JPH06311581A - アンプのゲイン調整システム - Google Patents

アンプのゲイン調整システム

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JPH06311581A
JPH06311581A JP5114224A JP11422493A JPH06311581A JP H06311581 A JPH06311581 A JP H06311581A JP 5114224 A JP5114224 A JP 5114224A JP 11422493 A JP11422493 A JP 11422493A JP H06311581 A JPH06311581 A JP H06311581A
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JP
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sound
frequency characteristic
unit
speaker
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Application number
JP5114224A
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English (en)
Inventor
Yoshihide Koyama
善秀 小山
Mitsuaki Shibazaki
光陽 柴崎
Kazuo Kikuchi
一生 菊地
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Faurecia Clarion Electronics Co Ltd
Original Assignee
Clarion Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04SSTEREOPHONIC SYSTEMS 
    • H04S7/00Indicating arrangements; Control arrangements, e.g. balance control
    • H04S7/40Visual indication of stereophonic sound image

Landscapes

  • Stereophonic System (AREA)
  • Circuit For Audible Band Transducer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 作業時間の大幅短縮を図りながら、尚かつゲ
イン調整のばらつきを無くすことができるアンプのゲイ
ン調整システムを提供することにある。 【構成】 所定の音源から得られる音声信号に音響補正
を施すDSP部2と、所定の操作に応じて該DSP部2
から得られる音声信号の増幅率を変化させるアンプ3
と、該アンプ3から得られる音声信号に応じて音を発生
するスピーカ4と、該スピーカ4から発生される音を収
音するマイク8と、基準音声信号を前記DSP部2に供
給して前記マイク8から得られる音声信号を解析し、そ
の解析結果に基づいてスピーカ4からの音のレベルを算
出し、該レベルが所定範囲内であるかを判別するオーデ
ィオアナライザ5とを備え、前記オーディオアナライザ
5は、該音声信号の周波数特性をリアルタイムに表示す
ると共に、該レベルが所定範囲外であることを表示する
表示部73とを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の音源から得られ
る音楽情報を担う音声信号のレベルを調整するアンプの
ゲイン調整システムに関する。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】音楽情報が記録されているテープやコン
パクトディスク(以下「CD」と称する)等の記録媒
体、その他の音源から得られる音声信号に対して、パラ
メトリックイコライザ(以下「P−EQ」と称する)を
用いて特定の周波数帯域を強調したり、デジタルサウン
ドプロセッサ(以下「DSP」と称する)を用いて音場
補正をする等の、いわゆる音響補正を施すオーディオ装
置の調整システム及び調整方法に関する技術は広く知ら
れている。特に、近年においては、かかる音響補正の機
能を具備した車載用のオーディオ装置が普及してきつつ
ある。
【0005】
【0003】このような車載用のオーディオ装置におい
ては、車室の広さや形状あるいはシートの材質、さらに
は車内のアクセサリー等が車によって異なるため、音響
環境も同一ではなくなる。すなわち、同じ音響補正の操
作設定を行った場合でも、同一の音響効果が得られると
は限らない。
【0006】
