JPH0631244Y2 - ブリ−ザ装置 - Google Patents

ブリ−ザ装置

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JPH0631244Y2
JPH0631244Y2 JP1985047294U JP4729485U JPH0631244Y2 JP H0631244 Y2 JPH0631244 Y2 JP H0631244Y2 JP 1985047294 U JP1985047294 U JP 1985047294U JP 4729485 U JP4729485 U JP 4729485U JP H0631244 Y2 JPH0631244 Y2 JP H0631244Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch housing
shaft
gear
clutch
housing
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1985047294U
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English (en)
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JPS61162672U (ja
Inventor
和成 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
Original Assignee
MITSUBISHI NOUKI KABUSHIKI KAISHA
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Publication date
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  • Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本考案は、作業車輌特にトラクタにおけるクラッチハウ
ジングのブリーザ装置に係り、詳しくはクラッチ収納部
及び歯車ケース部を備えたクラッチハウジングのブリー
ザ装置に関する。
(ロ)従来の技術 一般に、乾式クラッチを内蔵したクラッチハウジングは
密閉状に構成されている。
また、本出願人により、クラッチハウジングに主クラッ
チを内蔵すると共に歯車列を配設し、該歯車列により主
伝達軸を下方に転移して、更に中空軸からなる該主伝達
軸をセンタケースを挿通して機体後部のミッションケー
スに延設すると共に、該ミッションケースから中空状の
主伝達軸内部を通って前輪駆動用伝達軸をクラッチハウ
ジングに延設し、もって運転席の足のせ部を広い平坦な
面から構成したトラクタが提案されている(特願昭60
−8794号参照)。そして、該トラクタは、前輪駆動
用伝達軸からクラッチハウジングの歯車ケース部に収納
した遊動歯車及び前輪駆動切換え歯車を介して前輪駆動
軸に連動している。
(ハ)考案が解決しようとする問題点 従って、密閉状のクラッチハウジングは、朝夕の急激な
気温低下により、ハウジング内に水滴が付着し、クラッ
チ内に錆付きを生じ、特にクラッチを接続状態のまま長
期間放置しておくと、クラッチの膠着を引き起してい
た。
また、該クラッチ膠着の防止策として、クラッチハウジ
ングに特別にブリーザを設けるとか、ハウジング内に乾
燥材を入れるとか、又は膠着分離孔を設ける等の各種対
応策が案出されているが、いずれもコストアップを招い
たり、また永続性に問題があったりして、有効な対応策
はなかった。
一方、前記本出願人より案出されているトラクタ(未公
知)は、遊動歯車を支持する支持軸を歯車ケース部に固
定する必要があり、ナット又は固定ピン等の特別な固定
手段が施されている。
そこで、本考案は、遊動歯車支持軸を固定する手段とブ
リーザ手段とを兼用して、上述欠点を解消することを目
的とするものである。
(ニ)問題を解決するための手段 本考案は、上述事情に鑑みなされたものであって、第1
図に示すように、遊動歯車1の支持軸2をクラッチ収納
部Cと歯車ケース部Gとを分ける隔壁5に支持し、更に
該支持軸2を、中空ピン6を貫通して固定し、かつ該中
空ピン6を、その一端部6aがクラッチ収納部Cに連通
すると共にその他端開放部6bがクラッチハウジング1
3の外側近傍に延設された駆動軸7のカバー9に近接又
は該カバー内に位置するように配設したことを特徴とす
るものである。
(ホ)作用 上述構成に基づき、クラッチ収納部Cは中空ピン6の中
空部を通って大気と連通し、かつ遊動歯車支持軸2は該
中空ピン6により固定される。更に、中空ピン6の他端
開放部6b部分は、駆動軸7のカバー9により略々閉塞
されており、水又は泥等が開放部6bから侵入すること
は防止される。
(ヘ)実施例 以下、図面に沿って、本考案による実施例について説明
する。
トラクタNは、第3図に示すように、機体前方にエンジ
ンブロック10を有しており、該ブロック10の下部に
は前方に突出したフロントシャーシ12が固定されてい
ると共に、後部にクラッチハウジング13が固定されて
いる。また、機体後方にはミッションケース14が配設
されており、該ケース14とクラッチハウジング13と
