JPH06313686A - 積層式熱交換器 - Google Patents

積層式熱交換器

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JPH06313686A
JPH06313686A JP10405793A JP10405793A JPH06313686A JP H06313686 A JPH06313686 A JP H06313686A JP 10405793 A JP10405793 A JP 10405793A JP 10405793 A JP10405793 A JP 10405793A JP H06313686 A JPH06313686 A JP H06313686A
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heat exchange
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    • F28D1/0375Heat-exchange apparatus having stationary conduit assemblies for one heat-exchange medium only, the media being in contact with different sides of the conduit wall, in which the other heat-exchange medium is a large body of fluid, e.g. domestic or motor car radiators with heat-exchange conduits immersed in the body of fluid with plate-like or laminated conduits the conduits being formed by spaced plates with inserted elements the plates having lateral openings therein for circulation of the heat-exchange medium from one conduit to another

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 流体として液体および相変化を伴う気液2相
流の熱交換に用いる積層式熱交換器に利用されるもの
で、低コストで信頼性の高い積層式熱交換器を提供す
る。 【構成】 プレート24、26はプレート25に比較し
て弾性係数の小さい柔らかい材料を使用している。たと
えばプレート24、26としてポリテトラフロロエチレ
ンなどのフッ素樹脂を用い、プレート25としてステン
レススチールを用いることが好ましい。エンドプレート
21と37の両端に設置した加重板38およびボルト3
9により、積層式熱交換器全体を圧縮し固定することに
より、プレート24、26が変形し、プレート25に密
着し、熱交換流体A、Bが完全に漏れない積層式熱交換
器を形成することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、流体として液体および
相変化を伴う気液2相流の熱交換に用いる積層式熱交換
器の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】流体として液体および相変化を伴う気液
2相流の熱交換器は、たとえば空調機器、食品の冷凍・
冷蔵・温調などの機器に広く使用されている。
【0003】従来の積層式熱交換器の構成を図5に示
す。図5は積層式熱交換器の内部の構成が説明できるよ
うに、一部を切断して示している。熱交換流体Aはエン
ドプレート1の出入口管2よりヘッダー3へ流入する。
ヘッダー3は、各プレート4、5、6を多数積層するこ
とにより形成される空間で、出入口管と流路を結んでい
る。ヘッダー3に流入した熱交換流体Aはプレート4に
形成されたスリット7に入る。スリット7には支持部8
がある。支持部は積層した際に内部の圧力を支える部分
となる。熱交換流体Aはスリット7を流れてヘッダー9
に集められ、出入口管10より流出する。一方、熱交換
流体Bは、出入口管11よりヘッダー12に流入し、プ
レート6に形成されたスリット13に入る。スリット1
3には支持部14がある。スリット13を流れた熱交換