【0004】従って、車にこのようなオーディオ装置を
設置する場合には、チューニングショップである販売店
等の担当者である専門家が、設置後に実際にスピーカか
ら出る音を聞きながらP−EQのパラメータのデータを
変更したり、アンプゲインを変更して、装置内のメモリ
にそのデータを記憶させ、その車の音響環境に最適な調
整を行っていた。
【0007】
【0005】
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来技術においてアンプゲインを調整する際には、チュー
ニングショップの担当者が、スピーカより出力される音
を聞きながらアンプ背部にあるゲイン調整つまみ(図示
せぬ)をドライバー等で調整を行っていたために、作業
時間が非常にかかり、しかも該担当者の聴覚に頼るので
ゲイン調整にばらつきが生じるといった問題点があっ
た。
【0009】
【0006】本発明は上記問題点に鑑みてなされたもの
であり、その目的とするところは、作業時間の大幅短縮
を図りながら、尚かつゲイン調整のばらつきを無くすこ
とができるアンプのゲイン調整システムを提供すること
にある。
【0010】
【0007】
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、所定の音源から得られる音声信号に音響補
正を施す音響補正手段と、所定の操作に応じて該音響補
正手段から得られる音声信号の増幅率を変化させる増幅
手段と、該増幅手段から得られる音声信号に応じて音を
発生するスピーカと、該スピーカから発生される音を収
音するマイクと、基準音声信号を前記音響補正手段に供
給して前記マイクから得られる音声信号を解析し、その
解析結果に基づいてスピーカからの音のレベルを算出
し、該レベルが所定範囲内であるかを判別する音響特性
設定手段とを備え、前記音響特性設定手段は、該音声信
号の周波数特性をリアルタイムに表示する共に、前記レ
ベルが所定範囲外であることを通知する表示手段とを有
することを特徴とする。
【0012】
【0008】
【0013】
【作用】かかる構成により、所定の操作で増幅手段の増
幅率を調整しながら、音声信号の周波数特性を表示手段
にリアルタイムに表示し、しかも、該音声信号の周波数
特性のレベルが所定範囲から外れた場合にはその指示表
示を表示手段にて行い、該指示表示に基づいて増幅率を
リアルタイムに調整することができるので、作業時間を
大幅に短縮し、尚かつ増幅率のばらつきを確実に防止す
ることができる。
【0014】
【0009】
【0015】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明のアンプのゲイ
ン調整システムについて説明する。図1は本発明のアン
プのゲイン調整システムを適用したオーディオ装置の自
動調整システムの構成を示すブロック図である。図1に
おいて、各ブロック間を接続する接続線の内、実線で示
すものは音声信号を伝送する信号線であり、点線で示す
ものは制御信号を伝送する制御線である。1は本体装置
としてのセンターユニットであり、操作部からの指令を
受けて、その内部に搭載されたマスターマイコンによ
り、チューナユニット、テープデッキ、CDデッキ、C
Dオートチェンジャー等の音源としての各ソースユニッ
トのスレーブマイコンをコンピュータ回線を介して集中
的にコントロールして、操作に応じたソースの音声信号
を選択して出力している。
【0016】
【0010】2は音響補正手段としてのDSP部であ
り、センターユニット1から出力される音声信号に対し
て、音響補正を施してユーザーの好む周波数特性を得る
ことができる。3はメインアンプであり、DSP部2か
ら出力されるアナログ音声信号を増幅して出力する。こ
のメインアンプ3は、後述するように最高14チャンネ
ルの音声信号を増幅して出力することができる。4はス
ピーカであり、メインアンプ3からの音声信号を受けて
音を発生する。
【0017】
【0011】5は本発明の特徴的なシステムを構成する
音響特性設定手段としてのオーディオアナライザであ
り、アナライザ6とパソコン7により構成されている。
パソコン7とDSP部2との間の制御線はRS232C
で構成され、アナライザ6からDSP部2への信号線は
光ケーブルで構成されている。また、8はマイクであ
り、スピーカ4から発生する音を収音して得られる音声
信号をアナライザ6に入力する。なお、1aはセンター
ユニット1を遠隔操作するリモコンである。
【0018】
【0012】図2は図1におけるDSP部2の内部構成
を示すブロック図である。図2において、20は音声入
力部であり、センターユニット1から出力される音声信
号又はアナライザ6から出力される基準音声信号のいず
れかを、与えられる選択信号に応じて択一的に選択して
出力する。21はP−EQ調整部であり、与えられるパ
