JP2750792B2 - スケールの排出手段を有する合成樹脂用の油化装置 - Google Patents

スケールの排出手段を有する合成樹脂用の油化装置

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JP2750792B2 JP2741292A JP2741292A JP2750792B2 JP 2750792 B2 JP2750792 B2 JP 2750792B2 JP 2741292 A JP2741292 A JP 2741292A JP 2741292 A JP2741292 A JP 2741292A JP 2750792 B2 JP2750792 B2 JP 2750792B2
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  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
  • Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として廃棄合成樹脂
を加熱釜で加熱して油化する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂は、加熱して熱分解蒸気とし、
これを冷却して油化できる。それは、加熱によって合成
樹脂分子が分解されて低分子化されるからである。この
ことを利用して、廃棄合成樹脂を加熱して油化する装置
が開発されている。えば、特公昭61−17879号
公報、特開昭51−22776号公報、特公昭52−1
949号公報、特開昭60−49086号公報に、廃棄
合成樹脂を油化する装置が記載されている。これ等の公
報に記載される油化装置は、廃棄合成樹脂を加熱して熱
分解蒸気とし、ガスを凝縮して油化している。
【0003】さらに、図1と図2とに、現在使用されて
いる廃棄プラスチックの油化装置を示している。この図
に示す装置は、廃棄プラスチックを熱分解するための槽
型反応器を備える。反応器である分解槽31に廃棄プラ
スチックを供給して熱分解する。図1の装置は、廃棄プ
ラスチックを直接に分解槽31に供給して熱分解してい
る。図2の装置は、廃棄プラスチックを溶融槽32で溶
融したのち、分解槽31に供給している。分解槽31で
熱分解された熱分解蒸気成分は、凝縮器33に送られて
液化され、液化された生成油がタンク34に蓄えられ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような構造の油化
装置は、合成樹脂を連続して油化することができない。
それは、合成樹脂を油化するにしたがって、熱分解手段
にスケールが堆積するので、加熱釜の運転を停止してス
ケールを除去することが理由である。合成樹脂の油化装
置は、全ての合成樹脂を油化することができない。合成
樹脂の一部はカーボンのスケールとなって熱分解手段に
堆積する。また、廃棄合成樹脂と一緒に熱分解手段に供
給された異物もスケールとなって堆積する。スケールの
割合は、供給される合成樹脂の種類や異物の混合率によ
って一定でないが、通常は、10〜30重量%となる。
すなわち、供給する合成樹脂の1/10〜1/3がスケ
ールとなって熱分解手段に堆積する。
【0005】熱分解手段に堆積するスケールは、熱効率
を低下させると共に、熱分解手段の容積を制限し、供給
できる合成樹脂量を少なくする。このため、通常の合成
樹脂の油化装置は、1日に1回熱分解手段を冷却して、
堆積するスケールを排出しているのが実状である。
【0006】このような使用状態は、装置の処理能力を
著しく制限する。また、スケールの除去には著しく手間
がかかる。さらにまた、この作業は著しく重労働で、汚
い作業でもある。更に困ったことに、毎日スケールを除
