JPH06314442A - 光記録媒体、その製造方法及びその製造装置 - Google Patents

光記録媒体、その製造方法及びその製造装置

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JPH06314442A
JPH06314442A JP5127972A JP12797293A JPH06314442A JP H06314442 A JPH06314442 A JP H06314442A JP 5127972 A JP5127972 A JP 5127972A JP 12797293 A JP12797293 A JP 12797293A JP H06314442 A JPH06314442 A JP H06314442A
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recording
recording layer
recording medium
optical recording
tape
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JP5127972A
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English (en)
Inventor
Yasunori Kijima
靖典 鬼島
Takashi Iwamura
貴 岩村
Shinichiro Tamura
眞一郎 田村
Nobuyoshi Seto
順悦 瀬戸
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Manufacturing Optical Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 基体2上面に、光学的に情報の記録及び/又
は再生が可能な記録層3と、保護層4とが設けられた構
造の光記録媒体において、記録層3が基体2の端縁部分
84を除いて基体上面に形成されている光記録媒体とその
製造方法及び装置。 【効果】 基体の端縁部分84に記録層用溶液を塗布して
いない部分90でスリット加工が施されるので、記録層3
の端縁部84にクラックが発生することがなく、従って、
記録層端縁部の剥離や脱落に起因する記録・再生時のエ
ラーレートが低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光記録媒体、特に、レ
ーザ光の照射により情報の記録及び/又は再生を行う光
記録媒体(例えば、テープ状の記録媒体として好適な光
記録媒体)、その製造方法及びその製造装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】レーザ光の照射により情報の記録及び再
生を行う光記録媒体においては、通常、基板上に光記録
材料からなる記録層が形成されている。そして、記録を
行うに際しては、レーザ光を信号変調して集光すること
によって記録層に信号記録パターン(ピットと称するこ
とがある。)を形成する。また、記録された情報の再生
は、信号記録パターン部分と信号記録パターンが形成さ
れていない部分との反射率の差を検出することによって
行う。
【0003】このような光記録媒体は、磁気記録媒体な
どと比較して、トラック幅を狭くすることができ、高密
度記録が可能であることから、大量情報保存用の記録媒
体として注目され、記録情報量の向上を図るべく盛んに
研究が行われている。
【0004】ところで、上述のように光記録媒体として
は、デジタル・オーディオ・ディスク(所謂コンパクト
・ディスク)、光学式ビデオディスク(所謂レーザディ
スク)等、ディスク状の記録媒体が広く普及している。
【0005】このようなディスク状の記録媒体の場合、
ディスク1枚で記録される情報量を増加させるために
は、ディスク上の信号記録パターン形成密度を上げる
か、或いはディスク自体の直径を大きくして信号記録パ
ターンの形成可能な面積を増やすこと等が必要となる。
【0006】ところが、光記録媒体においては、信号記
録パターン形成密度をあまり高くすると、トラックピッ
チが狭くなりすぎ、信号再生のための光学系に再生分解
限界があるために、再生に際してはクロストークが生
じ、良好な情報検出が行えないといった不都合が生じて
しまう。
【0007】他方、ディスク自体の直径を大きくする
と、情報を再生する再生装置も大型化しなくてはなら
ず、しかも直径の大きいディスクは、破損し易く、携
帯、保管にも不便であるなど、実用性の点で多くの問題
点を抱えてしまう。
【0008】上記のような理由から、ディスク状の光記
録媒体は、現状以上に記録情報量を向上させるのが困難
であるのが実情である。
【0009】ディスク状の光記録媒体よりも大きな記録
情報量が得られる光記録媒体として、例えば特開昭58−
94145 号公報には、光吸収体と熱可塑性樹脂とを含む記
