JPH06312966A - シアン化アセトンのアルカリ塩の製造方法 - Google Patents
シアン化アセトンのアルカリ塩の製造方法Info
- Publication number
- JPH06312966A JPH06312966A JP6092471A JP9247194A JPH06312966A JP H06312966 A JPH06312966 A JP H06312966A JP 6092471 A JP6092471 A JP 6092471A JP 9247194 A JP9247194 A JP 9247194A JP H06312966 A JPH06312966 A JP H06312966A
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- Japan
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- acetic acid
- acetonitrile
- acid ester
- alkali
- alcohol
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-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C253/00—Preparation of carboxylic acid nitriles
- C07C253/30—Preparation of carboxylic acid nitriles by reactions not involving the formation of cyano groups
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- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 シアン化アセトンのアルカリ塩の製造
【構成】 アセトニトリル、酢酸エステル及びアルカリ
アルコラートを、反応の間に生じるアルコールを溜去す
ることなしに、反応させる。 【効果】 高収率及び高純度で得られる。
アルコラートを、反応の間に生じるアルコールを溜去す
ることなしに、反応させる。 【効果】 高収率及び高純度で得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアセトニトリル及び酢酸
エステル及びアルカリアルコラートから製造するシアン
化アセトンのアルカリ塩の製造法に関する。
エステル及びアルカリアルコラートから製造するシアン
化アセトンのアルカリ塩の製造法に関する。
【0002】生成物である、一般式: H3C−(OM)=CH(CN) [式中、Mはナトリウム又はカリウム、必要に応じてリ
チウムを表す]の、エチノール構造を有するアルカリン
シアン化アセトンは、薬剤作用物質の製造のための合成
成分として重要である。
チウムを表す]の、エチノール構造を有するアルカリン
シアン化アセトンは、薬剤作用物質の製造のための合成
成分として重要である。
【0003】
【従来の技術】ニトリルと脂肪族又は芳香脂肪族カルボ
ン酸エステルとの縮合により、β−ケトニトリルを製造
することは公知である(Houben−Weyl、第8
巻、573−4、1952)。脂肪族ニトリルは縮合剤
としてナトリウムアミドの使用及び生じたアルコールの
留去を必要とする。ドイツ特許(DE−OS)3514
688号公開公報によれば、大過剰のニトリルを用い、
かつ反応の際に生じたアルコールを平衝移動のために絶
えず徐去する際に、ナトリウムアミド又はナトリウム水
素化物の代わりにナトリウムメチラートも使用可能であ
る。だがこの方法は比較的高い沸点のカルボン酸エステ
ルを前提としている。酢酸メチルエステルもしくは酢酸
エチルエステルは、低すぎる沸点を有し、比較例Aにも
示されているように、留去される。他方、比較例Bに記
載のように長鎖式アルコールの酢酸エステルでは、これ
らはエステル交換されるので有効に使用できない。
ン酸エステルとの縮合により、β−ケトニトリルを製造
することは公知である(Houben−Weyl、第8
巻、573−4、1952)。脂肪族ニトリルは縮合剤
