JPH06313173A - スケールの排出手段を有する合成樹脂用の油化装置 - Google Patents

スケールの排出手段を有する合成樹脂用の油化装置

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JPH06313173A
JPH06313173A JP2741292A JP2741292A JPH06313173A JP H06313173 A JPH06313173 A JP H06313173A JP 2741292 A JP2741292 A JP 2741292A JP 2741292 A JP2741292 A JP 2741292A JP H06313173 A JPH06313173 A JP H06313173A
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heating
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 合成樹脂の油化効率を高くする。簡単な構造
で能率よくスケールを排出して連続運転を可能とする。 【構成】 油化装置は、プラスチックを熱分解蒸気とす
る熱分解手段1を、加熱釜5と、この加熱釜5内の合成
樹脂を攪拌する攪拌部材10と、加熱釜5を加熱する加
熱炉6とで構成している。熱分解手段1は、排出筒30
Aと、排出筒30Aの内部でスケールを強制的に排出す
る強制送出部材30Bとを備える排出手段30に連結し
ている。排出手段30は、隙間閉塞部材30Cを備え、
あるいは、ピストン30Dを備える。 【効果】 熱分解手段1を閉塞状態として、スケールを
連続的に排出できる。簡単な構造で能率よく油化でき、
メンテナンスを簡素化できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として廃棄合成樹脂を
加熱釜で加熱して油化する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂は、加熱して熱分解蒸気とした
後、これを冷却して油化できる。それは、加熱によって
合成樹脂分子が分解されて低分子化されるからである。
このことを利用して、廃棄合成樹脂を加熱して油化する
装置が開発されている。たとえば、特公昭61−178
79号公報、特開昭51−22776号公報、特公昭5
2−1949号公報、特開昭60−49086号公報
に、廃棄合成樹脂を油化する装置が記載されている。こ
れ等の公報に記載される油化装置は、廃棄合成樹脂を加
熱して熱分解蒸気とし、ガスを凝縮して油化している。
【0003】さらに、図1と図2とに、現在使用されて
いる廃棄プラスチックの油化装置を示している。この図
に示す装置は、廃棄プラスチックを熱分解するための槽
型反応器を備える。反応器である分解槽31に廃棄プラ
スチックを供給して熱分解する。図1の装置は、廃棄プ
ラスチックを直接に分解槽31に供給して熱分解してい
る。図2の装置は、廃棄プラスチックを溶融槽32で溶
融したのち、分解槽31に供給している。分解槽31で
熱分解された熱分解蒸気成分は、凝縮器3に送られて液
化され、液化された生成油がタンク34に蓄えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の油化
装置は、合成樹脂を連続して油化することができない。
それは、合成樹脂を油化するにしたがって、熱分解手段
にスケールが堆積するので、加熱釜の運転を停止してス
ケールを除去することが理由である。合成樹脂の油化装
置は、全ての合成樹脂を油化することができない。合成
樹脂の一部はカーボンのスケールとなって熱分解手段に
堆積する。また、廃棄合成樹脂と一緒に熱分解手段に供
給された異物もスケールとなって堆積する。スケールの
割合は、供給される合成樹脂の種類や異物の混合率によ
って一定でないが、通常は、10〜30重量%となる。
すなわち、供給する合成樹脂の1/10〜1/3がスケ
ールとなって熱分解手段に堆積する。
【0005】熱分解手段に堆積するスケールは、熱効率
を低下させると共に、熱分解手段の容積を制限し、供給
できる合成樹脂量を少なくする。このため、通常の合成
樹脂の油化装置は、1日に1回熱分解手段を冷却して、
堆積するスケールを排出しているのが実状である。