録層を有するテープ状の光記録媒体が開示されている。
【0010】このテープ状の光記録媒体は、長尺とする
ことによって、ディスク状媒体と比較して大きな信号記
録パターン形成面積を確保することができる。
【0011】また、テープ状の場合、長尺としても、外
形の大きさは殆ど変わらないので、携帯性、保管性など
の実用性を維持したまま、大記録情報量が得られる。
【0012】また、このようなテープ状の光記録媒体
は、レーザ光の照射機構及び反射光の検出機構を有し、
かつ高速で回転するドラムに対し非接触状態で走行させ
ることにより、記録情報の高速書込み及び高速読出しを
行うことができる。
【0013】テープ状の光記録媒体を、高速で回転する
ドラム上を走行させながら記録、再生を行うに際して、
安定な記録、再生特性を得るためには、媒体表面と上記
ドラムとの摩擦を減じ、記録層の損傷を防ぐための工夫
が必要である。
【0014】このため、上記のようなテープ状の光記録
媒体には、低摩擦化、耐摩耗性の改善を図るために、記
録層上に透明な樹脂の保護層が設けられている。
【0015】このような保護層は、摩擦、摩耗を抑える
と共に、信号記録パターン形状の変化を抑えたり、或い
は信号記録パターン形成時の材料の飛散を防止し、この
飛散に伴う欠陥の発生を抑える効果を有するものであ
る。
【0016】ところで、従来のテープ状の光記録媒体の
作製に際しては、まず、図21のように、広幅帯状のテー
プ用基体(素材)12の表面全体に光学的に情報の記録及
び/又は再生が可能な記録層用の溶液17を塗布し、乾燥
して記録層83を形成する。このとき既に、基体表面には
バックコート層5も設けられている。
【0017】しかる後、図22のように、所定幅に切断
(即ち、スリット)して、図23及び図24のようにテープ
状81にし、しかる後にその記録層83の上に保護層を形成
するのが一般的である。
【0018】このようにして得られた従来の光記録媒体
においては、基体表面上の全面に亘って、即ち基体表面
の端縁にまで記録層83が形成されている。
【0019】このように、従来の光記録媒体は、一方の
表面の全面に亘って記録層が形成されている広幅の基体
素材12を所定幅のテープ状にスリット加工して作製され
るが、これには、次に述べるような欠点を生じることが
ある。
【0020】即ち、光記録媒体の記録層は有機色素をバ
インダで固めたものにすぎないため、強度的に弱く、ま
た基体との間の密着力はそれほど強固なものではない。
それ故、前記スリット加工に際して、スリット箇所近
傍、即ち、記録層の端縁部(両幅端のエッジ部)84にお
いて微細なクラック85が発生し易い。
【0021】この結果、光記録媒体の再生中に、そのク
ラック85によって記録層の剥離や脱落が生じ、これに起
因して記録再生特性の劣化現象が生じる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような事情に鑑み、光記録媒体の記録・再生において、
記録層の端縁部の剥離や脱落による記録・再生特性の劣
化を軽減することのできる光記録媒体とその製造方法及
び装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、基体上
に、光学的に情報の記録及び/又は再生が可能な記録層
と、保護層とがこの順に設けられ、前記記録層が前記基
体の端縁部分を除いて基体上に形成されている光記録媒
体に係るものである。
【0024】本発明によれば、光記録媒体の記録層が基
体の端縁部を除いた部分に形成されているので、スリッ
ト加工等の切断によって記録層の縁にクラック等が発生
することがなく、記録・再生時の記録層の剥離や脱落が
避けられ、記録・再生機能を十分に充たした記録層を基
体上に有することになる。
【0025】こうした効果は、強度的にも或いは基体と
の密着力においても本来それ程十分ではない光記録媒体
の記録層にとって、非常に大きな利点をもたらす。
【0026】即ち、その記録層は単に有機色素等をバイ
ンダで固めたものにすぎず、低分子量化合物を多く含む
ために、基体との密着性が本来弱いが、本発明によっ
て、切断を記録層のない箇所で行えるために記録層には
影響がなくなり、良好な切断を行えることになる。この
ことは、膜強度が強くて基体との密着力も十分な磁気テ
ープ等の記録層では全く不要な方策である。
【0027】そして、記録層をフッ素系高分子等の保護
層により被覆すると、該保護層は記録層が形成されてい
ない基体の端縁部分においても基体に固着しているの
で、記録層は保護層により上面及び側面から包まれた状
態で基体表面に形成され、記録・再生時において一層剥
離や脱落を防止することができる。
【0028】本発明の光記録媒体においては、基体上の
端縁部分に記録層が形成されていない部分を残すが、こ
の端縁部分の幅を過度に大きくすると記録層の領域がそ
れだけ狭いものとなり、情報の記録容量が低減する。ま
