場合には水差しに入っている水は出てこないし、水を
いれることも出来ない。木材の組織には、穴が一つの水
差しと同様な組織構造の細胞腔と、パイプ状の導管と毛
細管とで構成されている。全世界の木材学会は、細胞腔
内の含有水を、導管や毛細管内に入っている含有水と同
じ比率で発散させることは不可能であるとの前提の下に
木材乾燥理論を作っており、細胞腔内の含有水を、導管
や毛細管内の含有水と同じ比率で動かす研究を行ったこ
とがない。
【0011】日本の大学や国の研究所に行って木材の乾
燥の研究を見たら、一度乾燥研究した木材や長期間天然
乾燥している木材を水に漬けて含水率を高めた木材を使
用して乾燥の研究をしている。この様なことをして木材
の細胞腔に水が入るものならば緑色や青色の木材を作れ
ることをも解ろうとはしない。一つ穴の水差しに水を入
れることが出来ないのに、木材を水に漬けただけでは細
胞腔内に水が入らない試験材を使用し、含有水の沸騰を
用いて均一に含有水を発散させる研究を行なっている
が、出来る道理はない。
【0012】木材内に含まれている含有水が発散するに
つれて、木材に収縮が起こるのは分かりきった常識であ
る。木材の細胞腔内の含有水を、導管や毛細管内に含ま
れている含有水と同じ比率で発散させない限り、木材内
の部分的に収縮が異なる状態となり、割れや歪みが発生
する。
【0013】樹木を伐採した当初から木材内に存在して
いた含有水を発散させる手段は、蒸発と沸騰が存在して
いる。天然の状態のまま、蒸発を用いて木材内の含有水
を発散させるならば、木材表面より含有水が発散して行
き、含水率にムラが生じ、収縮率の差が発生し、割れや
歪みが起きることを防止できない。
【0014】製材を行うなり、沸騰を用いて含有水を発
散させるならば、全細胞腔内にも沸騰する含有水が残っ
ているため、沸騰を均一に起こせる状態にすれば、一つ
穴の各細胞腔内の含有水も均一に気体になって、含有水
の中を通って発散して行く状態が作り出せ、一つ穴の細
胞腔内の含有水も導管や毛細管内の含有水と同じ比率で
発散させることができる。
【0015】この目的のために、動けない状態に封じ込
められている細胞腔内の含有水も、導管や毛細管内の含
有水と同様な温度に均一化させる手段が開発されれば、
木材乾燥の問題は解決される。
【0016】製材品に割れ歪みを発生させないで、製材
品全体を加熱するのに飽和蒸気を使用する場合、常に
ージ圧でkg/cm 2 以上に加圧すれば、樹種によっ
て細胞腔に潰れ現象が起きかける樹木が存在し、加圧す
る圧力に限界が生じることから、木材内に含まれている
全含有水を沸騰発散させる加圧加熱を与えるのは不可能
である。
【0017】製材を行うなり、製材品に加圧加熱を行え
ば、木材のみの加熱ではなく、製材品に含まれている含
有水も加熱しなければならない。水の比熱は木材の3倍
もあるので、含有水を保有している木材を加熱するのは
容易ではない。
【0018】水を加熱する時に水に対流を起こさること
ができれば、水の温度は容易に高められるのはよく知ら
れている。通常の状態では、木材内の組織の中にある含
有水に対流が起きる道理はないが、対流に代わる方法を
見い出せば、含有水の多い木材ほど容易に加熱しうる。
【0019】
【発明の実施の態様】本発明の人工乾燥を不要にする製
材品の作り方を説明するにあたって、本発明の請求項2
に記載した三項目を用い、三項目のいずれも使用しなけ
れば、人工乾燥を不要にする製材品は作れない理由の説
明も行う。また、製品材に含まれている含有水を自然に
かつ均一に発散していく木材にする過程で、従来の木材
乾燥理論では考えられなかった様々な新製品を生産しう
るようになったことを例証として記載しておく。
【0020】本願発明を用いれば、いくら厚い盤でも、
含有水を均一に発散させる製材品にしうるので、製材品
の厚さを揃えて桟積みして圧力容器型の生産機に入れ、
扉を閉め、この機械の底に付いている凝結水放出バルブ
