JPH06315563A - パチンコ機の上皿 - Google Patents

パチンコ機の上皿

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JPH06315563A
JPH06315563A JP13107793A JP13107793A JPH06315563A JP H06315563 A JPH06315563 A JP H06315563A JP 13107793 A JP13107793 A JP 13107793A JP 13107793 A JP13107793 A JP 13107793A JP H06315563 A JPH06315563 A JP H06315563A
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Nobuo Matsubara
信男 松原
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Sanyo Bussan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通常の上皿とカード対応上皿とのいずれにも
安価で且つ容易に対応することができるパチンコ機の上
皿を提供する。 【構成】 賞球を貯留する貯留部と該貯留部に連続する
整流部とが一体的に形成された皿体と、該皿体が止着さ
れる枠体60と、から構成されると共に、皿体の整流部
と枠体60との間に形成される空間部65に、数値表示
器90と返却スイッチボタン77及び玉貸スイッチボタ
ン78とが臨む第1装飾体70、又は該第1装飾体70
と外形形状が同じであって単なる装飾が施された第2装
飾体100のいずれか一方を組み付けて上皿7を構成し
た。 【効果】 通常の上皿とカード対応上皿とで、皿体50
と枠体60と装飾体の着色透明部材71とを共通部品化
することができるので、上皿7の製造コストを下げるこ
とができると共に通常の上皿とカード対応上皿とに容易
に対応することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、払い出された賞球を貯
留し且つ貯留された賞球を打球として発射位置に1個ず
つ供給するパチンコ機の上皿に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機の上皿においては、払
い出された賞球を貯留し且つ貯留された賞球を打球とし
て発射位置に1個ずつ供給する機能を有するだけであっ
たが、近年、カード対応パチンコ機の出現に伴って、上
記機能に加えて上皿にカードの残額を表示する表示器や
玉貸要求信号を導出するための操作スイッチ等を設けた
ものも提供されるようになってきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかして、従来におい
ては、通常の上皿とカード対応上皿とは、全く別の金型
によって成型されているため、上皿の製造コストが高い
という欠点があった。本発明は、上記した事情に鑑みな
されたもので、その目的とするところは、通常の上皿と
カード対応上皿とのいずれにも安価で且つ容易に対応す
ることができるパチンコ機の上皿を提供することにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明においては、払い出された賞球を貯留し
且つ貯留された賞球を打球として発射位置に1個ずつ供
給するパチンコ機の上皿において、該上皿は、払い出さ
れた賞球を貯留する貯留部と該貯留部に連続して球を一
列に整列して流下させる整流部とが一体的に形成された
皿体と、該皿体が止着される枠体と、から構成されると
共に、前記皿体の整流部と前記枠体との間に形成される
空間部に、その表面に数値情報を表示する表示器と遊技
者が操作し得る操作スイッチとが臨む第1装飾体、又は
該第1装飾体と外形形状が同じであって単なる装飾が施
された第2装飾体のいずれか一方を組み付けたことを特
徴とするものである。
【0005】
【作用】払い出された賞球を貯留する貯留部と該貯留部
に連続して球を一列に整列して流下させる整流部とが一
体的に形成された皿体と、該皿体が止着される枠体と、