【0006】このような使用状態は、装置の処理能力を
著しく制限する。また、スケールの除去には著しく手間
がかかる。さらにまた、この作業は著しく重労働で、汚
い作業でもある。更に困ったことに、毎日スケールを除
去する熱分解手段は、油化できる効率が低くなる欠点も
ある。それは、熱分解手段が、最初と最後は、定常状態
に比較して合成樹脂の油化効率が低くなるからである。
【0007】この欠点は、図3と図4に示すように、連
続処理できる油化装置によって解消できる。これ等の図
に示す油化装置は、スクリュー式熱分解器35を備える
もので、この装置は、熱分解器35であるスクリューコ
ンベアで廃棄プラスチックを熱分解する。したがって、
熱分解器35であるスクリューコンベアの供給側に廃棄
プラスチックが送り込まれ、排出側は熱分解蒸気となっ
た油成分を液化するための凝縮器33に連結されてい
る。
【0008】これ等の図に示す装置は、廃棄プラスチッ
クを連続的に処理できるが、加熱に多量の熱を必要とす
るので、高粘度のポリマーを充分に混合するのが難しい
欠点がある。さらに、スクリュウシャフトを内蔵する管
径に制限を受けて、大型化するのが難しい欠点もある。
限られた管径で処理能力を高くするためには、加熱温度
を高くすればよいが、高温にすると合成樹脂のガス成分
と、炭化成分とが多くなって油分回収率が低下する。
【0009】さらに、本発明者は、効率よく廃棄プラス
チックを油化する装置として、図5に示す油化装置を開
発した。この図に示す装置は、攪拌部材10を設けた加
熱釜5に廃棄プラスチックを供給し、加熱釜5で熱分解
して、凝縮器3で液化して油化する。この構造の油化装
置は、種々のプラスチックを混合した廃棄プラスチック
を効率よく油化できる特長がある。しかしながら、この
構造の油化装置も、連続して使用することができず、毎
日、加熱釜を冷却して堆積するカーボンや残渣を除去す
る必要があってメンテナンスに手間がかかる欠点があっ
た。とくに、加熱釜5が閉鎖構造のために、カーボンや
残渣を除去するためには加熱釜を分解する必要があっ
て、カーボン等の除去に手間がかかる欠点があった。さ
らに、大型化するためには、加熱釜を大きくする必要が
あるが、大型の加熱釜は、さらにカーボン等の除去に手
間がかかる欠点がある。この構造の油化装置は、加熱釜
の運転を停止してカーボン等を除去する必要があり、ま
た、加熱釜を大型化することも難しいので、処理能力に
制限を受け、大型化するのが難しい欠点があった。
【0010】本発明のはさらにこの欠点を解決すること
を目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、合
成樹脂の油化効率を高くできると共に、簡単な構造で能
率よくスケールを排出して連続運転が可能である合成樹
脂の油化装置を提供するにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成するために、下記の構成を備えている。 (a) 油化装置は、供給される合成樹脂を加熱するこ
とによって熱分解し、プラスチックを熱分解蒸気とする
熱分解手段1を備えている。 (b) 熱分解手段1は、廃棄プラスチックを加熱する
加熱釜5と、この加熱釜5内の合成樹脂を攪拌する攪拌
部材10と、加熱釜5を加熱する加熱炉6とを備えてい
る。 (c) 熱分解手段1には、外部と遮断して合成樹脂を
供給できる供給手段2を連結している。 (d) 熱分解手段1は、スケールの排出手段30を連
結している。 (e) 排出手段30は、排出筒30Aと、この排出筒
30Aの内部でスケールを強制的に排出する強制送出部
材30Bとを備えている。 (f) 排出筒30Aは、供給側を加熱釜5の内部に、
排出側を加熱釜5の外部に延長している。 (g) 排出筒30Aは、加熱釜5の底面よりも上方に
位置して配設される。 (h) 排出筒30Aの排出側には、排出されるスケー
ルで閉塞する隙間閉塞部材30Cを備えている。 (i) 加熱釜5の底部に堆積するスケールは、攪拌部
材10で攪拌されて排出筒30Aの供給側に移送され、
強制送出部材30Bでもって排出されるように構成され
ている。
【0012】さらまた、本発明の油化装置は、強制送出
部材30Bとしてピストン30Dが使用できる。ピスト
ン30Dを備える排出手段30は、ピストン30Dで排
