JPH06314912A - 誘電体分波器及び誘電体フィルタ - Google Patents

誘電体分波器及び誘電体フィルタ

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JPH06314912A
JPH06314912A JP10240693A JP10240693A JPH06314912A JP H06314912 A JPH06314912 A JP H06314912A JP 10240693 A JP10240693 A JP 10240693A JP 10240693 A JP10240693 A JP 10240693A JP H06314912 A JPH06314912 A JP H06314912A
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JP
Japan
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resonators
quarter
dielectric
short
wave
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JP10240693A
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English (en)
Inventor
Atsushi Furuta
淳 古田
栄▲吉▼ ▲吉▼田
Eikichi Yoshida
Takamitsu Kono
隆光 河野
Narikazu Ishikawa
成和 石川
Takeshi Yano
健 矢野
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Tokin Corp
Original Assignee
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 小型で部品点数の少ない誘電体分波器および
誘電体フィルタを提供する。 【構成】 1/2波長共振器10は誘電体31,32の
両端面に導体電極33とアース電極34,35を短絡す
る短絡導体36を有し、一側面の長手方向中央部に入力
端子13を接続するための静電結合素子が取り付けられ
ている。第1及び第2の1/4波長共振器21,22
は、1/2波長共振器10の他方の側面から所定距離離
隔して配置され、互いに近接した対向端面に導体電極3
3とアース電極34,35を短絡する短絡導体36を有
し、1/2波長共振器の対向面とは反対側の側面の開放
端側近傍に出力端子23,24を接続するための静電結
合素子25,26が取り付けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロ波帯のような
高周波帯域で用いられる誘電体分波器及び誘電体フィル
タに関し、特に、複数本の誘電体共振器を使用した誘電
体分波器及び誘電体フィルタに関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、誘電体共振器は、その長
さの違いによって、共振波長λの1/4の長さをもつ1
/4波長共振器と、共振波長λの1/2の長さをもつ1
/2波長共振器との2種類のものに分類される。また、
誘電体共振器は、その構造の違いによって、以下に述べ
るような、ダブルプレート型とトリプレート型とに分け
られる。
【0003】ここで、ダブルプレート型誘電体共振器
は、細長い誘電体の上面を導体電極で被覆し、底面をア
ース導体で被覆したものである。ダブルプレート型誘電
体共振器において、1/4波長共振器では、導体電極と
アース導体とは誘電体の一端に設けた短絡用導体で短絡
される。この短絡された方の端部を短絡端と呼び、他端
を開放端と呼ぶ。また、ダブルプレート型誘電体共振器
において、1/2波長共振器には、短絡導体によって導
体電極とアース導体とが誘電体の両端面で短絡されたも
のと、誘電体の両端面が開放されたものとの2種類があ
る。
【0004】また、トリプレート型誘電体共振器は、細
長い誘電体で導体電極を挟み込み、これら誘電体の上下
面をそれぞれアース導体で被覆したものである。トリプ
レート型誘電体共振器において、1/4波長共振器で
は、中央の導体電極と上下のアース導体とは誘電体の一
端に設けた短絡用導体で相互に短絡される。この短絡さ
れた方の端部を短絡端と呼び、他端を開放端と呼ぶ。ま
た、トリプレート型誘電体共振器において、1/2波長
共振器には、中央の導体電極と上下のアース導体とが誘
電体の両端面に設けた短絡用導体で相互に短絡されたも
のと、誘電体の両端面が開放されたものの2種類があ
る。
【0005】本明細書中では、ダブルプレート型とトリ
プレート型とを総称して平面型と呼ぶことにする。一般
に、このような平面型誘電体共振器を複数本使用するこ
とによって、誘電体分波器や誘電体フィルタを構成する