から構成されると共に、前記皿体の整流部と前記枠体と
の間に形成される空間部に、その表面に数値情報を表示
する表示器と遊技者が操作し得る操作スイッチとが臨む
第1装飾体、又は該第1装飾体と外形形状が同じであっ
て単なる装飾が施された第2装飾体のいずれか一方を組
み付けて上皿が構成されるので、通常の上皿を製造する
場合には、皿体の整流部と枠体との空間部に第2装飾体
を組み付ければ良く、一方、カード対応上皿を製造する
場合には、皿体の整流部と枠体との空間部に第1装飾体
を組み付ければ良い。即ち、本発明においては、通常の
上皿とカード対応上皿とで異なる部分は、装飾体だけで
あり、皿体と枠体とを共通部品化することができるの
で、上皿の製造コストを下げることができると共に通常
の上皿とカード対応上皿とに容易に対応することができ
る。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。まず、実施例に係るパチンコ機1の全体の
構成について図5及び図6を参照して説明する。図5
は、パチンコ機1の正面図であり、図6は、パチンコ機
1の背面図である。図において、パチンコ機1の額縁状
に形成された前面枠2は、周知のように外枠3に開閉自
在に設けられると共に、その額縁状の開口には、金枠4
が周設され、該金枠4にガラス扉枠5と前面板6とが開
閉自在に設けられている。ガラス扉枠5の背面には、遊
技盤11が配置され、前面板6の表面には、後述する賞
球払出装置30から排出される賞球又は貸し球が貯留さ
れる上皿7が固着されている。この上皿7は、本実施例
の要部を構成するものであり、図示の上皿7は、カード
対応上皿が表示され、後述するカード装置12に関連す
る返却スイッチボタン77、玉貸スイッチボタン78、
数値表示器90(図1参照)の表示部74が表面に臨ん
でいる。また、上皿7には、効果音を発生するスピーカ
8も設けられている。上皿7の構造については、後に詳
述する。更に、前面枠2の下部には、打球の発射勢を調
節する操作ハンドル9と前記上皿7から溢れた賞球を貯
留する下皿10が設けられている。
【0007】また、図示のパチンコ機1の一側部には、
カード装置12が隣接されている。このカード装置12
は、カード投入口13を有し、予め金額情報が記録され
たプリペイドカードをカード投入口13に差し込むこと
により、カードに記録された残高が上皿7に設けられる
数値表示器90に表示される。そして、その残高がある
ことを前提として、遊技者が玉貸スイッチボタン78を
操作することにより、賞球払出装置30から所定個数の
貸し球が上皿7に払い出される。上記したような制御が
行われるために、カード装置12の背面には、図6に示
すように、パチンコ機1に設けられる後述するカード装
置中継基板36と接続するためのパチンコ機接続コネク
タ14と、貸玉に係る売り上げ等を管理するカードシス
テム装置と接続するためのカードシステム接続コネクタ
15と、電源線が接続される電源コネクタ16とが設け
られている。なお、カード対応型でないパチンコ機の場
合には、カード装置12の代わりに通常の台間玉貸機が
パチンコ機に隣接して配置される。
【0008】ところで、パチンコ機1の背面には、機構
板20が開閉自在に設けられている。この機構板20に
は、周知のように発生した入賞球を処理して所定個数の
賞球を払い出すための各種の機構が設けられるものであ
る。そこで、以下、機構板20の構成について図6を参
照して説明する。図において、機構板20の中央には、
ほぼ正方形状の中央開口21が開設され、遊技盤11の
裏面に入賞球集合カバーを介して取り付けられる遊技制
御回路基板ボックス22とセンター役物保護カバー23
とが前記中央開口21から後方に突出する。遊技制御回
路基板ボックス22の内部には、遊技盤に設けられる入
賞装置や図柄表示装置等の遊技動作を制御する遊技制御
回路基板が収納され、また、センター役物保護カバー2
3は、遊技盤11のほぼ中央に設けられるセンター役物
の後方突出部が覆われるものである。
【0009】ところで、機構板20の前面側下部には、
発生した入賞球を集合して一側に誘導する入賞球集合樋
24が形成され、該入賞球集合樋24の末端に入賞球検
