JP2003340083A - 遊技機 - Google Patents

遊技機

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JP2003340083A
JP2003340083A JP2002147265A JP2002147265A JP2003340083A JP 2003340083 A JP2003340083 A JP 2003340083A JP 2002147265 A JP2002147265 A JP 2002147265A JP 2002147265 A JP2002147265 A JP 2002147265A JP 2003340083 A JP2003340083 A JP 2003340083A
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colored
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JP2002147265A
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English (en)
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Shohachi Ugawa
詔八 鵜川
Takeshi Suzuki
健 鈴木
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Sankyo Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 透明の化粧部材と有色の化粧部材との間に水
滴が浸入することを防ぐことにより、美観性の低下を防
止する遊技機を提供する。 【構成】 前面透明の化粧部材170及び有色の化粧部
材180は、弾球遊技機1の前面側に膨出する形状に形
成され、透明の化粧部材170の端部である延設部17
1を有色の化粧部材180の端部である皿部材載置部1
82あるいはカバー部材載置部183よりも長く延設す
ると共に、透明の化粧部材170の端部である延設部1
71及び有色の化粧部材180の端部である皿部材載置
部182を被覆部材により被覆したことにより、被覆部
材と透明の化粧部材170との間から水が浸入したとき
に、透明の化粧部材170と有色の化粧部材180との
間の位置まで水滴が移動しにくくなるため、透明の化粧
部材170と有色の化粧部材180との間に水滴が浸入
することを低減することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機の前面側に
備えられる前面構成部材が、透明の化粧部材と、該透明
の化粧部材の裏面側に重ね合わされる有色の化粧部材
と、から構成される遊技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、遊技機においては、遊技機の前
面側を構成する前面構成部材として、前面構成部材の表
面側を構成する透明の化粧部材と、この透明の化粧部材
の裏面側に重ね合わされる有色の化粧部材と、から構成
されるものが提案されている。このような構成を有する
前面構成部材の場合、従来、透明の化粧部材の端部と有
色の化粧部材の端部とを同じ長さに形成してそれぞれの
端面を揃えていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の前面
構成部材の場合、上記したように、透明の化粧部材の端
部と有色の化粧部材の端部とを同じ長さに形成していた
ため、例えば、遊技機の清掃時等に使う水が透明の化粧
部材の表面等に着いた場合、この水が透明の化粧部材と
有色の化粧部材との間の位置まで移動し易いものであっ
た。そして、移動した水滴は、毛細管現象によって透明
の化粧部材と有色の化粧部材との間に浸入し、透明の化
粧部材を通して外部から見えてしまうため、美観性に劣
るという問題があった。本発明は、上記した事情に鑑み
なされたもので、その目的とするところは、透明の化粧
部材と有色の化粧部材との間に水滴が浸入することを防
ぐことにより、美観性の低下を防止する遊技機を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明においては、遊技機の前面側に備え
られる前面構成部材が、該前面構成部材の表面側を構成
する透明の化粧部材と、該透明の化粧部材の裏面側に重
ね合わされる有色の化粧部材と、から構成される遊技機
において、前記透明の化粧部材及び有色の化粧部材は、
遊技機の前面側に膨出する形状に形成され、前記透明の
化粧部材の端部を前記有色の化粧部材の端部よりも長く
延設すると共に、前記透明の化粧部材の端部及び前記有
色の化粧部材の端部を被覆部材により被覆したことを特
徴とする。このように構成することにより、被覆部材と
透明の化粧部材との間から水が浸入したときに、透明の
化粧部材と有色の化粧部材との間の位置まで水滴が移動
しにくくなるため、透明の化粧部材と有色の化粧部材と
の間に水滴が浸入することを低減することができる。こ
のため、透明の化粧部材を通して外部から浸入してきた
水滴が見えるということがなく、美観性が低下すること
を防止することができる。
【0005】また、請求項2の発明においては、前記被
覆部材は、遊技者により操作される操作手段が設けられ
た操作ユニットを構成するカバー部材によって構成され
ることを特徴とする。このように構成することにより、
カバー部材で化粧部材の端部を被覆することができ、別
個に被覆部材を備える必要がないため、部品点数を削減
することができ、製造コストの低減を図ることができ
る。
【0006】また、請求項3の発明においては、前記被
覆部材は、遊技に用いる玉を払い出す払出手段から払い
出される玉を受けるための貯留皿ユニットを構成する皿
部材によって構成されることを特徴とする。このように
構成することにより、皿部材で化粧部材の端部を被覆す
ることができ、別個に被覆部材を備える必要がないた
め、部品点数を削減することができ、製造コストの低減