た、前記端縁部分の幅は切断加工時の切断刃の食い込み
によって、これに対応した分は必要である。こうした点
から、端縁部分の幅は、 1.5mm以下とすることが望まし
い。
【0029】本発明の光記録媒体は、基体素材上に、光
学的に情報の記録及び/又は再生が可能な記録層を所定
間隔を置いて複数箇所に形成する工程と;記録層が存在
していない前記所定間隔内の位置で前記基体素材を切断
する工程と;を有する方法によって製造することが望ま
しい。
【0030】この場合、例えば、テープ状の光記録媒体
は、幅広の基体素材の表面に光学的に情報の記録及び/
又は再生が可能な記録層を所定幅をもって且つ所定間隔
を隔てて帯状に複数本形成する工程と;帯状に記録層を
形成した前記基体素材を各記録層の間で切断して分離
(即ち、スリット加工)して、両端縁部分に記録層を有
さない部分を有するテープにする工程と;前記テープの
両側端縁部分を含み記録層上に保護層を形成する工程
と;により作製することができる。
【0031】ここで、隣り合う記録層間の間隔は、上記
した理由から、3mm以下とすることが望ましい。また、
スリット加工により得られるテープの幅がその両側端縁
部分の幅 1.5mm以下の記録層を有さない部分を含み、全
体で所定の幅となるように形成する。また、基体素材の
スリット加工は、帯状をなす記録層間のほぼ中央部に円
板状のスリッター刃を押し当てることで行うことができ
る。
【0032】また、本発明の光記録媒体の製造装置は、
所定間隔を置いて複数の塗布ロール部を軸方向に配した
塗布ロールを有し、前記複数の塗布ロール部によって記
録層用の塗布液を基体素材上に所定間隔を置いて塗布す
るように構成することが望ましい。
【0033】そして、この製造装置では、幅広の基体用
素材の表面に、光学的に情報の記録及び/又は再生が可
能な記録層が所定幅をもって且つ所定間隔を隔てて帯状
に複数本形成される場合、この複数本の帯状記録層は、
記録層用溶液の塗布手段として複合グラビアロールによ
って塗布するのがよい。この複合グラビアロールは、前
記記録層の帯状幅にほぼ等しい幅をなす複数個の短幅グ
ラビアロールを有し、これらのロールが所定幅の溝(非
塗布部)を介して軸方向に一体に構成したものである。
【0034】そして、上記の塗布ロール部間に、塗布液
を除去するためのプレートが挿入されていることがよ
い。具体的には、前記複合グラビアロールによる記録層
用溶液の塗布手段を採用する場合においては、隣接する
短幅グラビアロール間の溝部分又は該短幅グラビアロー
ルの側壁に付着している余分な溶液をプレートで掻き取
ることが、記録層の幅寸法を精度良くする上で望ましい
ことである。但し、このプレートは必ずしも必要ではな
く、これを設けずに上記のように各塗布ロールを前記間
隔で分離するだけでも(或いは、上記の溝部だけで
も)、非塗布部を形成することができる。
【0035】本発明の光記録媒体において、記録層上に
は保護層を設けているが、この保護層は光を透過させ、
かつ高硬度であることが必要である。これを設けない
と、光記録媒体の走行性が悪くなるので、走行性を良好
にするためには保護層を設けることが不可欠である。
【0036】
【実施例】以下、本発明を実施例について更に詳細に説
明する。
【0037】本実施例による光記録媒体は、テープ状の
光記録媒体として図1〜図3に示すような層構成を示す
ものである。
【0038】即ち、このテープ状光記録媒体1は、可撓
性ベースフィルム2の一方の表面に、記録層3、及び保
護層4(図2では図示省略)がこの順に被着され、また
ベースフィルム2の他方の面(記録層3とは反対側の
面)にバックコート層5が被着された積層体として構成
されている。記録層3は、本発明に基いてその両側エッ
ジ部84においては形成されておらず、この非塗布域90上
にも保護層4が被着されている。
【0039】ベースフィルム2の材料としては、テープ
状の記録媒体のベースフィルムに使用されている物質が
使用可能であり、例えば、ポリエチレンテレフタレート
等のポリエステル、ポリアミド、ポリイミド等の高分子
化合物等が挙げられる。
【0040】記録層3は、光吸収物質と高分子化合物と
の混合物又は化合物からなっている。光吸収物質と高分
子化合物との配合割合は公知の範囲から選択してよく、
例えば重量比で1:1としてよい。
【0041】使用可能な光吸収物質としては、一般に光
記録材料に用いられているものであればよく、特に色
素、例えばシアニン系色素、ナフトキノン系色素、フタ
ロシアニン系色素等の有機色素が挙げられる。
【0042】また、上記高分子化合物は、色素等の光吸
収物質が結晶化せずに非晶質状に分散するものであれば
よく、例えば、メタクリレート系樹脂、ビニル系樹脂、
セルロース系樹脂等が挙げられる。但し、これら樹脂
は、記録層の表面性及び信号記録パターン(ピット)の
形状の保持性の点では単独(単一種類)で使用されるの
がよい。
【0043】記録層3上には、上記の保護層4を設ける