出筒30Aを閉塞できるので、必ずしも隙間閉塞部材3
0Cを必要としない。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。ただし、以下に示す実施例は、本発明の技術思想
を具体化する為の装置を例示すものであって、本発明の
装置は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の構
造に特定するものでない。本発明の装置は、特許請求の
範囲に於て、種々の変更を加えることができる。
【0014】更に、この明細書は、特許請求の範囲を理
解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲」、および「課題を解決する為の
手段の欄」に示される部材に付記している。ただし、特
許請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定す
るものでは決してない。
【0015】図6と図7とに示す廃棄プラスチックの処
理装置は、熱分解手段1と、排出手段30と、触媒部材
14と、凝縮器3と、供給手段2と、生成油タンク21
とを備えている。
【0016】熱分解手段1は、スクリューコンベア4を
介して直列に接続されたふたつの加熱釜5と、加熱釜5
の排出側に連結された排出手段30と、加熱釜5に供給
された廃棄プラスチックを攪拌する攪拌部材10と、加
熱釜5を加熱する加熱炉6とを備えている。
【0017】加熱釜5は、釜本体5Aと蓋板5Bとで構
成されている。加熱釜5は、全体をステンレス製として
いる。ステンレス製の加熱釜5は、合成樹脂を低分子に
分解する触媒の作用がある。釜本体5Aは上方を開口し
て、開口部を蓋板5Bで閉塞している。釜本体5Aは、
水平断面が円形をしている。すなわち、釜本体5Aは攪
拌部材10の外周を内面に接近でき、攪拌部材10でも
って、釜本体5Aの内面に異物が付着するのを防止する
ために、湾曲した底板で底面を閉塞した円筒状に形成さ
れている。
【0018】釜本体5Aは、これを水平に貫通してスク
リューコンベア4を連結している。スクリューコンベア
4は、移送筒4Aと、移送筒4Aと同軸に配設されたス
クリュウシャフト4Bと、スクリュウシャフト4Bを回
転させる駆動モーターとを備えている。スクリューコン
ベア4の移送筒4Aとスクリュウシャフト4Bとは廃棄
プラスチックをより効率よく熱分解できるようにステン
レス製としている。
【0019】図に示す油化装置は、ふたつの加熱釜5に
溶融プラスチックを移送するスクリューコンベア4の先
端部分を、加熱釜5からスケールを排出するための排出
手段30に併用している。すなわちスクリューコンベア
の先端を排出手段30としている。
【0020】スクリューコンベア4の移送筒4Aは円筒
状で、図6に示すように、釜本体5Aの上下の中央部分
を水平に貫通して連結している。移送筒4Aは、供給手
段2と釜本体5Aとの間、および、釜本体5Aと釜本体
5Aとの間に直線状に配設されている。
【0021】さらに移送筒4Aの前方には排出手段30
の排出筒30Aを配設している。釜本体5Aを連結する
移送筒4Aと排出筒30Aの上下位置は、釜本体5Aで
攪拌されるプラスチック量を決定する。移送筒4Aと排
出筒30Aを釜本体5Aの底部に連結すると、釜本体5
Aで攪拌されるプラスチック量が少なくなる。反対に移
送筒4Aと排出筒30Aとを釜本体5Aの上部に連結す
ると、釜本体5Aで攪拌されるプラスチック量が多くな
る。それは、釜本体5Aの内部で攪拌されて、移送筒4
Aと排出筒30Aの高さまで上昇されたプラスチック
は、移送筒4A内のスクリュウシャフト4Bで移送され
るからである。移送筒4Aと排出筒30Aとを釜本体5
Aに連結する位置は、釜本体5Aが所定量のプラスチッ
クを収納して攪拌し、ここで熱分解できる時間となるよ
うに調整される。単位時間当りの廃棄プラスチック量が
多い場合、移送筒4Aを釜本体5Aの上部に連結して、
プラスチックが釜本体5Aに停滞する時間を長くするこ
とができる。
【0022】スクリュウシャフト4Bは、これが回転す
ることによってプラスチックを移送できるように、螺旋
状のフィンを固定している。フィンは、移送筒4Aの内
部と排出手段30との内部に位置する部分とに設けられ
ている。供給手段2に連結された移送筒4A内のフィン
