JP3156983B2 - オーディオ装置の目標カーブ設定方法及び音響補正装置 - Google Patents
オーディオ装置の目標カーブ設定方法及び音響補正装置Info
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Description
る音楽情報を担う音声信号に、目標カーブに基づく設定
データにより音響補正を施すオーディオ装置の目標カー
ブ設定方法及び音響補正装置に関する。
等の記録媒体、その他の音源から得られる音声信号に対
して、パラメトリックイコライザ(以下「P−EQ」と
称する)を含むデジタルサウンドプロセッサ(以下「D
SP」と称する)を用いて、いわゆる音響補正を施すた
めの設定データにより所定の音響補正の操作で、特定の
周波数帯域を強調したり、音場補正をする等の音響補正
を行って音響空間を創生するオーディオ装置は広く知ら
れている。特に、近年においては、かかる音響補正の機
能を具備した車載用のオーディオ装置が普及してきつつ
ある。
ては、車室の広さや形状あるいはシートの材質、さらに
は車内のアクセサリー等が車によって異なるため、音響
環境も同一ではなくなる。すなわち、同じ音響補正の操
作設定を行った場合でも、同一の音響空間が得られると
は限らない。
設置する場合には、販売店等の専門家が、設置後に実際
にスピーカから出る音を聞きながらP−EQのパラメー
タのデータを変更したり、アンプゲインを変更して、D
SP内のメモリにその設定データを記憶させ、その車に
最適な音響空間に調整していた。
のオーディオ装置においては、ユーザは実際にスピーカ
から出る音の音響補正の基となる目標カーブを知ること
ができず、装置内のメモリに記憶されている設定データ
が何らかの原因で失われた場合には、同一の音響空間を
復元するためには、その調整に再び多大な時間を要し、
しかも同一の音響空間であるかどうかを確認することが
できないという問題があった。
するものであり、音響補正の設定データの基となる目標
カーブを知ることができるとともに、メモリに記憶され
ている設定データが失われた場合でも、容易に元の音響
空間を復元できる優れたオーディオ装置の目標カーブ設
定方法及び音響装置を提供することを目的とする。
装置の目標カーブ設定方法は上記従来目的を達成するた
めに、所定の音源から得られる音声信号を送出する本体
装置と、予め設定されている設定データに基づいて前記
音声信号に音響補正を施す音響補正手段と、パワーアン
プを経て前記音響補正手段に接続されるスピーカとを備
え、前記設定データに基づいて前記スピーカから得られ
る音声の周波数特性を補正するオーディオ装置におい
て、目標カーブ設定手段により一つ又は複数の目標カー
ブを設定し、前記音声の周波数特性を設定した前記目標
カーブに近似させる設定データを演算手段により演算
し、演算した設定データを前記音響補正手段に転送し、
前記設定した目標カーブ及び当該目標カーブに対応する
設定データを外部記憶手段に登録することを特徴とす
る。
目的を達成するために、所定の音源から得られる音声信
号に音響補正を施す音響補正手段と、目標カーブに関す
る情報を記憶する第1の記憶手段と、前記音響補正手段
により補正されてスピーカから出力される補正音声信号
の特性を前記目標カーブに近似させる設定データを演算
する演算手段と、前記設定データに基づき前記音響補正
手段を制御する制御手段と、前記目標カーブに対する設
定データを記憶する第2の記憶手段とを備えた構成とな
っている。
響補正の設定データの基となる目標カーブを知ることが
できるとともに、メモリに記憶されている設定データが
失われた場合でも、容易に元の音響空間を復元できる。
詳細に説明する。
システムの構成を示すブロック図である。図1におい
て、各ブロック間を接続する接続線の内、実線で示すも
のは音声信号を伝送する信号線であり、点線で示すもの
は制御信号を伝送する制御線である。1は本体装置とし
てのセンターユニットであり、操作部からの指令を受け
て、その内部に搭載されたマスターマイコンにより、チ
ューナーユニット、テープデッキ、CDデッキ、CDオ
ートチェンジャー等の音源としての各ソースユニットの
スレーブマイコンをコンピュータ回線を介して集中的に
コントロールして、操作に応じたソースの音声信号を選
択して出力している。
り、センターユニット1から出力される音声信号に対し
て、音響補正を施してユーザーの好む音声信号の周波数
特性を得ることができる。3はパワーアンプであり、D
SP部2から出力されるアナログ音声信号を増幅して出
力する。このパワーアンプ3は、後述するように最高1
4チャンネルの音声信号を増幅して出力することができ
る。4はスピーカーであり、パワーアンプ3からの音声
信号を受けて音を発生する。
アナライザであり、アナライザ6とパソコン7により構
成されている。パソコン7とDSP部2との間の制御線