のみを開放して、この機械内にゲージ圧で約3kg/c
2 以上の蒸気圧を有する飽和蒸気を噴射し、この機械
内の低温の空気を放出させ、凝結水放出バルブより蒸気
が勢いよく噴出するようになれば、低温の木材の表面に
凝結水が発生して濡れた状態になっているので、凝結水
放出バルブの開放状態を少なくすれば、この機械内の圧
力が上昇し始める。
【0021】この機械内の圧力が上昇し、この機械内の
圧力が三針型圧力計で設定された0.7kg/cm
2 (ゲージ圧)になれば、制御装置により電磁弁を制御
することによって飽和蒸気の噴射を止める。この機械内
の飽和蒸気は凝結水放出バルブより放出し続けられてい
るので、この機械内の圧力が低下し、圧力計で設定した
0.4kg/cm 2 (ゲージ圧)以下になれば、電磁弁
を開かせてゲージ圧で g/cm 2 以上の飽和蒸気の
噴射を再開し、この飽和蒸気の変動巾を維持して、飽和
蒸気の噴射と停止を、この機械に入れた製材品の厚さを
ミリで測定した数字を、分に換算した分数の時間の半分
の時間を繰り返して、製材品を飽和蒸気によって加圧加
熱する。なお、制御装置は圧力計の指針の動きを電気的
又は機械的に検出して電気的に電磁弁を制御する公知の
機構を採用できる。
【0022】その時間が過ぎれば、圧力計での設定を変
更し、飽和蒸気による加圧加熱の変動巾を、1.0kg
/cm 2 (ゲージ圧)と0.7kg/cm 2 (ゲージ
圧)以下との間に変え、製材品の厚さのミリ/分に換算
した時間の間を繰り返すと、製材品の内部温度は120
℃に均一化される。
【0023】製材品の内部温度を、大気圧の水の沸騰温
度より高い温度の120℃にしてから、凝結水放出バル
ブより、圧力容器型の生産機の内部に溜まっている凝結
水を放出し、内部の加圧された飽和蒸気を放出し始めれ
ば、圧力の低下も始まり、製材品の内部の含有水は、全
部一斉に沸騰を開始し、各細胞腔とも、含有水の一部が
発散した空洞を持つ状態になる。
【0024】凝結水放出バルブからの飽和蒸気の放出が
進み、圧力容器型の生産機内の飽和蒸気の圧力が、ゲー
ジ圧で0.3kg/cm 2 以下になってくると、圧力低
下のスピードが遅くなってくるので、凝結水放出バルブ
を閉鎖し、真空ポンプを動かし、この生産機内の圧力を
大気圧以下に下がると、圧力容器の扉の安全装置を解除
し、真空ポンプの運転を止める。この機械の内部の製材
品からの沸騰蒸気により、扉は自動的に開いてくる。
【0025】凝結水放出バルブを開放し、この機械の底
に溜まっている凝結水を放出し、空気を入れて大気圧に
してから、扉を開け、製材品を、この機械から取り出
す。
【0026】この一連の飽和蒸気による製材品の内部ま
で、均一温度に加圧加熱した処理にて、木材の持つ個性
とされていたものや、木材の公理とされていた欠点も消
滅させられている。即ち、 1.原木を製材すると、製材品は原木の中芯線より反対
側に反る性質があったが、その性質により反っていた盤
も、この一連の処理により、平坦になっており、この盤
を裁断しても、再び、この反りは発生しない。 2.木材のうち、平杢材はカップ状に反り、柾目材は横
反りする、というのが木材の公理とされ、この性格は是
正されないとされていたが、この一連の処理を終えた盤
を製材しても、公理の現象は起こらず、公理ではなく、
含水率低下の収縮率の差によって起きる現象に過ぎない
のが明らかになった。 3.従来からの木材では、細胞腔内の含有水の移動が困
難なため、収縮状態が部分的に異なり、木材の割れや歪
みの発生は不可抗力としていたが、この圧力容器型の生
産機内での一連の処理にて、製材品の内部の各細胞腔と
も、含有水の発散した空洞を持つ木材となっており、各
細胞腔内の全含有水とも、隣の細胞腔の空洞になった部
分に移動しうるので、細胞腔内の含有水も、パイプ状の
導管や毛細管内の含有水と同様に、均一に発散して行く
木材になった。
【0027】圧力容器型の生産機より取り出した製材品