が、この保護層は、レーザー光を透過し、かつ高硬度で
あること(耐摩耗性が良好であること)を要する。この
ような材料としては、例えば、紫外線硬化樹脂、架橋性
樹脂、フッ素系樹脂等が挙げられる。保護層4は、上記
材料を含む塗料を記録層3上に塗布、乾燥して形成する
ことができる。
【0044】ベースフィルム2の記録層3とは反対側の
面には、媒体の走行性を確保するためにバックコート層
5を設けるのが望ましい。バックコート層5の材料とし
ては、テープ状記録媒体に一般に用いられているもので
よく、例えば、導電性カーボンを分散させた樹脂が挙げ
られる。
【0045】バックコート層5は、媒体の走行性を確保
するために設けるのがよいが、これに加えて、媒体に発
生した静電気を接地回路に放出する帯電防止効果や、後
述する光ドラムに対して媒体にカッピング(彎曲)を付
与して摩擦を軽減する作用を発揮することもできる。
【0046】次に、本実施例の光記録媒体を使用した情
報記録及びその再生の原理を、図15によって説明する。
【0047】記録層3に対し、信号変調され、かつガウ
ス分布のエネルギーを有するレーザ光LBがスポット照
射されると、照射部分3aが溶融し、更にその一部3b
が昇華して局部的に膨張する。このため、保護層4の対
応部分4aが凸状に盛り上がり、信号記録パターン(ピ
ット)1aを形成する。
【0048】図16は、上記のようにして信号記録パター
ン(ピット)1aをトラック方向Tに所定のトラックピ
ッチで形成したテープ状光記録媒体1を示している。ピ
ット1aの列は、光記録媒体1の長さ方向A(走行方
向)に対して傾斜した方向(トラック方向)に沿って形
成される。
【0049】記録情報の再生時には、再生レーザ光を照
射し、ピット1aとこれ以外の部分との反射光量差をフ
ォトディテクタで検出することによって再生信号を得
る。
【0050】この再生時にトラッキングサーボを行うに
は、トラッキングすべき所定のトラックとその両側にス
リービーム方式でレーザ光を照射することによって行う
ことができる。従って、光記録媒体には、特開昭62−11
36号、特開昭62−273634号の各公報に記載されているよ
うなトラッキング用のプリグルーブを設けてもよいが、
設ける必要がない。プリグルーブを設けないと、その
分、トラックピッチを詰めることができ、トラック密度
の増大(大容量)の点で有利である。
【0051】なお、上記のプリグルーブなしでもトラッ
キングが可能となるのは、光ドラムを高精度に装置設計
又はアセンブリすることができ、光学系の回転時のブレ
を減少させ得るからである。また、トラッキングは、再
生時だけでなく、記録時にも行うことができる。
【0052】記録、再生には、ヘリカルスキャンドラム
を用いた。図17は実験に供した装置の要部斜視図、図18
は同要部正面図、図19は同内部平面図、図20は光学系の
内部正面図である。
【0053】この装置は光ドラム30を有する。光ドラム
30は、レーザー光(波長例えば780nm)の照射機構及び反
射光の検出機構を備えるものであり、ここでは、線速度
10m/秒で回転する光ドラム30にテープ状光記録媒体
(光記録テープ)を 180度巻付けて走行させることによ
って、記録、再生を行った。
【0054】光ドラム30は、磁気記録用のヘリカルスキ
ャンドラムと似た形状をしており、図示しないモータに
連結して回転する上ドラム31と、固定された下ドラム41
とからなる。上ドラム31にレーザー光射出孔31aが設け
られ、下ドラム41には光記録テープガイド用のガイド溝
41aが設けられている。
【0055】上記の光学系32においては、図20に示すよ
うに、半導体レーザ33、トラッキングミラー35、フォー
カスレンズ34、ハーフミラー36、検出器37によって照射
機構及び検出機構が構成されている。
【0056】即ち、光学系32において、半導体レーザ33
からレーザー光LB(波長780nm)が射出され、この射出
されたレーザー光LBは上ドラム31の軸に沿って進行
し、トラッキングミラー35によって上ドラム31の軸と垂
直に曲げられる。そして、フォーカスレンズ34を介して
光記録テープ1の記録層表面に集光され、記録ピットが
形成される。
【0057】他方、光記録テープ1の記録層表面から反
射された反射光は、フォーカスレンズ34、トラッキング
ミラー35、ハーフミラー36を通過して検出器37に導か
れ、光量が測定される。
【0058】このような構成の記録/再生特性評価装置
によって光記録テープの記録再生特性を評価するには、
まず光記録テープを光ドラム30に掛け渡して走行させ、
更に上ドラム31を回転させながら上記光学系のレーザー
光照射機構を動作させる。記録すべきデータ信号に対応
させて半導体レーザーをオン、オフすると、図16に示し
たように記録ピット1aが走行方向(図中、矢印A方
向)に対して斜めに順次形成される。
【0059】次に、形成された記録ピットを再生する。