出スイッチ25と入賞球排出ソレノイド26によって動
作される玉切り揺動片26aが設けられている。より詳
細に説明すると、入賞球集合樋24の末端に到着した入
賞球は、玉切り揺動片26aの前端頭部に当接して停止
される。そして、その停止した状態の入賞球が入賞球検
出スイッチ25によって検出され、その検出信号に基づ
いて後述する賞球払出装置30が駆動される。賞球払出
装置30により所定個数の賞球が払い出されたことに基
づいて導出される払出終了信号があったときには、入賞
球排出ソレノイド26が所定時間ONされて玉切り揺動
片26aを揺動させるので、前端頭部で停止されていた
玉が玉切り揺動片26aの凹部に受け入れられ、所定時
間経過後にOFFとなったときに凹部に受け入れた入賞
球を下流側に排出する。以下、上記した動作を繰り返す
ことにより、次の入賞球に対する賞球の払出動作が行わ
れる。なお、入賞球の種類毎に払出賞球数が異なる場合
には、賞球数の少ない入賞球に対応する記憶値があれ
ば、それを優先的に払い出すようになっている。
【0010】また、機構板20の背面側には、その上部
に賞球を貯留する賞球タンク27が設けられ、該賞球タ
ンク27の下方に貯留された賞球を複数列(2列)整列
して機構板20の一側に導く賞球レール28が設けられ
ている。賞球レール28の下流側には、ヘアピン状に屈
曲したカーブレール29が接続されている。このカーブ
レール29の末端には、賞球払出装置30が接続される
が、この賞球払出装置30は、垂直状に形成される2条
の賞球通路に臨むスクリュー状のローラー31と、該ロ
ーラー31を回転せしめる払出モータ32と、ローラー
31によって払い出された賞球を検出する払出カウント
スイッチ33と、ローラー31の回転位置を検出する位
置センサー(図示しない)と、から構成されている。
【0011】賞球払出装置30は、入賞球に基づく賞
球、及びカード装置12からの貸出要求に基づく貸し球
を払い出すものであるが、これを順次説明すると、入賞
球検出スイッチ25によって入賞球が検出されたときに
は、各入賞検出(例えば、5個払出、10個払出、15
個払出)の状態を調べ、払出個数を設定し、払出モータ
32を駆動する。すると、ローラー31の両側から交互
に賞球が払い出され、払出個数に対応する払出モータ3
2の回転を位置センサで検出し且つ払出個数に対応する
賞球を払出カウントスイッチ33が確認したときには、
払出モータ32の回転駆動が停止される。次に、カード
装置12にカードが挿入されて残高があるという前提に
おいて、玉貸スイッチボタン78が操作されたときに
は、払出個数(例えば、25個)が設定され、払出モー
タ32を駆動する。すると、ローラー31の両側から交
互に貸し球が払い出され、払出個数に対応する払出モー
タ32の回転を位置センサで検出し且つ払出個数に対応
する貸し球を払出カウントスイッチ33が確認したとき
には、払出モータ32の回転駆動が停止される。
【0012】上記した賞球払出装置30によって払い出
された賞球又は貸し球は、賞球排出通路34の途中に形
成される上皿連通口35を通って前記上皿7に誘導さ
れ、該上皿7が満杯となったときに上皿連通口35の側
方から溢れた賞球が下流側の賞球排出通路34によって
下皿10に誘導されるようになっている。この賞球排出
通路34の背面であって前記入賞球検出スイッチ25の
上方には、カード装置12とパチンコ機1とを接続する
ためのカード装置中継基板36が設けられている。ま
た、下皿10の後方に対応する賞球排出通路34の側壁
には、賞球が満杯となったことを検出するオーバーフロ
ー検出スイッチ37が設けられ、これの作動により賞球
払出装置30及び打球発射装置38の動作が不能動化さ
れる。更に、前記前面枠2の裏面下部には、打球モータ
39を有する打球発射装置38が固着されている。
【0013】ところで、前記前面板6に取り付けられる
上皿7の構成について図1乃至図4を参照してより詳細
に説明する。図1は、上皿7を構成する枠体60と第1
装飾体70又は第2装飾体100との関係を示す斜視図
であり、図2は、第1装飾体70の分解斜視図であり、
図3は、枠体60と皿体50との関係を示す斜視図であ
り、図4は、上皿7と前面板6との関係を示す斜視図で