は、2時間程湯気がもうもうと出ているが、その後も軟
らかいので、取り出した盤を薄鋸で、目的の生産品の厚
さに収縮分を加算した厚さや巾に製材し、桟積みしてお
くと、本発明の生産機で処理した厚さの盤を製材し薄く
なった製材品でも、割れや歪みのロスを全く発生せず、
短期間で、加工が容易な含水率の20〜22%になる。
その含水率になれば、超仕上げを除いた木材加工を行
い、表面面積を更に大きくして、再び桟積みし、その木
材を使用する湿度にコントロールした大部屋に積み上げ
ておけば、加工材に加工を無駄にする欠陥を発生せず
に、その部屋での平衡含水率材に短期間になってしま
う。
【0028】この一連の処理において、圧力容器型の生
産機で、変動した飽和蒸気の処理だけで、歩留まり率の
非常に悪い一切の木材乾燥の工程は、一切不要にして、
高品質の木材製品にすることが出来た。木材乾燥の言葉
は、完全に死語にすることができた。
【0029】
【発明の理論的解説】
【0020】の項において凝結水放出バルブを開放した
まま、ゲージ圧で約3kg/cm 2 以上の圧力を有する
飽和蒸気を噴射するのは、この生産機内の空気を放出さ
せ、しかも製材品全体を濡らし、製材品の内部まで均一
温度にし、加熱しても製材品に損傷を与えないために必
要で、詳細は後に記載する。
【0030】圧力容器に製材品を桟積みして、飽和蒸気
で加圧加熱する工程において、請求の範囲に記載した、
三針型の圧力計が最低圧を支持すれば、連動している電
磁弁が開き、ボイラーから減圧弁を経た飽和蒸気が圧力
容器内の噴射管より噴射を開始し、圧力計が最高圧を支
持すれば、連動している電磁弁を閉じ、飽和蒸気の噴射
を止める操作を繰り返し、圧力容器型の生産機を使用し
【0021】の項と
【0022】の項に記載したように飽和蒸気圧の変動圧
を与えているが、かかる飽和蒸気圧の変動圧を与える必
要がある理由は次の通りである。即ち、温度の低い製材
品に飽和蒸気があたると、製材品の表面に凝結水が発生
する。飽和蒸気を噴射して加圧状態にすれば、この高温
の凝結水は木材の導管を通って製材品の内部に押し込ま
れ、反対に飽和蒸気の噴射を止めれば、その反動で製材
品の内部の低温の含有水は、製材品の表面に向かって動
く。飽和蒸気の噴射と停止を繰り返せば、水の対流の代
わりの、高温の凝結水と低温の含有水の混合状態が繰り
返され、製材品の内部の含有水の温度が次第に上昇して
くる。
【0031】飽和蒸気による加圧加熱を
【0021】の項と
【0022】の項の二回に分けている理由は、一度にて
【0022】の項における高温の飽和蒸気の加圧と加熱
を行うと、製材品の表面に発生する高温の凝結水と、当
初からある製材品の中芯部の低温の含有水の温度差が余
りにも大きく、高温の凝結水と当初からある低温の含有
水との混合が難しくなる状態が起きるため、当初からあ
る木材中芯部の含有水の温度を予め昇温させておけば、
飽和蒸気圧の変化に応じて表面に移動しやすくなるが、
その処置をせず、いきなり高温の飽和蒸気での変動加圧
加熱を行っても、製材品の中芯部の低温の含有水が動き
にくく、中芯部に低温水塊ができ、製材品の内部温度は
均一化しない。
【0032】本圧力容器型の生産機での飽和蒸気の加圧
圧力は
【0022】の項でもゲージ圧でkg/cm 2 である
のに、本機に噴射する蒸気圧がケージ圧でkg/cm
2 以上必要である理由は次の通りである。 1.約3kg/cm 2 (ゲージ圧)以上の飽和蒸気を噴
射すると、木材の表面の温度と飽和蒸気の温度の差によ
り、製材品の表面に高温の凝結水を発生しやすくでき
る。 2.約3kg/cm 2 (ゲージ圧)以上の飽和蒸気を噴
射すると、高温の凝結水を導管や毛細管を通って製材品
に押し込み易くなる。 3.細胞腔内の含有水は移動しないので、細胞腔内の含
有水を加熱するにはその細胞腔の近くの導管や毛細管で
加熱された含有水から熱伝熱させる必要がある。熱伝熱
を高めるために、約3kg/cm 2 (ゲージ圧)以上の