ことができる。
【0006】従来、誘電体分波器や誘電体フィルタを構
成する場合、平面型誘電体共振器として、1/4波長共
振器か1/2波長共振器のどちらか一方のみを複数本使
用して構成していた。
【0007】図6に、特願平4−220056号で提案
されているトリプレート型の1/4波長共振器を2本用
いた例を示す。同図において、2つの1/4波長共振器
50、51は、それぞれ、共振波長の1/4に相当する
長さ寸法を有する細長い誘電体52、53で導体電極5
4を挟み込みこれら誘電体52、53の上下面のみをそ
れぞれアース導体55、56で被覆すると共に、中央の
導体電極54と上下のアース導体55、56とを誘電体
52、53の一端に設けた短絡用導体57で相互に短絡
して構成されている。
【0008】1/4波長共振器50、51は、それぞれ
の下面側アース導体56がアース基板となるケース58
に接触した状態で、かつ開放端が互いに逆向きになるよ
うにして前記ケース58上に並列して配置されている。
また、ケース上蓋59が共振素子50、51の上側アー
ス導体55と接触するようにして被せられる。
【0009】並列に配置された1/4波長共振器50、
51の互いの対向面とは反対側の側面には、開放端近傍
に、入出力端子61、62と接続された静電結合素子6
3、64が設けられている。
【0010】各静電結合素子63、64は、誘電体板6
5上に導体膜66を形成したもので、この導体膜66
が、それぞれ、入出力端子61、62と接続されてい
る。こうして、誘電体フィルタが構成される。
【0011】この誘電体フィルタの等価回路は図7の通
りである。同図において、C1 およびC2 は静電結合素
子63、64による容量で、C3 は共振素子50、51
間の結合容量であり、2つのLとCの並列回路はそれぞ
れ共振素子50、51で実現される並列共振回路であ
る。
【0012】なお、各1/4波長共振器の等価回路は、
図7のC1 と、それに接続されている1つのLC並列共
振回路で示される。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】1/4波長共振器のみ
を複数本使用した誘電体分波器や誘電体フィルタでは、
各1/4波長共振器が小さいとはいういうものの、所望
の周波数選択特性や周波数特性を得るためには、1/4
波長共振器を多数本使用しなければならず、部品点数が
多くなり、実装面積が広くなるという欠点がある。
【0014】一方、1/2波長共振器のみを複数本使用
した誘電体分波器や誘電体フィルタでは、上記1/4波
長共振器のみを複数本使用したもの比較して大型になる
という欠点がある。
【0015】また、1/4波長共振器のみ或いは1/2
波長共振器のみを複数本使用した誘電体フィルタでは、
周波数特性に減衰極ができないという欠点がある。
【0016】したがって、本発明の目的は、小型で、部
品点数の少なくかつ周波数選択特性の良好な誘電体分波
器を提供することにある。
【0017】本発明の他の目的は、小型でかつ部品点数
の少なくかつ周波数特性の良好な誘電体フィルタを提供
することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、細長い
誘電体を挟んで導体電極とアース電極を有する平面型共
振器の3個を互いに間隔をおいて、アース導体がアース
プレートに接触した状態で、アースプレート上に並列し
て配置した構成を有する誘電体分波器であって、平面型
共振器の1つは、誘電体の長さが共振周波数の1/2波
長の長さに相当する長さであり、誘電体の両端面に導体
電極とアース電極を短絡する短絡導体を有し、一側面の
長手方向中央部に入力端子を接続するための第1の静電
結合素子が取り付けられた1/2波長共振器であり、平
面型共振器の残りの2つは、1/2波長共振器と電磁結
合するように、1/2波長共振器の他方の側面から所定
距離離隔して配置され、誘電体の長さが共振周波数の1
/4波長の長さに相当する長さであり、各々の端面のい
ずれか一方に導体電極とアース電極を短絡する短絡導体
を有し、1/2波長共振器の対向面とは反対側の側面の
開放端側近傍に第1及び第2の出力端子を接続するため
の第2及び第3の静電結合素子が取り付けられた第1及
び第2の1/4波長共振器であることを特徴とする誘電
体分波器が得られる。
【0019】また、本発明によれば、細長い誘電体を挟
んで導体電極とアース電極を有する平面型共振器の4個
を互いに間隔をおいて、アース導体がアースプレートに
接触した状態で、アースプレート上に並列して配置した
構成を有する誘電体フィルタにおいて、平面型共振器の
2つは、誘電体の長さが共振周波数の1/4波長の長さ
に相当する長さをもち、互いに長手方向に所定距離離隔
して配置された第1及び第2の1/4波長共振器であ
り、平面型共振器の残りの2つは、第1及び第2の1/
4波長共振器と電磁結合するように、第1及び第2の1