ある。まず、図4を参照して前面板6について説明する
と、前面板6の表面には、装飾板40が装着されてい
る。装飾板40には、上皿7の後端面が当接する当接凹
部41が形成されると共に、該当接凹部41内の一側上
部に前記上皿連通口35と連通して賞球が排出される賞
球排出口42が形成され、該賞球排出口42の下方にス
ピーカ8が臨むスピーカ取付穴43が形成されている。
また、スピーカ取付穴43の側方には、後述するスイッ
チ用レバー62に対応する位置にスイッチ取付穴44も
形成されている。更に、当接凹部41の他側下部から中
央にかけて玉抜き通路45が装飾板40と一体的に形成
され、その玉抜き通路45の始端部のやや上方に供給穴
46が形成されている。玉抜き通路45は、後述する玉
抜きレバー63が操作されたときに上皿7に貯留されて
いた球を下皿10に誘導するための通路であり、供給穴
46は、上皿7に貯留されている球を図示しない発射位
置に供給するための穴である。
【0014】次に、上皿7の本体の構成について説明す
ると、図3に示すように、上皿7は、主として皿体50
と枠体60と装飾体70(100)とから構成されてい
る。まず、皿体50について説明すると、図3に示すよ
うに、皿体50は、払い出された賞球等を貯留する貯留
部51と該貯留部51に連続して球を一列に整列して流
下させる整流部52とが合成樹脂によって一体的に成形
され、整流部52側においては、内側に湾曲している。
また、整流部52の底面には、球の流れをスムーズにす
るための金属板53が装着され、該金属板53の下流端
側に玉抜き穴54が形成されている。この玉抜き穴54
は、通常の状態において整流部52の底面裏側をスライ
ド自在に設けられる開閉弁55によって閉塞されてお
り、該開閉弁55が枠体60側に設けられる玉抜きレバ
ー63の操作により移動されたときに、玉抜き穴54が
開放されて皿体50に貯留されていた球を前記玉抜き通
路45を介して下皿10に移動せしめるものである。ま
た、貯留部51側の裏面に配線通し部材56が垂下さ
れ、装飾体が第1装飾体70であるときに存在する配線
94が引き通されるものである。更に、皿体50の貯留
部51の上端外側には、係合溝50aが形成され、皿体
50を枠体60に装着したときに枠体60の係合突部6
0aと係合して相互の位置関係を正確に保持するもので
ある。
【0015】上記した構成を有する皿体50が組み付け
られる枠体60は、皿体50の前面から下部にわたって
覆うように合成樹脂によって構成され、貯留部51の下
方に対応する位置には、図1に示すように、スピーカ8
の音声を外部に漏れるようにする透孔61と、遊技者の
前方からの操作によって揺動するスイッチ用レバー62
とが設けられている。このスイッチ用レバー62は、前
記スイッチ取付穴44に取り付けられるスイッチ(例え
ば、遊技盤11に設けられる図柄表示装置の変動停止ス
イッチ)を作動させる場合に使用されるが、遊技内容に
よっては、スイッチ取付穴44にスイッチが取り付けら
れないので、単なる装飾部材となるものである。一方、
皿体50の整流部52の外側と枠体60の内側との間に
は、空間部65が形成されるが、この空間部65には、
第1装飾体70又は第2装飾体100のいずれか一方が
取り付けられるようになっている。
【0016】そして、空間部65には、該空間部65を
上下に仕切る支持台66が設けられ、該支持台66の上
部に装飾体70又は100を取り付けるための一対の取
付ボス67が突設されている。また、支持台66の下部
には、玉抜きレバー63(図5参照)をスプリング64
で付勢支持するための構造物が形成されている。玉抜き
レバー63は、前記開閉弁55と係合するようになって
いる。しかして、玉抜きレバー63をスプリング64の
付勢力に抗して移動させると開閉弁55が玉抜き穴54
を開放するので、前記したように皿体50に貯留されて
いた球を前記玉抜き通路45を介して下皿10に移動せ
しめるものである。なお、貯留部51に対応する枠体6
0の上端縁には、皿体50の前記係合溝50aに係合す
る係合突部60aが形成されている。
【0017】ところで、上記した皿体50の整流部52
と枠体60との間に形成される空間部65に配置される
第1装飾体70又は第2装飾体100は、その外形形状