飽和蒸気を噴射しないと、細胞腔内の温度は均一化しな
い。
【0033】請求の範囲に記載した飽和蒸気の変動させ
る巾を、ゲージ圧で約0.3kg/cm 2 とした理由は
次の通りである。例えば、飽和蒸気の変動巾を約0.2
kg/cm 2 (ゲージ圧)の範囲で処理すれば、同じ
時間帯でも、変動させる回数は増えるのに、製材品の内
部温度は均一化をさせるのは出来ない。この現象は、多
くの実験例に基づくものであり、木材の導管や毛細管の
巾が狭いために起きる現象だと想像しているが、何故、
この様になるか理論的な解析はされていない。
【0034】請求の範囲に飽和蒸気を変動させる時間巾
を40〜90秒巾とした理由は次の通りである。即ち、
変動させる時間巾が短い方が、飽和蒸気を変動させる回
数が増え、飽和蒸気を変動させる時間を短縮できると、
種々試みたが、木材の持つ導管や毛細管の太さのため
か、40秒以下の運転操作で可能樹種は見つからなかっ
た。中には、全工程の処理を終えた製材品を玉切りし、
玉切りした断面を調べたら、玉切りした断面の濡れた色
彩にムラを発生している樹種があり、この様な場合は、
飽和蒸気を変動させる時間巾を延長してやれば、この様
な色彩のムラは完全に消滅していた。種々の樹種でも9
0秒以上必要な樹種に出会ったことはなかった。玉切っ
た断面に多少でも色彩のムラが発生した製材品は、処理
した後目的の厚さに製材したものの中に歪みを発生させ
ていた。このことからして、最初の樹種を処置した時、
処理し終えた製材品を玉切りして、玉切りした断面の色
彩に濡れのムラがあるかを確認しておかないと、飽和蒸
気を変動させる時間巾を確定した操作を続けられない。
【0035】請求の範囲に記載した機械と工法を使用す
れば、木材の組織の細胞腔の中の含有水も均一温度に加
熱することができるので、製材品の中の含有水が、加圧
された状態での均一温度になれば、加圧された状態を解
除すれば、製材品の内部の含有水は一斉に均一な沸騰状
態になるのは明らかである。水の蒸発は水の表面からと
決まっているが、水が沸騰する時は、水の表面だけでな
く、水の底からも沸騰現象が起きる。水が沸騰すれば、
気体となるので、水の発散が困難であった細胞腔内の含
有水も一部が気体となっておれば、一つしか出口のない
組織であっても、気体となった水は含有水の間を通り抜
けて、製材品の外部に発散する現象が発生する。その結
果、各細胞腔とも含まれていた含有水の量に応じた同じ
比率で、各細胞腔とも含有水の発散した空洞を持つ状態
に変化させることになった。
【0036】各細胞腔とも、含有水の発散した空洞を持
つ製材品になったので、含有水の移動が困難としていた
細胞腔内の含有水も、隣の細胞腔の空洞部分に同時に動
けることになり、細胞腔内の含有水も、導管や毛細管に
残されている含有水と同様に発散して行くことが可能に
なった。
【0037】製材品の残された含有水が均一に発散する
ならば、製材品の部分ごとに、異なった収縮が発生する
ことは、起こり得ない。
【0038】日本政府は、木材の組織を構成している導
管・毛細管・細胞腔内の天然の含有水とも、均一に発散
してしまう木材にすれば、原木からの歩留まり率は85
%にもなるのを黙殺し、半世紀前の熱風式木材乾燥法を
行わねばJAS認定工場にしない規定を改正しないため
に、日本住宅の世界的に見て特殊な用途の無節の化粧短
板を張りつけた化粧構造用集成材の需要のため、世界各
国で、日本のJAS規格に則った半製品が生産されてい
る。このJAS規格通りに生産すれば、原木からの歩留
まり率は28%しかならない。世界の温暖化が問題にな
っている時、地球上の森林資源を無駄使いをしてしまう
日本のJAS規格を日本政府は疑問にも思わず改正の意
志すらない。
【0039】全世界の木材学会のために、各国政府は、
木材を使用するにあたって、木材の組織の細胞腔内の含
有水を、導管や毛細管内の含有水と同時に発散させるこ
とは出来ないとして、完全に含有水を発散し終わる木材