は、供給手段2から送り込まれる廃棄プラスチックを釜
本体5Aに移送する。釜本体5Aの間のスクリュウシャ
フト4Bに固定されたフィンは、最初の釜本体5Aか
ら、次に連結された釜本体5Aに溶融状態のプラスチッ
クを移送する。このプラスチックは、釜本体5Aで一部
のプラスチックが熱分解して除去されたものである。
【0023】さらに、釜本体5Aの排出側から排出手段
30に連結されたスクリュウシャフト4Bの先端部分
は、釜本体5Aで熱分解されたプラスチックを排出手段
30に移送する。排出筒30Aに延長されたスクリュウ
シャフトは強制送出部材30Bを構成し、このスクリュ
ウシャフトでもって、スケールを排出する。ところで、
排出筒30Aの外部を加熱すると、この部分でも廃棄プ
ラスチックを熱分解するとができ、また、スケールを排
出しやすくできる特長がある。
【0024】図6と図7に示す油化装置は、スクリュー
コンベア4の移送筒4Aの先端を、排出手段30の排出
筒30Aに兼用してこれを加熱している。排出筒30A
に兼用された移送筒4Aは、内部に強制送出部材30B
であるスクリュウシャフトが配設されて、ここでプラス
チックを熱分解して、熱分解蒸気を分離する。したがっ
て、図6と図7とに示す装置は、3つの部分で順番に廃
棄プラスチックを熱分解蒸気として分離し、残りの残渣
を排出手段30の先端から排出する。すなわち廃棄プラ
スチックは、最初の釜本体5Aで一部が熱分解蒸気とし
て分離され、さらに、次段の釜本体5Aで熱分解蒸気と
して分離され、さらに残りのプラスチックから熱分解蒸
気を分離して、最後に残った残渣を排出手段30から排
出する。このように順番に廃棄プラスチックを熱分解蒸
気として分離するために、最初の釜本体5Aと、次の釜
本体5Aと、排出手段30とはプラスチックの加熱温度
を次第に高く設定している。釜本体5Aと排出手段30
の温度は、熱分解する廃棄プラスチックの種類によって
最適値に設定されるが、好ましくは、300〜700℃
の範囲に調整される。
【0025】排出手段30の排出筒30Aの先端は、開
口端に向かって次第に細くなるテーパー状に絞ってい
る。先端を細く絞ることによって、排出するスケールに
よって排出筒30Aの先端を確実に閉塞することができ
る。排出筒30Aの先端を排出する残渣で閉塞すること
によって、熱分解蒸気がここから漏れるのを防止する。
また、加熱釜5を閉鎖構造として、熱分解蒸気を簡単に
凝縮器3に圧送できる特長がある。
【0026】図6に示す油化装置は、排出筒30Aの先
端を、排出される残渣でもってさらに完全に閉塞するた
めに、隙間閉塞部材30Cを配設している。隙間閉塞部
材30Cは円錐状で、排出筒30Aの開口端と同心に配
設されている。さらに、隙間閉塞部材30Cは、排出筒
30Aの中心軸方向に移動でき、また、回転できるよう
に軸受を介してフレームに連結されている。隙間閉塞部
材30Cを排出筒30Aの開口端に接近させると、排出
筒30Aの開口部隙間は狭くなる。反対に、隙間閉塞部
材30Cを排出筒30Aから離すと、排出筒30Aの開
口隙間が広くなる。隙間閉塞部材30Cの軸方向の位置
は、排出される残渣で排出筒30Aの開口端を閉塞でき
る位置に調整される。したがって、残渣の排出量が多い
場合は、隙間閉塞部材30Cを排出筒30Aの開口端か
ら離し、残渣の排出量が少なくなると、排出筒30Aの
開口端に接近する。
【0027】隙間閉塞部材30Cの軸方向の位置は、加
熱釜5の内部圧力を検出して自動制御することができ
る。この場合、加熱釜5の内圧が設定値よりも低下する
と、隙間閉塞部材30Cを排出筒30Aの開口端に接近
し、加熱釜5の内圧が上昇すると、排出筒30Aの先端
から離すように移動させる。排出筒30Aの先端を排出
する残渣で閉塞できない状態になると、加熱釜5の圧力
が低下し、排出筒30Aが隙間閉塞部材30Cで完全に
閉塞されると、加熱釜5の内圧が上昇するからである。
【0028】排出筒30Aの排出端を残渣で完全に閉塞
しても、加熱釜5と排出手段30の内圧は異常に上昇す
ることはない。それは、加熱釜5と排出手段30とが凝
縮器3を介して大気に開放されているからである。した
がって、隙間閉塞部材30Cの位置を、加熱釜5と排出
手段30の内圧で自動制御する場合、排出筒30Aの先
端を閉塞したときに上昇する最大内圧よりも多少低い圧