としてナトリウムアミドの使用及び生じたアルコールの
留去を必要とする。ドイツ特許(DE−OS)3514
688号公開公報によれば、大過剰のニトリルを用い、
かつ反応の際に生じたアルコールを平衝移動のために絶
えず徐去する際に、ナトリウムアミド又はナトリウム水
素化物の代わりにナトリウムメチラートも使用可能であ
る。だがこの方法は比較的高い沸点のカルボン酸エステ
ルを前提としている。酢酸メチルエステルもしくは酢酸
エチルエステルは、低すぎる沸点を有し、比較例Aにも
示されているように、留去される。他方、比較例Bに記
載のように長鎖式アルコールの酢酸エステルでは、これ
らはエステル交換されるので有効に使用できない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従って、上述の欠点を
避ける、簡単に実行しうるアルカリシアン化アセトンの
製造法を見つける課題が生じた。
避ける、簡単に実行しうるアルカリシアン化アセトンの
製造法を見つける課題が生じた。
【0005】
【発明を解決するための手段】この課題は、本発明の方
法で解決される。本発明の目的は、反応を反応の間に生
じたアルコールの留去をせずに実施する、アルカリアル
コラート存在下で、高めた温度でのアセトニトリル及び
酢酸エステルとの反応によるシアン化アセトンのアルカ
リ金属塩の製造法である。
法で解決される。本発明の目的は、反応を反応の間に生
じたアルコールの留去をせずに実施する、アルカリアル
コラート存在下で、高めた温度でのアセトニトリル及び
酢酸エステルとの反応によるシアン化アセトンのアルカ
リ金属塩の製造法である。
【0006】本発明の方法により、一般式1の化合物、
有利にはナトリウムシアン化アセトン(NaCyA)及
びカリウムシアン化アセトンが製造される。
有利にはナトリウムシアン化アセトン(NaCyA)及
びカリウムシアン化アセトンが製造される。
【0007】酢酸エステルとしては、アルコール成分の
残基Rが置換、又は非置換の直鎖、分枝鎖、又は環状の
1〜20の、有利には1〜6の炭素原子を有する脂肪族
基であるアルコール成分を有する酢酸エステルが好適で
ある。その残基はアルキル基、アルコキシ基、多アルコ
キシ、ハロゲン及び/又はアリル基とで置換されていて
よい。酢酸メチルエステル及び酢酸エチルエステルが有
利である。他方、アルコール基中に3個以上炭素原子を
有する酢酸エステルが有利でありうるが、その場合蒸留
による後処理の際にアセトニトリルから容易に分離でき
るアルコールのアルコラートと一緒にである。
残基Rが置換、又は非置換の直鎖、分枝鎖、又は環状の
1〜20の、有利には1〜6の炭素原子を有する脂肪族
基であるアルコール成分を有する酢酸エステルが好適で
ある。その残基はアルキル基、アルコキシ基、多アルコ
キシ、ハロゲン及び/又はアリル基とで置換されていて
よい。酢酸メチルエステル及び酢酸エチルエステルが有
利である。他方、アルコール基中に3個以上炭素原子を
有する酢酸エステルが有利でありうるが、その場合蒸留
による後処理の際にアセトニトリルから容易に分離でき
るアルコールのアルコラートと一緒にである。
【0008】アルカリアルコラートとしては、前記のよ
うに定義される残基Rを有するものが使用可能である。
有利な残基Rは、1〜6個の炭素原子を有する脂肪族ア
ルコールのものである。
うに定義される残基Rを有するものが使用可能である。
有利な残基Rは、1〜6個の炭素原子を有する脂肪族ア
ルコールのものである。
【0009】アセトニトリルは、有利にはアルカリアル
コラート1モルに対し有利にはアセトニトリル1〜12
モル、殊に有利には1.5〜6モルの割合で使用する。
溶剤としてのアルコール不含でアルカリアルコラートを
使用するのが殊に有利である。さらに有利には、アセト
ニトリル中にアルカリアルコラートを懸濁させて使用す
る。
コラート1モルに対し有利にはアセトニトリル1〜12
モル、殊に有利には1.5〜6モルの割合で使用する。
溶剤としてのアルコール不含でアルカリアルコラートを
使用するのが殊に有利である。さらに有利には、アセト
ニトリル中にアルカリアルコラートを懸濁させて使用す
る。
【0010】他の不活性溶剤も使用しうるが、避けるの
