JP3196162B2 - オーディオ装置のデータ通信方法及び音響補正装置 - Google Patents
オーディオ装置のデータ通信方法及び音響補正装置Info
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Description
る音声信号に音響補正を施すオーディオ装置のデータ通
信方法及び音響補正システムに関する。
等の記録媒体、その他の音源から得られる音声信号に対
して、パラメトリックイコライザ(以下「P−EQ」と
称する)を用いて特定の周波数帯域を強調したり、デジ
タルサウンドプロセッサ(以下「DSP」と称する)を
用いて音場補正をする等の、いわゆる音響補正を施すオ
ーディオ装置に関する技術は広く知られている。特に、
近年においては、かかる音響補正の機能を具備した車載
用のオーディオ装置が普及してきつつある。
ては、音響補正の基となる設定データを予め記憶させ
て、所定の音響補正指令により音声信号に音響補正を施
している。ところが、車室の広さや形状あるいはシート
の材質、さらには車内のアクセサリー等が車によって異
なるため、音響環境も同一ではなくなる。すなわち、同
じ設定データによる音響補正を行った場合でも、同一の
音響効果が得られるとは限らない。
設置する場合には、販売店等の専門家が、設置後に実際
にスピーカから出る音を聞きながらDSPやP−EQの
パラメータのデータを変更したり、アンプゲインを変更
して、装置内の音響補正手段のメモリにその設定データ
を記憶させ、その車の音響環境に最適な調整を行ってい
た。
の技術においては、実際にスピーカから出る音を聞きな
がら設定データを変更するので、設定データを決定する
ために多大な時間を要するという問題があった。
するものであり、設定データを通信手段により音響補正
手段に送信して自動チューニングを行うとともに、常に
通信ラインの接続状態を監視することにより、迅速かつ
確実な設定データの決定が可能となる優れたオーディオ
装置のデータ通信方法および音響補正システムを提供す
ることを目的とする。
装置のデータ通信方法は上記目的を達成するために、音
響補正を施す設定データに応じて所定の音源から得られ
る音声信号に音響補正を施す音響補正手段と、該音響補
正手段で音響補正された後スピーカから発生される音を
解析して前記音響補正手段の設定データを自動チューニ
ングする音響特性設定手段と、該音響特性設定手段から
前記音響補正手段に設定データを送信する通信手段とを
備えるオーディオ装置のデータ通信方法であり、前記自
動チューニング中に前記音響特性設定手段から前記音響
補正手段に接続確認コマンドを送信し、前記音響特性設
定手段から当該送信した接続確認コマンドに応じた応答
データを受信したか否かを判別し、前記応答データを受
信しないときはエラー警告を発することを特徴とする。
目的を達成するために、音響補正に関する設定データに
応じて所定の音源から得られる音声信号に音響補正を施
す音響補正手段と、該音響補正手段で音響補正された後
スピーカから発生される音を解析して前記音響補正手段
をチューニングする音響特性設定手段と、前記音響特性
設定手段から前記音響補正手段に前記設定データを送信
する通信手段と、前記自動チューニング中に前記音響特
性設定手段から前記音響補正手段に接続確認コマンドを
送信するコマンド送信手段と、前記接続確認コマンドに
応じた応答データを受信する受信手段と、前記応答デー
タを受信しないときはエラー警告を発する警告手段とを
備えた構成となっている。
法によれば、常に通信ラインを監視しつつ設定データを
送信するので、迅速かつ確実な設定データの決定が可能
となる。
詳細に説明する。
ロック図である。図1において、各ブロック間を接続す
る接続線の内、実線で示すものは音声信号を伝送する信
号線であり、点線で示すものは制御信号を伝送する制御
線である。1は本体装置としてのセンターユニットであ
り、操作部からの指令を受けて、その内部に搭載された
マスターマイコンにより、チューナーユニット、テープ
デッキ、CDデッキ、CDオートチェンジャー等の音源
としての各ソースユニットのスレーブマイコンをコンピ
ュータ回線を介して集中的にコントロールして、操作に
応じたソースの音声信号を選択して出力している。
り、センターユニット1から出力される音声信号に対し
て、音響補正を施してユーザーの好む周波数特性を得る
ことができる。3はメインアンプであり、DSP部2か
ら出力されるアナログ音声信号を増幅して出力する。4
はスピーカであり、メインアンプ3からの音声信号を受
けて音を発生する。
音響特性設定手段としてのオーディオアナライザであ
り、アナライザ6とパソコン7により構成されている。
パソコン7とDSP部2との間の制御線はRS232C
で構成され、アナライザ6からDSP部2への信号線は
光ケーブルで構成されている。また、8はマイクであ
り、スピーカ4から発生する音を集音して得られる音声
信号をアナライザ6に入力する。なお、1aはセンター