力に設定し、加熱釜5と排出手段30とがこの設定圧に
なるように、隙間閉塞部材30Cの位置を調整する。
【0029】図6に示す隙間閉塞部材30Cは、外周に
歯車を固定し、この歯車をモーター(図示せず)で回転
する。回転する隙間閉塞部材30Cは、スムーズに、し
かも詰まらないように、残渣を排出できる特長がある。
回転させる隙間閉塞部材30Cは、スクリュウシャフト
4Bと同じ方向に、あるいは、逆に回転する。
【0030】本発明の排出手段30の構造を図6と図7
とに示すスクリューコンベア4に特定しない。排出手段
30は、図8に示すように、排出筒30Aの内部にピス
トン30Dを内蔵したものも使用できる。この排出手段
30は、排出筒30Aの内部に、いずれかが排出筒30
Aの内部にあるふたつのピストン30Dをコンロッド3
0Eに連結している。コンロッド30Eは、ピストン3
0Dを駆動する油圧シリンダー(図示せず)に連結され
る。
【0031】この構造の排出手段30は次のように運転
して、スケールを排出する。 図の実線位置にピストン30Dを待機させる。この
状態において、後端のピストン30Dが排出筒30Aを
閉塞する。 この状態でスクリューコンベア4を駆動して、ピス
トン30Dと排出筒30Aとの間にスケールを充填す
る。 油圧シリンダーを駆動して、ピストン30Dを鎖線
位置に移動させる。このとき、先端のピストン30Dが
排出筒30Aを閉塞してスケールを排出する。油圧シリ
ンダーは、先端のピストン30Dを排出筒30Aの先端
部に移動させる。ただ、先端のピストン30Dは、排出
筒30Aから外部に引き出されることはなく、排出筒3
0Aは閉塞状態に保持される。 スケールを排出した後、ピストン30Dを実線位置
に復帰させて、先端のピストン30Dと、排出筒30A
との間にスケールを供給する。
【0032】このように、〜の工程を繰り返してス
ケールを排出する。先端のピストン30Dを往復運動さ
せるときに、一時的にスクリュウシャフト4Bの回転を
停止すると、ピストン30Dを鎖線位置から実線位置に
無理なく復帰できる。それは先端のピストン30Dが、
スクリュウシャフト4Bの先端に向かって移動するとき
に、スクリュウシャフト4Bに移送されたスケールが邪
魔になって、ピストン30Dの移動を阻害しないからで
ある。この構造の排出手段30は、常時、ピストン30
Dで排出筒30Aを閉塞するので、隙間閉塞部材30C
を使用しないで排出筒30Aの開口端を閉塞できる特長
がある。
【0033】釜本体5Aは上面を蓋板5Bで閉塞してい
る。蓋板5Bは、これを貫通して、熱分解蒸気の排出口
8を開口している。排出口8にはガス移送管13を連結
している。ガス移送管13は、触媒部材14を介して凝
縮器3に連結されている。
【0034】加熱釜5に設けた攪拌部材10は、回転軸
10Aと、羽根10Bと、駆動モーター10Dとを備え
ている。回転軸10Aは、加熱釜5の蓋板5Bの中心
を、上下に、しかも、気密に貫通して回転自在に支承さ
れている。回転軸10Aの下端に羽根10Bを固定して
いる。
【0035】羽根10Bは、回転軸10Aに放射状に固
定されている。羽根10Bは、加熱釜5と同様にステン
レスで作られている。羽根10Bは、外周縁が加熱釜5
の内面に接近する形状をしている。羽根10Bの外周縁
と加熱釜5の内面との隙間は1〜100mm、好ましくは
3〜50mmの範囲に調整される。さらに、羽根は、釜本
体5Aに供給されたプラスチックを攪拌して熱分解させ
た後、これを移送筒4Aに押し上げる働きをする。釜本
体5Aで熱分解蒸気を分離したプラスチックを効果的に
移送筒4Aに送り出すために、羽根は、釜本体5Aに連
結される移送筒4Aの下面よりも上方まで延長されてい
る。
【0036】加熱釜5は、廃棄プラスチックを加熱して
能率よく油化できるように、ゼオライトや金属触媒等を
内蔵させる。金属触媒には、ニッケルやステンレスを使
用する。回転軸10Aや羽根10Bを金属触媒であるニ
ッケルやステンレス製とすることも可能である。
【0037】加熱炉6は、バーナー16を備えている。
バーナー16は、廃棄プラスチックを油化した油を燃焼
して釜本体5Aを加熱する。したがって、余分な燃料を
必要としない。
【0038】触媒部材14の構造を図10と図11とに
示している。この触媒部材14は、円筒状のケーシング
17と、このケーシング17に収納された板状の触媒1