流体Bはヘッダー15で集められ、出入口管16より流
出する。プレート5には、積層時にヘッダー3、9、1
2、15を形成するスリットが設けられている。これら
のプレート4、5、6を、エンドプレート1と17の間
に、4、5、6、5の順で多数積層し、熱交換流体A、
Bが漏れないように完全に密着することにより、積層式
熱交換器を形成する。密着方法としては、拡散溶接やロ
ー付けが用いられる。拡散溶接は、真空内で融点より少
し低い温度まで昇温し加圧するもので、プレートの材料
の拡散によって一体化するものである。ロー付けは、プ
レートよりも融点の低いロー材を密着面につけて、真空
または不活性雰囲気内でロー材の融点まで昇温するもの
である。これにより、熱交換流体AとBは外部に漏れる
ことなく、ヘッダーおよびスリットを流れることが可能
となる。この時、スリット7を流れる熱交換流体Aは、
スリット7の上下に位置する2つのプレート5を通じ
て、スリット13を流れる熱交換流体Bと熱交換を行う
ことになる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の積層式熱交換器では、以下の様な課題が生じ
ている。 (1)一体化する際に、ロー付けするために高温炉を用
いて封止処理することから、製造コストが増大する。ま
た、プレートの全面を完全に接着する必要があることか
ら、歩留まりも低く、製造コストを悪化させている。 (2)2つの熱交換流体の伝熱特性が大きく異なる場合
には、一方の熱交換流体の熱抵抗が大きくなり、積層式
熱交換器が大きくなることから製造コストが増大する。 (3)熱交換流体の流路が長くなると、支持部の長さが
長くなり、プレス加工等による形成が困難になるととも
に、組立時に支持部の位置が移動し、製造時の位置合わ
せが困難となるとともに熱交換器の信頼性が低下する。
【0005】本発明は、前記本発明の課題を解決するた
め、信頼性に優れ、低コストの積層式熱交換器を提供す
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明の第1番目の積層式熱交換器は、少なくとも2つ
の熱交換流体A、Bのおのおのの流路となるスリットを
形成した平板状プレートa、bと積層時に前記熱交換流
体の隔壁をなすプレートcをa、c、b、cの順に複数
組積層して一体構造をなす積層式熱交換器において、前
記プレートcに比較して前記プレートa、bを弾性係数
を小さい材料で構成し、かつ積層方向に積層部全体を圧
縮して固定する手段を備えたことを特徴とする。
【0007】前記構成においては、プレートa、bの材
質が樹脂であり、かつプレートcの材質が金属であるこ
とが好ましい。次に本発明の第2番目の積層式熱交換器
は、少なくとも2つの熱交換流体a、bのおのおのの流
路となるスリットを形成した平板状プレートa、bと積
層時に前記熱交換流体の隔壁をなすプレートcをa、
c、b、cの順に複数組積層して一体構造をなす積層式
熱交換器において、前記プレートa、bを厚さの異なる
プレートで構成したことを特徴とする。
【0008】前記構成においては、2つの熱交換流体が
顕熱交換流体と潜熱交換流体の場合に、潜熱交換流体が
流れるプレートの厚さを顕熱交換流体が流れるプレート
の厚さに比較して薄くしたことが好ましい。
【0009】次に本発明の第3番目の積層式熱交換器
は、少なくとも2つの熱交換流体A、Bのおのおのの流
路となるスリットを形成した平板状プレートa、bと積
層時に前記熱交換流体の隔壁をなすプレートcをa、
c、b、cの順に複数組積層して一体構造をなす積層式
熱交換器において、熱交換流体Aの流路の一部をプレー
トbに形成しプレートcを介して流路を連結したことを
特徴とする。
【0010】また本発明の積層式熱交換器においては、
少なくとも2つの熱交換流体A、Bのおのおのの流路と
なるスリットを形成した平板状プレートa、bと積層時
に前記熱交換流体の隔壁をなすプレートcをa、c、
b、cの順に複数組積層して一体構造をなす積層式熱交
換器において、前記熱交換流体の流路入口部に流路幅の
小さい部分を形成してもよい。
【0011】
【作用】上記のような構成もしくは手段によって、得ら
れる作用は次の通りである。 (1)プレートa、b、cを積層し、全体を加圧圧縮す
ることにより、弾性係数の小さいプレートaとbが変形
し、プレートcと密着する。これにより、熱交換流体の
流路が形成される。 (2)熱伝達率は、等価直径にほぼ反比例して大きくな
ることから、2つの熱交換流体の伝熱特性が異なる場合