を乾燥しなければ加工に入れないとの規制概念から脱却
出来ないでいるため、著しいロスを発生させる木材乾燥
から脱却できないでいるのだろう。
【0040】政府機関の森林総合研究所と木材学会は、
木材の組織の細胞腔内の含有水も、導管や毛細管内の含
有水と同様に、同率に発散させる状態を作り出せば、規
制概念の木材乾燥は、果たして必要があるのか、想像し
てみたら、多数の技術開発のテーマが考えられるだろ
う。この木材組織の細胞腔内の含有水も、導管や毛細管
内の含有水と同様に、同じ比率で含水率を低下させる方
法を公開されていないが開発されていた。日本は政治改
革が行われ、ソフトを無料で取り上げようとしていた政
府部門の存続問題がおきているため、その方法を明らか
にするので、日本の国土と、地球上の森林を守るため
に、明らかにした方法を用いて、実際に実験に入ったら
どうか。大学で、半世紀前の技術レベルの講義を続けら
れたら、今後も、樹木の成長速度から考え、日本の国土
と地球の破壊が数十年も続くことになる。
【0041】日本の政府機関が含有水を均一に発散する
木材にすることにより木材乾燥を不要にするという本願
発明に関する技術の研究を禁止しているために、本願発
明を予想しうる学術文献はなく、本願発明者が既に特許
出願したもの以外に類するものは存在せず、そのいずれ
の出願にも本願発明を推測しうる記載はない。また、現
在でも、木材業界の大手企業でさえ、通常の圧力容器を
購入し、本願に類似した処理を行っているが、処理がで
きず、購入した圧力容器を処分する例が後を絶たないこ
とから見て、本願発明は公知公用になっていない証拠だ
と言える。
【0042】
【本願発明を使用した新生産品】今迄、歩留り率の著し
い高い本願発明の普及を妨害し、日本と世界の山林の破
壊を行わせていた日本の国立木材研究所の有り様が日本
の行政改革のため変更されかねない事態となってきたの
で、本願発明の生産機と運転ソフトを国際特許願の形で
明らかにする。本願発明の生産機と運転ソフトを明らか
にせず、新生産品の日本特許を取得してきたが、本願発
明を使用した場合、木材の歩留り率が著しく高くなり、
木材の伐採量を少なくしても世界の木材の需要に対応で
きる以外に、下記の副産物が生産しうるのを明らかにし
ておく。世界の木材学会や木材業者は世界の既存の木材
乾燥法では想像できなかった下記に記載している生産実
例があるのを生かされ、これ以外にも多数の新製品を作
り出される可能性が大であるので、早急に研究に入られ
ることを薦める。
【0043】圧力容器内の木材の最高温度をゲージ圧で
kg/cm 2 の蒸気温度の120℃にしてから、飽和
蒸気を放出した場合。 1.木材内に含まれている樹脂は、水蒸気蒸留にてテレ
ピンとコロホニュウムに化学分解し、テレピンは沸騰し
ている含有水の中を通り抜けて発散し、コロホニュウム
は、凝結水と共に圧力容器から放出し、木材に含まれて
いる樹脂を除去しうる。 2.アメリカ大陸で製材された製材品が多数日本に輸入
されているが、それらの製材品は木材の性質上、製材す
ると丸太の中芯に対して反対側に反っていて、直材はな
い。その反った製材品を本願発明の方法で処理すると、
反りが全部なくなって直材になってしまい、その桟積み
のまま圧力容器から取出し、放置しているだけで、自然
乾燥中も再び反りを発生せずに、急速に乾燥して行く。
従って、アメリカにおいて採用されている100mのト
ンネル窯形式の乾燥機は無用の長物となる。 3.日本の各地でも赤身部分が黒くなっている杉が多数
存在している。これらの杉を伐採するなり、本願発明の
方法で処理し、木材乾燥の不要な木材にする過程で黒く
なった部分は脱色し、杉本来の赤身材になり、再び黒く
変色することはない。 4.春や夏切りの杉、松、ラミン等の製材品には直ぐに
青黴が生えるものが多数ある。それらの木材を製材する
時、収縮分を加算した厚さの製材盤を本願発明の方法で
処理して圧力容器より取り出せば、木材の性質上発生し
