JPH06312742A - 缶 蓋 - Google Patents

缶 蓋

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JPH06312742A
JPH06312742A JP9421993A JP9421993A JPH06312742A JP H06312742 A JPH06312742 A JP H06312742A JP 9421993 A JP9421993 A JP 9421993A JP 9421993 A JP9421993 A JP 9421993A JP H06312742 A JPH06312742 A JP H06312742A
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JP
Japan
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opening
lid
frame body
sealing material
edge
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Application number
JP9421993A
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English (en)
Inventor
Katsumi Nagai
勝己 永井
Hiroyasu Tanaka
弘康 田中
Satoshi Nishikawa
聡 西川
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Hokkaican Co Ltd
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Hokkaican Co Ltd
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/80Packaging reuse or recycling, e.g. of multilayer packaging

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 天面シール材を接着し、缶容器に巻締する金
属製の枠体の、開口部内周端縁の錆等による腐食を確実
に防止し、また、天面シール材による確実な密封性と容
易な剥離性とを両立し、しかも、リサイクルが容易とな
る缶蓋を提供する。 【構成】 金属製の蓋枠体2のパネル部の少なくとも上
面に合成樹脂フィルムによる被膜8を設ける。蓋枠体2
の開口部6の全周にその周端縁を折返した折返し部7を
設ける。折返し部7は、開口部6の周縁部を折返すこと
によってその端縁を内部に巻き込み、折返すことによっ
てパネル部5に重合した部分で被膜8を介して接着して
開口部6の端縁を折返し部の内部に封じ込める。開口部
6は、少なくとも下面側が合成樹脂フィルムによって被
覆された天面シール材3により開封可能に密封する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、天面シール材を剥離す
ることにより開口される粉状物や粒状物等の粉粒物用容
器に適した缶蓋に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、実開昭62−108229号公報
に開示される缶蓋が知られている。
【0003】この種の缶蓋50は、図11に示すよう
に、缶容器51に巻締めるための巻締部52を外周縁部
に備えて該巻締部52に囲繞されたパネル部53に開口
部54が形成された金属製の蓋枠体55と、前記開口部
を剥離可能に密封閉塞する天面シール材56とによって
構成されている。更に、前記蓋枠体55の開口部54の
内周縁部には、その端縁を缶容器51の内部方向に鋭角
に折り曲げることによって形成された折り込み縁57が
備えられている。そして、蓋枠体55の上下両面には、
ラッカー塗膜若しくは熱可塑性樹脂被膜58が施されて
おり、天面シール材56はアルミニウム箔の下面側に熱
可塑性樹脂被膜59が施されている。該天面シール材5
6は蓋枠体55のパネル部53に熱可塑性樹脂被膜5
7,58を介して熱接着されて前記開口部54をシール
する。
【0004】該缶蓋50は、前記折り込み縁57を備え
ることによって、開封後にその端縁60が手指等に接触
することなく安全に使用するすることができる。
【0005】しかし、折り込み縁57の端縁60は缶容