を図ることができる。
【0007】更に、請求項4の発明においては、前記透
明の化粧部材の裏面側に粗面処理を施したことを特徴と
する。このように構成することにより、万一、透明の化
粧部材と有色の化粧部材との間に水等の異物が浸入した
場合であっても、異物を外部から見えにくくすることが
できるため、美観を損ねることがない。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態について説明する。まず、図1乃至図4を参照
して実施形態に係る遊技機としての弾球遊技機1の全体
の構成について説明する。なお、以下の説明において
は、弾球遊技機1の遊技者側を前面側で示し、弾球遊技
機1を挟んで遊技者と反対側を奥側,裏面側及び後面側
で示す。弾球遊技機1は、図1及び図3に示すように、
縦長な方形状に枠組み形成される外枠2と、該外枠2の
一側に開閉自在に軸支され且つ弾球遊技機1の主要構成
部のほぼすべてが集約して設けられる前面枠3と、該前
面枠3の前面上部に開閉自在に設けられる前面開閉枠4
とから構成されている。また、前面枠3に設けられる主
要構成部としては、上記した前面開閉枠4、遊技盤4
0、上皿19、下皿27、灰皿29、操作ハンドル3
0、機構板100、玉発射装置87がある。また、図示
の実施形態では、弾球遊技機1の側方に遊技者に遊技玉
を貸し出すためのカードユニット装置31が付設されて
いる。
【0009】前面開閉枠4には、後述する遊技盤40の
遊技領域41をほぼ透視し得る円形透視窓5が開設さ
れ、該円形透視窓5の裏面から複層ガラス板が装着され
ている。また、前面開閉枠4の上側には、円形透視窓5
の外周に沿って、装飾ランプ6〜8,9’,10’が臨
んでいる。この装飾ランプ6〜8,9’,10’は、遊
技状態に応じて点灯又は点滅されるものであり、特別の
遊技状態の発生時や継続時を遊技者に報知すると共に遊
技の雰囲気を盛り上げるものである。また、円形透視窓
5の外周には、払い出すべく賞球が不足したこと(後述
する玉切れスイッチ115が作動したとき)を報知する
玉切れランプ9や、入賞玉の発生に基づいて所定個数の
賞球が払い出されたことを報知する賞球ランプ10(な
お、賞球未払出分がある場合に報知する方式でもよい)
が設けられ、更に、前面開閉枠4の上部左右に遊技の進
行に応じた効果音を発生するスピーカ12a,12bが
設けられている。なお、各ランプ6〜8,9,10,
9’,10’の前方は、それぞれ透光性を有する赤色、
緑色等のランプカバーで被覆されるようになっている。
特に、玉切れランプ9の点灯を赤色発光で行い、賞球ラ
ンプ10の点灯を緑色発光で行うことにより、遊技者に
対して状況を報知するようになっている。また、スピー
カ12a,12bの前面には、パンチメタル11が取り
付けられてスピーカ12a,12bから発生される音声
を通すようになっている。また、スピーカ12a,12
bの近傍(パンチメタル11の裏面側)には、それぞれ
光装飾用の装飾LED37,38が前面開閉枠4に取り
付けられている。
【0010】次に、前面開閉枠4の下側に取り付けられ
る上皿19の構成について説明すると、上皿19は、弾
球遊技機1の前面側に備えられる前面構成部材の1つで
あり、複数の合成樹脂製部材を組合せた後述する貯留皿
ユニット160を固着することにより構成されている。
上皿19の開放側の上方には、玉抜き操作レバー21が
設けられている。この玉抜き操作レバー21は、左右方
向に移動可能に設けられ、スプリング(図示しない)の
付勢力に抗して一方向に移動させることにより、上皿1
9に貯留されていた玉を裏面側に形成される玉抜き路
(図示しない)を流下させて下皿27に誘導するもので
ある。また、上皿19は、その上流側に形成される賞球
払出口20から払い出された賞球を一旦貯留した後、発
射位置に玉を供給するものである。また、上皿19に
は、弾球遊技機1に隣接して設けられるカードユニット
装置31を介して遊技玉を借り受ける際に操作する操作
ユニット210が設けられている。この操作ユニット2
10は、玉貸しスイッチ24,返却スイッチ25及び残
高表示器23(いずれも、図5参照)が実装される残高
表示基板22(図5参照)等からなり、該残高表示基板
23が上皿19の上面に臨むように設けられている。ま
た、上皿19の開放側には、前面開閉枠4を前面枠3に
対して施錠し且つ前面枠3を外枠2に対して施錠する施
錠装置84(図3参照)を操作するためのシリンダー錠
26が臨んでいる。なお、上記した上皿19の構造につ
いては、後に詳述するものである。
【0011】また、前面枠3の下部に取り付けられる下
皿27は、前記上皿19から溢れた賞球であって余剰球
通路(図示しない)を介して接続樋93(図3参照)か
ら排出される余剰の賞球を貯留するものであり、その下
皿27の前面壁には、玉抜き操作レバー28がスライド
可能に取り付けられるようになっている。この玉抜き操
作レバー28を操作することにより、下皿27に貯留さ
れていた賞球を下方に玉抜きして持ち運び可能な玉箱に
移し替えることができる。また、下皿27の左側には、
灰皿29が設けられ、右側には、操作ハンドル30が設
けられている。操作ハンドル30は、図3に示す玉発射
装置87の発射装置電動機88(ステッピングモータ)
の駆動を一時的に停止させるための単発発射スイッチ9
1及び遊技者が操作ハンドル30を触れていることを検
知するタッチセンサ(図示しない)を内蔵していると共
に、弾発力を調節する指掛け部30a(図1参照)を備
えるものである。
【0012】一方、弾球遊技機1の背面には、図3に示
すように、入賞玉の発生に基づいて所定個数の賞球を払
い出すための各種の機構を装備した機構板100が設け
られると共に、前記操作ハンドル30に対応する裏面に
は、発射装置電動機88及び打球槌(図示しない)を有
する玉発射装置87が固着され、その玉発射装置87の
側方には、機構板100の余剰球通路から流下してきた
玉を前記下皿27に誘導する接続樋93が固着されてい
る。上記した構成のうち、玉発射装置87には、発射制
御基板90が付設されており、この発射制御基板90に