ラメータデータにより特定の周波数帯域に強調して、入
力される音声信号の周波数特性に補正を施す。
【0019】
【0013】22はネットワーク調整部であり、P−E
Q21から送出される音声信号を複数の周波数帯域に分
割して出力するとともに、各スピーカに至るまでの伝送
時間を調整するいわゆるタイムアライメント補正をも行
うものである。23は通信部であり、パソコン7との間
に伝送される制御信号を処理するもので、この実施例の
場合には、RS232Cインターフェースで構成されて
いる。24はマイコンであり、このDSP部2の動作制
御を司る。25はバックアップメモリであり、P−EQ
21が音響補正をするためのパラメータデータを記憶す
る記憶手段で、E2 PROM等で構成されている。
【0020】
【0014】26乃至29はD/A変換部であり、ネッ
トワーク調整部22から送出される各帯域ごとのデジタ
ル音声信号をアナログ音声信号に変換する。D/A変換
部26はサブウーハ用のものであり、Lチャンネル及び
Rチャンネルの超低域の音声信号を変換して出力する。
D/A変換部27はウーハ用のものであり、フロント用
及びリヤ用についてそれぞれLチャンネル及びRチャン
ネルの低域の合計4チャンネルの音声信号を変換して出
力する。D/A変換部28及び29についても同様に、
フロント用及びリア用についてそれぞれLチャンネル及
びRチャンネルの中域及び高域の音声信号をそれぞれ4
チャンネル分変換して出力する。従って、D/A変換部
26乃至29は合計14チャンネルのデジタル音声信号
をアナログ音声信号に変換して送出する。
【0021】
【0015】図3は図1におけるオーディオアナライザ
5の内部構成を示すブロック図である。図3のアナライ
ザ部6において、60はマイク音解析部であり、マイク
8から入力されるアナログ音声信号をデジタル信号に変
換した後、内蔵するマイコンによりこの音声信号を解析
して解析データを送出するとともに、パソコン7との間
で制御信号を伝送する。61は測定ノイズ発生部であ
り、ピンクノイズとしての基準音声信号をDSP部2に
送出するとともに、内蔵するマイコンによりパソコン7
との間で制御信号を伝送する。
【0022】
【0016】図3のパソコン部において、70はマイコ
ン等で構成される制御部であり、上記したように、アナ
ライザ部6のマイク音析部60及び測定ノイズ発生部6
1との間で制御信号を伝送する。71は通信部であり、
DSP部2の通信部23との間でRS232Cの通信手
順に基づいて、DSP部2のP−EQ調整部21のパラ
メータ及びネットワーク調整部22のタイムアライメン
トやネットワークゲインを決定するための制御信号及び
データの伝送を行う。
【0023】
【0017】72はキー入力部であり、キー操作により
音声信号の周波数特性を所望の特性曲線(以下、「目標
カーブ」という)に設定することができる。73は表示
部であり、自動調整を行う際のメインメニュー、チュー
ニングメニュー、スピーカ接続確認等の表示や、調整中
における種々のデータを表示する。74は印刷部(プリ
ンタ)であり、調整完了後の結果データを印刷するのみ
ならず、調整途中における任意のデータを印刷すること
ができる。
【0024】
【0018】75はデータ記憶部であり、フロッピーデ
ィスクやハードディスク等の記録媒体に、P−EQ2
1、タイムアライメント、ネットワークゲインのパラメ
ータデータや目標カーブのデータを記憶して保存するこ
とができる。従って、自動調整を行う際に現在の設定デ
ータをこのデータ記憶部75に保存した後、自動調整の
結果が所望の特性が得られない場合でも、元の設定デー
タに戻すことも可能である。
【0025】
【0019】次に、このオーディオ装置の自動調整シス
テムを用いた自動調整方法について説明する。図4は該
実施例における自動調整方法を示すフローチャートであ
る。図4において、まず、オーディオシステムとオーデ
ィオアナライザとを接続する(ステップS1)。この接
続は具体的には、図1に示すDSP部2の音声入力端子
にアナライザ6の光ケーブルを接続し、DSP部2のR
S232Cの端子にパソコン7からのRS232Cケー
ブルを接続する。この場合、音声入力端子には3つの端
子が設けられていて、センターユニット1からの信号線
及び図示しないCDオートチェンジャからの信号線を接
続したままでアナライザ6と接続することができる。も
っとも、入力端子を1つ又は2つとして、特別アナライ
ザ専用の端子を設けずに、自動調整時にセンターユニッ
ト1又はCDオートチェジャの接続に代えてアナライザ
6を接続する構成も可能である。
【0026】
【0020】接続が完了すると、パソコン7の表示部7
3のメインメニューのメニューに応じてキー入力部72
のチューニングを示す所定のキーの押下により、現在デ
ータ及びバックアップデータをDSP部2からパソコン