形成された記録ピットを再生するには、上記光学系の反
射光検出機構を動作させ、記録時よりも小さいレーザー
強度で記録トラックに沿ってレーザー光を連続的に照射
し、その反射光の強度をモニターし、信号データに変換
する。
【0060】なお、光記録テープ1は、走行中には光ド
ラム30から浮上り、非接触状態で走行する。
【0061】こうして記録されたピット形状を走査型電
子顕微鏡により観察し、ピット幅を見積もった。
【0062】本実施例によれば、図1及び図2に示した
ように、記録層3は、ベースフィルム2の両側端縁部分
に僅かな部分90を残してベースフィルム上に形成されて
いる。また、保護層4は記録層3の上面及び側面にかけ
て記録層全体を覆い、ベースフィルム2の端縁部分90に
おいて、ベースフィルム2に密着している。
【0063】この端縁部分90は、記録層を有さない狭い
幅(好ましくは 1.5mm以下の幅)で以て、テープの長手
方向に沿って設けられている。
【0064】こうしたテープ状光記録媒体は、例えば以
下の方法で作製される。
【0065】まず、上述したベースフィルム2となる幅
広のベースフィルムとして、幅5インチ、厚さ20μmの
ポリエチレンテレフタレート(PET)のフィルム(例
えば帝人社製の商品名AH−677)を用意する。そし
て、光記録媒体の各層を塗布で形成する際に、図4に示
すマイクログラビアコータ(康井精機社製)を使用す
る。
【0066】このコータによれば、繰り出しロール13に
巻回された前記の幅広ベースフィルム12は、多数のガイ
ドロール25に案内されながら繰り出され、マイクログラ
ビアユニット14によって所定の塗料が塗布される。
【0067】塗布された塗料は、乾燥部20A、20Bにて
温風を穏やかに吹き付けられて乾燥する。塗料が塗布、
乾燥された幅広ベースフィルム12は、巻き取りロール24
に巻き取られる。
【0068】図5は図4のマイクログラビアユニット14
及びその周辺の拡大図、図6は同拡大平面図、図7はグ
ラビアロール15を更に拡大した平面図である。
【0069】マイクログラビアユニット14は、図6及び
図7に示すように、微細な溝15aが110本/インチの割
合で斜線状に刻設された直径20mmのグラビアロール(例
えば康井精機社製の商品名アニックスロール)15と、フ
ィルム12のグラビアロール15への当たり具合を調節する
フィルム押えロール19とを有している。図中の60はベア
リング、61は押え部材、62はモータである。
【0070】グラビアロール15は、図8に拡大図示する
如く塗液パン16中に貯えられた塗料17をピックアップ
し、その表面に設けられた溝15aに充填させ、これをフ
ィルム12上に転写させるものである。但し、本発明に基
いて、記録層を塗布しない領域には幅3mm以下の溝91を
間欠的に設けており、各溝間は各グラビアロール部とな
っている。そして、各溝91には、余分な塗料を掻き取る
ためのプレート92が挿入されている。
【0071】グラビアロール15のフィルム12の送り出し
側の接近した位置には、塗液パン16中よりピックアップ
して溝内に充填させた塗料を掻き取って一定量とするた
めのドクターブレード18が設けられている。
【0072】また、グラビアロール15よりも更に下流側
には、フィルム押えロール19が配設され、フィルム12に
対して上下方向に脱着自在に支持されている。マイクロ
グラビアユニット14では、フィルム押えロール19の上下
位置を調節することにより、フィルム12のグラビアロー
ル15への当たり具合、即ち巻付け角θが調節される。
【0073】また、マイクログラビアユニット14におけ
るフィルム12の走行速度は、図4に示すようにフィード
ユニット21により制御される。フィードユニット21は、
金属製ロール23とゴム製ロール22とが、走行する幅広ベ
ースフィルム12を挟んで対向配置されてなるものであ
り、これらロールの回転速度を調節することによりフィ
ルム12の走行速度が制御される。
【0074】フィードユニット21によるベースフィルム
の走行速度の調節、更にグラビアロール15の回転速度、
グラビアロール15に設けられる溝15aの形状、ベースフ
ィルムのグラビアロール15への巻付け角θの調節を行う
ことにより、ベースフィルム12に塗布される塗料の量及
び塗布パターンを制御でき、所望の塗膜を形成できる。
【0075】ベースフィルム12上に記録層用の溶液17を
帯状に塗布する手段としては、上記のマイクログラビユ
ニット14におけるグラビアロール15として、図7に明示
するように、記録層の帯状幅にほぼ等しい幅Wを有する
複数個の短幅グラビアロール15−1、15−2、15−3、
15−4、15−5、15−6、15−7、15−8が所定幅dの
周溝91を介して軸方向に一体に連結された構造の複合グ
ラビアロールが使用される。
【0076】なお、掻き取り用のプレート91は、ゴム等
の弾性のある材料で構成することもできる。ゴム等を使
用する場合には、各プレートの幅を溝幅dよりも僅かに