去する熱分解手段は、油化できる効率が低くなる欠点も
ある。それは、熱分解手段が、最初と最後は、定常状態
に比較して合成樹脂の油化効率が低くなるからである。
【0007】この欠点は、図3と図4に示すように、連
続処理できる油化装置によって解消できる。これ等の図
に示す油化装置は、スクリュー式熱分解器35を備える
もので、この装置は、熱分解器35であるスクリューコ
ンベアで廃棄プラスチックを熱分解する。したがって、
熱分解器35であるスクリューコンベアの供給側に廃棄
プラスチックが送り込まれ、排出側は熱分解蒸気となっ
た油成分を液化するための凝縮器33に連結されてい
る。
【0008】これ等の図に示す装置は、廃棄プラスチッ
クを連続的に処理できるが、加熱に多量の熱を必要と
し、高粘度のポリマーを充分に混合するのが難しい欠点
がある。さらに、スクリュウシャフトを内蔵する管径に
制限を受けて、大型化するのが難しい欠点もある。限ら
れた管径で処理能力を高くするためには、加熱温度を高
くすればよいが、高温にすると合成樹脂のガス成分と、
炭化成分とが多くなって油分回収率が低下する。
【0009】さらに、特開昭50−146680号公報
に、加熱釜の底面にスクリューコンベアを連結している
油化装置が記載されている。この公報に記載される油化
装置は、加熱釜で廃棄合成樹脂を加熱しながら、底に堆
積するスケールをスクリューコンベアで連続して排出で
きる。しかしながら、この構造の油化装置は、加熱釜の
底にスクリューコンベアを連結しているので、スケール
と一緒に、スクリューコンベアで溶融した合成樹脂が流
出される欠点がある。このため、油化された合成樹脂を
有効に油化することが難しい欠点がある。溶融された合
成樹脂が排出されないように、スクリューコンベアの排
出量を少なくすると、加熱釜にできる全てのスケールを
排出できなくなる。このため、使用時間が経過するにし
たがって 、加熱釜にスケールが堆積する欠点がある。
【0010】さらにまた、特開昭51−108003号
公報には、廃棄合成樹脂を連続して油化できる装置が記
載される。この公報の装置は、スクリューコンベアで廃
棄プラスチックを熱分解するので、図3と図4に示す装
置と同じように、廃棄合成樹脂の加熱に多量の熱を必要
とし、高粘度のポリマーを充分に混合するのが難しく、
さらに、スクリュウシャフトを内蔵する管径に制限を受
けて、大型化するのが難しい欠点がある。
【0011】本発明者は、効率よく廃棄プラスチックを
油化する装置として、図5に示す油化装置を開発した。
この図に示す装置は、攪拌羽根10を設けた加熱釜5に
廃棄プラスチックを供給し、加熱釜5で熱分解して、凝
縮器3で液化して油化する。この構造の油化装置は、種
々のプラスチックを混合した廃棄プラスチックを効率よ
く油化できる特長がある。しかしながら、この構造の油
化装置も、連続して使用することができず、毎日、加熱
釜を冷却して堆積するカーボンや残渣等のスケールを除
去する必要があってメンテナンスに手間がかかる欠点が
あった。とくに、加熱釜5が閉鎖構造のために、カーボ
ンや残渣を除去するためには加熱釜を分解する必要があ
って、カーボン等の除去に手間がかかる欠点があった。
さらに、大型化するためには、加熱釜を大きくする必要
があるが、大型の加熱釜は、さらにカーボン等の除去に
手間がかかる欠点がある。この構造の油化装置は、加熱
釜の運転を停止してカーボン等を除去する必要があり、
また、加熱釜を大型化することも難しいので、処理能力
に制限を受け、大型化するのが難しい欠点があった。
【0012】本発明はさらにこの欠点を解決することを
目的に開発されたもので、本発明の重要な目的は、合成
樹脂の油化効率を高くできると共に、簡単な構造で能率
よくスケールを排出して連続運転が可能である合成樹脂
の油化装置を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は前述の目的を達