ユニット1を遠隔操作するリモコンである。
を示すブロック図である。図2において、20は音声入
力部であり、センターユニット1から出力される音声信
号又はアナライザ6から出力される基準音声信号のいず
れかを、与えられる選択信号に応じて択一的に選択して
入力する。21はP−EQであり、与えられるパラメー
タデータにより特定の周波数帯域の強調して、入力され
る音声信号の周波数特性に音響補正を施す。
Q21から送出される音声信号を複数の周波数帯域に分
割して出力するとともに、各スピーカに至るまでの伝送
時間を調整するいわゆるタイムアライメント補正をも行
うものである。23は通信手段としての通信部であり、
パソコン7との間に伝送される制御信号を処理するもの
で、この実施例の場合には、RS232Cインターフェ
ースで構成されている。24はマイコンであり、このD
SP部2の動作制御を司る。25はバックアップメモリ
であり、P−EQ21が音響補正をするためのパラメー
タデータを記憶する記憶手段で、E2 PROM等で構成
されている。
ットワーク調整部22から送出される各帯域ごとのデジ
タル音声信号をアナログ音声信号に変換する。D/A変
換部26はサブウーハ用のものであり、Lチャンネル及
びRチャンネルの超低域の音声信号を変換して出力す
る。D/A変換部27はウーハ用のものであり、フロン
ト用及びリヤ用についてそれぞれLチャンネル及びRチ
ャンネルの低域の合計4チャンネルの音声信号を変換し
て出力する。D/A変換部28及び29についても同様
に、フロント用及びリア用についてそれぞれLチャンネ
ル及びRチャンネルの中域及び高域の音声信号をそれぞ
れ4チャンネル分変換して出力する。従って、D/A変
換部26ないし29は合計14チャンネルのデジタル音
声信号をアナログ音声信号に変換して送出する。
5の内部構成を示すブロック図である。図3のアナライ
ザ部6において、60はマイク音解析部であり、マイク
8から入力されるアナログ音声信号をデジタル信号に変
換した後、内蔵するマイコンによりこの音声信号を解析
して解析データを送出するとともに、パソコン7との間
で制御信号を伝送する。61は測定ノイズ発生部であ
り、ピンクノイズとしての基準音声信号をDSP部2に
送出するとともに、内蔵するマイコンによりパソコン7
との間で制御信号を伝送する。
ン等で構成される制御部であり、上記したように、アナ
ライザ部6のマイク音解析部60及び測定ノイズ発生部
61との間で制御信号を伝送する。71は通信部であ
り、DSP部2の通信部23との間でRS232Cの通
信手順に基づいて、DSP部2のP−EQ21のパラメ
ータ、ネットワーク調整部22のタイムアライメントや
ネットワークゲインを決定するための制御信号及びデー
タの伝送を行う。
音声信号の周波数特性を所望の特性曲線(以下、「目標
カーブ」という)に設定することができる。73は表示
部であり、自動調整を行う際のメインメニュー、チュー
ニングメニュー、スピーカ接続確認等の表示や、調整中
における種々のデータを表示する。74は印刷部(プリ
ンタ)であり、調整完了後の結果データを印刷するのみ
ならず、調整途中における任意のデータを印刷すること
ができる。
ィスクやハードディスク等の記録媒体に、P−EQ2
1、タイムアライメント、ネットワークゲインのパラメ
ータデータや目標カーブのデータを記憶して保存するこ
とができる。従って、自動調整を行う際に現在の設定デ
ータをこのデータ記憶部75に保存した後、自動調整の
結果が所望の特性が得られない場合でも、元の設定デー
タに戻すことも可能である。
法について説明する。図4(a)は本発明の実施例にお
けるオーディオアナライザ5におけるデータ通信方法を
示すフローチャートであり、図4(b)はDSP部2に
おけるコマンド受信の処理を示すフローチャートであ
る。
ステムとDSP部2(DSPユニット)とを接続する
(ステップS11)。そして自動チューニング中か否か
を判別し(ステップS12)、自動チューニング中であ
れば、一定時間が経過したか否かを判別する(ステップ
S13)。一定時間が経過した場合にはオーディオアナ
ライザ5からDSP部2に接続確認用コマンドを送信し
(ステップS14)、DSP部2からの応答データが有
るか無しかを判別する(ステップS15)。応答データ
が無い場合にはオーディオアナライザ5の表示部73に
未接続のエラー警告を表示する(ステップS16)。
場合には、ステップS12に移行して自動チューニング
が終了するまで、継続してステップS15までの各処理
を実行する。
4がオーディオアナライザ5からのこのコマンドを受信
したときには図4(b)に示すコマンド受信の動作を実
行する。すなわち、接続確認用コマンドを受信したか否
かを判別し(ステップS21)、受信した場合には応答
データを送信する(ステップS22)。
ィオアナライザ5からDSP部2に対して、一定時間ご
とにコマンドを送信して、常にRS232Cの通信ライ
ンを監視しながら設定データの送信を行うことにより、