/4波長共振器の両側にそれらの両側面から挟むように
それぞれ所定距離離隔して配置され、誘電体の長さが共
振周波数の1/2波長の長さに相当する長さであり、互
いに遠離した外側面に第1及び第2の入出力端子を接続
するための第1及び第2の静電結合素子が取り付けられ
た第1及び第2の1/2波長共振器であることを特徴と
する誘電体フィルタが得られる。
【0020】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0021】図1を参照すると、本発明の一実施例によ
る誘電体分波器は、1/2波長共振器10と、第1及び
第2の1/4波長共振器21及び22とを有し、これら
共振器10,21及び22はすべてトリプレート型であ
る。
【0022】1/2波長共振器10は共振波長λの1/
2の長さをもち、第1及び第2の1/4波長共振器21
及び22の各々は共振波長λの1/4の長さをもつ。1
/2波長共振器10と第1及び第2の1/4波長共振器
21及び22とは図1に示されるように、所定距離離隔
して並列に配置されている。
【0023】1/2波長共振器10および第1及び第2
の1/4波長共振器21及び22は、細長い誘電体3
1、32で導体電極33を挟み込みこれら誘電体31、
32の上下面のみをそれぞれアース導体34、35で被
覆している。1/2波長共振器10では、中央の導体電
極33と上下のアース導体34、35とは誘電体31、
323の両端面に設けた短絡用導体36で相互に短絡し
ている。一方、第1及び第2の1/4波長共振器21及
び22では、互いに近接した対向端面に、中央の導体電
極33と上下のアース導体34、35とは相互に短絡す
るための短絡用導体36が設けられている。
【0024】1/2波長共振器10の第1及び第2の1
/4波長共振器21及び22の対向面とは反対側の側面
には、その長手方向中央部に入力端子13と接続された
静電結合素子(図示せず)が設けられている。一方、第
1及び第2の1/4波長共振器21及び22の1/2波
長共振器10の対向面とは反対側の側面には、開放端近
傍に、それぞれ第1及び第2の出力端子23、24と接
続された静電結合素子25、26が設けられている。
【0025】1/2波長共振器10および第1及び第2
の1/4波長共振器21及び22は、それぞれの下面側
アース導体35がアース基板となるケース37に接触し
た状態で、ケース37上に並列して配置されている。ま
た、ケース上蓋38が共振器10,21及び22の上側
アース導体34と接触するようにして被せられる。
【0026】第1及び第2の1/4波長共振器21及び
22は、それぞれ、互いに異なる第1および第2の共振
周波数f1 及びf2 をもち、1/2波長共振器10は、
実質的に第1および第2の共振周波数f1 及びf2 の間
の共振周波数(f1 +f2 )/2をもつ。
【0027】図2に、図1に示した誘電体分波器の周波
数選択特性を示す。図2において、Aが1/2波長共振
器10から第1の1/4波長共振器21への信号の第1
の通過特性を示し、Bが1/2波長共振器10から第2
の1/4波長共振器22への信号の第2の通過特性を示
す。第1の通過特性Aは第1の共振周波数f1 で損失が
最小で、第2の共振周波数f2 で減衰極をもつ。一方、
第2の通過特性Bは第2の共振周波数f2 で損失が最小
で、第1の共振周波数f1 で減衰極をもつ。
【0028】したがって、入力端子13から供給された
周波数f1 及びf2 を含む周波数帯域の信号は、本誘電
体分波器で周波数f1 の信号と周波数f2 の信号の2つ
の信号に分波され、周波数f1 の信号は第1の出力端子
23から、周波数f2 の信号が第2の出力端子24から
それぞれ取り出される。
【0029】上記実施例の誘電体分波器では、短絡用導
体36を第1及び第2の1/4波長共振器21及び22
の互いに近接した対向端面に設けているが、短絡用導体
36は第1及び第2の1/4波長共振器21及び22の
各々の端面のいずれか一方に設けらていれば良い。
【0030】図3を参照すると、本発明の一実施例によ
る誘電体フィルタは、第1及び第2の1/4波長共振器
21及び22と、第1及び第2の1/2波長共振器11
及び12とを有する。これら共振器21、22、11お
よび12はいずれもトリプレート型である。
【0031】第1及び第2の1/4波長共振器21及び
22の各々は、静電結合素子が取り付けられていないこ
とを除いて、図1に示したもの同様の構造を有する。第
1及び第2の1/2波長共振器11及び12は、両端面
が開放され、かつ後述するように端子の取り付け位置が
相違する点を除いて、図1に示した1/2波長共振器1
0と同様の構成を有する。従って、図1と同様の機能を
有する構成要素には同一の参照符号を付してそれらの説
明を省略し、以下では相違点のみを詳細に説明する。
【0032】第1及び第2の1/4波長共振器21及び
22は、互いに遠離した外端面に短絡用導体36が設け