が有利である。次のような溶剤、例えばエーテル、ポリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコールエーテ
ル、N−メチルピロリドン、プロピレンカルボナート又
は、エチレン尿素は殊に10〜30%量で、流動特性及
び濾過性に積極的な作用を及ぼす。アルコラート用の溶
剤としてのアルコールの放棄の際にも、意外にも異なる
溶剤を添加する必要はない。
が有利である。次のような溶剤、例えばエーテル、ポリ
エチレングリコール、ポリエチレングリコールエーテ
ル、N−メチルピロリドン、プロピレンカルボナート又
は、エチレン尿素は殊に10〜30%量で、流動特性及
び濾過性に積極的な作用を及ぼす。アルコラート用の溶
剤としてのアルコールの放棄の際にも、意外にも異なる
溶剤を添加する必要はない。
【0011】使用物質の選択の際に、エステル及びアル
カリアルコラート中のアルコキシ基が同じであることは
必然的ではないが、有利である。例えばアセトニトリ
ル、酢酸エチル、もしくは酢酸メチルとナトリウムメチ
ラートから、ナトリウムシアン化アセトンを得ることが
できる。アルコラートの混合物及び酢酸エステルの混合
物も使用可能である。この方法で使用物質を一緒に加熱
し、反応させることができる。
カリアルコラート中のアルコキシ基が同じであることは
必然的ではないが、有利である。例えばアセトニトリ
ル、酢酸エチル、もしくは酢酸メチルとナトリウムメチ
ラートから、ナトリウムシアン化アセトンを得ることが
できる。アルコラートの混合物及び酢酸エステルの混合
物も使用可能である。この方法で使用物質を一緒に加熱
し、反応させることができる。
【0012】この方法で酢酸エステルをアセトニトリル
及びアルコラートに、有利にはその懸濁液に、反応温度
で添加するか、もしくはゆっくり配量することもでき
る。この際、時間は10時間まで有利には2時間まで時
間が好適である。
及びアルコラートに、有利にはその懸濁液に、反応温度
で添加するか、もしくはゆっくり配量することもでき
る。この際、時間は10時間まで有利には2時間まで時
間が好適である。
【0013】酢酸エステル及び/又はアルコラートとア
セトニトリルからなる懸濁液及び/又はアセトニトリル
と酢酸エステルを分けて、又は連続的に反応条件下で添
加することもできる。
セトニトリルからなる懸濁液及び/又はアセトニトリル
と酢酸エステルを分けて、又は連続的に反応条件下で添
加することもできる。
【0014】加熱相の間の、アルカリアルコラート存在
下でのアセトニトリルの重合を抑制するために、酢酸エ
ステルの配量を始める前にアルコラートをニトリルの一
部中に懸濁させ、かつ、これに反応温度に温めたニトリ
ルに導入する方法で、この相を短縮することが提案され
る。縮合反応は、有利には例えばN2による不活性雰囲
気中40〜160℃、非常に有利には80〜120℃
で、自己圧下又は2〜200バール、有利には2〜20
バールに高めた圧力下で行なう。
下でのアセトニトリルの重合を抑制するために、酢酸エ
ステルの配量を始める前にアルコラートをニトリルの一
部中に懸濁させ、かつ、これに反応温度に温めたニトリ
ルに導入する方法で、この相を短縮することが提案され
る。縮合反応は、有利には例えばN2による不活性雰囲
気中40〜160℃、非常に有利には80〜120℃
で、自己圧下又は2〜200バール、有利には2〜20
バールに高めた圧力下で行なう。
【0015】本発明より、アルコールの留去は放棄され
るので、この方法は一個の撹拌釜又は回転反応器又は撹
拌釜カスケード内で実施することができる。意外にも、
比較例A及び比較例Bで自己縮合が現われるが、アセト
ニトリル及び酢酸エステルの自己縮合による僅かな損失
が生じた。
るので、この方法は一個の撹拌釜又は回転反応器又は撹
拌釜カスケード内で実施することができる。意外にも、
比較例A及び比較例Bで自己縮合が現われるが、アセト
ニトリル及び酢酸エステルの自己縮合による僅かな損失
が生じた。
【0016】この後処理は、例えば40〜60℃で濾過
によって実施しうるが、その際一般的に、例えばアセト
ニトリル又はアルコールでの希釈は必要ない。
によって実施しうるが、その際一般的に、例えばアセト