成するために、下記の構成を備えている。油化装置は、
加熱炉6と、この加熱炉6に加熱されて供給される廃棄
プラスチックを加熱してガス化させる加熱釜5と、加熱
釜5に供給された廃棄プラスチックを攪拌する攪拌羽根
10と、ガス化されて加熱釜5から送り出されるガス体
を冷却して油化する凝縮器3と、加熱釜5に連結され
て、加熱釜5からをスケールを外部に排出する排出コン
ベア30と備える。
【0014】さらに、本発明の油化装置は、排出コンベ
ア30を排出筒30Aとスクリュウシャフト30Bとで
構成している。排出筒30Aは、供給側を加熱釜5の内
部で底面よりも上方に、排出側を加熱釜5の外部に開口
している。スクリュウシャフト30Bは、排出筒30A
の内部でスケールを強制的に排出する。排出筒30Aの
排出側には、開口面積を調整してここから排出されるス
ケールで排出筒30Aの開口部を閉塞する隙間閉塞蓋3
0Cを設けている。隙間閉塞蓋30Cが排出筒30Aの
開口面積を調整し、ここから排出されるスケールで開口
部を閉塞状態に保持して連続的にスケールを排出しなが
ら、廃棄プラスチックを油化するように構成している。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。し、以下に示す実施例は、本発明の技術思想を
具体化する為の装置を例示すものであって、本発明の装
置は、構成部品の材質、形状、構造、配置を下記の構造
に特定するものでない。本発明の装置は、特許請求の範
囲に於て、種々の変更を加えることができる。
【0016】更に、この明細書は、特許請求の範囲を理
解し易いように、実施例に示される部材に対応する番号
を、「特許請求の範囲」、および「課題を解決する為の
手段の欄」に示される部材に付記している。ただ、特許
請求の範囲に示される部材を、実施例の部材に特定する
ものでは決してない。
【0017】図6と図7とに示す廃棄プラスチックの処
理装置は、熱分解手段1と、排出コンベア30と、触媒
部材14と、凝縮器3と、供給手段2と、油タンク21
とを備えている。
【0018】熱分解手段1は、スクリューコンベア4を
介して直列に接続されたふたつの加熱釜5と、加熱釜5
の排出側に連結された排出コンベア30と、加熱釜5に
供給された廃棄プラスチックを攪拌する攪拌羽根10
と、加熱釜5を加熱する加熱炉6とを備えている。
【0019】加熱釜5は、釜本体5Aと蓋板5Bとで構
成されている。加熱釜5は、全体をステンレス製として
いる。ステンレス製の加熱釜5は、合成樹脂を低分子に
分解する触媒の作用がある。釜本体5Aは上方を開口し
て、開口部を蓋板5Bで閉塞している。釜本体5Aは、
水平断面が円形をしている。すなわち、釜本体5Aは、
攪拌羽根10の外周を内面に接近でき、攪拌羽根10で
もって、釜本体5Aの内面に異物が付着するのを防止す
るために、湾曲した底板で底面を閉塞した円筒状に形成
されている。
【0020】釜本体5Aは、これを水平に貫通して、ス
クリューコンベア4を連結している。スクリューコンベ
ア4は、移送筒4Aと、移送筒4Aと同軸に配設された
スクリュウシャフト4Bと、スクリュウシャフト4Bを
回転させる駆動モーターとを備えている。スクリューコ
ンベア4の移送筒4Aと、スクリュウシャフト4Bと
は、廃棄プラスチックをより効率よく熱分解できるよう
にステンレス製としている。
【0021】図に示す油化装置は、ふたつの加熱釜5に
溶融プラスチックを移送するスクリューコンベア4の先
端部分を、加熱釜5からスケールを排出する排出コンベ
30に併用している。すなわちスクリューコンベア
の先端を排出コンベア30としている。
【0022】スクリューコンベア4の移送筒4Aは円筒
状で、図6に示すように、釜本体5Aの上下の中央部分
を水平に貫通して連結している。移送筒4Aは、供給手