はRS232Cで構成され、アナライザ6からDSP部
2への信号線は光ケーブルで構成されている。また、8
はマイクであり、スピーカ4から発生する音を集音して
得られる音声信号をアナライザ6に入力する。なお、1
aはセンターユニット1を遠隔操作するリモコンであ
る。
5の内部構成を示すブロック図である。図2のアナライ
ザ部6において、60はマイク音解析部であり、マイク
8から入力されるアナログ音声信号をデジタル信号に変
換した後、内蔵するマイコンによりこの音声信号を解析
して解析データを送出するとともに、パソコン7との間
で制御信号を伝送する。61は測定ノイズ発生部であ
り、ピンクノイズとしての基準音声信号をDSP部2に
送出するとともに、内蔵するマイコンによりパソコン7
との間で制御信号を伝送する。
コン等で構成される制御部であり、上記したように、ア
ナライザ部6のマイク解析部60及び測定ノイズ発生部
61との間で制御信号を伝送する。71は通信部であ
り、DSP部2の通信部(図示せず)との間でRS23
2Cの通信手順に基づいて、DSP部2の設定データ及
び制御信号の伝送を行う。
音声信号の周波数特性を所望の特性曲線(以下、「目標
カーブ」という)に設定することができる。すなわちパ
ソコン部7は目標カーブ設定手段としての機能を有す
る。73は表示部であり、自動調整を行う際のメインメ
ニュー、チューニングメニュー、調整中における種々の
データを表示する。74は印刷部(プリンタ)であり、
調整完了後の結果データを印刷するのみならず、調整途
中における任意のデータを印刷することができる。
ィスクに設定データ及び目標カーブを記憶して保存する
ことができる。
目標カーブ設定方法について説明する。図3は本発明の
実施例における目標カーブ設定方法を示すフローチャー
トである。図3において、まず、オーディオシステム
(センターユニット1ないしスピーカ4と、オーディオ
アナライザ5)とを接続する(ステップS1)。接続が
完了すると、キー操作によりオーディオアナライザ5で
目標カーブを設定する(ステップS2)。次に、オーデ
ィオアナライザ5からDSP部2に基準音声信号である
測定用ノイズ(ピンクノイズ)を出力し、スピーカ4か
らの音をマイク8によりオーディオアナライザ5に取り
込んで、その周波数特性を解析する(ステップS3)。
この解析結果により、DSP部2内のネットワークゲイ
ンの設定データ、パラメトリックイコライザのパラメー
タ値の設定データを決定し(ステップS4)、その設定
データをDSP部2に送信する(ステップS5)。すな
わちアナライザ6はこの解析結果により設定データを演
算する演算手段である。DSP部2は、内部のメモリで
あるE2 PROM(図示せず)にこの受信した設定デー
タを記憶する。
データ及び設定データを保存するか否かを判別し(ステ
ップS6)、保存する場合にはパソコン部7のデータ記
憶部75のフロッピーディスクに記録する(ステップS
7)。また、操作指令によりこの設定データを印刷する
か否かを判別し(ステップS8)、印刷する場合にはパ
ソコン部7の印刷部74により印刷する(ステップS
9)。そして操作指令により終了するか否かを判別し
(ステップS10)、終了しない場合にはステップS2
に移行して、終了するまでステップS2からステップS
10の処理を繰り返す。
フロッピーディスクに記憶した目標カーブを自在に読出
して、表示部73に表示することができるとともに、印
刷部74により印刷することができる。このため、最終
的な目標カーブを確認することができるとともに、DS
P部2の設定データが失われた場合には、目標カーブを
フロッピーディスクから読出して、この目標カーブに対
応する設定データをフロッピーディスクからDSP部2
に送信することができるので、瞬時に音響空間を復元す
ることができる。
ーブ及び各目標カーブに対応する設定データを記憶させ
て、種々の音響空間のパターンを用意することにより、
ユーザーの希望に応じて瞬時にその所望する音響空間を
実現することができる。
一義的に定まるので、フロッピーディスクに記憶する際
に目標カーブと設定データをセットで記憶させ、目標カ
ーブを読出して表示部73で確認した後、ワンタッチの
送信指令により送信する構成にすることもできる。
によれば、設定した目標カーブ及び当該目標カーブに対
応する設定データを外部記憶手段に登録することによ
り、音響補正の設定データの基となる目標カーブを知る
ことができるとともに、メモリに記憶されている設定デ
ータが失われた場合でも、容易に元の設定データを送信
して、瞬時に音響空間を復元できる効果が得られる。
ーブ及び各目標カーブに対応する設定データを記憶させ
て、種々の音響空間のパターンを用意することにより、
ユーザーの希望に応じて瞬時にその所望する音響空間を
実現することができる。
構成を示すブロック図である。
成を示すブロック図である。
を示すフローチャートである。
Claims (6)