器51内において露出しているために、内容物が接触或
いは付着すると、該端縁60での錆の発生等によって蓋
枠体55が腐食するおそれがある。また、この種の缶蓋
50においては、蓋枠体55のパネル部53と天面シー
ル材56との接着部の幅Wが、確実な密封性を有し且つ
剥離容易な寸法であることを要するが、上記の缶蓋50
の構造によると、天面シール材56をパネル部53に加
熱加圧する際の熱がパネル部53から分散し易いために
接着部の幅Wを均一とすることが困難であり、従って、
確実な密封性と容易な剥離性との両立が困難となる不都
合がある。
【0006】そこで、図12に示すように、金属製の蓋
枠体61の開口部62の周縁部に合成樹脂製のフレーム
63を射出成形により一体的に設けた缶蓋64が知られ
ている。該缶蓋64の天面シール材65は前記のものと
同様にアルミニウム箔の表面に樹脂被膜66が施されて
いる。
【0007】該缶蓋64は、フレーム63によって開口
部62周縁の端縁67が密封されているので、該端縁6
7での錆の発生等による蓋枠体61の腐食を防止するこ
とができる。更に、前記フレーム63の上面に天面シー
ル材65を接着して開口部62を閉塞するので、天面シ
ール材65と蓋枠体61との接着部68がフレーム63
の上面に形成されて加熱加圧する際の熱分散が規制され
且つ接着部68の幅Yが均一とされる。従って、天面シ
ール材65による確実な密封性と容易な剥離性とを両立
することができる。
【0008】しかし、前記蓋枠体61とフレーム63と
の材質が異なるために、蓋枠体61を製造する段階にお
いて蓋枠体61にフレーム63を射出成形する工程が必
要となり、作業効率が低下するおそれがあると共に、缶
蓋64を製造するための装置が複雑となる不都合があ
る。
【0009】更に、近年、使用後に缶蓋64を材質別に
リサイクルすることが行われているが、該缶蓋64をリ
サイクルするためには、金属製の蓋枠体61と合成樹脂
製のフレーム63とを分離するための作業が煩わしく、
円滑なリサイクルが望めない不都合がある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】かかる不都合を解消し
て、本発明は、天面シール材を接着し、缶容器に巻締す
る金属製の蓋枠体の開口部内周端縁の腐食を確実に防止
し、また、天面シール材による確実な密封性と容易な剥
離性とを両立し、しかも、リサイクルが容易となる缶蓋
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めに、本発明は、缶容器に巻締めるための巻締部を外周
縁部に備え、該外周縁部に囲繞されたパネル部に開口部
を形成した金属製の蓋枠体と、外周縁部に剥離開口用の
タブを備え、少なくとも下面側が合成樹脂フィルムによ
って被覆されており、前記開口部を剥離可能にシールす
る金属箔製の開口用の天面シール材とを備える缶蓋であ
って、前記蓋枠体のパネル部の少なくとも上面に合成樹
脂フィルムによる被膜を設け、前記開口部の周端縁を折
返した折返し部を該開口部の全周に設けて成り、該折返
し部は、前記開口部の周縁部を折返すことによってその
端縁を該折返し部の内部に巻き込み且つ該折返し部の前
記パネル部に重合した部分で前記被膜を介して接着され
て該端縁が折返し部の内部に封じ込められていることを
特徴とする。
【0012】本発明において、前記蓋枠体のパネル部に
設けられた前記被膜は、該パネル部に合成樹脂フィルム
を接着することによって形成されていてもよい。
【0013】また、本発明において、前記蓋枠体のパネ
ル部に、前記開口部に沿って上方に突出する環状の凸部
を設け、該凸部の頂部に前記天面シール材を剥離可能に
接着して設けたことを特徴とする。
【0014】更に、前記凸部は前記折返し部を前記蓋枠
体のパネル部より上方に突出させることにより形成され
てもよい。
【0015】また、前記凸部の頂部の両側端縁に沿って
前記被膜に切れ目部が形成されており、両切れ目部間の
被膜に前記天面シール材が接着して設けられていること
が好ましい。
【0016】
【作用】本発明は、前記折返し部によって開口部の周端
縁を巻き込み封じ込んでその端縁の錆等による腐食を防
止する。即ち、前記折返し部を形成したとき、その折返
された一部がパネル部の一部に重合する。そして、パネ
ル部の少なくとも上面には合成樹脂フィルムによる被膜
が施されているので、前記の重合した部分には前記被膜
が介在される。該被膜を介して前記の重合した部分を互
いに接着することにより、開口部の周端縁を確実に折返
し部に封じ込めることが可能となる。