段2と釜本体5Aとの間、釜本体5Aと釜本体5Aとの
間に直線状に配設されている。
【0023】さらに、移送筒4Aの前方には排出コンベ
30の排出筒30Aを配設している。釜本体5Aを連
結する移送筒4Aと排出筒30Aの上下位置は、釜本体
5Aで攪拌されるプラスチック量を決定する。移送筒4
Aと排出筒30Aを釜本体5Aの底部に連結すると、釜
本体5Aで攪拌されるプラスチック量が少なくなる。反
対に移送筒4Aと排出筒30Aとを釜本体5Aの上部
に連結すると、釜本体5Aで攪拌されるプラスチック量
が多くなる。それは、釜本体5Aの内部で攪拌されて、
移送筒4Aと排出筒30Aの高さまで上昇されたプラス
チックは、移送筒4A内のスクリュウシャフト4Bで移
送されるからである。移送筒4Aと排出筒30Aとを釜
本体5Aに連結する位置は、釜本体5Aが所定量のプラ
スチックを収納して攪拌し、ここで熱分解できる時間と
なるように調整される。単位時間当りの廃棄プラスチッ
ク量が多い場合、移送筒4Aを釜本体5Aの上部に連結
して、プラスチックが釜本体5Aに停滞する時間を長く
することができる。
【0024】スクリュウシャフト4Bは、これが回転す
ることによってプラスチックを移送できるように、螺旋
状のフィン11を固定している。フィン11は、移送筒
4Aの内部と、排出コンベア30との内部に位置する部
分とに設けられている。供給手段2に連結された移送筒
4A内のフィン11は、供給手段2から送り込まれる廃
棄プラスチックを釜本体5Aに移送する。釜本体5Aの
間のスクリュウシャフト4Bに固定されたフィン11
は、最初の釜本体5Aから、次に連結された釜本体5A
に溶融状態のプラスチックを移送する。このプラスチッ
クは、釜本体5Aで一部のプラスチックが熱分解して除
去されたものである。
【0025】さらに、釜本体5Aの排出側から排出コン
ベア30に連結されたスクリュウシャフト4Bの先端部
分は、釜本体5Aで熱分解されたプラスチックを排出コ
ンベ 30に移送する。排出筒30Aに延長されたスク
リュウシャフト4Bスクリュウシャフト30Bを構成
し、このスクリュウシャフト30Bでもって、スケール
を排出する。ところで、排出筒30Aの外部を加熱する
と、この部分でも廃棄プラスチックを熱分解するとがで
き、また、スケールを排出しやすくできる特長がある。
【0026】図6と図7に示す油化装置は、スクリュー
コンベア4の移送筒4Aの先端を、排出コンベア30の
排出筒30Aに兼用してこれを加熱している。排出筒3
0Aに兼用された移送筒4Aは、内部にスクリュウシャ
フトが配設されて、ここでプラスチックを熱分解して、
熱分解蒸気を分離する。したがって、図6と図7とに示
す装置は、3つの部分で順番に廃棄プラスチックを熱分
解蒸気として分離し、残りの残渣を排出コンベア30の
先端から排出する。すなわち廃棄プラスチックは、最
初の釜本体5Aで一部が熱分解蒸気として分離され、さ
らに、次段の釜本体5Aで熱分解蒸気として分離され、
さらに残りのプラスチックから熱分解蒸気を分離して、
最後に残った残渣を排出コンベア30から排出する。こ
のように順番に廃棄プラスチックを熱分解蒸気として分
離するために、最初の釜本体5Aと、次の釜本体5A
と、排出コンベア30とはプラスチックの加熱温度を次
第に高く設定している。釜本体5Aと排出コンベア30
の温度は、熱分解する廃棄プラスチックの種類によって
最適値に設定されるが、好ましくは、300〜700℃
の範囲に調整される。
【0027】排出コンベア30の排出筒30Aの先端
は、開口端に向かって次第に細くなるテーパー状に絞っ
ている。先端を細く絞ることによって、排出するスケー
ルによって排出筒30Aの先端を確実に閉塞することが
できる。排出筒30Aの先端を排出する残渣で閉塞する
ことによって、熱分解蒸気がここから漏れるのを防止す