大きなものとし、短幅グラビアロール間の溝92内にロー
ルの軸方向に僅かに圧縮した状態で先端部が挿入される
ようにすることもできる。
【0077】次に、テープ状の光記録媒体とその作製方
法についての具体例を示す。
【0078】具体例 まず、可撓性基体12として幅5インチ、厚さ20μmのポ
リエチレンテレフタレート(PET)フィルム(商品名
AH−677:帝人(株)製)を用意した。
【0079】図4に示すマイクログラビアコータ
((株)康井精機製)を使用して、フィルム12の片面
に、カーボンブラックとニトロセルロースの1:1混合
物をメチルエチルケトンとシクロヘキサノンの1:1混
合溶媒に10%溶解及び分散した液を塗布し、厚さ1μm
のバックコート層5を形成した。
【0080】上記のバックコート層の塗布条件は、直径
20mmの斜線型(商品名:アニックスロール(110本/イン
チ):康井精機製)のグラビアロールを使用し、フィル
ムの走行速度:5m/分、グラビアロールの回転速度:
10回転/分、フィルムのグラビアロールへの巻き付け
角:3度とした。乾燥温度は 100℃とした。
【0081】次に、バックコート層5を形成したフィル
ム12の反対面に、記録層用溶液を塗布し、記録層を形成
した。
【0082】記録層の形成に際しては前記と同種の直径
20mmの斜線型グラビアロールの外周に、9.35mm(1/2
インチ)の間隔をもって幅 3.0mm以下、深さ 3.0mm以上
の周溝91を例えば9本形成し、短幅グラビアロール幅
(W)が9.35mm、溝幅(d)が3mm以下の図7に示すよ
うな複合グラビアロールを使用した。
【0083】この複合グラビアロールによる記録層用溶
液の塗布に際しては、複合グラビアロール外周面に塗布
厚規制用のドクターブレード18のほかに、その前段に位
置していて短幅グラビアロール間の溝91内の溶液を掻き
落とすためのプレート92(これは図7では仮想線で示し
た)を使用した。
【0084】記録層用溶液としては、シアニン色素(日
本感光社製:商品名NK−125)とPMMA(ポリメ
チルメタクリレート:CAT#037D:Scientific
Polymer Products 製、分子量540,000)の重量比1:
1の混合物を、溶媒(塩化メチレン:1,1,2,2−
テトラクロロエタン:シクロヘキサノン:メタノールの
重量比28:8:2:3の混合溶媒)に重量比で2%溶解
したものを使用した。
【0085】この記録層用溶液の塗布条件として、フィ
ルムの走行速度を5m/分、複合グラビアロールの回転
速度を10回転/分、フィルムのグラビアロールへの巻き
付け角を3度、乾燥温度を70℃とし、フィルム上に厚さ
400nmの記録層を帯状に形成した。
【0086】図9は、上記の方法で記録層を形成したフ
ィルム12の表面を説明する図であるが、このフィルム12
上には、複数本の幅が約9.35mmの帯状の記録層17−1、
17−2、17−3、17−4、17−5、17−6、17−7、17
−8が約3mm以下の間隔90(即ち、非塗布部)をもって
ストライプ状に形成されている。
【0087】次に、これらの帯状の記録層を形成したフ
ィルム12を、各記録層間で切断し、テープ状に分離し
た。このテープへの切断は、図10に示すスリッタ(康井
精機社製の商品名スリッターSS150)を使用し、1
/2インチ幅に裁断した。
【0088】上記スリッタは、上流側から繰り出しロー
ル101 、放電型静電気除去装置(日本スタティック社
製)102 、上刃70、下刃71、巻き取りロール105a、105b
によって構成されている。
【0089】ここで、上記放電型静電気除去装置102
は、テープ原反12の静電気を除去して走行を円滑にする
ためのものである。ナイフユニット70は、テープ原反12
の不要な端部(スクラップ)を裁断し、さらに端部を除
いた中央部(上記の非塗布部90)を1/2インチ幅ずつ
例えば8本に裁断するものである。
【0090】このスリッタによれば、走行するテープ原
反12を挟んで上刃70と下刃71とが図11のように対向配置
されてなるものであり、これら刃の回転速度が調節され
ることによりテープ原反12の走行速度を制御する。
【0091】このようなスリッタにおいて、通過して得
られた1/2インチ幅のテープ1は2個の巻き取りロー
ル105a、105bに交互に巻き取られ、またスクラップは、
別に設けられた巻き取りロール106 に巻き取られる。
【0092】上記のスリッタにおいて、円板状の上刃70
と円柱状の下刃71との間にフィルム12を配し、上刃及び
下刃を回転させながらその間にフィルム12を通過させて
切断する方法を採用した。
【0093】この切断時には、図11に示すように、下刃
71の凹部95内に上刃70が一部入り込み、フィルム12を押
下げて切断する。このフィルムの押下げ幅が上述の非塗
布部90に相当し、通常は3mm以下である。従って、スリ
ット後の非塗布部90の幅は 1.5mm以下となる。