8とで構成されている。
【0039】ケーシング17は、ガス移送管13から供
給された熱分解蒸気が外部に漏れないように、気密に密
閉されている。ケーシング17は、加熱釜5を加熱した
排熱で加熱される。したがって、ケーシング17は、加
熱炉6の排気煙道19を貫通して固定されている。ケー
シング17の両端は排気煙道19から突出している。ケ
ーシング17の突出する両端にはフランジが設けられて
いる。フランジには、開閉蓋20がネジで気密に固定さ
れている。ネジを外して開閉蓋20を除去してケーシン
グ17を開口することができる。
【0040】ケーシング17には、熱分解蒸気の流入口
と、排出口とが互いに反対側に開口されている。流入口
は底部に、排出口は上部に開口されている。
【0041】図6に示す装置は、3つの触媒部材14を
直列に接続している。触媒部材14は、排気煙道19に
上下に並べて配設されている。加熱釜5で発生した熱分
解蒸気は、下段の触媒部材14から順番に上段の触媒部
材14に移送される。したがって、最下段の触媒部材1
4が加熱釜5に連結され、上段の触媒部材14は凝縮器
3に連結されている。中間の触媒部材14は、下段と上
段の触媒部材14に直列に接続されている。
【0042】各段の触媒部材14は、流入口が底部に、
排出口が上部に開口されて、互いに直列に接続されてい
る。この触媒部材14を連結すると、加熱釜5から送ら
れて来る熱分解蒸気を有効に乾留してスムーズに排出で
き、また、触媒部材14内で液化した成分を再加熱で
き、これがガス移送管13に詰まるのを防止できる。そ
れは、触媒部材14内で次のように熱分解蒸気が流動す
るからである。
【0043】 加熱釜5から触媒部材14に流入した
熱分解蒸気は、触媒18に接触して低分子に分解され
る。 触媒部材14の両端は排気煙道19の外部に突出
し、中間は排気煙道19内に位置するので、内部に供給
された熱分解蒸気は対流して攪拌される。それは、供給
された熱分解蒸気が、ケーシング17の両端部分で冷却
され、中間で加熱されることが理由である。 攪拌される熱分解蒸気は、効果的に触媒18に接触
して低分子に分解されるが、一部は熱分解蒸気の状態か
ら液体の状態となる。 低分子に分解された熱分解蒸気は、最上段の触媒部
材14の排出口から次の工程に移送される。 内部で液状になった成分は、再びケーシング17の
中間で加熱されてガス化され、上部の排出口から送り出
される。 加熱してもガス化できない液体成分は、逆流して下
段の触媒部材14に送り込まれる。 直列に連結された触媒部材14の内部温度は、下段
のものが高くなる。 ちなみに、本発明者が試作した装置は、最下段の触媒部
材14の内部温度が約360℃、中間の触媒部材14は
330℃、上段触媒部材14は290℃となった。
【0044】このため、上段の触媒部材14で液化した
成分は、下段の触媒部材14に逆流して、より高い温度
に加熱されて再びガス化される。再びガス化した成分
は、触媒部材14内部の触媒18に接触しながら、上段
に移送され、ガスの状態で凝縮器3に移送される。した
がって、この構造の触媒部材14は、加熱釜5から供給
された熱分解蒸気をもっとも有効に乾留して凝縮器3に
移送できる。
【0045】触媒部材14の内部には、板状の触媒18
を収納している。板状の触媒18は隙間を熱分解蒸気が
通過できるように、例えば、数mm〜数cm離されて積層さ
れている。触媒18は、簡単に積層できるように、両側
が折曲されて溝型に加工されている。この形状の触媒1
8は、単にケーシング17に収納して積層できる特長が
ある。また、熱分解蒸気との接触面積を大きくして、効
率よく乾留できる特長がある。
【0046】触媒は、図示しないが、板状でなく筒状、
あるいは、棒状とすることも可能である。また、触媒
は、金属を繊維状、あるいは、粒状に加工し、繊維や粒
の間に隙間ができる状態でケーシングに収納することも
可能である。
【0047】凝縮器3は、触媒部材14から送られて来
る熱分解蒸気を冷却して油に液化させる。凝縮器3は液
化した油を蓄える油化タンク21に連結されている。
【0048】図8に示す供給手段2は、加熱釜5に合成
樹脂を送り込む供給筒22と、この供給筒22に設けら
れて、空気を遮断して廃棄プラスチックを送り込む複数
のガス遮断弁9と、ガス遮断弁9の開閉状態を制御する