には、一方のプレートの板厚を変えることにより等価直
径が変わり2つの熱交換流体の熱伝達率の差を小さくす
ることができる。これにより、積層式熱交換器の伝熱面
積を小さくすることが可能となる。 (3)プレートa内のスリットを途中で分断する支持部
を設け、その分断部分の熱交換流体の流路をプレートb
内に設置し、プレートcにプレートaとbに形成した流
路を結ぶスリットを設置することにより連続した流路が
形成される。これにより、プレートaのスリット内の支
持部の長さが半減され、スリットのプレス加工による形
成や、組立時の支持部の移動し減少し、信頼性の高い積
層式熱交換器の製造が可能となる。 (4)ヘッダーからスリットへの入口部の流路幅を減少
させることにより、支持部の幅を増大し、支持部の変形
を小さくすることができる。これにより、スリットのプ
レス加工による形成や、組立時の支持部の移動が減少
し、信頼性の高い積層式熱交換器の製造が可能となる。
【0012】
【実施例】
(実施例1)以下に本発明による具体例について詳細に
述べる。
【0013】本実施例は、2つの熱交換流体A、Bのお
のおのの流路となるスリットを形成した平板状プレート
a、bと積層時に前記熱交換流体の隔壁をなすプレート
cをa、c、b、cの順に複数組積層して一体構造をな
す積層式熱交換器において、 (1)前記プレートcに比較して前記プレートaとbを
弾性係数を小さい材料で構成し、さらに、積層方向に積
層部全体を圧縮する機構を備える。 (2)前記プレートa、bを板厚の異なるプレートで構
成する。 (3)熱交換流体Aの流路の一部をプレートbに形成し
プレートcを介して流路を連結する。 (4)前記熱交換流体の流路入口部に流路幅の小さい部
分を形成する。ものである。
【0014】図1は第1の発明による一実施例であり、
積層式熱交換器の構成を示すものである。図1は積層式
熱交換器の内部の構成が説明できるように、一部を切断
して示している。熱交換流体Aはエンドプレート21に
設置された出入口管22よりヘッダー23へ流入する。
ヘッダー23は、各プレート24、25、26を多数積
層することにより形成される空間で、出入口管と流路を
結んでいる。ヘッダー23に流入した熱交換流体Aはプ
レート24に形成されたスリット27に入る。スリット
27には支持部28がある。支持部は積層した際に内部
の圧力を支える部分となる。スリット27を流れた熱交
換流体Aはヘッダー29に集められ、出入口管30より
流出する。一方、熱交換流体Bは、出入口管31よりヘ
ッダー32に流入し、プレート26に形成されたスリッ
ト33に入る。スリット33には支持部34がある。ス
リット33を流れた熱交換流体Bはヘッダー35で集め
られ、出入口管36より流出する。プレート25には、
積層時にヘッダー23、29、32、35を形成するス
リットが設けられている。ここで、プレート24、26
はプレート25に比較して弾性係数の小さい柔らかい材
料を使用している。たとえばプレート24、26として
ポリテトラフロロエチレンなどのフッ素樹脂を用い、プ
レート25としてステンレススチールを用いることが好
ましい。したがって、エンドプレート21と37の両端
に設置した加重板38およびボルト39により、積層式
熱交換器全体を圧縮することにより、プレート24、2
6が変形し、プレート25に密着する。これにより、熱
交換流体A、Bが外部およびA、B間で完全に漏れない
積層式熱交換器を形成することができる。なお、図1に
おいてボルト39は、実際の長さとは異なるため、一部
2点鎖線で示している。
【0015】以上のように本実施例によって、常温で積
層式熱交換器を製造することが可能となり、低コストの
積層式熱交換器が提供される。また、本実施例の積層式
熱交換器では、ボルト39を緩めることにより、流路内
の清掃等が行え、メンテナンスも容易な積層式熱交換器
が可能になる。
【0016】なお、本実施例では、圧縮機構として加重
板38を用いたが、エンドプレート21および37にボ
ルト穴を設置して圧縮機構とした場合でも同様な効果を
得ることができることは言うまでもない。
【0017】(実施例2)図2は第2の発明による一実
施例であり、積層式熱交換器の構成を示すものである。
内部の構成はプレート41とプレート42を除くと、実
施例1と同等であることから同一番号で示すとともに、
説明は省略する。
【0018】プレート41とプレート42の板厚は異な
っている。たとえばプレート42の厚さが0.5〜0.