【0094】図12は、スリット過程におけるフィルムを
示す。フィルムは帯状の各記録層(これは図1の3に相
当)の間でスリット96が入れられ、図12及び図13のよう
にテープ1として分離される。
【0095】なお、テープへの切断は、図14に示すよう
に、外周に所定間隔をもって僅少幅の周溝97を設けたロ
ール98と両刃の円板状スリッター刃70を用い、該溝部97
に帯状記録層間を位置させて、円板状スリッター刃70及
びロール98を回転させ、その間をフィルム12を通過させ
る方法で行うこともできる。
【0096】このようにスリットされて個々に分離され
た1/2インチ幅のテープ1の記録層側の表面に厚さ 2
10nmの保護層を形成した。
【0097】該保護層の形成は、フッ素系高分子(デュ
ポン社製:商品名テフロンAF2400)をフッ素系不
活性溶媒(住友3M社製:商品名フロリナートFC−7
5)に 3.0重量%溶解した溶液を前記テープの上面にグ
ラビアコートした後、窒素雰囲気中で自然乾燥する方法
で行った。
【0098】以上の方法により、両側端縁部に記録層3
を有さない 1.5mm以下の僅少幅の部分90を有し、かつ、
全面に保護層4を有する、図1に示した構成のテープ状
の光記録媒体1が得られた。
【0099】電子顕微鏡により、テープ1上の記録層3
の側端部を観察した結果、記録層3の端部には、クラッ
クや剥離等の欠陥は見られなかった。
【0100】比較例 記録層の形成に際し、シアニン色素(日本感光色素社
製:商品名NK−125)とPMMA(ポリメチルメタ
クリレート:CAT#037D:Scientific Polymer
Products 製、分子量540,000)の重量比1:1の混合
物を、溶媒(塩化メチレン:1,1,2,2−テトラク
ロロエタン:シクロヘキサノン:メタノールの重量比2
8:8:2:3の混合溶媒)に重量比で2%溶解したも
のを従来のグラビアロールでグラビアコートし、厚さ 4
00nmの記録層を形成した。
【0101】塗布条件は、テープの走行速度を5m/
分、グラビアロールの回転速度を10回転/分、フィルム
のグラビアロールへの巻き付け角を3度とした。乾燥温
度は70℃とした。
【0102】次に、このフィルムを1/2インチ幅にス
リッターによりスリットした。
【0103】フッ素系高分子(デュポン社製:商品名テ
フロンAF2400)をフッ素系不活性溶媒(住友3M
社製:商品名フロリナートFC−75)に 3.0重量%溶
解し、上述した記録層の上にグラビアコートし、厚さ 2
10nmの保護層を形成した。乾燥は窒素下に於いて自然乾
燥とした。
【0104】電子顕微鏡により、スリットされたテープ
の側端部の記録層を観察した結果、記録層にはスリット
工程により発したものと認められる微細なクラックや剥
離が観察された。
【0105】上記具体例及び比較例で得られた光記録媒
体について、ヘリカルスキャンドラム上において往復記
録再生を行った。
【0106】ここでの走行記録再生は、レーザー光(波
長780nm)の照射機構及び反射光の検出機構を持つもの
で、線速10m/秒で回転するドラム(光ドラム)を各テ
ープに180度巻付け、走行させることにより行った。
【0107】光ドラムは図17、図18に示したヘリカルス
キャンドラムであり、モーターに連結して回転する上ド
ラムと固定された下ドラムとを有するものであった。上
ドラムにはレーザーの射出孔があり、下ドラムにはテー
プガイド用の溝が設けてあり、半導体レーザーから上ド
ラムの軸上に発したレーザー光(波長780nm)は、トラッ
キングミラーにより上ドラムの軸と垂直に曲げられ、フ
ォーカスレンズを介してテープ状光記録媒体記録層の表
面に集光された。テープ状光記録媒体の記録層表面から
の反射光はフォーカスレンズ、トラッキングミラー、ハ
ーフミラーを通り、検出器に導かれた。
【0108】この記録、再生テストの結果、本発明に基
づく例により得られたテープ状光記録媒体は、比較例に
より得られたものに比較して、エラーレートの低減をは
じめとして記録再生特性において大幅な改善がみられる
ことが確認された。
【0109】以上、本発明の実施例を説明したが、上述
の実施例は本発明の技術的思想に基いて更に変形が可能
である。
【0110】上述の記録層3の非塗布部90の形成方法及
び手段、更にはそのパターンや幅サイズ等は様々に変化
させてよい。保護層4についても同様であり、上述した
グラビアロール以外のロール塗布方式等が採用可能であ
る。保護層はテープの周囲全面に被着してよい。
【0111】また、上述の掻き取り用のプレート92は省
略することができるし、グラビアロールの溝91について
もその断面形状やサイズ、間隔等は種々変更可能であ
る。また、上述のスリット前に保護層を形成してもよ
い。
【0112】
【発明の作用効果】本発明は上述した如く、光記録媒体
において基体端縁部分に記録層を形成していないので、
スリット加工等による切断に際して記録層の端部にクラ