【0017】また、前記蓋枠体のパネル部に前記環状の
凸部を設けて、前記密封シートを該凸部の頂部に接着す
ることにより、密封シートを該凸部の頂部に加熱加圧し
たときの熱の分散が規制されると共に、接着範囲が該凸
部の頂部に限定され、確実な接着と容易な剥離とが両立
される。
【0018】このとき、前記折返し部を前記パネル部よ
り上方に突出させて形成することにより、該折返し部を
前記凸部とすることができる。
【0019】更に、前記凸部の頂部の両側端縁に沿って
前記被膜に一対の切れ目部を形成し、両切れ目部間の被
膜に前記天面シール材を接着することにより、該天面シ
ール材を凸部の頂部から剥離する際に該被膜が両切れ目
部によって破断されつつ天面シール材が剥離され、円滑
な剥離開封作業が可能となる。
【0020】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0021】図1は本発明の一実施例の缶蓋を示す平面
図、図2は図1の缶蓋の一部を破断して示す説明図、図
3(a)は図2の要部を拡大して示す説明図、図3
(b)は図3(a)の他の例を示す説明図、図4は図2
の他の例を示す説明図、図5(a)は図4の要部を拡大
して示す説明図、図5(b)は図5(a)の他の例を示
す説明図、図6は図2の他の例を示す説明図、図7乃至
図9は図6の他の例を示す説明図、図10は図6の一部
の構成及び作用を説明する説明図である。
【0022】缶蓋1は、図1に示すように、金属製の蓋
枠体2と、該蓋枠体2上に剥離自在に設けられた開口用
の天面シール材3とによって構成されている。
【0023】前記蓋枠体2は、図2に示すように、缶容
器Xに巻締めるための巻締部4と、該巻締部4から内方
に向かって延びるパネル部5と、該パネル部5に形成さ
れた円形の開口部6とを備え、更に、該開口部6の周縁
部には折返し部7が形成されている。また、巻締部4の
外周端縁から開口部6の内周端縁に至る蓋枠体2上面側
の全面には、図3(a)に示すように、合成樹脂フィル
ムによる被膜8が施されている。該被膜8は、例えばポ
リエチレン等のフィルムを蓋枠体2の表面に接着して設
ける。このとき、金属製である蓋枠体2の表面への前記
フィルムの接着は、加熱によって接着する場合と、接着
剤を介して接着する場合とがあるが、前者の場合には、
前記フィルムの組成を変化させることによって所望する
強さに接着可能であり、また、後者の場合には、接着剤
としてエポキシ系樹脂等を使用し、好ましくは、例え
ば、エポキシ・フェノール系樹脂或いはエポキシ・ウレ
ア系樹脂等を使用することにより、強固に接着すること
ができる。従って、特に、缶蓋製造時のプレス、カーリ
ング、巻締等の各工程においても、蓋枠体2からの前記
フィルムによる被膜8の剥離を確実に防止することがで
きる。なお、後述するが、該被膜8は蓋枠体2の上面側
だけでなく、上面側と下面側との両面に施してもよい。
【0024】また、前記開口部6の周縁部の上部には天
面シール材3の周縁部が加熱によって接着されており、
これによって、該開口部6が閉塞されている。前記天面
シール材3は、その上面側及び下面側が合成樹脂製フイ
ルムによって被覆されたアルミニウム箔によって形成さ
れており、前記開口部6を覆って閉塞する閉塞部9と、
該閉塞部9の周縁の一部から外方に延出する剥離開口用
のタブ10とによって構成されている。該タブ10は、
閉塞部9の境界から該閉塞部9の上面側に折返して設け
られている。これにより、タブ10の大きさを比較的大
きく形成することができ、巻締等の作業時に邪魔になる
ことなく、更に、開封作業の際に把持し易くすることが
できる。
【0025】また、前記開口部6の折返し部7は、図2
に示すように、該開口部6の周端縁6aを下方に巻き込
んで折返して形成されている。このとき、折返し部7
は、図3(a)に示すように、折返された一部がパネル
部5の下面の一部に重合する。そして、巻締部4の外周
端縁から開口部6の内周端縁に至る蓋枠体2上面側の全
面には合成樹脂フィルムによる被膜8が設けられている
ので、前記の重合した部分には前記被膜8が介在され
る。該被膜8を介して前記の重合した部分を互いに接着
することにより、開口部6の周端縁6aが折返し部7の
内部に封じ込められている。これにより、開口部6の周
端縁6aは露出することなく、錆等の発生を確実に防止
することができる。更に、蓋枠体2上面の被膜8である
合成樹脂製フィルムと天面シール材3の表面に被覆され
た合成樹脂製フイルムとは容易に接着されるので、天面
シール材3によって前記開口部6を確実且つ強固に閉塞