ニトリル又はアルコールでの希釈は必要ない。
【0017】アルカリ金属塩は、酸又はCO2でシアン
化アセトンに変じることができる。
化アセトンに変じることができる。
【0018】
【実施例】1.5 l オートクレーブ中に、窒素気流中
でアセトニトリル500.2g(12.2モル)及びN
a−メチラート135g(2.5モル)を予め装入し、
その懸濁液を撹拌下で90℃に加熱する。
でアセトニトリル500.2g(12.2モル)及びN
a−メチラート135g(2.5モル)を予め装入し、
その懸濁液を撹拌下で90℃に加熱する。
【0019】反応圧力をN2ガスで3atmに調節した
後、送圧ポンプを用いて酢酸メチルエステルを185g
(2.5モル)を4時間かけて配量導入する。さらに1/
2 時間、後反応させ、50℃に冷却し、濾圧器で濾過
し、酢酸エステル又はアセトニトリルで洗浄し、真空中
で乾燥させる:収量ナトリウムシアン化アセトン183
g(HLPCによる含量98%以上)、理論量の70%
以上 例2 1.5 l オートクレーブ中に、N2下でアセトニトリ
ル287g(7モル)を予め装入し、撹拌下で90℃に
加熱し、アセトニトリル213.2g(5モル)中のN
a−メチラート135g(2.5モル)の懸濁液を加え
る。反応圧力をN2ガスで3atmに調節した後、送圧
ポンプを用いて酢酸メチルエステル185g(2.5モ
ル)を4時間かけて配量導入する。1/2時間、後反応さ
せ、50℃に冷却し、濾圧器で濾過し、乾燥させる:収
量NaCyA190g(含量98%以上)、論理量の7
1%以上 例3 1.5 l オートクレーブ中にN2下でアセトニトリル
492.6g(12)モル)及びNa−エチラート20
4g(3モル)を予め装入し、その懸濁液を撹拌下で9
0℃に加熱する。反応圧力をN2ガスで3atmに調節
した後、酢酸エチルエステル352.4g(4モル)を
4時間かけて配量導入する。1/2 時間、後反応させ、5
0℃に冷却し、圧濾器で濾過し、乾燥させる:収量Na
CyA(含量97%以上)、理論量の74%以上 例4 1.5 l オートクレーブ中にアセトニトリル492.
6g(12モル)及びナトリウムメチラート162g
(3モル)を予め装入し、90℃に加熱し、この懸濁液
に4時間かけて酢酸エチルエステル352.4g(4モ
ル)を配量導入する。30分の後反応の後、50℃で排
出させ、前記例におけると同様に処理する:収量234
g(含量95%以上)、理論量の71%以上 例5 2 l オートクレーブ中で、アセトニトリル986g
(24モル)、Naメチラート108g(2モル)及び
酢酸エチルエステル264g(3モル)を混合し、2時
間かけて90℃に加熱する。50℃に温度を下げた後、
容器から出し、塩を濾過し、真空中で乾燥させる:収量
197.5g(含量88%以上)、理論量の83%以上 比較例A 撹拌材、適下漏斗、ガス導入管及び上部に取り付けられ
た蒸留塔を備えた撹拌装置内で撹拌及び窒素の導入のも
とに、酢酸メチルエステル74.1g(1モル)及びア
セトニトリル550g(13.4モル)を加熱沸騰させ
た。沸騰中の反応溶液中に、2時間かけて30重量%の
ナトリウムメチラート溶液180g(1モル)を滴加し
た。同時に、ナトリウムメチラート溶液に起因する発生
メタノール、酢酸メチルエステル及びアセトニトリルか
ら成る低沸点物を蒸留塔から留去した。メチラート溶液
の添加終了後に、蒸留をさらに3時間継続すると、蒸留
物合計269.8gが得られ、これは酢酸メチル61g
(0.82モル)を含有した。反応混合物の冷却の後
に、沈殿物を濾別し、アセトンで洗浄した:収量(20
重量%で)81.5g、理論量の15.5% 比較例B 撹拌装置内で撹拌及び窒素の導入のもとに、酢酸−n−
ブチルエステル116.1g(1モル)及びアセトニト
リル550g(13.4モル)を加熱沸騰させた。沸騰
反応溶液に、2時間かけて30重量%のナトリウムメチ
ラート溶液180g(1モル)を適加した。同時に、ナ
トリウムメチラート溶液に起因するメタノール、エステ
ル交換された酢酸メチルエステルのn−ブタノール、及
びアセトニトリルが留去された。メチラート溶液の添加
の後、蒸留をさらに3時間継続すると蒸留物合計531
gが得られ、これはメチルアセタート47.8g(0.