る。また、加熱釜5を閉鎖構造として、熱分解蒸気を簡
単に凝縮器3に圧送できる特長がある。
【0028】図6に示す油化装置は、排出筒30Aの先
端を、排出される残渣でもってさらに完全に閉塞するた
めに、隙間閉塞蓋30Cを配設している。隙間閉塞蓋
0Cは円錐状で、排出筒30Aの開口端と同心に配設さ
れている。さらに、隙間閉塞蓋30Cは、排出筒30A
の中心軸方向に移動でき、また、回転できるように軸受
を介してフレームに連結されている。隙間閉塞蓋30C
を排出筒30Aの開口端に接近させると、排出筒30A
の開口部隙間は狭くなる。反対に、隙間閉塞蓋30Cを
排出筒30Aから離すと、排出筒30Aの開口隙間が広
くなる。隙間閉塞蓋30Cの軸方向の位置は、排出され
る残渣で排出筒30Aの開口端を閉塞できる位置に調整
される。したがって、残渣の排出量が多い場合は、隙間
閉塞蓋30Cを排出筒30Aの開口端から離し、残渣の
排出量が少なくなると、排出筒30Aの開口端に接近す
る。
【0029】隙間閉塞蓋30Cの軸方向の位置は、加熱
釜5の内部圧力を検出して自動制御することができる。
この場合、加熱釜5の内圧が設定値よりも低下すると、
隙間閉塞蓋30Cを排出筒30Aの開口端に接近し、加
熱釜5の内圧が上昇すると、排出筒30Aの先端から離
すように移動させる。排出筒30Aの先端を排出する残
渣で閉塞できない状態になると、加熱釜5の圧力が低下
し、排出筒30Aが隙間閉塞蓋30Cで完全に閉塞され
ると、加熱釜5の内圧が上昇するからである。
【0030】排出筒30Aの排出端を残渣で完全に閉塞
しても、加熱釜5と排出コンベア30の内圧は異常に上
昇することはない。それは、加熱釜5と排出コンベア
0とが凝縮器3を介して大気に開放されているからであ
る。したがって、隙間閉塞蓋30Cの位置を、加熱釜5
排出コンベア30の内圧で自動制御する場合、排出筒
30Aの先端を閉塞したときに上昇する最大内圧よりも
多少低い圧力に設定し、加熱釜5と排出コンベア30と
がこの設定圧になるように、隙間閉塞蓋30Cの位置を
調整する。
【0031】図6に示す隙間閉塞蓋30Cは、外周に歯
車を固定し、この歯車をモーター(図示せず)で回転す
る。回転する隙間閉塞蓋30Cは、スムーズに、しかも
詰まらないように、残渣を排出できる特長がある。回転
させる隙間閉塞蓋30Cは、スクリュウシャフト4Bと
同じ方向に、あるいは、逆に回転する。
【0032】釜本体5Aは上面を蓋板5Bで閉塞してい
る。蓋板5Bは、これを貫通して、熱分解蒸気の排出口
8を開口している。排出口8にはガス移送管13を連結
している。ガス移送管13は、触媒部材14を介して凝
縮器3に連結されている。
【0033】加熱釜5に設けた攪拌羽根10は、回転軸
10Aと、羽根板10Bと、駆動モーター10Dとを備
えている。回転軸10Aは、加熱釜5の蓋板5Bの中心
を、上下に、しかも、気密に貫通して回転自在に支承さ
れている。回転軸10Aの下端に羽根板10Bを固定し
ている。
【0034】羽根板10Bは、回転軸10Aに放射状に
固定されている。羽根板10Bは、加熱釜5と同様にス
テンレスで作られている。羽根板10Bは、外周縁が加
熱釜5の内面に接近する形状をしている。羽根板10B
の外周縁と加熱釜5の内面との隙間は、1〜100m
m、好ましくは3〜50mmの範囲に調整される。さら
に、羽根板は、釜本体5Aに供給されたプラスチックを
攪拌して熱分解させた後、これを移送筒4Aに押し上げ
る働きをする。釜本体5Aで熱分解蒸気を分離したプラ
スチックを効果的に移送筒4Aに送り出すために、羽根
は、釜本体5Aに連結される移送筒4Aの下面よりも
上方まで延長されている。
【0035】加熱釜5は、廃棄プラスチックを加熱して
能率よく油化できるように、ゼオライトや金属触媒等を
内蔵させる。金属触媒には、ニッケルやステンレスを使