6mmの場合、プレート41の厚さは約0.25mm程
度のものが一例として挙げられる。本実施例は、プレー
ト41の流路に水を流し、プレート42の流路の凝縮媒
体を流すものである。一般的にこのような流路を用いた
場合、凝縮熱伝達率は水の熱伝達率に比較して大きい。
したがって、積層式熱交換器の伝熱面積の大小は、水の
熱伝達率の影響を受け易くなる。一方、水の熱伝達率は
等価直径にほぼ反比例して変化することから、本実施例
のごとく、凝縮プレート42よりもプレート41の板厚
を小さくすることによって、プレート41内の流路の等
価直径が小さくなり、水の熱伝達率が大きくなる。した
がって、積層式熱交換器の伝熱面積を低減することが可
能になり、低コスト化が可能となる。
【0019】以上のように本実施例によって、低コスト
の積層式熱交換器が提供される。また、本実施例の積層
式熱交換器では、流路パターンを変えることなく板厚だ
けを変化させて最適設計を行えることから、種々の流体
に対して容易に適用できる。
【0020】(実施例3)図3は第3の発明による一実
施例であり、積層式熱交換器を構成するプレートの形状
を示すものである。積層式熱交換器は、プレート51、
52、53、54を多数積層して構成されている。熱交
換流体Aはヘッダー55より流入する。ヘッダー55
は、各プレート51、52、53、54を積層すること
により形成される空間で、出入口部(図示せず)と流路
とを結んでいる。ヘッダー55に流入した熱交換流体A
はプレート51に形成されたスリット56に入る。スリ
ット56には支持部57がある。支持部は積層した際に
内部の圧力を支える部分となる。スリット56を流れた
熱交換流体Aはヘッダー58に集められ、外部へ流出す
る。一方、熱交換流体Bは、ヘッダー59より流入し、
プレート53に形成されたスリット60に入る。スリッ
ト60には支持部61がある。スリット60を流れた熱
交換流体Bはヘッダー62で集められ、外部へ流出す
る。プレート52および54には、積層時にヘッダー5
5、58、59、62を形成するスリットが設けられて
いる。ここで、プレート53のスリット60はプレート
53の中央部63で2つに分けられている。また、プレ
ート51にはスリット64があり、プレート52には2
つのスリット65がある。したがって、積層時には、ス
リット60、64、65が連結され、熱交換流体Aの流
路が形成される。これにより、プレート53の支持部6
1を中央部で63で固定することが可能となり、スリッ
ト60のプレス加工による形成や、組立時の支持部の移
動し減少し、信頼性の高い積層式熱交換器の製造が可能
となる。
【0021】以上のように本実施例によって、信頼性の
高い積層式熱交換器を製造することが可能となり、歩留
まりが改善され低コストの積層式熱交換器が提供され
る。また、本実施例では、中央部のみに適用したが、状
況に応じて適用箇所を増加させることも容易にできる。
【0022】(実施例4)図4は第4の発明による一実
施例であり、積層式熱交換器を構成するプレートの形状
を示すものである。積層式熱交換器は、プレート71、
72、73を多数積層して構成されている。熱交換流体
Aはヘッダー74より流入する。ヘッダー74は、各プ
レートを71、72、73、72の順で積層することに
より形成される空間で、出入口部(図示せず)と流路と
を結んでいる。ヘッダー74に流入した熱交換流体Aは
プレート71に形成されたスリット75に入る。スリッ
ト75には支持部76がある。支持部は積層した際に内
部の圧力を支える部分となる。スリット75を流れた熱
交換流体Aはヘッダー77に集められ、外部へ流出す
る。一方、熱交換流体Bは、ヘッダー78より流入し、
プレート73に形成されたスリット79に入る。スリッ
ト79には支持部80がある。スリット79を流れた熱
交換流体Bはヘッダー81で集められ、外部へ流出す
る。プレート72には、積層時にヘッダー74、77、
78、81を形成するスリットが設けられている。ここ
で、スリット75および79の入り口側の幅は小さくな
っており(たとえば1/2〜1/10)、支持部76お
よび80の幅は大きくなっている。したがって、加工時
の支持部の変形が小さくなる、信頼性の高い積層式熱交
換器の製造が可能となる。また、本実施例により、各熱