7のメインメモリにロードする(ステップS2)ととも
に、表示部73がチューニングメニューの表示となる。
このチューニングメニューには、キー入力部72のキー
に対応して、オートチューニング、マニュアルチューニ
ング、パラメータ調整、音だし確認等の項目があり、対
応キーの押下によりチューニング項目の選択を行う(ス
テップS3)。
【0027】
【0021】ここでオートチューニングの項目を選択す
ると、ポジション選択のメニューが表示される。このポ
ジション選択の項目には、全てのスピーカを選択する
“FULL SEAT”、フロント部のRチャンネルを
選択する“FRONT R”等の項目を選択することが
でき、マイク8をセットする位置をその選択に応じて指
定するメッセージが表示される。
【0028】
【0022】ポジション選択が完了すると、ネットワー
ク設定の処理に移行する(ステップS4)。このネット
ワーク設定においては、ネットワーク値のカットオフ周
波数、スロープ、フェーズを選択する。例えば、3ウェ
イの場合には、対応するキーの押下により、低域(Lo
w)におけるローパスフィルタのカットオフ周波数を2
kHzとし、スロープを12dB/octとし、L、R
チャンネルのフェーズを“+”とする選択を行う。
【0029】
【0023】ネットワーク設定の次はアンプゲイン調整
に移行する(ステップS5)。この調整においては、ア
ナライザ部6の測定ノイズ発生部61からDSP部2に
対して基準音声信号であるピンクノイズが供給され、そ
のピンクノイズに応じた音がスピーカ4から発せられ
る。この場合、各スピーカ4ごとに選択して対応するキ
ー押下により選択した当該スピーカ4に音声信号を供給
しているアンプ3のゲインを後述するように調整するこ
とにより、スピーカ4からの音量を予め定められた値に
設定する。
【0030】
【0024】次に、タイムアライメント調整に移行する
(ステップS6)。車室内の各スピーカ4の配置された
位置は音源からの伝送距離が異なるため、メインアンプ
3から出力された音声信号が各スピーカ4に到達する時
間が同一ではない。従って何らの補正を行わない場合に
は、各スピーカからの音の位相がバラバラになってしま
い、音質を著しく損なうこととなる。そこで、DSP部
2のネットワーク調整部22に時間補正のための遅延手
段を設けて、自動的にタイムアライメント調整を行って
いる。
【0031】
【0025】タイムアライメント調整が終了すると、目
標カーブ入力の処理となる(ステップS7)。この目標
カーブの入力の際、まず現在の周波数特性を確認する。
その後、新規設定又は既設定済カーブのファイル呼び出
しのいずれかを選択する。新規設定の場合には、周波数
軸上に最大31バンドのマークを定めて、この31ポイ
ントの折れ線グラフで表示する。ユーザはこの折れ線グ
ラフを参照しつつ、キー操作により設定する周波数ポイ
ントにマークして、そのマークしたポイントのレベルを
キー操作により設定する。
【0032】
【0026】目標カーブ設定の入力が終了すると、この
入力された目標カーブは補正範囲か否かすなわち実現が
可能か否かを判定する(ステップS8)。補正範囲でな
いと判定した場合には、ユーザに対して警告を発してア
ンプゲインの再調整を促す。さらに、アンプゲインの再
調整をしたにもかかわらず補正範囲にならない場合に
は、ネットワーク値を変更するか又は目標カーブを変更
するかの選択を促す。
【0033】
【0027】ステップS8において、目標カーブが補正
範囲であると判定した場合には、その設定された目標カ
ーブに応じて、ネットワークゲイン調整を行い(ステッ
プS9)、ネットワークの各チャンネルゲインを自動設
定する。また、P−EQ調整を行い(ステップS1
0)、f0 、Q、ゲインを自動設定する。さらに、レベ
ル差調整を行い(ステップS11)、LチャンネルとR
チャンネルとのレベル差及びフロントとリアとのレベル
差を自動調整する。LチャンネルとRチャンネルのレベ
ル差調整は、P−EQ調整でのパラメータの設定により
レベル差が多少変化するのを補正するためである。
【0034】
【0028】次に、チューニング結果を表示するすると
ともに、ユーザからの印刷選択のキー操作に応じてパソ
コン部7の印刷部74よりチューニング結果を印刷する
(ステップS12)。
【0035】
【0029】その後、チューニングが終了したかどうか
を判定する(ステップS13)。この判定はユーザのキ
ー押下の選択により判定するが、本実施例においては、
マイク8を設置する位置をフロントの運転席だけでな
く、助手席やフロント全体、リアシート側、車室全体等
のように、異なるポジションに設置した場合でもオート
チューニングが可能であるので、他のポジションでのオ
ートチューニングを行うか、あるいはオートチューニン
グを終了するかの選択を促すのである。
【0036】
【0030】オートチューニングが終了し、すべてのチ