ための制御部材23とを備えている。
【0049】供給筒22は、廃棄プラスチックを落下さ
せて熱分解手段1に供給できるように、垂直に、加熱釜
5の蓋板5Bに開口された搬入口7に連結されている。
供給筒22は、3段直列にガス遮断弁9を連結してい
る。ガス遮断弁9は、空気を遮断して廃棄プラスチック
を供給できる全ての構造の弁が使用できる。図8に示す
装置のガス遮断弁は、最上段のゲートバルブ9Aと、そ
の下方に2段直列に設けた回転弁9Bとで構成されてい
る。供給筒22は、ゲートバルブ9Aと上段の回転弁9
Bとの間に供給室24を設けている。下2段の回転弁9
Bの間に一時貯溜室25を設けている。
【0050】ゲートバルブ9Aは、供給筒22に対して
水平方向に移動する開閉板9aと、この開閉板9aを移
動させる直動シリンダー9bとを備えている。開閉板9
aは供給筒22を横に貫通して移動自在に設けられてい
る。図において、開閉板9aは、右に移動されると供給
筒22を閉塞し、左に移動されると、開弁される。
【0051】回転弁9Bは、弁座26と、弁体27と、
これを回転させる減速モーター28とを備えている。弁
座26は供給筒22に固定されている。弁体27は、回
転軸29に固定されている。回転軸29は、供給筒22
を気密に貫通して、軸受けを介して供給筒22に取り付
けられている。弁体27は、図8に示すように、上方に
回転されると、弁座26に密着して閉弁する。弁体27
が、図に示す位置から90度回転されると開弁される。
弁座は、上方に回転弁が回転すると密着する形状に作ら
れている。この図に示すように、ガス遮断弁9として、
ゲートバルブと2段の回転弁とを設けた装置は、加熱釜
5をより確実に遮断して、廃棄プラスチックを供給でき
る。
【0052】ガス遮断弁9を開閉する制御部材23は、
いかなる状態においても加熱釜5を大気中に開口しない
ように、ゲートバルブ9Aと、回転弁9Bのいずれかひ
とつを開弁して、供給筒22に供給された廃棄プラスチ
ックを加熱釜5に供給する。ゲートバルブ9Aが開弁さ
れると、供給室24には廃棄プラスチックが供給され
る。上方の回転弁9Bが開弁されると、供給室24から
一時貯溜室25に廃棄プラスチックが供給される。下方
の回転弁9Bを開弁すると、一時貯溜室25から熱分解
手段1に廃棄プラスチックが供給される。
【0053】
【発明の効果】本発明のスケールの排出手段を有する合
成樹脂用の油化装置は、加熱釜に供給された廃棄プラス
チックを、熱分解して熱分解蒸気とし、残りのスケール
を、攪拌部材で攪拌して排出手段の排出筒に送り込み、
ここから強制送出部材やピストンでもって外部に排出し
ている。強制送出部材で排出される排出筒の先端には隙
間閉塞部材を設け、排出されるスケールと隙間閉塞部材
とで排出筒の開口端を閉塞している。このため、本発明
の油化装置は、加熱釜を開くことなく、熱分解されて残
渣となったスケールを排出手段でもって効率よく排出で
きる特長がある。したがって、熱分解手段を連続的に運
転することが可能で、廃棄プラスチックを能率よく、し
かも、極めて簡単なメンテナンスで油化できる特長があ
る。
【0054】さらにまた、本発明の油化装置は、排出手
段でって加熱釜を閉塞状態でスケールを排出できるの
で、この部分から熱分解蒸気が漏れることがなく、油分
回収率を高くして能率よく油化できる特長がある。さら
にまた、排出手段の隙間閉塞部材あるいはピストンで排
出筒を閉塞状態に保持してスケールを排出するので、こ
の部分の構造を簡素化して、スケールを連続的に排出で
きる特長も実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の廃棄プラスチックの油化装置の一例を示
すブロック図
【図2】従来の廃棄プラスチックの油化装置の一例を示
すブロック図
【図3】従来の廃棄プラスチックの油化装置の一例を示
すブロック図
【図4】従来の廃棄プラスチックの油化装置の一例を示
すブロック図
【図5】従来の廃棄プラスチックの油化装置の一例を示
すブロック図
【図6】本発明の一実施例を示す油化装置の断面図
【図7】図6に示す油化装置の平面図
【図8】供給手段の一例を示す断面図
【図9】本発明の他の実施例を示す排出手段を示す断面
【図10】触媒手段の一例を示す断面図
【図11】図10に示す触媒手段の断面図
【符号の説明】