64モル)を保有した。反応混合物の冷却の後、沈殿し
たNaCyAを濾別し、アセトンで洗浄した:収量(8
4重量%で)32.8g、理論量の26%
後、送圧ポンプを用いて酢酸メチルエステルを185g
(2.5モル)を4時間かけて配量導入する。さらに1/
2 時間、後反応させ、50℃に冷却し、濾圧器で濾過
し、酢酸エステル又はアセトニトリルで洗浄し、真空中
で乾燥させる:収量ナトリウムシアン化アセトン183
g(HLPCによる含量98%以上)、理論量の70%
以上 例2 1.5 l オートクレーブ中に、N2下でアセトニトリ
ル287g(7モル)を予め装入し、撹拌下で90℃に
加熱し、アセトニトリル213.2g(5モル)中のN
a−メチラート135g(2.5モル)の懸濁液を加え
る。反応圧力をN2ガスで3atmに調節した後、送圧
ポンプを用いて酢酸メチルエステル185g(2.5モ
ル)を4時間かけて配量導入する。1/2時間、後反応さ
せ、50℃に冷却し、濾圧器で濾過し、乾燥させる:収
量NaCyA190g(含量98%以上)、論理量の7
1%以上 例3 1.5 l オートクレーブ中にN2下でアセトニトリル
492.6g(12)モル)及びNa−エチラート20
4g(3モル)を予め装入し、その懸濁液を撹拌下で9
0℃に加熱する。反応圧力をN2ガスで3atmに調節
した後、酢酸エチルエステル352.4g(4モル)を
4時間かけて配量導入する。1/2 時間、後反応させ、5
0℃に冷却し、圧濾器で濾過し、乾燥させる:収量Na
CyA(含量97%以上)、理論量の74%以上 例4 1.5 l オートクレーブ中にアセトニトリル492.
6g(12モル)及びナトリウムメチラート162g
(3モル)を予め装入し、90℃に加熱し、この懸濁液
に4時間かけて酢酸エチルエステル352.4g(4モ
ル)を配量導入する。30分の後反応の後、50℃で排
出させ、前記例におけると同様に処理する:収量234
g(含量95%以上)、理論量の71%以上 例5 2 l オートクレーブ中で、アセトニトリル986g
(24モル)、Naメチラート108g(2モル)及び
酢酸エチルエステル264g(3モル)を混合し、2時
間かけて90℃に加熱する。50℃に温度を下げた後、
容器から出し、塩を濾過し、真空中で乾燥させる:収量
197.5g(含量88%以上)、理論量の83%以上 比較例A 撹拌材、適下漏斗、ガス導入管及び上部に取り付けられ
た蒸留塔を備えた撹拌装置内で撹拌及び窒素の導入のも
とに、酢酸メチルエステル74.1g(1モル)及びア
セトニトリル550g(13.4モル)を加熱沸騰させ
た。沸騰中の反応溶液中に、2時間かけて30重量%の
ナトリウムメチラート溶液180g(1モル)を滴加し
た。同時に、ナトリウムメチラート溶液に起因する発生
メタノール、酢酸メチルエステル及びアセトニトリルか
ら成る低沸点物を蒸留塔から留去した。メチラート溶液
の添加終了後に、蒸留をさらに3時間継続すると、蒸留
物合計269.8gが得られ、これは酢酸メチル61g
(0.82モル)を含有した。反応混合物の冷却の後
に、沈殿物を濾別し、アセトンで洗浄した:収量(20
重量%で)81.5g、理論量の15.5% 比較例B 撹拌装置内で撹拌及び窒素の導入のもとに、酢酸−n−
ブチルエステル116.1g(1モル)及びアセトニト
リル550g(13.4モル)を加熱沸騰させた。沸騰
反応溶液に、2時間かけて30重量%のナトリウムメチ
ラート溶液180g(1モル)を適加した。同時に、ナ
トリウムメチラート溶液に起因するメタノール、エステ
ル交換された酢酸メチルエステルのn−ブタノール、及
びアセトニトリルが留去された。メチラート溶液の添加
の後、蒸留をさらに3時間継続すると蒸留物合計531
gが得られ、これはメチルアセタート47.8g(0.