ューニング動作が終了した場合には、調整前の状態に戻
すかどうかを判定する(ステップS14)。これは、オ
ートチューニングの結果が所望の特性でない場合も有り
得るので、調整前に戻す場合には、パソコン部7のデー
タ記憶部75に格納されている調整前のデータを呼び出
して、DSP部2にデータ転送するのである(ステップ
S15)。
【0037】
【0031】ステップS14において、調整前に戻さな
い場合には、自動調整したデータをバックアップするか
否かをユーザのキー操作により判定する(ステップS1
6)。バックアップする場合には、DSP部2のバック
アップメモリ25にデータ転送して(ステップS17)
このフローを終了し、バックアップしない場合にはその
まま終了する。
【0038】
【0032】このように、図1乃至図3のシステム構成
において、図4のフローチャートに基づく自動調整を行
うことにより、調整時間を約30分程度に短縮すること
ができ、調整する専門家の技量や気分に左右されること
のない普遍的な調整を行うことができる。さらに、メモ
リに記憶されている音響補正のためのデータが失われた
場合でも、パソコン部7のデータ記憶部75に格納され
ているデータを基に、同一の音響補正に調整することが
できる。
【0039】
【0033】ところで、図4のフローチャートにおける
ステップS5のアンプゲイン調整では、DSP部2の入
出力のアンプゲインを調整するが、スピーカ4からの音
のレベルはアンプ3のゲイン調整つまみ3aによっても
変化する。従って、オートチューニング中において、こ
のアンプ3のゲイン調整つまみ3aは例えば中間位置に
セットされている。
【0040】
【0034】次にこのアンプ3のゲインを手動で調整す
る場合について図5のフローチャートに基づいて説明す
る。
【0041】
【0035】図3に示すようにオーディオアナライザ5
の測定ノイズ発生部61から出力されるピンクノイズを
スピーカ4より出力し、選択したスピーカ4からのピン
クノイズをマイク8にて収音し、該収音されたピンクノ
イズをマイク音解析部60を介して該制御部70に供給
する。
【0042】
【0036】図5に示すように該ピンクノイズの周波数
特性を測定する(ステップS21)。該周波数特性と現
在のネットワーク設定値とをパソコン7の表示部73に
画面表示させる(ステップS22)。該周波数特性のL
OW帯域のゲインレベルが所定範囲である70dB〜8
0dBの範囲以内であるか否かを判定する(ステップS
23)。所定範囲内であれば、LOW帯域のレベル調整
必要なしをユーザーに促す“OK”を該パソコン7の表
示部73に表示させる(ステップS24)。
【0043】
【0037】また、所定範囲内でなければ、該現在のレ
ベルが70dB以下であるか否かを判定する(ステップ
S25)。70dB以下であれば、該LOW帯域のゲイ
ンレベルを上げるようにユーザーに指示を促す“UP”
を該表示部73に表示させる(ステップS26)。ま
た、70bB以下でなければ、該LOW帯域のゲインレ
ベルを下げるようにユーザーに指示を促す“DOWN”
を該表示部73に表示させる(ステップS27)。
【0044】
【0038】次に該周波数特性のMID帯域のゲインレ
ベルが所定範囲である70dB〜80dBの範囲以内で
あるか否かを判定する(ステップS28)。所定範囲内
であれば、MID帯域のレベル調整必要なしをユーザー
に促す“OK”を該表示部73に表示させる(ステップ
S29)。
【0045】
【0039】また、所定範囲内でなければ、該現在のレ
ベルが70dB以下であるか否かを判定する(ステップ
S30)。70dB以下であれば、該MID帯域のゲイ
ンレベルを上げるように“UP”を該表示部73に表示
させる(ステップS31)。また、70dB以下でなけ
れば、該MID帯域のゲインレベルを下げるように“D
OWN”を表示させる(ステップS32)。
【0046】
【0040】次に該周波数特性のHIGH帯域のゲイン
レベルが所定範囲である70dB〜80dBの範囲以内
であるか否かを判定する(ステップS33)。所定範囲
内であれば、HIGH帯域のレベル調整必要なしをユー
ザーに促す“OK”を該表示部73に表示させる(ステ
ップS34)。
【0047】
【0041】また、所定範囲内でなければ、該現在のレ
ベルが70dB以下であるか否かを判定する(ステップ
S35)。70dB以下であれば、該HIGH帯域のゲ
インレベルを上げるように“UP”を該表示部73に表
示させる(ステップS36)。また、70dB以下でな
ければ、該HIGH帯域のゲインレベルを下げるように
“DOWN”を表示させる(ステップS37)。
【0048】
【0042】次に該周波数特性のSUB−WOOFER
帯域のゲインレベルが所定範囲である70dB〜80d
Bの範囲以内であるか否かを判定する(ステップS3