よって玉発射装置87が駆動制御されるようになってい
る。
【0013】以上で、弾球遊技機1の全体の概略構成を
説明したが、以下、弾球遊技機1を構成する要素のう
ち、遊技盤40と、機構板100の詳細な構成について
順次説明する。
【0014】まず、主に図2を参照して遊技盤40につ
いて説明する。遊技盤40は、前面枠3の裏面側に一体
的に形成される遊技盤収納枠部36(図3参照)に収容
固定されるべく、ほぼ正方形状の合板により形成され、
その表面には、円形うず巻き状に誘導レール42が取り
付けられ、該誘導レール42の内側が遊技領域41とさ
れて発射された打玉が落下するものである。遊技領域4
1には、図示の場合、可変表示器44、特別可変入賞球
装置48、普通可変入賞球装置58等が設けられると共
に、単に打玉を入賞とする入賞口、打玉の流下方向,速
度を変化せしめる風車又は多数の障害釘が設けられ、ま
た、遊技領域41の最下方には、いずれの入賞領域にも
入賞しない打玉が取り込まれるアウト口69が設けられ
ている。
【0015】遊技領域41の構成をその遊技動作に従っ
てより詳細に説明すると、遊技領域41の中央よりやや
上方の左右両側には、それぞれ通過玉検出器61,62
が設けられている。この通過玉検出器61,62は、遊
技領域41を落下する打玉の通過を検出すると、その検
出信号に基づいて可変表示器44の上部側に設けられる
左右一対のLEDからなる普通図柄表示器63を可変表
示(点灯移動)して表示結果を導出する(左右いずれか
一方のLEDのみを点灯表示する)。しかして、普通図
柄表示器63の表示結果が予め定められた当りLEDの
点灯である場合に、普通可変入賞球装置58が所定時間
開放される。なお、普通図柄表示器63の可変時間は、
通常確率モードのときに相対的に長く(例えば、30
秒)、確率変動モードのときに相対的に短く(例えば、
3〜5秒)設定されている。また、普通図柄表示器63
の左右側方には、普通図柄表示器63の可変表示中に通
過玉検出器61,62を通過した打玉数を記憶表示する
普通図柄記憶LED64(最高4個まで記憶表示する)
が設けられている。
【0016】普通可変入賞球装置58は、遊技領域41
のほぼ中央に配置される可変表示器44と遊技領域41
の前記アウト口69の上部に配置される特別可変入賞球
装置48との間に配置され、ソレノイド59によって開
閉駆動される電動チューリップタイプの可変入賞球装置
である。そして、普通可変入賞球装置58には、始動玉
検出器60が内蔵され、開放中又は閉成中に受け入れた
入賞玉を検出するようになっている。しかして、打玉が
始動玉検出器60によって検出されると可変表示器44
が可変表示を開始する。なお、普通可変入賞球装置58
の開放時間は、通常確率モードのときに相対的に短く
(例えば、0.5秒)、確率変動モードのときに相対的
に長く(例えば、2秒)設定されている。また、普通可
変入賞球装置58が開放していない場合でも打玉を受け
入れるようになっている。
【0017】可変表示器44は、図2に示すように、左
・中・右の各特別図柄を可変表示する画像表示部を有し
た液晶タイプの表示器であり、該画像表示部の前方外周
には、横長形状の窓枠部が開設された表示部飾り部材が
設けられる。そして、可変表示器44の変動停止時にお
ける図柄の組合せが予め定めた大当り図柄の組合せ(例
えば、同一の図柄が当りラインのいずれかに揃った場
合)である場合に、特定遊技状態となって特別可変入賞
球装置48を次に説明する所定の態様で開閉駆動するも
のである。ただし、大当り図柄の組合せの一部は、確率
変動図柄として設定され、この確率変動図柄で特定遊技
状態となったときには、その特定遊技状態終了後におけ
る前記普通図柄表示器63における当り(当りLEDの
点灯)の出現確率や可変表示器44における大当り図柄
の出現確率が高くなる確率変動モードとなるように設定
されている。また、可変表示器44には、前述したよう
な普通図柄表示器63及び普通図柄記憶LED64に加
えて、画像表示部の外周部分を光装飾する飾りLED4
5と、可変表示器44の可変動作中に前記始動玉検出器
60によって検出された玉数を記憶表示する特別図柄始
動記憶LED46(最高4個まで記憶表示する)と、が
設けられている。
【0018】特定遊技状態となったときに駆動制御され
る特別可変入賞球装置48は、ソレノイド50によって
開閉駆動される開閉板49を有し、その開閉板49に受
け入れられた打玉を検出する入賞個数検出器52が設け
られている。また、特別可変入賞球装置48内(開閉板
49の内側)には、打玉の検出(V入賞検出)に伴って
特定遊技状態の継続権を成立させる特定玉検出器51が
設けられており、該特定玉検出器51の上方には、一旦
V入賞検出があると次に開閉板49を開放するまでは打
玉が特定玉検出器51を通過しないようにするVシャッ
ター53が設けられている。このVシャッター53は、
ソレノイド43によって開閉駆動が行われる。しかし
て、特定遊技状態となった場合には、一定時間(例え
ば、28秒)が経過するまで又はその一定時間内に所定
個数(例えば、10個)の入賞玉が入賞するまで開閉板
49を開放(以下、この開放を開放サイクルという)
し、その開放サイクル中に受け入れられた打玉が特定玉
検出器51によって検出されたときに継続権が成立し
て、再度上記した開放サイクルが実行され、各開放サイ
クルにおいて継続権が成立していることを条件に最高1
6回の開放サイクルを繰り返すことができるようになっ
ている。
【0019】以上説明した本実施形態において、打球が
入賞する入賞口及び入賞装置には、入賞玉を検出するた
めの信号が導出される入賞玉検出器51,52,55
a,55b,65a,65bがすべて設けられている。
これは、これらの検出信号に基づいて所定個数の賞球を
払い出すために使用されるものである。しかして、これ
らの入賞玉検出器51,52,55a,55b,65
a,65bは、図4に示すように、主基板151に接続
されている。
【0020】遊技盤40の遊技領域41には、上記した
ようにスイッチやソレノイド、あるいは飾りランプや飾
りLED等の電気的部品が多数設けられるが、これら