た横反りが平滑となり、人工乾燥を不要にして二度と青
黴の生えない木材になっている。圧力容器から取出して
熱いうちに、薄鋸によって木材収縮分を加算した厚さに
製材し、桟積みして自然乾燥し、含水率20〜22%な
れば、フローリング等の加工を行い、再び桟積みし、使
用される場所での平衡含水率になる場所で放置しておけ
ば、歪みの無い製品が作られる。従って、通常の木材乾
燥の様に乾燥完了してから加工を行う必要は無い。 5.秋切りの丸太の樹皮は容易に剥けないが、本願発明
の方法で処理すれば、樹皮は簡単に剥け、後は4の方法
と同様に処理しうる。
【0044】上記例証には木材の処理温度をゲージ圧で
kg/cm 2 の水蒸気に比例した120℃で記載して
いるが、大部分の樹種はその温度で充分である。しか
し、樹種によってはその温度以上に加熱しても細胞腔の
圧縮に耐えられる樹種がある。その中に、120℃を越
えると色彩の悪くなるものがあるが、北アメリカの一般
の樹木の中に、北米で伐採するなり温度を若干高く処理
すれば、芸術的色彩に変化するものがある。この樹木と
芸術的色彩に変化させる処理方法を見つければその実用
性、従って収益性は非常に大である。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理すべき木材を収納可能な圧力容器に
    ゲージ圧で約3kg/cm 2 以上の圧力の飽和蒸気を
    噴射する噴射管が取付られ、該圧力容器外には該圧力容
    器の圧力に関係する三針圧力計器が取付けられ、該三針
    圧力計器の二つの指針により圧力容器内の最低圧と最高
    圧とがゲージ圧で約0.3kg/cm 2 の圧力差に設定
    されるとともにそれぞれの指針が飽和蒸気の噴射・停止
    を制御する電磁弁に連動され、残りの一指針で上記圧力
    容器内の蒸気圧を指示させ、該圧力容器内の圧力を示し
    ている指針が最低圧を表示している指針の位置になった
    時に上記圧力容器外の電磁弁を開かせて上記圧力容器内
    に取り付けられた噴射管より飽和蒸気を噴射させ、上記
    圧力容器内の圧力を示している指針が最高圧を表示して
    いる指針の位置になった時に上記電磁弁を閉鎖させて飽
    和蒸気の噴射を止め、噴射と停止との間の時間巾を40
    〜90秒巾に制御する制御装置を備え、 上記圧力容器に入れた木材に対し、圧力変動する飽和蒸
    気によって加圧加熱を加えた後、飽和蒸気を放出し、人
    工乾燥を不要な木材にするようになしたことを特徴とす
    る生産機。
  2. 【請求項2】 天然の含有水を持つ同じ厚さの製材品を
    桟積みして圧力容器型の生産機に入れ、その製材品を、
    圧力変動する飽和蒸気によって加圧加熱し、製品材内の
    温度を均一化した後、その生産機内の飽和蒸気を放出し
    て天然の含有水に沸騰現象を現出させ、その生産機より
    取出して桟積み状態に放置しても人工乾燥を必要とせず
    に自然にかつ均一に含水率が低下して行く木材を作るに
    あたって、 1.移動の容易な導管及び毛細管内の加熱された含有水
    によって、移動が出来ない細胞腔内の含有水に熱伝熱さ
    せて製品材内の温度を均一化するために、圧力容器型の
    生産機内に噴射する飽和蒸気の圧力をゲージ圧で約3
    g/cm 2 以上の圧力とし、 2.圧力容器型の生産機内にて2回の異なる大きさの変
    動圧力の飽和蒸気で加圧加熱するに際してその圧力変動
    巾を変動圧力の異なる2回ともそれぞれゲージ 圧で
    0.3kg/cm 2 とし、 3.圧力容器型の生産機にて飽和蒸気を変動させる時間
    巾を40〜90秒巾とした、 ことを特徴とする人工乾燥の不要な木材にする製造方
    法。
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