が同じように形成される。そこで、図2を参照して、第
1装飾体70の構成について説明する。この第1装飾体
70は、上皿7がカード対応上皿であるときに装着され
るもので、着色透明部材71と、その上面に載置される
透明部材72と、着色透明部材71の裏面に取り付けら
れる基板89とから構成されている。着色透明部材71
は、その上面形状が前記空間部65の平面形状と全く同
じとなるように形成されると共に、上面の一側端縁から
垂直壁が垂下され、その垂直壁の下端辺が前記支持台6
6に当接するようになっている。
【0018】また、透明部材72は、肉厚の合成樹脂に
よって着色透明部材71の上面形状と同じ形状に形成さ
れると共に、所定間隔をおいて2つの三角形状のスイッ
チ取付穴75が凹設されている。そして、該スイッチ取
付穴75を除く透明部材72の裏面全域には、シール7
3が貼付されている。このシール73は、内部を透視し
得ないように不透明なシートに図柄や模様等が描かれて
いるが、前記スイッチ取付穴75の間であって後述する
数値表示器90に対応する部分は、透視し得るように透
明な表示部74となっており、また、後述する玉貸可表
示ランプ93に対応する部分は、透明部分と不透明部分
とが斑点状に形成されるランプ表示部73aとなってい
る。なお、透明部材72の両端部側には、第1装飾体7
0を空間部65の前記取付ボス67に図示しないビスで
螺着するための取付穴76も穿設されている。
【0019】また、前記スイッチ取付穴75には、返却
スイッチボタン77と玉貸スイッチボタン78とが表面
側に突出しないように収納されるが、各スイッチ取付穴
75の底面には、各スイッチボタン77、78のボス部
が貫通する貫通穴75aが形成され、更に、スイッチボ
タン77、78のボス部は、着色透明部材71に形成さ
れた貫通穴83、及び着色透明部材71の裏面に止着さ
れるスイッチ取付部材79の貫通穴84を貫通してお
り、その貫通したボス部の底面にワッシャ85がビス8
6によって止着される。また、スイッチボタン77、7
8のボス部には、コイルバネ77a,78aが周設され
ている。したがって、スイッチボタン77、78は、そ
のボス部が各貫通穴75a,83,84を上下方向に摺
動可能に貫通しているが、常には、コイルバネ77a,
78aによって上方に付勢された状態でワッシャ85が
下部の貫通穴84に当接した状態となっている。そし
て、このようにスイッチボタン77、78のボス部をワ
ッシャ85で止着することにより着色透明部材71と透
明部材72とが分離できないように連結される。なお、
スイッチ取付部材79は、貫通穴84の側方に形成され
た止着穴82を着色透明部材71に形成された取付穴8
1に一致させて上方からビス80で螺着することにより
着色透明部材71に止着されるようになっている。
【0020】一方、着色透明部材71の裏面に取り付け
られる基板89には、その中央に複数の7セグメントL
EDからなる数値表示器90が設けられ、該数値表示器
90の左右に返却スイッチ91と玉貸スイッチ92とが
設けられ、更に、玉貸スイッチ92の側方に玉貸可表示
ランプ93(LED)が設けられている。また、基板8
9の裏面には、配線94が接続されている。数値表示器
90は、カード装置12に投入されたプリペイドカード
に記録された残高を表示するものであり、返却スイッチ
91は、カード装置12に投入されたプリペイドカード
を引き出すときに操作するものであり、玉貸スイッチ9
2は、残高があることを前提として所定個数の貸し球を
借り受ける場合に操作するものであり、更に、玉貸可表
示ランプ93は、カード装置12及び賞球払出装置30
における玉貸動作の準備が整っていることを表示するも
のである。
【0021】上記のように構成される基板89は、その
左右端部に形成される取付穴96を着色透明部材71の
裏面に突設される取付ボス95に位置合わせして図示し
ないビスで螺着することにより、透明着色部材71に取
り付けられ、その取り付けられた状態で数値表示器90
が透明部材72の表示部74に対応した位置となり、ス
イッチ91、92が対応するスイッチボタン77、78
のボス部の底面に止着されるビス86と対応した位置と
なり、玉貸可表示ランプ93が着色透明部材71に穿設