ックや剥離が発生せず、記録再生時におけるエラーレー
トが低減され、記録再生特性を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による光記録媒体の概略断面図
(図2のI−I線断面図)である。
【図2】同光記録媒体の平面図(但し、保護層は省略)
である。
【図3】同光記録媒体の別の概略断面図(図2の III−
III 線断面図)である。
【図4】同記録層塗布装置兼乾燥処理装置の内部正面図
である。
【図5】同マイクログラビアユニットの正面図である。
【図6】同マイクログラビアユニットの平面図である。
【図7】同複合グラビアロールの平面図である。
【図8】同マイクログラビアユニットの要部拡大図であ
る。
【図9】同グラビアロールによる塗布後のベースフィル
ムの平面図である。
【図10】同スリッタの概略断面図である。
【図11】同スリッタによるスリット加工の状態を示す断
面図である。
【図12】同スリット時のベースフィルムの要部平面図で
ある。
【図13】同スリット後のテープの断面図である。
【図14】別のスリッタによるスリット加工の状態を示す
断面図である。
【図15】同信号記録パターン形成の機構を説明するため
のテープ状光記録媒体の拡大部分断面図である。
【図16】同信号記録パターンの配列を示すテープ状光記
録媒体の平面図である。
【図17】同光ドラムの斜視図である。
【図18】同光ドラムの正面図である。
【図19】同光ドラム及びその周辺の平面図である。
【図20】同光学系の概略正面図である。
【図21】スリット前のベースフィルムの平面図である。
【図22】従来例による光記録媒体のスリット加工の状態
を示す断面図である。
【図23】同スリット時のベースフィルムの平面図であ
る。
【図24】同光記録媒体の概略断面図である。
【符号の説明】
1、81・・・テープ状光記録媒体(光記録テープ) 1a・・・信号記録パターン(ピット) 2・・・ベースフィルム 3・・・記録層 4・・・保護層 5・・・バックコート層 12・・・幅広のベースフィルム 14・・・マイクログラビアユニット 15・・・複合グラビアロール 17・・・記録層形成用塗料 18・・・ドクターブレード 70・・・上刃 71・・・下刃 84・・・エッジ部 90・・・非塗布部分 91・・・溝 92・・・プレート
フロントページの続き (72)発明者 瀬戸 順悦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に、光学的に情報の記録及び/又
    は再生が可能な記録層と、保護層とがこの順に設けら
    れ、前記記録層が前記基体の端縁部分を除いて基体上に
    形成されている光記録媒体。
  2. 【請求項2】 記録層が形成されていない基体の端縁部
    分の幅が 1.5mm以下である、請求項1に記載された光記
    録媒体。
  3. 【請求項3】 基体素材上に、光学的に情報の記録及び
    /又は再生が可能な記録層を所定間隔を置いて複数箇所
    に形成する工程と;記録層が存在していない前記所定間
    隔内の位置で前記基体素材を切断する工程と;を有す
    る、請求項1又は2に記載された光記録媒体の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 所定間隔を置いて複数の塗布ロール部を
    軸方向に配した塗布ロールを有し、前記複数の塗布ロー
    ル部によって記録層用の塗布液を基体素材上に所定間隔
    を置いて塗布するように構成した、請求項1又は2に記
    載された光記録媒体の製造装置。
  5. 【請求項5】 塗布ロール部間に、塗布液を除去するた
    めのプレートが挿入されている、請求項4に記載された
    製造装置。
JP5127972A 1993-04-30 1993-04-30 光記録媒体、その製造方法及びその製造装置 Pending JPH06314442A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2013031086A1 (ja) * 2011-08-30 2013-03-07 パナソニック株式会社 テープ状光記録媒体の金型、テープ状光記録媒体およびその裁断装置

Cited By (2)

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WO2013031086A1 (ja) * 2011-08-30 2013-03-07 パナソニック株式会社 テープ状光記録媒体の金型、テープ状光記録媒体およびその裁断装置
JPWO2013031086A1 (ja) * 2011-08-30 2015-03-23 パナソニック株式会社 テープ状光記録媒体の金型、テープ状光記録媒体およびその裁断装置

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