は、主基板151や電飾制御基板80に接続されるよう
になっている。即ち、図4に示すように、遊技盤40に
設けられる各スイッチ51,52,55a,55b,6
5a,65b,61,62及び各ソレノイド43,5
0,59は、主基板151に接続され、遊技盤40に設
けられる飾りランプ56,67a、遊技盤40に設けら
れる飾りLED45、特別図柄始動記憶LED46、普
通図柄始動記憶LED64は、電飾制御基板80に接続
されている。
【0021】一方、遊技盤40の裏面には、図3に示す
ように、前記可変表示器44(以下、これを特別図柄表
示器ともいう)の裏面が突出して設けられている。この
可変表示器44の裏面部分には、表示制御基板75が表
示制御基板カバー74に被覆されて取り付けられてい
る。表示制御基板75は、可変表示器44の可変表示動
作を主基板151からの情報信号の種類に応じて駆動制
御するものである。
【0022】また、上記した可変表示器44裏面の周囲
には、カバー体70が取り付けられ、このカバー体70
に連通するようにその下部に入賞玉誘導カバー体71が
取り付けられている。カバー体70には、その中央に前
記可変表示器44の裏面が貫通する窓孔72(図5参
照)が形成されると共に、情報端子基板78が取り付け
られている。なお、カバー体70は、窓孔72の外周部
分に穿設された取付穴153が遊技盤40の裏面にビス
止めされることで取り付けられる。情報端子基板78
は、弾球遊技機1の営業管理上必要な遊技情報(例え
ば、特定遊技状態中である旨を報知する大当り1情報、
確率変動図柄で特定遊技状態となり、その特定遊技状態
中及びその大当りによる確率変動中である旨を報知する
大当り2情報(特定遊技状態中と確率変動中に出力され
続ける信号)、確率変動図柄による特定遊技状態終了後
の確率変動中である旨を報知する確率変動情報、始動玉
検出器をONした打玉の数を報知する始動口情報、特別
図柄表示器44の可変動作回数を報知する図柄確定回数
1情報、普通可変表示装置の可変動作回数を報知する図
柄確定回数2情報、及び普通可変入賞球装置の開閉回数
を報知する役物回数情報)を遊技場に設置される管理コ
ンピュータに出力するための外部接続端子を有し、これ
らの情報が主基板151から与えられるようになってい
る。
【0023】また、入賞玉誘導カバー体71の後面側に
は、電飾制御基板80及び効果音制御基板82を収容す
る制御基板ボックス79と、が取り付けられている。電
飾制御基板80は、図4に示すように、遊技盤40の遊
技領域41(必ずしも遊技領域41の内部に設けられな
くてもよく、遊技盤40に設けられていれば良い)に設
けられる飾りランプや飾りLED、及び前面枠3や前面
開閉枠4に設けられる飾りランプや飾りLED等を主基
板151からの情報信号に応じて一括して駆動制御する
ものである。また、効果音制御基板82は、前記スピー
カ12a,12bを駆動制御するものであり、主基板1
51からの情報信号に応じて遊技内容に対応した効果音
を発生させるものである。また、効果音制御基板82に
は、音量を切り替える音量スイッチ83が設けられてい
る。
【0024】次に、弾球遊技機1の背面に設けられる機
構板100の構成について図3を参照して説明する。図
3において、機構板100は、玉を貯留する貯留タンク
105と該貯留タンク105に貯留された賞球を下流側
に整列しながら誘導する玉整列レール部材108及びカ
ーブレール部材111と、カーブレール部材111から
の玉を誘導する玉通路114と、入賞に基づく賞球を払
い出す払出手段としての玉払出装置116と、主として
遊技盤40に打ち込まれた入賞玉を含む打玉を処理する
処理機構と、が設けられる。玉整列レール部材108の
下流側上部には、外部との信号線が接続される外部接続
端子を有する情報端子基板132が設けられる。情報端
子基板132に設けられる外部接続端子133からは、
外部(例えば、管理コンピュータ)へ貯留タンク105
にて玉が不足している旨の玉切れ情報と貸球情報と賞球
情報とが出力される。
【0025】また、カーブレール部材111の下流側に
は、垂直状に玉通路部材が設けられる。具体的には、左
右2列の玉通路114から玉通路部材が構成され、該2
列の玉通路114には、それぞれ玉切れスイッチ115
が通路に臨むように設けられている。この玉切れスイッ
チ115は、図4に示すように、主基板151に接続さ
れ、玉切れスイッチ115が玉を検出しなくなったとき
には、玉払出装置116の作動を停止して玉の払出を不
能動化させるようになっている。玉払出装置116は、
ほぼ直方体形状をなすケースの内部に収納されて機構板
主体101の前面側に着脱自在に取り付けられるように
なっている。
【0026】また、機構板100の下部後面側には、電
圧の異なる複数の電源を生成する電源ユニット基板13
7を収容する電源ユニットボックス136と、遊技盤4
0に設けられる可変表示器44や特別可変入賞球装置4
8等の遊技装置の動作を制御する主基板151を収容す
る主基板ボックス150と、前記玉払出装置116の動
作を制御する払出制御基板144を収容する払出制御基
板ボックス143が設けられる。電源ユニット基板(電
源生成基板)137は、DC30V、DC21V、DC
12V、DC5V、AC24Vの5種類の電圧を生成
し、各制御基板に所定の電源を供給する。
【0027】以上、弾球遊技機1の構成、遊技盤40の
構成、及び機構板100の構成について説明してきた
が、次に、配線接続される回路構成について、図4を参
照して説明する。主基板151には、遊技盤40に設け
られる各玉検出器(スイッチ)51,52,55a,5
5b,61,65a,65b及び始動玉検出器60、ま
た、満タンスイッチ129及び玉切れスイッチ115、
更に、払い出された賞球を検出する賞球カウントスイッ
チ120からの信号が入力されるものである。
【0028】また、主基板151は、遊技盤40に設け
られるソレノイド43,50,59を駆動制御すると共
に、外部情報端子78へ遊技情報を出力する。また、主
基板151は、電飾制御基板80、効果音制御基板8
2、表示制御基板75、払出制御基板144と接続さ