することができる。なお、天面シール材3は、例えば、
高周波加熱によって蓋枠体2上面に接着されるが、この
ときの熱が折返し部7の被膜8にも伝達されて被膜8を
介して該折返し部7とパネル部5とを接着することがで
きる。
【0026】なお、図3(b)に示すように、前記被膜
8を蓋枠体2の上面側と下面側との両面に施した場合に
も、折返し部7の折返された一部がパネル部5の下面の
一部に重合したとき、パネル部5の下面の被膜8aと折
返された部分の被膜8bとが当接して互いに容易に接着
することができ、開口部6の周端縁6aを折返し部7の
内部に確実に封じ込めることができる。
【0027】また、図4に示すように、前記折返し部7
を、開口部6の周端縁6aを上方に巻き込んで折返して
形成してもよい。これによっても、前記被膜8を蓋枠体
2の上面側にのみ設けたとき、該折返し部7は、図5
(a)に示すように、折返された一部がパネル部5の上
面の一部に重合する。そして、前記の重合した部分には
前記被膜8が介在される。該被膜8を介して前記の重合
した部分を互いに接着することにより、開口部6の周端
縁6aを折返し部7の内部に封じ込めることができ、更
に、蓋枠体2上面の被膜8である合成樹脂製フィルムと
天面シール材3の表面に被覆された合成樹脂製フイルム
とを容易に接着することができる。
【0028】なお、図5(b)に示すように、前記被膜
8を蓋枠体2の上面側と下面側との両面に施した場合に
も、折返し部7の折返された一部がパネル部5の上面の
一部に重合したとき、パネル部5の上面の被膜8bと折
返された部分の被膜8aとが当接して互いに容易に接着
することができ、開口部6の周端縁6aを折返し部7の
内部に確実に封じ込めることができる。
【0029】また、図6又は図7に示すように、前記蓋
枠体2のパネル部5に、前記開口部6に沿って上方に突
出する環状の凸部11を設けることが好ましい。そし
て、前記天面シール材3を該凸部11の頂部に加熱加圧
することにより、加熱時の熱の分散を該凸部11によっ
て規制することができ、更に、前記天面シール材3とパ
ネル部5との接着範囲が該凸部11の頂部に限定される
ので、前記天面シール材3はパネル部5上に確実に接着
されると共に、該パネル部5からの天面シール材3の剥
離を容易に行うことができる。
【0030】更に、図8又は図9に示すように、前記折
返し部7を前記パネル部5より上方に突出して前記凸部
11を形成してもよい。ただし、図9示のように折返し
部7を開口部6の周端縁6aを上方に巻き込んで形成し
た場合には、蓋枠体2の上下両面に被膜8を施すことが
必須となる。それは、図9に示す折返し部7の上面は、
蓋枠体2の下面側に位置していた部分であり、蓋枠体2
の上面にのみ被膜8を施す場合には凸部11の頂部に被
膜8は無く、天面シール材3と凸部11との接着性が低
くなるからである。従って、蓋枠体2の上下両面に無添
加のポリエチレン樹脂フィルムの被膜8を施して前記折
返し部7の上部によって前記凸部11を形成すれば、天
面シール材3と蓋枠体2の凸部11との接着性が充分に
強固なものとなり、天面シール材3による開口部6の確
実な密封性を得ることができる。
【0031】更に、図10(a)に示すように、前記凸
部11の頂部の両側端縁に沿って前記被膜8に切れ目部
12,13を形成することが好ましい。即ち、両切れ目
部12,13間の被膜8cに前記天面シール材3を接着
することにより、閉塞部9を開口する際に前記パネル部
5から天面シール材3の剥離を行ったとき、図10
(b)に示すように、両切れ目部12,13間の被膜8
cが天面シール材3の裏面に接着された状態で前記凸部
11の頂部から剥離され、天面シール材3が前記凸部1
1の頂部に強固に接着されていても該天面シール材3を
容易に剥離することができ、しかも、該天面シール材3
が剥離された後のパネル部5上の剥離跡の外観も良い。
【0032】
【発明の効果】以上のことから明らかなように、本発明
によれば、前記折返し部によって開口部の周端縁を巻き
込んで封じ込めるので、該端縁からの錆等による腐食を
確実に防止することができ、更に、パネル部上に設けら
れた合成樹脂フィルムの被膜と天面シール材の表面に被
覆された合成樹脂フィルムの被膜との強固な接着によっ
て、従来のような合成樹脂製フレームを設けることなく
前記開口部を天面シール材によって確実に閉塞すること
ができる。これにより、リサイクル時の材質別の分離作
業を排除することができる。
【0033】また、前記蓋枠体のパネル部に前記環状の
凸部を設けて、前記密封シートを該凸部の頂部に接着す