されたランプ穴88にその頭部分を挿入し且つ透明部材
72のランプ表示部73aに対応した位置となる。
【0022】しかして、着色透明部材71と透明部材7
2と基板89とが一体化された第1装飾体70を枠体6
0に取り付けるには、着色透明部材71の両端部に形成
される貫通穴87に枠体60の支持台66に突設される
取付ボス67を貫通させ、透明部材72の取付穴76に
嵌入し、その後、上方から図示しないビスで螺着するこ
とにより第1装飾体70を枠体60に取り付けることが
できる。なお、皿体50と第1装飾体70との枠体60
への取付順序は、いずれが先であっても良いが、前記係
合溝50aと係合突部60aとの関係のように3つの部
材相互間で係合関係があるように構成される場合には、
枠体60に第1装飾体70を止着した後、皿体50を最
後に止着して上皿7を組み付け構成し、その後、前面板
6に上皿7を止着する形態が多くなるものと考えられ
る。
【0023】上記に説明した上皿7は、カード対応上皿
に相当する第1装飾体70を組み付け構成したものであ
るが、カード対応上皿ではなく、通常の上皿を組み付け
構成するには、第1装飾体70に代えて第2装飾体10
0を組み付ければ良い。ここで、第2装飾体100の構
成について図1を参照して簡単に説明すると、第2装飾
体100は、第1装飾体70の着色透明部材71と全く
同じ着色透明部材71の上部に第1装飾体70の透明部
材72と外形形状が全く同じ透明部材101を重ね合わ
せることにより構成されている。透明部材101には、
第1装飾体70のようにスイッチ取付穴75のような凹
部が形成されているわけではないが、裏面にシール10
2が貼付され、両端部に枠体60の取付ボス67に止着
するための取付穴103が形成されている。シール10
2は、その前面に図柄や模様等が描かれている。即ち、
第1装飾体70と第2装飾体100とで完全に異なる部
材は、透明部材72,101だけであり、着色透明部材
71は、共通して使用することができる。もちろん、第
2装飾体100の着色透明部材71には、数値表示器9
0やスイッチ91、92を有する基板89を取り付ける
必要がないことは、言うまでもない。
【0024】しかして、本実施例においては、払い出さ
れた賞球を貯留する貯留部51と該貯留部51に連続し
て球を一列に整列して流下させる整流部52とが一体的
に形成された皿体50と、該皿体50が止着され且つ皿
体50の前面から下部にわたって覆う枠体60と、から
構成されると共に、皿体50の整流部52と枠体60と
の間に形成される空間部65に、その表面に数値情報を
表示する数値表示器90と遊技者が操作し得る返却スイ
ッチボタン77及び玉貸スイッチボタン78とが臨む第
1装飾体70、又は該第1装飾体70と外形形状が同じ
であって単なる装飾が施された第2装飾体100のいず
れか一方を組み付けて上皿7が構成されるので、通常の
上皿を製造する場合には、皿体50の整流部52と枠体
60との空間部65に第2装飾体100を組み付ければ
良く、一方、カード対応上皿を製造する場合には、皿体
50の整流部52と枠体60との空間部65に第1装飾
体70を組み付ければ良い。即ち、本実施例において
は、通常の上皿とカード対応上皿とで異なる部分は、装
飾体のうちの透明部材72,101だけであり、皿体5
0と枠体60と装飾体の着色透明部材71とを共通部品
化することができるので、上皿7の製造コストを下げる
ことができると共に通常の上皿とカード対応上皿とに容
易に対応することができる。また、このように通常の上
皿とカード対応上皿との対応が容易であるため、遊技場
において通常の上皿をカード対応上皿に変換する作業、
又はカード対応上皿を通常の上皿に変換する作業も極め
て簡単に行うことができる。
【0025】なお、上記した実施例では、装飾体70、
100を枠体60の支持台66に垂直状に立設した取付
ボス67に装飾体70、100の上方からビスで螺着す
ることにより取り付ける構造のものを示したが、外部か
らビスが視認できないように、例えば、まず、透明部材
72、101を着色透明部材71の裏面からビスで止着
し、その後、着色透明部材71を枠体60又は皿体50
に適宜の止着手段によって組み付け、最後に枠体60と