れ、制御信号を主基板151から各制御基板80,8
2,75,144への一方向通信によりそれぞれ出力す
る。電飾制御基板80は、主基板151から入力される
電飾制御信号に応じて、各種ランプ6〜10,47a,
47b,56,67a及び各種LED37,38,45
を表示駆動制御し、効果音制御基板82は、主基板15
1から入力される効果音制御信号に応じてスピーカ12
a,12bを駆動制御する。また、表示制御基板75
は、主基板151から入力される表示制御信号に応じて
特別図柄表示器44、普通図柄表示器63の表示結果を
導出するように制御する。払出制御基板144は、主基
板151から入力される払出制御信号に応じて玉払出装
置116を駆動制御すると共に、発射制御基板90へ発
射制御信号を出力する。また、払出制御基板144は、
カードユニット装置31、残高表示基板23と接続さ
れ、貸玉払出の制御を行う。発射制御基板90は、払出
制御基板144からの発射制御信号に応じて発射装置8
7の制御を行う。また、外部情報出力基板132は、主
基板151、払出制御基板144と接続され、外部へ遊
技情報を出力する。
【0029】なお、上記した実施形態では、可変表示器
44を液晶タイプの表示器で構成しているが、特にこれ
に限定するものではなく、CRT、LED、VFD、E
L、あるいはプラズマによる表示器や、ドラム式又はリ
ール式で構成することも可能である。また、弾球遊技機
の構成として、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可
変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識別情報が
所定の表示結果となると特定遊技状態が発生して可変入
賞球装置を開放する弾球遊技機(これを俗に第1種とい
う)を例示しているが、特にこれに限定するものではな
く、始動玉検出器の入賞玉の検出に伴って可変入賞球装
置を開放し、該可変入賞球装置内の特定領域への打玉の
入賞により特定遊技状態を発生する弾球遊技機(これを
俗に第2種という)や、始動玉検出器の入賞玉の検出に
伴って可変表示装置での識別情報の変動を開始し、該識
別情報が所定の表示結果となると権利発生状態となり、
この状態で特定領域に打玉が入賞すると特定遊技状態が
発生する弾球遊技機(これを俗に第3種という)であっ
てもよく、さらにはスロットマシンやコインゲーム等の
遊技機であってもよい。
【0030】次に、本実施形態の要部を構成する上皿1
9の構造について、図5乃至図12を参照して説明す
る。図5は、上皿19の分解斜視図であり、図6は、上
皿19の後方斜視図であり、図7は、従来の上皿におい
て図6のA−A´で切断した場合の断面図であり、図8
は、実施形態にかかる上皿19において図6のA−A´
で切断した場合の断面図であり、図9は、他の実施形態
にかかる上皿19において図6のA−A´で切断した場
合の断面図であり、図10は、従来の上皿において図6
のB−B´で切断した場合の断面図であり、図11は、
実施形態にかかる上皿19において図6のB−B´で切
断した場合の断面図であり、図12は、他の実施形態に
かかる上皿19において図6のB−B´で切断した場合
の断面図である。
【0031】図5において、実施形態にかかる上皿19
は、弾球遊技機1の前面側に前面構成部材として備えら
れて弾球遊技機1から排出される玉を受ける貯留皿ユニ
ット160と、遊技者により操作される操作手段として
の前記玉貸スイッチ24及び返却スイッチ25が設けら
れた操作ユニット210と、から構成されている。
【0032】上皿19を構成する貯留皿ユニット160
は、透明の材料により形成されて上皿19の表面側を構
成する化粧部材170と、有色の材料により形成されて
化粧部材170の裏面側に重ね合わされる化粧部材18
0と、有色の材料により形成されて弾球遊技機1から排
出される玉を受ける被覆部材としての皿部材190と、
から構成されている。
【0033】化粧部材170は、前面側に膨出した形状
で全体が曲面により形成されており、その左側上部は、
上面に皿部材190が載置される皿部材載置部172と
して形成され、また、右側上部は、上面に後述するカバ
ー部材211が載置されるカバー部材載置部173とし
て形成されている。この化粧部材170の裏面側には、
ローレット加工等によって粗面処理が施されている。ま
た、この皿部材載置部172及びカバー部材載置部17
3の端部は、後述するように、化粧部材180の端部よ
りも長く延設される延設部171として形成されてい
る。即ち、延設部171が化粧部材170の端部を構成
するものである。更に、化粧部材170の裏面側下部に
は、化粧部材170を前面開閉枠4に取り付けるための
取付ボス174が突設されている。
【0034】また、化粧部材180は、化粧部材170
と同様に、前面側に膨出した形状で全体が曲面により形
成されると共に、その裏側面に化粧部材170の表面側
が当接するように形成されている。化粧部材180の左
側上部は、化粧部材170の皿部材載置部172の裏面
側が当接する皿部材載置部182として形成され、ま
た、右側上部は、化粧部材170のカバー部材載置部1
73の裏面側が当接するカバー部材載置部183として
形成されている。この皿部材載置部182及びカバー部
材載置部183が化粧部材180の端部を構成するもの
である。また、化粧部材180の下部には、化粧部材1
70の取付ボス174が挿通されるボス挿通穴184が
突設されている。更に、化粧部材180の裏面側には、
化粧部材180を前面開閉枠4に取り付けるための取付
ボス181(図6参照)が突設されている。
【0035】また、皿部材190は、左側が前面側に膨
出した形状に形成されると共に、その先端部分は、化粧
部材170及び化粧部材180の端部を被覆するための
端部被覆部200として形成されている。また、奥側に
は、賞球払出口20から払い出された玉を受ける平面形
状の玉受部191が形成されている。また、皿部材19
0の右側は、その前面側がカバー部材211の後部端面
と嵌合するカバー部材嵌合部193としてほぼ直線形状