- 【請求項1】 所定の音源から得られる音声信号を送出
する本体装置と、予め設定されている設定データに基づ
いて前記音声信号に音響補正を施す音響補正手段と、パ
ワーアンプを経て前記音響補正手段に接続されるスピー
カとを備え、前記設定データに基づいて前記スピーカか
ら得られる音声の周波数特性を補正するオーディオ装置
の目標カーブ設定方法であり、 目標カーブ設定手段により一つ又は複数の目標カーブを
設定し、 前記音声の周波数特性を設定した前記目標カーブに近似
させる設定データを演算手段により演算し、 演算した設定データを前記音響補正手段に転送し、 前記設定した目標カーブ及び当該目標カーブに対応する
設定データを外部記憶手段に登録することを特徴とする
オーディオ装置の目標カーブ設定方法。 - 【請求項2】 前記目標カーブを表示する表示手段を備
え、所定の表示指令により、当該目標カーブを表示させ
ることを特徴とする請求項1のオーディオ装置の目標カ
ーブ設定方法。 - 【請求項3】 前記目標カーブを印刷する印刷手段を備
え、所定の印刷指令により、当該目標カーブを印刷させ
ることを特徴とする請求項1または2のオーディオ装置
の目標カーブ設定方法。 - 【請求項4】 所定の音源から得られる音声信号に音響
補正を施す音響補正手段と、 目標カーブに関する情報を記憶する第1の記憶手段と、 前記音響補正手段により補正されてスピーカから出力さ
れる補正音声信号の特性を前記目標カーブに近似させる
設定データを演算する演算手段と、 前記設定データに基づき前記音響補正手段を制御する制
御手段と、 前記目標カーブに対する設定データを記憶する第2の記
憶手段と、 を備えたことを特徴とする音響補正装置。 - 【請求項5】 前記目標カーブを表示する表示手段を備
え、所定の表示指令に より、当該目標カーブを表示させ
ることを特徴とする請求項4の音響補正装置。 - 【請求項6】 前記目標カーブを印刷する印刷手段を備
え、所定の印刷指令により、当該目標カーブを印刷させ
ることを特徴とする請求項4または5の音響補正装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11422393A JP3156983B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | オーディオ装置の目標カーブ設定方法及び音響補正装置 |
US08/229,986 US5581621A (en) | 1993-04-19 | 1994-04-19 | Automatic adjustment system and automatic adjustment method for audio devices |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11422393A JP3156983B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | オーディオ装置の目標カーブ設定方法及び音響補正装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06311580A JPH06311580A (ja) | 1994-11-04 |
JP3156983B2 true JP3156983B2 (ja) | 2001-04-16 |
Family
ID=14632322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP11422393A Expired - Fee Related JP3156983B2 (ja) | 1993-04-19 | 1993-04-19 | オーディオ装置の目標カーブ設定方法及び音響補正装置 |
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---|---|
JP (1) | JP3156983B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4052189B2 (ja) | 2003-06-19 | 2008-02-27 | ソニー株式会社 | 音響装置および音響設定方法 |
JP4556896B2 (ja) * | 2006-03-28 | 2010-10-06 | ヤマハ株式会社 | 電子楽器 |
JP4556958B2 (ja) * | 2007-02-06 | 2010-10-06 | ソニー株式会社 | 音響装置および音響設定方法 |
-
1993
- 1993-04-19 JP JP11422393A patent/JP3156983B2/ja not_active Expired - Fee Related
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