皿体50とを組み付けて上皿7を構成するようにしても
良い。また、枠体60が皿体50の前面から下部にわた
って覆うものを示したが、皿体50が枠体60に止着さ
れる構造であれば、必ずしも枠体60が皿体50の前面
から下部にわたって覆う必要はない。
【0026】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明においては、払い出された賞球を貯留する貯
留部と該貯留部に連続して球を一列に整列して流下させ
る整流部とが一体的に形成された皿体と、該皿体が止着
される枠体と、から構成されると共に、前記皿体の整流
部と前記枠体との間に形成される空間部に、その表面に
数値情報を表示する表示器と遊技者が操作し得る操作ス
イッチとが臨む第1装飾体、又は該第1装飾体と外形形
状が同じであって単なる装飾が施された第2装飾体のい
ずれか一方を組み付けて上皿が構成されるので、通常の
上皿を製造する場合には、皿体の整流部と枠体との空間
部に第2装飾体を組み付ければ良く、一方、カード対応
上皿を製造する場合には、皿体の整流部と枠体との空間
部に第1装飾体を組み付ければ良い。即ち、本発明にお
いては、通常の上皿とカード対応上皿とで異なる部分
は、装飾体だけであり、皿体と枠体とを共通部品化する
ことができるので、上皿の製造コストを下げることがで
きると共に通常の上皿とカード対応上皿とに容易に対応
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】上皿を構成する枠体と第1装飾体又は第2装飾
体との関係を示す斜視図である。
【図2】第1装飾体の分解斜視図である。
【図3】枠体と皿体との関係を示す斜視図である。
【図4】上皿と前面板との関係を示す斜視図である。
【図5】実施例に係るパチンコ機の正面図である。
【図6】パチンコ機の背面図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機 6 前面板 7 上皿 12 カード装置 50 皿体 51 貯留部 52 整流部 60 枠体 65 空間部 66 支持台 67 取付ボス 70 第1装飾体 71 着色透明部材 72 透明部材 73 シール 74 表示部 75 スイッチ取付穴 76 取付穴 77 返却スイッチボタン 78 玉貸スイッチボタン 89 基板 90 数値表示器 91 返却スイッチ 92 玉貸スイッチ 100 第2装飾体 101 透明部材 102 シール 103 取付穴

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 払い出された賞球を貯留し且つ貯留され
    た賞球を打球として発射位置に1個ずつ供給するパチン
    コ機の上皿において、 該上皿は、払い出された賞球を貯留する貯留部と該貯留
    部に連続して球を一列に整列して流下させる整流部とが
    一体的に形成された皿体と、該皿体が止着される枠体
    と、から構成されると共に、 前記皿体の整流部と前記枠体との間に形成される空間部
    に、その表面に数値情報を表示する表示器と遊技者が操
    作し得る操作スイッチとが臨む第1装飾体、又は該第1
    装飾体と外形形状が同じであって単なる装飾が施された
    第2装飾体のいずれか一方を組み付けたことを特徴とす
    るパチンコ機の上皿。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07275476A (ja) * 1995-02-27 1995-10-24 Newgin Kk パチンコ遊技機における上球受け皿
JP2005021436A (ja) * 2003-07-03 2005-01-27 Samii Kk スロットマシンの操作部構造
JP2009000411A (ja) * 2007-06-25 2009-01-08 Taiyo Elec Co Ltd 遊技機
JP2009055970A (ja) * 2007-08-30 2009-03-19 Samii Kk 遊技機、遊技機システム、及び遊技機の製造方法

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