に形成されている。このカバー部材嵌合部193の下方
には、化粧部材170及び化粧部材180をその内側か
ら支持するリブ196が突設されている。このリブ19
6の一部には、皿部材190に操作ユニット210を取
り付けるための操作ユニット取付ボス195が形成さ
れ、この操作ユニット取付ボス195には、取付ネジ1
99aが挿通される取付穴195aが穿設されている。
また、皿部材190には、皿部材190を化粧部材18
0に対して固定するための取付穴192及び皿部材19
0を化粧部材170に対して固定するための取付穴19
4が適宜箇所に穿設されている。また、皿部材190の
右側方には、玉受部191上の玉を発射位置に送るため
の玉送り234が取り付けられる取付ボス197が突設
されている。なお、皿部材190の裏面側には、玉受部
191から発射位置に送られる玉を整列させるための整
列通路板230が取り付けられる。また、この整列通路
板230には、玉受部191から発射位置に送られる玉
の静電気を除去するためのアース235(図6参照)が
取り付けられる。
【0036】また、操作ユニット210は、上皿19の
右側上面を構成する被覆部材としてのカバー部材211
と、残高表示器23,玉貸スイッチ24及び返却スイッ
チ25が実装された残高表示基板22と、玉貸スイッチ
24及び返却スイッチ25のそれぞれ上方に備えられる
玉貸スイッチカバー217及び返却スイッチカバー21
8と、この玉貸スイッチカバー217及び返却スイッチ
カバー218を上方に押圧するスプリング219と、か
ら構成されている。
【0037】カバー部材211は、半透明の材料で構成
されるものであり、その外形が曲線により丸みを帯びた
ほぼ三角形状に形成されると共に、玉貸スイッチカバー
217が挿通される玉貸スイッチ穴212及び返却スイ
ッチカバー218が挿通される返却スイッチ穴213が
穿設されている。この玉貸スイッチ穴212及び返却ス
イッチ穴213は、残高表示基板22の玉貸スイッチ2
4及び返却スイッチ25と対応する位置に穿設されてい
る。また、カバー部材211の裏面には、カバー部材2
11を玉受部191に取り付けるための取付穴214が
穿設されると共に、カバー部材211に残高表示基板2
2を取り付けるための取付ボス211a(図11,12
参照)が突設されている。
【0038】残高表示基板22は、その上面中央に玉数
の残高を表示する残高表示器23が、右側方には、遊技
者が玉を借りる際に押す玉貸スイッチ24が、左側方に
は、遊技者が玉を返却させる際に押す返却スイッチ25
が実装されている。この玉貸スイッチ24及び返却スイ
ッチ25の上方に位置する玉貸スイッチカバー217及
び返却スイッチカバー218は、円筒形状に形成される
と共に、その円周の一部が下方に突出して係止片218
として形成されている。この係止片218がカバー部材
211の裏面側に係止されることにより、玉貸スイッチ
カバー217及び返却スイッチカバー218が外側に外
れないようになっている。
【0039】上記した部品によって構成される操作ユニ
ット210を組み立てるには、まず、カバー部材211
の玉貸スイッチ穴212に玉貸スイッチカバー217
を、返却スイッチ穴213に返却スイッチカバー218
をカバー部材211の裏面側から挿入する。玉貸スイッ
チカバー217及び返却スイッチカバー218をカバー
部材211に挿入した後、玉貸スイッチカバー217及
び返却スイッチカバー218にスプリング219をそれ
ぞれ挿入し、残高表示基板22の玉貸スイッチ24及び
返却スイッチ25がそれぞれ玉貸スイッチカバー217
及び返却スイッチカバー218と対応するように、カバ
ー部材211の裏面側から残高表示基板22を取り付け
る。この状態で、残高表示基板25の取付穴215に挿
通した取付ネジ216をカバー部材211の取付ボス2
11aに螺着することにより、残高表示基板25がカバ
ー部材211に取り付けられ、操作ユニット210が組
み立てられる。
【0040】また、前面開閉枠4には、前面開閉枠4に
化粧部材180を取り付けるための取付穴232が穿設
されている。
【0041】しかして、上皿19を組み立てるには、ま
ず、化粧部材170の裏面側に化粧部材180の表面を
当接させる。このとき、化粧部材170の取付ボス17
4が化粧部材180のボス挿通穴184に挿通される。
また、図8及び図11に示すように、化粧部材180の
皿部材載置部182及びカバー部材載置部183の上面
に化粧部材170の皿部材載置部172及びカバー部材
載置部173下面が当接することとなる。この状態で、
図8に示すように、皿部材190の端部被覆部200が
化粧部材170の皿部材載置部172に載置されるよう
に、化粧部材170及び化粧部材180の裏面側から皿
部材190を当接させる。化粧部材170及び化粧部材
180の裏面側に皿部材190を当接させた後、皿部材
190の取付穴194に挿通した取付ネジ199bを化
粧部材170の取付ボス174に螺着する。また、皿部
材190の取付穴192に挿通した取付ネジ199cを
化粧部材180の取付ボス181(図6参照)に螺着す
る。これにより、化粧部材170,180及び皿部材1
90が結合されて貯留皿ユニット160が組み立てられ
る。
【0042】次に、上記のようにして組み立てられた貯
留皿ユニット160に操作ユニット210を組み付ける
には、まず、カバー部材211の奥側の端面が皿部材1
90のカバー部材嵌合部193と嵌合するように、操作
ユニット210を皿貯留ユニット160に対して位置さ
せる。この状態で、操作ユニット取付ボス195の取付
穴195aに挿通した取付ネジ199aをカバー部材2
11の取付穴214に螺着することにより、操作ユニッ
ト210が貯留皿ユニット160に組み付けられる。
【0043】上記のように、操作ユニット210を貯留
皿ユニット160に組み付けた後、図6に示すように、
皿部材190の裏面側に整列通路板230及びアース2
35を取付ネジ231によって取り付けることにより、
上皿19が組み立てられる。
【0044】このようにして組み立てられた上皿19
は、前面開閉枠4の裏面側から前面開閉枠4の取付穴2
