JPH01215501A - 木材薫煙加熱改良法 - Google Patents

木材薫煙加熱改良法

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Publication number
JPH01215501A
JPH01215501A JP3952688A JP3952688A JPH01215501A JP H01215501 A JPH01215501 A JP H01215501A JP 3952688 A JP3952688 A JP 3952688A JP 3952688 A JP3952688 A JP 3952688A JP H01215501 A JPH01215501 A JP H01215501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bamboo
smoke
wood
tar
charcoal kiln
Prior art date
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Pending
Application number
JP3952688A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiji Ishibashi
英二 石橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOKAI AKUA NOOTSU KK
Original Assignee
TOKAI AKUA NOOTSU KK
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Publication date
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Landscapes

  • Cultivation Of Seaweed (AREA)
  • Chemical And Physical Treatments For Wood And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 上記の薫煙加熱処理の対象となる木竹材等の中でも竹は
海苔の支柱槽として多く消費されている。
本発明は必ずしもこれに限定するものではないが、ここ
では特に竹の海苔支柱槽薫煙加熱改良法に関して以下説
明する。
発明の背景 従来、海苔養殖用に使われている支柱槽はほとんどが竹
を使用している。使用期間は10月頃より翌年3月まで
の半年間である。使用を終えると海底より引き抜かれ日
の当たらない倉庫に保管される。この前支柱は海中より
引き抜いた後、そのまま日なたに放置すると海中に漫か
つていた部分は割裂しやすくなるため素早い保管作業を
必要とする。又、特に海底に埋没している部分は腐食、
食害が著しく翌年はそのままでは使えず、短く切断し浅
い場所で使う。このため毎年使用する竹の半数を新規購
入しなければならない。又、使用後処理、処分について
も簡単で安全でなければならない。これらの問題点を解
消すべくFRP製等の支柱槽が開発されたが高価格や使
用後の廃棄の問題などから多くは使われておらず、従来
の竹に頼っているのが現状である。
そこで、作業性が良〈従来よりも長く使用に耐え、処理
・処分も従来の性向様焼却が可能な竹支柱柵、及びその
製造方法がこの発明である。尚、この支柱槽の実証実験
は1986年より三河湾の海苔養殖場に於て行っている
製造方法 竹に節抜きをし、根元を刺さり易いように斜めに切断す
る。これは本来支柱槽として使用するための加工である
が、ここでは炭窯の煙や熱を竹の外部だけでなく内部に
も良く通す目的も兼ねている。
炭窯の煙を利用するため炭窯の近くに煙や熱を効率よく
竹に通す部屋を設置する。それは竹が収納できる大きさ
を持ち、煙や熱が充分且つ一様に拡散し、作業上安全で
便利等の条件が必要とされる。この部屋を以後薫煙室と
呼ぶ。
炭焼きは、火入れより仕上げまでに普通−週間を要する
。その間、炭窯の内部では炭化という現象が起きている
。この炭化の過程で生じる煙の成分は、始めは水蒸気が
多いが次第に酢酸、ギ酸等の有機酸、ホルムアルデヒド
等が多くなる。この頃の煙の色はやや褐色がかった白色
で細々と長い時間続く。モクモクと白色の煙が出る頃に
なるとフェノール成分が多くなる。その復、青色が濃く
なると濃厚なタール成分が多くなる。
これら排煙口より出る煙の温度は水蒸気が多いときが8
0〜82°C1有機酸が出る頃は90〜100℃、ホル
ムアルデヒドの成分が多く出て長く続く時期が100〜
170℃になる。フェノール成分の多く含む白色の煙が
出る頃は180〜230℃、除々に淡青色に変化し23
0〜300℃になりタール分が多くなる頃は330〜3
50°Cに上昇し、最終的には380°C前浚まで昇り
終了する。この煙と熱を薫煙室に導き薫煙・熱処理をす
る。即ち、段階を追って変化する薫煙・熱処理により生
の竹は、加熱され、柔らかくなり内部の水分が出て薫煙
成分と置換される。
その結果、薫煙成分のうちホルムアルデヒド、フェノー
ル系化合物、有機酸等の効果により防腐食及び防゛食害
の効果を得る。又、竹に木タール等の諸物質が付着し1
20°C位に加熱されるとフェノール樹脂膜の形成が起
こり、硬度が高まり艶も出て材質も強化されて耐水性を
も高める。そして乾燥することから、竹の繊維がしまり
軽量化が計られる。
以上のような諸効果及び実証実験の結果から、本発明の
製造方法で加工した竹は従来の生の竹と比較すると、ひ
び割れしにくい(難割裂性)、軽くて取り扱いが安易(
軽量で頑丈)、硬いので海底に刺し易く破損しにくい(
硬化)、付着物(藻類、フナクイ云シ等)が少ない、腐
りにくい(防水・防腐食・防食害性)等の利点が得られ
る。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 本発明は林業界に於ける竹・幼齢木・軟質材などの加工
    性、耐久性を向上させるために行う加熱、薫煙、炭化処
    理等の加工過程のなかで得た知見である。即ち炭窯等の
    排煙及び炭化生産物である木酢液・木タールを木材、竹
    材等の木質物質に加工処理することにより、この対象物
    は硬化を伴う適度な可塑性、難割裂性、防腐食性・防食
    害性等の性質を持つようになる。この発明は以上のよう
    な特性を得た木竹材及びその製造方法である。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8857074B2 (en) * 2004-05-13 2014-10-14 Holcop Bio-thermal method and system for stabilizing timber
CN107127856A (zh) * 2017-07-06 2017-09-05 赣州森泰竹木有限公司 一种新鲜竹材的物理深度碳化工艺

Cited By (3)

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CN107127856A (zh) * 2017-07-06 2017-09-05 赣州森泰竹木有限公司 一种新鲜竹材的物理深度碳化工艺
CN107127856B (zh) * 2017-07-06 2019-02-22 赣州森泰竹木有限公司 一种新鲜竹材的物理深度碳化工艺

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