交換流体の圧力損失は若干大きくなるが、入り口部の圧
力損失により各流路への分岐が向上され熱交換器の特性
が向上する。
【0023】以上のように本実施例によって、信頼性の
高い積層式熱交換器を製造することが可能となり、歩留
まりが改善され低コストの積層式熱交換器が提供でき
る。
【0024】
【発明の効果】以上説明したとおり、本発明の第1番目
の積層式熱交換器によれば、少なくとも2つの熱交換流
体A、Bのおのおのの流路となるスリットを形成した平
板状プレートa、bと積層時に前記熱交換流体の隔壁を
なすプレートcをa、c、b、cの順に複数組積層して
一体構造をなす積層式熱交換器において、前記プレート
cに比較して前記プレートa、bを弾性係数を小さい材
料で構成し、かつ積層方向に積層部全体を圧縮して固定
する手段を備えたことにより、信頼性の高い積層式熱交
換器を製造することが可能となり、歩留まりが改善され
低コストの積層式熱交換器が実現できる。また本発明の
第2番目の積層式熱交換器によれば、少なくとも2つの
熱交換流体a、bのおのおのの流路となるスリットを形
成した平板状プレートa、bと積層時に前記熱交換流体
の隔壁をなすプレートcをa、c、b、cの順に複数組
積層して一体構造をなす積層式熱交換器において、前記
プレートa、bを厚さの異なるプレートで構成したこと
により、信頼性の高い積層式熱交換器を製造することが
可能となり、歩留まりが改善され低コストの積層式熱交
換器が実現できる。また本発明の第3番目の積層式熱交
換器によれば、少なくとも2つの熱交換流体A、Bのお
のおのの流路となるスリットを形成した平板状プレート
a、bと積層時に前記熱交換流体の隔壁をなすプレート
cをa、c、b、cの順に複数組積層して一体構造をな
す積層式熱交換器において、熱交換流体Aの流路の一部
をプレートbに形成しプレートcを介して流路を連結し
たことことにより、信頼性の高い積層式熱交換器を製造
することが可能となり、歩留まりが改善され低コストの
積層式熱交換器が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の一実施例の積層式熱交換器の構成
図。
【図2】第2の発明の一実施例の積層式熱交換器の構成
図。
【図3】第3の発明の一実施例の積層式熱交換器を構成
するプレートの構成図。
【図4】本発明の別の実施例の積層式熱交換器の構成す
るプレートの構成図。
【図5】従来の積層式熱交換器の構成図。
【符号の説明】
24、25、26、41、42、51、52、53、5
4、71、72、73プレート 27、33、56、60、64、65、75、79 ス
リット 38、34、57、61、76、80 支持部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つの熱交換流体A、Bのお
    のおのの流路となるスリットを形成した平板状プレート
    a、bと積層時に前記熱交換流体の隔壁をなすプレート
    cをa、c、b、cの順に複数組積層して一体構造をな
    す積層式熱交換器において、前記プレートcに比較して
    前記プレートa、bを弾性係数を小さい材料で構成し、
    かつ積層方向に積層部全体を圧縮して固定する手段を備
    えたことを特徴とする積層式熱交換器。
  2. 【請求項2】 少なくとも2つの熱交換流体a、bのお
    のおのの流路となるスリットを形成した平板状プレート
    a、bと積層時に前記熱交換流体の隔壁をなすプレート
    cをa、c、b、cの順に複数組積層して一体構造をな
    す積層式熱交換器において、前記プレートa、bを厚さ
    の異なるプレートで構成したことを特徴とする積層式熱
    交換器。
  3. 【請求項3】 少なくとも2つの熱交換流体A、Bのお
    のおのの流路となるスリットを形成した平板状プレート
    a、bと積層時に前記熱交換流体の隔壁をなすプレート
    cをa、c、b、cの順に複数組積層して一体構造をな
    す積層式熱交換器において、熱交換流体Aの流路の一部
    をプレートbに形成しプレートcを介して流路を連結し
    たことを特徴とする積層式熱交換器。
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