ることにより、密封シートを該凸部の頂部に加熱加圧し
たときの熱の分散を凸部によって規制することができ
る。更に、密封シートと蓋枠体のパネル部との接着範囲
が該凸部の頂部に限定され、確実な接着と容易な剥離と
を両立することができる。
【0034】このとき、前記凸部を前記折返し部を前記
蓋枠体のパネル部より上方に突出させることによって形
成することができる。
【0035】更に、前記凸部の頂部の両側端縁に沿って
前記被膜に一対の切れ目部を形成し、両切れ目部間の被
膜に前記天面シール材を接着することにより、該天面シ
ール材を凸部の頂部から剥離する際に該被膜が両切れ目
部によって破断されつつ天面シール材が剥離されるの
で、天面シール材が凸部の頂部に強固に接着されていて
も、その剥離開封作業を容易に行うことかでき、また、
開封後の剥離跡の外観も良好とすることができる。
【0036】従って、本発明によれば、開口部内周端縁
の錆等による腐食を確実に防止し、また、天面シール材
による確実な密封性と容易な剥離性とを両立し、しか
も、リサイクルが容易となる缶蓋を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の缶蓋を示す平面図。
【図2】図1の缶蓋の一部を破断して示す説明図。
【図3】(a)は図2の要部を拡大して示す説明図、
(b)は(a)の他の例を示す説明図。
【図4】図2の他の例を示す説明図。
【図5】(a)は図4の要部を拡大して示す説明図、
(b)は(a)の他の例を示す説明図。
【図6】図2の他の例を示す説明図。
【図7】図6の他の例を示す説明図。
【図8】図6の他の例を示す説明図。
【図9】図6の他の例を示す説明図。
【図10】図6の一部の構成及び作用を説明する説明
図。
【図11】従来の缶蓋を示す説明的断面図。
【図12】他の従来の缶蓋を示す説明的断面図。
【符号の説明】
X…缶容器、1,14…缶蓋、2…蓋枠体、3…天面シ
ール材、4…巻締部、5…パネル部、6…開口部、7…
折返し部、8…被膜、10…タブ、11…凸部、12,
13…切れ目部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】缶容器に巻締めるための巻締部を外周縁部
    に備え、該外周縁部に囲繞されたパネル部に開口部を形
    成した金属製の蓋枠体と、外周縁部に剥離開口用のタブ
    を備え、少なくとも下面側が合成樹脂フィルムによって
    被覆されており、前記開口部を剥離可能にシールする金
    属箔製の開口用の天面シール材とを備える缶蓋であっ
    て、前記蓋枠体のパネル部の少なくとも上面に合成樹脂
    フィルムによる被膜を設け、前記開口部の周端縁を折返
    した折返し部を該開口部の全周に設けて成り、該折返し
    部は、前記開口部の周縁部を折返すことによってその端
    縁を該折返し部の内部に巻き込み且つ該折返し部の前記
    パネル部に重合した部分で前記被膜を介して接着されて
    該端縁が折返し部の内部に封じ込められていることを特
    徴とする缶蓋。
  2. 【請求項2】前記蓋枠体のパネル部に設けられた前記被
    膜は、該パネル部に合成樹脂フィルムを接着することに
    よって形成されていることを特徴とする請求項1記載の
    缶蓋。
  3. 【請求項3】前記蓋枠体のパネル部に、前記開口部に沿
    って上方に突出する環状の凸部を設け、該凸部の頂部に
    前記天面シール材を剥離可能に接着して設けたことを特
    徴とする請求項1記載の缶蓋。
  4. 【請求項4】前記凸部は前記折返し部を前記蓋枠体のパ
    ネル部より上方に突出させることにより形成されている
    ことを特徴とする請求項3記載の缶蓋。
  5. 【請求項5】前記凸部の頂部の両側端縁に沿って前記被
    膜に切れ目部が形成されており、両切れ目部間の被膜に
    前記天面シール材が接着して設けられていることを特徴
    とする請求項3記載の缶蓋。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008522828A (ja) * 2004-12-09 2008-07-03 クラウン パッケイジング テクノロジー インコーポレイテッド クロージャーの成形方法及び装置
CN108584076A (zh) * 2018-05-08 2018-09-28 晋江双龙制罐有限公司 一种开启时防洒的易拉罐及其制造方法

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