64モル)を保有した。反応混合物の冷却の後、沈殿し
たNaCyAを濾別し、アセトンで洗浄した:収量(8
4重量%で)32.8g、理論量の26%
Claims (12)
- 【請求項1】 アルカリアルコラート存在下で高めた温
度での、アセトニトリルと酢酸エステルとの反応により
シアン化アセトンのアルカリ金属塩を製造する方法にお
いて、反応を反応の間に生じるアルコールを留去せずに
実施することを特徴とする、シアン化アセトンのアルカ
リ金属塩の製法。 - 【請求項2】 酢酸エステルのアルコール成分として置
換、又は非置換の直鎖、分枝鎖、又は環状脂肪族アルコ
ールを使用する、請求項1に記載の方法。 - 【請求項3】 アルコール基中の酢酸エステルが1〜8
個の炭素原子を有する、請求項2に記載の方法。 - 【請求項4】 アルカリアルコラートとしてナトリウム
メチラート及び/又はナトリウムエチラートを使用す
る、請求項1から3までのうちいずれか1つに記載の方
法。 - 【請求項5】 アルカリアルコラート1モルにつき、ア
セトニトリル1〜12モルを使用する、請求項1から4
までのうちすくなくなくともいずれか1つに記載の方
法。 - 【請求項6】 アルカリアルコラート1モルにつき、酢
酸エステル1〜2モルを使用する、請求項1から5まで
のうちすくなくともいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項7】 同じアルコールのアルカリアルコラート
及び、酢酸エステルを使用する、請求項1から6までの
うちすくなくともいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項8】 反応を40〜160℃で、自己圧又は、
2〜200バールに高めた圧力下で実施する、請求項1
から7までのうちすくなくともいずれか1つに記載の方
法。 - 【請求項9】 使用物質を一緒に予め装入し反応させ
る、請求項1から8までのうちすくなくともいずれか1
つに記載の方法。 - 【請求項10】 酢酸エステルを10時間以内で反応条
件下でアセトニトリル中のアルカリアルコラートの懸濁
液に添加する、請求項1から8までのうちすくなくとも
いずれか1つに記載の方法。 - 【請求項11】 酢酸エステル及び/又はアセトニトリ
ル中のアルカリアルコラートの懸濁液及び/又はアセト
ニトリル及び酢酸エステルを反応条件下で反応容器に分
けて、又は連続的に供給する、請求項1から8までのう
ちすくなくともいずれか1つに記載の方法。 - 【請求項12】 酢酸エステル及び/又はいくつかのア
ルカリアルコラートからなる混合物を、相互に異なるア
ルコール残留物と共に使用する、請求項1から11のう
ちすくなくともいずれか1つに記載の方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
DE4314848.4 | 1993-05-05 | ||
DE4314848A DE4314848A1 (de) | 1993-05-05 | 1993-05-05 | Verfahren zur Herstellung von Alkalisalzen des Cyanacetons |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06312966A true JPH06312966A (ja) | 1994-11-08 |
Family
ID=6487234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6092471A Pending JPH06312966A (ja) | 1993-05-05 | 1994-04-28 | シアン化アセトンのアルカリ塩の製造方法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5481019A (ja) |
EP (1) | EP0623590B1 (ja) |
JP (1) | JPH06312966A (ja) |
DE (2) | DE4314848A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011148711A (ja) * | 2010-01-19 | 2011-08-04 | Nichia Corp | 2−シアノ−1,3−ジケトネート塩の製造法及びイオン液体 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002051798A1 (en) * | 2000-12-22 | 2002-07-04 | Ube Industries, Ltd. | PROCESS FOR PRODUCING β-KETONITRILE COMPOUND |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3514688A1 (de) * | 1985-04-24 | 1986-11-06 | Henkel KGaA, 4000 Düsseldorf | Antimikrobiell wirksame nitrile und ihre herstellung |
-
1993
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