られている。また、第1及び第2の1/2波長共振器1
1及び12は、第1及び第2の1/4波長共振器21及
び22と電磁結合するように、第1及び第2の1/4波
長共振器21及び22をそれらの両側面から挟むように
それぞれ所定距離離隔して配置されている。第1の1/
2波長共振器11の第1及び第2の1/4波長共振器2
1及び22の対向面とは反対側の外側面には、その長手
方向端部に、第1の入出力端子41を接続するための静
電結合素子(図示せず)が取り付けられている。一方、
第2の1/2波長共振器12の第1及び第2の1/4波
長共振器21及び22の対向面とは反対側の外側面に
は、その長手方向端部に、第2の入出力端子42を接続
するための静電結合素子43が取り付けられている。
【0033】図4に図3に示した誘電体フィルタの等価
回路を示す。同図において、C1 およびC2 はそれぞれ
第1及び第2の入出力端子41及び42を接続するため
の静電結合素子による容量である。C3 とC4 の直列容
量は、第1の1/2波長共振器11と第1の1/4波長
共振器21間の結合容量であり、C3 とC5 の直列容量
は、第1の1/2波長共振器11と第2の1/4波長共
振器22間の結合容量である。C6 とC7 の直列容量
は、第2の1/2波長共振器12と第1の1/4波長共
振器21間の結合容量であり、C6 とC8 の直列容量
は、第2の1/2波長共振器12と第2の1/4波長共
振器22間の結合容量である。C1 とC3 の接続点とア
ース間のLC並列回路は第1の1/2波長共振器11で
実現される並列共振回路であり、C2 とC6 の接続点と
アース間のLC並列回路は第2の1/2波長共振器12
で実現される並列共振回路であり、C4 とC7 の接続点
とアース間のLC並列回路は第1の1/4波長共振器2
1で実現される並列共振回路であり、C5 とC8 の接続
点とアース間のLC並列回路は第2の1/4波長共振器
22で実現される並列共振回路である。
【0034】図3に示す誘電体フィルタにおいて、第1
及び第2の1/4波長共振器21及び22は、それぞ
れ、互いに異なる第1および第2の共振周波数f1 及び
2 をもち、第1及び第2の1/2波長共振器11及び
12は、実質的に第1および第2の共振周波数f1 及び
2 の間の共振周波数(f1 +f2 )/2をもつ。
【0035】図5に、図3に示した誘電体フィルタの周
波数特性を示す。図5に示されるように、図3の誘電体
フィルタは、周波数f1 及びf2 を含む通過帯域で低い
損失をもち、通過帯域の両側にそれぞれ1個の減衰極を
もつことが分かる。
【0036】図3に示した誘電体フィルタでは、第1及
び第2の1/4波長共振器21及び22は各々の端面の
いずれか一方が短絡され、第1及び第2の1/2波長共
振器11及び12の各々は両端面開放で、第1及び第2
の入出力端子41及び42を接続する静電結合素子は、
それぞれ、第1及び第2の1/2波長共振器11及び1
2の外側面の長手方向端部に取り付けられている。
【0037】このような構成の誘電体フィルタの代わり
に、第1及び第2の1/4波長共振器21及び22が各
々の端面のいずれか一方が短絡され、第1及び第2の1
/2波長共振器11及び12の各々として両端短絡のも
のを使用し、第1及び第2の入出力端子41及び42を
接続する静電結合素子を、それぞれ、第1及び第2の1
/2波長共振器11及び12の外側面の長手方向中央部
に取り付けた誘電体フィルタも容易に構成できる。
【0038】尚、本発明は上述した実施例に限定せず、
本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更・変形が可
能である。例えば、誘電体共振器として、トリプレート
型誘電体共振器の代わりに、ダブルプレート型誘電体共
振器を用いてもよい。
【0039】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、1/4波長共振器と1/2波長共振器とを所
定の配置で混在して使用することにより、周波数選択特
性の良好で小型で部品点数の少ない誘電体分波器と、周
波数特性の良好で小型で部品点数の少なく誘電体フィル
タとが得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による誘電体分波器を示す分
解斜視図である。
【図2】図1の誘電体分波器の周波数選択特性を示す図
である。
【図3】本発明の一実施例による誘電体フィルタを示す
分解斜視図である。
【図4】図3の誘電体フィルタの等価回路を示す回路図
である。
【図5】図3の誘電体フィルタの周波数特性を示す図で
ある。
【図6】従来の誘電体フィルタを示す分解斜視図であ
る。
【図7】図6の誘電体フィルタの等価回路を示す回路図
である。
【符号の説明】