用する。回転軸10Aや羽根板10Bを金属触媒である
ニッケルやステンレス製とすることも可能である。
【0036】加熱炉6は、バーナー16を備えている。
バーナー16は、廃棄プラスチックを油化した油を燃焼
して釜本体5Aを加熱する。したがって、余分な燃料を
必要としない。
【0037】触媒部材14の構造を図9と図10とに示
している。この触媒部材14は、円筒状のケーシング1
7と、このケーシング17に収納された板状の触媒18
とで構成されている。
【0038】ケーシング17は、ガス移送管13から供
給された熱分解蒸気が外部に漏れないように、気密に密
閉されている。ケーシング17は、加熱釜5を加熱した
排熱で加熱される。したがって、ケーシング17は、加
熱炉6の排気煙道19を貫通して固定されている。ケー
シング17の両端は、排気煙道19から突出している。
ケーシング17の突出する両端にはフランジが設けられ
ている。フランジには、開閉蓋20がネジで気密に固定
されている。ネジを外して開閉蓋20を除去してケーシ
ング17を開口することができる。
【0039】ケーシング17には、熱分解蒸気の流入口
と、排出口とが互いに反対側に開口されている。流入口
は底部に、排出口は上部に開口されている。
【0040】図6に示す装置は、3つの触媒部材14を
直列に接続している。触媒部材14は、排気煙道19に
上下に並べて配設されている。加熱釜5で発生した熱分
解蒸気は、下段の触媒部材14から順番に上段の触媒部
材14に移送される。って、最下段の触媒部材14が
加熱釜5に連結され、上段の触媒部材14は凝縮器3に
連結されている。中間の触媒部材14は、下段と上段の
触媒部材14に直列に接続されている。
【0041】各段の触媒部材14は、流入口が底部に、
排出口が上部に開口されて、互いに直列に接続されてい
る。この触媒部材14を連結すると、加熱釜5から送ら
れて来る熱分解蒸気を有効に乾留してスムーズに排出で
き、また、触媒部材14内で液化した成分を再加熱で
き、これがガス移送管13に詰まるのを防止できる。そ
れは、触媒部材14内で次のように熱分解蒸気が流動す
るからである。
【0042】 加熱釜5から触媒部材14に流入した熱分解蒸気
は、触媒18に接触して低分子に分解される。 触媒部材14の両端は排気煙道19の外部に突出
し、中間は排気煙道19内に位置するので、内部に供給
された熱分解蒸気は対流して攪拌される。それは、供給
された熱分解蒸気が、ケーシング17の両端部分で冷却
され、中間で加熱されることが理由である。 攪拌される熱分解蒸気は、効果的に触媒18に接触
して低分子に分解されるが、一部は熱分解蒸気の状態か
ら液体の状態となる。 低分子に分解された熱分解蒸気は、最上段の触媒部
材14の排出口から次の工程に移送される。 内部で液状になった成分は、再びケーシング17の
中間で加熱されてガス化され、上部の排出口から送り出
される。 加熱してもガス化できない液体成分は、逆流して下
段の触媒部材14に送り込まれる。 直列に連結された触媒部材14の内部温度は、下段
のものが高くなる。ちなみに、本発明者が試作した装置
は、最下段の触媒部材14の内部温度が約360℃、中
間の触媒部材14は330℃、上段触媒部材14は29
0℃となった。
【0043】このため、上段の触媒部材14で液化した
成分は、下段の触媒部材14に逆流して、より高い温度
に加熱されて再びガス化される。再びガス化した成分
は、触媒部材14内部の触媒18に接触しながら、上段
に移送され、ガスの状態で凝縮器3に移送される。した
がって、この構造の触媒部材14は、加熱釜5から供給
された熱分解蒸気をもっとも有効に乾留して凝縮器3に
移送できる。
【0044】触媒部材14の内部には、板状の触媒18
を収納している。板状の触媒18は、隙間を熱分解蒸気
が通過できるように、例えば、数mm〜数cm離されて