32に挿通された取付ネジ233を化粧部材180の取
付ボス181に螺着することにより、前面開閉枠4に取
り付けられて弾球遊技機1に装着されることとなる。更
に、玉送り234が取付ネジ(図示しない)によって皿
部材190の取付ボス197に取り付けられる。
【0045】上記のようにして、上皿19が組み立てら
れて弾球遊技機1に組み付けられるが、本実施形態にお
ける上皿19の構造を従来の上皿の構造との比較におい
て説明する。なお、従来の上皿において、本実施形態と
同じ機能を有する部材には、同じ符号を付してある。
【0046】従来の上皿19においては、図7に示すよ
うに、化粧部材170の端部である皿部材載置部172
と化粧部材180の端部である皿部材載置部182と
は、その端面が同一面となるように、その長さが同じに
なるように形成されていた。同様に、図10に示すよう
に、化粧部材170の端部であるカバー部材載置部17
3と化粧部材180の端部であるカバー部材載置部18
3とは、その端面が同一面となるように、その長さが同
じになるように形成されていた。このため、化粧部材1
70と皿部材190との間(図7中、Cに示す箇所)、
あるいは、化粧部材170とカバー部材211との間
(図10中、Eに示す箇所)の隙間から水滴が浸入した
場合、皿部材載置部172と皿部材載置部182との間
(図7中、Dに示す箇所)の隙間、あるいは、カバー部
材載置部173とカバー部材載置部183との間(図1
0中、Fに示す箇所)の隙間まで水滴が移動し易くなっ
ていた。そして、移動してきた水滴が隙間から浸入して
化粧部材170を通して外部に見えてしまい、美観性を
低下させるものであった。
【0047】なお、上記した化粧部材170と皿部材1
90との間、あるいは、化粧部材170とカバー部材2
11との間から水滴が浸入する場合とは、例えば、パチ
ンコホールにおいて、弾球遊技機1を清掃する際に使う
水が化粧部材170と皿部材190との間、あるいは、
化粧部材170とカバー部材211との間から浸入する
場合等である。特に、操作ユニット210の玉貸スイッ
チカバー217や返却スイッチカバー218は、遊技者
に頻繁に操作されることにより汚れ易く、十分に清掃が
行なわれるものであるため、化粧部材170とカバー部
材211との間から水が浸入する可能性が高い。
【0048】一方、本実施形態に係る上皿19において
は、図8に示すように、透明の化粧部材170の皿部材
載置部172が延設されて、化粧部材170端部である
延設部171として形成されている。そして、この延設
部171は、有色の化粧部材180の端部である皿部材
載置部182よりも長く延設されている。同様に、図1
1に示すように、透明の化粧部材170のカバー部材載
置部173が延設されて、化粧部材170端部である延
設部171として形成されている。そして、この延設部
171は、有色の化粧部材180の端部であるカバー部
材載置部183よりも長く延設されている。このため、
化粧部材170と皿部材190との間(図8中、Cに示
す箇所)、あるいは、化粧部材170とカバー部材21
1との間(図11中、Eに示す箇所)の隙間から水滴が
浸入した場合であっても、皿部材載置部172と皿部材
載置部182との間(図8中、Dに示す箇所)の隙間、
あるいは、カバー部材載置部173とカバー部材載置部
183との間(図11中、Fに示す箇所)の隙間まで水
滴が移動しにくいため、水滴が隙間から浸入してするこ
とがない。このため、透明の化粧部材を通して外部から
見えるということがなく、美観性の低下を防止すること
ができる。また、万が一、皿部材載置部172と皿部材
載置部182との間の隙間、あるいは、カバー部材載置
部173とカバー部材載置部183との間の隙間に水滴
等の異物が浸入してしまった場合でも、前述のように、
化粧部材170の裏面側には、ローレット加工等によっ
て粗面処理が施されているため、異物を外部から見えに
くくすることができるため、美観を損ねることがない。
【0049】また、図8に示すように、化粧部材170
の皿部材載置部172の上面に皿部材190の端部被覆
部200が載置され、また、図11に示すように、化粧
部材170のカバー部材載置部183の上面にカバー部
材211の端部被覆部220が載置されているため、化
粧部材170の端部である延設部171と化粧部材18
0の端部である皿部材載置部182及びカバー部材載置
部183とを覆い隠すことになり、外部から視認するこ
とができなくなるため、美観を損なうことがない。
【0050】なお、上記した実施形態においては、化粧
部材170の延設部171は、皿部材載置部172及び
カバー部材載置部173をそのまま直線的に延設したも
のを示したが、図9および図12に示すように、皿部材
載置部172及びカバー部材載置部173をほぼ直角方
向に曲げた状態で延設したものであってもよい。このよ
うな形状にすることにより、化粧部材170と皿部材1
90との間(図9中、Cに示す箇所)、あるいは、化粧
部材170とカバー部材211との間(図12中、Eに
示す箇所)の隙間から水滴が浸入した場合であっても、
皿部材載置部172と皿部材載置部182との間(図9
中、Dに示す箇所)の隙間、あるいは、カバー部材載置
部173とカバー部材載置部183との間(図12中、
Fに示す箇所)の隙間まで、更に水滴を移動しにくくす
ることができる。
【0051】以上、実施形態にかかる弾球遊技機1につ
いて詳細に説明してきたが、本実施形態においては、弾
球遊技機1の前面側に備えられる前面構成部材が、該前
面構成部材の表面側を構成する透明の化粧部材170
と、該透明の化粧部材170の裏面側に重ね合わされる
有色の化粧部材180と、から構成される弾球遊技機1
において、前記透明の化粧部材170及び有色の化粧部
材180は、弾球遊技機1の前面側に膨出する形状に形
成され、前記透明の化粧部材170の端部である延設部
171を前記有色の化粧部材180の端部である皿部材
載置部182あるいはカバー部材載置部183よりも長
く延設すると共に、前記透明の化粧部材170の端部で
ある延設部171及び前記有色の化粧部材180の端部