がセンタケース15を介して連結・固定され、一体構造
形式の機体16を構成している。更に、フロントシャー
シ12にはフロントアクスル17を介して前輪18が支
持されており、またミッションケース14にはリヤアク
スル19を介して後輪20が支持されている。一方、ク
ラッチハウジング13の上方にはステアリング21が配
置されており、また、ミッションケース14の上方には
シート22が配置されて、運転席23が構成されてお
り、該運転席23はステップ面24と略々同一平面にセ
ンタケース15の上面15aが形成されていることに基
づき、略々平坦面からなる広いフットスペースが構成さ
れている。
そして、第1図に示すように、クラッチハウジング13
ではクラッチ収納部Cと歯車ケース部Gとが隔壁5によ
り分けられており、クラッチ収納部Cには主クラッチ3
0が内装され、また歯車ケース部Gには歯車伝動装置3
1が配置されている。更に、歯車伝動装置31は主クラ
ッチ30の出力軸即ちエンジンクランクシャフトの同軸
上に延出する軸32に固定されている歯車33及び該軸
32より一段下方に設けられた主伝達軸34に固定され
ている歯車35を有しており、これら歯車33,35が
互いに噛合することにより主伝達軸34はエンジンクラ
ンクシャフトに対して所定量下方に位置する。更に、主
伝達軸34は中空軸からなり、該主中空伝達軸34はセ
ンタケース15を貫通して機体後部のミッションケース
14(第3図)に延設し、後輪駆動系及びPTO駆動系
装置(図示せず)に伝動する。更に、該ミッションケー
ス内の後輪駆動系から、前記中空軸からなる主伝達軸3
4の内部を通り、歯車ケース部Gに前輪駆動用伝達軸3
6が延設されており、該歯車ケース部Gにて該前輪駆動
用伝達軸36には歯車37が固定されている。そして該
歯車37は支持軸2に支持されている遊動歯車1と噛合
い、かつ該支持軸2はクラッチ収納部Cと歯車ケース部
Gとを分ける隔壁5に支持され、かつ中空ピン6が該支
持軸2を貫通することにより抜止め・固定されている。
一方、遊動歯車1は前輪駆動7に摺動のみ自在に支持さ
れている前輪駆動切換え歯車38に噛合し得、更に前輪
駆動軸7はクラッチハウジング13に回転自在に支持さ
れていると共に、該ハウジング13から前方に向いて突
出し、プロペラ軸7aを介して、フロントアクスル17
に連続している。また、該前輪駆動軸7及びプロペラ軸
7aはカバー9にて覆われており、軸7,7aを保護し
ていると共に、該軸7に泥水等がかかることを防止して
いる。
そして、第2図に詳示するように、支持軸2を固定する
中空ピン6は、その上端6aがクラッチ収納部Cに連通
していると共に、その下端6bがハウジング13を貫通
して外部に連通しており、かつ該下端開放部6bは、前
記該軸カバー9の上方位置にて、該カバー9に近接する
ように配置されている。
本実施例は以上のような構成からなるので、エンジン1
0の回転は主クラッチ30を介して出力軸32に伝達さ
れ、更に歯車33,35を介して主中空伝達軸34に伝
達される。そして、機体後部のミッションケース14内
の後輪駆動系及びPTO駆動系装置に伝達され、更に中
空軸からなる主伝達軸34の内部を通る前輪駆動用伝達
軸36により前方に振り戻されて、歯車ケース部Gにあ
る歯車37、遊動歯車1及び前輪駆動切換え歯車38を
介して前輪駆動用プロペラ軸7に伝達され、更に、フロ
ントアクスル17に伝達されて前輪18が駆動される。
この際、遊動歯車1を支持している支持軸2は中空ピン
6により固定されているので、連れ回りを阻止され、か
つ抜け落ちを防止されている。
一方、隔壁5を貫通する中空ピン6を介して、クラッチ
収納部Cは外気と連通して換気が行われ、また、中空ピ
ン6の下端開放部6bが前輪駆動軸のカバー9に近接し
て設けられているので、トラクタNの走行に伴う水又は
泥等がはね上げられても、これら異物が中空ピン6を通
ってクラッチ収納部Cの内部に侵入することがない。
なお、上述実施例は、中空ピン6の下端開放部6bを前
輪駆動軸7のカバー9に近接して設けたが、これをカバ
ー9内に位置してもよく、また前輪駆動軸7に限らず他
の駆動軸に臨んで設置してもよい。
(ト)考案の効果 以上説明したように、本考案によると、クラッチ収納部
Cを中空ピン6を用いてクラッチハウジング13の外部
に貫通させたので、クラッチ収納部Cの換気が行なえ、
クラッチの接続状態のままでの長時間の放置でも、クラ
ッチの錆付き及び膠着を防止できる。また、該中空ピン
6にて遊動歯車1を支持する支持軸2を固定するので、
該支持軸2用の特別な固定手段が不要となり、構造を簡
単にすることができる。更に、中空ピン6の他端開放部
6bを駆動軸7のカバー9に近接又は該カバー内に位置
て配設したので、クラッチ収納部Cを外気と連通させた
にもかかわらず、水又は泥等の異物が収納部Cに侵入す
るのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るブリーザ装置部分を示す断面図、
第2図はその中空ピン部分の断面図、第3図は本考案が
用いられるトラクタを示す全体側面図である。 1…遊動歯車、2…支持軸、5…隔壁、6…中空ピン、
7…前輪駆動軸、9…カバー、13…クラッチハウジン
グ、C…クラッチ収納部、G…歯車ケース、