積層されている。触媒18は、簡単に積層できるよう
に、両側が折曲されて溝型に加工されている。この形状
の触媒18は、単にケーシング17に収納して積層でき
る特長がある。また、熱分解蒸気との接触面積を大きく
して、効率よく乾留できる特長がある。
【0045】触媒は、図示しないが、板状でなく筒状、
あるいは、棒状とすることも可能である。また、触媒
は、金属を繊維状、あるいは、粒状に加工し、繊維や粒
の間に隙間ができる状態でケーシングに収納することも
可能である。
【0046】凝縮器3は、触媒部材14から送られて来
る熱分解蒸気を冷却して油に液化させる。凝縮器3は液
化した油を蓄える油タンク21に連結されている。
【0047】図8に示す供給手段2は、加熱釜5に合成
樹脂を送り込む供給筒22と、この供給筒22に設けら
れて、空気を遮断して廃棄プラスチックを送り込む複数
のガス遮断弁9と、ガス遮断弁9の開閉状態を制御す
御部材23とを備えている。
【0048】供給筒22は、廃棄プラスチックを落下さ
せて熱分解手段1に供給できるように、垂直に、搬入口
7に連結されている。供給筒22は、3段直列にガス遮
断弁9を連結している。ガス遮断弁9は、空気を遮断し
て廃棄プラスチックを供給できる全ての構造の弁が使用
できる。図8に示す装置のガス遮断弁は、最上段のゲー
トバルブ9Aと、その下方に2段直列に設けた回転弁9
Bとで構成されている。供給筒22は、ゲートバルブ9
Aと上段の回転弁9Bとの間に供給室24を設けてい
る。下2段の回転弁9Bの間に一時貯溜室25を設けて
いる。
【0049】ゲートバルブ9Aは、供給筒22に対して
水平方向に移動する開閉板9aと、この開閉板9aを移
動させる直動シリンダー9bとを備えている。開閉板9
aは、供給筒22を横に貫通して移動自在に設けられて
いる。図において、開閉板9aは、右に移動されると供
給筒22を閉塞し、左に移動されると、開弁される。
【0050】回転弁9Bは、弁座26と、弁体27と、
これを回転させる減速モーター28とを備えている。弁
座26は供給筒22に固定されている。弁体27は、回
転軸29に固定されている。回転軸29は、供給筒22
を気密に貫通して、軸受けを介して供給筒22に取り付
けられている。弁体27は、図8に示すように、上方に
回転されると、弁座26に密着して閉弁する。弁体27
が、図に示す位置から90度回転されると開弁される。
弁座は、上方に回転弁が回転すると密着する形状に作ら
れている。この図に示すように、ガス遮断弁9として、
ゲートバルブと2段の回転弁とを設けた装置は、加熱釜
5をより確実に遮断して、廃棄プラスチックを供給でき
る。
【0051】ガス遮断弁9を開閉する制御部材23は、
いかなる状態においても加熱釜5を大気中に開口しな
いように、ゲートバルブ9Aと、回転弁9Bのいずれか
ひとつを開弁して、供給筒22に供給された廃棄プラス
チックを加熱釜5に供給する。ゲートバルブ9Aが開弁
されると、供給室24に廃棄プラスチックが供給され
る。上方の回転弁9Bが開弁されると、供給室24から
一時貯溜室25に廃棄プラスチックが供給される。下方
の回転弁9Bを開弁すると、一時貯溜室25から熱分解
手段1に廃棄プラスチックが供給される。
【0052】
【発明の効果】本発明のスケールの排出手段を有する合
成樹脂用の油化装置は、加熱釜に供給された廃棄プラス
チックを、熱分解して熱分解蒸気とし、残りのスケール
を、攪拌羽根で攪拌して排出コンベアの排出筒に送り込
み、ここからスクリュウシャフトでもって外部に排出し
ている。スクリュウシャフトで排出される排出筒の先端
には隙間閉塞蓋を設け、排出されるスケールで排出筒の
開口端を閉塞している。このため、本発明の油化装置
は、加熱釜を開くことなく、熱分解されて残渣となった
スケールを排出コンベアでもって効率よく排出できる特