である皿部材載置部182を被覆部材により被覆したこ
とにより、被覆部材と透明の化粧部材170との間から
水が浸入したときに、透明の化粧部材170と有色の化
粧部材180との間の位置まで水滴が移動しにくくなる
ため、透明の化粧部材170と有色の化粧部材180と
の間に水滴が浸入することを低減することができる。こ
のため、透明の化粧部材170を通して外部から浸入し
てきた水滴が見えるということがなく、美観性が低下す
ることを防止することができる。
【0052】また、本実施形態においては、前記被覆部
材は、遊技者により操作される操作手段としての玉貸ス
イッチ24及び返却スイッチ25が設けられた操作ユニ
ット210を構成するカバー部材211によって構成さ
れることにより、カバー部材211で化粧部材170,
180の端部を被覆することができ、別個に被覆部材を
備える必要がないため、部品点数を削減することがで
き、製造コストの低減を図ることができる。
【0053】また、本実施形態においては、前記被覆部
材は、遊技に用いる玉を払い出す払出手段としての玉払
出装置116から払い出される玉を受けるための貯留皿
ユニット160を構成する皿部材190によって構成さ
れることにより、皿部材190で化粧部材170,18
0の端部を被覆することができ、別個に被覆部材を備え
る必要がないため、部品点数を削減することができ、製
造コストの低減を図ることができる。
【0054】更に、本実施形態においては、前記透明の
化粧部材170の裏面側に粗面処理を施したことによ
り、万一、透明の化粧部材170と有色の化粧部材18
0との間に水等の異物が浸入した場合であっても、異物
を外部から見えにくくすることができるため、美観を損
ねることがない。
【0055】なお、上記した実施形態においては、上皿
19は、操作ユニット210が備えられるものを示した
が、このようなものに限らず、操作ユニット210が備
えられていないものであってもよい。
【0056】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、請求項1の発明においては、被覆部材と透明の化粧
部材との間から水が浸入したときに、透明の化粧部材と
有色の化粧部材との間の位置まで水滴が移動しにくくな
るため、透明の化粧部材と有色の化粧部材との間に水滴
が浸入することを低減することができる。このため、透
明の化粧部材を通して外部から浸入してきた水滴が見え
るということがなく、美観性が低下することを防止する
ことができる。
【0057】また、請求項2の発明においては、カバー
部材で化粧部材の端部を被覆することができ、別個に被
覆部材を備える必要がないため、部品点数を削減するこ
とができ、製造コストの低減を図ることができる。
【0058】また、請求項3の発明においては、皿部材
で化粧部材の端部を被覆することができ、別個に被覆部
材を備える必要がないため、部品点数を削減することが
でき、製造コストの低減を図ることができる。
【0059】更に、請求項4の発明においては、万一、
透明の化粧部材と有色の化粧部材との間に水等の異物が
浸入した場合であっても、異物を外部から見えにくくす
ることができるため、美観を損ねることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態にかかる弾球遊技機を示す正面図で
ある。
【図2】弾球遊技機に設けられる遊技盤を示す正面図で
ある。
【図3】弾球遊技機を示す背面図である。
【図4】主基板と各種制御基板及び電気部品との関係を
示すブロック図である。
【図5】上皿の分解斜視図である。
【図6】上皿の後方斜視図である。
【図7】従来の上皿において図6のA−A´で切断した
場合の断面図である。
【図8】実施形態にかかる上皿において図6のA−A´
で切断した場合の断面図である。
【図9】他の実施形態にかかる上皿において図6のA−
A´で切断した場合の断面図である。
【図10】従来の上皿において図6のB−B´で切断し
た場合の断面図である。
【図11】実施形態にかかる上皿において図6のB−B
´で切断した場合の断面図である。
【図12】他の実施形態にかかる上皿において図6のB
−B´で切断した場合の断面図である。
【符号の説明】
1 弾球遊技機(遊技機) 24 玉貸スイッチ 25 返却スイッチ 116 玉払出装置 160 貯留皿ユニット 170 化粧部材(透明) 171 延設部 180 化粧部材(有色) 182 皿部材載置部 183 カバー部材載置部 190 皿部材 210 操作ユニット 211 カバー部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遊技機の前面側に備えられる前面構成部
    材が、該前面構成部材の表面側を構成する透明の化粧部
    材と、該透明の化粧部材の裏面側に重ね合わされる有色
    の化粧部材と、から構成される遊技機において、 前記透明の化粧部材及び有色の化粧部材は、遊技機の前
    面側に膨出する形状に形成され、 前記透明の化粧部材の端部を前記有色の化粧部材の端部
    よりも長く延設すると共に、前記透明の化粧部材の端部
    及び前記有色の化粧部材の端部を被覆部材により被覆し
    たことを特徴とする遊技機。
  2. 【請求項2】 前記被覆部材は、遊技者により操作され
    る操作手段が設けられた操作ユニットを構成するカバー
    部材によって構成されることを特徴とする請求項1記載
    の遊技機。
  3. 【請求項3】 前記被覆部材は、遊技に用いる玉を払い
    出す払出手段から払い出される玉を受けるための貯留皿
    ユニットを構成する皿部材によって構成されることを特
    徴とする請求項1又は請求項2記載の遊技機。
  4. 【請求項4】 前記透明の化粧部材の裏面側に粗面処理
    を施したことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいず
    れかに記載の遊技機。
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