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】クラッチを収納しているクラッチ収納部
    C、及び支持軸2に回転自在に支持されている遊動歯車
    1を収納している歯車ケース部Gを備えたクラッチハウ
    ジング13において、 前記遊動歯車の支持軸2をクラッチ収納部Cと歯車ケー
    ス部Gとを分ける隔壁5に支持し、 更に該支持軸2を、中空ピン6を貫通して固定し、 また前記クラッチハウジングの外側近傍に、前記遊動歯
    車を介して動力伝達される駆動軸7及び該駆動軸を覆う
    カバー9を延設し、 そして前記中空ピン6を、その一端部6aがクラッチ収
    納部Cに連通すると共にその他端開放部6bが前記カバ
    ーに近接又は該カバー内に位置して配設した ことを特徴とするブリーザ装置。
  2. 【請求項2】前記クラッチハウジング13がトラクタの
    クラッチハウジングであり、かつ前記駆動軸7が前輪駆
    動軸である実用新案登録請求の範囲第1項記載のブリー
    ザ装置。
JP1985047294U 1985-03-30 1985-03-30 ブリ−ザ装置 Expired - Lifetime JPH0631244Y2 (ja)

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JP1985047294U JPH0631244Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30 ブリ−ザ装置

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JP1985047294U JPH0631244Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30 ブリ−ザ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61162672U JPS61162672U (ja) 1986-10-08
JPH0631244Y2 true JPH0631244Y2 (ja) 1994-08-22

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ID=30562484

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JP1985047294U Expired - Lifetime JPH0631244Y2 (ja) 1985-03-30 1985-03-30 ブリ−ザ装置

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5990657U (ja) * 1982-12-10 1984-06-19 トヨタ自動車株式会社 手動変速機におけるブリ−ザ機構

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JPS61162672U (ja) 1986-10-08

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