迅速かつ確実にデータの送信を行うことができる。
によれば、音声信号に音響補正を施す音響補正手段の自
動チューニングの際に、音響補正のための設定データを
通信手段により送信し、かつデータ送信中は常にその通
信ラインの監視を行うので、迅速かつ確実な設定データ
の決定が可能となる。
ある。
ック図である。
成を示すブロック図である。
フローチャートである。
Claims (2)
- 【請求項1】 音響補正を施す設定データに応じて所定
の音源から得られる音声信号に音響補正を施す音響補正
手段と、 該音響補正手段で音響補正された後スピーカから発生さ
れる音を解析して前記音響補正手段の設定データを自動
チューニングする音響特性設定手段と、 該音響特性設定手段から前記音響補正手段に設定データ
を送信する通信手段とを備えるオーディオ装置のデータ
通信方法であり、前記 自動チューニング中に前記音響特性設定手段から前
記音響補正手段に接続確認コマンドを送信し、 前記音響特性設定手段から当該送信した接続確認コマン
ドに応じた応答データを受信したか否かを判別し、 前記応答データを受信しないときはエラー警告を発する
ことを特徴とするオーディオ装置のデータ通信方法。 - 【請求項2】 音響補正に関する設定データに応じて所
定の音源から得られる音声信号に音響補正を施す音響補
正手段と、 該音響補正手段で音響補正された後スピーカから発生さ
れる音を解析して前記音響補正手段をチューニングする
音響特性設定手段と、 前記音響特性設定手段から前記音響補正手段に前記設定
データを送信する通信手段と、 前記自動チューニング中に前記音響特性設定手段から前
記音響補正手段に接続確認コマンドを送信するコマンド
送信手段と、 前記接続確認コマンドに応じた応答データを受信する受
信手段と、 前記応答データを受信しないときはエラー警告を発する
警告手段と、 を備えたことを特徴とする音響補正装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11422993A JP3196162B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | オーディオ装置のデータ通信方法及び音響補正装置 |
US08/229,986 US5581621A (en) | 1993-04-19 | 1994-04-19 | Automatic adjustment system and automatic adjustment method for audio devices |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11422993A JP3196162B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | オーディオ装置のデータ通信方法及び音響補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311592A JPH06311592A (ja) | 1994-11-04 |
JP3196162B2 true JP3196162B2 (ja) | 2001-08-06 |
Family
ID=14632482
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11422993A Expired - Fee Related JP3196162B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | オーディオ装置のデータ通信方法及び音響補正装置 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3196162B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FI105859B (fi) | 1997-02-21 | 2000-10-13 | Nokia Mobile Phones Ltd | Menetelmä digitaalisen signaalinkäsittely-yksikön audioparametrien asettamiseksi elektroniikkalaitteessa ja elektroniikkalaite |
JP4360212B2 (ja) * | 2004-01-27 | 2009-11-11 | ブラザー工業株式会社 | カラオケ装置 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP11422993A patent/JP3196162B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH06311592A (ja) | 1994-11-04 |
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