8)。所定範囲内であれば、SUB−WOOFER帯域
のレベル調整必要なしをユーザーに促す“OK”を該表
示部73に表示させる(ステップS39)。
【0049】
【0043】また、所定範囲内でなければ、該現在のレ
ベルが70dB以下であるか否かを判定する(ステップ
S35)。70dB以下であれば、該SUB−WOOF
ER帯域のゲインレベルを上げるように“UP”を該表
示部73に表示させる(ステップS36)。また、70
dB以下でなければ、該SUB−WOOFER帯域のゲ
インレベルを下げるように“DOWN”を表示させる
(ステップS37)。
【0050】
【0044】ユーザーは、上記一連の各帯域毎の指示表
示に基づいてアンプ3のゲイン調整つまみ3aをドライ
バーで調整して各帯域のゲインレベルを所定の範囲内に
調整し、該調整が完了すれば、該表示部73の指示表示
を終了させる(ステップS38)。
【0051】
【0045】従って、上記のように構成された本発明の
アンプのゲイン調整システムによれば、所定の操作でア
ンプ3のゲインレベルを調整しながら、ピンクノイズの
周波数特性を前記パソコン7の表示部73にリアルタイ
ムに表示し、しかも、該ピンクノイズの周波数特性のレ
ベルが所定範囲から外れた場合にはその指示表示を行
い、該指示表示に基づいてアンプ3のゲインレベルをリ
アルタイムに調整することができるので、作業時間を大
幅に短縮し、尚かつゲインレベルのばらつきを確実に防
止することができる。
【0052】
【0046】尚、ステップS26及び27、ステップS
31及び32、ステップS36及び37、ステップS4
1及び42においては、“DOWN”、“UP”といっ
た指示表示の他に、音声メッセージである合成音声にて
ユーザーに報知する報知手段を設けるようにすれば、画
面を見なくてもゲインレベルを調整することができるの
で、より一層の効果を得ることができる。
【0053】
【0047】
【0054】
【発明の効果】上記実施例から明らかなように、本発明
のアンプのゲイン調整システムによれば、所定の操作で
増幅手段の増幅率を調整しながら、音声信号の周波数特
性を表示手段にリアルタイムに表示し、しかも、該音声
信号の周波数特性のレベルが所定範囲から外れた場合に
はその指示表示を表示手段にて行い、該指示表示に基づ
いて該増幅手段の増幅率をリアルタイムに調整すること
ができるので、作業時間を大幅に短縮し、尚かつ増幅率
のばらつきを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアンプのゲイン調整システムを適用し
たオーディオ装置の自動調整システムの構成を示すブロ
ック図である。
【図2】図1におけるDSP部の内部構成を示すブロッ
ク図である。
【図3】図1におけるオーディオアナライザの内部構成
を示すブロック図である。
【図4】該実施例における自動調整方法を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明のアンプのゲイン調整システムの動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
2 DSP部(音響補正手段) 4 スピーカ 5 オーディオアナライザ(音響特性設定手段) 8 マイク 73 表示部(表示手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04S 7/00 Z 8421−5H A 8421−5H

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の音源から得られる音声信号に音響
    補正を施す音響補正手段と、 所定の操作に応じて該音響補正手段から得られる音声信
    号の増幅率を変化させる増幅手段と、 該増幅手段から得られる音声信号に応じて音を発生する
    スピーカと、 該スピーカから発生される音を収音するマイクと、 基準音声信号を前記音響補正手段に供給して前記マイク
    から得られる音声信号を解析し、その解析結果に基づい
    てスピーカからの音のレベルを算出し、該レベルが所定
    範囲内であるかを判別する音響特性設定手段とを備え、 前記音響特性設定手段は、該音声信号の周波数特性をリ
    アルタイムに表示すると共に、前記レベルが所定範囲外
    であることを通知する表示手段とを有することを特徴と
    するアンプのゲイン調整システム。
  2. 【請求項2】 前記音響特性設定手段は、該音声信号の
    周波数特性をリアルタイムに表示する表示手段と、前記
    レベルが所定範囲外であることを音声メッセージで報知
    する報知手段とを有することを特徴とする請求項1記載
    のアンプのゲイン調整システム。
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