長がある。したがって、熱分解手段を連続的に運転する
ことが可能で、廃棄プラスチックを能率よく、しかも、
極めて簡単なメンテナンスで油化できる特長がある。
【0053】さらにまた、本発明の油化装置は、排出コ
ンベアでもって加熱釜を閉塞する状態に保持してスケー
ルを排出できるので、この部分から熱分解蒸気が漏れる
ことがなく、油分回収率を高くして能率よく油化できる
特長がある。さらにまた、排出コンベア隙間閉塞蓋
排出筒を閉塞状態に保持してスケールを排出するので、
この部分の構造を簡素化して、スケールを連続的に排出
できる特長も実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の廃棄プラスチックの油化装置の一例を示
すブロック図
【図2】従来の廃棄プラスチックの油化装置の一例を示
すブロック図
【図3】従来の廃棄プラスチックの油化装置の一例を示
すブロック図
【図4】従来の廃棄プラスチックの油化装置の一例を示
すブロック図
【図5】従来の廃棄プラスチックの油化装置の一例を示
すブロック図
【図6】本発明の一実施例を示す油化装置の断面図
【図7】図6に示す油化装置の平面図
【図8】供給手段の一例を示す断面図
【図9】触媒手段の一例を示す断面図
【図10】図9に示す触媒手段の断面図
【符号の説明】
1…熱分解手段 2…供給手段 3…凝縮器 4…スクリューコンベア 4A…移送筒 4B…スクリュウシャフト 5…加熱釜 5A…釜本体 5B…蓋板 6…加熱炉 7…搬入口 8…排出口 9…ガス遮断弁 9a…開閉板 9b…
直動シリンダ 9A…ゲートバルブ 9B…回転弁 10…攪拌羽根 10A…回転軸 10B
羽根板 10C…ガス攪拌羽根 10D…駆動モーター 11…フィン 12…放熱フィン 13…ガス移送管 14…触媒部材 15…断熱材 16…バーナー 17…ケーシング 18…触媒 19…排気煙道 20…開閉蓋 21…油タンク 22…供給筒 23…制御部材 24…供給室 25…一時貯溜室 26…弁座 27…弁体 28…減速モーター 29…回転軸 30…排出コンベア 30A…排出筒 30B…スクリュウシャフト 30C…隙間閉塞蓋 31…分解槽 32…溶融槽 33…凝縮器 34…タンク 35…スクリュー式熱分解器

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱炉(6)と、この加熱炉(6)に加
    熱されて供給される廃棄プラスチックを加熱してガス化
    させる加熱釜(5)と、加熱釜(5)に供給された廃棄
    プラスチックを攪拌する攪拌羽根(10)と、ガス化さ
    れて加熱釜(5)から送り出されるガス体を冷却して油
    化する凝縮器(3)と、加熱釜(5)に連結されて、加
    熱釜(5)からをスケールを外部に排出する排出コンベ
    ア(30)と備えてなる油化装置において、 排出コンベア(30)が、供給側を加熱釜(5)の内部
    で底面よりも上方に、排出側を加熱釜(5)の外部に開
    口している排出筒(30A)と、この排出筒(30A)
    の内部でスケールを強制的に排出するスクリュウシャフ
    ト(30B)とを備えており、排出筒(30A)の排出
    側には、開口面積を調整してここから排出されるスケー
    ルで排出筒(30A)の開口部を閉塞する隙間閉塞蓋
    (30C)が設けられており、隙間閉塞蓋(30C)が
    排出筒(30A)の開口面積を調整し、ここから排出さ
    れるスケールで開口部を閉塞状態に保持して連続的にス
    ケールを排出しながら、廃棄プラスチックを油化するよ
    うに構成されてなることを特徴とするスケールの排出手
    段を有する合成樹脂用の油化装置。
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