10,11,12 1/2波長共振器 13 入力端子 21,22 1/4波長共振器 23,24 出力端子 25,26 静電結合素子 31,32 誘電体 33 導体電極 34,35 アース導体 36 短絡用導体 37 ケース 38 ケース上蓋 41,42 入出力端子 43 静電結合素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 石川 成和 神奈川県川崎市高津区子母口398番地 株 式会社トーキン内 (72)発明者 矢野 健 神奈川県川崎市高津区子母口398番地 株 式会社トーキン内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長い誘電体を挟んで導体電極とアース
    電極を有する平面型共振器の3個を互いに間隔をおい
    て、前記アース導体がアースプレートに接触した状態
    で、前記アースプレート上に並列して配置した構成を有
    する誘電体分波器であって、 前記平面型共振器の1つは、前記誘電体の長さが共振周
    波数の1/2波長の長さに相当する長さであり、前記誘
    電体の両端面に該導体電極とアース電極を短絡する短絡
    導体を有し、一側面の長手方向中央部に入力端子を接続
    するための第1の静電結合素子が取り付けられた1/2
    波長共振器であり、 前記平面型共振器の残りの2つは、該1/2波長共振器
    と電磁結合するように、該1/2波長共振器の他方の側
    面から所定距離離隔して配置され、前記誘電体の長さが
    共振周波数の1/4波長の長さに相当する長さであり、
    各々の端面のいずれか一方に該導体電極とアース電極を
    短絡する短絡導体を有し、前記1/2波長共振器の対向
    面とは反対側の側面の開放端側近傍に第1及び第2の出
    力端子を接続するための第2及び第3の静電結合素子が
    取り付けられた第1及び第2の1/4波長共振器である
    ことを特徴とする誘電体分波器。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の1/4波長共振器が
    それぞれ互いに異なる第1および第2の共振周波数をも
    ち、前記1/2波長共振器が実質的に前記第1および第
    2の共振周波数の間の共振周波数をもつ、請求項1記載
    の誘電体分波器。
  3. 【請求項3】 細長い誘電体を挟んで導体電極とアース
    電極を有する平面型共振器の4個を互いに間隔をおい
    て、前記アース導体がアースプレートに接触した状態
    で、前記アースプレート上に並列して配置した構成を有
    する誘電体フィルタにおいて、 前記平面型共振器の2つは、前記誘電体の長さが共振周
    波数の1/4波長の長さに相当する長さをもち、互いに
    長手方向に所定距離離隔して配置された第1及び第2の
    1/4波長共振器であり、 前記平面型共振器の残りの2つは、該第1及び第2の1
    /4波長共振器と電磁結合するように、該第1及び第2
    の1/4波長共振器の両側にそれらの両側面から挟むよ
    うにそれぞれ所定距離離隔して配置され、前記誘電体の
    長さが共振周波数の1/2波長の長さに相当する長さで
    あり、互いに遠離した外側面に第1及び第2の入出力端
    子を接続するための第1及び第2の静電結合素子が取り
    付けられた第1及び第2の1/2波長共振器であること
    を特徴とする誘電体フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の1/4波長共振器は
    各々の端面のいずれか一方に該導体電極とアース電極を
    短絡する短絡導体を有し、前記第1及び第2の1/2波
    長共振器の各々は両端開放で、前記第1及び第2の静電
    結合素子は、それぞれ、前記第1及び第2の1/2波長
    共振器の前記外側面の長手方向端部に取り付けられてい
    る、請求項3記載の誘電体フィルタ。
  5. 【請求項5】 前記第1及び第2の1/4波長共振器は
    各々の端面のいずれか一方に該導体電極とアース電極を
    短絡する短絡導体を有し、前記第1及び第2の1/2波
    長共振器の各々は、両端面に該導体電極とアース電極を
    短絡する短絡導体を有し、前記第1及び第2の静電結合
    素子は、それぞれ、前記第1及び第2の1/2波長共振
    器の前記外側面の長手方向中央部に取り付けられてい
    る、請求項3記載の誘電体フィルタ。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の1/4波長共振器が
    それぞれ互いに異なる第1及び第2の共振周波数をも
    ち、前記第1及び第2の1/2波長共振器の各々が実質
    的に前記第1及び第2の共振周波数の中間の共振周波数
    をもつ、請求項5記載の誘電体フィルタ。
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