1…熱分解手段 2…供給手段 3…凝縮器 4…スクリューコンベア 4A…移送筒 4B…スクリュウシャフト 4C…隙
間閉塞部材 5…加熱釜 5A…釜本体 5B…蓋板
5C…排出釜 6…加熱炉 7…搬入口 8…排出口 9…ガス遮断弁 9a…開閉板 9b…
直動シリンダ 9A…ゲートバルブ 9B…回転弁 10…攪伴部材 10A…回転軸 10B…
羽根 10C…ガス攪伴羽根 10D…駆動モーター 11…フィン 12…放熱フィン 13…ガス移送管 14…触媒部材 15…断熱材 16…バーナー 17…ケーシング 18…触媒 19…排気煙道 20…開閉蓋 21…油タンク 22…供給筒 23…制御部材 24…供給室 25…一時貯溜室 26…弁座 27…弁体 28…減速モーター 29…回転軸 30…排出手段 30A…排出筒 30B…強制送出部材 3
0C…隙間閉塞部材 30D…ピストン 30E…コンロッド 31…分解槽 32…溶融槽 33…凝縮器 34…タンク 35…スクリュー式熱分解器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記の(a)から(i)の全ての構成を
    有するスケールの排出手段を有する合成樹脂用の油化装
    置。 (a) 油化装置は、供給される合成樹脂を加熱するこ
    とによって熱分解して熱分解蒸気とする熱分解手段(1)
    を備えている。 (b) 熱分解手段(1)は、加熱釜(5)と、この加熱釜
    (5)内の合成樹脂を攪拌する攪拌部材(10)と、加熱釜(5)
    を加熱する加熱炉(6)とを備えている。 (c) 熱分解手段(1)には、外部と遮断して合成樹脂
    を供給できる供給手段(2)を連結している。 (d) 熱分解手段(1)は、スケールの排出手段(30)を
    連結している。 (e) 排出手段(30)は、排出筒(30A)と、この排出筒
    (30A)の内部でスケールを強制的に排出する強制送出部
    材(30B)とを備えている。 (f) 排出筒(30A)は、供給側を加熱釜(5)の内部に、
    排出側を加熱釜(5)の外部に延長している。 (g) 排出筒(30A)は、加熱釜(5)の底面よりも上方に
    位置して配設される。 (h) 排出筒(30A)の排出側には、排出されるスケー
    ルで閉塞する隙間閉塞部材(30C)を備えている。 (i) 加熱釜(5)の底部に堆積するスケールは、攪拌
    部材(10)で攪拌されて排出筒(30A)の供給側に移送さ
    れ、強制送出部材(30B)でもって排出されるように構成
    されている。
  2. 【請求項2】 下記の(a)から(j)の全ての構成を
    有するスケールの排出手段を有する合成樹脂用の油化装
    置。 (a) 油化装置は、供給される合成樹脂を加熱するこ
    とによって熱分解して熱分解蒸気とする熱分解手段(1)
    を備えている。 (b) 熱分解手段(1)は、加熱釜(5)と、この加熱釜
    (5)内の合成樹脂を攪拌する攪拌部材(10)と、加熱釜(5)
    を加熱する加熱炉(6)とを備えている。 (c) 加熱釜(5)は閉鎖構造である。 (d) 閉鎖された加熱釜(5)は、閉鎖状態で合成樹脂
    を供給できる供給手段(2)を連結している。 (e) 閉鎖された加熱釜(5)は、スケールの排出手段
    (30)を連結している。 (f) 排出手段(30)は、排出筒(30A)と、この排出筒
    (30A)の内部で往復運動してスケールを排出するピスト
    ン(30D)とを備えている。 (g) ピストン(30D)は、排出筒(30A)内に往復運動自
    在に配設され、駆動手段に連結されている。 (h) 排出筒(30A)は、一端を加熱釜(5)の内部に、他
    端を加熱釜の外部に延長している。 (i) 排出筒(30A)は、加熱釜(5)の底面から上方に位
    置して配設される。 (j) 加熱釜(5)に供給された合成樹脂のスケール
    は、攪拌部材(10)で攪拌されて排出筒(30A)に送り出さ
    れ、排出筒(30A)のスケールがピストン(30D)でもって加
    熱釜(5)を閉塞する状態に排出されるように構成されて
    いる。
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